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●虚しきカンバン倒れのカンバン、「成長と分配の好循環を実現する」らしい「新しい資本主義」なるモノの化けの皮は既に剥がれている

2022年02月04日 00時00分03秒 | Weblog

[※ ↑ 闘う主張、現場の声支えに 経済評論家・内橋克人さんを悼む (金子勝さん) (朝日新聞 2021年09月08日(水))]


(2022年01月05日[水])
長周新聞の年頭記事【新自由主義から豊かでまともな社会への転換を ―年頭にあたってのご挨拶―】(https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/22429)。

 《医療に限らず、「今だけ、カネだけ、自分だけ」に要約される新自由主義的な目先の利潤優先では社会は壊れ、成り立たないことをコロナ禍はこれでもかと教えました。エッセンシャルワーカーといっても幅広く、例えば物流や運搬を担う労働がなければ社会に物資は行き渡らず、農漁業者が生産しなければ食料供給も滞る。電気、ガス、水道といったライフラインが止まるだけでも暮らしは麻痺する。公共交通がストップすれば身動きがつかず、学校が休校になれば子どもたちは学業もまともにできない。マスク1枚とっても誰かが生産しなければ着用などできません。誰かの社会的有用性をともなった労働が他の誰かを支え、分業と共同によって世の中全体は密接につながっていることを強く実感させるものでした。どの分野でも賃金としては不当なまでに押し下げられた労働の価値ですが、世の中を日々動かし支えているのは誰かをわかりやすく教えています。大切なのは、そのように社会を支えるすべての人々が尊重され、豊かに、そして安心して生きていけることであり、その桎梏となっているものをとり除き、まともな社会を作ること、公共性を第一に優先することにある――それはコロナ後の世界を展望するうえで、極めて重要なテーマだと思うのです》。

 金子勝さん《安倍・菅政権があまりにもヒドかったため、世間は岸田政権を肯定評価しているようだが、大きな勘違いだ。分配を重視する「新しい資本主義」はスローガンに過ぎず、中身はアベノミクスそのもの》。

 これまた早くも虚しきカンバン倒れのカンバン「新しい資本主義」。(金子勝さん)《岸田首相は「成長と分配の好循環を実現する」と標榜しているが、どれをとっても中身は空っぽ》。
 学商竹中平蔵氏が絡んでいるのだから、「新しい資本主義」=新しくもない新自由主義、小さな政府、市場原理主義経済。水などのコモンズも売っぱらってしまえという経済。何でもかんでも商売、商売。金持ちだけが儲かる経済。ドアホノミクス(🄫浜矩子さん)の《継承》。トリクルダウンなど決して起きない、格差拡大の経済。衆院選前にきちんと「広報」しておいてくれればねっぇ、あぁ、あとの祭り。せめて、化けの皮の剥がれたキシダメ政権を、2022年参院選までには、自公お維コミの直接支持者・間接支持者の皆さんに理解してもらいたいもの。政権交代し、(長周新聞)《新自由主義から豊かでまともな社会への転換を》! ささやかなお願いだ、せめて《まともな社会》をニッポンに。

   『●カマトト産経系広報紙《岸田文雄首相が掲げる「新しい資本主義」の
     意味がよく分からない》➙新自由主義、小さな政府、市場原理主義経済
   『●学商・竹中平蔵氏の一人PDCAサイクルが《継承》…直接的に支持
     したり、選挙に行かない眠り猫として間接的に自公お維を支持した結果
   『●虚しきカンバン倒れのカンバン下ろし…「一億総活躍推進室」「働き方
      改革実現推進室」「人生百年時代構想推進室」「統計改革推進室」…
    《「新しい資本主義」とは結局、何なのか――。岸田首相の衆院選での
     訴えを聞いても、政府の会議の提言を見ても、いまひとつよく
     分からない。安倍政権と菅政権の経済政策を「アホノミクス
     「スカノミクス」と命名して断罪してきた闘うエコノミストは、
     岸田政権の経済政策に何を見るのか、何と呼ぶのか。》

   『●「成長と分配の好循環を実現する」と標榜する「新しい資本主義」なる
     モノはどこにいってしまったのか? 虚しきカンバン倒れのカンバン…
   『●長周新聞【政商・竹中平蔵の利益相反ビジネス コロナ禍で純利益
     前年比11倍のパソナ 貧困拡大させて吸い上げる米国仕込みの荒稼ぎ】

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https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/22429

新自由主義から豊かでまともな社会への転換を ―年頭にあたってのご挨拶―
政治経済 2022年1月1日

 2022年の新年を迎えて、読者・支持者の皆様に謹んでご挨拶申し上げます。

 コロナ禍も既に2年を迎えました。それ以前の当たり前だった日常をとり戻すには、まだまだ程遠い現実のなかでわたしたちは日々の暮らしを余儀なくされています。人との接触を極力控えることが迫られ、多人数での催し事もはばかられ、知人及び家族の死(入院のお見舞いや面会、葬儀等々)や結婚式に至るも制限が加わるなど、きわめて抑制的な非日常空間のなかで、目に見えないウイルスとの葛藤は続いています。

 世界的にも収束する兆しは見えず、デルタ株に続いてオミクロン株といった変異株が出現し、それらがたちまち国境をこえて世界中に拡散するなど、未知なるウイルスの猛威にはなお終わりが見えません。

 グローバル化のもとで先進国だけがワクチンを接種したからといって、決してそれで疫病禍から抜け出せるものでもないこと、とり残された後進国における変異が結局のところ跳ね返ってくることなど、地球規模で誰もが安全にならない限り、誰も安全でないことも浮き彫りになっています。

 病原体保有宿主であるコウモリに端を発したコロナウイルスですが、再生可能エネルギー・ビジネスがたけなわな時代にあって、その原材料であるニッケル、リチウム、コバルトをはじめとした鉱山物質の採掘のためにアフリカや南米、東南アジアをはじめとした大自然の乱開発にますます拍車がかかり、これまで人類と接点のなかったウイルスと遭遇していることがそもそもの起因といわれています。地球に優しいエネルギーといいながら自然を破壊し、そのしっぺ返しを食らうように疫病が世界規模でまん延しているのですから、まさに本末転倒した事態といわなければなりません。

 世界中で死者数は既に530万人をこえ、アメリカでは80万人、ブラジルでは60万人をこえ、インドでは50万人に迫るなど、医療体制が脆弱な国や感染防止に失敗した国々では死者数が増大し、国によっては第二次大戦における死者数をも上回る規模に膨れあがっています。人類に降りかかった疫病の脅威は戦争並ともいえ、このなかで人間の生命と安全、脅かされている暮らしを守るために各国政府はどう動くのかが問われ、その責務を果たすことが求められています国家や為政者は、本来誰のために、何のために存在し、機能しなければならないのか――社会運営の目的や在り方こそがシンプルに問われています。

 わたしたちが生きている社会は誰もが知るように、人間が共同で暮らしを営み、互いに支え合って成り立っています。いかなる個人も、個人のみで生きていけるわけではなく、その他大勢の個人とのつながりや連関をもち、コミュニティのなかに存在して一つの社会が形成されています。コロナ禍においてはエッセンシャルワーカーといって人々の暮らしのために必要不可欠な労働者の存在に光が当たりましたが、社会を日々下支えしている人々の存在あってこその社会であり、一つ一つの有用な労働が機能してはじめてみなの暮らしが成り立っていることを教えました。それは衣食住のみならず、すべてにいえることです。

 コロナ禍でとりわけ浮き彫りになったのは、医師や看護師がいなければ医療行為もままならず、病床数も含めて日頃から余裕を持たせなければたちまち医療崩壊に陥るという現実でした。昨年は東京五輪をやりながら、市中では病院で見てもらえぬコロナ患者が「自宅療養」という名の放置状態に置かれ、医療にアクセスできないまま息を引きとっていくという最悪の事態も起こりました。公衆衛生の要である保健所も少ない人員による対応でパンク状態となり、PCR検査すらまともにやられず、第五波の感染爆発は阿鼻叫喚の図そのものでした。そして、理由は誰にも分からないまま、なぜか収束した――というのが年末までの顛末です。それは政治や行政が機能したから収束したというより、偶然の産物以外のなにものでもありません

 医療費削減病床削減、あるいは保健所機能の縮小をおし進めてきたこれまでの新自由主義政策の抜本的な見直しは、コロナ後の社会にとって切実な課題であることは誰の目にも明らかです。医療費を「ムダ」と括ることがいかに愚かであるか、わたしたちは一昨年来のコロナ禍から教えられました。日本以上に医療制度が歪んでいるアメリカでの死者数を見てもわかるように、カネがない者は医療にもかかれぬような社会、医術が算術に置き換えられ、保険会社によるビジネスの具と化すことがいかに残酷であるかは歴然としています。後追いをしてきた日本社会にとってこれは決して他人事では済まない問題であり、国民皆保険制度の解体をはじめとした愚策は直ちに止めさせ、綻びが生じている医療体制及び医療資源を今以上に充実したものにしなければならないことはいうまでもありません。

 脆弱であるからこそコロナの襲撃に耐えきれなかったというのなら、国民の生命と安全を守るためには、最後の砦となる医療について「カネのかかる不採算部門」として切り刻むのではなく、カネをかけてでも死守しなければならない社会機能として捉え、むしろ充実させることが社会全体の利益に叶うものです。要はカネの問題ではなく社会の安心安全をどう担保するかが問われているのです。医療は外資を含む大手保険会社や医療機関がもうけるために存在しているのではなく国民の健康を守るためにあるという本来の目的を実現しなければならない――それだけのことなのです。

 医療に限らず、「今だけ、カネだけ、自分だけ」に要約される新自由主義的な目先の利潤優先では社会は壊れ、成り立たないことをコロナ禍はこれでもかと教えました。エッセンシャルワーカーといっても幅広く、例えば物流や運搬を担う労働がなければ社会に物資は行き渡らず、農漁業者が生産しなければ食料供給も滞る。電気、ガス、水道といったライフラインが止まるだけでも暮らしは麻痺する。公共交通がストップすれば身動きがつかず、学校が休校になれば子どもたちは学業もまともにできない。マスク1枚とっても誰かが生産しなければ着用などできません。

 誰かの社会的有用性をともなった労働が他の誰かを支え、分業と共同によって世の中全体は密接につながっていることを強く実感させるものでした。どの分野でも賃金としては不当なまでに押し下げられた労働の価値ですが、世の中を日々動かし支えているのは誰かをわかりやすく教えています。大切なのは、そのように社会を支えるすべての人々が尊重され、豊かに、そして安心して生きていけることであり、その桎梏となっているものをとり除き、まともな社会を作ること、公共性を第一に優先することにある――それはコロナ後の世界を展望するうえで、極めて重要なテーマだと思うのです。

 世の中を見渡してみて、人間が豊かに暮らすことができ、誰もが伸び伸びと自由に生きていける社会であるかを考えたとき、まるで真逆の現実が横たわっています。一人一人の暮らしはコロナ以前から脅かされていたし、支配的地位にいる側、すなわち為政者は全体の奉仕者ではなく一部の奉仕者としてもっぱら仕え、巨大資本や富裕層だけは巨万の富を握って離さない構造、多国籍企業や金融資本が各国政府をも従属させて、世界を股に掛けて富をむさぼる構造がそびえ立っています

 このコロナ禍においてさえ、貧富の格差はさらに拡大し、世界の上位10%(5億1700万人)が76%の富を所有しているのに対して、下位50%(25億人)は2%である(「世界不平等レポート2022」より)など、富の偏在が露骨なまでに進んでいますこうした不平等の是正には新自由主義政策とのたたかいが避けられません

 人間の生命や尊厳を二の次にした世界ではなく、戦争も失業も貧困もない、あらゆる搾取も抑圧もない、みなが豊かに暮らしていける社会の実現に向けて、その桎梏・かさぶたとなっている存在をとり除くために、連帯できるすべての力とつながり、まともな社会にしていくことが求められています。

 長周新聞社は4月に創刊67年を迎えます。この社会のなかで、いかなる権威にも屈しない人民の言論機関として存在し続けるためには困難もともないますが、とりわけ近年は山口県内のみならず全国の皆様から購読申込や「もっとやれ!」との叱咤激励の声が強いものになっており、その役割はますます重要になっていることを痛感しています。

 読者・支持者の皆様の期待に応えられるよう、本年もより有用とされる新聞を発行するために、スタッフ一同邁進することを約束いたします。

 2022年 元旦                   長周新聞社
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●カネ色の「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」候補者のデタラメが横行、コレに勝てというのかょ…

2018年09月24日 00時00分26秒 | Weblog


リテラの記事【横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」46/沖縄県知事選で佐喜真陣営が公共事業予算アップをエサに建設業者を選挙運動に動員! 投票した人リストまで提出させ…】(https://lite-ra.com/2018/09/post-4267.html)。

 《自公維が、札びらで県民の頬を叩くような卑劣な選挙を始めた…公共事業予算は増加に転じて建設業者の労務単価(人件費)もアップする”という“にんじん”をぶら下げて辺野古反対を言わない新基地容認派の…候補への支援を業者に呼びかけ…「期日前投票の協力願い!!」…なりふり構わぬ選挙戦略期日前選挙に行った人の名簿まで提出》。

   『●辺野古破壊「新基地建設容認の“安倍政権傀儡知事”が誕生」ならば…
                      沖縄の未来は閉ざされてしまいます
    「《名護市長選新潟県知事選で駆使した争点隠し選挙・フェイク演説・
     怪文書配布・恫喝的期日前投票要請など、形振り構わぬ選挙を仕掛け》られ、
     《新基地建設容認の“安倍政権傀儡知事”が誕生》してしまえば、
     沖縄の未来は閉ざされてしまいます」

   『●鈴木耕さんの言う《「期日前投票制度」の落とし穴》が気になる
                 …血判状・恫喝な瓶三親分らは何でもやる…

 札びらで県民の頬を叩くような卑劣な選挙》《「無償労働提供による佐喜真氏支援活動」の見返りに「建設業者の利益拡大」を約束する“買収選挙”》《事実歪曲の驚くべき発言のオンパレード》《これを買収選挙と言わずしてどう言おう》《辺野古新基地には反対せずに「公共事業予算が増えて建設業界は利益拡大(商売繁盛)」という中央依存型の近未来図を示す佐喜真陣営》《中央(官邸)傀儡の基地マネー依存候補》…
 公正・公平とかけ離れた《腐敗の現場》。汚いやり口。正々堂々の選挙運動と言えるのか? デタラメが横行、コレに勝てというのかょ…。《玉城デニー候補は翁長前知事の遺志を引継いで辺野古新基地阻止を掲げると同時に、補助金依存からの脱却(自主経済確立)も訴えている》。なんとしても、「#美ら海の色の候補者玉城デニーさんを #新時代沖縄 の知事にして下さい! アベ様や最低の官房長官コウモリ党・癒党お維が推す「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」「#カネ色の候補者」では、沖縄に未来無し。必ず選挙に行って、沖縄の皆さん、特に若い人たち、是非、色々な情報を収集して、賢明な投票行動をお願いします。名護市長選の際の様に、選挙後に、後悔しなくて済むように。眠り猫で、投票にも行かないなんて、絶対にやめてほしい。
 土木屋の端くれとして、本当に恥ずかしい。おまけに、「本土」からつぶやく程度の応援しかできず、申し訳ない。応援の心算なのだけれども、沖縄の皆さんを不快にさせている側面もあるでしょう。でも、黙っていられない

 高江の「森」を殺すことにも大貢献した「大米建設」…《創業者の下地米一・元平良市長が父で、同社代表取締役会長の下地米蔵・建設業協会会長が兄の下地幹郎衆院議員(沖縄1区で落選・比例九州ブロックで復活)は、平然とこう言ってのけた》…。

   『●高江オスプレイ=ヘリパッド問題、住民の裏をかいて資材搬入
    《高江の住民は2007年以後、ずっと座り込み等で建設工事に抵抗してきた。
     今年に入って、下地幹郎代議士(国民新党)の親族企業「大米建設」が
     沖縄防衛局から工事を受注してからは、ますます問答無用、
     手荒に工事を進めてきた

 目取真俊さんのブログ 【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/沖縄県知事選挙/玉城デニー候補の今帰仁村役場前でのあいさつ/やんばる総決起大会】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/2b822b901ade5c3a9d30eec636899f1d)においても、《それに対抗しきれなければ名護市長選挙二の舞になる。同じ過ちをくり返さず、実際に得票につながる運動をしようと、多くの市民が工夫しながら運動に取り組んでいる。しかし、真の相手は国であり、名護市長選挙の時と同じように、見えない形で国会議員が動き、投入される官房機密費は莫大なものだろう。沖縄を権力と金でねじ伏せようとヤマトゥぬ政府が襲いかかってくるウチナーンチューや負きてぃやなびらんどー。》

   『●宜野湾市長選: 直近の沖縄主要選挙で5連敗目をアベ様に
   『●翁長雄志知事亡くなる…「折れない、言うことをきかない
           翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復」
    「翁長さんの《うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー》の叫びが
     忘れられない」

   『●翁長雄志さん「那覇市長として…東京のど真ん中で体感した
            むき出しの沖縄差別に「衝撃を受けた」という」
    「アベ様の取巻き連中による様々な沖縄イジメ・沖縄ヘイトを含め、
     《安倍政権が陰湿ないじめ、報復》に対しても、《折れない、
     言うことをきかない翁長知事》は、真の意味での沖縄の市民の立場に立つ、
     真の保守政治家だった」

   『●翁長雄志さん「保守は保守でも自分は沖縄の保守。
       本土の保守政権に対して言うべきことは言う」が口癖
   『●沖縄を分断・破壊し尽すような日本会議系・  
      自公系候補者では絶対にダメ! 玉城デニーさんを沖縄知事に!
   『●日本会議系バリタカ派知事など絶対にダメ!…
       「死してなお曲げられない正義というものを教えてもらった」
   『●《やまと社会への同化…
       「同化は差別する側に移るだけで、差別自体はなくならない」》
   『●《琉球アイデンティティー》が失われる危機… 
       日本会議系バリタカ派自公お維候補に投票しては絶対にダメ!
   『●「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」が誕生すれば、
               翁長さんの遺志は踏みにじられ、辺野古破壊…
   『●辺野古破壊「新基地建設容認の“安倍政権傀儡知事”が誕生」ならば
                  …沖縄の未来は閉ざされてしまいます
   『●沖縄県知事選、両候補の「選挙の色」がくっきりと見えてきた 
              …「#美ら海の色の候補者」はどちらか?
   『●「…意見の相違を捨ててでも、辺野古米軍基地建設阻止へ
                一丸となって闘うことを、ぼくは切望している」
   『●「#美ら海の色の候補者」…「辺野古に普天間の代わりの
           新基地をつくるという根本的な理由」が存在しない
   『●鈴木耕さんの言う《「期日前投票制度」の落とし穴》が気になる
                 …血判状・恫喝な瓶三親分らは何でもやる…
   『●「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」
      #カネ色の候補者」はアベ様の御得意の政治手法を導入済み


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https://lite-ra.com/2018/09/post-4267.html

横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」46
沖縄県知事選で佐喜真陣営が公共事業予算アップをエサに建設業者を選挙運動に動員! 投票した人リストまで提出させ
2018.09.20

 沖縄県知事選で佐喜真淳・前宜野湾市長を推薦する自公維が、札びらで県民の頬を叩くような卑劣な選挙を始めた。告示翌日(9月14日)の建設業界の総決起大会で、建設業界職域代表の佐藤信秋参院議員(自民党)や公明党の太田昭宏・前国交大臣や維新の下地幹郎政調会長ら国会議員が次々と挨拶。辺野古反対翁長雄志知事時代に一括交付金や公共事業予算が約500億円も減ったことを問題視する一方、“「対立から対話」を掲げる佐喜真知事誕生なら、公共事業予算は増加に転じて建設業者の労務単価(人件費)もアップするという“にんじん”をぶら下げて、辺野古反対を言わない新基地容認派の佐喜真候補への支援を業者に呼びかけたからだ。

 「ーさきま淳氏とともに建設産業の発展をー」と題された建設産業政策推進総決起大会は、14日の平日、金曜日の14時から開始。勤務時間中のはずなのに、那覇市内のホテルの会場に駆けつけた建設業者は1200(主催者)だったという。

 会場入口では「内部資料」と記載された文書が配布されていた。「期日前投票の協力願い!!」と「『さきま淳』入会申込について(お願い)」を銘打った要請文2枚と、氏名や居住地を表に書き込む形式の「期日前実績調査票(個人報告用)」「入会申込書」がセットになっていた。いずれも県建設業協会の政治団体である「沖縄県建設産業政策推進連盟」が送付先でFAX番号が明記され、「期日前実績調査表」には次のようなただし書きがあった。

「※予定調査ではありません。実際に行った後にご報告下さい
「※従業員・ご家族・親戚・友人・知人の方々の期日前の状況について、確認をお願い致します」
「※個人情報についての取り扱いには十分にご注意下さい。当方も十分に注意を致します」
「※氏名、地域、実行日については、必ず記入頂けますようよろしくお願いします」


●佐喜真陣営のなりふり構わぬ選挙戦略!期日前選挙に行った人の名簿まで提出

 人手不足が深刻な建設業界としては、勤務時間帯に総決起大会に駆けつけるだけでもかなり負担に違いないが、さらなる宿題”として従業員・ご家族・親戚・友人・知人に期日前投票を依頼、実際に行った人の名簿提出も要請されていたのだ。

 民間企業経営者なら、気が重くなる“政治的活動要請”に見えるが、壇上で挨拶した国会議員の面々は違った。「大米建設」創業者の下地米一・元平良市長が父で、同社代表取締役会長の下地米蔵・建設業協会会長が兄の下地幹郎衆院議員(沖縄1区で落選・比例九州ブロックで復活)は、平然とこう言ってのけた。

この選挙は日本にとっても沖縄にとっても大切な選挙ですので、仕事をやめて選挙運動しましょう

 つまり、勤務時間中の選挙運動(無償労働提供)を要請していたということになる。民間企業の経営者が利益創出に関係ない無償労働(政治的活動)を社員に指示すれば、株主から背任で訴えられる恐れがある。そのため、「佐喜真知事誕生のための選挙運動が建設会社の利益になる」という前提で、総決起大会出席や期日前投票調査票提出や後援会入会要請など“タダ働き”をさせているということではないのか。「無償労働提供による佐喜真氏支援活動」の見返りに「建設業者の利益拡大」を約束する“買収選挙ともいえる。

 建設業者を買収するためのにんじん”は何本もある。そのひとつが労務単価(人件費)の引上げだ。建設業界職域代表の佐藤信秋参院議員は「知事次第」と2度も強調しながら、労務単価(人件費)引上げについてこんな説明をした。

(沖縄の労務単価は)ちょっと高い。19千円です。全国平均は18千円です。これを25千円、3万円に持っていかないといけない。ここが一番大事なところなのです。これをやるのは、どうするのか。知事次第なのですね、本当に。知事次第です

 そしてもうひとつが沖縄の公共事業予算アップだ。佐藤参院議員はこう続けた。


■安倍政権の卑劣な報復措置には触れず、公共事業予算・一括交付金アップをエサに…

     (建設産業政策推進総決起大会の様子(撮影・横田一))

(全国で)公共事業費6兆円の予算の中でどれぐらいの割合が沖縄に来ているのか。昔は『3%』来ていた。今、どれぐらいでしょう。何と『2.3%』です。(中略)別に加減をしているわけではありませんが、知事を先頭に『俺のところに寄こせ』と言っていただかないと『0.7%』下がると、6兆円かける0.7%で(減額が)500億円ぐらいになるのです。元に戻さないとダメです。元に戻すにはどうするのか。佐喜真さんです。佐喜真さんを知事にしないといけない。知事を先頭に建設産業の皆様と、『俺のところは仕事をしっかりとやっているから仕事を寄こせ』と迫っていく。それをやっていきましょう」(発言ママ)

 まだある。それが沖縄県への一括交付金減額(570億円)の解消だ。佐喜真候補自身、挨拶としてこんな話をしていた。


一括交付金、残念ながら県政が代わり、ピークの時から比較すると、ハードソフトともに減額をされ、ピークの時から比較すると、570億円あまりが減額をされました

私は今回の知事選におきまして、必ず皆様方のために予算をしっかりと確保に向けて全力を尽くしていきたいと思います

 事実歪曲の驚くべき発言のオンパレードとしか言いようがない。翁長雄志知事時代に県の予算が減らされたのは、辺野古新基地反対を貫いて安倍政権と対立したことによる報復的措置だ。しかしその事実を一切無視し、翁長知事が『俺のところに(予算を)寄こせ』と陳情しなかった職務怠慢のせいと決め付ける。その上で、辺野古反対とは言わずに「対立から対話へ」と訴える佐喜真候補。そして佐喜真知事が誕生したなら、一括交付金減額(570億円)が解消され公共事業予算も2.3%から3%に戻り労務単価も1万9千円から2万5千円以上へ跳ね上がるブチあげる。これを買収選挙と言わずしてどう言おう。

 辺野古新基地には反対せずに「公共事業予算が増えて建設業界は利益拡大(商売繁盛)」という中央依存型の近未来図を示す佐喜真陣営に対し、玉城デニー候補は翁長前知事の遺志を引継いで辺野古新基地阻止を掲げると同時に、補助金依存からの脱却(自主経済確立)も訴えている。沖縄県知事選は、辺野古新基地を事実上容認する“中央(官邸)傀儡の基地マネー依存候補”と、新基地建設阻止の自主経済確立派候補の実質的な一騎打ちといえるのだ。

横田一
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●「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」「#カネ色の候補者」はアベ様の御得意の政治手法を導入済み

2018年09月23日 00時00分26秒 | Weblog


日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/佐喜真氏はなぜ沖縄県知事選で日本会議との関係を隠すのか】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237838)。

 《すると驚いたことに、日本会議のホームページの「国民運動」コーナーに確かに存在した「動画・沖縄県祖国復帰42周年大会(5月10日)」という14年6月30日付の記事は、翌木曜日のうちに跡形もなくサイトから削除されてしまった。この一事をもってしても、佐喜真も日本会議も、この忌まわしい過去に触れられるのを嫌がっていることが分かる》。

 ソコは、痛いところなんだ。急所。《忌まわしい過去》。
 「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」「#カネ色の候補者」では沖縄の未来はありません。「#美ら海の色の候補者玉城デニーさんを #新時代沖縄 の知事にして下さい!

   『●一体何をどれ程「思いやらされている」?…
      「われわれはカネを出さない。どうぞ米軍は撤退してください」
   『●「思いやり」に溢れた、番犬様にとっての「天国」ニッポン
                  …子どもの貧困問題などは置き去り
   『●沖縄県「子どもを育てている県内世帯の3分の1以上が貧困」
                    …アベ様らは「思いやる」先を間違ている
   『●琉球新報「社会全体で育てよう…
     沖縄の未来を担う子どもたちの夢や希望をかなえられる社会でありたい」

 沖縄タイムスの【社説[沖縄県知事選 子どもの貧困対策]未来照らす具体性問う】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/315332)によると、《基地や経済の陰に隠れがちだった貧困問題が主要テーマに浮上したのは、沖縄の子どもの相対的貧困率が29・9%と、全国の2倍を超える状況であることが明らかになったからだ》…。
 園児に《「教育勅語」を一斉唱和…「日本会議」》なんて悍ましい。そんな《親学》で、子どもの貧困が解消するのか?

   『●対橋下元〝ト〟知事、どうすべきか?
   『●「EMを超能力だと教える向山のやり方の本質を
       表現するのに多くの言葉はいらない…愚民教育」と一刀両断
    《…「家庭教育支援法案」だ。この「家庭教育支援法案」は、〈保護者が
     子に社会との関わりを自覚させ、人格形成の基礎を培い、国家と社会の
     形成者として必要な資質を備えさせる環境を整備する〉〈保護者が
     子育ての意義を理解し、喜びを実感できるようにする〉…などと規定し、
     それに沿った基本方針を国や自治体が協力する、という内容。
     公権力が家庭内の教育に介入することを定める法案なのだ。しかも、
     この法案は、安倍首相が会長となり2012年4月に発足させた
     「親学推進議員連盟」が立法化を宿願としてきたもの》

   『●保育所・幼稚園の幼児「教育」の破壊: 
     ハタやウタで「将来の国民としての情操や意識の芽生えを培う」?
   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない《病的な嘘つき》アベ様
                           …全てのアベ様の「政」のデタラメさ
    《その官邸から受けた圧力が具体的に語られ、安倍政権の推し進める
     戦前回帰政策親学についても前川氏の鋭い批判的分析が飛び出した》

 《過去にあったことを「なかった」と嘘をついて逃げようとしたり、その証拠となる文書をひそかに廃棄して知らんぷりをするのは、安倍が得意とする政治手法そのものである。「親学」とはどうやら、親が子に上手な嘘のつき方を教える運動のようである》。アベ様や最低の官房長官コウモリ党が推す「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」「#カネ色の候補者」に一票を投じて、本当に大丈夫ですか?

   『●宜野湾市長選: 直近の沖縄主要選挙で5連敗目をアベ様に
    《【園児が教育勅語を唱和…宜野湾市長が出席した大会の異様】…現職で
     与党推薦の佐喜真淳氏(51)の再選を阻めば辺野古移設の歯止めになる
     ことから、全国的な注目度も高い。もっとも、それ以前にこんな人物を
     再選したら、宜野湾市民は常識を疑われることになりそうだ
     佐喜真市長が日本会議のメンバーかどうかは知らないが、
     善悪の判断がつかない園児に教育勅語を暗唱させ、一斉唱和させる
     なんて戦前そのものではないか

   『●翁長雄志知事亡くなる…「折れない、言うことをきかない
           翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復」
    「翁長さんの《うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー》の叫びが
     忘れられない」

   『●翁長雄志さん「那覇市長として…東京のど真ん中で体感した
            むき出しの沖縄差別に「衝撃を受けた」という」
    「アベ様の取巻き連中による様々な沖縄イジメ・沖縄ヘイトを含め、
     《安倍政権が陰湿ないじめ、報復》に対しても、《折れない、
     言うことをきかない翁長知事》は、真の意味での沖縄の市民の立場に立つ、
     真の保守政治家だった」

   『●翁長雄志さん「保守は保守でも自分は沖縄の保守。
       本土の保守政権に対して言うべきことは言う」が口癖
   『●沖縄を分断・破壊し尽すような日本会議系・  
      自公系候補者では絶対にダメ! 玉城デニーさんを沖縄知事に!
   『●日本会議系バリタカ派知事など絶対にダメ!…
       「死してなお曲げられない正義というものを教えてもらった」
   『●《やまと社会への同化…
       「同化は差別する側に移るだけで、差別自体はなくならない」》
   『●《琉球アイデンティティー》が失われる危機… 
       日本会議系バリタカ派自公お維候補に投票しては絶対にダメ!
   『●「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」が誕生すれば、
               翁長さんの遺志は踏みにじられ、辺野古破壊…
   『●辺野古破壊「新基地建設容認の“安倍政権傀儡知事”が誕生」ならば
                  …沖縄の未来は閉ざされてしまいます
   『●沖縄県知事選、両候補の「選挙の色」がくっきりと見えてきた 
              …「#美ら海の色の候補者」はどちらか?
   『●「…意見の相違を捨ててでも、辺野古米軍基地建設阻止へ
                一丸となって闘うことを、ぼくは切望している」
   『●「#美ら海の色の候補者」…「辺野古に普天間の代わりの
           新基地をつくるという根本的な理由」が存在しない
   『●鈴木耕さんの言う《「期日前投票制度」の落とし穴》が気になる
                 …血判状・恫喝な瓶三親分らは何でもやる…

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237838

高野孟 ジャーナリスト
永田町の裏を読む
佐喜真氏はなぜ沖縄県知事選で日本会議との関係を隠すのか
2018年9月20日

     (佐喜眞淳 前宜野湾市長(C)日刊ゲンダイ)

 先週水曜日(12日)発売のこの欄で、沖縄県知事選の候補のひとりである佐喜眞淳前宜野湾市長が右翼組織日本会議と関わりが深く、そのことは2014年に宜野湾市民会館で日本会議沖縄県本部系の団体が開催した「沖縄県祖国復帰記念大会」で彼が主催者側として「閉会あいさつ」をしたのを見ても分かると述べ、さらに「この様子を記録した動画は今も、日本会議のホームページで閲覧できる。つまり同会議として自慢の画像なのである」と指摘した。

 すると驚いたことに、日本会議のホームページの「国民運動」コーナーに確かに存在した「動画・沖縄県祖国復帰42周年大会(5月10日)」という14年6月30日付の記事は、翌木曜日のうちに跡形もなくサイトから削除されてしまった。この一事をもってしても、佐喜真も日本会議も、この忌まわしい過去に触れられるのを嫌がっていることが分かる。

  実際、佐喜真は8月24日に那覇市で行われた事務所開きで記者から日本会議との関わりを問われて、「私はメンバーでもないし、現在でもメンバーではない」と答えている。しかしこれは明白な嘘で、宜野湾市長になりたての12年6月の同市議会で「市長は2月の選挙戦当時、ご自身で日本会議あるいは親学推進議員連盟会長と名刺に載っていたが、この市長が加盟されている日本会議はどのような団体なのか、そして市長としてもこれからも活動を続けていくのか」と質問されて、こう答えている。「私も日本会議に加盟しているひとりではございますけれども、これからの行動につきましては日本会議が持つさまざまな政策あるいは施策等々について吟味しながら私が同意できるものに対してはやっていきたいと思っております」(議事録356ページ)。

 親学推進議員連盟とは、日本会議のコアな創始者のひとりである高橋史朗主張に沿って、安倍晋三会長下村博文事務局長で12年に創設された運動体で、全国に先駆けて11年に沖縄県で最初の地方組織ができその初代会長を佐喜真が務めたのである。

 過去にあったことを「なかった」と嘘をついて逃げようとしたり、その証拠となる文書をひそかに廃棄して知らんぷりをするのは、安倍が得意とする政治手法そのものである。「親学」とはどうやら、親が子に上手な嘘のつき方を教える運動のようである。
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●「…意見の相違を捨ててでも、辺野古米軍基地建設阻止へ一丸となって闘うことを、ぼくは切望している」

2018年09月19日 00時00分24秒 | Weblog


マガジン9のコラム【鈴木耕 言葉の海へ/第42回:ワジワジーする沖縄の情勢】(http://maga9.jp/180822-4/)。

 《沖縄言葉(ウチナーグチ)で「アキサミヨー」(ひどいっ!)とでも表現するしかない、安倍政権の沖縄に対する非道、無慈悲、酷薄、残虐、冷酷なやり口。それが翁長雄志沖縄県知事を死に追いやった原因のひとつであることは間違いない。病に冒された痩躯の、切なすぎる力を振り絞って安倍政権に対峙せざるを得なかった翁長さんの死期を早めたのは、どう否定しようが安倍政権の沖縄へ対するゴリ押しであったというしかない》。

 翁長雄志さんの遺志を継ぐのはどちらか、それは明白。「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」候補は、名護市長選同様、「辺野古の「へ」の字も出さない戦術」。アベ様や最低の官房長官の最たるデマ「辺野古が唯一の解決策」に騙されてはいけない。「普天間撤退≠辺野古破壊」です。
 「#美ら海の色の候補者玉城デニーさんは、いま、大変に厳しい状況にある。でも、何としても玉城さんに勝ってもらわねば、沖縄は大変なことになる。

   『●宜野湾市長選: 直近の沖縄主要選挙で5連敗目をアベ様に
   『●翁長雄志知事亡くなる…「折れない、言うことをきかない
           翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復」
    「翁長さんの《うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー》の叫びが
     忘れられない」

   『●翁長雄志さん「那覇市長として…東京のど真ん中で体感した
                 むき出しの沖縄差別に「衝撃を受けた」という」
    「アベ様の取巻き連中による様々な沖縄イジメ・沖縄ヘイトを含め、
     《安倍政権が陰湿ないじめ、報復》に対しても、《折れない、
     言うことをきかない翁長知事》は、真の意味での沖縄の市民の立場に立つ、
     真の保守政治家だった」

   『●翁長雄志さん「保守は保守でも自分は沖縄の保守。
       本土の保守政権に対して言うべきことは言う」が口癖
   『●沖縄を分断・破壊し尽すような日本会議系・  
      自公系候補者では絶対にダメ! 玉城デニーさんを沖縄知事に!
   『●日本会議系バリタカ派知事など絶対にダメ!…
       「死してなお曲げられない正義というものを教えてもらった」
   『●《やまと社会への同化…
       「同化は差別する側に移るだけで、差別自体はなくならない」》
   『●《琉球アイデンティティー》が失われる危機… 
       日本会議系バリタカ派自公お維候補に投票しては絶対にダメ!
   『●「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」が誕生すれば、
               翁長さんの遺志は踏みにじられ、辺野古破壊…
   『●辺野古破壊「新基地建設容認の“安倍政権傀儡知事”が誕生」ならば
                         …沖縄の未来は閉ざされてしまいます
   『●沖縄県知事選、両候補の「選挙の色」がくっきりと見えてきた
                    …「#美ら海の色の候補者」はどちらか?

 鈴木耕さんのご意見、《さまざまな意見の相違を捨ててでも、辺野古米軍基地建設阻止へ一丸となって闘うことを、ぼくは切望している》…に賛成。

 さらに、鈴木耕さんのこのコラムも是非読んでいただきたい。戦争できる国へ、アベ様らの壊憲に向けた策動への警鐘。この時期に湧いてくるアベ様《ヨイショ本》のクズ具合…その先のさらなる狙いは壊憲だ。
 【鈴木耕さん 言葉の海へ/第43回:右翼誌の巨大な新聞広告が「改憲国民投票」にもたらす重大な影響について】(http://maga9.jp/180829-2/)によると、《不気味な巨大広告 8月22日の毎日新聞に、デカデカと巨大な広告が載っていた。吐き気がした。『安倍総理と日本を変える』(花田紀凱責任編集、飛鳥新社)という全5段の派手な広告である。内容は、とにかく“安倍晋三バンザーイ万歳バンバンザイ!!”の不気味なほどのヨイショ本。次の世代のために 安倍晋三 本誌独占」に始まって、櫻井よしこ百田尚樹阿比留瑠比長谷川幸洋金美齢小川栄太郎…とおなじみの“安倍お友だち親衛隊”の総出演…なんでいまどきこんな本の広告が?…抜け穴だらけの改憲国民投票法雑誌書籍広告を装った改憲広告国民投票法の改定こそ急務だ…どうしても改憲のための国民投票を行うというのであれば、まずその前提として国民投票法の抜本的な“改正”が必要である。それこそが国会の急務ではないか》。

   『●質問主意書ゼロ件なのに、あんなに質問したがっていた
            自民党議員の皆さん達、実際に質問したことは?
    「リテラの別の記事【「森友・加計は朝日の捏造」と断定し朝日から抗議を
     受けた小川榮太郎の安倍擁護本を自民党が大量購入!】…
     《フェイクの塊》…トホホな「陰謀論と妄想」、それを自民党が大量購入って、
     まさか、それって税金じゃぁないでしょうね?」

   『●ヨイショ本・礼讃本『安倍晋三の真実』が伝えない、
        「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」という事実
   『●憲法99条無視で、違法に「#選挙妨害を暴力団に発注する
             アベ様」が9条壊憲を口にする資格はあるのか?

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http://maga9.jp/180822-4/

言葉の海へ
第42回:ワジワジーする沖縄の情勢
By 鈴木耕  2018年8月22日


翁長知事の通夜に現れた菅官房長官の
恥を知らない鉄面皮ぶり


 沖縄の言葉に「ワジワジー」というのがある。

 最近のぼくの愛読書『沖縄おもしろ方言事典』(沖縄雑学倶楽部編、創光出版、1989年第1刷。かなり古いので、もう入手不可能かもしれない)では、意味と用法は次のように解説されている。

   ワジワジー: しゃくにさわるようす。怒って頭にくるさま。
            「もう、お茶くみばかりさせて、ワジワジーするサー」

 たしかに最近の世の中、ワジワジーすることばかり。それも“お茶くみ”というような日常茶飯の出来事を超えて、デタラメ、メチャクチャ、ウソ、サイテー、ゴマカシ、いい加減なことばかりが目について仕方がない。
 沖縄言葉(ウチナーグチ)で「アキサミヨー」(ひどいっ!)とでも表現するしかない、安倍政権の沖縄に対する非道、無慈悲、酷薄、残虐、冷酷なやり口。それが翁長雄志沖縄県知事を死に追いやった原因のひとつであることは間違いない。病に冒された痩躯の、切なすぎる力を振り絞って安倍政権に対峙せざるを得なかった翁長さんの死期を早めたのは、どう否定しようが安倍政権の沖縄へ対するゴリ押しであったというしかない。
 あれだけ冷たい仕打ちをしておきながら、翁長さんの通夜に参列して「翁長さんとは沖縄の発展のために話し合った…どと白々しく述べることのできる菅義偉官房長官などは、まさに鉄面皮重い病に多大なストレスをかけた張本人が菅官房長官であり、安倍晋三首相だったではないか。よくも恥ずかしげもなく…と、ぼくのはらわたが煮えくり返る


辺野古の賛否を徹底的に隠す自民党の戦略と、
またもコウモリぶりをさらけ出した公明党

 「翁長さんの喪に服す」などといって、辺野古の美ら海への土砂投入を少しだけ遅らせようとしている安倍政権。なにが「喪に服す」だっ! そんなものは、9月30日に投開票が決まった沖縄知事選挙に向けての、小手先だけの見せかけに過ぎない
 知事選の直前に、反対する人たちを官憲の暴力で蹴散らして土砂投入を強行するような映像が流れれば、安倍政権のイメージが悪化する。それは自民党が擁立した佐喜真淳候補(宜野湾市長)に不利に働くから、少しだけ延期するということ。まったく手前勝手な理由でしかない
 自民党と佐喜真氏の選挙戦略は、今年2月の名護市長選まったく同じだ。つまり、辺野古米軍新基地建設の賛否に関しては絶対に態度を明らかにせず、ひたすら「普天間飛行場の早期移転と、沖縄の基地負担の軽減を目指す」と曖昧な態度で逃げまくる作戦なのだ。
 その上で佐喜真氏は、「国との関係において争いが絶えず、対立と分断が生まれてしまった」などと述べている。なんとふざけたことを言うのだろう。「対立と分断煽ってきたのは、翁長県政ではなく、県民の意志を踏みにじって来た安倍政権だったではないか。
 さらに許せぬことに、またも公明党はコウモリぶりを発揮した。毎日新聞(8月21日)が報じている。

~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
 沖縄県知事選(9月30日投開票)で、公明党県本部は20日、自民党が擁立した前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)と政策協定を結んだ。これを受け、公明党本部は21日、佐喜真氏の推薦を決定する。政策協定では米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題には触れていない。(略)
 県本部は県内移設反対の立場だが、辺野古移設を推進する安倍政権が全面支援する佐喜真氏を推すことになった
 県本部代表の金城勉県議は記者会見で「(辺野古移設賛成の)党本部と県本部の認識の違いも現実にある。それを踏まえ、負担軽減を早期に実現してもらう」と説明した。
~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~

 この金城県議は、記者会見で話していることに、なんの疑問も感じなかったのだろうか? 今回の知事選では「辺野古米軍基地建設の是非を問うが、最大の焦点になるのは明らかだ。その最大の焦点をひたすら隠して負担軽減などと、いったいどの口で言えるのか
 「県内移設には反対」という公明党沖縄県本部は真っ赤なウソつきである。むろん、そんなウソをつかせているのが公明党の中央本部なのだけれど。


暴力での基地反対派排除の次は
カネで脅しにかかる安倍政権

 しかもそれだけでは飽き足らず、今度は沖縄県へ凄まじい脅しもかけてきた。毎日新聞(8月20日)によれば、こうだ。

~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
 政府は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画で、県が名護市辺野古の埋め立て承認を撤回した場合、工事の遅延損害金が1日約2000万円発生するとの見積もりをまとめた。撤回処分の是非を巡る行政訴訟で政府が勝訴した場合に、県に損害賠償請求することを検討している。(略)
 県が承認を撤回すれば工事は中断され、工期が延びるため、施工業者の人件費や機材費が膨らむ。(略)撤回が違法と認定された場合、賠償請求額は数億円に上る可能性がある。
 ただ、知事だった翁長雄志氏の死去に伴い県知事選が9月30日投開票に前倒しされたため、政府は土砂投入を10月まで自重することも視野に入れている。(略)
~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~

 もう、どう表現していいのか分からない言うことを聞かないヤツには暴力だけではなく、今度はカネを払えと脅しにかかる。まるで“ミカジメ料を取り立てるヤクザも驚くような手口だ
 国が地方自治体へカネを払えと訴えるなど御法度だろう。御法度だろうが何だろうが、使える手はすべて使って、言うことを聞かない者を圧し潰す。これが安倍晋三氏の言う民主国家のやることだろうか


国政選挙で繰り返し示されたのは、
基地建設反対という沖縄の民意だった

 沖縄県民の意志は、選挙のたびごとに何度も何度もこれ以上の基地負担は拒否。辺野古の米軍新基地建設反対を示してきたのだ。4年前の知事選では、辺野古基地反対を唱えた翁長さんの圧勝だった。ぼくもこのときは現地で取材をしていたのだが、開票開始の午後8時には「翁長氏圧勝」の新聞号外が出るほど、県民の意志は圧倒的だった
 現在の沖縄選挙区選出の国会議員は衆参合わせて6名(衆院4名、参院2名)だが、これまではすべての選挙区で基地反対を掲げる候補が勝ってきた。昨年の衆院選で、ようやく自民党が1議席を取り返したに過ぎない。基地容認の候補は軒並み敗れ、自民系候補は比例でかろうじて残っただけだった。
 つまり、基地問題が争点になった選挙では、ほぼ基地反対の立場に立つ候補が勝っているのだ。最近の沖縄の首長選挙では自民系が勝っているけれど、それはほとんどの場合、基地問題が争点にはなっていない(もしくは、自民系が基地問題に触れることを徹底的に避けている)からだともいえる。
 今年2月の名護市長選においても、自民公明推薦で当選した渡具知武豊氏に投票した有権者たちの中でさえ「基地建設には反対だが、渡具知さんは基地賛成とは言わなかったし、基地問題よりも地元の経済活性化を優先」との声が大きかったのは、選挙後のさまざまな調査でも明らかだ。つまり、基地問題に頬かむりし、土建選挙を徹底した自民系が競り勝ったのだ。決して、辺野古基地容認派が勝ったわけではない

 また9月20日には、自民党総裁選挙があることから、もし土砂投入を強行すれば、安倍3選の戦略にも狂いが生じかねない。
 なにしろ岸信介じいちゃんの悲願であり、たったひとつの安倍目標9条改憲のかかった自民党総裁選である。そのために、本来は2期6年と決められていた自民党党則を、これまた数の力で勝手に3期9年まで延長してしまったという強権総裁だ。沖縄を踏みにじることなど、屁とも思っていないだろう。屁臭、いや、腐臭漂う安倍政権だ。


「オール沖縄」態勢の再構築こそが
翁長さんの遺志を生かす道

 こんなワジワジーする状況へ、だが、一条の光が射し始めた。
 翁長さんが生前に遺しておいた音声データに、「後継者」として、衆院議員の玉城デニーさんと金秀グループを率いる呉屋守将さんの名が挙げられていたというのだ。呉屋さんが固辞したことから、辺野古基地反対の統一候補として玉城デニーさんが有力になった。
 沖縄のジャーナリストからの情報によれば、多分、これで玉城デニー氏vs.佐喜真淳氏の一騎打ちということになるだろうという。保守系でいち早く立候補を表明していた安里繁信氏は、自民党中央からの強力な締め付けで立候補断念に追い込まれた。なりふり構わぬ安倍政権である。
 実は、翁長さんが玉城さんに託したのは、玉城さんの出自にも関わる理由があってのことだったという。琉球新報(8月20日配信)に、こんな記事があった。

~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
 翁長雄志知事の後継候補として知事選出馬の方向となった玉城デニー衆院議員について、翁長氏が生前に「戦後沖縄の歴史を背負った政治家なので、今後沖縄を象徴する政治家になっていくのではないか」と語っていたことが19日、分かった。翁長雄志講演会の国吉真太郎会長が琉球新報の取材に明らかにした。
 膵臓がんの療養中の翁長知事を知事公舎で見舞った際に玉城氏の話題となり、沖縄の戦後史と重なる玉城氏の生い立ちなどを踏まえて「デニーさんは立派な政治家だ」と評したという。
~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~

 「戦後沖縄の歴史を背負った政治家」とは、どういうことか。
 玉城さんは、沖縄の駐留米兵と日本女性の間に生まれた。父親はアメリカへ帰国、その後、一度も会ってはいないという。いわゆる「アメラジアン」と呼ばれるひとりである。玉城さんは、戦後沖縄の基地問題をその身に背負った存在であるといってもいいのだ。
 長じてラジオのパーソナリティなどタレント活動を経て、やがて市議から国会議員へと転身。現在は自由党幹事長の職にある。自分の信念を通すことには頑固で、2012年には、当時所属していた民主党野田政権の消費増税法に反対除名処分を受けたこともある硬骨漢でもある。
 これが、沖縄に射し始めた一条の光である。

 ただし、玉城氏一本化がすんなりいくとも限らない。県政与党の一部から「音声データを公表せよ」との強い要求があがっているからだ。
 沖縄タイムス(8月21日配信)には、次のような記事もある。

~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~
 沖縄県の翁長雄志知事が生前残した音声で、後継候補に期待する人物として玉城デニー衆院議員の名前を挙げていた件で、会派おきなわ(瑞慶覧功会派長)は20日、新里米吉議長に音声の開示を求めたが認められなかった。同会派は「直接音声を聞かなければ言葉のニュアンスが分からない」として、開示されない限り、候補者選考作業を進めている「調整会議」への参加を見送る方針。
 新里氏は19日の会見で、音声を渡した遺族関係者の「広めたくない」との意向に沿い非開示とし、聞いたのは調整会議の中では自分一人だと説明していた。(略)
~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~

 悲しい内部分裂の芽がここに出てきたのか。
 この選挙のもっとも大きな争点は、翁長さんが命を賭けた辺野古米軍新基地建設阻止を受け継ぐのかそれとも「辺野古容認」へ舵を切るのかの闘いである。その重大事は、たった1か月後に迫っている。
 翁長さんの闘いを支えた「オール沖縄」態勢の再構築ができなければ、今度の知事選は基地建設阻止派にとって、そうとう厳しいものになるだろう
 さまざまな意見の相違を捨ててでも、辺野古米軍基地建設阻止へ一丸となって闘うことを、ぼくは切望している。
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●沖縄県知事選、両候補の「選挙の色」がくっきりと見えてきた…「#美ら海の色の候補者」はどちらか?

2018年09月15日 00時00分43秒 | Weblog


琉球新報のコラム【<金口木舌>選挙の色】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-796756.html)と、
記事【知事選公開討論会 辺野古巡り相違】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-797385.html)。

 《翁長雄志さんの帽子…その帽子の色をどう呼べばよいか、当方の周辺で議論となった。青だ、緑だ、エメラルドグリーンだと意見が割れた…議論の末、「美ら海の色」で落ち着いた。翁長さんの遺志と大会参加者の願いにぴったりだと思うが、どうだろう》。
 《最大の争点である米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について、佐喜真氏は…反対しない姿勢を示した。玉城氏は…新基地阻止の考えを示した。知事選の争点について、佐喜真氏は「普天間飛行場の返還。原点は危険性の除去だ」と主張。玉城氏は現県政が実行した「埋め立て承認『撤回』の是非だ」と述べた》。

 リテラの記事【沖縄知事選で安倍自民党の佐喜真淳候補が「女性の質あげる」と差別発言! 反基地運動叩きのデマ流した元文春記者を選対に?】(http://lite-ra.com/2018/09/post-4241.html)によると、《最大の争点は辺野古新基地建設だ。反対を明確に掲げる玉城氏に対し、いまだに是非を明言せず姑息な争点隠しをしようとする佐喜真氏だが、ここにきて、その地金がどんどん出てきている…佐喜真氏がまともに有権者のことを考えていないことは明々白々だ…女性は男性よりも「能力」や「質」で劣っていると言わんばかり佐喜真氏の発言は、明らかな女性蔑視に基づく差別に他ならない…佐喜真氏の選対に“沖縄ヘイトを垂れ流してきたジャーナリストが加わっているのではないかという疑惑まで浮上…この人物を仮にT記者としておこう。…「文春」をクビになった一件も、ライバル誌への寄稿がバレたというトホホさもさることながら、その寄稿内容がひどい代物だった…会見に同席の元記者が新潮に書いた沖縄二紙と反基地運動へのデマ…佐喜真知事はこんな人物を選対のブレーンに入れたということなのだろうか》。

 また、日刊ゲンダイのコラム【週末オススメ本ミシュラン/「阿Q正伝」 魯迅著 増田渉訳/角川文庫】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/237164)によると、《「真ん中」を装いながら、貧乏人を裏切って、権力、つまり安倍政権にベタッと奉仕しているのが公明党だろう。例によってカジノ法に最初は反対し、結局は賛成してしまった。いつものパターンだが、だいぶ前にその変節を批判したら、当時の同党書記長の市川雄一が、「変わったのではなく、成長したのだと御理解いただきたい」と開き直ったのが忘れられない。それで私は、こう皮肉ったのである。「コウモリも成長はするだろう。しかし、成長してもコウモリはコウモリだ」 翁長雄志の死去に伴う沖縄県知事選挙でも、コウモリ党は維新などと一緒に自民党候補の応援に血眼になっている。もともと赤いコウモリの眼が、さらに赤くなっているのだ。魯迅は「死」という文章の中で、7箇条の遺書のひとつに次の項目を挙げている。「他人の歯や眼を傷つけながら、報復に反対し、寛容を主張する人間には、絶対に近づいてはならぬ」 「中庸」や「寛容」などクソクラエ! 私はいま、右でも左でもないと中庸を気取る人間や、公明党および創価学会を支持する人間に憎悪に近い憎しみを抱いているそうした人間はみな、結局は腐臭ただよう安倍政権を全面的に応援していることになるのだ。…(選者・佐高信)》。
 さらに、日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/前哨戦から占う翁長弔い戦の行方は】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201809110000219.html)によると、《「しかし、前回の選挙との違いがいくつかある。1つは前回、公明党が自主投票で公明支持層の6割は翁長に投票している。もう1つは前回の選挙では日本維新の会の下地幹郎が出て6万票取っていること。今回維新は自民党候補支持だ。もう1つは、かりゆしグループが今回自主投票となったこと。前回は翁長政権樹立の立役者の1つだった」。 ★つまり、なかなか票読みが難しいということになる。…知事選が今年最大の選挙戦になることは間違いなさそうだ》。
 玉城デニーさんにとって、大変に厳しい情勢です。「美ら海の色の候補者」を何としても「#新時代沖縄」の県知事にして下さい。「森」や「美ら海」を殺し、基地から出撃した番犬様は人を…沖縄破壊に与しない一票を適切な候補者に投じてもらいたいです。#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」候補者 vs 「#美ら海の色の候補者」。

 また、日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/沖縄県知事選は「国権か民権かの大分岐点になる】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237361)にも重要な指摘が…《翁長雄志知事が命を懸けて実現しようとしてきたのは、沖縄県民の自治権・自主権、すなわち県民は自分たちの命のみならず大浦湾のサンゴやジュゴンの命まで含めて自分たちにとって本当に大切なことは自分たちで決定してしかるべきだという意味での自己決定権である。翁長の「遺志を引き継ぐ」とはまさにそのことであり、その点でオール沖縄陣営が担ぐ玉城デニー衆院議員は、それにまことにふさわしい民権主義的な候補である…沖縄県民が荒々しく国に対して民権を主張するのか、国権に従って事を荒立てずに生きていくのか大分岐点となるだろう》。
 《沖縄県民の自治権・自主権》のための一票を、是非、「#美ら海の色の候補者」玉城デニーさんに投じてほしい。

 琉球新報の別の記事【虚構のダブルスコア 沖縄県知事選、出回る「偽」世論調査】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-799272.html)によると、《調査結果の数字はおおむね傾向が一致し、主な立候補予定者2人のうち、一方の立候補予定者がダブルスコアでもう一方を上回るという結果となっている。その中には「朝日新聞の調査結果」とされる数字も含まれているが、朝日新聞社は本紙の取材に「事実無根。調査していない」と答え、偽(フェイク)情報であることが分かった。このほか「国民民主党の調査」もあるが、同党も調査を否定した》。
 《接戦は確実》です。大変に厳しい状況だと思います。自公お維の垂れ流すデマ、フェイクに騙されてはいけない。「#美ら海の色の候補者」玉城デニーさんを沖縄県知事ににしなければ、沖縄に未来が無い。


 決して見通しは明るくない。玉城デニーさん陣営は、相当な頑張りが無いと厳しい。「#美ら海の色の候補者」は自明です。デマや札束攻勢に負けるな! 名護市長選新潟知事選の二の舞ではいけない。
 日刊ゲンダイでも、記事【高野孟 永田町の裏を読む/「知名度やイメージで勝てるほど沖縄の選挙は甘くない」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236891)によると、《しかし、沖縄の有力な玉城支援者に言わせると、そんなことは問題ではない。…「今年1月の名護市長選でも、辺野古阻止の理念とかイメージで言えば、稲嶺進=前市長が勝って当たり前だったが、実際には自民党がカネを散布したあとに創価学会員が地を這うように戸別訪問を繰り返して票を掘り起こす徹底的な組織戦を展開して、稲嶺陣営としてはお手上げだった。6月の新潟知事選同様だったと伝聞している。となると、自公維側のそのような組織戦に対抗して、地を這う集票作戦を立案し実行できる「『オール沖縄』の統一作戦本部が必要になる」》。

 「#美ら海の色の候補者」玉城デニーさん。一方、辺野古破壊な「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事選候補者」の「選挙の色」は如何に? それは金(カネ)色だ。その一票は、選挙後に、深い後悔とため息となる。

   『●宜野湾市長選: 直近の沖縄主要選挙で5連敗目をアベ様に
   『●翁長雄志知事亡くなる…「折れない、言うことをきかない
           翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復」
    「翁長さんの《うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー》の叫びが
     忘れられない」

   『●翁長雄志さん「那覇市長として…東京のど真ん中で体感した
                 むき出しの沖縄差別に「衝撃を受けた」という」
    「アベ様の取巻き連中による様々な沖縄イジメ・沖縄ヘイトを含め、
     《安倍政権が陰湿ないじめ、報復》に対しても、《折れない、
     言うことをきかない翁長知事》は、真の意味での沖縄の市民の立場に立つ、
     真の保守政治家だった」

   『●翁長雄志さん「保守は保守でも自分は沖縄の保守。
       本土の保守政権に対して言うべきことは言う」が口癖
   『●沖縄を分断・破壊し尽すような日本会議系・  
      自公系候補者では絶対にダメ! 玉城デニーさんを沖縄知事に!
   『●日本会議系バリタカ派知事など絶対にダメ!…
       「死してなお曲げられない正義というものを教えてもらった」
   『●《やまと社会への同化…
       「同化は差別する側に移るだけで、差別自体はなくならない」》
   『●《琉球アイデンティティー》が失われる危機… 
       日本会議系バリタカ派自公お維候補に投票しては絶対にダメ!
   『●「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」が誕生すれば、
               翁長さんの遺志は踏みにじられ、辺野古破壊…
   『●辺野古破壊「新基地建設容認の“安倍政権傀儡知事”が誕生」ならば
                         …沖縄の未来は閉ざされてしまいます

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-796756.html

<金口木舌>選挙の色
2018年9月5日 06:00 辺野古新基地 金口木舌

 辺野古新基地の阻止を訴えた先月11日の県民大会で翁長雄志さんの帽子が披露され、話題となった。その帽子の色をどう呼べばよいか、当方の周辺で議論となった。青だ、緑だ、エメラルドグリーンだと意見が割れた

▼大会前、後援会関係者の話として本紙は「青色の帽子」と報じたが、実物の色は微妙に違う。議論の末、「(ちゅ)ら海の色」で落ち着いた。翁長さんの遺志と大会参加者の願いにぴったりだと思うが、どうだろう
▼色と言えば、選挙である。沖縄ではかつて保守は青、革新共闘は黄という具合にお決まりの色で有権者の目を引きつけた。政党が増え、保革の境目が薄れた今では「青対黄」の色分けでは済まない
▼重大ニュースの際、本紙に談話を寄せる県内政党・会派は10である。正式な党名で言えば、「民主」の2字を掲げるのは4党、「自由」は2党、「社会」は2党である。戸惑う有権者もいるだろう
▼政党の離合集散が続いた「平成の30年」だった。その帰結として「安倍一強」の自民と、攻略に苦戦する野党という平板な色となった。なぜ、こんなことになったのか。有権者が望んだのではあるまい
▼沖縄の明日を左右する重大な選挙がやってくる。有権者の目に届くよう政党、候補者はくっきり色を見せてほしい色を薄めて選挙戦を乗り切ろうと考えるならば有権者を軽んじる話ではないか
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https://ryukyushimpo.jp/news/entry-797385.html

知事選公開討論会 辺野古巡り相違
2018年9月6日 05:00
知事選 公開討論会 討論会 佐喜真淳 玉城デニー 辺野古 米軍普天間飛行場 カジノ 南風原町立中央公民館 日本青年会議所沖縄ブロック協議会

     (知事選に向け、討論会で政策を巡って意見を交わした
      佐喜真淳氏(左)と玉城デニー氏=5日夜、南風原町立中央公民館)

 30日投開票の県知事選に向け、主な立候補予定者2氏を招いた公開討論会(日本青年会議所沖縄ブロック協議会主催)が5日夜、南風原町立中央公民館で開かれた。前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)=自民、公明、維新推薦=と衆院議員の玉城デニー氏(58)が出席した。最大の争点である米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について、佐喜真氏は辺野古が唯一の解決策とする政府方針に異を唱えたら「(普天間の)固定化を目指しているのかと言われかねない。われわれには限界がある」と述べ、反対しない姿勢を示した。玉城氏は「米国の法律に照らせば、辺野古の基地は造れない。政府に話し合いを求める」と述べ、新基地阻止の考えを示した。 
 知事選の争点について、佐喜真氏は「普天間飛行場の返還。原点は危険性の除去だ」と主張。玉城氏は現県政が実行した「埋め立て承認『撤回』の是非だ」と述べた。佐喜真氏は、承認撤回について「これから法的な争いが始まる。日本は法治国家だ。法に基づき判断しないといけない」と評価を避けた。玉城氏は政府には沖縄と協議する姿勢がない。撤回は法律に基づいた正当な手続きだと評価した
 経済振興関連では、国会で可決したカジノ解禁を含む統合型リゾート施設(IR)整備法を受けた沖縄へのカジノ導入について、佐喜真氏は「新たな観光資源として研究する必要がある」と否定せず、玉城氏は「必要ない」と述べた。
 討論会後、佐喜氏と玉城氏の2人はそれぞれ記者団の取材に応じた。辺野古移設の是非を巡る発言の真意について佐喜真氏は「一般論だ。外交は国の専権事項で、(知事に)外交権があればやる」と答えた。玉城氏には「法治国家の法を守る長として県民にプロセスについての説明が足りなかった」と述べた。玉城氏は「(佐喜真氏は)普天間の返還にこだわり、辺野古の是非について相変わらず何も言わなかったあえて相違点にしなかったことが皆さんに伝わった」と話した。
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コメント (2)
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●辺野古高江裁判とヒラメ…《「人権のとりで」としての司法がその役割を果たさず、行政と一体化すれば…》

2018年03月24日 00時00分10秒 | Weblog


沖縄タイムスの【社説[辺野古・高江裁判]見せしめが萎縮を生む】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/223080)。
琉球新報の【<社説>山城議長有罪判決 問われるべきは政府だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-682635.html

 《名護市辺野古の新基地建設などに対する抗議行動を巡り、公務執行妨害や威力業務妨害の罪などに問われた山城博治・沖縄平和運動センター議長(65)ら3人の判決公判…那覇地裁は、山城議長に懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年6月)の有罪判決を言い渡した》。
 《有罪判決は、新基地反対の民意を力で封じている政府の姿勢裁判所がお墨付きを与えるものであり、納得できない。表現の自由集会の自由など憲法が保障する権利を認めず国連の人権基準にも抵触するような判決は受け入れられない》。


   『●異常な日々…「異常な状態が続く」山城博治さん長期「拉致」、
                         そして、いま、野蛮な辺野古破壊

 司法破壊…沖縄では(も)司法は死んでいる。司法判断できない、ヒラメな裁判官の政治判断。聞く耳無し、結論ありきなアベ様らへの忖度…沖縄では司法判断できず、ヒラメな裁判官の政治判断を乱発。

   『●『冤罪File(No.10)』読了
    「池添徳明氏…。多くがヒラメ裁判長の中、「中川さんが無罪判決を
     書くと目立つというそのことが、実は問題なんです」」

   『●『冤罪ファイル(2010年10月号)』読了
    「池添徳明氏…。「日本の裁判官は上(最高裁)の方ばかり見ている
     ヒラメ裁判官がほとんどだ」」

   『●〝犬〟になれなかった裁判官
   『●袴田事件、そして死刑執行後の『飯塚事件』再審: 
                      司法の良心を示せるか?
   『●「絶望の裁判所」: 裁判所の頂点、最高裁からして・・・・・・
    《事務総局が人事を支配しているため、裁判官たちは事務総局に
     ニラまれる判決を書かなくなる。瀬木氏はこうした裁判官をヒラメ
     (上ばかりを見ている)と揶揄する。
     問題を深刻化させているのはヒラメ(裁判官)の質の劣化だ》

   『●アベ様らは何が何でも辺野古破壊、「ヒラメ裁判官が、
          よりによってこのタイミングで那覇支部長」に就任
    《そんな“ヒラメ裁判官”が、寄りによってこのタイミングで那覇支部長に
     就いたのだ。県民じゃなくても「怪しい人事」に見えてしまう。なにしろ、
     安倍政権は憲法違反を正当化するために法の番人、
     内閣法制局長官のクビをすげ替えるぐらいだ。菅官房長官は
     「司法の判断を仰ぐことにした」なんて言っているが、
     本音は「多見谷裁判官よ、分かっているな」というプレッシャーが
     ありありではないか》

   『●こんな理不尽なことが許されるのか!   
      アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?
   『●辺野古破壊・高江破壊…
     ニッポンでアベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?
   『●イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」:
        「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古・高江破壊
   『●県の敗訴を前提にするアベ様や裁判長という
      異様な辺野古破壊訴訟…そもそも「違法」を口にする資格は?
   『●金平茂紀さん、「No Justice No Peace.
       (正義のないところに平和は来ない)…高江には、ない」
   『●「国民の信頼を傷付け」ているのは?…
      「米軍基地という面倒な施設は沖縄に…。そして日本本土は…」
   『●「最低裁」のコールが聞こえる…沖縄負担軽減担当相らの
             「辺野古が唯一の解決策」をオウム返しでしょう…
   『●辺野古破壊への「県側の徹底抗戦はこれからだ…
       翁長知事は二の矢、三の矢で巻き返しを図るつもり」
   『●「腐臭を放つ「判決」」と臥薪嘗胆: 「銃剣とブルドーザー」から
                        「自衛隊と機動隊とヒラメ裁判長」へ
   『●重大な誤りを含む「腐臭を放つ「判決」」:
      「沖縄を弄んだというしかない」異常な辺野古破壊訴訟判決
   『●「「辺野古しかない」という一方的な結論は、
       司法判断というより、もはや政治判断」…最高裁か最低裁か?
   『●沈黙するマスコミ…「機動隊に加え、防衛省、自衛隊、
          そして米軍が総掛かりで住民たちを排除し、監視」
   『●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、沖縄に弁論もさせずに「政治判断」
                          …「司法判断」出来ない死んだ司法
   『●最「低」裁による辺野古破壊訴訟のデタラメ:
       「国と地方は対等という地方自治の精神を踏みにじる判断」


 東京新聞の記事【辺野古差し止め却下 沖縄県敗訴 国、新基地を加速】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018031402000138.html)によると、《那覇地裁(森鍵一裁判長)は十三日、「県の訴えは裁判の対象にならない」として却下した。実質的な中身に立ち入らず、門前払いした。工事差し止めの仮処分申し立ても退けた》。
 市民が反対しようが、司法に訴えようが「森」「海」を殺し続ける…ヒラメな裁判官の政治判断。

 琉球新報の記事【平和運動センター議長は懲役2年、猶予3年】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-682277.html)によると、《那覇地裁で開かれた。柴田寿宏裁判長は議長に懲役2年(求刑懲役2年6月)、執行猶予3年を言い渡した》。

 同紙の別の記事【山城議長に猶予刑 那覇地裁、業務妨害など認定 「不当」と即日控訴】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-682643.html)によると、《那覇地裁の柴田寿宏裁判長…。山城議長らは「抗議活動の背景を見ず、行為のみに着眼して論じている。形式的な不当判決だ」と批判し、判決を不服として即日控訴した》。
 東京新聞の記事【辺野古反対 リーダーに有罪 山城議長「問われるべきは政府」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018031502000146.html)によると、《被告は逮捕後に約五カ月間勾留され、移設反対運動への弾圧で、沖縄で表現の自由が抑圧されていると主張していた。…◆「最小限の抵抗」「不当判決」…逮捕後、約五カ月間の拘束は、表現の自由や抗議活動の権利に関わり、国内外で反響を呼んだ。「人権侵害だ」。ジュネーブの国連人権理事会で訴え、無罪を求める署名は三十一万筆超に。反対派住民の間には日本の司法に不信の声も漏れる。山城議長は法廷を出て、米軍基地の過重な負担に立ち向かってきた歴史を持つ「沖縄県民の誇り」を支援者らに呼び掛けた。一時は悪性リンパ腫の闘病で抗議活動から離れたこともあったが、最後まで強気を崩さず「歴史の審判の中では沖縄が勝利者になる」と訴えた》。

 聞く耳無し、結論ありきなアベ様らへの忖度…記事中の判決文の《大量のブロックを積み》《約二週間のけがを負わせた》…国の主張にしか耳を傾けず。

 【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/反動判決が続く中で護岸工事が進められている。】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/f3728efcd67d21d1c80de5f85d2c4c22)によると、《沖縄県が岩礁破砕の差し止めを求めた裁判で県が敗訴…山城さんほか3名に執行猶予付きの有罪判決が下っている。新基地建設を強行する安倍政権に対し、司法は追随し後押しする機関になり果てている》。

 以下の琉球新報の社説には…《那覇地裁は、弁護側が提出した国際人権法専門家の証人申請を却下し、長期勾留を批判した国連特別報告者の資料などの証拠申請も却下した。判決は国連が指摘した国連ガイドラインに沿った内容ではない。日本は国連人権理事会の理事国である。国際基準と向き合わない裁判所の姿勢は異様ですらある》。
 また、《裁判所にはもともと限界があり、過剰な期待をもつのは禁物だが「人権のとりで」としての司法がその役割を果たさず、行政と一体化すれば、三権分立は成り立たない辺野古・高江裁判は、日本の民主主義を、根っこから問う裁判といっても過言ではない》。

 目取真俊さんの《新基地建設を強行する安倍政権に対し、司法は追随し後押しする機関になり果てている》、その一方で、山城さんの《歴史の審判の中では沖縄が勝利者になる》…を信じる。

 1年前のブログ 『●「なぜ巨大な権力にあらがえるのか。人々は「世代の責任」を語る」「子を守る「風かたか」になる」』…《三上智恵監督の新作「標的の島 風(かじ)かたか」…の試写会。客席に座る多くが抗議現場に通う市民で、眼前のスクリーンにも映っている…▼主役の一人、山城博治さんはいまだに勾留されていて試写会に来られなかった。でも、招待された家族の女性が感想を教えてくれた。「あの時なぜ何もしてくれなかったの、と子孫に問われないように。勝つ負けるじゃない。やらなきゃ」。山城さんも、きっと同じことを言うだろう。(阿部岳)》。
 山城さんのご家族の言葉《あの時なぜ何もしてくれなかったの、と子孫に問われないように。勝つ負けるじゃない。やらなきゃ》。

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/223080

社説[辺野古・高江裁判]見せしめが萎縮を生む
2018年3月15日 08:28普天間移設問題・辺野古新基地裁判・司法山城博治事件・事故

 国内外の人権団体や平和運動団体からも注目された判決だった。

 多くの支援者が危機感をもって那覇地裁前に集まったのは、辺野古や高江を巡る政府の対応があまりにも強権的だからである。

 名護市辺野古の新基地建設などに対する抗議行動を巡り、公務執行妨害や威力業務妨害の罪などに問われた山城博治・沖縄平和運動センター議長(65)ら3人の判決公判が14日、あった。

 那覇地裁は、山城議長に懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年6月)の有罪判決を言い渡した。

 共犯として威力業務妨害罪に問われた男性(67)と傷害罪などに問われた男性(45)も、執行猶予付きの有罪判決を受けた。

 だが、裁判所は、米軍基地を巡る沖縄の歴史や現実にはまったく触れなかったなぜ、このような抗議行動が起きたのかという背景にも関心を示さなかった

 キャンプ・シュワブのゲート前に大量のブロックなどを積み上げ、工事用車両の搬入を阻止しようとしたことなどの事実を取り上げ、「表現の自由の範囲を逸脱している」と断じたのである。

 この判決は大きな副作用を生むおそれがある。傷害罪の成立を認めることによって憲法で保障された市民の正当な抗議行動と反対意見の表明を萎縮させかねないのである。

 「意見および表現の自由」に関する国連特別報告者のデービッド・ケイ氏が、訪日後にまとめた報告書の中で危惧したのはこの点である。

■    ■

 米軍基地を巡る裁判で、決まって、住民側から提起される問いがある。

 「本来、問われるべきは何なのか」「裁かれるべきは誰なのか」という問いかけだ。

 辺野古の新基地建設や高江のヘリパッド建設で浮かび上がったのは、目まいがするような政府側と住民側の「不均衡」である。

 警備陣の暴力的な警備によって住民側には負傷者が相次いだ。違法行為や違法な疑いのある行為も目立った。

 名護市長選や知事選、衆院選などで新基地建設に反対する候補者が当選し、明確に民意が示されたにもかかわらず、一顧だにせず、強引に工事を進めた

 その結果、高江や辺野古の現場では、取り締まる側と市民の間に著しく「衡平(こうへい)」を欠いた状態が生じてしまったのである。

 判決後の記者会見で山城議長は「沖縄の実態を見ようとしない不当な判決だ」と声を荒げた。

■    ■

 判決は「共謀」の認定についても、厳密さを欠いているところがある。「共謀」と認定される行為の範囲が広がれば、表現の自由に対する重大な脅威になるだろう。

 裁判所にはもともと限界があり、過剰な期待をもつのは禁物だが「人権のとりで」としての司法がその役割を果たさず、行政と一体化すれば、三権分立は成り立たない

 辺野古・高江裁判は、日本の民主主義を、根っこから問う裁判といっても過言ではない
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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-682635.html

<社説>山城議長有罪判決 問われるべきは政府だ
2018年3月15日 06:01

 名護市辺野古の新基地建設や東村高江の米軍北部訓練場ヘリコプター発着場建設に対する抗議活動で、威力業務妨害罪などの罪に問われた沖縄平和運動センターの山城博治議長に対し、那覇地裁は懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。

 有罪判決は、新基地反対の民意を力で封じている政府の姿勢に裁判所がお墨付きを与えるものであり、納得できない。表現の自由、集会の自由など憲法が保障する権利を認めず、国連の人権基準にも抵触するような判決は受け入れられない。

 本来、問われるべきは山城議長らではない。政府の方である。国土面積の0・6%の沖縄に米軍専用施設の70・38%を集中させ、新基地建設を強行している。山城議長らを逮捕・長期勾留し、抗議行動の力をそごうとしたのは明らかだ。

 起訴状によると、山城議長は2016年1月に名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ工事用ゲート前でブロックを積み上げ、資材搬入の業務を妨害し、同8月には米軍北部訓練場付近で沖縄防衛局職員の肩を激しく揺さぶって約2週間のけがを負わせた。同10月には同訓練場の進入防止用の有刺鉄線1本をペンチで切断したとしている。

 弁護側はブロック積み上げ行為について、威力業務妨害を適用することは「表現の自由を侵害し違憲だ」などと主張し、器物損壊を除く各事案で無罪を訴えていた。

 判決は山城議長らの行為について「表現の自由を逸脱」する「犯罪行為であって、正当化することはできない」と指摘している。山城議長が公務員に暴行を加えて傷害を負わせたのは「悪質」で、反対運動のリーダー的存在として「主導的役割を果たした」と認定した。山城議長の「言動が共犯者らの犯行をあおったという面があり、この点について強い非難を免れない」と指摘している。

 今回の判決は、人権を巡る国際法の理念に背を向ける内容だ。16年に日本を調査した国連人権理事会の特別報告者は、山城議長の逮捕と長期勾留について「抗議行動に不釣り合いな制限が加えられている」「裁判なしに5カ月間拘束したのは不適切で、表現の自由に対する萎縮効果を懸念する」と報告している。

 ヘリ発着場建設や新基地建設の抗議行動に対する警備は、市民の抗議活動を政府が制限する際の国連ガイドラインを逸脱している。

 ところが那覇地裁は、弁護側が提出した国際人権法専門家の証人申請を却下し、長期勾留を批判した国連特別報告者の資料などの証拠申請も却下した。判決は国連が指摘した国連ガイドラインに沿った内容ではない。

 日本は国連人権理事会の理事国である。国際基準と向き合わない裁判所の姿勢は異様ですらある
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●壊憲・専制政治・独裁反対、立憲政治を! 「頭の乏しい…こんな人たち」呼ばわりされた皆さん、結集を!

2017年10月08日 00時00分35秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)三「ト」物語)↑]



リテラの記事【民進党リベラル派が「立憲民主党」旗揚げ! 改憲をストップするためにリベラル勢力は結集せよ】(http://lite-ra.com/2017/10/post-3486.html)。

 《当然の動きだ。小池百合子希望の党代表は「政権交代」を目指すと打ち出していたが、若狭勝氏は昨日、政権奪取する時期について「次の次(の衆院選)ぐらい」という見解を示した。他方、小池代表は合流議員に対して、供託金などの600万円以上を持ってくることだけでなく、ツーショット写真の撮影に3万円の支払いを求めるなど、わかりやすいほどに金づる扱いをしている》。

   『●トファは自民党亜種…「第2自民党」なのか
      第2お維なのか不明だが、自公お維と同種で、かつ、壊憲体質
   『●「選ぶ側の目こそ問われる」「有権者も…
     「二物」を許すほど甘くはなかろう」…サギ師を見抜く甘くない目

   『●自民党亜種トファ・キトの「反作用として期待される
         リベラルの結集」…それが最後の望み・希・希望
   『●アベ様や自公お維も厭、小池氏やトファ・キトも嫌… 
         民主主義・平和主義を愛する「こんな人」達が結集を!
   『●「おっさん政治をつぶして新おっさん政治を始めたにすぎない」
                           自民党亜種トファが本領発揮
   『●金子修介監督ショートムービー『希望の党☆』(2005年)…
                 「…を日本の政界が後追いしているみたい」

   『●「欲しいのはカネと連合の組織だった」… 
      極右政党キト出来上がりっ、で本当にいいの? 目を覚ませ!
   『●自民党亜種トファや小池・若狭両氏らの
      壊憲体質はもともと露わ…第2自民党や第2お維に何を期待するの?

 キトの「金づる」程度…? 「金づるファースト」「壊憲ファースト」「戦争ファースト」…そんな「踏み絵」を踏まされてまでキトに行かなければいけない旧民進党議員の皆さんの政治家としての矜持みたいなものって、一体どんなモノなんだろう。

 リテラの記事【安倍自民党の政権公約の詐欺っぷりがひどい! 解散理由の消費税の使途変更は端っこに、北朝鮮と改憲も嘘だらけ】(http://lite-ra.com/2017/10/post-3488.html)によると、《じつは枝野代表が真摯な会見を開いていたちょうど同じ時間、裏では自民党が恥知らずな会見をおこなっていた。岸田文雄政調会長による、衆院選の政権公約発表会だ》…そうです。
 癒党キトと与党自民党のコアな公約の違いが分からない…。アベノサギagain…何度騙されれば自公支持者は改心するのだろう。また、キトに投票することは、アベノサギに騙されることと等価。ユリノサギ小田嶋隆さん曰く、英語圏の人には「Yuri…」の音は「urine (尿)」[jˈʊ(ə)rɪn]の接頭辞「urino-」に聞こえはしまいか…、とのこと)。

 日刊ゲンダイの斎藤貴男さんのコラム『二極化・格差社会の真相/みんな目を覚ませ!消費税の使途変更」という大ウソ』(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214768)にも、《消費税増税の使途変更を問うなどという見え透いたウソを、よくもまあ、いけしゃあしゃあと。どこまでも森友・加計隠しと、北朝鮮の“脅威”にワルノリして差別を煽り、一気に憲法改正&戦争+利権漁りに持っていくための解散・総選挙以外の何物でもないではないか》、とあります。
 消費税凍結・原発ゼロする気も無いのに公約に掲げるキトが悪乗り便乗することで、民進党の血を吸い尽くし、一方、「森友捜査ツブシ」を与党自公の側面から支援し、与党や癒党お維と共に「壊憲」「戦争できる国へ」という悪夢へと導いています。斎藤貴男さんの言う通り、自公お維キト支持者の皆さん、「眠り猫」の皆さん、いい加減に「みんな目を覚ませ!

 日刊ゲンダイの記事【小池希望も安倍自民も嘘ばかり 壮大な茶番劇のウラを読む】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214762)では、《まともな有権者ほど、閉口している。今度の解散・総選挙ほど、出世欲と支配欲をムキ出しにした権力闘争のおぞましさを見せつけられたことはない。安倍首相VS小池都知事という独裁気質に満ちた者同士の醜悪な争いを、メディアも朝から晩まで無批判にハシャギ立てるだけ》。
 また、同紙の記事【構図が見えた総選挙 極右の独裁者2人が悪魔対決の醜悪】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214913)でも、《衆院選は「自民、公明」「希望、日本維新の会」「立憲民主、共産、社民」の3極で争う構図が固まった――。メディアは当たり前のように書くが、有権者はこれを真に受けると間違える。小池百合子都知事が代表を務める「希望」は仮面をかぶった“エセ野党”だ。安倍VS小池の対決なんて、極右同士の…》。
 マスコミの言う「争い」「対決」など無いと思うのですが…自公お維キトは一体であり、壊憲志向・戦争願望に満ちていて、選挙が終われば、一体化するに決まっています。待っているのは、専制政治・独裁社会。絶対に、見せかけの「争い」「対決」に騙されてはいけないし、投票すべき党や候補者を見誤ってはダメ。
 〔与党自公+癒党お維キト〕 対 〔真の野党〕 …構図を見誤ってはいけない。

 さらに、同紙の記事【小池知事「希望の党」 刺客擁立大失敗で“絶望”の24選挙区】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214917)には、《「排除の論理」を掲げる小池代表は、枝野幸男が結成した立憲民主党の候補者が立つ選挙区に刺客を送り、リベラル派を徹底的に叩き潰すつもりだ。しかし、狙い通り刺客作戦が成功するのかどうか。肝心の刺客が“返り討ち”に遭う可能性が高まっている…公明党への“配慮”…その一方で、「立憲民主党」の候補者が立つ選挙区には、ことごとく刺客を立てている…よくぞここまでヒドイ刺客を集めたものだ。もう少しマシな人材はいなかったのか》…だそうだ。
 おいおい、どこに向かって刺客を送っているの? 自公政権を倒すなんて気が全くないことが分かります。選挙後、自公お維キトで独裁・専制支配をやる気満々!、じゃないですか。

   『●アベ様の《積極的平和主義》を愛し、「子育ての党」を
           詐称する公明はとっくの昔に一線を越えている

 最後に、《子育ての党》を詐称し、カケンという名で壊憲にまっしぐら、アベ様提唱の《積極的平和主義》を愛するコウモリ党・公明について、同紙の記事【公明山口代表がトンデモ発言 野党の批判に「頭が乏しい」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214761)によると、《「庶民の党」の看板はとっくに消え去ったようだ。先週末、千葉・市川市で街頭演説に立った公明党の山口那津男代表。解散に大義がない、と批判する野党を念頭にこう言い放ったのだ。「野党の中には衆院を解散する意義が乏しいと言う人がいるが、それは自分たちの頭が乏しいためだ」…そんな庶民の声に対し「頭が乏しい」=「頭が悪い」とは、よくぞ言ったもの。秋葉原の都議選応援演説で、聴衆を指さして「こんな人たち」呼ばわりした安倍首相と同じだ…「頭が乏しい」大多数の国民は10月22日にどんな審判を下すのか》。
 自民やお維キトだけではありません、もちろん、与党公明も腐敗臭を放っています。「心がさもしい」公明。

 「こんな人たち」「頭の乏しい」と呼ばれた側の皆さん、団結しましょう。「眠り猫」の皆さん、2017年10月衆院選に行き、真の野党に投票を!

   『●自公お維キト支持者、「どうして、危険を回避してくれるような
                  リーダーがほしいとならないのだろうか?」
   『●アベ様の腐敗を葬るかもしれない、自公お維キトの
          独裁政治を招くかもしれない…山尾志桜里さんの蹉跌

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http://lite-ra.com/2017/10/post-3486.html

民進党リベラル派が「立憲民主党」旗揚げ! 改憲をストップするためにリベラル勢力は結集せよ
2017.10.02

     (枝野幸男オフィシャルサイトより)

 本日、間もなく開かれる予定の記者会見で、民進党の枝野幸男代表代行が新党立ち上げを宣言、新党名を「立憲民主党」と発表する。現在、辻元清美長妻昭らが立憲民主党からの出馬を決めたという。
 当然の動きだ。小池百合子希望の党代表は「政権交代」を目指すと打ち出していたが、若狭勝氏は昨日、政権奪取する時期について「次の次(の衆院選)ぐらい」という見解を示した。他方、小池代表は合流議員に対して、供託金などの600万円以上を持ってくることだけでなく、ツーショット写真の撮影に3万円の支払いを求めるなど、わかりやすいほどに「金づる」扱いをしている。
 結局、「安倍政権の打倒」での一体化など、小池代表の騙し文句にすぎない前原誠司代表が嘘をついたのか小池代表が前原代表を騙したのかは定かではないが、どちらにせよ小池代表の目的が民進党の解党」「リベラル派勢力潰し」「野党共闘潰しにあったことは明確だ。現に、小池代表が衆院過半数を超える候補を擁立せず、自民党と連立を組む可能性も十分あるこの状況は安倍首相をアシストするものでしかないのだ。
 そんななか、民進党のリベラル派が「立憲」を掲げて新党を立ち上げたことは、真の意味での「反安倍」の宣言だ。言うまでもなく、安倍政権のこの5年間は、ことごとく立憲主義を否定する独裁的な政治が勝手におこなわれてきた。笑顔で排除などと口にするような安倍首相と似通った独裁、全体主義志向の小池はこうした安倍政権の強権政治をけっして追及しないが、立憲民主党の立ち上げによって、小池の独裁体質をも鮮明にしなければならない。
 そして、今回の衆院選でもっとも重要なのは、憲法改正の問題だ。小池の「リベラルは排除」発言をはじめ、若狭氏や細野豪志氏らは「安保法制」と「憲法改正」を踏み絵にすることを強調してきた。立憲主義に反する安保法制を問い直すことはもちろんだが、いま、いちばん危機にさらされているのは、憲法だ。
 事実、小池代表の憲法に関する過去の発言をみると、完全に安倍首相と一致する。
 たとえば、2000年の衆院憲法調査会では、当時の東京都知事である原慎太郎現行憲法の否定を言い出すと、小池はこのように賛同した。

   「結論から申し上げれば、いったん、現行の憲法を停止する、廃止する
    その上で新しいものをつくっていく、私はその方が、今のものを
    どのようにどの部分を変えるというような議論では、
    本来もう間に合わないのではないかというふうに思っておりますので、
    基本的に賛同するところでございます」

 石原と共鳴して「現行憲法を廃止せよ」と主張する──これは安倍首相の本音と合致する点だろうし、小池が極右と呼ばれる所以だろう。
 さらに、安倍政権が緊急事態条項などから着手する「お試し改憲」についても、小池はいち早く提案していた。2011年、右派論客である渡部昇一・上智大学名誉教授との対談では、“本丸は9条だが、まずは他の条項を変えてアレルギーを抜くべきだ”として、このように示唆した。

   「九条を前面に出すとこの国はすぐ思考停止に陥り、右だ左だ
    と言い合うばかりで何も進まないという事態が何十年も続いて
    きました。塩野七生さんもおっしゃっているのですが、まずは誰が
    聞いても『いい』と言えるような憲法から改正して、
    『憲法は改正できるものだ』という意識を共有するところから
    はじめたほうが、結果的には早く憲法を改正できるのではないか
    と思うんです」(『渡部昇一、「女子会」に挑む!』ワック)

 これはいま現在の小池の態度と重なる。9条をもち出すと反対も多い、だからまずはそれは俎上に載せずに改憲してしまおう。最終目的は安倍首相と同じなのだ
 事実、ふたりはそうした国民を騙し討ちする手段をとることを“共有”している。2015年2月、衆院予算委員会で“16年参院選後の改憲”をアピールした小池は、安倍首相への質問のかたちで、財政の権限を定めた憲法83条から「お試し改憲」すべきだと水を向けた。

   「いきなり全部のメニューを最初からというよりも、ひとつそのような
    かたちで進める、96条(改憲の発議要件)よりも私は83条から
    始めるべきではないだろうか、このように思っております」

 このとき、小池から質問を受けた安倍首相は、慎重に言葉を選びながらも時折小さく笑みを浮かべるなど、まんざらでもない様子だった。
 つまり、今回の衆院選は、こうした小池の欲望を実現させる契機になる可能性だけでなく、安倍首相にとっても力強い味方を得ることになる。メディアは小池新党の「民進党リベラル派の排除」や「小池の国政出馬」などの話題に終始しているが、その本質は一大改憲政党の誕生なのだ。そして、ここに公明党、維新の会などもくわえると衆院は憲法改正派に埋め尽くされる。言わば、この選挙は「憲法」こそが最大の争点なのである。
 だからこそ、枝野率いる「立憲民主党」は、立憲主義を否定する安倍首相と小池百合子の共通点や、小池新党が「第二自民党」であることを暴き、憲法をリセットさせてはいけないと訴える必要がある。小池劇場に振り回されるメディアを巻き込んで、反安倍」「独裁者に憲法を蹂躙させないという旗印をはっきりと掲げてほしい

(編集部)
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●「本当の権力の恣意的運用というルビコン川を渡った」自公お維…「平成の治安維持法」参議院突破

2017年06月17日 00時00分16秒 | Weblog

[※ 東京新聞(2017年6月16日)↑]



アサヒコムの南彰記者の記事【「共謀罪」法が成立 与党が参院本会議で採決強行】(http://www.asahi.com/articles/ASK6H0PKHK6GUTFK02F.html?iref=comtop_8_01)。

 《自民、公明両党が参院法務委員会での審議を打ち切り、15日未明に始まった参院本会議で直接採決する「中間報告」を強行与党や日本維新の会の賛成多数で可決した。投票総数235票のうち、賛成が165票、反対が70票だった》

   『●『日本の公安警察』読了(2/2)
   『●生活保護費切り下げと監視社会を歓迎する社会って
                              ・・・冷たい国だ
   『●教員について密告させ、労組を監視する=
        自公支持者の皆さんの大好きな「超・監視管理社会」
   『●「超・監視管理社会」: 自公支持者の皆さんの大好きな、
               アベ様の思うがままに恣意的に操れる社会
   『●青木理さん「供述が立証の柱…もっと物証が欲しい。
       「通信傍受を縦横無尽に使いたい。司法取引も」と…」
   『●「平成の治安維持法」=「テロ対策には 
     全く役に立たない共謀罪を、誰が何のために作ろうとしている」?
   『●「官憲が内心に踏み込んで処罰して、
     人権を著しく侵害した戦前、戦中の治安維持法」が亡霊のように…
   『●「戦前の治安維持法」の亡霊…「共産党幹部の
     夫のために家事をしただけで処罰の対象に」という悍ましさ
   『●ソレは既に彼らの手中…「大量監視の始まり。
      日本にこれまで存在していなかった監視文化が日常のものに」
   『●「国連とは別の個人の資格」な訳のない
     国連特別報告者のアピールを無視?…沖縄でのプレ「治安維持法」

   『●『キネマ旬報』…「戦前・戦中の言論弾圧につながる
        治安維持法が成立した大正末期と…現在が似ている」
   『●Leaderでなく、狂気なDictator…
      しかも、壊憲に向け、使う話法はドアホウワホウ

 自公お維の思うがままの独裁国家に。絶望的な気分。(日刊スポーツ、コラム『政界地獄耳』)《本当の権力の恣意的運用というルビコン川を渡った》自公お維、「平成の治安維持法」が参議院を突破してしまいました。
 「丁寧に説明する」が聞いて呆れる暴挙、しかも、第二の森友・加計問題を隠蔽するためなのだから、あるいは、(その論理についていけないが)都議会議員選での(自民党亜種・現都知事と組むコウモリな)公明への配慮だというのだから、許せない。

 リテラの記事【安倍政権が共謀罪を委員会すっ飛ばして本会議で強行採決へ! 加計追及封じのために民主主義のルール破る横暴】(http://lite-ra.com/2017/06/post-3243.html)によると、《このような言語道断の政治運営がまかり通っていいのか──きょうの参院本会議で、与党が「中間報告」をもち出し、共謀罪法案について法務委員会での採決を飛ばして本会議での強行採決》。
 同じく【共謀罪を強行採決するな! 民主主義を破壊する安倍政権の暴挙に国会前で抗議の声! 野党もメディアも徹底抗戦を】(http://lite-ra.com/2017/06/post-3244.html)には、《「勝手に決めるな!」「まともに答えろ!」「説明できない法案いらない!」「自由に話せる社会を守れ」「野党はがんばれ!」「メディアもがんばれ!」「強行採決、絶対反対!」》とある。

 これだけの反対の声にもかかわらず、あまりに酷い自公お維。森達也さん曰く、《まり法案はさくさくとすべて通る》という哀しい予測が的中。

   『●森達也さん、「僕はもうあきらめた」「これから4年間で
          この国がどう変わるのか、とてもとても楽しみだ」
    《つまり法案はさくさくとすべて通る。ねじれ解消良かったね。
     ならば二院制の意味は何だろうと思うけれど、もう言わない。
     だって将棋でいえば詰み。チェスならチェックメイト。
     臨界は超えた。もう制御はできない》

 アベ様提唱の「積極的平和主義」を愛しつつ、戦争法、さらに「平成の治安維持法」の成立に大貢献な「子育ての党」公明党。その大罪はあまりにも大きすぎる。

   『●アベ様参院選公約「子育て…」:   
     「3歳児、おなかすいて盗んだ」…アベ様のニッポン、病んでいないか?

 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/公明が認めた「中間報告やむなし」】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1840971.html)によると、《この強引な手法は、自民党が早く国会を閉じたいという思いで行ったというのが定説だが、一方で公明党の責任を問う声も多い。まずは参院法務委員長・秋野公造が職権で法務委員会を開いた。加えて援護射撃するように同党代表・山口那津男が中間報告やむなしとしてこの与党作戦を認めたことに尽きる…劣勢が伝えられる都議選の公明党テコ入れのため、共謀罪すら材料に使ったといえる。自民党にとっても、これはあしき前例といえる。荒っぽい国会運営は丁寧な審議を尽くして国民の理解を得るには程遠く、公明党の事情に乗っかり責任を回避したい様子…力で押し切ったのは間違いない。首相・安倍晋三は「国民の生命、財産を守るために、適切に効果的に運用していきたい」と述べたが、成立過程が不適切で正当性に欠くものだった。自民・公明両党は、本当の権力の恣意(しい)的運用というルビコン川を渡ったといえる》。

 東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017061602000130.html)には、《幕末の傑物・松平春嶽(しゅんがく)の実子にして、尾張徳川家の十九代目当主・徳川義親(よしちか)氏…▼治安維持というが貧困という根を絶たねば、過激思想という葉も枯れぬ。政府は言論弾圧など乱用を許す曖昧な点はないと言うがとても信じられぬ。ひとたび誤用されたならば、その結果は極めて恐ろしいものになる、と▼そんな「殿様」の警鐘が九十年余の時を経て、生々しく響く。「共謀罪」という虎が放たれた今、ひるまずに、言論という武器を使い続けることができるか》…と。
 「最低の官房長官」をタジタジとさせた、東京新聞社会部望月衣塑子記者の《言論という武器を使い続けること》さえも怪しくなってきているのではないか? 「虎」どころではない、「たとえようのない悪魔」を野に放ってしまった。自公お維の「馬」や「鹿」は聞く耳持たずなロバ耳東風。

 ロバ(鹿)耳東風なデンデン王国の「裸の王様」。聞く耳持たず。そして、投票にも行かない無関心派な「眠り猫」、および、自公お維に投票する「馬」や「鹿」や「ロバ」な方々が7、8割を占めるのですから、それら7、8割の《国民はこの暴挙をすぐに忘れ》ますし、暴挙とも感じていません。何度も繰り返しますが…まさに、(森達也さん)《法案はさくさくとすべて通る》…情けない国会、支持者、そして、マスコミにも大きな責任。
 東京新聞の西田義洋記者の記事【<取材班の目>共謀罪採決 数の力で批判封殺】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017061502000238.html)には、《◆担当デスク・西田義洋 こんな暴挙が許されるのか。政府与党は、参院法務委員会での審議をわずか十七時間五十分で打ち切り、数の力で共謀罪の採決を強行した…市民の批判に耳を傾けない政府与党の強引な国会運営から透けて見えるのは、国会を閉じてしまえば国民はこの暴挙をすぐに忘れるだろうという思惑だ。しかし、それに簡単に乗せられるほど世論は甘くないことを肝に銘じるべきだ》。

   『●「そういう政権を選んだ国民にも危険な兆候」の
        行きついた先…「平成の治安維持法」が衆院を突破





 それにしても、「戦争法」や「平成の治安維持法」に賛成票を投じれる参議院議員の気が知れない。賛成票を投じれる参議院議員の皆さんの狂気。
 沖縄タイムスの【社説[「共謀罪」採決強行]極まった暴挙 信を問え】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/102693)から、最後に一言、《「再考の府」参院の自殺行為に等しい》。

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http://www.asahi.com/articles/ASK6H0PKHK6GUTFK02F.html?iref=comtop_8_01

「共謀罪」法が成立 与党が参院本会議で採決強行
南彰 2017年6月15日08時22分

     (参院本会議で、犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を
      盛り込んだ組織的犯罪処罰法が可決、成立した
      =15日午前7時46分、岩下毅撮影)

 犯罪を計画段階から処罰できるようにする「共謀罪」の趣旨を含む改正組織的犯罪処罰法が15日朝、参院本会議で成立した。自民、公明両党が参院法務委員会での審議を打ち切り、15日未明に始まった参院本会議で直接採決する「中間報告」を強行。与党や日本維新の会の賛成多数で可決した。投票総数235票のうち、賛成が165票、反対が70票だった。

 共謀罪法案は、犯罪を実行に移した段階から処罰する日本の刑事法の原則を大きく変える内容で、過去3回廃案になった経緯がある。政府は今回、「テロ対策」を強調し、国際組織犯罪防止条約の締結に不可欠だと説明したが、国連の特別報告者が「プライバシーや表現の自由を制約するおそれがある」と懸念を表明。民進、共産両党などが廃案を求めていた。

 中間報告は、通常の委員会採決を省く国会法が定める手続き。民進など野党4党は「強行採決以上の強行採決審議を一方的に打ち切って本会議で採決するのは異常だ」(民進の小川敏夫参院議員会長)と猛反発し、安倍内閣不信任決議案を提出したが、15日未明の衆院本会議で否決。与党はその後の参院本会議で、共謀罪法案を可決した。

 審議時間は衆院の30時間25分に対し、参院では17時間50分。一般人が捜査対象になるかどうかや、捜査機関の判断次第で解釈が拡大される懸念など、多くの疑問や対立点が解消されていなかった。

 参院本会議での改正組織的犯罪処罰法の採決、成立後、自民党の松山政司参院国会対策委員長は、18日までの通常国会の会期を延長しない考えを記者団に述べた。(南彰
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●「しかし、沖縄にはいまだ“戦後”は一度たりとも訪れていない」…安倍昭恵氏には理解できたのだろうか?

2016年08月15日 00時00分34秒 | Weblog


nikkan-gendaiに掲載されていたフリージャーナリスト・大嶽創太郎氏の記事【現地リポート 沖縄・高江ヘリパッド強行“無法地帯”の実情】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/187403)。

   『●稲嶺進名護市長「やり方が普通じゃない。
      地方分権の無視だ。法治国家としてやることか」
   『●一体どこが法治国家か? アベ様や
     スガ殿ら自公議員(公明も同罪)がやっていることは「傲慢」で沖縄差別


 《「法治国家なら法的に私たちを連れ出せ!」 沖縄平和運動センターの山城博治議長は県内外から数多く集まった有志の市民らを前に声を枯らし、訴えた。そして、弁護士の小口幸人氏がマイクを引き継ぎ、抗議行動の正当性を解説した。高江では、警察が法的根拠なく県道を封鎖。機動隊600人の暴力により、座り込みする市民は肋骨を粉砕し、このままでは死人が出る恐れすらある無法状態が続いている》。

 番犬様を「思いやる」ために、アベ様や「沖縄負担軽減担当相最低の官房長官らの「無法者」が支配する「無法」な国家。 
 「しかし、沖縄にはいまだ“戦後”は一度たりとも訪れていない」…高江に行っても、2016年7月参院選で島尻安伊子氏を熱烈に応援するような安倍昭恵氏には、理解できたのだろうか? 高江から帰京し、アベ様に何を説明したのだろう?

   『●究極の差別…「県民の安全を守るために 
     派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!
   『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
           「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず
   『●こんな理不尽なことが許されるのか!  
      アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?
   『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は
     「話し合いで問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった」
   『●辺野古破壊・高江破壊… 
     ニッポンでアベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?
   『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
      「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」
   『●イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」: 
      「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古・高江破壊
   『●自衛隊配備で「住民分断」: 
     「自衛隊の配備計画…いずれの島でも人々は分断されている」
   『●「明らかな脅し、報復」: アベ様や
     「沖縄負担軽減担当相」=最低の官房長官による辺野古・高江破壊
   『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
      「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」
   『●「沖縄の衆参すべての選挙区から自民党が駆逐」=民意:
            島尻安伊子氏を大差で破った伊波洋一さんに期待

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/187403

現地リポート 沖縄・高江ヘリパッド強行“無法地帯”の実情
2016年8月10日

     (なぜか安倍昭恵夫人も“視察”に訪れた(C)日刊ゲンダイ)

 沖縄県北部の小さな村・高江で強行に進められる米軍のオスプレイ離着陸用のヘリパッド建設。現地では反対派住民らがテントを張って抵抗し、機動隊とのにらみ合いが続いている。今月6日には安倍昭恵首相夫人が“視察”に訪れた。現地からのリポート。

   「法治国家なら法的に私たちを連れ出せ!

 沖縄平和運動センターの山城博治議長は県内外から数多く集まった有志の市民らを前に声を枯らし、訴えた。そして、弁護士の小口幸人氏がマイクを引き継ぎ、抗議行動の正当性を解説した。

 高江では、警察が法的根拠なく県道を封鎖機動隊600人の暴力により、座り込みする市民は肋骨を粉砕し、このままでは死人が出る恐れすらある無法状態が続いている。

 普段は人口150人ほどの静かな村だ。しかし、リオ五輪開幕と原爆忌の重なる6~8日が市民排除の修羅場になる可能性があるとの呼びかけに全国の有志が呼応。9年前から基地反対活動を続けている地元民に加え、県内外から延べ2000人以上が集まった。これに東京からキー局のテレビ報道クルーが中継車まで出して来沖。結果、焦点の3日間、権力側の暴挙を食い止めた

   「私たちの森に基地は要らない高江は沖縄の水瓶、命の源である
    戦争のための砂利は一粒たりとも渡したくない

   「防衛省に聞きたい。あなたの家の隣に基地が出来たら、
    あなたは反対しないのか?

 8日午後7時、「N1裏」と呼ばれるゲート前に、スピーカーから悲痛な叫びが響き渡る。集会場では悔しさからか、涙を押し殺す声が漏れていた。

   「五輪開幕。広島・長崎への原爆投下。本質的に平和を
    考えるべき大きなニュースの影で沖縄は泣いている。私たちは
    いつまで安倍の持ち物=TVの情報に頼るのか?」

   「高江の姿は日本の将来の姿だ。人権を無視した暴力的な脅しは
    緊急事態条項の予行演習そのもの

 現場では今、こんな危機感が共有されている。暴挙は毎度、大きなニュースに隠れて繰り返されてきた。

 8日、東京の主要メディアが高江から引き揚げたため、機動隊による強制撤去が9日にも始まるかもしれない。

 私たちは知るべきだ。南国特有の豪雨と晴天の間、やんばるの森、夜空には流れ星が無数に瞬いている。しかし、沖縄にはいまだ“戦後”は一度たりとも訪れていない

(Freelance Journalist・大嶽創太郎)
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●「沖縄の衆参すべての選挙区から自民党が駆逐」=民意: 島尻安伊子氏を大差で破った伊波洋一さんに期待

2016年08月08日 00時00分39秒 | Weblog


nikkan-gendaiの高野孟氏による記事【永田町の裏を読む これから沖縄基地問題の論戦は格段にレベルアップする』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186998)。

 《先の参院選の沖縄選挙区で現職大臣の島尻安伊子を大差で破って初当選した伊波洋一議員…明らかに『オール沖縄』勢力が力を増している」》。

 《沖縄の衆参すべての選挙区から自民党が駆逐》され、明らかな沖縄の市民の皆さんの民意が示された。島尻安伊子氏を大差で破った伊波洋一さんに非常に期待している。
 (多くの国が懸念する一方で、「本土」マスコミはのほほ~んとしている)新防衛(軍務?)大臣やアベ様、「沖縄負担軽減担当相最低の官房長官の暴走を止めてほしい。

   『●究極の差別…「県民の安全を守るために 
     派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!
   『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
           「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず
   『●こんな理不尽なことが許されるのか!  
      アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?
   『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は
     「話し合いで問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった」
   『●辺野古破壊・高江破壊… 
     ニッポンでアベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?
   『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
      「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」
   『●イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」: 
      「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古・高江破壊
   『●自衛隊配備で「住民分断」: 
     「自衛隊の配備計画…いずれの島でも人々は分断されている」
   『●「明らかな脅し、報復」: アベ様や
     「沖縄負担軽減担当相」=最低の官房長官による辺野古・高江破壊
   『●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による
      「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186998

高野孟 ジャーナリスト

永田町の裏を読む
これから沖縄基地問題の論戦は格段にレベルアップする
2016年8月4日

     (現職大臣の島尻安伊子氏を大差で破り
      初当選した伊波洋一氏(C)日刊ゲンダイ)

 先の参院選の沖縄選挙区で現職大臣の島尻安伊子を大差で破って初当選した伊波洋一議員に、8月1日初登院の夜にお目にかかった。

 「選挙前には接戦かと言われていたのに、大差でしたね」と称えると、「ええ、おかげさまで10万6400票差でした」と晴れやかに言う。市町村別の得票数を見ても、従来は自公両党が強かった石垣市や宮古島市でも互角に近いところまで票差を詰めており、「明らかに『オール沖縄』勢力が力を増している」とのことだった。伊波さんの勝利で、沖縄の衆参すべての選挙区から自民党が駆逐されたことの意義は大きい。今後は、同じく沖縄から参議院に出ている沖縄社会大衆党の糸数慶子議員と新会派「沖縄の風」を結成するとともに、民進党リベラル派を中心に社民、生活の一部など40人余りがつくる超党派の「立憲フォーラム」にも参加して活動を展開するという。

 伊波さんが国会に乗り込んできたことで、私が期待するのは、沖縄の辺野古はじめ基地問題や、その背景となる米軍再編、海兵隊の動向などについての論戦が格段にレベルアップするだろうということである。彼は、県議2期、普天間飛行場の地元の宜野湾市の市長2期という公式プロフィルには出てこないが、実は沖縄では誰からも一目置かれている軍事問題研究家で、市長時代には市の予算も使って膨大な米軍関係資料を収集し、翻訳し、分析してホームページで公開した。私たち沖縄基地問題に関心を持つ者にとっては、この「伊波ファイル」は貴重な情報源だった。今もその研究熱心さは変わらず、例えば「世界」の今年1月号には「沖縄は新基地を拒む」を寄稿してその最新の成果の一端を披露しているので、一読をお勧めする。

 伊波快勝に報復するかのように、日本政府は開票翌日の早朝から、本島北部・高江のヘリパッド建設の強行に着手、本土から動員した機動隊員を使って、ピケ隊の暴力的な排除を始めた。そのことを話題にし、建設工事やオスプレイ飛行でヤンバルの森に生息する特別天然記念物の県鳥「ノグチゲラ」や、準絶滅危惧種のチョウ「リュウキュウウラボシシジミ」の生息環境破壊が危ぶまれていることに触れると、彼はすぐに「あ、それは平成12年9月に日米が合意した『環境原則に関する共同発表』とそれに基づく米軍の『日本環境管理基準』への明白な違反ということで、政府を追及できます」と、日付から文書名までスラスラと口をついて出てくる。外務・防衛官僚がタジタジになるのを早く見たいものだ。
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●差別主義者を東京「ト」知事にできる、そんなニッポンの社会そのものが歪んでいる

2016年08月04日 00時00分43秒 | Weblog


琉球新報のコラム【<金口木舌>障がい者は「かわいそう」なのか】(http://ryukyushimpo.jp/column/entry-326632.html)。

 《▼容疑者の言葉で思い出したのが、都知事を務めていた時の石原慎太郎さんの発言だ。在任中、障がい者施設を訪れ「ああいう人ってのは人格があるのかね」などと発言した。強く追及されることはなく、ましてや進退問題にもならなかった》。

 容疑者の心理だけが歪んでいるのではなく、差別主義者東京「ト」知事にできるニッポンの社会そのものが歪んでいる。
 差別され、捨て石にされ、虐げられる沖縄。暴力で市民が排除されても、「本土」では見て見ぬふり。アベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官ら『卑怯なコウモリ』と「似た類い」は、のほほ~んと政治家を続けられるニッポン。

 沖縄タイムスの社説【[障がい者の人権]社会で守る決意示そう】(http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=180859)でも、《ナチス・ドイツ優生思想に基づき障がい者20万人以上を虐殺した歴史がある。健康で理想的な社会をつくるために劣った人間を排除するとして「安楽死計画」を推進したのだ。障がい者の存在を否定する容疑者の危険な思想は、特定の属性を持つ集団を憎悪し、標的とする犯罪「ヘイトクライム」そのものである》。

 また、リテラによると【自民党のネット応援部隊が「植松容疑者の主張は間違ってない」「障がい者は死んだほうがいい」と障がい者ヘイト!】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2459.html)では、《本サイトではその背景に、ヘイトスピーチなど排外主義の蔓延や、自民党による弱者切り捨て政策の影響があると指摘…。…容疑者は…などと主張していたとされるが、いま、ツイッター上ではその主張に同調する声が広がっている》…だそうです。
 救いようがありません、ニッポン。

   『●「容疑者の“弱者を排除すべし”という主張は
      現在の日本社会において決して特殊なものではない」

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http://ryukyushimpo.jp/column/entry-326632.html

<金口木舌>障がい者は「かわいそう」なのか
2016年7月31日 06:00

 「障がい者なんていなくなってしまえばいい」。神奈川県の障がい者施設で19人が犠牲になった事件。容疑者の言葉に背筋が凍った。施設で働いた経験がある人物による犯行だけに、理解できない

▼容疑者の言葉で思い出したのが、都知事を務めていた時の石原慎太郎さんの発言だ。在任中、障がい者施設を訪れ「ああいう人ってのは人格があるのかね」などと発言した。強く追及されることはなく、ましてや進退問題にもならなかった

▼胎児がダウン症などの疑いがあるかどうか、妊娠中に調べる出生前診断を受診した人で、染色体異常が確定した妊婦の9割が中絶を選択しているという。1年目に8千人弱だった受診者は、診断が始まり3年目となった昨年は年間約1万3千人となった

▼社会の風潮として「障がい者はかわいそう」「家族は苦労する」などの偏見は根深い。その証左が石原発言への追及の弱さであり、出生前診断の受診者の増加につながってはいないか

▼車いすを利用している友人が言った。「かわいそうな子はいない。『障がいがあってかわいそうだから、みんな優しくしましょう』。そんな言葉こそが惨めにし、つらくする

ちょっとしたサポートがあれば前に進むことができる。しかしどうサポートしたらいいのか分からず、多くの人が戸惑っている。「かわいそう」の思い込みを、まずなくしていこう。
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●高江破壊: 「沖縄・地域住民弾圧隊」による「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」

2016年08月03日 00時00分17秒 | Weblog


LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の水井多賀子氏による記事『酷すぎる安倍政権の沖縄いじめ…米軍属事件対策の防衛省パトロール隊が基地反対派を監視! 小池百合子も沖縄ヘイト』(http://lite-ra.com/2016/07/post-2451.html)。

 《機動隊ともみ合いになり男性が肋骨を折る大けがを負ったほか、機動隊に女性が首をしめあげられたり、引き倒されたりと、市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景が繰り広げられた》。

 《沖縄・地域安全パトロール隊》ならぬ《沖縄・地域住民弾圧隊》による「市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景」。「本土」マスコミは、きちんと伝えているだろうか。沖縄市民に向けられる暴言、『琉球新報』や『沖縄タイムス』に向けられる数々の「本土」のいわれなき誹謗に対して「本土」メディアは何をやって来ただろうか? 《翻って、「公平中立」に縛られている「本土」メディアはどうだ。それはわたしたちの生活や人権と、向き合ってなどいない。「偏向」だと非難されるべきは、政権の意向に忖度するメディアのほうではないのか》。


   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
    東京新聞社説「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
    《「マスコミを懲らしめるには広告収入をなくせばいい」などの暴論が相次いだ…。
     問題の発言を行ったのは大西英男(東京16区)、井上貴博(福岡1区)、
     長尾敬(比例近畿ブロック)の各衆院議員》

   『●「沖縄には明らかにおかしな新聞がある。本当に潰れた方がいい」
                  …自民党には「ロクなヤツがいない」
    《安倍首相の“お友達”はホント、ロクなヤツがいない。…発言の主は、
     小島健一県議(53)だ。…地の外にいる方ということで、
     私は〈基地外の方〉と呼んでいる」と得意げに話し、
     「沖縄には明らかにおかしな新聞がある。本当に潰れた方がいいと思う
     などと持論を展開した》

   『●究極の差別…「県民の安全を守るために 
     派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!
   『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
           「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず
   『●こんな理不尽なことが許されるのか!  
      アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?
   『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は
     「話し合いで問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった」
   『●辺野古破壊・高江破壊… 
     ニッポンでアベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?
   『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
      「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」
   『●イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」: 
      「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古・高江破壊
   『●自衛隊配備で「住民分断」:
     「自衛隊の配備計画…いずれの島でも人々は分断されている」
   『●「明らかな脅し、報復」: アベ様や
     「沖縄負担軽減担当相」=最低の官房長官による辺野古・高江破壊

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http://lite-ra.com/2016/07/post-2451.html

酷すぎる安倍政権の沖縄いじめ…米軍属事件対策の防衛省パトロール隊が基地反対派を監視! 小池百合子も沖縄ヘイト
水井多賀子
 沖縄 2016.07.28

     (小池百合子オフィシャルサイトより)

 沖縄県東村高江にある米軍北部訓練場のヘリパッド建設をめぐって、政府は今月22日、全国から機動隊約500人を投入し、建設工事に反対する市民らを強制的に排除した。しかも、機動隊ともみ合いになり男性が肋骨を折る大けがを負ったほか、機動隊に女性が首をしめあげられたり、引き倒されたりと、市民に対する暴虐としか言いようのない異常な光景が繰り広げられた。

 しかも、沖縄タイムスの報道によると、今年5月に起こった米軍属の男性による暴行殺人事件を受けて防衛省が防犯パトロールのために派遣したはずの約70人の職員が、高江の市民による抗議の警備にだけ従事していることがわかったという。安倍首相は「沖縄のみなさんの気持ちに真に寄り添う」などと語ってきたが、その結果がこれである。沖縄県民が選挙で示した民意に対して暴力報復することそれがこの男の「気持ちに寄り添う」行動なのだ

 「これがお前のやり方か」と言いたくなるが、実際、安倍首相の子飼いである長尾敬衆院議員は、高江の強制排除について自身のTwitterに信じがたい投稿を行っている。

   〈ほぼ内乱状態。警察からは、絶対に車外に出ないでくださいと、
    緊迫感に圧倒される。一触即発の危険性の根源は、市民運動を
    隠れ蓑にした反社会的行為を行う方々の諸行。
    多過ぎてカメラで証拠を押さえられない〉

   〈反対派市民ではなく、活動家達です。彼等の違法行為は
    排除されなければなりません〉

 ヘリパッド建設に抗議する市民のなかには〈活動家達〉がいると言い、彼らの〈違法行為〉によって〈内乱状態〉が生まれている──。まったくネット右翼と見紛うような陰謀論だ。政府は約500人という圧倒的な力によって抑え込もうとしているのに、そうした事実を無視して長尾議員は抗議する市民を〈活動家〉と呼んで暴力による排除の理由にしようというのである

 市民を「活動家」と認定し、弾圧を正当化する。これはさながら、いま安倍首相が憲法改正によって新設を目論んでいる緊急事態条項の予行演習のようだ

 そもそもこの長尾議員は、今月4日にもTwitter上で辺野古への基地移設に反対する人びとを〈反社会的行動〉と呼び、言論弾圧発言が飛び出した例の「文化芸術懇談会」でも、「沖縄の特殊なメディア構造をつくってしまったのは戦後保守の堕落」「(当地のメディアは)左翼勢力に完全に乗っ取られている」などと発言。くわえて、ヘイトスピーチ対策法案が国会で成立する直前には、〈法案では米国軍人に対する排除的発言が対象になります〉というデタラメな言説を垂れ流している。つまり、一貫して沖縄での市民による基地反対運動を貶めようと必死の人物なのだ。

 だが、この長尾議員のように、沖縄を“左翼の牙城”などと見立てて不当にバッシングし、貶めてきた人物はごまんといる。

 前述の「文化芸術懇談会」では、作家の百田尚樹氏が「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」と言い、「もともと普天間基地は田んぼのなかにあった。周りに何もない。基地の周りが商売になるということで、みんな住みだし、いまや街の真ん中に基地がある」などと語った。無論、これは事実無根の嘘であり、沖縄戦で住民が収容所に入れられているあいだに米軍が土地を占領し普天間基地を建設、土地を奪われた住民は米軍に割り当てられた基地周辺の土地に住まざるを得なかったという歴史を百田氏は踏まえていない。

 また、最近では、自民党所属の神奈川県議・小島健一氏は、基地反対の市民を「これを基地の外にいる方ということで『きちがい』と呼んでおります」と、とても政治にかかわる人間とは思えない暴言を集会で述べている。

 そして、いま話題の小池百合子・東京都知事候補も、沖縄バッシングに加担してきた人物だ。沖縄担当相だった2006年には、「沖縄とアラブのマスコミは似ている。超理想主義で明確な反米と反イスラエルだ。それ以外は出てこない」などと、百田氏と同様に沖縄メディアを批判。13年3月に開かれた自民党国防部会でも、「沖縄のメディアが言ってることが県民すべてを代表しているわけではない」と述べている。

 しかも、小池氏については、神経を疑うような発言を行った証言もある。ジャーナリストである安田浩一氏の近著『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』(朝日新聞出版)には、小池氏のこんな“目撃談”が紹介されている。

 12年4月、沖縄のテレビ局では討論番組の生放送が行われ、小池氏はこれに参加。終了後、スタジオ観覧していた大学生は、テレビ局近くのコンビニで小池氏と遭遇する。このとき小池氏は、同じく討論参加者で米国務省日本部長を務めていたケビン・メア氏と一緒だったという。

 メア氏といえば、「沖縄の人々はごまかしと(日本政府に対する)ゆすりの名人」「沖縄県民は怠惰であり、他県以上にゴーヤーを栽培できない」などと差別丸出しの発言を行ったことが問題となった“前科”の持ち主だが、その大学生はメア氏と小池氏に〈直接、基地問題について聞いてみたい〉と考え、話しかけた。が、3人の会話はとくに弾むこともなく終わったという。

 だが、問題はそのあとだ。大学生は、レジに並ぶ小池氏とメア氏の、こんな会話を耳にした。

   〈小池とメアの2人はビールなどをレジに運び、その場でどちらが
    支払いをするかで軽くもめていた。
    「私が払う」「いや、私に払わせてくれ」
    (中略)
    「私が払います」。小池がメアを制して、店員に無理やり1万円札を
    手渡した。続けて、小池はメアにこう告げたのだという。
    「思いやり予算
     コンビニの支払いを、米軍駐留経費に対する日本側の
    財政的支援に例えたのである。
     2人は軽く笑いながら店を出ていった〉

 沖縄が危険と隣り合わせで基地という負担を強いられている現実に目を向ければ、とてもじゃないが「思いやり予算よ」などとジョークにできるものではない。公式の場での発言からも滲んでいるが、小池氏は根から沖縄を軽んじているからこそ、沖縄のコンビニという人目もあるなかでこんな冗談を飛ばすことができるのだろう。

 このほかにも、沖縄バッシングに精を出す議員、文化人は挙げ出すとキリがないが、彼らの言動はすべて同じだ。基地建設に反対する市民を「活動家」「きちがい」と呼び、政府に捨て石にされてきた沖縄の歴史的事実を無視し、沖縄メディアを「偏向報道」「左翼に乗っ取られている」と口撃するのである。

 その“言動様式”は、当然、ネット右翼にも継承されている。百田氏のように沖縄にかんするあきらかなデマを彼らは拡散し、現在も高江で行われている市民の抗議に対しては、〈フランスのISも、沖縄でダンプを運転すれば良かったのに〉〈アホちゃうか沖縄土人〉〈嫌なら沖縄出てけばいいのに〉などと、差別意識を露わにするのだ。

 このような“沖縄攻撃”の流れについて、前述の安田氏はこう綴っている。

   〈国がすることに逆らうな──新基地建設に反対する沖縄県民を
    「売国奴」と罵るような世論が、作家や政治家、一部メディアによって
    煽られているのだ。
     しかもそこに動員されるのは怪しげなネット情報と、行き先を
    求めてさまよう人々の憎悪である〉

   〈(沖縄メディアに対する)偏向報道批判は沖縄攻撃の亜流であり、
    容易に国へ従うことのない沖縄への苛立ちでもある〉

 沖縄はとやかく言うな、黙って犠牲となれ。政府も、安倍首相や小池百合子氏といった極右議員も、ネット右翼も、結局は沖縄を戦中と変わらない「捨て石」だと見ている。それは「国に、権力に楯突くな」という全体主義の空気と密接につながっている問題だ。

 だが、沖縄が抱える問題は、決して見過ごすことなどできない。本土メディアはすぐに沖縄の問題を「安全保障」の一言で片づけようとするが、これは問題の矮小化だ。安田氏の『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』では、つねに槍玉に挙げられてきた琉球新報、沖縄タイムスの2紙にかかわる数多くの現役記者たちが登場するが、記者たちは揃ってこう訴えている。基地にせよ、米軍の犯罪にせよ、沖縄に暮らす人々にとってそれは生活を脅かす問題であり、人権に深くかかわる問題、すなわち「命の問題」なのだ、と。

 記者たちを取材した安田氏も、このように呼応する。

   〈沖縄紙の“特殊性”というものがあるとすれば、まさにそうした切実な
    人権感覚を挙げることができるかもしれない。それが、「本土」からは
    ときに「偏向」だと指摘される。つまり“特殊”なのは新聞ではなく、
    沖縄の置かれた状況なのだ〉

 じつは、前述した小池百合子氏の「思いやり予算よ」という暴言をコンビニで耳にした大学生は、その後、沖縄タイムスの記者となった。小池氏の言葉に怒りで震えた青年は、しかしその復讐のために記者になったわけではない。「あの2人の胸に届くような言葉を、真剣に振り向いてもらえるような言葉を、しっかりと身につけたいと思ったんです」。彼は安田氏の取材に、こう答えている。

 彼だけではない。同書に登場する記者たちのほとんどが、沖縄の不平等な現実、憲法に保障された人権さえ疎かにされている人びとと向かい合い、記者として駆けずり回っている。安田氏は〈私が目にしたのは、普通の新聞記者たちだ〉と言う。

   〈伝えるべきはことは伝え、向き合うべきものに向き合い、
    報ずることの意味を常に考えている、当たり前の記者たちである〉

 翻って、「公平中立」に縛られている「本土」メディアはどうだ。それはわたしたちの生活や人権と、向き合ってなどいない。「偏向」だと非難されるべきは、政権の意向に忖度するメディアのほうではないのか

 そしていま、高江で、辺野古で起こっていることは、沖縄の問題ではなく日本全体の問題だ。人権を無視する行動が行われても平然とするばかりか、さらにそれを煽る長尾議員のような言動は、安倍政権下で、いつ、わたしたちに向けられてもおかしくはない。沖縄に対する民主主義を無下にした政府の蛮行に、いま「本土」からこそ、批判の声を高めなくてはいけないはずだ

水井多賀子
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●「明らかな脅し、報復」: アベ様や「沖縄負担軽減担当相」=最低の官房長官による辺野古・高江破壊

2016年07月31日 00時00分24秒 | Weblog


LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の伊勢崎馨氏による記事【安倍政権による沖縄いじめが異常! 150人の村に500人の機動隊を投入、辺野古提訴…「やると言ったらやる」と民意無視】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2439.html)。

 《新たなヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)の建設工事を再開、全国から投入された約500人の機動隊が抗議をする市民たちを力任せに次々と排除した。しかも、そのやり方は暴力的なものだった。反対する市民ひとりに何人もの機動隊員がよってたかって身体を拘束し、さらには県道も規制することで反対する市民がトイレに行くことも封じようとしたのだ》。

 「美しい国」「県民に寄り添う」の実情はこんなもの。アベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官ら『卑怯なコウモリ』と「似た類い」による、これまでの沖縄の民意に対する「明らかな脅し、報復」。2016年7月参院選直後の高江や辺野古破壊の再開、「小中学校のエアコン補助費を廃止」、市民に対する暴力…やることなすこと酷い。「美しい国」ニッポンには民主主義なんて存在しない。

   『●究極の差別…「県民の安全を守るために 
     派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!
   『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
           「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず
   『●こんな理不尽なことが許されるのか!  
      アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?
   『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は
     「話し合いで問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった」
   『●辺野古破壊・高江破壊… 
     ニッポンでアベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?
   『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
      「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」
   『●イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」: 
      「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古・高江破壊
   『●自衛隊配備で「住民分断」:
     「自衛隊の配備計画…いずれの島でも人々は分断されている」

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http://lite-ra.com/2016/07/post-2439.html

安倍政権による沖縄いじめが異常! 150人の村に500人の機動隊を投入、辺野古提訴…「やると言ったらやる」と民意無視
伊勢崎馨
 沖縄 2016.07.23

     (上・自由民主党ホームページより/
      下・島尻安伊子オフィシャルサイトより)

 それはあまりにもむごすぎる光景だった。昨日、沖縄防衛局は沖縄県東村高江の米軍北部訓練場に新たなヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)の建設工事を再開、全国から投入された約500人の機動隊が抗議をする市民たちを力任せに次々と排除した。

 しかも、そのやり方は暴力的なものだった。反対する市民ひとりに何人もの機動隊員がよってたかって身体を拘束し、さらには県道も規制することで反対する市民がトイレに行くことも封じようとしたのだ。

 このように約150人しかいない高江に大量の機動隊を配備するという異常さもさることながら、国は同時に、もうひとつの暴挙に出た。沖縄県に対し、辺野古埋め立ての承認取り消しを求める国の是正指示に従わないことが違法として新たな訴訟を起こしたのだ。

 国と沖縄県は今年3月4日に、国が翁長雄志沖縄県知事を相手に訴えていた代執行訴訟で和解が成立し、双方が訴訟を取り下げ「円満解決に向けた協議」を続けてきたはずだった。安倍首相も「埋め立て工事を中止する」と明言し、国と県がそれぞれ行政手続きなどを取り下げて、代執行以外の手順を進めるとしていた。さらに6月には県が政府を提訴する予定だったが、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」がさらなる「協議」を促したため県は提訴を見送っていた。

 協議がスタートしようとしたこの時期に一転、政府による強行とも思える再提訴。──これは、これまでの「協議での解決」を前提にした和解を踏みにじるものである。

 もちろん、こうした安倍政権の強権的な姿勢はあきらかな“報復”だ。ご存じの通り、7月10日の参院選では安倍首相が沖縄担当相に抜擢した現役閣僚である島尻安伊子氏が落選し、反基地の新人・伊波洋一氏が初当選。沖縄では14年の知事選以降、今年6月の県議会選挙、そして今回の参院選と3度続けて反自民、反基地勢力という民意を示してきた

 だが、こうした沖縄県の民意に対し、安倍政権はさまざまな嫌がらせを行ってきたが、とくに今回の参院選後は苛烈を極めている。現に、政府は参院選翌日から高江のヘリパッド建設工事に向けて機材搬入を開始。あまりに露骨すぎる態度だが、このヘリパッドではたんなるヘリコプター着陸帯ではない。すでに完成している2カ所のヘリパッドには、危険性が指摘されている新型輸送機オスプレイによる訓練が行われており、地元では昼夜を問わずに低空飛行を繰り返している

 想像してみてほしい自分の住む家のすぐそばにそんな危険機種のヘリパッドがつくられ、夜中でさえ構わず爆音を立てて上空を飛び回る様子を。本来は自然ゆたかで静かな村が、このままでは壊されてしまう──そうした不安と怒りから、地元住民は精一杯の抵抗をしているだけなのだ。それを政府は力にものを言わせるように、参院選が終わったそばから強硬手段に出た。

 しかも、そこに地元の意見を聴こうという姿勢はない。21日には沖縄県議会の定例最終本会議で、ヘリパッド建設中止を求める意見書を賛成多数で可決したばかりだったが、これを政府は無視。昨年11月の辺野古新基地建設の抗議運動が行われているキャンプ・シュワブのゲート前に100人規模の機動隊を投入したのに比べて、その5倍の数にあたる機動隊を投入したのだ。14年には特定危険指定暴力団工藤会の壊滅作戦で機動隊約530人が派遣されており、今回の人数は、基地やヘリパッドに反対する一般市民をまるで指定暴力団の抗争並みの警備と同一視しているという指摘もある。事実、地元紙である琉球新報の報道によれば、政府関係者は「国は物量で圧倒している。やると言ったらやる」と話しているという。これはあからさまな参院選で示された沖縄の意志に対しての脅し報復だ。

 政府はこうした一連の動きに対し「予定通り」と主張しているが、それを信じるわけにはいかない。そもそもこの間、沖縄担当相だった島尻氏へのこれ以上の逆風を恐れ、参院選まではこうした動きを一時封印してきた。しかし、それはたんなる選挙対策であり、島尻氏の落選により衆参すべてで自民党が議席を失ったことで、基地関連の建設を一気に強行させようとしているのだ。

 しかも、落選早々、島尻氏は大臣辞任を否定し続投を表明したが、これも8月3日に予定される内閣改造までは留任させるという安倍政権、官邸の意向だった。

 これほど沖縄県を、そして県民の民意を陵辱した政権はこれまでにもなかったはずだ。まさになりふり構わず、そして独裁的に進められていく沖縄イジメの、これが実態だ。

 安倍首相はこれまでも、自分の意に沿ない沖縄に対して、民主主義国家のやり方とは思えない嫌がらせを数々行ってきた。とくに基地反対を訴えて当選した翁長知事就任後は、再三再四の面会要請を拒否するだけでなく、約3800億円と見積もられていた沖縄振興予算を3340億円へと大幅減額仲井眞弘多前知事時代は要望を上回る予算を付けてきたが、その態度を一転させた。

 なかでも卑劣なのが、今年4月には県内の幼稚園、小中学校のエアコン補助費を廃止する方針を決定したことだ。しかも県内の施設に設置されたエアコンは単に暑さ対策のものではない。基地周辺や軍用機の飛行ルートにある学校の騒音対策として設置されているものだ

 琉球新報の社説(5月14日付)には、〈補助のない他の公立校と不公平だというが、米軍機が飛ぶことこそ不公平だ補助を廃止するなら全米軍機の沖縄上空飛行を停止すべきだ〉とあるが、まさにその通りだろう。安倍首相にとって沖縄の民意や子どもたちのことなどどうでもよく、頭にあるのはアメリカへの忠誠心だけだ

 これは決して沖縄だけの問題ではない。沖縄が選挙という民主的なかたちで示した民意は、こうしてわたしたちの目の前で踏みにじられているではないか。市民の声に聞く耳ももたず、力によって排除する。そうした安倍政権の沖縄軽視は、日本国民全体の軽視、民主主義の軽視だということを忘れてはならない。

伊勢崎馨
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●自衛隊配備で「住民分断」: 「自衛隊の配備計画…いずれの島でも人々は分断されている」

2016年07月29日 00時00分39秒 | Weblog


東京新聞の半田滋さんによるコラム【【私説・論説室から】島を分断する自衛隊配備】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2016072002000153.html)。

 《「賛成派が新たな職を得て優遇される一方、反対した人は干され、島を出ている」という。…自衛隊の配備計画は与那国に続き、奄美大島、宮古島、石垣島でも急速に進む。いずれの島でも人々は分断されている

 《中国の脅威》などと称しつつ、それを過剰に煽り、現実には軍事費の増大につながり、壊憲して「戦争できる国」「死の商人国家」への道を着実に進め、加えて、地域の住民同士を反目させて「住民分断」をもたらす。番犬様のご機嫌をとるばかりのアベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官が「沖縄差別」「沖縄イジメ」し、辺野古高江を破壊して「住民分断」している構図と同じ。

   『●中学生を「青田買い」する自衛隊:
     「体験入隊や防衛・防災講話」という「総合的な学習の時間」も
    《陸上自衛隊高等工科学校…オープンキャンパスが与那国中学で
     開催されるとのポスターがあった。対象者は「中学三年生および父母」
     とある。DMはダメでも説明会ならよいのだろうか》
    「アベ様の放つ「矢」に刺し貫かれる子どもたち。金子勝さんに言わせると
     「新三本の矢」は「」ではない、「」だそうです…。
     「GDP600兆円以上」が「」か?、それは「」。
     「出生率の上昇」が「」か?、それは「的」。自衛官募集のための
     「DM」や「オープンキャンパス」が「矢」であり、「」は中学生や小学生」
    「その先に待っているのは、経済的徴兵制悪徳企業型徴兵制でしょう。
     自公議員に投票できる親御さんや祖父母ら、まったくオメデタイ人達です」

   『●究極の差別…「県民の安全を守るために 
     派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!
   『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
           「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず
   『●こんな理不尽なことが許されるのか! 
      アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?
   『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は
     「話し合いで問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった」
   『●辺野古破壊・高江破壊…
     ニッポンでアベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?
   『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
      「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」
   『●イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」:
      「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古・高江破壊


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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2016072002000153.html

私説・論説室から
島を分断する自衛隊配備
2016年7月20日

 十三年前、仙台出身の猪股哲さん(39)はバックパックを担いで世界一周に向かう途中、ふらりと日本最西端の与那国島に立ち寄った。浜辺にテントを張り、怪しいやつだと思われないようよいことをしようと、打ち寄せられた大量のゴミを一人で集めた。二週間で浜はすっかりきれいになり、トラック三台分のゴミは与那国町役場が回収した。

 一カ月半後、台風が来た。地元のおじいが「そんなところでは危ない」と空き家を提供してくれた。ボロボロの屋根を直し、床の穴をふさいで新たな生活を始めた。知り合った彼女と別れ、置いていった料理の本をむさぼり読み、料理の世界にはまった。今は同じ場所でレストランとケーキ店を開いている。

 自衛隊配備の話が持ち上がり、昨年二月の住民投票で賛成派が勝利した。駐屯地は今年三月開設された。誘致した町長は「私は中国の脅威とか言っていない常に経済優先」と自衛隊を利用した島おこしを明言する。

 猪股さんは「賛成派が新たな職を得て優遇される一方反対した人は干され、島を出ている」という。那覇市で開かれたシンポジウムの現状報告で「ぼくは今、泣きそうです」と絶句。「お世話になった島のことを悪く言うわけにはいかなかった」と振り返る。

 自衛隊の配備計画は与那国に続き奄美大島、宮古島、石垣島でも急速に進むいずれの島でも人々は分断されている。 (半田滋
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●イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」: 「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古・高江破壊

2016年07月27日 00時00分36秒 | Weblog


琉球新報のコラム【<金口木舌>卑怯なコウモリ】(http://ryukyushimpo.jp/column/entry-316927.html)。

 《口では「県民に寄り添う」と言いつつ、基地問題で強圧的な安倍政権も似た類いか。…卑怯なコウモリはみんなから嫌われて夜しか行動できなくなった。…民意を踏みにじる国の茶番劇、胸を張って子どもたちに見せられますか、安倍晋三さん》。

 「畜生」以下。
 イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」。
 「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古破壊、高江破壊。アベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官らは『卑怯なコウモリ』と「似た類い」。「美しい国」に住んでいるらしい、選挙にも行かない、与党や「癒(着)」党に投票する人々…こんなニッポンでいいの?

   『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督
     ・映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』

   『●アベ様らは何が何でも辺野古破壊、「ヒラメ裁判官が、
          よりによってこのタイミングで那覇支部長」に就任
   『●アベ様による辺野古破壊の「中止」「中断」は「断念」に非ず
   『●「辺野古移設が唯一の選択肢」を繰り返し言及する傲慢さ…
                   「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様
   『●2016年7月参院選、「あとの祭」の要因の大きな一つは片棒担ぎのマスコミにあり
   『●究極の差別…「県民の安全を守るために 
     派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!
   『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
           「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず
   『●こんな理不尽なことが許されるのか!  
      アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?
   『●辺野古破壊・高江破壊…ニッポンでアベ様の
       やっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?

   『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
       「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」

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http://ryukyushimpo.jp/column/entry-316927.html

<金口木舌>卑怯なコウモリ
2016年7月15日 06:00

 イソップの寓話(ぐうわ)から。昔、獣と鳥が争っていた。コウモリは獣が優勢だと「私は獣だ」と言い、逆だと「鳥だ」と主張した。その一時しのぎの言動で、後に双方から疎外された。題名は「卑怯(ひきょう)なコウモリ

▼口では「県民に寄り添うと言いつつ、基地問題で強圧的な安倍政権も似た類いか。参院選翌日の11日早朝、沖縄防衛局東村高江のヘリパッド工事再開に向けた資材を運び入れた。不意を突くやり口は何度も見せられた光景だ

▼2011年の暮れ、仕事納めの日の午前4時に、防衛局長ら20人が辺野古のアセスメント評価書が入った段ボール箱を県庁の守衛室に置いて立ち去った闇に紛れた夜襲だった

▼13年3月の埋め立て申請提出では、県北部土木事務所の担当課以外の窓口に書類を置き、こそこそ退散した。14年7月、キャンプ・シュワブに掘削調査用資材を搬入したのも午前2時すぎだった

▼13年7月の参院選翌日、普天間飛行場野嵩ゲートに抗議市民が入れないよう鉄柵を設置したのも未明このお役所はお天道さまの下では堂々とできない業務をしているのか

卑怯なコウモリはみんなから嫌われて夜しか行動できなくなった裏をかき、だまし討ちをする防衛局の手口も、後ろめたいものがあるからなのだろう。民意を踏みにじる国の茶番劇胸を張って子どもたちに見せられますか、安倍晋三さん
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