衛星破壊試験に関する中国政府の公式見解。
http://www.fmprc.gov.cn/chn/xwfw/fyrth/t291116.htm
抄訳に筆者が追加した記号の意味
○:質問に対して回答があった質問、その回答
×:回答がなかった質問
△:はぐらかされた質問、その回答
?:質問になっていない質問、回答になっていない回答
尚、判断基準は筆者の主観である。
<抄訳>○△×?は筆者が追加。
質問:
○:報道によれば、中国側は米国の国務次官補に宇宙実験を連絡したというが、事実かどうか。
×:事前に連絡しなかった理由はなぜか。
×:試験後反応するまで時間がかかったのはなぜか。
回答:
○:中国はすでに先日宇宙実験を実施した旨、米国を含む関係方面に連絡した。
?:私はここで強く指摘しておきたい。中国は一貫して宇宙の平和利用をうんぬん、宇宙軍拡競争には反対どうたらこうたら。中国はこれまでも、そしてこれからもいかなる宇宙軍拡にはかんぬん。
質問:
○:中国が実施した宇宙実験は、中国の宇宙武装化反対に矛盾するか。
△:中国政府は、実験後長い間外国政府と国際メディアに説明しなかった、原因はなにか。
回答:
?:中国がこの問題についてごまかせることはなにもない。
△:実際には各方面がこの件について感心を示してすぐ、中国は各方面に宇宙実験について説明している。
○:先ほど私が強調したとおり、中国が宇宙の軍事化および軍拡に反対する原則についてはなんたらかんたら。
?:また私は強調したい、今回の実験はいかなる国家に対するものでもどうたら、いかなる国家の脅威になるものでもこうたら。
質問:
?:報道によれば、日本の塩崎官房長官が中国の宇宙実験について、中国は充分な説明をおこなっていないとして、より一層の説明を要求している。
○:今後中国は実験を実施するのか。
回答:
?:実際、我々は既に日本に関連する連絡をした。日本側がこれ以外にどのような状況が必要なのかわからない。
○:二番目の質問について、私は次の実験計画はないと聞いている。
質問:
△:中国政府は宇宙軍拡の激化を心配しているのか。
回答:
△:中国は宇宙の軍事化および軍拡に反対する原則についてはあーたら。
△:中国は引き続き宇宙の非軍事化および非軍拡にこーたら。
△:我々は宇宙の平和利用をかんたら。
質問:
△:中国はこれまで、どんな国に連絡したのか。
○:実験前に連絡したのか、それとも実験後に連絡したのか。
回答:
○:実験後、
△:中国は米国、日本その他の国に連絡した、
?:再度説明すると、これはこの問題に対して中国側がとった責任ある態度といえる。
塩崎官房長官に関する報道について、「日本側がこれ以外にどのような状況が必要なのかわからない」という、ある意味日本側への戸惑いともとれる回答をしてしまうなど、取り繕おうとしているものの、全体的に弱気の回答が目立つ。
そもそも上記については、質問にあたっての事実関係の提示なのだから、回答しなければならない筋合いの発言ではない。
具体的には、基本的に事実を認めることと、「宇宙空間の平和的利用にうんうんかんぬん」以外はなにも言っていない、つまり許可されていないのだろう。
結局、想像力の欠如、に混乱の原因は求められそう。
19日からきれいに報道管制を徹底させたことや、胡錦涛が今月30日からアフリカ訪問するようなので、米国で報道されている「軍の暴走」は考えにくい。
第二砲兵ヨイショ記事は、衛星破壊試験へのご褒美、ただし外国の反応にびっくりしてあのような内容になった、ということで。
なんとなく納得したつもりになっても、中国が対衛星技術を保有している事実に変更はない。
備忘:
中国、前国家統計局長の共産党籍剥奪
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070124AT2M2302P23012007.html
生活の堕落、重婚は中国官僚伝統の習慣だからどうでもいいとして。「国家統計局長」が収賄(これも伝統の習慣だが)してどのような便宜を取り計らっていたのかが気になる。