[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
(2023年12月01日[金])
(狙撃兵)《加計学園による「なにをいまさら」な経営が傾いた大学の公立化要求などもしかり。統一教会との癒着関係しかり。今回の一件もまた、権力を握った者が国家を私物化して、「カネはいくらでも出す」「官房機密費があるから」的な世界がまかり通っていた…。トップに君臨していた政治家が死んだとはいえ、7年8カ月にも及んだ腐敗政治の清算は決して終わってなどいない》。そして、《私人》の安倍昭恵氏ときたら、今度は、税金の混入した《政治資金の私物化》。呆れるなぁ。おカネに色が付いていないことをいいことに、本来、国庫に返金すべき部分のおカネまでも私物化。一体、どんな《私人》なのか。
《反知性的正直》、(馬さんや鹿さんな)《正直者の破れ口》による暴露話。《ヤミ金》で賄賂、税金で《事実上の買収工作》《袖の下》…亡き後のいまも続く数多のアベ様案件の一つ。カネ色の五つの輪…一体どこが「フェアプレー」? すがっちを証人喚問すべし、アベ様も功労章の返上を!。
『●馳浩知事(当時のカネ色の五つの輪・招致推進本部長)…アベ様から
《「必ず勝ち取れ」「金はいくらでも出す。官房機密費もあるから」》と…』
『●アベ様「官房機密費もあるから」…馳浩石川県知事殿、どの辺に「誤解を
生じかねない」「事実誤認がある」のでしょうね? 撤回でお終い?』
『●税金で立派な賄賂…【こちら特報部/得意満面の「手柄話」のはずが…
馳浩・石川県知事の「機密費」発言 撤回後は説明を拒み続ける見苦しさ】』
『●1冊20万円「想い出アルバム」…ヤミ金現ナマ金庫から、アベ様の指示の
下、すがっちがポンッと官房機密費を出した模様、当然、領収書は無し…』
『●《ヤミ金》で賄賂、税金で《事実上の買収工作》《袖の下》…一体どこが
「フェアプレー」? すがっちを証人喚問すべし、アベ様も功労章返上を!』
『●馳浩《知事は元文科大臣であり、それ以前に元高校教諭である。恥ずかしく
ないのか。子供たちへの悪影響は計り知れない》(小沢一郎衆院議員)』
吉田充春さんによる、長周新聞のコラム【正直者の馳浩/コラム 狙撃兵】(https://www.chosyu-journal.jp/column/28314)によると、《安倍晋三亡き後、こうしてボロボロと治世が犯され、壊れていた実態が浮き彫りになっていくのだろう。加計学園による「なにをいまさら」な経営が傾いた大学の公立化要求などもしかり。統一教会との癒着関係しかり。今回の一件もまた、権力を握った者が国家を私物化して、「カネはいくらでも出す」「官房機密費があるから」的な世界がまかり通っていたことの一端が、正直者の破れ口によって垣間見えたというだけである。トップに君臨していた政治家が死んだとはいえ、7年8カ月にも及んだ腐敗政治の清算は決して終わってなどいない》。
『●私人の「桜を見る会」、《政府の自粛呼びかけの最中であること》だけ
《が原因ではない》…森友問題、アベ昭恵様が〝タマ〟を込めた結果…』
『●安倍昭恵氏に羞恥心があれば補欠選に立候補しないし、羞恥心あれば
山口4区の自公支持者の皆さんも安倍昭恵氏には投票しないでしょ?』
『●「私人」の《首相夫人…安倍晋三首相の妻昭恵さんが、国有地の破格
売却を受けた森友学園の名誉校長…「桜を見る会」の参加者推薦…》』
『●「私人」のアベ様元首相夫人・昭恵氏が今度は《政治資金の私物化》…
《政治団体が持つ巨額のカネをそのまま非課税で継承》していいのか?』
さらにこちらも酷い…「私人」のアベ様元首相夫人・昭恵氏が今度は《政治資金の私物化》…《政治団体が持つ巨額のカネをそのまま非課税で継承》していいのか?
日刊ゲンダイの記事【“一般人”昭恵夫人の懐に政治資金2.1億円!「非課税で全額相続」がまかり通るのはおかしい】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/332733)。《安倍晋三元首相が残した2億1000万円の政治資金を、妻の昭恵さんが全額“相続”していたことが分かった。あれだけ事前に問題視されていたのに結局、懐に入れてしまった。完全に確信犯である》。
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【https://www.chosyu-journal.jp/column/28314】
正直者の馳浩
コラム 狙撃兵 2023年11月29日
森喜朗にとり立てられて石川県知事になった馳浩が、日本体育大学でおこなった講演会のなかでうっかり口を滑らせて、東京五輪招致のために国際オリンピック委員会(IOC)委員に対して、内閣官房機密費を用いて贈答品を渡したことを明かし、その後、大慌てで発言を全面撤回する事態となった。衆院議員時代は安倍派に属し、文部科学大臣という要職にも就き、東京五輪については自民党の招致推進本部長として関わっていた中心人物が、「(当時の安倍晋三)総理から“必ず勝ちとれ”“カネはいくらでも出す。官房機密費もあるから”と告げられ」、100人余りいたIOC委員に対して、それぞれの選手時代などの写真をまとめた1冊20万円のアルバムを全員分作成し、「それを持って世界中を歩き回った」と得意げに舞台裏の出来事を自己暴露したのだった。
IOC委員のいわば買収劇を公然と明かしたようなもので、IOC倫理規程にも触れるものとして物議を醸したため、まずいと判断した自民党及び安倍派から叱られたのか、即日「事実誤認を確認したので全面撤回する」と幕引きをはかった。しかし、話の内容からしても極めて具体的で、関わった者しか知り得ない情報であり、いまさら「事実誤認」といわれても誰も信じてはくれない。権利関係も複雑な五輪選手の肖像権問題をクリアしたうえで、「セルゲイ・ブブカ(ウクライナの棒高跳び選手)に渡した」と固有名詞まで出して自慢したわけで、これが「事実誤認」の作り話ならとんでもないホラ吹きというだけである。その口から発信された「事実」は、要するに安倍晋三が使いたい放題の官房機密費をぶっ込んで、カネによって五輪招致を勝ちとったことなのだ。
証言としては具体的で、信頼に値するものであり、思うに馳浩は決してホラ吹きなどではない。これをあからさまに“馬鹿正直”と表現して怒られるなら多少上品に反知性的正直とでもいい直すのか知らないが、いまさら「全面撤回」したところで後の祭りなのである。世間一般でいうところの、正直者が馬鹿なのか、はたまた馬鹿が正直なだけなのかは置いておいて、なんともそのような言葉の意味を考えさせられる光景なのだ。斯くして、当事者本人が得意げに披露したIOC委員の買収劇は、今度はその証言に基づいて受けとった側、買収された100人余りのIOC委員の側にも向けられる。彼らもまたIOC倫理規程違反が疑われて然るべきで、名指しされたブブカに至っては早速関係機関が事情聴取すべき対象になるのだろう。アルバム作成を請け負った企業名まで明らかになっているのだから、調べようと思えば誰の写真集を作ったのかたどることは容易なはずである。
安倍晋三亡き後、こうしてボロボロと治世が犯され、壊れていた実態が浮き彫りになっていくのだろう。加計学園による「なにをいまさら」な経営が傾いた大学の公立化要求などもしかり。統一教会との癒着関係しかり。今回の一件もまた、権力を握った者が国家を私物化して、「カネはいくらでも出す」「官房機密費があるから」的な世界がまかり通っていたことの一端が、正直者の破れ口によって垣間見えたというだけである。トップに君臨していた政治家が死んだとはいえ、7年8カ月にも及んだ腐敗政治の清算は決して終わってなどいない。
吉田充春
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/332733】
“一般人”昭恵夫人の懐に政治資金2.1億円!「非課税で全額相続」がまかり通るのはおかしい
公開日:2023/12/01 06:00 更新日:2023/12/01 06:00
(一般人である昭恵さんが政治資金2億1000万円を
“すり抜け丸々相続”(C)日刊ゲンダイ)
安倍晋三元首相が残した2億1000万円の政治資金を、妻の昭恵さんが全額“相続”していたことが分かった。あれだけ事前に問題視されていたのに結局、懐に入れてしまった。完全に確信犯である。
昭恵さんは、安倍元首相が亡くなった2022年7月8日、いずれも安倍元首相が代表者だった資金管理団体「晋和会」と、「自民党山口県第4選挙区支部」の代表に就任。「晋和会」は、資金管理団体から通常の政治団体に変更され、所在地も永田町の議員会館から東京都渋谷区の昭恵さんの自宅に移されている。
総務省が11月24日に公表した「政治資金収支報告書」によると、昨年、「晋和会」には安倍元首相と関係のあった5つの政治団体から1億8000万円余りが寄付の形で移されていた。
さらに、今年1月31日にも、「第4支部」から2700万円余りが「晋和会」に寄付されていた。山口県選挙管理委員会が28日に公開した政治資金収支報告書からわかった。「第4支部」は、2700万円を寄付した1月31日に解散している。
生前、安倍元首相が集めた2億1000万円のカネは、「晋和会」に集められ、すべて昭恵さんが相続した形だ。
問題なのは、通常、遺産を受け継ぐ場合、相続税がかかるのに、政治団体が継承する場合は相続税がかからないことだ。昭恵さんは、巨額の政治資金を非課税で引き継いでいる。
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。
「政治家の後継者が、非課税で政治資金を引き継ぐことだって問題なのに、政治家でもない一般人の昭恵さんが政治資金を相続するのは、やはりおかしいですよ。昭恵さんは選挙に出馬しないと明言しているようだし、私人だと閣議決定されていますからね。自民党議員のなかには、政治資金を“家賃名目”で母親に還流させているケースもみられます。政治資金は、ファミリーの私的財産だと勘違いしているのでしょう」
総務省によると、「政治資金の使途については、原則として特段の制限はない」という。ある意味、好き放題に使ってもいいということだ。安倍元首相も、政治資金で「ガリガリ君」を買っていた。昭恵さんは、2億1000万円のカネをどう使うつもりなのか。
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(2023年01月08日[日])
自公政権は国を誤誘導し、市民を戦争の泥沼へと誘う。政治の失敗、《血を流す政治》。《血を流さない政治》=外交努力を一切放棄。害交・害遊ばかり。番犬様や米軍産複合体へおカネを注ぎ込み、貢ぎ、カモにされ、バカにされ…、周辺諸国から敵視され…。
(長周新聞)《そもそも際限なく国民の予算を米軍産複合体に垂れ流し、不必要な武器ばかり買い込んで配備し続けてきたことが、近隣諸国との軍事緊張を高めていく最大の要因である。このような血迷った権力者を即刻退陣させることが、日本やアジア諸国の平和や安全にとって真の「日本国民の責任」といえる》。
『●自公政権が続く限り、ヅボヅボ党の誰が首相になろうが地獄は続く。道は、
政権交代しかない…《議会政治、財政民主主義が崩壊した戦時体制》』
「立憲」の看板はどこに? 〝論憲〟民主党の《戦う姿勢には見えない対応》。《そもそも防衛力増強が急務という軍事的脅威についての立憲としての認識はどういったものなのか。外務省や防衛省の言い分をまさかうのみにしたのではあるまい。立憲の前身となる民主党で当時の首相・鳩山由紀夫の沖縄基地移転問題に対して両省が省益にかなうような工作を多用していたことは党内でも承知しているのではないか。》
日刊スポーツの3つのコラム【政界地獄耳/立憲民主党は沖縄の声を聞いたのか】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202212230000040.html)。《毅然(きぜん)としたように見せてはいるが“保守政党”を自任し“提案型政党”にしては迫力に欠け、断固として容認しかねるといった不退転の決意よりも、自民党の一番後ろにはついていきますからよろしくお願いしますといった遠慮のある、戦う姿勢には見えない対応ではないか。》
【政界地獄耳/「時代の分岐点」国民は向き合うべき 英知を絞る時に楽な方ばかり見てはいけない】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202301050000059.html)によると、《首相・岸田文雄の言う「時代の分岐点」は全く別の変化を及ぼすことに多くの知識人が警鐘を鳴らすが国民の反応は芳しくない。 ★立憲民主党・小沢一郎はネットに「政権を目指さない政党に存在価値は無い。政権をとってこそ政策を実現できる。だから野党の仕事とは政権交代を実現すること。だが肝心の野党にその本気がなければ国民の支持は得られない。特に野党第1党は勝つために己を殺す決意で結集を目指すべき。今年は野党の覚悟のほどが問われる年になるだろう」と野党の現状を憂いている。今国民はぬるま湯につかりながらいつの間にかゆで上がるカエルの状態だ。野党もメディアも見えないものに不安を感じず、目の前に突き付けられたときに「聞いていない」と怒って見せても後の祭りだ。世界が、日本が英知を絞るべき時に楽な方ばかりを見てはいけない》。
【政界地獄耳/今こそ思い起こす田中角栄の言葉 永久に血を流さない政治を】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202212240000033.html)によると、《自民党タカ派の1人といわれた箕輪登の言葉だ。…その時に広島の原爆記念館に行き「戦争とは血を流す政治であります。外交とは血を流さない政治であります。日本は永久に血を流さない政治をやるべきです」と記している。…所属した田中派の元首相・田中角栄は「戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない」を思い起こす》。
『●「君はドアホノミクスを信奉するのか」、キシダメ君? 軍事費倍増=
《赤字国債の乱発、社会保障のさらなる削減、消費税の大増税…》』
『●斎藤貴男さん《政府と自民党は何がなんでも消費税率を引き上げたい…
増税を甘受しなければ財政を破綻させるゾと国民を恐喝する目的で…》』
『●《消費税などの値上げを防衛費に転嫁する》気満々…軍事費倍増の
ために《赤字国債の乱発、社会保障のさらなる削減、消費税の大増税…》』
『●城山三郎さん《平和の有難さは失ってみないとわからない》、
菅原文太さん《政治の役割は二つあります…絶対に戦争をしないこと!》』
『●そんなに殺し合いをしたいものかね? 《一体何のために防衛費の
増額が必要なのか。…冷静にその意味を問い直さなければならない…》』
『●なんの外交努力もしない、軍事費倍増についてなんの説明もしないし、
できないキシダメ政権…自公お維を直接的・間接的に支持した重いツケ』
『●《大収奪が必至》な軍事費倍増…《大メディアが脅威を煽り「戦争増税
必至」の流れ》《北朝鮮にも似た「先軍政治」と言うべきか。》』
『●《攻撃的兵器…他国領域も攻撃できると声高に宣言するような国を「平和
国家」とはとても呼べない。戦後日本の平和を築いてきた先人への背信》』
『●増税して、軍事費倍増? 「平和主義」「財政民主主義」はどこに?
自民党の〝下駄の雪〟が《雪崩を打つように崩壊》する「子育ての党」』
『●《専守防衛…「国土防衛に徹し、相手の本土に被害を与えるような脅威に
ならないと伝え、相手に日本を攻撃する口実を与えない防衛戦略だ」》』
『●軍事費倍増、43兆円…バカげている ――― 中村哲さん「治安を良く
するのは武力ではない」、《武器で平和つくれない》を思い出そう』
『●琉球新報《納税者のあずかり知らない防衛力強化を前提に、金額や財源を
論じることは…許されない…生産力向上に寄与しない防衛費の負担増…》』
『●増税して軍事費倍増…《安全保障というより、米国の覇権を維持…。
まず弾よけ、いずれは鉄砲玉の運命》(斎藤貴男さん)なニッポン』
『●キシダメ (当時) 外相、辺野古破壊を《クリントン国務長官 (当時) に
事実上約束》、そして、今、軍事費倍増と《1兆円強を増税で賄う方針》』
『●増税してまで軍事費倍増 ――― 金子勝さん《まさに、議会政治、財政
民主主義が崩壊した戦時体制に酷似した状況だ。…日本の敗戦は近い》』
『●《下々のカネを、富める者と巨大資本にシフトさせたい本音があからさま》
…《新しい資本主義》ならぬ、〝新しいトリクルダウン理論〟か?』
『●閣議決定って何? アベ様が編み出した、なんでも内閣の一存でやれる
システム? 自公お維コミに言わせれば、国会や選挙は不要ということか?』
『●《標的》となり、《鉄砲玉》となる愚…《ことさら攻撃能力について
興奮して議論している様について、バカではあるまいか?》(狙撃兵)』
『●自公政権が続く限り、ヅボヅボ党の誰が首相になろうが地獄は続く。道は、
政権交代しかない…《議会政治、財政民主主義が崩壊した戦時体制》』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202212230000040.html】
コラム
政界地獄耳
2022年12月23日7時53分
立憲民主党は沖縄の声を聞いたのか
★20日、立憲民主党はネクスト外務・安全保障相・玄葉光一郎、党政調会長・長妻昭らが会見し、泉「次の内閣」第14回閣議で「外交・安全保障戦略の方向性」が了承されたと報告した。「武力紛争を回避し、平和を創造するための外交努力」であり、防衛力強化はあくまで「自衛のため」であること。その上で自公合意による「反撃能力=敵基地攻撃能力」は<1>先制攻撃のリスク大<2>存立危機事態でも適用可<3>米国との「矛と盾」の関係を変えかねないことから容認せずとした。
★また、ミサイルの長射程化など能力向上も、あくまで島嶼(とうしょ)部などへの侵攻を抑止・排除する目的に限定し、他国領域への反撃能力(=敵基地攻撃能力)は「政策的な必要性と合理性を満たし、憲法に基づく専守防衛と適合するものでなければならない」とした。毅然(きぜん)としたように見せてはいるが“保守政党”を自任し“提案型政党”にしては迫力に欠け、断固として容認しかねるといった不退転の決意よりも、自民党の一番後ろにはついていきますからよろしくお願いしますといった遠慮のある、戦う姿勢には見えない対応ではないか。
★そもそも防衛力増強が急務という軍事的脅威についての立憲としての認識はどういったものなのか。外務省や防衛省の言い分をまさかうのみにしたのではあるまい。立憲の前身となる民主党で当時の首相・鳩山由紀夫の沖縄基地移転問題に対して両省が省益にかなうような工作を多用していたことは党内でも承知しているのではないか。加えて党内では沖縄の声をどのくらい集約されたのだろうか。まさか会議室だけでこの問題を論じるだけで、最前線になる可能性があると立憲も考えているはずの沖縄の声を聴かずにまとめたのならば、いかに立憲のネクスト閣議なるものがお粗末なものかと思わざるを得ない。これで来年の通常国会で論陣を張るなど歴史的転換点の議論を仕掛けるには程遠いと言わざるを得ない。野党第1党がこのざまでは先が思いやられる。(K)※敬称略
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202212240000033.html】
コラム
政界地獄耳
2022年12月24日7時16分
今こそ思い起こす田中角栄の言葉 永久に血を流さない政治を
★「こっちから行った戦争ばかり。日本が攻められてから武力攻撃を受けたから戦争したんじゃないんですよ。全部外国に出かけて行って戦争したんですよ。何が一番人間の幸せかと政治家が考えるのなら一番は平和です」。こう語るのは左派政治家ではない。23年間にわたり自民党田中派の衆院議員を務め、その間防衛政務次官、郵政相、衆院安全保障特別委員長、自民党国防部会副会長、日本戦略センター理事長を歴任。自民党タカ派の1人といわれた箕輪登の言葉だ。
★箕輪は大戦末期の1945年(昭20)3月に陸軍軍医見習士官になり8月に21歳で終戦を迎える。62年にのちの首相、北海道開発庁長官・佐藤栄作の秘書兼主治医。その後、田中派、竹下派に所属した。鈴木善幸内閣で郵政相就任。その時に広島の原爆記念館に行き「戦争とは血を流す政治であります。外交とは血を流さない政治であります。日本は永久に血を流さない政治をやるべきです」と記している。90年の政界引退後は、民間から防衛政策に苦言を呈し続けた。99年の日米防衛指針(ガイドライン)関連法成立の際、「明らかに戦争支援法」と表明。04年1月、自衛隊のイラク派遣は違憲として、派遣差し止め訴訟を札幌地裁に起こし、06年に亡くなるまで活動を続けた。
★自衛隊法の研究を続けた結論は「専守防衛」に徹するべき。イラク支援の時は「人道支援、復興支援は外務省の所管事項と私は言いたい。外務省は防衛省の所管事項みたいな顔しているが、とんでもない。これはODAを持っている外務省の所管」(「憲法9条と専守防衛」梨の木舎刊より)。所属した田中派の元首相・田中角栄は「戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない」を思い起こす。(K)※敬称略
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[※ ↑【夕食会5年間900万円分の領収書破棄か 安倍前首相の政治団体宛てに発行<桜を見る会問題>】(東京新聞 2020年11月26日)]
(2020年12月04日(金))
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/安倍前首相は極めて悪質なうそつき】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202011280000172.html)。
マガジン9のコラム【雨宮処凛がゆく! 第540回:渋谷・女性ホームレス殺害〜「痛い思いをさせればいなくなる」を地でいくこの社会。の巻】(https://maga9.jp/201125-1/)。
《★いずれも安倍の発言につじつまが合うように閣僚や官僚が答弁に虚偽を加えながら、事実と異なる説明を国会と国民にし続け、税金の使い道や政策遂行でうそをつき続けたということになる》。
《が、残念ながら今の日本では大多数の人が最低限の「死なない方法」すら知らない状態だ。そんな中、ボランティアで「ゴミ拾い」をしていたという男は、とにかく自分の視界から「異物」を排除したかったのだろう。そうして、無防備な女性を、まるで野良犬でも追い払うかのようなやり方で痛めつけた。しかし、「痛い思いをさせればあの場所からいなくなると思った」と述べた彼を、この社会は非難できるのだろうか。彼女がいたベンチこそ、同じようなものだった。野宿者排除のため、横になれないよう仕切りがつけられた小さなベンチ。言うなれば、「寝づらくすればホームレスが来ないと思った」というベンチだ》。
《いずれも安倍の発言につじつまが合うように閣僚や官僚が答弁に虚偽を加えながら、事実と異なる説明を国会と国民にし続け、税金の使い道や政策遂行でうそをつき続けたということになる》…だから、多くの人がそう言い続けてきたのに…いまや、アベ様が《極めて悪質なうそつき》であることが漸く《エビデンス》付きで白日の下に。自身は《エビデンス》を隠蔽・破棄するくせに、他人には《エビデンス》を求める自公お維な方々、あるいは、自公お維支持者の皆さん、アベ様が《極めて悪質なうそつき》であることを、そろそろ、認めてください。国会では、主権者に息吐く様にウソをつき続けたのです。
『●「説明できることとできないことってあるんじゃないでしょうか」…
国民に「説明できないこと」をやる「国民のために働く」違法オジサン』
『●卑(ミーン)な政府…《デタラメな仕組みを恥じずに打ち出せた政府が
卑しすぎる…財源は税金なのである。不公平も不公正も極まれり》』
『●《自民党右派の議員秘書にトランプの評価を問うと「戦争をしなかった
大統領」と胸を張った。米国は分断という内戦を戦っていたのだ》』
『●政策スカスカオジサン《第1…日本学術会議の任命拒否問題》《第2…
温室効果ガス排出量…実質ゼロ》《第3…新型コロナウイルス対策》』
一方で、息吐く様にウソをつくアベ様の政の下、この7年8カ月で社会はどんどんと壊れていった。スカスカオジサンにも《この国の未来を見据えたビジョンはない》。《しかし、「痛い思いをさせればあの場所からいなくなると思った」と述べた彼を、この社会は非難できるのだろうか。彼女がいたベンチこそ、同じようなものだった。野宿者排除のため、横になれないよう仕切りがつけられた小さなベンチ》…。嫌になるよ、全く。
『●アベ様参院選公約「子育て…」:
「3歳児、おなかすいて盗んだ」…アベ様のニッポン、病んでいないか?』
自公お維を支持する皆さんは、一体どんな社会を望んでいるのだろうか?
『●アベ様やウルトラ差別主義者らは政治資金パーティーによる
《荒稼ぎ》…一方、《やはりなかった「前夜祭」の記述》』
『●名門ホテルの誰か…見積書・明細書・領収書をリークして!
アベ様に地獄に引きずり込まれ、トドメのサクラを刺される前に』
『●「桜を見る会」税金による支持者接待および「前夜祭」
政治資金パーティー…公職選挙法違反および政治資金規正法違反』
『●アベ様らの答弁「安倍事務所では、領収書等を受け取っていない」、
これは「ご飯論法」か何かなのか? それとも、単なるウソ吐き?』
『●政治資金パーティーによる《荒稼ぎ》…晋和会や素淮会などの
〝ポケット〟に入り、税金とごちゃ混ぜにして、「会合費」などとして支出』
「最後に、三宅勝久さんが「晋和会」宛のいくつかの領収証を
ツィート上に公開しておられます。以下は、ブログ主のつぶやき。
会議(朝食会?)で186万円・161万円って、朝食付きの
政治資金パーティーのようなものか? 分からない…。」
『●小田嶋隆さん《行政の担当者としてのあたりまえの習慣を、
安倍晋三氏とその追随者たちは…この8年の間に完膚なきまでに破壊》』
『●ニューオータニ東京支配人《宴会の場合、見積書、明細書、
領収証は必ず主催者にお渡しし、ホテルでも7年間保管している》』
『●《ひいては集票が期待できる》の3乗で《公金による買収》…』
《幕引きは許されない。疑惑解明の始まりにすぎない》』
『●アベ様《国会でも「事務所側が補填したという事実はまったくない」
「後援会としての収入、支出は一切ない」…やはりあれは真っ赤な嘘》』
『●《秘書のミスとして収支報告書の修正、最悪でも秘書が起訴されるだけ。
告発に対しての検察のポーズで捜査の体裁を取っただけ》!?』
『●息吐く様にウソをつく《稀代の“嘘つき総理”》による7年8カ月に
及ぶ《憲政史上最悪と名高い安倍政権》…漸く「前夜祭」の真相が』
『●《ホテル側が「営業の秘密」を理由に資料提供を拒否するなどという
ことはあり得ない…ホテル側に「口封じ」をしていたことは明らか》』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202011280000172.html】
コラム
政界地獄耳
2020年11月28日9時49分
安倍前首相は極めて悪質なうそつき
★「桜を見る会」の前夜祭をめぐる費用の問題で前首相・安倍晋三のうそ、虚偽答弁は少なくとも33回あると衆院調査局が24日明らかにした。17年2月17日、安倍は衆院予算委員会で森友学園の国有地払い下げに関する文書の改ざん問題で「私や妻がですね、えーこの、認可、あるいはこの国有地払い下げにですね、もちろん事務所も含めて一切、関わっていないということは明確にさせていただきたいと思います。もし関わっていたんであればですね、これはもう、私は総理大臣をやめるということでありますから、それははっきり申し上げたいと、このように思います」。
★これに対し、既に改ざんが発覚した森友学園とのやりとりを示した文書からは、(当該学園長)籠池の発言として「安倍昭恵首相夫人から『いい土地ですから、前に進めて下さい』とのお言葉をいただいた」との記述が削除されていた。24日、衆院財務金融委員会で立憲民主党・川内博史の質問に衆院調査局は森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、安倍政権が17~18年に行った国会答弁のうち、事実と異なる答弁が計139回あると認めた。
★いずれも安倍の発言につじつまが合うように閣僚や官僚が答弁に虚偽を加えながら、事実と異なる説明を国会と国民にし続け、税金の使い道や政策遂行でうそをつき続けたということになる。これだけでも安倍は政治家としても首相経験者としても極めて悪質なうそつきであるし、それを承知で自民党と政府は一丸となってそのうそを支え、守って国民を欺いてきたことになる。つまり、政府全体がうそをつき続ける理由は、安倍のうそを事実かのようにすり替えた詐欺のようなものだ。それも当時の官邸に強要されたというより、出世欲や保身のためのうそという極めて情けない動機でしかない。(K)※敬称略
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【https://maga9.jp/201125-1/】
雨宮処凛がゆく!
第540回:渋谷・女性ホームレス殺害〜「痛い思いをさせればいなくなる」を地でいくこの社会。の巻(雨宮処凛)
By 雨宮処凛 2020年11月25日
「殺してくれてせいせいした」「彼らは人間の姿はしているが人間ではないですから」
この言葉は、横浜の中学生グループがホームレス襲撃を繰り返していた1980年代、地元の地下街の商店主らが発した言葉だ。82〜83年、襲撃事件は相次ぎ、死者も出ていた。なぜこのような事件が起きたのか話し合う場で、商店主らはそう口にしたのだという(「福祉労働167」ひとりの取材者/当事者として 金平茂紀)。
11月16日、路上生活者と見られる女性が寝泊まりしていた渋谷のバス停ベンチにいたところを殴られ、命を落とした。
事件から5日後、母親に付き添われて逮捕されたのは、46歳の男だった。
男は母親と二人暮らしで、自宅マンション1階で母親とともに酒屋を営んでいたという。3年前に亡くなった父親は、「息子がひきこもりがち」と心配していた。近所の人の中には男を「クレーマーのようだった」と話す人もいたようで、近くに引っ越してきた人は、アンテナの設置位置を変えるよう強く求められたという。その際、男は「自宅のバルコニーから見える世界が自分のすべて。景色を変えたくない」と語ったそうだ。
そんな男は事件前日の15日、バス停にいた女性に「お金をあげるからどいてほしい」と言ったという。が、翌日もまだ女性はいた。無防備な女性に対して、男は袋に石を入れ、殴りつけたという。
逮捕された男は、「自分は地域でゴミ拾いなどのボランティアをしていた。バス停に居座る路上生活者にどいてほしかった」などと事件の動機を説明しているという。
この時だ、私の頭に冒頭の言葉が浮かんだのは。
そうして同時に、「ゴミを掃除しただけ」という言葉を思い出した。それは過去、全国各地で発生していた野宿者襲撃に関わった少年少女たちの一人が悪気なく口にした言葉だった。もしかしたら子どもたちは「ホームレスを襲撃する」=「ゴミを掃除する」ことで、「大人たちに褒められる」と思っていたのではないだろうか?
「まさかそんなことはない」と言っても、周りの大人たちが悪気なく、「彼らは人間の姿はしているが人間ではない」などと日常的に口にしていたら? 「臭い、汚い、一刻も早くどこかに行ってほしい」「怠けてるとあんなふうになるんだぞ」などと言っていたら?
逮捕された男は、動機について、「痛い思いをさせればあの場所からいなくなると思った」とも供述している。
あまりにも幼稚な言い分だが、私は彼女を本当の意味で「いなくさせる」方法を知っている。声をかけ、自分でダメなら周りの支援者にも協力を仰ぎ、事情を聞ける限り聞き、彼女が使える公的な制度に繋げる。「こういう制度がありますよ」だけではなく、役所などには同行する。その間、困窮者支援のために寄せられた寄付金からホテル代や食費などを給付し、まずは身体を休めてもらうだろう。とにかく安定した生活へのとっかかりを手にするまで、できることはする。
このような知識を、私は学校でも教えたほうがいいと思う。自分や自分の大切な人や見知らぬ人が「家がないなど命に関わる事態」になっていた時に、何をどうすれば生活が再建できるのかというノウハウだ。そんなことも知らされないでこの不安定な社会を生きていくなんてことは、この時代、無理ゲーに他ならないと思うのだ。
が、残念ながら今の日本では大多数の人が最低限の「死なない方法」すら知らない状態だ。そんな中、ボランティアで「ゴミ拾い」をしていたという男は、とにかく自分の視界から「異物」を排除したかったのだろう。そうして、無防備な女性を、まるで野良犬でも追い払うかのようなやり方で痛めつけた。
しかし、「痛い思いをさせればあの場所からいなくなると思った」と述べた彼を、この社会は非難できるのだろうか。
彼女がいたベンチこそ、同じようなものだった。野宿者排除のため、横になれないよう仕切りがつけられた小さなベンチ。言うなれば、「寝づらくすればホームレスが来ないと思った」というベンチだ。
それだけではない。コロナ禍で生活保護申請に何度か同行しているが、役所の中には「嫌な思いをさせればもう来なくなる」というような対応をするところもある。わざわざ難癖をつけてアパート転宅をさせない。すでに所持金がないのに一時金を出さないなど。そんな時、「この人たちは、とにかく困窮者に嫌な思いをさせて自分の目の前からいなくなってほしいんだな」と思う。いなくなったら忘れるか、忘れなくても「もう来ないということは、きっとなんとかなったんだ、よかったよかった」ということにしたいんだろう。だけどそれでは、問題は何一つ解決していないどころか、より深刻になっている。
炊き出しにだってそんな嫌がらせの魔の手が及んでいる。コロナ禍の中、都内で炊き出しに並ぶ人たちは1.5倍から2倍に増え、減る気配はないが、そんな場所にも「排除」が忍び寄っているのだ。例えば新宿の都庁前。ここでは6年前から「新宿ごはんプラス」が困窮者に食品配布や生活相談会をしているが、都はコロナ禍で人が増えた頃から難癖をつけるようになり、ついには嫌がらせのようにカラーコーンを配置するようになったのだ。週に一度、わずか数時間の食品配布である。土曜日だからボランティアと並ぶ人以外いないような場所だ。それなのに、嫌がらせのように置かれるカラーコーン。これだって、「嫌な思いをさせればこの場所からいなくなる」ということではないだろうか。
さて、ここで亡くなった女性について、触れよう。報道によると、所持金は8円で、広島県出身。約3年前まで杉並区のアパートに住んでおり、今年の2月頃までスーパーで働いていたという。事件が起きたバス停のベンチで寝泊まりするようになったのは今年の春頃から。
2月までスーパーで働いていたということは、コロナによる失業かもしれない。バス利用者のいない夜中に来て、朝早くいなくなったという。いつも大きなキャリーケースを引きずっていたそうだ。住まいを失い、屋根をある場所を探し続け、やっと見つけたのが吹きっさらしの、だけどわずかに屋根のあるバス停だったのだろう。しかし、ベンチには横になれないよう、しっかり仕切りがついていた。
彼女と同じような状況にいた人を支援したことがある。一ヶ月、横になって寝ていない上、いつ身の危険があるかわからないからと熟睡できていなかったその人は、ホテルを予約すると、次の日の夕方まで爆睡したと嬉しそうに話してくれた。久々のベッドと久々のお風呂は、どんな特効薬よりも人を元気にさせるということを、私は困窮者支援で初めて知った。
殺された女性も、支援団体にSOSを出してくれていたら、その日のうちからベッドで眠れて公的支援につなげることができたのに。彼女のいた渋谷には、炊き出しや相談会もあったのに。いくらそう思っても、すべては後の祭りだ。
一方で、逮捕された男の年齢も気になる。46歳、ロスジェネ。親と同居し親と一緒に酒屋を経営し、引きこもり気味だったという男。「貧乏くじ世代」だけど、同時に強烈な自己責任論を刷り込まれてきた世代でもある。逮捕された男の年齢を耳にした瞬間、どこかで「やっぱり」という思いもあった。
最後に、長年ホームレス支援をしている奥田知志氏がこの事件を受けて書いた原稿「電源の入らない携帯電話がつながる日はあるか〜渋谷・ホームレス女性殺害」の一部を引用して終わりたい。
「もし、小学生の女の子がバス停で夜を過ごしていたならばどうだろう。『大騒ぎ』になっていただろう。心配されながら1ヶ月も放置されることは、まずない。しかし、相手が大人であり、かつ『ホームレス』の場合、強烈なブレーキがかかる。これを差別と言う」
そうなのだ。見て見ぬふりできるのは、「差別」によってブレーキがかかっているからなのだ。
そろそろ年の瀬、野宿の人々はこれから厳しい寒さに晒される。コロナ禍でこの年末で廃業、倒産が決まっている、これからどうしようという声もこのところよく聞く。このままでは、路上に出てくる人も増えるだろう。
今年の年末は、いつもよりずっと忙しくなりそうだ。
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[※《自助》大好きオジサン・元最低の官房長官と学商 (日刊ゲンダイ 2020年9月7日 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278353)↑]
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/「桜を見る会」幕引き図る菅の宿命】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202009240000195.html)。
東京新聞の【社説 ジャパンライフ 長年の放置こそ問題だ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/57392?rct=editorial)。
日刊ゲンダイの記事【ジャパンライフ詐欺は安倍‐菅案件 行政大甘対応の根源】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279064)。
《「桜を見る会」をやらないのだから、検証もやらないという理屈を言い出した。だが同社の広告塔に名を連ねているのは、脇の甘い新聞各社の幹部連中や、前首相・安倍晋三や加藤ら多岐にわたる自民党幹部たちばかりで、知らなかったですまされる話ではない。多くの被害者に信用を与えた舞台となったことに手を付けられないのは、関与が疑われるからではないか》。
《磁気商品の預託商法を展開していたジャパンライフが摘発された。問題は数十年前から指摘されて被害は拡大し続けた。なぜ放置されたのか。政官界との関係も含め、全容解明を図る必要がある。…逮捕された元会長の山口隆祥容疑者がジャパンライフを設立したのは一九七五年。設立直後からマルチ商法を疑われた。山口容疑者自身も同年別会社のマルチ商法問題で国会に参考人招致された。この間、ジャパンライフは国会議員への献金を繰り返し、警察庁元幹部を雇い入れたり内閣府元幹部らに顧問料を支払っていた。こうした政官への工作ともいえる行為が摘発の遅れに影響を与えたのなら厳しく批判せざるを得ない。ジャパンライフをめぐっては安倍政権が二〇一五年、「桜を見る会」に山口容疑者を招待していたことも問題視されている》。
《問題を同社や元会長の責任だけに矮小化してはいけない。事件の本質はなぜ、老舗悪徳業者が長年、野放しにされてきたのかだ。消費者庁の甘すぎる対応には、菅首相の影がチラつく》。
ジャパンライフや48HDも含めてデタラメの宝庫…「桜を見る会」問題の幕引きなどさせる訳にはいかない。《「桜を見る会」をやらないのだから、検証もやらないという理屈》は通じない。いずれのアベ様案件も、《幕引きへまっしぐら》は許されない。《前政権の森羅万象に関わった官房長官だからこそ、すべての経緯を知っているはず》のスガ様にはその責任がある。《「ジャパンライフ事件は、行政の不作為によって被害が拡大しました。内閣府の外局である消費者庁の対応を歪められる政治力を持っていたのは、安倍首相と菅官房長官(当時)をおいて他にいません。…」 被害者7000人、被害総額は2000億円に上るジャパンライフ事件。菅首相の責任は重大だ》。
《問題は数十年前から指摘されて被害は拡大し続けた。なぜ放置されたのか》? また、最も許せないことは、《福島県での相談が最も多かった》…福島を食い物にするゲス・ヒトデナシぶり、それに手を貸したアベ様ら。
《内閣府の外局である消費者庁の対応を歪められる政治力を持っていたのは、安倍首相と菅官房長官(当時)をおいて他にいません》。48HDでも《2017年5月に予定されていた消費者庁の立入検査が見送りに》なっています。被害を拡大。
西日本新聞の記事【桜を見る会 なぜ「再調査」を拒むのか】(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/647737/)によると、《巨額詐欺事件となる預託商法を繰り広げていた渦中の人物がなぜ、首相主催の公式行事「桜を見る会」に招かれたのか。政府は徹底的に再調査すべきだ。菅義偉首相は「桜を見る会」の予算を来年度は要求しない意向を示しているが、それで済まされる問題ではない。…見逃せないのは、山口容疑者が2015年に当時の安倍晋三首相が主催した「桜を見る会」に招待されていたことだ。この問題は国会でも取り上げられ、安倍前首相は山口容疑者との関係について「一対一で会ったことはなく、個人的な関係は一切ない」などと否定していた。招待状を区分する番号から首相推薦枠だったのではないか、との疑惑も浮上した。当時の官房長官だった菅首相は「招待者やその推薦元は個人に関する情報で、招待されたかどうかも含めて回答を差し控えている」と繰り返してきた。しかし、ジャパンライフは首相からの招待状を勧誘セミナーの宣伝に使っていた。今回の逮捕容疑は「桜を見る会」に山口容疑者が招待された後の17年のものだ。「招待状のおかげでたくさん契約が取れた」と証言する同社の元店長もいる。大勢の被害者がいる詐欺事件として捜査当局が動きだした以上、「個人情報」を理由に説明を拒む姿勢は通用しないのではないか。にもかかわらず、加藤勝信官房長官は「名簿が保存されていない。個々の招待者について改めて調べても確たることは申し上げられない」と再調査はしない考えを表明した。政権にとり不都合なことは蒸し返さない。そんな宣言にも聞こえる》。
『●東京電力核発電人災下の福島でも荒稼ぎしたゲス・ヒトデナシな
詐欺師・ジャパンライフの片棒を担ぐ議員達』
『●アベ様は、ジャパンライフの元会長らのどこら辺を《各界において
功績・功労のあった方々》と見たのか? ぜひ説明を!』
『●ジャパンライフへの《あからさまな調査潰し》《政治圧力で
立入検査》潰し…《政治家案件》と認識した上での判断!?』
『●《名簿の保存期間は「一年未満」だというが、その根拠を
問われると、十月末に改定された規則だという。はあ?》』
『●アベ様に自覚無し…《ジャパンライフ…最後の荒稼ぎをやろう
としたときに手を貸したのが、この総理の招待状》』
『●アベ様とジャパンライフ山口隆祥氏は《1984年に、当時
外相だった父・晋太郎氏…を通じて、接点を持った可能性》』
『●アベ様やウルトラ差別主義者らは政治資金パーティーによる
《荒稼ぎ》…一方、《やはりなかった「前夜祭」の記述》』
『●《桜を見る会は、事実上の有権者買収》…公職選挙法・
政治資金規正法・財政法を無視して国会議員で居続けるデタラメ』
『●斎藤貴男さん【ジャパンライフと政界、マスコミ、警察の結託…
腐った構造】《腐り切った構造は世代を超えて受け継がれ…》』
『●「桜を見る会」税金接待…《稲田氏や萩生田氏、世耕氏
といった安倍首相の側近議員たちも…招待し、もてなしていた》』
『●「桜を見る会」税金接待というアベ様模倣犯・世耕弘成経産相
…関西電力〝濁流〟問題でも《関電受注企業から献金》』
『●《官邸の番犬》黒川弘務氏を《論功行賞として検察トップに据える》
のみならず、カジノ汚職捜査を止めるという目的があった』
『●私人の「桜を見る会」、《政府の自粛呼びかけの最中であること》
だけ《が原因ではない》…森友問題、アベ昭恵様が〝タマ〟を込めた結果…』
『●《昭恵夫人が発案し立ち上げた事業の資金提供者》であるが故に
《「桜を見る会」に招待されていたマルチ企業》48ホールディングス社長』
『●(西日本新聞)《桜下に羽目を外さず》…《首相は、公園の桜ではなく
飲食店の敷地内なので「花見ではない」》…桜は見たが花見じゃない』
『●《48HDについても、安倍首相・昭恵氏をはじめとした政界官界人脈との
関係への忖度が…被害を拡大》…財務省北海道財務局も調査せず』
「《この48HDについても、安倍首相・昭恵氏をはじめとした政界官界人脈
との関係への忖度が、行政処分を遅らせ、被害を拡大させたのではないか
とも疑われている。今回浮上した、北海道財務局と金融庁の刑事告発
スルーの背景にも、同様の構図はないのか》? 《北海道財務局と
金融庁》までも《刑事告発スルー》だってさ、一体どうなっているのか
ニッポンは。」
『●《安倍首相がマルチ商法「48HD」広告塔の新証拠、セミナーの
スクリーンに安倍首相との写真》(「しんぶん赤旗 日曜版」)』
『●ジャパンライフ元会長が詐欺容疑で逮捕…一体何年放置? そして、
大惨事アベ様政権は「桜を見る会」の中止を表明して疑惑・腐臭に蓋』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202009240000195.html】
コラム
政界地獄耳
2020年9月24日10時16分
「桜を見る会」幕引き図る菅の宿命
★7年半余りにわたった安倍政権の負の遺産や政権の検証は、首相が菅義偉でも、前政調会長・岸田文雄や元幹事長・石破茂でも国民や野党から問われたことだ。ことに安倍政治の継承を売り物にし、多くの閣僚を留任、または横滑りさせ、安倍内閣の再入閣者もいるとなれば、政権とともに長く官房長官を務めた菅にその部分を問うことは自然なことだ。安倍政権の後を担う政権はその処理がついて回る。それは宿命というべきだ。
★総裁選討論会で外交手腕が未知数と疑問を突きつけられた菅は、日米首脳の電話協議の大半に同席したことを挙げ「事前に相談を受け、国として判断することには全て関わっている」と色をなして反論した。逆に、限界が伝わったが前政権の森羅万象に関わった官房長官だからこそ、すべての経緯を知っているはず。外交だけ関与したわけではなかろう。そのほかにも、首相が「桜を見る会」の中止を宣言した翌日にジャパンライフ関係者が14人逮捕されるなど、負の遺産処理も進む。
★ジャパンライフの問題について、官房長官・加藤勝信は17日、自らも関与が取りざたされることもあってか「特定の個人の参加の有無について名簿が保存されていないこと、招待者、推薦元については個人情報であることから、回答を控えている。毎年多数の招待者がおり、名簿も保存されていない。個々の招待者について改めて調べても、確たることは申し上げることができない」と発言。幕引きへまっしぐらだ。
★また、「桜を見る会」をやらないのだから、検証もやらないという理屈を言い出した。だが同社の広告塔に名を連ねているのは、脇の甘い新聞各社の幹部連中や、前首相・安倍晋三や加藤ら多岐にわたる自民党幹部たちばかりで、知らなかったですまされる話ではない。多くの被害者に信用を与えた舞台となったことに手を付けられないのは、関与が疑われるからではないか。国会での幕引きは簡単ではなく、官房長官の口先説明で終わるはずがない。(K)※敬称略
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/57392?rct=editorial】
社説
ジャパンライフ 長年の放置こそ問題だ
2020年9月24日 06時32分
磁気商品の預託商法を展開していたジャパンライフが摘発された。問題は数十年前から指摘されて被害は拡大し続けた。なぜ放置されたのか。政官界との関係も含め、全容解明を図る必要がある。
ジャパンライフは磁気ネックレスなどの購入を勧誘し、それを貸し出すことで配当が得られる「レンタルオーナー制度」を展開していた。実際に商品は会社内にほぼ存在せず、配当は新たな契約料を回していたとみられている。
捜査当局は、ジャパンライフが延べ一万人以上から約二千百億円を違法に集めていたとみる。被害の七割以上は七十歳以上の高齢層に集中しており、老後のための生活資金を多くの人々が失った。
この事件の最大の特徴は問題が明るみに出た後も消費者を守るべき行政が長年、本格的な摘発をせず被害拡大を放置していた点だ。
逮捕された元会長の山口隆祥容疑者がジャパンライフを設立したのは一九七五年。設立直後からマルチ商法を疑われた。山口容疑者自身も同年別会社のマルチ商法問題で国会に参考人招致された。
この間、ジャパンライフは国会議員への献金を繰り返し、警察庁元幹部を雇い入れたり内閣府元幹部らに顧問料を支払っていた。こうした政官への工作ともいえる行為が摘発の遅れに影響を与えたのなら厳しく批判せざるを得ない。
ジャパンライフをめぐっては安倍政権が二〇一五年、「桜を見る会」に山口容疑者を招待していたことも問題視されている。
菅義偉首相は官房長官当時、「招待者や推薦元は個人情報で回答を差し控えている」「名簿が保存されておらず個別参加の有無を確認できる状況にない」と述べた。加藤勝信現官房長官も同様の発言をしている。
しかし、ジャパンライフは会の招待状をチラシに印刷して事業に活用していた。加藤官房長官自身も宣伝資料に「加藤大臣と会食した」などと書かれた経緯がある。
利用されたとしても関わりは否定できない。名簿を廃棄したのなら関係者に聴取するなどして招待の過程を徹底的に調べるべきではないか。このままでは問題にフタをして幕引きを図ったと指弾されても反論できないだろう。
マルチ商法の被害は後を絶たない。今後の被害防止のためにも、事件の背景にある政治や行政との関係を隅々まで調査した上で、預託商法の全面禁止を早急に実現するよう強く求めたい。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/279064】
ジャパンライフ詐欺は安倍‐菅案件 行政大甘対応の根源
2020/09/24 15:00
(政治に守られてやりたい放題
(警視庁に連行される山口隆祥容疑者)/(C)日刊ゲンダイ)
ジャパンライフの巨額詐欺事件。18日に元会長の山口隆祥容疑者らが逮捕されてから連日、その悪徳ぶりが報じられている。だが、問題を同社や元会長の責任だけに矮小化してはいけない。事件の本質はなぜ、老舗悪徳業者が長年、野放しにされてきたのかだ。消費者庁の甘すぎる対応には、菅首相の影がチラつく。
◇ ◇ ◇
■遅すぎる債務超過の判明
ジャパンライフは2017年12月に経営破綻したが、その7年前の2010年から債務超過だったと報じられている。はるか昔から、顧客に配当する資金力はなかったのだ。ところが、消費者庁がジャパンライフの債務超過を指摘するのは、破綻1カ月前の17年11月だった。もっと早く明らかにできなかったのか。消費者庁に聞いた。
「お気持ちはわかります。ただ、債務超過ではないかという推測はいくらでもできるのですが、言い逃れができないように証拠を固め、裏付けを取る必要があります。経営破綻の7年前から債務超過だったとの報道は承知していますが、それは当局の捜査によって、証拠が見つかったのでしょう。消費者庁としてはこれまでに4回の行政処分を行い、17年11月に債務超過を暴露した。ベストの対応をしたと考えています」(取引対策課)
■行政を歪め粉飾を黙認させた
この自信マンマンの答えには、企業決算に詳しい立正大客員教授(税法)の浦野広明氏が首をかしげる。
「帳簿上、資産が負債を上回るように粉飾されていても、預金など資産を調べれば債務超過はすぐにわかります。ましてや、山口元会長は40年前からのマルチ商法の有名人。いわくつきの悪徳企業の粉飾を疑うことはできたはず。消費者庁が破綻1カ月前まで、巨額の債務超過を見抜けなかったというのはあり得ない。やるべきことをしなかった不作為と言えます」
ジャパンライフへの消費者庁の対応は不可解だ。昨年11月の国会で、共産党の大門実紀史参院議員が内部文書を暴いた。
消費者庁は13年からジャパンライフの悪質性を把握し、14年5月には「立ち入り検査」の方針を固めていた。ところが、同年7月の人事異動で山田正人取引対策課長に交代した途端、立ち入り検査は中止になる。同月31日の会議で山田課長は「立ち入り検査を行うほどの違法事実はない。召喚(呼び出し注意)でいい」と発言したという。なお、山田課長が09年に経産省大臣官房総務課に在籍していた時の上司は、安倍前首相の片腕だった前首相秘書官の今井尚哉内閣官房参与だ。
■招待状を最大限利用
さらに、その会議では「要回収」の内部文書も配られ、<本件の特異性><政務三役へ上げる必要がある><政治的背景による余波を懸念>との記述があったという。
立ち入り検査を免れたジャパンライフは息を吹き返す。翌15年2月、安倍前首相主催の「桜を見る会」の招待状が送られると、招待状を目いっぱい信用創出に利用し、最後の荒稼ぎ。招待状の送付以降、被害は拡大した。結局、初めての消費者庁の行政処分は16年12月。後の祭りである。
「ジャパンライフ事件は、行政の不作為によって被害が拡大しました。内閣府の外局である消費者庁の対応を歪められる政治力を持っていたのは、安倍首相と菅官房長官(当時)をおいて他にいません。野党は事件の当事者として菅首相を追及すべきです」(浦野広明氏)
被害者7000人、被害総額は2000億円に上るジャパンライフ事件。菅首相の責任は重大だ。
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[※ 辺野古は破壊「損」 【米軍飛行場の移設先として工事が進む沖縄県名護市の海岸】(東京新聞 2020年4月3日)↑]
吉田央記者による、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]コロナ「やってはいけない」の典型 米軍のパーティー】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/601090)。
琉球新報のコラム【<金口木舌>米軍感染拡大、あいえなー】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1156639.html)。
山口哲人記者による、東京新聞の記事【岩国基地でコロナ感染の米軍関係者3人が民間機で移動 日本側へ虚偽申告】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/42615)。
《「仲間を戦地に送り出す心境」「泣きながら防護服を着るスタッフもいた」。新型コロナウイルスに集団感染した都内の病院が公表した看護師の手記に、こんな描写がある。勤務そのものが恐怖。極限状態の心理が生々しい ▼在沖米軍基地で働く県民も、不安にさいなまれているだろう。米軍内で感染が爆発的に増えている。感染者一人一人はお気の毒で、一日も早い回復を願う。問題は、組織としての米軍の対策が機能しなかったことだ》。
《▼基地外での大規模イベントで感染が広がったらしい。その映像が当方のスマホに回ってきた。参加者が肩を組んで踊っている。3密どころでない。映像を見た別の同僚は数秒黙って一言、「あいえなー」》。
《現在、政府は新型コロナの水際対策として米国人の入国を拒否する措置を講じている。一方、米軍人の特権的地位を認めた日米地位協定に基づき、米兵らは入国拒否の対象外。また、政府が地位協定とは別に結んだ米側との取り決めで、在日米軍の家族らも入国拒否の対象とならない》。
『●番犬様にアベ様も《受け入れ国の要望》…やる訳無いか、〝植民国〟
だものね。《在韓米軍は海外から来た全ての関係者にPCR検査》…』
在韓米軍と大違い。半田滋さんによると、イタリアやドイツも、治外法権の大使館以外は、米軍基地の施政権(?? ← スイマセン、不正確です)を取り戻しているそうだ。さらに、番犬様の兵士らにも表の玄関では検査が実施されていても、在沖米軍基地という〝裏口〟から何の検査もなく出入りしているというデタラメ。《米兵らは入国拒否の対象外。また、政府が地位協定とは別に結んだ米側との取り決めで、在日米軍の家族らも入国拒否の対象とならない》。
番犬様が《震源地》化…本国のデタラメを沖縄に持ち込む…。《ところで外務省沖縄事務所と沖縄防衛局は何をしているのだろう》、そして、アベ様や最低の官房長官らは何を? 岩国では、河野太郎防衛省はご立腹のようですが、沖縄は? <それにつけてもアベ様の無能さよ>。
琉球新報の記事【沖縄の米軍、感染計100人に 嘉手納基地で新たに1人【7月14日】】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1156485.html)によると、《米軍嘉手納基地は14日、新たに新型コロナウイルスに1人が感染したと発表した。現在、隔離中だとしている。沖縄の米軍の感染者はこれで計100人となった。軍の保健当局が接触者の追跡を行っており、はじめの接触者追跡調査では、基地の外の市中で接触した人はいないとしている。在沖縄米軍では、今月に入り97人の感染が新たに確認された。海兵隊は、普天間飛行場(感染者71人)とキャンプ・ハンセン(同22人)でクラスター(感染者集団)が発生しているとの認識を示している。嘉手納基地での感染者はこれで5人目》。
琉球新報の記事【米軍感染20人が基地外に行動歴 ビーチや店へ 軍幹部「規律違反」】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1156658.html)によると、《県内米軍基地の新型コロナウイルスに感染した米軍関係者100人のうち、少なくとも約20人が基地の外に出ていたことが14日、分かった。同日までに米軍から県へ行動歴が寄せられた。それには、ビーチや利用した店の情報などが記載されている。県は保健所を通じてその場所に体調不良者がいないか確認を進めている。一方、在沖米陸軍が感染拡大の要因として、感染防止のための軍の指示や行動制限が守られていないことを指摘していることも分かった。県の糸数公保健衛生統括監は14日、クラスター(感染者集団)が発生した普天間飛行場とキャンプ・ハンセンの感染者に共通点として、部隊間の移動があったと明らかにした》。
同様に、琉球新報の記事【自粛よそに数百人「イェーイ」マスクもなく 独立記念日、基地外へ<米軍大規模感染>2】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1156656.html)によると、《「イェーイ!」。米軍関係者とみられる外国人たちがマスクを着用せずに肩を組み、大音量で流れる音楽に合わせ左右に揺れる。会員制交流サイト(SNS)に投稿された映像だ。上半身裸の人も確認できた。コロナ禍によって県民が自粛してきたムードとはほど遠い、にぎやかな様子だ。6~7月、本島中部の米軍基地内外で似たようなイベントが開かれたという。米軍関係者ら数百人が参加したとみられている》。
国内でな~にもやっていないアベ様らは、番犬様にはな~にも言えず。
沖縄タイムスの記事【「世界で最も感染者が多い国なのに」無症状の人に検査しない米軍に怒りの声続出】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/601676)によると、《無症状者にはPCR検査を実施せず-。在沖米軍基地で新型コロナウイルス感染が拡大する中、15日に新たに発覚した事実。「世界で最も感染者を出しているのは米国なのに、あまりに無責任すぎる」。米軍の管理体制の甘さに、基地の従業員や周辺住民は怒りが収まらない》。
番犬様にアベ様も《受け入れ国の要望》…やる訳無いかぁ、情けない。在韓米軍となぜこんなに違うの?
琉球新報の記事【他国との落差 在韓米軍は詳細公表 人数や隔離の経緯も<米軍大規模感染>3】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1157261.html)によると、《「キャンプ・ウォーカーの売店を訪れていた、大邱(テグ)市の61歳女性が新型コロナウイルスに感染した」。韓国で米軍関係者の陽性が初めて確認された2月24日に在韓米軍が発表した内容だ。売店を訪れていた日付や女性の居住地も記載している。感染者数の発表に消極的な在日米軍とは対照的だ。米国防総省は3月末、基地別の感染者数を公表しない方針を打ち出した。軍としての能力を敵国に悟られないためだ。この時期、原子力空母セオドア・ルーズベルトで感染が急拡大し、2カ月弱、運用を止めざるを得なかった。その際に中国が海洋での行動を活発化させた事例があり、日本の外務省関係者はその動きが国防総省の方針に影響したとみて…》。
在沖番犬様のデタラメな実情…。
デモクラシータイムスの映像資料【【半田滋の眼 No12】沖縄米軍基地、コロナ感染95人の衝撃 20200713】(https://www.youtube.com/watch?v=Zh7-PwJfHj8&t=5s)によると、《防衛ジャーナリスト半田滋さんが4月頭に予想していたとおり、米軍沖縄の米軍基地でコロナのクラスターが発生。その数は、すでに100人弱、情報は日米地位協定の壁で、心配する地元にきちんと伝わりません。韓国では、韓国側がPCR検査を実施しているというのに、日本政府は何の手立て講じないまま。これは、沖縄だけの問題ではありません、東京の横田基地だったら? 神奈川の厚木基地だったら? 横須賀だったら? 頑張って検疫をし、水際作戦をやっても、裏口は開けっ放し。これまでも指摘されてきた「地位協定」の問題点とコロナ対策をあらためてお聞きしました。収録は2020年7月13日》。
【【半田滋の眼 No12】沖縄米軍基地、コロナ感染95人の衝撃 20200713】
(https://www.youtube.com/watch?v=Zh7-PwJfHj8&t=5s)
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【https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/601090】
[大弦小弦]コロナ「やってはいけない」の典型 米軍のパーティー
2020年7月15日 07:06
「仲間を戦地に送り出す心境」「泣きながら防護服を着るスタッフもいた」。新型コロナウイルスに集団感染した都内の病院が公表した看護師の手記に、こんな描写がある。勤務そのものが恐怖。極限状態の心理が生々しい
▼在沖米軍基地で働く県民も、不安にさいなまれているだろう。米軍内で感染が爆発的に増えている。感染者一人一人はお気の毒で、一日も早い回復を願う。問題は、組織としての米軍の対策が機能しなかったことだ
▼7月4日は米独立記念日。市民がパーティーをして祝う。米軍はこれに先立つ6月中旬、コロナ警戒レベルを引き下げていた。タイミングが疑問だ。記念日までは維持すべきだったのでは
▼兵士たちに「どんちゃん騒ぎしてよい」と誤ったメッセージを送りかねない。案の定、マスクせず肩を組み、歌い踊るビーチパーティーが開催され、数百人規模の集まりもあった
▼密集。防護なし。飛び交うしぶき。コロナ対策で「やってはいけない」の典型例だ。万全の対策を強調してきた米軍の主張に説得力はない。兵士に何を指導してきたのか。10日に警戒レベルを引き上げたが、後の祭りだ
▼県民は行動を律し、感染を68日間、封じ込めてきた。今からでも遅くない。米軍はコロナ関連の情報を開示し、足りない対策を県や沖縄の医療者に聞き、一から学び直してはどうか。(吉田央)
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【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1156639.html】
<金口木舌>米軍感染拡大、あいえなー
2020年7月15日 06:00
集団感染 新型コロナウイルス 米軍 金口木舌
思ったことをつい口にしてしまう癖がある。先日もそうだった。嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を報じる本紙の写真を見て「この兵士、よもやコロナに感染してはいないだろうな」とやってしまった
▼そばで聞いていた同僚は眉をひそめた。でも、基地内の様子が伝わらなければ不安が膨らむばかりだ。そんなことを思っていたら「在沖米軍60人余感染」のニュースが飛び込んできた。ここまで急増するとは
▼基地外での大規模イベントで感染が広がったらしい。その映像が当方のスマホに回ってきた。参加者が肩を組んで踊っている。3密どころでない。映像を見た別の同僚は数秒黙って一言、「あいえなー」
▼7月4日の独立記念日を前に羽目を外し、集団感染を引き起こした。米軍はコロナ対策の不徹底を問われよう。当然、感染経路を公にすべきである。民間のホテルを借り上げる前にやるべきことがあったはずだ
▼今回の件で「恐れていたことが起きた」との声を聞く。そう、予想されていたのだ。それなのに米軍と県、国の間で協議の場がなかったことには驚く。金網の向こうの医療関係者も困っていよう。情報共有を急ぐべし
▼ところで外務省沖縄事務所と沖縄防衛局は何をしているのだろう。基地の提供義務だけ果たしながらコロナ対策に無頓着では困る。だてに看板を掲げているわけではあるまいに。
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/42615】
岩国基地でコロナ感染の米軍関係者3人が民間機で移動 日本側へ虚偽申告
2020年7月15日 06時00分
(米軍関係者の新型コロナウイルス感染について記者団の
質問に答える河野防衛相=14日夜、防衛省)
米軍岩国基地(山口県岩国市)の関係者3人の新型コロナウイルス感染が14日判明し、河野太郎防衛相は、3人が12日に羽田空港から入国した際の申告とは異なり、民間航空機で岩国錦帯橋空港に移動していたと公表した。
防衛省によると、3人はいずれも米兵の家族とみられ、入国の検疫手続きで、移動経路について「公共交通機関は利用せず、レンタカーを使う」と虚偽の申告をしたという。河野氏は記者団に「極めて由々しき事態だ」と語り、米側に厳格な処分と再発防止を申し入れたと明らかにした。
現在、政府は新型コロナの水際対策として米国人の入国を拒否する措置を講じている。一方、米軍人の特権的地位を認めた日米地位協定に基づき、米兵らは入国拒否の対象外。また、政府が地位協定とは別に結んだ米側との取り決めで、在日米軍の家族らも入国拒否の対象とならない。
在日米軍のコロナ感染を巡っては、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場などでもクラスター(感染者集団)が発生したとみられ、約100人の感染者を確認。同県の玉城デニー知事は15日に上京し、厳正なコロナ対策を在日米軍に促すよう河野氏らに求める。
河野氏も米軍の対応を問題視しており、14日の記者会見で「感染防止対策でいくつか問題があることが発覚し、在日米軍に厳しく確認する必要がある」と述べた。その一環として防衛省や県などは同日、米軍が感染症対策で使用している沖縄県北谷町のホテルを視察した。(山口哲人)
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[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
日刊ゲンダイの記事【加計“告発”の前川氏 今治市で憤り「見たくないもの見た」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222808)。
《「本来、できてはいけないものが完成した。見たくないものを見たという感じだ」――。加計学園の岡山理科大獣医学部の問題で、「総理のご意向で行政が歪められた」と“告発”した前川喜平前文科次官》。
前川喜平さんは、《規制緩和ではない。特権の付与です》と仰っていた。《どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。本当に李をとっているかもしれない》とも。そして今、下足番新聞による「加計学園獣医学部学生募集のでっかい」広告などのおかげもあり、多くの学生が集まり、《本来、できてはいけないものが完成》したそうです。『「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」…ズブズブでダークなオトモダチとの友情』の下…「悪だくみ」したアベ様ご夫妻もオトモダチも、さぞかし大喜びでしょうね。さて、今治市の地元の皆さんは、本当にこれで良かったのでしょうか?
『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ!
質問主意書による「急な質問」?』
「まず、金平茂紀さんによるインタビューで、前川喜平前文部事務次官は
「ちょっと耳を疑った。「あれ、今何をおっしゃったのかな」っていう
感じだった。それはないだろう…今治と言えば加計、加計と言えば今治。
加計学園が今治以外のところにつくろうなんて話はどこにもなかった。
どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。
本当に李(すもも)をとっているかもしれない」
(『報道特集』、2017年7月29日)」
『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
《病的な嘘つき》アベ様…前川喜平氏の人間性と彼我の差』
『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
《病的な嘘つき》アベ様…全てのアベ様の「政」のデタラメさ』
『●「そんな当たり前のこと」が通用しない最低の官房長官記者会見…
「ここは質問に答える場所じゃない…」?』
『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」』
『●国会審議形骸化: 与・(癒党込み)野党の国会質問時間の
配分は実質「9.5時間対4.5時間」なのね?』
『●「加計学園獣医学部学生募集のでっかい」広告…
下足番新聞、「ただ単に金に目がくらんだ」だけじゃない?』
『●常識不通…「夫と妻は別人格で、代わって話せることじゃない」
「あったことをなかったことにはできない」』
《社民党・福島瑞穂は参院予算委で「昭恵さんの証人喚問が必要。
総理は自分が妻の代わりに話すと言うが、夫と妻は別人格で、
代わって話せることじゃない」と追及…5月25日の文科省前事務次官・
前川喜平の会見での「あったことをなかったことにはできない」が、
改めて思い出される》
『●質問主意書ゼロ件なのに、あんなに質問したがっていた
自民党議員の皆さん達、実際に質問したことは?』
『●憲法25条「健康で文化的な最低限度の生活」が保障されない、
血も涙も無い「国費…160億円削減」』
『●与党自公によるデタラメな《行う必要のない政策》の
羅列に加えて、国費160億円削減で弱い者イジメ』
『●「本土」のデマ・ヘイトなオトナ達…《子どもたちの日常にある
「異常」を放置しているのはだれなのか?》』
『●アベ様は、「部下たちに『知りません。記憶がありません』
と言わせて、ひたすら逃げ続けるしかない」?』
「前川喜平さんは《規制緩和ではない。特権の付与です》と言います。
《どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。
本当に李(すもも)をとっているかもしれない》アベ様は、
「部下たちに『知りません。記憶がありません』と言わせて、
ひたすら逃げ続けるしかない」!? そんなことを許していいの?
大見得・啖呵「議員辞職」から、逃げることはできない。
逃がしてはいけない。
《淳から「(安倍自民は)選挙でも勝った。逃げ切れると思うか」
と問われると「これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う」
と踏み込んだ》…ニッポンの民主主義の危機。《加計ありき》が明白な、
アベ様による恣意的な血税の無駄使い、オトモダチ大優遇。
許される訳がない」
『●森友捜査ツブシ選挙の後の祭りだけれど、
「関係者を国会に呼ぶなどして、もう一度調査をやり直すべきだ」』
『●高野孟さん「誰よりも安倍晋三首相が恐れていて、
彼らをできるだけ長く世間から隔離しておくよう」内命?』
「腐臭を放つ《悪だくみ》、《このまま幕引きして、国民に疑惑を
忘れさせようという安倍の策略》を許していいのか?
モリ・カケ・スパ等々々々々々々…泥沼なのに、アベ様の
大見得・啖呵「議員辞職」は未だ有言実行されず。前川喜平さん、
《これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う》。
…ニッポンの民主主義の大変な危機」
『●〈通過査証ヲ与ヘサル様御取計アリタシ〉…
《「人道主義」を貫いた杉原と安倍政権の冷酷は真逆》』
《安倍官邸はといえば、前川喜平・前文科事務次官へのスキャンダル攻撃、
慰安婦問題での対応を批判した釜山総領事の更迭など、
役人への締め付けを強めている》
『●《これはもう、まさに、私は総理大臣首相も国会議員も
辞めるということははっきりと申し上げておきたい》』
「人治主義国家・アベ様王国のDictatorは息吐く様に噓垂れ流し、
不正の数々、平成の治安維持法や戦争法、デタラメな
《行う必要のない政策》の羅列…極めつけは
《議会制民主主義はもう機能していない》独裁政治下で、
壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
そして、緊急事態条項の創設…。(前川喜平さん)
《どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。
本当に李(すもも)をとっているかもしれない》
《規制緩和ではない。特権の付与です》
《これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う》。ニッポンは、
言葉で言い表せないほど壊れてしまっている」
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222808】
加計“告発”の前川氏 今治市で憤り「見たくないもの見た」
2018年2月8日
(獣医学部のある今治市を訪問した前川喜平前文科次官(提供写真))
「本来、できてはいけないものが完成した。見たくないものを見たという感じだ」――。
加計学園の岡山理科大獣医学部の問題で、「総理のご意向で行政が歪められた」と“告発”した前川喜平前文科次官。3日に初めて獣医学部のある今治市を訪れ、講演したのだが、なぜか全国メディアではほとんど報じられていないから不思議だ。
講演前、建設が進む獣医学部校舎を県道から眺め、「既成事実の積み重ねで校舎ができてしまった」と感想を漏らした前川氏。市公会堂で行われた講演には市民ら約1200人が詰め掛け、立ち見が出るほど盛況だった。
■安倍首相の「指示」に踏み込む場面も
「今治市と加計学園は構造改革特区へ15回申請して却下されていた。
2015年4月2日に、今治市企画課の課長、課長補佐、愛媛県職員、
加計学園事務局長らが首相官邸を1時間半訪れている。
本人は記憶にないと国会で答弁したが、柳瀬唯夫首相秘書官
(現在、経産省審議官)に間違いないと思う。官邸での会合は
安倍首相の指示で、ここで国家戦略特区での認可の道筋が決まった」
「国家戦略特区で認定されたのが17年1月20日。それから1年で
教員を揃え、工事を終えた。あり得ないことだ。政治判断で
文科相が(昨年)11月14日に設置認可を出した。最初から開学の
認可を得られると踏んで進めてきた結果がこれだ」
前川氏はこう言って今回の問題を淡々と振り返り、「4月の開学を止めることはできないが、将来、禍根を残すのではと心配している。今は、獣医学部を目指して浪人している受験生もいるので、しばらくは入学者を確保できると思うが、18歳人口がどんどん減少するし、獣医師が多すぎることになり、将来どうなるか分からない。最低ランクの獣医学部だから、受験生が減ると思う」と語り、「市の財政悪化を招く恐れがある。今治市民は巨額の税金を一私学に投入することの是非を考えて」と訴えた。
講演後の囲み取材では「加計学園も森友問題も、公有地が学園に提供されたという共通点がある。政府が関係文書、資料を出さないので未解明の点がいっぱいある」と言い、「国会、メディアのみなさんの努力で真実を追及してもらいたい」と締めくくった。
(取材協力=ジャーナリスト・浅野健一氏)
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[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
日刊ゲンダイの3つの記事【官房機密費の使途開示が命取り 安倍“隠蔽”政権逃げ場なし】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/221646)と、
【注目の人 直撃インタビュー/機密費と情報公開 上脇博之氏が語る政治資金問題の本質】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222378)と、
【最高裁判決を無視 安倍政権は「官房機密費文書」開示せず】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/223132)。
《「開かずの扉」を大きくこじ開けた。官房長官の裁量ひとつで使え、その詳細を明かす必要のない「内閣官房機密費」について、最高裁判所が「一部開示」の判決を下した。これを機に、闇に包まれた“金庫”の中身が明らかになれば、盤石に見える安倍政権の崩壊に向けた「アリの一穴」となり得る》。
《最高裁第2小法廷で1月19日、画期的な判決が出た。時の政権が無条件で使える内閣官房報償費(官房機密費)の使途をめぐり、大阪市の市民団体が関連文書の開示を求めた裁判で、これまで非公開とされてきた文書の一部について初めて公開を認める判断を下したのだ》
《近代立憲主義の根幹をなす「三権分立」さえも、安倍政権は知らぬ存ぜぬだ。最高裁第2小法廷で1月19日、内閣官房報償費(官房機密費)の関連文書の一部開示を命じる初の判決が出てから3週間余り。長い間、ブラックボックスだった領収書のいらない「掴みガネ」の扉を開ける端緒になるかも――と注目を集めたが、ナント!いまだに関連文書が原告の市民団体に開示されていない》。
『●野中氏の爆弾発言』
「もっと騒がれていいように思うのですが。野中広務氏によるかなり
衝撃的な爆弾発言ですが、小沢氏へのバッシング(膨大な無駄な
再捜査・裁判費用発生)に夢中なようです。マスコミや評論家が
取り上げない理由もあるようですね」
《自民党の河村建夫・前官房長官がビビりまくっているという。河村は
政権交代直後の昨年9月に2億5000万円もの官房機密費を
引き出したとして、大阪市の市民団体に背任容疑などで
東京地検に告発されている》
《「総理の部屋に月1000万円。衆院国対委員長と参院幹事長に
月500万円ずつ持って行った」
「政界を引退した歴代首相には盆暮れに毎年200万円」
「外遊する議員に50万~100万円」
「(小渕元首相から)家の新築祝いに3000万円要求された」》
《野中証言にはもうひとつ注目発言があった。「(政治)評論をして
おられる方々に盆暮れにお届け」と明かしたことだ。…鳩山政権が、
歴代政権の官房機密費の使途を完全公開すれば、
政界と大マスコミは一気にガタガタだ。》
『●『創(2010年9・10月号)』読了』
「上杉隆氏、「『週刊ポスト』大反響キャンペーンの舞台裏/
“タブー中のタブー”マスコミ官房機密費問題の闇」…。
「マスコミが受け取ることの深刻な意味合い」、
「「メモ上げ」など記者クラブ問題と直結」。野中広務さんの暴露」
『●『記者会見ゲリラ戦記』読了』
《畠山 …本当は利益を追求する一私企業にすぎません。その上、
権力側から無料の記者室など様々な利益供与を受けている。…。
/…「官房機密費がマスコミに流れたという疑惑》
「官房機密費、便宜供与とマスコミ・記者クラブ・(都心の一等地で
タダの家賃)記者室との癒着…。「官房機密費には「記者クラブを含む
マスコミ関係者に渡っていたのではないか」という〝疑惑〟がある」
…ことには、記者クラブ・記者室・大マスコミは当然消極的」
最「低」裁が、「一部開示」とは言え、珍しくも画期的な判決を出したというのに、なぜ大騒ぎしないのでしょうね? もしかして、マスコミが困るのでしょうかね?
【【私説・論説室から】官房機密費と政務活動費】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018020702000157.html)によると、《最高裁が内閣官房報償費(官房機密費)の一部開示を認める判断を初めて示した。一歩前進だが、そもそも必要な金なのだろうか…毎年約十四億六千万円が計上…官房機密費も政務活動費も全廃して、必要分を費目を明らかにして予算要求する形に改めたらどうか》。
「全廃」なんて云う声がほとんど聞こえてこないのは、なぜなんでしょうね?
『●「誰のための政治…誰のための税金なのですか。
税金は安倍総理のポケットマネーではありません」!』
さて、只今証拠隠滅中? 《初の判決が出てから3週間余り》…。
御得意の証拠隠滅中でしょうかね? 《領収書のいらない「掴みガネ」》=《内閣官房報償費》内閣官房機密費についての最「低」裁による「一部開示」判決を無視して、アベ様らは一体何をやっているの? 《モリカケ疑惑も機密費をめぐる判決も、問題の根っこは同じ。安倍政権は情報公開に対して全く後ろ向きということ。デタラメの極みである》。
《機密費が裏の政治資金というのか、領収書不要をいいことに国の重要政策が買収されているのではないか》《時の政権が自分たちの政治支配を継続させるために機密費を都合よく使っているのではないかという疑い》は、特に、アベ様や最低の官房長官・スガ殿に係わる大疑惑ですので…証拠隠滅されたのでは、困るんですけど。
『●裸の王様「記念」小学校・女王様「名誉」校長…
証拠隠滅=「文書を存在しないことにする手法」炸裂か?』
《佐川氏は、記録は同省の文書管理規則で保存期間一年未満に分類
されるとし、「売買契約の締結をもって、事案は終了した。
記録は速やかに廃棄した」と説明した。これに対し、共産党の
宮本岳志氏は「契約と同時に破棄したのでは調査しようがない。
隠蔽(いんぺい)と言われても仕方がない」と批判した》
『●森友捜査ツブシ選挙の後の祭りだけれど、
「関係者を国会に呼ぶなどして、もう一度調査をやり直すべきだ」』
『●人治主義国家ニッポンの人事考査: 証拠隠滅で国税庁長官、
犯罪揉消しで警察庁組織犯罪対策部長…』
『●上脇博之さん、「なぜ国側はこれほど低姿勢…。
学園が買える値段で話を進めるのは常識的にはあり得ない」』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/221646】
官房機密費の使途開示が命取り 安倍“隠蔽”政権逃げ場なし
2018年1月21日
(「闇に光が当たった」と上脇教授(右写真中央)/(C)日刊ゲンダイ)
「開かずの扉」を大きくこじ開けた。官房長官の裁量ひとつで使え、その詳細を明かす必要のない「内閣官房機密費」について、最高裁判所が「一部開示」の判決を下した。これを機に、闇に包まれた“金庫”の中身が明らかになれば、盤石に見える安倍政権の崩壊に向けた「アリの一穴」となり得る。
最高裁は19日、機密費の支出先が特定されない一部文書についての開示を判決で認めた。具体的には、官房長官が重要政策の関係者に対し、非公式交渉や協力依頼のために支払う「政策推進費」などに関わる文書だ。
官房長官の判断だけで支出できるカネで、領収書の提出義務はない。これまで、外遊する国会議員への餞別や、マスコミ懐柔のため政治評論家に支払われた“工作費”などと報じられ問題視されてきたが、使途については非公開。完全な“ブラックボックス”だった。毎年の予算に計上される約12億円の原資は当然、国民の税金である。
原告の「政治資金オンブズマン」は、安倍首相が小泉政権の官房長官だった2005~06年に支出された約11億円と、麻生政権の河村建夫官房長官時代の09年9月の2億5000万円、そして第2次安倍政権の菅官房長官の13年の約13億6000万円の詳細な開示を求めてきた。最高裁は計約27億円のうち、政策推進費などを支出した日時と金額について「開示せよ」との判決を下したのだ。
■内閣は早速「開示要請」を門前払い
判決後の会見で、「政治資金オンブズマン」共同代表の上脇博之神戸学院大教授ら原告団は、「闇に光を当てる画期的な判決だ」と評価しつつも、「相手は安倍1強。今後、何をやってくるか分からない」と心配もしていた。実際に判決後、原告団メンバーが内閣府に機密費使途の開示を要請する文書を届けにいったところ、警備員に何の説明もなしに突っぱねられたという。
しかし、いくら身をよじっても逃げおおせるのは無理だ。菅官房長官が13億円以上支出した13年の7月には参院選があった。仮に、選挙前後に膨大な機密費支出が発覚すれば、極めて怪しい。国会での追及は免れず、選挙対策に使ったことでも明らかになれば、「目的外支出」で、一発アウトだ。
「そもそも、後ろめたいことがなければ、自ら進んで使途を明らかに
すべきです。それができなかったのは、やはり後ろめたい支出が
含まれていたからではないか。疑わしい支出が明らかになれば、
国会での追及から逃れられないでしょう。それでも明確な答えを
避けるのならば、証拠文書を『廃棄した』と強弁したモリカケ問題と
同じです。徹底した情報公開が必要です」
(高千穂大教授の五野井郁夫氏=国際政治学)
判決を受け、菅官房長官は「政府として重く受け止める。内容を十分精査した上で適切に対応したい」と言ったが、国会答弁で矢面に立つのは菅自身だ。
森友問題の佐川前財務省理財局長のように、のらりくらり答弁に終始すれば、政権批判の再燃は必至。もう“隠蔽”は許されない。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222378】
注目の人 直撃インタビュー
機密費と情報公開 上脇博之氏が語る政治資金問題の本質
2018年2月5日
(「民主主義国家であれば情報公開は当然」/(C)日刊ゲンダイ)
開かずの扉が開いた――。最高裁第2小法廷で1月19日、画期的な判決が出た。時の政権が無条件で使える内閣官房報償費(官房機密費)の使途をめぐり、大阪市の市民団体が関連文書の開示を求めた裁判で、これまで非公開とされてきた文書の一部について初めて公開を認める判断を下したのだ。領収書のいらない「掴みガネ」との批判がありながらも、使途について国は「国益に反する」との理由で一切の公開を拒んできた。
そんなかたくなな国の姿勢を突き崩すために市民団体の中心人物として闘ってきたのが、政治資金オンブズマン共同代表で神戸学院大教授の上脇博之氏だ。今回の最高裁判決の評価や不正が横行する政治資金問題について聞いた。
■機密費の使い方や公開について法整備が必要
――長い間、ブラックボックスだった官房機密費について最高裁が一部公開を認めました。まずは訴訟に至った経緯を教えてください。
10年余り前に官房機密費について情報公開請求をした時、官房長官から会計課長への請求金額が開示され、ほぼ1カ月に5000万円を2回、1年6カ月で計19億円近い税金が請求されていたのが分かりました。ところが、具体的な使途については一切分かりませんでした。
よく、「役所に情報公開請求したら、のり弁が出てきた」とか言いますよね。墨塗りされた真っ黒の行政文書のことを。ところが、官房機密費の使途については、のり弁さえも出てこなかった。1枚の行政文書も開示されなかったのです。
――1枚も開示されないとは驚きますね。
だから、すぐに国の担当者に電話しました。「官房長官が使ったわけだから、長官の名前ぐらい出せるでしょう」「日付は公開できるでしょう」と部分開示を求めたのですが、取り付く島もありませんでした。ならば「支出の行政文書は何枚あるのか」と聞いたら、それも「機密です」と。これはあまりに酷い対応で、情報公開法にも違反するのではないか。そう思って不開示処分の取り消しを求めて提訴したのです。
――最高裁判決では文書の一部開示が認められましたが、細かな使途は不開示です。今回の判決はどの部分が画期的だったのですか。
機密費のうち、交通費や会合費など領収書のある支出以外で、官房長官が政策の推進のためにほぼ領収書なしに自由に使うことができた「政策推進費」の受払簿の公開を命じたことです。つまり、官房長官が領収書なしに一体いくら使っているのか、という実態が分かる可能性が出てきたのです。
――領収書のいらない「掴みガネ」が解明されるきっかけになると。
そうです。官房長官は毎月、ざっくり言って1億円ぐらい使っていますが、このうち、交通費や会合にいくら使い、政策推進費にはいくら使っているのかが全く分かりませんでした。例えば、1億円の機密費に占める領収書のいらないカネが1000万円なのか、それとも8000万円なのか、によって全く意味合いが異なるでしょう。
最高裁判決は部分開示だったとはいえ、この「部分」が重要で、これまで1枚も出てこなかった行政文書が出てくる。国民に一番知られたくなかった数字が開示されるわけで、今まで全く開かずのままだった「本丸」の扉に大きな楔を打ち込むことができたと思っています。
――10年にも及ぶ機密費訴訟を続けてきた甲斐がありましたね。
国民には知る権利があり、国民主権の民主主義国家であれば情報公開は当然。行政には説明責任があります。私は専門が憲法なので、裁判を続ける意義はそういう理論的な部分もあったのですが、それよりも深刻だと感じたのは、機密費が裏の政治資金というのか、領収書不要をいいことに国の重要政策が買収されているのではないかということ。
時の政権が自分たちの政治支配を継続させるために機密費を都合よく使っているのではないかという疑いです。仮にそうであれば、正常な議会制民主主義は成立しません。だからこそ、情報公開請求し、裁判する価値があると考えたのです。
自民党には15億~17億円の使途不明金
――「政策推進費受払簿」などはいつ開示され、それを受けて市民団体としては今後、どう活動していくのですか。
ふつうは判決が出たら即、開示すべきだと思うのですが、1週間を過ぎても内閣官房からは連絡がありません。
実は判決が出た時、すぐに開示してほしいと文書で申し入れを考えていました。事前に連絡を取ったのですが、なかなか聞き入れてもらえず、判決当日も代理人弁護士が電話で連絡したのですが「誰もいません」と。ですから、私たちは実際に開示されるまでは安心してはいません。当然、開示されたら、数字に整合性があるかどうか、1億円の何割ぐらいを官房長官が自由に使っていたのかを確認したい。次のアクションはそれから考えようと思っています。
――ところで、機密費については根拠法が未整備な上、位置付けがあいまいだ、という指摘もありますね。
報償費(機密費)は内閣官房だけではなく、外務省にも警察にもあります。外務省では2001年に7億円もの詐取事件が発覚し、警察でも情報提供者に渡す報償費を裏金化していたという疑惑が生じています。機密費をめぐっては常に不適切な目的外支出が行われているのではないか、との国民の疑念は払拭できません。となれば、きちんと法整備する必要があるでしょう。
例えば、支出基準を厳格化したり、将来的には使途を開示したり。相手先が民間人なのか、公務員なのかによって開示時期を変える方法も考えられます。今回の最高裁判決を踏まえて、国会でもぜひ、議論が盛り上がってほしい。
■独裁政権を止めるため情報公開で緊張感
――地方議員の公金の使い道にも目を光らせています。
兵庫県議の政務活動費の不正使用が大々的に報道されましたが、無所属の1年生議員があれほど大胆なことをやるのは例外で、むしろ、議会でドンといわれるような複数回当選している古参の与党議員の方が悪質です。そういう議員は今までマスコミが追及してこなかったこともあって、不正使用、流用の手口がどんどん大胆になっています。
例えば、作ってもいない市政報告や県政報告の作成代金と称して架空領収書を作って支出したり、自分の政治団体の家賃や人件費に使ったり。政治活動に使ってはいけないという原則があるのに「案分すればいい」とか「使途の上限を設ければいい」などと抜け道をつくって政治資金へと流し込んでいるケースがあります。
――とりわけ自民党議員の政治資金の不正使用が目立ちますね。
政党交付金を受け取っている政党の場合、カネに余裕があるために好き勝手に使う傾向にあります。例えば今の自民党には、1980年代のバブル期並みの政治資金が集まっています。余裕があるため、議員だけじゃなく、党職員や秘書も、こんなにカネがあるなら少しは私的に使っちゃえ、となるわけです。
これは税金である政党交付金の私物化そのもの。それでなくても自民党は使途不明金が多い政党です。党幹事長を中心に一部の議員に政策活動費名目で政治資金が支出されているのですが、その個々の議員の収支報告書を見ても収入の記載がなく、使い道がまったく分からない。
最近の数字をざっと調べただけでも、年間15億~17億円ぐらいの使途不明金があります。党本部だけでなく、都道府県支部連合会でもあります。彼らの理屈だと、「建前では政治はできない。そういうの(使途不明金)があるのが当たり前」というのが本音なのでしょう。
――最後に、憲法学者の視点でとらえた安倍政権についてお聞きしたい。どのように映っていますか。
政治の暴走に歯止めをかけている憲法を守っていない。圧倒的多数の議席を持ち、数さえあれば何でもできると、高級官僚の人事権まで握って好き放題です。どんどん歯止めが利かなくなっています。これは独裁国家と変わりません。こうした姿勢の政権だからこそ、情報公開請求などで緊張感をつくる必要があると思います。闇に隠れて好き勝手に税金が私物化されているのではないかという意味では、機密費訴訟も森友・加計問題も根は同じです。政治の理屈がありません。権力の暴走を決して許してはなりません。
(聞き手=本紙・遠山嘉之)
▼かみわき・ひろし 1958年、鹿児島県生まれ。関西大法学部卒。神戸大大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)。北九州大(現北九州市立大)法学部教授を経て、現職。公益財団法人「政治資金センター」理事。著書に「告発!政治とカネ」(かもがわ出版)、「日本国憲法の真価と改憲論の正体」(日本機関紙出版センター)など。最新刊は「ここまできた小選挙区制の弊害」(あけび書房)。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/223132】
最高裁判決を無視 安倍政権は「官房機密費文書」開示せず
2018年2月14日
(原告団(中央が上脇博之教授)(C)日刊ゲンダイ
近代立憲主義の根幹をなす「三権分立」さえも、安倍政権は知らぬ存ぜぬだ。最高裁第2小法廷で1月19日、内閣官房報償費(官房機密費)の関連文書の一部開示を命じる初の判決が出てから3週間余り。長い間、ブラックボックスだった領収書のいらない「掴みガネ」の扉を開ける端緒になるかも――と注目を集めたが、ナント!いまだに関連文書が原告の市民団体に開示されていないことが分かった。
「(代理人の)若手弁護士が何度も内閣官房に(開示要求の)連絡をしている
のですが、きちんとした返事がありません。よほど知られたくない内容が
書いてあるのか。原告らの間では『まさか改ざんしているのでは
ないだろうな』との話も出ています」(原告の「政治資金オンブズマン」
共同代表の上脇博之神戸学院大教授)
いやはや、最高裁で確定判決が出たのだ。一部公開を命じられた国は直ちに開示する義務がある。菅官房長官だって判決後の会見で「判決を重く受け止める」と言っていたではないか。言っていることと、やっていることが全く違う。
今回の最高裁判決では、機密費のうち、交通費や会合費など領収書のある支出以外で、官房長官が政策の推進のためにほぼ領収書なしに自由に使える「政策推進費」の金額が分かることになる。官房長官が領収書いらずのカネをどれだけ好き放題使っていたのかが白日の下にさらされるのだ。やましいところがないのであれば、国はさっさと公開するべきなのは言うまでもない。それなのに菅は最高裁判決を無視し続けているのだ。
「最高裁判決に従わないということは、三権分立にも反する。例えば、
国家賠償訴訟で国が敗訴したら、その日から“利子”が発生するため、
国は直ちに手続きに入ります。今回のケースは異例、異常なことです。
原告への開示をダラダラと引き延ばす一方、御用マスコミにリークして
政権に都合のいい記事を書かせることを考えているのだとすれば、
とんでもないことです」(前出の上脇博之教授)
モリカケ疑惑も機密費をめぐる判決も、問題の根っこは同じ。安倍政権は情報公開に対して全く後ろ向きということ。デタラメの極みである。
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/「右へ右へ」これが希望の党・玉木の進む道】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201711280000154.html)。
日刊ゲンダイの記事【政界総汚染か 維新・片山代表も「加計学園」から献金受領】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/218520)。
《逆に私たちは、これまでなかなか支持を得られなかった『右へ右へ』広げるという立場を取りたい…しかし玉木の求める政党は、既に与党には自民党がある。野党にも日本維新の会がある。既にあるものが、まだ必要なのか。それが支持率の結果なのではないか。それなら早く維新と合流すればいいし、なんなら自民党に入れてもらえばいい》。
《自民の補完勢力である「日本維新の会」の片山虎之助共同代表(82)も、学園と親密な関係であることが日刊ゲンダイの調べで発覚…加計理事長本人から学位を授かったと書いている。カネをもらうだけでなく、博士号まで受けるのは、よほど深い関係…疑わしいのは、維新の会が、国会で加計問題を追及しようとしないことだ。これほど大きな問題となっているのに、28日の衆院予算委で質問に立った維新・下地幹郎衆院議員は、加計学園の「か」の字にも触れずじまいだった。足立康史衆院議員にいたっては、加計疑惑を追及する野党議員を批判する始末だ》。
これで最後、次で最後と思いながら、ついつい取り上げてしまう、このアホなブログ作業。トファやキトに期待した皆さん、このザマです。キトの『右へ右へ』路線…《それなら早く維新と合流すればいいし、なんなら自民党に入れてもらえばいい》。この記事の内容は御尤も。癒党・キトに期待してもしょうがない…ウンザリ。
『●まんまと森友捜査ツブシ選挙に騙され、
癒党キトの野党破壊工作が功を奏し、おまけに欠陥選挙制度…』
カケ疑惑は癒党・お維にまで波及…野党の質問時間をますます圧迫。
『●国会審議形骸化: 与・(癒党込み)野党の国会質問時間の配分は
実質「9.5時間対4.5時間」なのね?』
『●質問主意書ゼロ件なのに、あんなに質問したがっていた
自民党議員の皆さん達、実際に質問したことは?』
《加計理事長以下、関係者を全員、国会に呼んで、徹底して真相を解明すべきだ》。
『●選挙前「選挙戦を通して国民に説明を」、
選挙時「国会で丁寧な説明を」、選挙後「丁寧な説明をしてきた」』
『●森友捜査ツブシ選挙の後の祭りだけれど、
「関係者を国会に呼ぶなどして、もう一度調査をやり直すべきだ」』
『●アベ様は、「部下たちに『知りません。記憶がありません』
と言わせて、ひたすら逃げ続けるしかない」?』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201711280000154.html】
政界地獄耳
2017年11月28日9時46分
「右へ右へ」これが希望の党・玉木の進む道
★希望の党の政党支持率が3%台と、厳しい数字を突き付けられた同党代表・玉木雄一郎。「この数字と真摯(しんし)に向き合う」としているが、産経新聞のインタビューでは「立憲民主党が共産党などと野党共闘をするのなら、支持を『左に左に』と広げる立場なのでしょうか。逆に私たちは、これまでなかなか支持を得られなかった『右へ右へ』広げるという立場を取りたい」と答えている。
★政党の形を代表が語るのだから構わないが、その母体やその前の創設者で代表の小池百合子の考えを受け継ぐとしていたのならば、選挙で有権者と約束したことが変わったことを丁寧に説明すべきだ。首相・安倍晋三に丁寧な答弁を要求するのならば、当然だろう。しかし玉木の求める政党は、既に与党には自民党がある。野党にも日本維新の会がある。既にあるものが、まだ必要なのか。それが支持率の結果なのではないか。それなら早く維新と合流すればいいし、なんなら自民党に入れてもらえばいい。
★もう1つ厄介なのは、それを連合が支援していることだ。民進党から希望の党に移行する際、連合が一枚かみ、反共保守政党にしたかったのは周知のことだ。確かに反共を貫き野党共闘を壊したが、希望の党の「しがらみのない政治」、「原発ゼロ」という受け入れない政策を、連合はのみ込んでいる。今後は労働組合の存在すら認めていない維新の会とも共闘するとなると、もう働くものの代表とは言い難い。加えて共産党と政策が相いれないのではなく、ただ嫌いなだけなこともばれた。政策が相いれないというのならば、希望の党とは組めず、政策の変更を求めるのならば、連合の政治介入でしかない。希望の党も連合も策に溺れたか。(K)※敬称略
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/218520】
政界総汚染か 維新・片山代表も「加計学園」から献金受領
2017年11月30日
(加計理事長(左)に与党以外にも“お友達”がいた/(C)日刊ゲンダイ)
「加計マネー」は野党にまで渡っていた――。いまだ闇に包まれたままの「加計学園」の獣医学部新設問題。安倍首相をはじめ、自民党議員が学園と深い関係にあることが問題視されているが、自民の補完勢力である「日本維新の会」の片山虎之助共同代表(82)も、学園と親密な関係であることが日刊ゲンダイの調べで発覚した。
片山氏が代表を務める政党支部の2013年分の政治資金収支報告書には、4月24日付で、学園の加計孝太郎理事長と息子で副理事長の加計役氏から、それぞれ12万円ずつ寄付を受領した記載がある。15年分の収支報告書にも、5月19日に両氏からやはり12万円ずつ寄付を受けたことが記されている。
さらに、片山氏は10年3月26日付の公式ブログで、前日25日に加計学園グループの「千葉科学大学」の式典に出席し、「名誉博士学位」を授与されたことを記している。ブログには〈平成21年度千葉科学大学学位記授与式に出席。冒頭に私は加計総長から「名誉博士学位・社会科学」を贈呈され、謝辞を申し上げました〉と、加計理事長本人から学位を授かったと書いている。カネをもらうだけでなく、博士号まで受けるのは、よほど深い関係ということだ。
疑わしいのは、維新の会が、国会で加計問題を追及しようとしないことだ。これほど大きな問題となっているのに、28日の衆院予算委で質問に立った維新・下地幹郎衆院議員は、加計学園の「か」の字にも触れずじまいだった。
足立康史衆院議員にいたっては、加計疑惑を追及する野党議員を批判する始末だ。15日の衆院文部科学委で、希望の党の玉木雄一郎代表と立憲民主党の福山哲郎幹事長が、獣医学部の新設に慎重な「日本獣医師連盟」から献金を受けていたことを問題視し、2人の獣医学部新設に反対する国会質問は医師連への便宜供与で、あっせん収賄罪に当たると断じ、国会で「犯罪者」とまで言い切っていた。
維新が加計問題を深く追及しないことと、片山代表に「加計マネー」が渡っていたことは、関係があるのか。
片山事務所は、加計親子からの献金について「2人とは個人的な知り合いで、個人献金を頂いた」。学位については、「千葉科学大において危機管理学部をつくるにあたり加計理事長から相談を受けた」と“お友達関係”であることを認めた。維新議員の追及姿勢については「個別の内容について(議員に)指示しているわけではない」と答えた。
それにしても、加計学園の“政界工作”は裾野が広い。獣医学部の建設工事は、自民・逢沢一郎元外務副大臣の親族企業が受注していた。萩生田光一幹事長代行も千葉科学大の「名誉客員教授」を務めていたし、下村博文元文科相も学園から受けた200万円の「違法献金疑惑」がくすぶったまま。まさに「政界総汚染」の様相で、他にもズブズブ状態の国会議員がいてもおかしくはない。
やっぱり、「認可されたから終わり」は許されない。加計理事長以下、関係者を全員、国会に呼んで、徹底して真相を解明すべきだ。
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[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
週刊朝日の室井佑月さんのコラム【連載「しがみつく女」/「2018、変わるならそこ!」】(https://dot.asahi.com/wa/2017122700080.html)。
《というか、年が明けてガラリと変えちゃいけないことのほうが多いんだ。国会で森友・加計学園の問題は、引きつづきやるのよね。もうこれ以上はないくらい、これらがおかしいという証拠はあがっている》。
『●森友捜査ツブシ選挙の後の祭りだけれど、
「関係者を国会に呼ぶなどして、もう一度調査をやり直すべきだ」』
『●高野孟さん「誰よりも安倍晋三首相が恐れていて、
彼らをできるだけ長く世間から隔離しておくよう」内命?』
「アベ様の大見得・啖呵「議員辞職」…その秋はとっくに過ぎている。
《夫と妻は別人格で、代わって話せることじゃない》ので、アベ昭恵氏や、
総理大臣夫人付きの谷査恵子氏、国策として不当に長期に囚われの
身の籠池泰典前理事長、そしてもちろん、「国家戦略特区諮問会議議長・
アベ様は、2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった」らしい、
そのオトモダチ・加計孝太郎氏に、国会で証言してもらうしかない」
「腐臭を放つ《悪だくみ》、《このまま幕引きして、国民に疑惑を忘れさせよう
という安倍の策略》を許していいのか? モリ・カケ・スパ等々々々々々々…
泥沼なのに、アベ様の大見得・啖呵「議員辞職」は未だ有言実行されず。
前川喜平さん、《これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う》。
…ニッポンの民主主義の大変な危機。」
『●「安倍ちゃん…○○の象徴じゃない?…あれぐらいのさ、
■■な人じゃないと、多分あんなことやれない…」』
《もうこれ以上はないくらい、これらがおかしいという証拠はあがっている》山積するこれら問題について、アベ様自身も含めて、責任を持って国会で証言してはどうか?
室井佑月さんの言う《責任が誰にあり、どう取るのかを見届けたいのだ。そこまでできて、やっと次の段階に…》、その典型が、誰一人責任をとらない東京電力原発人災。2011年3月11日以降、今も、何一つ解決していない。《責任が誰にあり、どう取るのかを見届けたいのだ》…でもそれだけでは足りない。欠けているのは、人災前の地域の姿への復元である。先に進むのは、核発電「麻薬」中毒患者達が、彼の地域を「原状回復」して見せてから、だ。《そこまでできて、やっと次の段階にいけるのだと思う。次の世界が見えてくる》。10の10…乗万歩譲って、「原状回復」して見せてくれたら、核発電再稼働や輸出を検討すればいい。まずは、「原状回復」して見せよ。《次の段階》《次の世界》はそれからだ。
『●原状回復できない現実: 「12万円で、あとはもう黙ってろ、
自然に放射能さがんの待ってろっつうこと」』
《とても、そんなんで済む損害じゃねえべ》
「《もう取り戻せない、償うことなどできない現実》…「原状回復」なんて
決してできない「現実」だ。一体誰が「こういうふうにした者たち」なのか、
こんなとんでもない「現実」を生み出した者たちなのか?
誰一人、責任をとろうともしない」
《土と生きる豊かな暮らしは、あの日、一変した。福島県須賀川市で
農業を営む樽川和也さんは、東京電力福島第一原発の
事故後まもなく父親を自死により失った。田畑も放射能で汚染された。
東京で20日公開のドキュメンタリー映画「大地を受け継ぐ」で
苦悩を訴えている。もう取り戻せない、償うことなどできない現実を聞いた》
『●「あれだけの事故を起こして被害を出して、
だれか1人でも責任とってやめたか。申し訳ないと謝罪したか」』
《福島第一原発事故から5年。あの時、父親を自死により失った
樽川和也さんが語るドキュメンタリー映画「大地を受け継ぐ」が
劇場公開されている》
「「原発さえなければ」「福島の百姓は終わりだ」…せめて、そんなことが
二度と起きない「未来図」を描かないといけないでしょ!
「核兵器と原発による核の被害」なき「未来図」、
「人々が核兵器や原発に苦しまない」「未来図」が必要」
『●「原発事故で奪われた生業と地域を返せ」…
人災を起こした東京電力や政府は「原状回復」してみせたのか?』
《この国は、なぜ戦争へ突き進んでしまったのか、それは誰の責任なのか、もっと真剣に、ずっと考えつづけるのでいい。そのくらい戦争の責任は重いものだ。それができていれば、安倍首相みたいなのが現れなかった》…まったく同感だ。敗戦後から、遠い昔に、既に、ボタンの掛け違いは始まっていた訳だ。
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【https://dot.asahi.com/wa/2017122700080.html】
室井佑月 「2018、変わるならそこ!」
連載「しがみつく女」
2018.1.3 07:00週刊朝日 #室井佑月
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中
(【イラストはこちら】(c)小田原ドラゴン)
(https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2017122700080_2)
国の課題や疑惑が数多く持ち上がった2017年。作家・室井佑月氏は、そうした山積した問題に疑問を投げかける。
* * *
あけましておめでとうございます。2018年は良い年になるといい。
新年となり、なにかがガラリと変わるなんて期待しちゃいないけど。
というか、年が明けてガラリと変えちゃいけないことのほうが多いんだ。
国会で森友・加計学園の問題は、引きつづきやるのよね。もうこれ以上はないくらい、これらがおかしいという証拠はあがっている。
国側のいい分も、「今後、こういうことはないように」という感じに変わってきている。が、多くの国民が望んでいるのはそういうことじゃない。
責任が誰にあり、どう取るのかを見届けたいのだ。
そこまでできて、やっと次の段階にいけるのだと思う。次の世界が見えてくる。
今までそれをきちんとやってこなかったから、困った今があるのではないか?
日本は敗戦国だからといって、米国になんでもいわれるがまま、こちらの意見をいってこなかった。
だから今、不公平な地位協定はそのままで、言い値で武器なども買わなくてはいけない。管制権でさえ握られて、羽田から伊丹まで30分で行ける距離を、遠回りさせられている。
銀行や大企業の失敗は、責任追及されず、当たり前のように国が肩代わりしてきた。
福島の原発事故で、あんなに甚大な被害があったにもかかわらず、誰も捕まらず、おとがめなしだ。
だから、次の新しいエネルギーに移行できない。コストが高く、管理も難しくて世界がやめようとしている原発から、離れられない。
この国は、なぜ戦争へ突き進んでしまったのか、それは誰の責任なのか、もっと真剣に、ずっと考えつづけるのでいい。そのくらい戦争の責任は重いものだ。
それができていれば、安倍首相みたいなのが現れなかった。
世界から眉をひそめられる歴史修正主義的な発言も出てこなかったはずだし、この国も戦争ができる普通の国に、なんて考えはしなかったはず。
メディアも先の戦争から、反省が足りてないのか? 米国と一緒になってお隣の小国に拳を上げる行為を、なぜ一丸となって非難しない。再び悲惨な戦争で、この国の人間が大勢死のうが、またまた自分ひとりの責任じゃないからいいっていうのか?
あたしは今の世の中が安倍一強になったのは、政治家としての安倍さんが強いということじゃなく、この時代の流れの中のクライマックスだからだと思っている。
戦争で時代の一区切りではなく、そこにいきつく前に、間違ったこの流れは止めなくては。アベ的なものの登場が、この時代の終わりだと信じたい。
2018年、なにかがガラリと変わるなら、そこよ。
ノーベル平和賞を『ICAN=核兵器廃絶国際キャンペーン』が受賞したのを、唯一の被爆国であるこの国が素直に喜べない。おかしいって思わない?
※週刊朝日 2018年1月5-12日合併号
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[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
日刊ゲンダイの記事【高野孟 永田町の裏を読む/「モリ・カケ疑惑」を忘れさせる策略を許してはならない】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220383)。
《「人質司法」といわれる検察・裁判所の常套手段で、これが数多くの冤罪事件を生む温床ともなっている…むしろ逆で、籠池が出てきて、自分の補助金詐欺はともかく、近畿財務局が学校用地を8億2000万円も値引きして、その証拠書類を破棄した経緯をちゃんと調べろと騒ぎ立てるのを、誰よりも安倍晋三首相が恐れていて、彼らをできるだけ長く世間から隔離しておくよう、内々に命じているからに違いない》。
思想には共鳴できない。犯罪であると思う。でも、それはそれ。国策捜査の結果として不当に長期に囚われの身の籠池泰典前理事長夫妻。大変な人権侵害。弁護士以外との面談も許されないという。
「アベ様の大見得・啖呵「議員辞職」…その秋はとっくに過ぎている。《夫と妻は別人格で、代わって話せることじゃない》ので、アベ昭恵氏や、総理大臣夫人付きの谷査恵子氏、国策として不当に長期に囚われの身の籠池泰典前理事長、そしてもちろん、「国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった」らしい、そのオトモダチ・加計孝太郎氏に、国会で証言してもらうしかない」。
腐臭を放つ《悪だくみ》、《このまま幕引きして、国民に疑惑を忘れさせようという安倍の策略》を許していいのか? モリ・カケ・スパ等々々々々々々…泥沼なのに、アベ様の大見得・啖呵「議員辞職」は未だ有言実行されず。前川喜平さん、《これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う》。…ニッポンの民主主義の大変な危機。
『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ!
質問主意書による「急な質問」?』
「まず、金平茂紀さんによるインタビューで、前川喜平前文部事務次官は
「ちょっと耳を疑った。「あれ、今何をおっしゃったのかな」っていう
感じだった。それはないだろう…今治と言えば加計、加計と言えば今治。
加計学園が今治以外のところにつくろうなんて話はどこにもなかった。
どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。
本当に李(すもも)をとっているかもしれない」
(『報道特集』、2017年7月29日)」
『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
《病的な嘘つき》アベ様…前川喜平氏の人間性と彼我の差』
『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
《病的な嘘つき》アベ様…全てのアベ様の「政」のデタラメさ』
『●「そんな当たり前のこと」が通用しない最低の官房長官記者会見…
「ここは質問に答える場所じゃない…」?』
『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」』
『●国会審議形骸化: 与・(癒党込み)野党の国会質問時間の
配分は実質「9.5時間対4.5時間」なのね?』
『●「加計学園獣医学部学生募集のでっかい」広告…
下足番新聞、「ただ単に金に目がくらんだ」だけじゃない?』
『●常識不通…「夫と妻は別人格で、代わって話せることじゃない」
「あったことをなかったことにはできない」』
《社民党・福島瑞穂は参院予算委で「昭恵さんの証人喚問が必要。
総理は自分が妻の代わりに話すと言うが、夫と妻は別人格で、
代わって話せることじゃない」と追及…5月25日の文科省前事務次官・
前川喜平の会見での「あったことをなかったことにはできない」が、
改めて思い出される》
『●質問主意書ゼロ件なのに、あんなに質問したがっていた
自民党議員の皆さん達、実際に質問したことは?』
『●憲法25条「健康で文化的な最低限度の生活」が保障されない、
血も涙も無い「国費…160億円削減」』
『●与党自公によるデタラメな《行う必要のない政策》の
羅列に加えて、国費160億円削減で弱い者イジメ』
『●「本土」のデマ・ヘイトなオトナ達…《子どもたちの日常にある
「異常」を放置しているのはだれなのか?》』
『●アベ様は、「部下たちに『知りません。記憶がありません』
と言わせて、ひたすら逃げ続けるしかない」?』
「前川喜平さんは《規制緩和ではない。特権の付与です》と言います。
《どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。
本当に李(すもも)をとっているかもしれない》アベ様は、
「部下たちに『知りません。記憶がありません』と言わせて、
ひたすら逃げ続けるしかない」!? そんなことを許していいの?
大見得・啖呵「議員辞職」から、逃げることはできない。
逃がしてはいけない。
《淳から「(安倍自民は)選挙でも勝った。逃げ切れると思うか」
と問われると「これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う」
と踏み込んだ》…ニッポンの民主主義の危機。《加計ありき》が明白な、
アベ様による恣意的な血税の無駄使い、オトモダチ大優遇。
許される訳がない」
『●森友捜査ツブシ選挙の後の祭りだけれど、
「関係者を国会に呼ぶなどして、もう一度調査をやり直すべきだ」』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/220383】
高野孟
永田町の裏を読む
「モリ・カケ疑惑」を忘れさせる策略を許してはならない
2017年12月28日
(保釈のメドは立たないまま(C)日刊ゲンダイ)
年の瀬も押し迫ったこの時期、1つ思い出しておきたいことがある。7月末に逮捕された森友学園の籠池夫妻の勾留が丸5カ月に及び、なお保釈のメドも立たないまま来年に持ち越されていこうとしていることである。
黙秘したり、容疑を否認している被疑者を、こうやっていつまで勾留し、接見禁止処分にまでして一種の精神的拷問にかけ自白を促すというやり方は、「人質司法」といわれる検察・裁判所の常套手段で、これが数多くの冤罪事件を生む温床ともなっている。
「証拠隠滅」や「逃亡」の恐れが本当にある場合などは保釈申請が却下されて当然だが、籠池夫妻の場合は、問われている補助金詐欺の証拠書類は検察が押さえていて、すでに起訴もされているので、いまさら隠滅も何もないし、あれだけ顔を知られた2人が逃亡ということもあり得ない。
むしろ逆で、籠池が出てきて、自分の補助金詐欺はともかく、近畿財務局が学校用地を8億2000万円も値引きして、その証拠書類を破棄した経緯をちゃんと調べろと騒ぎ立てるのを、誰よりも安倍晋三首相が恐れていて、彼らをできるだけ長く世間から隔離しておくよう、内々に命じているからに違いない。このまま幕引きして、国民に疑惑を忘れさせようという安倍の策略を許してはならない。
「モリ・カケ」のもう片方の加計学園問題も、何ひとつ真相が明らかにならないまま、年を越そうとしている。森功の新刊「悪だくみ」(文芸春秋)を読むと、安倍とその「腹心の友」である加計孝太郎理事長とを包み込む闇の深さに改めて驚く。安倍は籠池とは直接面識はないが、加計とは、国家戦略特区での獣医学部認可がヤマ場を迎えた2016年1年間だけで7回も会食もしくはゴルフを共にしている。
それでいて、7月の衆院閉会中審査での答弁で「今治市の獣医学部が加計学園だと知ったのは17年1月20日」などと、誰が聞いても嘘と分かることを口走っている。その食事代、ゴルフ代を誰が払ったのかと問われて、安倍は「先方が払うこともある」と認めてしまった。これはどう考えても供応に当たるので、今年の1月まで知らなかったという作り話をせざるを得なくなったのである。
来年の通常国会は、冒頭から「モリ・カケ疑惑」徹底解明で安倍夫妻を追い詰めるよう、野党の奮闘を期待したい。
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[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
東京新聞の二つの記事。望月衣塑子・清水祐樹両記者の記事【「森友」国有地 売却協議の詳細判明 「9メートルまでごみ混在、虚偽にならぬ」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201712/CK2017122002000134.html)と、
その詳細記事【「森友」協議 音声データ詳報】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201712/CK2017122002000124.html)。
《八億円超の値引きの根拠となった地中のごみについて、学園側の工事業者は「三メートルより下にあるか分からない」と主張し、虚偽報告の責任を問われかねないと懸念。これに対し、国側は「九メートルまでの範囲でごみが混在」しているとの表現なら、虚偽にならないと説得し、協議をまとめていた。 (望月衣塑子、清水祐樹)…◆口裏合わせ はっきり記録》。
《協議には、学園側は籠池泰典理事長と、妻の諄子・幼稚園副園長、学園の代理人弁護士、小学校建設業者、国側は財務省近畿財務局の統括国有財産管理官とその部下、国土交通省大阪航空局職員が出席していたとみられる》。
『●制御不能な「確実にバレる瞬間まで嘘を通そうとする、
気合の入った嘘つき」な取巻き達と「裸の王様」』
「「確実にバレる瞬間まで嘘を通そうとする、気合の入った嘘つき」な
取巻き達とデンデン王国「裸の王様」。いい加減にお引き取り願えない
だろうか。でも、 森友「教育破壊」問題を無いことにしたいアベ様。
政権を監視し、政権を批判できないマスコミ。第二、第三の森友問題に
火をつける勇気もないようだ」
2017年10月衆院選・森友捜査ツブシ選挙の後の祭りだけれど、《関係者を国会に呼ぶなどして、もう一度調査をやり直すべきだ》。
『●「森友捜査ツブシ」: 大阪地検特捜部、いま直ぐに動け!
マスコミも、いま「黙秘」してはいけない!!』
記事中の「森友学園をめぐる経過」の表を見てみると、アベ様の大見得・啖呵「議員辞職」の実行が未だに為されていないことが不思議になってくる。
東京新聞のこれらの記事は《スクープ》《決定的証拠!》として、リテラの記事【森友問題で財務省が嘘の口裏あわせをした決定的証拠! 一方、昭恵夫人は首相公邸でおトモダチと忘年会開催】(http://lite-ra.com/2017/12/post-3672.html)にも取り上げられている。《森友学園問題で、核心に迫るスクープが報じられた。今朝の東京新聞が、森友側と財務省、国土交通省が協議をおこなった際の「音声データ」を入手。そのやりとりは、3メートル以下の地中からゴミが出てくるというシナリオに沿って動いていくことを国側が「説得」していたことをさらに裏付けるものだ。…だが、今回の東京新聞の報道では、この協議をより克明に伝えるもので、肝心な部分は中略せず、会話の一部を切り取ることなく伝えられている。…財務省職員が「判然としないことは承知」と工事業者に明言…昭恵夫人は森友問題に頬被りしたまま公邸で忘年会》。
アベ様の大見得・啖呵「議員辞職」の実行を早くお願いします。
『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は
「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?』
「《私も妻も一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
関係ない」「私や妻が関係していたということになれば、間違いなく
総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
おきたい》と大見得を切りました」
『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…諸悪の根源である
“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻』
「そういうのはズブズブとは言わないのですか?
《経済ミッションとして同行してもら》ったという理由は、
アベ様のオトモダチでなければならない理由となっているでしょうか?
《君子防未然、不處嫌疑間。瓜田不納履、李下不正冠。》
(https://kanbun.info/koji/rika.html)なんて云う発想の無い
人治主義国家のDictator」
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201712/CK2017122002000134.html】
「森友」国有地 売却協議の詳細判明 「9メートルまでごみ混在、虚偽にならぬ」
2017年12月20日 朝刊
学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、昨春行われた学園側と財務、国土交通両省との協議の詳細が本紙が入手した音声データで判明した。八億円超の値引きの根拠となった地中のごみについて、学園側の工事業者は「三メートルより下にあるか分からない」と主張し、虚偽報告の責任を問われかねないと懸念。これに対し、国側は「九メートルまでの範囲でごみが混在」しているとの表現なら、虚偽にならないと説得し、協議をまとめていた。 (望月衣塑子、清水祐樹)
音声データには、昨年三月下旬に行われたとみられる学園側と財務省近畿財務局職員、国交省大阪航空局職員らとの協議などが記録されている。
データでは、国側が「三メートルまで掘ると、その下からごみが出てきたと理解している」と発言。これに対し、工事業者が「ちょっと待ってください。三メートル下から出てきたかどうかは分からない。断言できない。確定した情報として伝えることはできない」と主張した。
さらに国側が「資料を調整する中でどう整理するか協議させてほしい」と要請すると、工事業者は「虚偽を言うつもりはないので事実だけを伝える。ただ、事実を伝えることが学園さんの土地(価格)を下げることに反するなら、そちらに合わせることはやぶさかでない」とやや軟化した。
この後、学園の代理人弁護士(当時)が「そちら(国)側から頼まれてこちらが虚偽の報告をして、後で手のひら返されて『だまされた』と言われたら目も当てられない」と懸念。工事業者は「三メートル下からはそんなに出てきていないんじゃないかな」と付け加えた。
国側は「言い方としては『混在』と、『九メートルまでの範囲』で」と提案したものの、工事業者は「九メートルというのはちょっと分からない」と難色を示した。
しかし、国側が「虚偽にならないように、混在していると。ある程度、三メートル超もある。全部じゃないということ」と説得すると、工事業者がようやく「あると思う」と同意。国側が「そんなところにポイントを絞りたい」と決着させた。
国が算定した地中のごみの量を巡っては、会計検査院が最大七割過大に算定されていた可能性を示した。大阪航空局は、建設用地から実際に撤去したごみが国の算定の百分の一だったことを明らかにしている。
音声データは十一月二十八日の衆院予算委員会で財務省が存在を認めた内容を含む、より詳細なもの。本紙が著述家の菅野完(たもつ)氏から入手した。
本紙の取材に財務、国交両省から回答はなく、学園の当時の代理人弁護士は「一切コメントしない」と回答。工事業者の代理人弁護士は電話取材に「国と学園側の落としどころの金額に沿ったものを出したが、根拠が十分ではなかった。こちらの試算では、ごみを完全に撤去する費用は九億数千万円だった」と述べた。
◆口裏合わせ はっきり記録
<解説> 会計検査院の検査では、学校法人「森友学園」への国有地売却で八億円超の大幅値引きの根拠となった地中ごみの処分量が最大七割も過大に算定されていた可能性が示された。一方で、契約に至る資料の一部が廃棄されたことなどが壁となり、価格決定の詳しい経緯は解明できなかった。
しかし、今回、財務省が存在を認めた音声データの全容を詳細に分析すると、地中ごみが地下三メートルより下からはほとんど出ていないにもかかわらず、地下九メートルまであるという形にまとめようと、国側が口裏合わせを求めたともとれるやりとりがはっきりと記録されていた。学園側が、国側のストーリーに合わせて報告を行えば、虚偽にとられかねないと不安視している発言も含まれていた。
なぜ財務省職員らがそんな無理をして値引きしようとしたのか。安倍晋三首相の妻の昭恵氏が小学校の名誉校長に就いたことや、首相夫人付きの職員が国有地について財務省に照会したことが影響した可能性はないのか。
学園側への国有地の売却では、分割払いや価格の非公表などさまざまな特例がなぜか付されていた。その理由も政府はいまだに明らかにしていない。この音声データが明るみに出たのを機に、関係者を国会に呼ぶなどして、もう一度調査をやり直すべきだ。 (望月衣塑子)
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201712/CK2017122002000124.html】
「森友」協議 音声データ詳報
2017年12月20日 朝刊
学校法人「森友学園」への国有地売却問題で、地中のごみを巡る学園側と国側の協議の詳細が記録された音声データ。協議には、学園側は籠池泰典(かごいけやすのり)理事長と、妻の諄子(じゅんこ)・幼稚園副園長、学園の代理人弁護士、小学校建設業者、国側は財務省近畿財務局の統括国有財産管理官とその部下、国土交通省大阪航空局職員が出席していたとみられる。 (肩書はいずれも当時)
学園は二〇一五年五月、小学校建設を予定する国有地について国側と定期借地契約を締結。翌六月から十二月にかけて、土壌改良と地中のごみの撤去工事を実施した。
しかし昨年三月十一日、学園側が財務局に「地中から新たなごみが見つかった」と連絡。籠池氏が財務省国有財産審理室長と面会後の同月二十四日、学園側の代理人弁護士が財務局に土地の購入を申し出た。音声データに記録された協議はこの後の三月下旬に行われたとみられる。協議の詳細は次の通り。
学園の代理人弁護士(以下、弁護士) 「うちはリスク負ってやっている。今、口約束できないのは分かるが、鑑定額はこちらの納得いくような金額じゃなかった場合、相当な話になる。そうならないよう資料の作成の仕方とか話の持っていき方は、知恵を絞ってもらわなければいけない。●●さん(工事業者)に見積もり出してくれとか、いろいろ言ったら頑張って出してくれると思うし、こういうのが要るんだというものを詰めて、ピックアップしてほしい。(中略)どういう理屈で、土地の評価を下げようと考えているのか教えてほしい。どうやるのが一番勘所がいいのか。(中略)土壌汚染があるかどうかの調査報告書がほしいなら調査はできる」
工事業者 「分析の状態によって少しずれる可能性、後ろにずれる可能性も。もちろん前にいく可能性もあるが」
(中略)
国側の職員 「われわれ土壌汚染調査も、(大阪府)豊中市にも一応手続きをして終わっている整理。まだ出てくるが。現状の考え方は、こういう状況を現認をしたうえで、これを地価に反映させるかして整理ができるのが一番ありがたい。(中略)もっと問題も発生するので、こういったものが内包されていることをもって反映させた形で提示をさせていただければありがたい」
(中略)
弁護士 「調査報告書を二週間、三週間でできるものを出した方がいいのか。(中略)白黒はっきりさせない方がいいんじゃないのかという考え方もある」
国側の職員 「そこはわれわれが現場確認した上で、いかに評価上反映させるか。冒頭話のあった●●さん(工事業者)に『こういう資料出ますか』とお願いしながら作業させていただくのがありがたい」
(中略)
国側の職員 「僕はこの現場だけを見て、写真を撮って、内部にも早く要望を伝えていきたい。僕と●●(部下)は現場へ行って、写真だけ撮らしてもらって、そのうえでいろいろと手続きを進めたいと」
(中略)
弁護士 「先ほど言ったように、土地の価格から処分費用を引いてもらえる話として、土地の評価ができるんだったら。そしたら、その時点で売買代金を処理するし、引けないと言うなら後で請求するしかない」
国側の職員 「金額をまず提示して、それでどうかというところになる。それで合意に至らなければ当然、国が請求を受けるという話になると思う」
(中略)
弁護士 「そういう値段と、そこから処理費用を引けるような形で話をもっていってもらうように。仮に引けなかったとしても、後で請求できるような形にしてもらいたいし、土地の値段もできるだけ低くということでお願いする」
(中略)
籠池理事長 「棟上げの時に、首相夫人来られることになっている。だから日にちの設定をした。設定をしててこんなになってしまった。どうするの、僕の顔は。サミットが終わったついでに、こっち寄ろうかと。あほとちがうか」
弁護士 「そういう目に見えない所で今回の件があるので、私から言えるのは、それはもう分かって、死ぬ気で、値段を下げるところに取り組んでほしい、知恵を絞ってほしいということ。(中略)『お願いします』と言って値段は下がらない。ちょっと失礼かもしれないが、下がる理屈を考えないといけない」
籠池理事長 「信用できるのか。(中略)引っ返すことないの?」
諄子副園長 「●●さん(設計業者)言っていた。『僕は、近財も航空局も信じてない』と言っていた」
(中略)
国側の職員 「前の●●さん(工事業者)、三メートルまで掘ると、その後で、柱状改良というのをやって、その下からごみが出てきたというふうに理解している。(中略)その下にあるごみというのは、国が知らなかった事実なんで、そこはきっちりやる必要はあるというストーリーはイメージしている。三メートル以下からごみが噴出しているという写真などがもし残ってたら」
工事業者 「ちょっと待ってください。そこは語弊があるので。三メートル下から出てきたかどうかは分からない。下から出てきたとは確定、断言できてない。そこにはちょっと大きな差がある。認識をそういうふうに統一した方がいいのであれば合わせる。でもその下から出てきたかどうかは、工事した側の方から、確定した情報としては伝えるのは無理」
国側の職員 「●●さん(工事業者)からそういう話は聞いている。●●さん(設計業者)からもそういうふうに聞いている。どこの層から出てきたか特定したいのでこういう聞き方をしてきた。●●さん(設計業者)もどこから出てきたか、判然としないという話で今までは聞いている。ただ今後、資料を調整する中でどういう整理をするのがいいのか協議させていただけるなら、そういう方向で話し合いをさせていただければありがたい」
工事業者 「虚偽をわれわれは言うつもりもないので、事実だけを伝える。ただ、その事実を伝えることが(森友)学園さんの土地(の価格)を下げることに反するならそちらに合わせることはやぶさかでない」
弁護士 「虚偽という表現があったが、それは●●さん(設計業者)も一緒で、そちら側から頼まれてこちらが虚偽の報告して、後で手のひら返されて、『だまされた』と言われたら、これは目も当てられない話になるので、それは嫌だという話。だから逆に、●●さん(工事業者)とか●●さん(設計業者)の方に、●●(以前の工事業者)がやった三メートルのところから全部出てきたか、と言われたらそれもノーだ」
工事業者 「三メートル下より三メートルの上からの方がたくさん出てきてるので、三メートル下からはそんなにたくさんは出てきていないんじゃないかな」
国側の職員 「言い方としては混在と。九メートルまでの範囲で」
工事業者 「九メートルというのはちょっと分からない。そこまでの下は」
弁護士 「そこは言葉遊びかもしれないが、九メートルの所までガラが入っている可能性を否定できるかと言われたら否定できない。そういう話だ」
工事業者 「その辺をうまくコントロールしてもらえるなら、われわれは資料を提供させてもらう」
国側の職員 「虚偽にならないように、混在していると。ある程度、三メートル超もあると。全部じゃない、ということ」
工事業者 「あると思う」
国側の職員 「そんなところにポイントを絞りたい」
(中略)
弁護士 「言い方悪いが、まず半分はこういう事態が起きたので、損害を最小限にするために一生懸命やっていただけるということで信頼している。もう半分の問題は責任問題に発展しないように頑張っていただけるという意味での信頼を持っている。半分はわれわれのためにやってもらえると。半分はご自身のために頑張ってくださいと」
(中略)
弁護士 「希望としては一億五千万かかるという報告をもらって、それより低い金額で買いたい」
国側の職員 「理事長が考えているマイナスという話になるかというのは、金額の評価に関しては、やるだけやってみて、見ていただいて、判断していただくしかない。いくらと確約できる話でもない。●●先生(学園側代理人弁護士)からも言われて、最大限反映できるような形の手続きをやっている」
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レイバーネットのコラム【〔週刊 本の発見〕 『ペンとカメラ――時代と生きる』】(http://www.labornetjp.org/news/2017/0720hon)と、
【<木下昌明の映画の部屋>●佐古忠彦監督『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』 瀬長亀次郎にみる沖縄の戦後史】(http://www.labornetjp.org/news/2017/0822eiga)。
琉球新報のコラム【<金口木舌>全国に響くカメジローの生きざま】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-565720.html)。
《本書は木下昌明の7冊目の批評集…文字通り、身を挺して書く。その仕事のとりあえずの集大成が、本書である。これを読まずに、3・11以後の今を語ることはできない》。
《以前に「筑紫哲也NEWS23」のキャスターを務めた佐古忠彦が監督し、TBSテレビが制作…瀬長は戦後一貫して米国の沖縄支配とたたかった人物》。
《映画はガジュマルの映像から始まった。その木のように倒れない男の話だ。彼は、選挙で倒した“敵”を「ガジュマルの木陰で休ませ、同じガジュマルになれと説得し、民主主義を嵐から守る態勢を取ろう」と呼び掛けた…瀬長亀次郎…▼瀬長氏にとってガジュマルは民主主義のとりでであり、分断を克服する場でもあった。「敵/味方」「右/左」「沖縄/本土」などの分断や溝に「不屈」の精神で挑んだ生きざまは、“忖度政治”を危ぶむ全国の多くの人々の心に響くに違いない》。
『●多分、アベ様は沖縄で三度敗れる・・・・・・
踏みにじられる沖縄の民意』
《全てを失った沖縄戦から70年のできごと。伊江島で土地を
守るために戦った阿波根昌鴻さんから、米軍の統治の横暴さに
抵抗して投獄された瀬長亀次郎さんから、脈々とこの島で
生きるものたちが受け継いできたもの》
『●「不屈」…「瀬長の口、耳、目を封じることはできても、
八十万県民の五官の機能をとめることは不可能だ」』
琉球新報の記事【「カメジロー」盛況 東京上映、初日立ち見も】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-563683.html)によると、《米統治下の圧政に不屈の精神で抗議する姿勢を貫いた瀬長亀次郎さんのドキュメンタリー「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」(佐古忠彦監督)…佐古監督は「瀬長さんの生きざまを通して沖縄の戦後史を知っていただくだけでなく、今の日本の在り方と照らしていろんなことに気付いてほしい」…。舞台には瀬長さんの次女・内村千尋さんも登壇し「右の人、左の人関係なく、父の生きざまに感銘を受けたとおっしゃってくれる人が多いが、父が亡くなってから調べるうちにすごさが分かった。父が頑張れたのは祖母から受けた愛情の影響が大きい」と話した。名護市辺野古の新基地建設などについて触れ「沖縄は今、大変なことが起きている。学習会や討論会を開いて沖縄のことを知ってほしい」と求めた》。
木下昌明さんの批評集について、《著者にとって、映画は絵空事ではない。なぐさみの対象でもない。映画館は、彼にとって、生き方を示唆してくれる場所なのだ》。木下昌明さん、《いまがふんばりどきなのだ》。その木下昌明さんの『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』についての映画評の結び、《映画は、瀬長の「不屈」の精神が、今でもガジュマルのように根をはっていることを教えてくれる》。
『●「自由新聞(フライエ プレッセ)!」と「下足番」新聞:
主犯の「A」(A夫妻)が抜けている』
「レイバーネットの映画コラム【<木下昌明の映画の部屋>
戦争の裏側を描く2本の映画~『空と風と星の詩人~尹東柱の生涯』
『ヒトラーへの285枚の葉書』】…《夫妻に一人息子の戦死の報が
届くところから始まる。二人はそっけない軍事郵便に騙された
と絶望するものの後の祭り…。ヒトラー政権が台頭するとき、
市民がみな反対していれば、誰もが一人一人捕らえられて
死んでいくことはなかった。…ドイツの独狼さん…
「黙るのは罪、行動するのは義務」…。いまがふんばりどきなのだ》」
瀬長亀次郎さんから《受け継いできたもの》は《不屈》《一人のヒーローではなく、人々の結集》。森を殺すこと、海を殺すこと、番犬様の基地の押し付け、《大規模な自衛隊とミサイル基地の配備》、《統合エアシーバトル構想》…人々は分断されることなく、《不屈》に《結集》するしかない、ガジュマルの様に。《沖縄に自生するガジュマルは何本もの細い幹を束ねたようにして一本の大木となっている。これを「どんな嵐にも倒れない、沖縄そのもの」…映画は、瀬長の「不屈」の精神が、今でもガジュマルのように根をはっていることを教えてくれる》。
「本土」は見て見ぬ振りすることなく、この腐敗したアベ様政権を一日も早く倒さなければ、ニッポンは御終い。《瀬長氏にとってガジュマルは民主主義のとりでであり、分断を克服する場でもあった。「敵/味方」「右/左」「沖縄/本土」などの分断や溝に「不屈」の精神で挑んだ生きざまは、“忖度(そんたく)政治”を危ぶむ全国の多くの人々の心に響くに違いない》。
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【http://www.labornetjp.org/news/2017/0720hon】
〔週刊 本の発見〕 『ペンとカメラ――時代と生きる』
第1~第4木曜掲載・第14回(2017/7/20)
第14回 身を挺して書く
●『ペンとカメラ――時代と生きる』(木下昌明 績文堂 2017年6月刊 1800円)/評者=志真秀弘
わたしは、信州の山家育ちだが、行きつけだった床屋のおじさんが、西部劇の話をしてくれたのを覚えている。ストーリーは忘れたが、ジョン・ウエイン、バート・ランカスター、アラン・ラッド、ゲーリー・クーパー、ヘンリー・フォンダなどなどの名演ぶりを想像した。田舎だったから映画館に気安くいくことはできない。そんな子供の私に、おじさんの話はわくわくする体験だった。
本書は、そんな映画体験を文章によって味あわせてくれる。
たとえば、「ジンネマン映画の魅力」を読もう。1934年、ナチス支配下のベルリンで反ファシズムと闘う幼なじみのユダヤ人富豪の娘ジュリアの要請に応じてアメリカ人作家リリアンが、パリから列車でベルリンに向かう。緊張感に耐えるリリアンの姿に、『真昼の決闘』の保安官や、『日曜日にはネズミを殺せ』の元ゲリラ隊長の緊張した内面が重なる。「逃げたくとも逃げずに耐えていく」生き方に、ファシズムに立ち向かう時代の精神のあり様を著者はみる。リリアン・ヘルマンは、赤狩りの時代に非米活動委員会議長宛てに良心を流行に合わせて裁断することはできないと手紙を送った。彼女の精神のありかは、映画の「へっぴり腰ではあれ、臆病をきらった」リリアンのそれとおなじだった。「私もリリアンのように生きたい」と著者は結ぶ。
著者にとって、映画は絵空事ではない。なぐさみの対象でもない。映画館は、彼にとって、生き方を示唆してくれる場所なのだ。
「南京事件 誰が虐殺を命じたか?」は、『ジョン・ラーベ――南京のシンドラー』をとりあげる。これは、「娯楽大作」だが、日本では右翼を恐れて劇場公開できなかった。この映画を木下は、ラーベの日記、当時の記録映画『南京』、中国映画『南京1937』、武藤章中将の遺著、日本テレビのドキュメント『南京事件 兵士たちの遺言』、レイバーネットTVの小野賢二の証言などによりながら、緊迫感に充ちた語りで、虐殺の責任者が誰かを明らかにする。一本の映画を、これだけ歴史的・実証的に解明し、問題の所在を摘出する映画批評を書くのは、もはや著者を置いてないのではないか。が、それだけではない。「私たちは、侵略戦争を克服できているのか」。みずからの生き方に結び付けて著者はそう問う。彼の本を読み、「深く生きよう」とフクシマ陽太郎が書く所以だろう。
「親しいのになぜ憎しみ合うのか」は、映画『無頼無法の徒さぶ』のなかで、親しいからこそ憎しみが噴出する人間関係の不条理を、書いている。初め、わたしは、不条理を指摘するだけに留まっているのかと勘違いした。再読して、著者が、優劣や競争を越えた人間の関係を描こうとしていることに気づき、中野重治の詩「その人たち」をふと思い出した。「サヤ豆を育てたことについてかって風が誇らなかったように/また船を浮かべたことについてかって水が求めなかったように」の2行の思想に連なる著者の考えに感動した。
本書は木下昌明の7冊目の批評集だが、前著『〈いのち〉を食う』と本書とで、彼の批評は、命と時代と世界をとらえて、それまでの仕事を超えた。彼の対象は、すでに映画に留まっていない。〈Ⅰ カメラは行動する〉で、ビデオカメラを手に、毎週金曜日国会前集会に赴く。〈Ⅳ 芸術運動――先駆者たちの仕事〉では、彼を育てた芸術運動の人と歴史とを再構成して自らの批評の生い立ちを証してみせた。文字通り、身を挺して書く。その仕事のとりあえずの集大成が、本書である。これを読まずに、3・11以後の今を語ることはできない。
*「週刊 本の発見」は毎週木曜日(第1~第4)に掲載します。筆者は、大西赤人・渡辺照子・志真秀弘・菊池恵介・佐々木有美です。
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【http://www.labornetjp.org/news/2017/0822eiga】
<木下昌明の映画の部屋>
●佐古忠彦監督『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』
瀬長亀次郎にみる沖縄の戦後史
沖縄に自生するガジュマルは何本もの細い幹を束ねたようにして一本の大木となっている。これを「どんな嵐にも倒れない、沖縄そのもの」と愛した男がいた。その大木のシーンから『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』が始まる。
男とは戦中、毎日新聞那覇支局の記者を務め、戦後はうるま新報(現・琉球新報)社長に就任、人民党結成に参加し、那覇市長となった瀬長亀次郎(1907~2001年)のこと。沖縄が日本に復帰する2年前から、初の衆院議員として国会でも活躍した。彼の波乱にとんだ生涯を、以前に「筑紫哲也 NEWS23」のキャスターを務めた佐古忠彦が監督し、TBSテレビが制作したのが本作。
映画は、テレビ局ならではの豊富な資料映像が使われ、本人の生前の貴重なインタビューをはじめ、彼とかかわった人々の証言を重ねている。瀬長は戦後一貫して米国の沖縄支配とたたかった人物で、彼を介して沖縄の知られざる戦後史も浮かび上がってくる。
なかでも、その人となりを表す一枚の写真が目に焼きつく。それは琉球政府創立式典時のもの。全員が脱帽して起立しているのに、彼は一番後ろで着帽したまま腰かけている。創立の署名欄にも一人だけ捺印(なついん)していない。瀬長によると「米軍に占領された」ままの政府でしかなかったからだ、と。これ以降、米軍は彼を敵視し、刑務所に送り込む。その折に起きた囚人暴動で瀬長のとった行動が面白い。
また、彼が結成に参加した人民党は人権を高く掲げた「ポツダム宣言」を基にしたものというのにも驚かされる。
彼の行くところ、何万人もの人々が押しかけ、「瀬長一人が叫んだなら50メートル先まで聞こえる。ここに集まった人たちが声をそろえて叫べば………」の有名な文句は人々の心をわしづかみしたという。
映画は、瀬長の「不屈」の精神が、今でもガジュマルのように根をはっていることを教えてくれる。(『サンデー毎日』2017年8月20・27日号)
※8月26日より東京・ユーロスペース他全国順次公開
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【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-565720.html】
<金口木舌>全国に響くカメジローの生きざま
2017年8月31日 06:00
映画はガジュマルの映像から始まった。その木のように倒れない男の話だ。彼は、選挙で倒した“敵”を「ガジュマルの木陰で休ませ、同じガジュマルになれと説得し、民主主義を嵐から守る態勢を取ろう」と呼び掛けた
▼米統治下の圧政に抵抗した政治家、瀬長亀次郎氏を描いた記録映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」が好評だ。那覇市の桜坂劇場では長蛇の列ができ、東京でも連日満員だ
▼佐古忠彦監督は東京での舞台あいさつで沖縄と本土の「溝」に言及した。その大きな理由は、本土の人々の認識の中から「沖縄戦後史がすっぽり抜け落ちている」ことだと
▼本土のテレビのニュースで基地問題は瞬間の事象しか伝えない。このため、なぜ県民が声を上げているのかが伝わっていないと言う。「瀬長氏の生きざまを通して戦後史を知れば、その理由が分かる」
▼「弾圧は抵抗を呼ぶ/抵抗は友を呼ぶ」。瀬長氏の言葉や行動に、沖縄における今の闘いの原点が凝縮されている。佐古氏はそれを知ることで、沖縄との溝が少しでも埋まるよう願った
▼瀬長氏にとってガジュマルは民主主義のとりでであり、分断を克服する場でもあった。「敵/味方」「右/左」「沖縄/本土」などの分断や溝に「不屈」の精神で挑んだ生きざまは、“忖度(そんたく)政治”を危ぶむ全国の多くの人々の心に響くに違いない。
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[※ サンデーモーニング(2017年7月2日)↑]
アサヒコムの南彰記者による記事【自著での主張も記憶にない? 菅官房長官「知らない」】(http://www.asahi.com/articles/ASK884VHNK88UTFK00K.html?iref=comtop_8_07)と、
リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた! 会見で「ここは質問に答える場所じゃない」、自分の著書のことを「知らない」】(http://lite-ra.com/2017/08/post-3374.html)。
《過去には公文書の重要性を訴えていたのに、そのことすら記憶にない――。…菅氏は野党時代の2012年に出版した『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と記していた》。
《菅官房長官の定例会見…「国会で述べたとおりです。国会で述べたとおりだと。ここは質問に答える場所では私はないと思います」…もはや語るに落ちたというべきだろう…内閣官房長官の定例会見は、ただ政府側の公式発表を垂れ流すための場所ではない。…菅官房長官「知りません」と一蹴…「これは、官房長官の著作に書かれているのですが」》
まるでマンガだ。ゴーストライター(だから記憶にない)説とのつぶやきも有り。《下野時の2012年》なんて遠い昔のこと、昨日のことさえ恣意的に忘れるような方が記憶している訳も無し。スガ語的「粛々」と証拠隠蔽、記憶消去…市民が忘れ去ることを待つ。《全く問題ない》し、《指摘はあたらない》訳です。
「最低の官房長官」に新たな一頁が加わりました。
『●屁理屈にもなっていない・・・
菅義偉官房長官「汚染水の『影響』は完全にブロック」』
「あ~アベ様の言う「完全にブロックされている」「状況はコントロール」の
悲惨な現実……その後、次々に明らかにされる事実や空虚な発言の
「悲惨さ、無残さ」」
「さて、最近で最も驚き、呆れ、腹立たしかった発言・戯言…まだ言うか!
しかも、『影響』はブロックって……菅氏の脳細胞の神経回路が
「完全にブロック」されているようです。枝野氏の
「『ただちには』影響がない」並みの空虚さ。
常々、うすうす菅官房長官はアホ?、と思っていたのですが、
今回、確信に。ブログ主の中で、最低の官房長官に認定。」
『●「恐怖販売機」(©東京新聞『筆洗』)から出てくる「戦争法案」:
国会や憲法学者の存立危機事態』
「「与党が推薦する参考人が、政府提出法案に異論を唱えるのは
もちろん、違憲と明言するのは極めて異例……
菅義偉官房長官は・・・「憲法解釈として法的安定性は確保されている。
違憲との指摘は全く当たらない」と反論」?
菅官房長官、アタマは大丈夫でしょうか? 常々最低の官房長官では
ないかと思っておりましたが、決定的ですね。」
『●首相の座を「全く考えていない」と否定…
ブログ主のなかでは「最低の官房長官」認定済み』
『●独裁国家・アベ様政権相手に「けんか」できる
翁長雄志知事の叫び、「うしぇーてぃないびらんどー」』
「独裁王国・人治主義国家の最低・最悪の王様・アベ様、そして、
ブログ主「最低の官房長官」認定済みの、「上から目線」
「キャラウェイを思い起こ」させるスガ殿、そういったアベ様政権
相手に「けんか」できる翁長雄志知事、「「うしぇーてぃないびらんどー」
の叫び」、「沖縄人を見くびってはいけない」の叫び。」
高江や辺野古など沖縄破壊の頃の前後に、ブログ主は「最低の官房長官」を確証し、認定しました。その後、沖縄基地負担軽減相という悪い冗談のような肩書きが付加。《とうとう壊れ始めた》のではなく、最初っから壊れっぱなし。
《東京新聞・望月記者の追及に「ここは質問に答える場所じゃない」》と言い放つ「最低の官房長官」。記者会見は宣伝・広報・喧伝の場ということ? 記者クラブや政治部の記者はそういう認識でOK? 記者・ジャーナリストではなく、アベ様や政権の広報部員なのね? 少なくとも、「最低の官房長官」の認識はそのようです。
『●失われる「メディアの作法、矜持」…
「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」』
『●東京新聞社会部女性記者…「菅は周章狼狽。
常に威圧的に…判で押したような答えでごまかすが、彼女は…」』
『●「裸の王様」および「最低の官房長官」の
「下足番」新聞=読売新聞…落ちぶれたものだ』
『●「自由新聞(フライエ プレッセ)!」と「下足番」新聞:
主犯の「A」(A夫妻)が抜けている』
『●ジャーナリズムの劣化、そして、アベ様政権の力の源泉
=「内閣人事局制度を始めとする「政治主導」改革」』
『●アベ様に犯罪をもみ消してもらえる「報道」者、
かたや、「卑劣な報復=身辺調査」を噂される新聞記者…』
『●室井佑月さん、「安倍総理、会食のメンバーを
代えてみたらいかがでしょうか?」…針のムシロで』
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【http://www.asahi.com/articles/ASK884VHNK88UTFK00K.html?iref=comtop_8_07】
自著での主張も記憶にない? 菅官房長官「知らない」
南彰 2017年8月8日16時05分
(記者会見する菅義偉官房長官=8日午前、岩下毅撮影)
過去には公文書の重要性を訴えていたのに、そのことすら記憶にない――。「記録にない」「記憶にない」という政府答弁が相次いでいる学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題をめぐり、菅義偉官房長官が8日の記者会見で、公文書の公開のありように関する自著での主張を失念してしまっていることが浮き彫りになる一幕があった。
菅氏は野党時代の2012年に出版した『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と記していた。
加計問題で国家戦略特区ワーキンググループの議事録の公開に応じる姿勢を示さない菅氏に対し、朝日新聞記者がこの部分を読み上げ、「これを本に記していた政治家は誰かわかるか」と尋ねたところ、「知らない」と答えた。
記者が「官房長官だ」と指摘し、「政府の現状と照らし合わせて、じくじたる思いやきちんと記録に残すべきだという気持ちにはならないか」と尋ねると、菅氏は「いや、私は残していると思う」と主張した。(南彰)
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【http://lite-ra.com/2017/08/post-3374.html】
菅官房長官が壊れ始めた! 会見で「ここは質問に答える場所じゃない」、自分の著書のことを「知らない」
2017.08.09
(菅義偉ホームページより)
安倍首相がなんとか国民の目をごまかそうと行った内閣改造。だが、その後も当然ながら、安倍政権の本質はまったく変わっていなかった。そのことがよくわかったのが、昨日8日の菅義偉官房長官の会見だった。
この日の会見で質問に出たのが、国家戦略特区のヒアリングに加計学園の幹部が出席していた問題。周知のように、2016年6月、国家戦略特区ワーキンググループが愛媛県と今治市からヒアリングをおこなった際、加計学園の幹部3名が同席していたにもかかわらず、公開されている議事要旨にそのことが伏せられていたのだ。さらには、発言内容を一部削除することで、発言主旨を真逆に書き換えるという議事録の改竄まで行われていたことも明らかになった。
これまで安倍首相らは「すべてオープンになっている」などとして議事録を根拠に選定過程の透明性を主張し、WGの八田達夫座長も「一点の曇りもない」などと説明してきたが、この政府の前提が改竄の事実により完全に崩れさったわけである。
8日の菅官房長官の定例会見では、東京新聞の望月衣塑子記者がこの問題を追及。ところが、官房長官は、またぞろ「八田座長の答弁以上でも以下でもない」「ルールに基づいて行なっている」「承知してません」などとはぐらかし続けた。
しかし、望月記者は引き下がらずにたたみかける。そして、2015年4月2日の今治市職員による官邸訪問時にも、加計学園の幹部が同行しており、その際、当時の下村博文文科相が「加計さん。しっかりやってくれよ」と声をかけたという報道について、望月記者が、調査をして国民にしっかりと説明する気はないのかと質した。
すると、菅義偉長官はこう吐き捨てたのだ。
「国会で述べたとおりです。国会で述べたとおりだと。
ここは質問に答える場所では私はないと思います」
東京新聞・望月記者の追及に「ここは質問に答える場所じゃない」
菅官房長官は自分がいったい何を言ったかわかっているのか。2日前に新たに報じられた事実や疑惑について追及されているのに「国会で述べた通り」というのも意味不明すぎて呆れるが、「ここは質問に答える場所ではない」とは、もはや語るに落ちたというべきだろう。
当たり前だが、内閣官房長官の定例会見は、ただ政府側の公式発表を垂れ流すための場所ではない。その時々の国民の疑問を、記者が官房長官に質問することで、政府の考えを国民に知らせ、政府もまた考え方にフィードバックするためにこそある。
にもかかわらず菅官房長官は、「質問に答える場所ではない」などと言って、国民の疑問を完全にシャットダウンしようとしたのだ。「国民に丁寧に説明する」などといいながら、真逆な態度。こんなインチキが許されるのか。
しかも、この日の会見での菅官房長官のトンデモは、これで終わりではなかった。朝日新聞の記者も議事録問題について追及したのだが、そのなかで朝日記者がこんな質問をした。
「歴代のとくに保守の政治家は、歴史的検証に耐えられるように
ということで、公文書管理の管理ということはかなり力を入れてこられた
と思うんですけども。そのなかでですね、ある政治家の本では、
『政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は
最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為』と、
そういうことをおっしゃっている政治家もいるのですが、
これを本に記されていたのはどなたか、官房長官はご存知ですか」
これに対して、菅官房長官「知りません」と一蹴。すると、朝日記者がこんな種明かしをしたのだった。
「これは、官房長官の著作に書かれているのですが」
そう、朝日記者が会見で読み上げた政治家の著作とは、菅氏自身が下野時の2012年に著した『政治家の覚悟』(文藝春秋)という本の一節だったのだ。菅官房長官はかつて、政府にとってすべての記録を残すべきであり、その基本的資料である議事録がないなどというのは「国民への背信行為」と断じていたのだ。
野党時代、議事録を残さない政府を「背信行為」と批判していた菅氏
自分が本で書いていたことを「知らない」とは、ゴーストライターにでも書かせていたのか。菅氏はその事実を突きつけられて焦った様子で「いや、私は残していると思いますよ」などと強弁したが、もはや何を言っても後の祭りだった。
しかし、重要なのは菅氏が自分で書いた本の重要な記述を忘れたということではない。
朝日記者は続けて、「かつて、2012年の著作で表明されていた見解と、いま政府で起きているところとを照らし合わせて、忸怩たる思いや、やはり(議事録を)きちんと残すべきだという、そういう気持ちはないのでしょうか」と質問していたが、最大の問題は、議事録を残さない政府の姿勢を「国民への背信行為」と断じていた菅官房長官のいまの態度だ。
菅氏は森友問題、加計問題、自衛隊日報問題でも、各省庁の議事録やメモ、記録の廃棄、改ざんについて「問題ない」と言い切り、自らも率先して、都合の悪い情報を徹底的につぶしてきた。まさに「国民への背信行為」を自分自身が行っているのだ。
菅官房長官といえば、これまで「政権の要」「安定の菅」「影の宰相」などともてはやされてきたが、最近は見る影もない。加計学園問題では、内部文書を「怪文書」と断言して、撤回に追い込まれたり、前川喜平・前文科事務次官を個人攻撃したりと、安倍首相と似たり寄ったりのヒステリックさを露呈。質問者の発言を「全く問題ない」「指摘はあたらない」などと全否定してまともに応じない“スガ語”も、結局、ただ都合の悪い事実を遮断するための語彙にすぎないことが、国民に完全にバレてしまった。
あげくは、記者会見を「質問する場ではない」などとほざき、かつての自身の本で示した決意も「知らない」とのたまう菅氏。もともと、政治家としての確固たる信念など微塵もなく、政権を守る謀略にだけ長けていた官房長官は、計算違いの連続に、とうとう壊れ始めたのではないか。
いずれにしても、百害あって一利なし。安倍首相ともども、さっさと退いていただきたい。
(編集部)
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[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]
東京新聞の熊倉逸男記者によるコラム【【私説・論説室から】命に勝る大義はない】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017070502000141.html)。
レイバーネットの映画コラム【<木下昌明の映画の部屋>戦争の裏側を描く2本の映画~『空と風と星の詩人~尹東柱の生涯』『ヒトラーへの285枚の葉書』】(http://www.labornetjp.org/news/2017/0705eiga)。
《ナチス政権下、前線に送られた息子を亡くしたドイツ人夫婦は、戦争を推し進めるヒトラーを真正面から批判するはがきをこっそり、ベルリン市内にまき続けた》。
《夫妻に一人息子の戦死の報が届くところから始まる。二人はそっけない軍事郵便に騙されたと絶望するものの後の祭り…。ヒトラー政権が台頭するとき、市民がみな反対していれば、誰もが一人一人捕らえられて死んでいくことはなかった。…ドイツの独狼さん…「黙るのは罪、行動するのは義務」…。いまがふんばりどきなのだ》。
『●「裸の王様」および「最低の官房長官」の
「下足番」新聞=読売新聞…落ちぶれたものだ』
『●望月衣塑子東京新聞社会部記者
「会見場は勝負しなければいけない場所、非常に重要な場所」』
『●斎藤貴男さん「人間が人間であるために、
最後まで抗おう」と呼びかけ…コンナ「裸の王様」に負けたくない』
「自由新聞(フライエ プレッセ)!」と「下足番」新聞。《威勢のいい指導者を信じてはいけない》…それは「A」だ。Leaderではなく、Dictatorな「A」。
最近、励まされた二つの言葉。木下昌明さんは《いまがふんばりどきなのだ》と言い、斎藤貴男さんは《人間が人間であるために最後まで抗おう》と呼びかけます。(日刊スポーツ)《キレた首相「こんな人たちに負けない!」国民に応酬》するようなコンナ「裸の王様」に負けたくないし、負けてはいけない!
このリテラ記事にあるコラージュ(http://lite-ra.com/2017/07/post-3294.html)…《人づくりこそ次なる時代を切り拓く原動力》…だそうです。笑止、これまでどんな「人づくり」をしてきたのか振り返ってみるといい。
日刊ゲンダイの記事【金子勝の「天下の逆襲」/安倍首相が“人づくり”のお笑い 2回生のしつけはどうした】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208733)には、《安倍首相は、一体いくつスローガンを掲げれば気が済むのか。「3本の矢」に始まり「女性活躍」「新3本の矢」「1億総活躍」と、次々とスローガンを打ち出してきた。それまでに掲げていたスローガンが失敗に終わったり、支持率が下落したりした時に、必ず新たにハデ…》。
「A」の最近の《人づくり》の事例…。
日刊ゲンダイの記事【戦犯4人も全員所属 安倍「清和会」包囲網が自民内で着々】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208876)によると、《「魔の2回生」もとい「魔の清和会」と永田町で揶揄されている…「THIS IS 敗因」のT(豊田真由子衆院議員)、H(萩生田光一官房副長官)、I(稲田朋美防衛相)、S(下村博文元文科相)は全員、「清和会」(細田派)所属》。
また、同ようにコラム【高橋乗宣 日本経済一歩先の真相/潔く投了すべき 安倍首相に「初心」に帰られても困るのだ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208877)にも、《身内の中谷元前防衛相でさえ、「THIS IS 大打撃」と皮肉っていた…Tは秘書への「このハゲーッ!」パワハラ暴行の豊田真由子衆院議員、Hは加計学園「官邸は絶対やる」文書疑惑の萩生田光一官房副長官、Iは自衛隊政治利用発言の稲田朋美防衛相、Sは加計学園からのヤミ献金疑惑の下村博文都連会長を指す…14歳の藤井聡太四段を見習い、居住まいを正してから「参りました」と投了すべきだ。内閣総辞職しか残された道はないのである》。
「THIS IS A …」だそうです。「A 敗因」の「A」(A夫妻)、「A 大打撃」の「A」(A夫妻)が抜けている。「主犯」が抜けている、隠されている。《居住まいを正してから「参りました」と投了すべきだ。内閣総辞職しか残された道はないのである》…では満足できない。勢い余って、まな板に自ら乗った「A」、《断頭台に自ら首を突っ込んだ》「A」、大見得・啖呵「議員辞職」しか残された道はないはずだ。
『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…諸悪の根源である
“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻』
『●「有権者はすぐに忘れてしまうとたかをくくって」いるアベ様ら…
第三の森友問題を前に御優しい有権者』
『●「本当の権力の恣意的運用というルビコン川を渡った」
自公お維…「平成の治安維持法」参議院突破』
『●永六輔さん『職人』…「〈出世したか〉〈しないか〉では
ありません。〈いやしいか〉〈いやしくないか〉」』
『●内田樹さん「泥靴でふみにじられた戦後立憲政治の常識」…
国権の最高機関という素朴な願望も打ち砕かれる』
『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
→自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017070502000141.html】
【私説・論説室から】
命に勝る大義はない
2017年7月5日
こんな夫婦がいたとは知らなかった。実話に基づいた映画「ヒトラーへの285枚の葉書(はがき)」(八日から公開)。ナチス政権下、前線に送られた息子を亡くしたドイツ人夫婦は、戦争を推し進めるヒトラーを真正面から批判するはがきをこっそり、ベルリン市内にまき続けた。
その一枚。「自由新聞(フライエ プレッセ)!」の題字で、「下劣な兵士ヒトラーと一味はわれわれを破滅へと突き落とす!」と感嘆符を連発して訴える。ヒトラーの肖像をあしらった切手の上には、消印のように「労働者の殺害者」と殴り書きされていた。
夫は工場で働き、妻はナチス傘下の女性同盟で活動する、当時としてはごく普通の市民だった。はがきは筆跡が分からないようブロック体で記し、公共施設や集合住宅の入り口や階段などに置いた。計二百八十五枚。二年間続けたが、密告で逮捕され、処刑された。
将校らによるヒトラー暗殺計画もあったが、力を持たない個人の抵抗にはさらに勇気が必要だったに違いない。突き動かしたのは愛する者の命を奪った戦争への怒りだった。
民族、正義、領土、経済、さらには国際貢献、同盟国との絆-軍備増強や軍事力行使では、さまざまな大義名分が叫ばれる。
しかし、命より重い大義などない。威勢のいい指導者を信じてはいけないと、この夫婦は教えてくれる。
(熊倉逸男)
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【http://www.labornetjp.org/news/2017/0705eiga】
木下昌明の映画批評 : 『空と風と星の詩人~尹東柱の生涯』『ヒトラーへの285枚の葉書』
<木下昌明の映画の部屋>
戦争の裏側を描く2本の映画~『空と風と星の詩人~尹東柱の生涯』『ヒトラーへの285枚の葉書』
●イ・ジュニク監督『空と風と星の詩人~尹東柱の生涯』
尹東柱(ユン・ドンジュ)は、韓国ばかりでなく、日本でもその名を知られた詩人という。イ・ジュニク監督の『空と風と星の詩人~尹東柱の生涯』をみて、彼の詩と短い人生を初めて知った。映画は〈ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク〉で公開される一本だ。
東柱は1917年12月生まれで45年2月に27歳で獄死している。今年は生誕100年。監督は、彼の学生時代の白黒写真が印象的なので、カラー化しないで全編モノクロで通したという。それに折々の詩を挿入することで、詩人の生涯を浮かび上がらせていく。
また映画は、幼い頃から一つ屋根の下に育った、同い年のいとこの宋夢奎(ソン・モンギュ)にも光を当て、性格が全く違う2人の切っても切れない関係をとらえている。東柱は詩人を、夢奎は「世界は変わる」と革命を夢みている。その2人の生き方から植民地時代の朝鮮が浮かび上がってくる。彼らは創氏改名で「平沼」と「宋村」姓を名乗り、京都の大学で学ぶが、「朝鮮独立運動を企(たくら)んでいる」と特高警察に治安維持法違反の容疑で逮捕され、後に福岡刑務所に投獄される。
映画は、その東柱が取調官に尋問されるシーンから始まり、2人の生い立ちや東柱の淡い初恋のエピソードなどがサンドイッチのように挟み込まれて展開される。
衝撃的なのは、なぜ2人が獄死したか――のいくつかのシーン。特に刑務所の面会室で、夢奎が父に黒ずんだ腕をみせ、東柱の死は人体実験の注射だったと明かすところ。
それは戦時下、九州帝国大学でひそかに行った人体実験を暗示していた。遠藤周作の『海と毒薬』は何も特殊なケースではなかった。当時の記録文書『戦時行刑実録』(矯正協会)によると、この年の福岡刑務所だけで、獄死者は259人とあるから驚く。
人生を空と風と星に託した詩人まで死に追いやった治安維持法は、日本人を鬼畜にしてしまったのか。 (『サンデー毎日』2017年7月9日号)
※7月22日より東京・シネマート新宿ほかで公開
〔追記〕この映画については『月刊東京』7月号に「なぜ詩人は獄死したか?」と題して詳しくかいています。
●ヴァンサン・ペレーズ監督『ヒトラーへの285枚の葉書』
『サンデー毎日』6月11日号に保阪正康氏が、安倍晋三首相を名指しで「恐るべきファシスト」と断じている一文に接して、時代はそこまできたかとの思いを強くした。
ヴァンサン・ペレーズ監督『ヒトラーへの285枚の葉書』には、ファシズム下の庶民の日常の一面がうかがわれる。家具工場夫妻の生活が中心で、彼らのアパートには社会の縮図のようにさまざまな人々が暮らしている。夫妻が話をしたりするときなどはドアや窓を固くしめる。妻はナチス女性委員のメンバーとして活動し、夫は工場で増産をしいられ、やがて家具は棺(ひつぎ)ばかりに。
映画は、フランスに勝ってベルリンが戦勝に沸く日、夫妻に一人息子の戦死の報が届くところから始まる。二人はそっけない軍事郵便に騙(だま)されたと絶望するものの後の祭り。夫はいたたまれずにカードに「君たちの息子も殺される」と書き、ひそかに市中の建物の階段などに置いていく。
妻は最初「そんなことして何になるの」と問うが、夫は「頼むからやらせてくれ」と息子を失った悲しみをぶつけるように書く。それを見て妻も「私も一緒に行かせて!」と懇願し、共同の作業がはじまる。反ナチの活動に共感してくれる人が出てくるかも、と願って。言葉も次第に過激になっていく。しかし、そんな甘いものではなかった……。
実は「ハンペル事件」というゲシュタポの秘密文書を基に、戦後、ハンス・ファラダが書いた小説『ベルリンに一人死す』(みすず書房)が原作で、原題は『誰もが一人で死んでいく』。訳者の解説によると、ヒトラー政権が台頭するとき、市民がみな反対していれば、誰もが一人一人捕らえられて死んでいくことはなかった――という意味を含んでいるという。
日本もそうなってからでは遅い。映画はその夫妻のやむにやまれぬ抵抗を通じて暗い時代を浮かび上がらせている。(『サンデー毎日2017年6月25日号』)
※7月8日より東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開
〔追記〕『ベルリンに死す』は、4月6日、レイバーネットTV「本の発見」アンケート「わたしを変えた一冊」というコーナーでドイツの独狼さんが推薦した本でもあります。独狼さんは、この本を読んだ印象として「黙るのは罪、行動するのは義務」の大切さを上げていました。その点では、映画からも〈一人で死す〉ことと〈一人でも行動する〉ことの二つの意味を掘り起こすことができます。いまがふんばりどきなのだ。
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マガジン9の鈴木耕さんのコラム【風塵だより 鈴木耕/116・最終回 「安倍話法」と憲法と…】(http://maga9.jp/fujin170517/)。
《彼の話し方にはとても一国の最高責任者とは思えない、いい加減な言い回しが多く、そこに無知と興奮と激昂が加味されて、なんとも形容しがたい無惨な「話法」となっている。その「安倍話法」が、ここにきてさらに凄まじい崩壊を起こし、ついに「安倍話法の極北」とも言うべき領域に達した…“そもそも”無知である。だから漢字を読めない》。
《安倍話法》というか、《さらに凄まじい崩壊を起こし、ついに「安倍話法の極北」》だそうです。デンデン王国「裸の王様」アベ様による、そんなトンチンカンなドアホウワホウ?、により壊憲されたのでは堪らない。
《「矛盾を解消するため」と説明するけれど、これはもう、憲法を矛盾の泥沼に叩き込むようなもの。どう考えれば、1、2項と3項が同時成立するのか》…本当に、全くもって、同感。滅茶苦茶だ。
鈴木耕さんのコラム【風塵だより】の最終回とのこと、とても残念。
『●「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、
憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?』
『●戦争で唯一得た平和憲法を壊憲…「日本は自由と民主主義を
失うだけで、代わりに得るものは何もない」』
『●立憲主義も理解できず…「行政の長である総理大臣が
具体的な改憲日程を口にするのは完全に憲法違反」』
《小池 それと、安倍首相は2020年に新憲法施行するという宣言を
したでしょう。改憲は国会が発議するもので、行政の長である
総理大臣が具体的な改憲日程を口にするのは完全に憲法違反。
そんなことまでわからなくなってるのか、と思いました》
『●「好戦国…日本に対する大なる疑惑」(吉田茂元首相)
…「だから、九条を定め、この誤解を正さねば…」』
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【http://maga9.jp/fujin170517/】
風塵だより 鈴木耕
116・最終回 「安倍話法」と憲法と…
By 鈴木耕 2017年5月16日
ぼくは何度かこのコラムで「安倍話法」について書いてきた。彼の話し方にはとても一国の最高責任者とは思えない、いい加減な言い回しが多く、そこに無知と興奮と激昂が加味されて、なんとも形容しがたい無惨な「話法」となっている。その「安倍話法」が、ここにきてさらに凄まじい崩壊を起こし、ついに「安倍話法の極北」とも言うべき領域に達した。
「安倍話法」とは、ざっと挙げれば以下のような話法である。少しでも安倍の国会答弁や記者会見での発言を聞いたことのある人なら、すぐに納得できるだろう。
相手の質問をきちんと聞いていない。
聞いていないから何を聞かれたか分からない。
分からないから質問をはぐらかす。
“そもそも”無知である。
だから漢字を読めない。
読めないから官僚の書いた答弁書にもルビを振る。
その無知を恥ずかしいとも思わない。
だから、言葉のほんとうの意味を分からず使ってしまう。
だから、言葉を間違える。
間違っても謝らない。
間違いは訂正せずヘリクツで逃げる。
しらばっくれる。
最後は「閣議決定」でごまかす。
質問とは無関係なことをしゃべり散らす。
無関係なことを延々としゃべって討議時間を無駄遣いする。
すぐに興奮する。
興奮して相手を罵倒する。
だからあんたの党はダメなんだ、を繰り返す。
ヤジはやめろといいながら自分は平気でヤジを飛ばす。
ネット右翼やお仲間文化人のデマをそのまま話す。
だから、フェイクニュースを垂れ流すことになる。
これらの項目の具体的な例を挙げるのは、少し調べれば簡単にできる。「安倍話法」の中身はまだたくさんあるけれど、自国の首相がこんな程度かと思うと悲しくなるので、この辺でやめておく。
しかし、どうしても書いておかなければならないことがある。絶対に看過できないところまで安倍は踏み込んでしまったのだ。
「平気でウソをつくこと」という、とんでもない領域に「安倍話法」が到達した。一国の首相が、国会で平気でウソをつく…。
5月3日の読売新聞は、デカデカと「憲法改正20年施行目標 首相インタビュー」という記事を掲載した。安倍“首相”が単独インタビューに応じ、改憲の具体的時期に初めて言及した、というのだ。
5月3日は憲法記念日。まさに、憲法に後足で砂を引っかける犬のような所業、その日を狙った大スクープでも放ったような紙面作りだった。ほとんど「安倍広報紙」の様相を呈している読売新聞なのだから、単独インタビュー成功の嬉しさに小躍りしたくなったのも当然かもしれないが、安倍官邸にうまく使われている、という意識などかけらもないのだろう。
権力に擦り寄るマスメディアの堕ち行く先がどんなものか、いずれ思い知らされる時が来るだろうけれど、まあ、それはこの際どうでもいい。
問題なのは、安倍首相の8日の衆院予算委員会での答弁だ。
安倍は、自民党“総裁”と“内閣総理大臣”という立場を強引に使い分けて、行政府の長たる“首相”としての答弁を、徹底的にはぐらかした。「安倍話法」の特徴のひとつはこの「はぐらかし」だが、今度はそこへ「ウソ」をまぶしてしまったのだ。
民進党の長妻昭議員の質問に、こんな「ウソ」を投げつけたのだ。(朝日新聞5月9日付)
(略)首相は「内閣総理大臣として(予算委の場に)立っている」「この場は、内閣総理大臣としての責任における答弁に終始している」などと述べ、9条に自衛隊の存在を明記するとした改憲案の表明や説明を避けた。
さらに首相は「自民党総裁としての考え方は、相当詳しく読売新聞に書いてあるので、ぜひ熟読して頂いてもいい」。委員会は騒然とし、浜田靖一委員長(自民)が首相に「一部新聞社の件等々あったが、この場では不適切なので、今後気をつけて頂きたい」と注意する一幕もあった。(略)
「ぜひ熟読して頂いていい」という文法から逸脱した言葉遣いも「安倍話法」の特徴だが、それは別として、同じ自民党の委員長でさえ「自党の総裁」に苦言を呈さざるを得なかったのは、さすがに「安倍のウソ」に気づいたからではなかったか。
要約すれば、安倍首相は「自分はこの場には行政府の長たる総理大臣として立っている。だから、その立場でしか発言しない。読売新聞で改憲に触れたのは自民党総裁としての安倍晋三だから、それをこの予算委の場では述べない。知りたかったら、読売を読め」といっているわけだ。
しかし、これは真っ赤なウソだ。
読売新聞がどんな大見出しを掲げたかは、調べるまでもない。前述したように「憲法改正20年施行目標 首相インタビュー」である。どこに「自民党総裁インタビュー」などと書いてあるか?
首相とは内閣総理大臣のことではないか。この大見出し、どう見たって、安倍は“首相”としてしゃべっているのだ。“自民党総裁”としてのインタビューじゃない。
それとも、また例によって「“そもそも”首相は総裁であり云々(でんでん)」などと、ウソにウソを重ねる気か。
自分は内閣総理大臣(首相)として「改憲発言」を読売新聞でしたのだが、そこを突っ込まれ、とっさに「行政府の長たる首相」と「一政党の総裁」という言い訳を思いつき、苦しまぎれの「ウソ」を吐いてしまったのだろう。読売新聞にでかでかと「首相インタビュー」と書かれていたことを忘れていた。気がついたのはしゃべった後、つまり後の祭り。こうなれば、もうウソにウソを重ねてしらばっくれるしかない。
「安倍改憲私論」によれば、9条の1項2項はそのまま残し、新たに3項を作ってそこに自衛隊の存在を明記するのだという。「矛盾を解消するため」と説明するけれど、これはもう、憲法を矛盾の泥沼に叩き込むようなもの。どう考えれば、1、2項と3項が同時成立するのか。
一説によれば、これは例の「日本会議」の幹部の説をそのまま首相が取り入れたものだという。
自民党内からもさすがに疑問の声が上がり始めたし、最終的にはなんでも自民党案を飲み込んでしまう公明党でさえ「いや、そこまではちょっと」と二の足を踏む。
さまざまな調査のどれをとっても、「9条改憲」に対しては、国民の反対のほうが賛成より多い。それらをすべて無視してまで改憲に突っ走ろうというのだから、それこそ「安倍の押しつけ改憲」としか言いようがない。
ぼくが親しくしているあるジャーナリストからの情報によれば、この3項には「自衛隊は世界平和のために積極的に貢献する」というような条文が含まれる可能性が高いという。
これでは、例の「集団的自衛権」を憲法で規定することになってしまう。つまり、世界平和のためならどこへでも自衛隊を送り出す、ということが、憲法上でも許されるとの解釈が成り立つのだ。
もう「安倍話法」に目を瞑っていてはいけない。これほど、人を小馬鹿にした話法を続ける首相を、そろそろ引きずり下ろさなければ、この国はほんとうに壊れてしまう。
「もし私や私の妻、あるいは私の事務所が国有地の払い下げや学校の認可に関わっていたことが判明したら、私は首相も議員も辞める」と安倍が大見得を切ったのは、2月17日の衆院予算委員会の場であった。
安倍昭恵氏の関与は、もうほとんど疑いようのないところまで暴露されている。なのに、彼女は逃げ回る。記者会見はおろか、最近は人前にすらろくに出てこない。関与がないならば、なぜきちんと説明できないのか。
財務省の佐川という役人が、あれほどまっくろくろすけの報告書を恥ずかしげもなく提出するのは、財務省も昭恵氏の関与を暗に認めているからとしか思えない。
こんな夫婦をいつまでも権力の場に据えておいてはいけない。そろそろ終わりにしなければ、と心から思う。この国のためにも…。
さて、「マガジン9」は大規模リニューアル。
ぼくの「風塵だより」も、そろそろ見直しの時期でしょう。というわけで、今回をもって、このコラムは最終回ということになりました。2年以上にわたって書き継いできましたが、これでサヨナラです。
では、またどこかでお会いしましょう。
長い間、ご愛読、ありがとうございました。
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