妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
【雑感】福田首相辞任を各国速報…韓国は後任注視、中国には一定の痛手【和文/読売】
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080901-OYT1T00711.htm?from=navr
【北京=杉山祐之】中国国営新華社通信は1日夜、福田首相の辞任表明を速報した。福田政権発足当初から、その不安定さを十分認識していた胡錦濤政権は、日本の政局を注視しながら、今後も両国関係の長期的な発展を目指す方針だ。
胡政権にとって福田首相は、大きな利益をもたらす存在だった。靖国参拝はせず、「民主」を強調せず、「戦略的互恵」の名の下で実益を与えた。3月のチベット暴動後は、対中非難を抑え、胡政権を実質的に支えた。東シナ海でのガス田開発問題では「中国の主権」に踏み込まず、北京五輪開幕式にも出席した。
こうした福田首相の辞任は、胡政権にとって、一定の痛手ではある。ただ、織り込み済みの結果であるのも間違いない。1日の新華社電は「福田内閣の支持率は、今年はずっと低迷状態にあった」と報じた。
また、中国筋によると、5月の胡氏訪日で日中共同声明をまとめた背景には「親中的な福田政権のうちに、中日関係の長期的枠組みを定めておきたい」という、日本の政治情勢をにらんだ戦略的発想もあった。
読売、実に刺を含んだ記事である。
たしかに、当日中に「さようなら福田媚中政権」特集ページを組むくらいだから、新華社が準備していた可能性は高い。
http://news.xinhuanet.com/world/2008-09/01/content_9751670.htm
まあ、あそこまで何もできないと、辞任が時間の問題だったのは確かだが。
ただし、去年は下馬評を書きまくった新華網も、本日朝現在まだ「次の候補」には触れていないので、明確な時期まで知っていたわけではなさそう。
朝日によれば
>日本政治が専門の呉寄南・上海国際問題研究所研究員は「日中関係のレールは敷かれているので、後任が誰であっても小泉政権時代に戻ることはない」と語った。
http://www.asahi.com/special/08014/TKY200809010356.html
とのことだが、もし現職の総理大臣が靖国神社に参拝すれば、勝手に逆戻りしてくれるのは間違いない。
なお、米共和党大会では、日本時間本日朝
アジア政策では日本との同盟関係がアジアの平和と繁栄の基礎だと重視する方針を示したうえで「地域と国際問題で、日本に指導的な役割の強化を期待する」(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20080902AS2M0200P02092008.html
とする政策綱領が採択されている。
中共にとっては嫌な流れだろう。
« 【雑感】日本... | 【妄言】西園... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |