Activated Sludge ブログ ~日々読学~

資料保存用書庫の状況やその他の情報を提供します。

●沖縄県知事選、両候補の「選挙の色」がくっきりと見えてきた…「#美ら海の色の候補者」はどちらか?

2018年09月15日 00時00分43秒 | Weblog


琉球新報のコラム【<金口木舌>選挙の色】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-796756.html)と、
記事【知事選公開討論会 辺野古巡り相違】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-797385.html)。

 《翁長雄志さんの帽子…その帽子の色をどう呼べばよいか、当方の周辺で議論となった。青だ、緑だ、エメラルドグリーンだと意見が割れた…議論の末、「美ら海の色」で落ち着いた。翁長さんの遺志と大会参加者の願いにぴったりだと思うが、どうだろう》。
 《最大の争点である米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について、佐喜真氏は…反対しない姿勢を示した。玉城氏は…新基地阻止の考えを示した。知事選の争点について、佐喜真氏は「普天間飛行場の返還。原点は危険性の除去だ」と主張。玉城氏は現県政が実行した「埋め立て承認『撤回』の是非だ」と述べた》。

 リテラの記事【沖縄知事選で安倍自民党の佐喜真淳候補が「女性の質あげる」と差別発言! 反基地運動叩きのデマ流した元文春記者を選対に?】(http://lite-ra.com/2018/09/post-4241.html)によると、《最大の争点は辺野古新基地建設だ。反対を明確に掲げる玉城氏に対し、いまだに是非を明言せず姑息な争点隠しをしようとする佐喜真氏だが、ここにきて、その地金がどんどん出てきている…佐喜真氏がまともに有権者のことを考えていないことは明々白々だ…女性は男性よりも「能力」や「質」で劣っていると言わんばかり佐喜真氏の発言は、明らかな女性蔑視に基づく差別に他ならない…佐喜真氏の選対に“沖縄ヘイトを垂れ流してきたジャーナリストが加わっているのではないかという疑惑まで浮上…この人物を仮にT記者としておこう。…「文春」をクビになった一件も、ライバル誌への寄稿がバレたというトホホさもさることながら、その寄稿内容がひどい代物だった…会見に同席の元記者が新潮に書いた沖縄二紙と反基地運動へのデマ…佐喜真知事はこんな人物を選対のブレーンに入れたということなのだろうか》。

 また、日刊ゲンダイのコラム【週末オススメ本ミシュラン/「阿Q正伝」 魯迅著 増田渉訳/角川文庫】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/237164)によると、《「真ん中」を装いながら、貧乏人を裏切って、権力、つまり安倍政権にベタッと奉仕しているのが公明党だろう。例によってカジノ法に最初は反対し、結局は賛成してしまった。いつものパターンだが、だいぶ前にその変節を批判したら、当時の同党書記長の市川雄一が、「変わったのではなく、成長したのだと御理解いただきたい」と開き直ったのが忘れられない。それで私は、こう皮肉ったのである。「コウモリも成長はするだろう。しかし、成長してもコウモリはコウモリだ」 翁長雄志の死去に伴う沖縄県知事選挙でも、コウモリ党は維新などと一緒に自民党候補の応援に血眼になっている。もともと赤いコウモリの眼が、さらに赤くなっているのだ。魯迅は「死」という文章の中で、7箇条の遺書のひとつに次の項目を挙げている。「他人の歯や眼を傷つけながら、報復に反対し、寛容を主張する人間には、絶対に近づいてはならぬ」 「中庸」や「寛容」などクソクラエ! 私はいま、右でも左でもないと中庸を気取る人間や、公明党および創価学会を支持する人間に憎悪に近い憎しみを抱いているそうした人間はみな、結局は腐臭ただよう安倍政権を全面的に応援していることになるのだ。…(選者・佐高信)》。
 さらに、日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/前哨戦から占う翁長弔い戦の行方は】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201809110000219.html)によると、《「しかし、前回の選挙との違いがいくつかある。1つは前回、公明党が自主投票で公明支持層の6割は翁長に投票している。もう1つは前回の選挙では日本維新の会の下地幹郎が出て6万票取っていること。今回維新は自民党候補支持だ。もう1つは、かりゆしグループが今回自主投票となったこと。前回は翁長政権樹立の立役者の1つだった」。 ★つまり、なかなか票読みが難しいということになる。…知事選が今年最大の選挙戦になることは間違いなさそうだ》。
 玉城デニーさんにとって、大変に厳しい情勢です。「美ら海の色の候補者」を何としても「#新時代沖縄」の県知事にして下さい。「森」や「美ら海」を殺し、基地から出撃した番犬様は人を…沖縄破壊に与しない一票を適切な候補者に投じてもらいたいです。#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」候補者 vs 「#美ら海の色の候補者」。

 また、日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/沖縄県知事選は「国権か民権かの大分岐点になる】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/237361)にも重要な指摘が…《翁長雄志知事が命を懸けて実現しようとしてきたのは、沖縄県民の自治権・自主権、すなわち県民は自分たちの命のみならず大浦湾のサンゴやジュゴンの命まで含めて自分たちにとって本当に大切なことは自分たちで決定してしかるべきだという意味での自己決定権である。翁長の「遺志を引き継ぐ」とはまさにそのことであり、その点でオール沖縄陣営が担ぐ玉城デニー衆院議員は、それにまことにふさわしい民権主義的な候補である…沖縄県民が荒々しく国に対して民権を主張するのか、国権に従って事を荒立てずに生きていくのか大分岐点となるだろう》。
 《沖縄県民の自治権・自主権》のための一票を、是非、「#美ら海の色の候補者」玉城デニーさんに投じてほしい。

 琉球新報の別の記事【虚構のダブルスコア 沖縄県知事選、出回る「偽」世論調査】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-799272.html)によると、《調査結果の数字はおおむね傾向が一致し、主な立候補予定者2人のうち、一方の立候補予定者がダブルスコアでもう一方を上回るという結果となっている。その中には「朝日新聞の調査結果」とされる数字も含まれているが、朝日新聞社は本紙の取材に「事実無根。調査していない」と答え、偽(フェイク)情報であることが分かった。このほか「国民民主党の調査」もあるが、同党も調査を否定した》。
 《接戦は確実》です。大変に厳しい状況だと思います。自公お維の垂れ流すデマ、フェイクに騙されてはいけない。「#美ら海の色の候補者」玉城デニーさんを沖縄県知事ににしなければ、沖縄に未来が無い。


 決して見通しは明るくない。玉城デニーさん陣営は、相当な頑張りが無いと厳しい。「#美ら海の色の候補者」は自明です。デマや札束攻勢に負けるな! 名護市長選新潟知事選の二の舞ではいけない。
 日刊ゲンダイでも、記事【高野孟 永田町の裏を読む/「知名度やイメージで勝てるほど沖縄の選挙は甘くない」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236891)によると、《しかし、沖縄の有力な玉城支援者に言わせると、そんなことは問題ではない。…「今年1月の名護市長選でも、辺野古阻止の理念とかイメージで言えば、稲嶺進=前市長が勝って当たり前だったが、実際には自民党がカネを散布したあとに創価学会員が地を這うように戸別訪問を繰り返して票を掘り起こす徹底的な組織戦を展開して、稲嶺陣営としてはお手上げだった。6月の新潟知事選同様だったと伝聞している。となると、自公維側のそのような組織戦に対抗して、地を這う集票作戦を立案し実行できる「『オール沖縄』の統一作戦本部が必要になる」》。

 「#美ら海の色の候補者」玉城デニーさん。一方、辺野古破壊な「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事選候補者」の「選挙の色」は如何に? それは金(カネ)色だ。その一票は、選挙後に、深い後悔とため息となる。

   『●宜野湾市長選: 直近の沖縄主要選挙で5連敗目をアベ様に
   『●翁長雄志知事亡くなる…「折れない、言うことをきかない
           翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復」
    「翁長さんの《うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー》の叫びが
     忘れられない」

   『●翁長雄志さん「那覇市長として…東京のど真ん中で体感した
                 むき出しの沖縄差別に「衝撃を受けた」という」
    「アベ様の取巻き連中による様々な沖縄イジメ・沖縄ヘイトを含め、
     《安倍政権が陰湿ないじめ、報復》に対しても、《折れない、
     言うことをきかない翁長知事》は、真の意味での沖縄の市民の立場に立つ、
     真の保守政治家だった」

   『●翁長雄志さん「保守は保守でも自分は沖縄の保守。
       本土の保守政権に対して言うべきことは言う」が口癖
   『●沖縄を分断・破壊し尽すような日本会議系・  
      自公系候補者では絶対にダメ! 玉城デニーさんを沖縄知事に!
   『●日本会議系バリタカ派知事など絶対にダメ!…
       「死してなお曲げられない正義というものを教えてもらった」
   『●《やまと社会への同化…
       「同化は差別する側に移るだけで、差別自体はなくならない」》
   『●《琉球アイデンティティー》が失われる危機… 
       日本会議系バリタカ派自公お維候補に投票しては絶対にダメ!
   『●「#バリタカ日本会議系自公お維沖縄県知事」が誕生すれば、
               翁長さんの遺志は踏みにじられ、辺野古破壊…
   『●辺野古破壊「新基地建設容認の“安倍政権傀儡知事”が誕生」ならば
                         …沖縄の未来は閉ざされてしまいます

==================================================================================
https://ryukyushimpo.jp/column/entry-796756.html

<金口木舌>選挙の色
2018年9月5日 06:00 辺野古新基地 金口木舌

 辺野古新基地の阻止を訴えた先月11日の県民大会で翁長雄志さんの帽子が披露され、話題となった。その帽子の色をどう呼べばよいか、当方の周辺で議論となった。青だ、緑だ、エメラルドグリーンだと意見が割れた

▼大会前、後援会関係者の話として本紙は「青色の帽子」と報じたが、実物の色は微妙に違う。議論の末、「(ちゅ)ら海の色」で落ち着いた。翁長さんの遺志と大会参加者の願いにぴったりだと思うが、どうだろう
▼色と言えば、選挙である。沖縄ではかつて保守は青、革新共闘は黄という具合にお決まりの色で有権者の目を引きつけた。政党が増え、保革の境目が薄れた今では「青対黄」の色分けでは済まない
▼重大ニュースの際、本紙に談話を寄せる県内政党・会派は10である。正式な党名で言えば、「民主」の2字を掲げるのは4党、「自由」は2党、「社会」は2党である。戸惑う有権者もいるだろう
▼政党の離合集散が続いた「平成の30年」だった。その帰結として「安倍一強」の自民と、攻略に苦戦する野党という平板な色となった。なぜ、こんなことになったのか。有権者が望んだのではあるまい
▼沖縄の明日を左右する重大な選挙がやってくる。有権者の目に届くよう政党、候補者はくっきり色を見せてほしい色を薄めて選挙戦を乗り切ろうと考えるならば有権者を軽んじる話ではないか
==================================================================================

==================================================================================
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-797385.html

知事選公開討論会 辺野古巡り相違
2018年9月6日 05:00
知事選 公開討論会 討論会 佐喜真淳 玉城デニー 辺野古 米軍普天間飛行場 カジノ 南風原町立中央公民館 日本青年会議所沖縄ブロック協議会

     (知事選に向け、討論会で政策を巡って意見を交わした
      佐喜真淳氏(左)と玉城デニー氏=5日夜、南風原町立中央公民館)

 30日投開票の県知事選に向け、主な立候補予定者2氏を招いた公開討論会(日本青年会議所沖縄ブロック協議会主催)が5日夜、南風原町立中央公民館で開かれた。前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)=自民、公明、維新推薦=と衆院議員の玉城デニー氏(58)が出席した。最大の争点である米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について、佐喜真氏は辺野古が唯一の解決策とする政府方針に異を唱えたら「(普天間の)固定化を目指しているのかと言われかねない。われわれには限界がある」と述べ、反対しない姿勢を示した。玉城氏は「米国の法律に照らせば、辺野古の基地は造れない。政府に話し合いを求める」と述べ、新基地阻止の考えを示した。 
 知事選の争点について、佐喜真氏は「普天間飛行場の返還。原点は危険性の除去だ」と主張。玉城氏は現県政が実行した「埋め立て承認『撤回』の是非だ」と述べた。佐喜真氏は、承認撤回について「これから法的な争いが始まる。日本は法治国家だ。法に基づき判断しないといけない」と評価を避けた。玉城氏は政府には沖縄と協議する姿勢がない。撤回は法律に基づいた正当な手続きだと評価した
 経済振興関連では、国会で可決したカジノ解禁を含む統合型リゾート施設(IR)整備法を受けた沖縄へのカジノ導入について、佐喜真氏は「新たな観光資源として研究する必要がある」と否定せず、玉城氏は「必要ない」と述べた。
 討論会後、佐喜氏と玉城氏の2人はそれぞれ記者団の取材に応じた。辺野古移設の是非を巡る発言の真意について佐喜真氏は「一般論だ。外交は国の専権事項で、(知事に)外交権があればやる」と答えた。玉城氏には「法治国家の法を守る長として県民にプロセスについての説明が足りなかった」と述べた。玉城氏は「(佐喜真氏は)普天間の返還にこだわり、辺野古の是非について相変わらず何も言わなかったあえて相違点にしなかったことが皆さんに伝わった」と話した。
==================================================================================

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●日本会議系バリタカ派知事など絶対にダメ!…「死してなお曲げられない正義というものを教えてもらった」

2018年08月25日 00時00分27秒 | Weblog


日刊ゲンダイの2つの記事【沖縄知事選で自公推薦 佐喜真氏の本性はバリバリのタカ派】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235987)と、
室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/在日米軍2世・玉城さんが沖縄県知事になるのは意義がある】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236022)。

 《沖縄県知事選(9月13日告示、30日投開票)に自民、公明両党の推薦を得て出馬する前宜野湾市長…佐喜真氏は選挙戦の最大の争点である米軍普天間基地の名護市辺野古への移設について、いまだに明確な賛否を示していないが、過去の言動を見ると、その“本性”はよく分かる…沖縄県民の賢明な判断を期待するばかりだ》。
 《「あなたの国(米国)の血が私には2分の1流れている。だから私の言うことは半分は聞いて頂く。残りの半分は日本政府に聞かせる」(玉城デニー衆議院議員) これは20日、玉城さんが「田中龍作ジャーナル」の単独インタビューで米国との向き合い方について尋ねられ、答えた言葉》。

 日刊ゲンダイのもう一つの記事【安倍自民が恐々 安室9.15ラストライブで語る“メッセージ”】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235991)によると、《県民世論を無視し、米軍普天間基地の辺野古移設に突き進む安倍政権は、知事奪取に向け死に物狂いだ…安倍自民がピリピリしているのが、国民的人気歌手の安室奈美恵(写真・AP)の動向…翁長の急逝に接すると、追悼文を発表。その内容は真情あふれるものだった。/〈県民栄誉賞の授賞式でお会いした際には、お痩せになられた印象がありました。今思えばあの時も、体調が優れなかったにも関わらず、私を気遣ってくださり、優しい言葉をかけてくださいました。沖縄の事を考え、沖縄の為に尽くしてこられた翁長知事のご遺志がこの先も受け継がれ、これからも多くの人に愛される沖縄であることを願っております〉/所属レコード会社に促されたわけではなく、安室サイドが自主的に発したものだという。「ハッとさせられたのが、〈翁長知事のご遺志がこの先も受け継がれ〉というくだりです。安室さんが辺野古移設阻止に向けて闘った翁長知事の政治姿勢を支持しているのは明白でしょう。移設反対派にとって非常に心強いこの言葉をNHKはバッサリとカットして放送していた。それだけ、安室さんの発言には影響力があるということ。安倍政権に忖度したのでしょうが、沖縄で安室さんの追悼メッセージを知らない人間はいませんよ」…その後も安室は積極的に動いている。沖縄県の観光ブランド戦略推進事業「Be.Okinawa」に無償協力。観光をはじめとする経済振興策を推し進めた翁長の遺志に寄り添うかのようである》。

 まず、再度、はっきりと断言したい。バリバリなタカ派の日本会議系・自公系の新沖縄知事誕生などを許しては、絶対にダメです! 前宜野湾市長についての重要な日刊ゲンダイの記事【園児が教育勅語を唱和…宜野湾市長が出席した大会の異様】も、是非、見てほしい。

   『●宜野湾市長選: 直近の沖縄主要選挙で5連敗目をアベ様に
    《【園児が教育勅語を唱和…宜野湾市長が出席した大会の異様】…現職で
     与党推薦の佐喜真淳氏(51)の再選を阻めば辺野古移設の歯止めになる
     ことから、全国的な注目度も高い。もっとも、それ以前にこんな人物を
     再選したら、宜野湾市民は常識を疑われることになりそうだ
     佐喜真市長が日本会議のメンバーかどうかは知らないが、
     善悪の判断がつかない園児に教育勅語を暗唱させ、一斉唱和させる
     なんて戦前そのものではないか

   『●沖縄を分断・破壊し尽すような日本会議系・  
      自公系候補者では絶対にダメ! 玉城デニーさんを沖縄知事に!

 こちらも繰り返しになりますが、いまだにアベ様や最低の官房長官らは「辺野古破壊が唯一の解決策」と言い続けている。「普天間撤退辺野古破壊」です! おまけに辺野古は単なる破壊「損」の可能性が高い。自公と番犬様がやろうとしていることは滅茶苦茶です。さらには《工事の遅延損害金が1日約2000万円発生するとの見積もりこれは単純計算で100日間延期すれば20億円を請求するぞという脅しそのもので、県知事選を控えて県民の対立・分断を狙っての作戦》…「本土」の与党やその支持者によるこんな露骨な《脅し》、沖縄イジメを決して許してはいけない

   『●「番犬様の尾っぽ」=世界一危険な基地・普天間は 
        返還されない!? 辺野古は単なる破壊損なのか??
    「「普天間移設=辺野古破壊なはず」が無いと訴えてきましたが…
     それどころの話でなくなってきた! 無茶苦茶じゃないか! 
     世界一危険な基地・普天間は返還されない!? 
     辺野古は単なる破壊損なのか??」
    《安倍政権はよく「丁寧に説明する」「真摯な対話を心掛ける」というが、
     実行されたことはない特定秘密保護法安保法制「共謀罪」法での
     世論軽視森友加計(かけ)問題では疑惑に正面から向き合わないなど、
     いくつも指摘できるが、米軍普天間飛行場の返還条件を巡っても、
     丁寧な説明とは程遠い
    《名護市辺野古の新基地が完成しても、米軍普天間飛行場が
     返還されない可能性が出てきた

   『●「最低裁」のコールが聞こえる…沖縄負担軽減担当相らの
            「辺野古が唯一の解決策」をオウム返しでしょう…
   『●「改めて身に迫るのは、軍隊というものが持つ狂気性」(高野孟さん)と、
                    いまも続く沖縄での不条理の連鎖
   『●辺野古は単なる破壊「損」なのかもしれない…
       アベ様や最低の官房長官による沖縄イジメも「ずっとずっと」

 2018年9月沖縄県知事選、日本会議系・自公系のバリタカ派知事など絶対にダメ!、です。玉城デニーさんガンバレ!
 翁長雄志県知事の意志を追いでいるのはどちらか?、それは明白。《今年の平和宣言で故・翁長氏はこう言ったんだよ。/「私だけは政治的に死んでも肉体的に滅んでも、沖縄を代表して言いたいことを言おうと思いました」/さんざん政府に虐められてなお、最後にこの台詞を言えるのはすごい。あたしは翁長知事から、死してなお曲げられない正義というものを教えてもらった》
 沖縄の《死してなお曲げられない正義》を玉城デニーさんには引き継いでもらいたい。日本会議系・自公系のバリタカ派の候補者には《正義》など何もない。

 新潟県知事選名護市長選の悲劇のような事だけは避けたい。その後の経過をご覧ください。

   『●新潟県知事選: 「中央の紐付き忖度官僚候補
       VS再稼働反対の民意に寄り添う県議候補」という与野党激突
   『●花角英世新潟県新知事…「柳瀬氏同様、
      安倍政権下で出世してきた元官僚」…女性差別発言隠蔽は体質の体現
   『●今頃ようやく福島第二原発の廃炉を決断、
      一方、「あとは野となれ山となれ」な玄海原発4号機の再稼働…
   『●「事実無根のデマ」…「もしこれが立件されれば、
       長谷川氏逮捕や花角新知事辞任の事態もありうるだろう」

   『●新潟《県民の多数は再稼働を拒絶》なので、
       再稼働反対派の少なからずの方々が…「騙されることの責任」
   『●アベ様は「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、
           基地負担の軽減に全力を尽くす」…って、はぁ?

   『●稲嶺進さんの「この8年の実績と誠実な姿勢は、
       多くの市民が認めている」(目取真俊さんのブログ)

   『●名護市長選後の「アメとムチ」…勝たせてはいけなかった新市長と
                 負けさせてはいけなかった稲嶺進さん

   『●「米軍再編交付金を政府は再開…。なんじゃそりゃ。
         あんたは鳥取城を兵糧攻めで落とした秀吉か!」
    「《札束の力で自治体をねじ伏せ、住民を分断させる恫喝(どうかつ)政治
     これ、民主主義なんですか》? 勝たせてはいけなかったのに…
     大変に残念だった名護市長選の結果。「アメとムチ」の露骨なサツタバ
     恫喝政治…。ニッポンに…、少なくとも沖縄に民主主義は無い。
       《それでも名護市は交付金に頼らない行政を貫いて、全学校への
     冷房設置や校舎の耐震化、小中学生の医療費無料化まで実現させた》…
     負けさせてはいけなかった」

   『●速攻辞任…県民の命は政局の取引材料ではない。
          政府が真剣かどうかは、選挙後に分かる。(阿部岳)
   『●横田一さん名護市長選ルポ:
     「詐欺集団の安倍自民党が“フェイク演説”で市長ポストを騙し取った──」

   『●最低の官房長官のフェイク言説「基地容認の民意」は「架空の代物」
                      …それに悪乗りするアベ様広報紙
   『●決裁文書書き換えという犯罪…「最低の官房長官」が
       沖縄に向けて言い放った「法治国家」を取り返さねば
   『●辺野古高江裁判とヒラメ…《「人権のとりで」としての
        司法がその役割を果たさず、行政と一体化すれば…》
   『●名護市長選後の「アメとムチ」…勝たせてはいけなかった
             新市長と負けさせてはいけなかった稲嶺進さん

 日刊スポーツの記事【政界地獄耳/沖縄に腰引くへなちょこ枝野】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201808240000207.html)にも、《自民党の新しいやり方だ。名護市長選挙の勝利、新潟知事選の勝利で見えてきた新たな選対方式を導入する自民党の覚悟が見受けられる》。
 名護市長選挙・新潟知事選の様に騙されてはいけない!
 問題は、同記事の続きの部分…《そして立憲民主党代表・枝野幸男のへなちょこ度合いだ。今こそ、オール沖縄に参戦して政権との対峙(たいじ)を示す時だろうに19日、枝野は「沖縄の皆さんで良い候補を擁立してほしい。可能な範囲でしっかり支援したい」と人ごとだ。周辺によれば枝野は旧民主党政権の官房長官時代、辺野古移設を推進した立場だから腰が引けているということらしい。それならば立憲民主党は政権も目指すべきではないし、枝野は首相指名に名乗り出ることなど辞めるべきだ。その判断を修正したり間違いだったと国民にわびることができないために、知事選に関与したくないのならばすべてを受け止めなくてはならない政府などできるはずがない。そこそこの万年野党を狙う限り、立憲民主党にも未来はない。自民党に勝機ありか》。
 国民民主党のアノ前原氏の「復帰」だのなんだの、そこに立憲民主党の福山哲郎議員が駆け付けただの京都での失望を、沖縄にも持ち込む気ではないでしょうね? 沖縄に《わび》て、直ぐさま、京都も含めて、立憲主義を信じる人たちを失望させないように行動を起こしてほしい。左右も、保革も関係ないっしょ。在日米軍特権日米地位協定日米共犯を維持・推進するようなことを手助けしてはいけない。《死してなお曲げられない正義》を理解できず、《自分のために政治家をやっているやつばかり》な政治屋の一人に成り下がってほしくない。 

   『●「安倍首相のようなクソ」と取巻き…「安倍内閣の問題点を
              簡単に挙げただけでも2時間45分になった」
   『●「自民党や公明党を応援している人たちは、
      なぜ彼らを応援しているの?…どんなに酷いか知っているの?」

==================================================================================
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235987

沖縄知事選で自公推薦 佐喜真氏の本性はバリバリのタカ派
2018年8月24日

     (佐喜真淳氏(C)日刊ゲンダイ)

 沖縄県知事選(9月13日告示、30日投開票)に自民、公明両党の推薦を得て出馬する前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)。

 佐喜真氏は選挙戦の最大の争点である米軍普天間基地の名護市辺野古への移設について、いまだに明確な賛否を示していないが、過去の言動を見ると、その“本性”はよく分かる。

 佐喜真氏は1988年に千葉商科大学を卒業後、フランスに留学。旅行会社勤務を経て、2001年の宜野湾市議選で初当選。

 06年、市議2期目の途中で沖縄県議選に出馬して当選を果たすものの、やはり2期目の途中の12年に宜野湾市長選に立候補。辺野古移設に反対する元職の伊波洋一氏にわずか900票差で競り勝ち、市長に就任。16年に再選したが、14日、県知事選出馬のために市長を辞職した。

 バリバリのタカ派の顔が透けて見えるのは、10年9月、衆院第2議員会館で開催された日本会議主催の「これでいいのか日本!守れ尖閣諸島緊急集会」。

 当時、下野していた安倍首相や三好達日本会議会長(当時)などタカ派のメンメンがずらりと顔を揃える中、佐喜真氏は沖縄の代表として出席し、こう訴えていた。

   「なぜ政府や国会議員は(尖閣の)現場に駆けつけないのか。
    現場の声を聞こうとしないのか」

 14年1月に宜野湾市民会館で開かれた「沖縄県祖国復帰42周年記念大会」では、閉会の辞を任された際に「日本人の誇り」を連呼。

 ちなみにこの大会では、30人ほどの園児が壇上で一斉に教育勅語を唱和する異様な光景が、ネットで話題となった。

 沖縄県民の多くが「NO」を突き付けている辺野古移設について、佐喜真氏はどう思っているのか。

 宜野湾市議会議長を務めた経験を持つ父の博氏を電話で直撃すると、こう答えた。

 ――息子さんが出馬する県知事選挙についてどう思うか。

 もう引退したのでそういうことはちょっと……。


 ――安倍政権が強行する辺野古移設については。

 勘弁してください。


 沖縄県民の賢明な判断を期待するばかりだ
==================================================================================

==================================================================================
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236022

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
在日米軍2世・玉城さんが沖縄県知事になるのは意義がある
2018年8月24日

     (玉城デニー衆院議員(C)日刊ゲンダイ)

   「あなたの国(米国)の血が私には2分の1流れている。
    だから私の言うことは半分は聞いて頂く。残りの半分は
    日本政府に聞かせる」(玉城デニー衆議院議員)

 これは20日、玉城さんが「田中龍作ジャーナル」の単独インタビューで米国との向き合い方について尋ねられ、答えた言葉。

 お亡くなりになった翁長沖縄県知事は、亡くなる数日前、後継を誰にするのか録音テープを残していたみたいだ。2名の名が挙げられており、そのひとりが玉城さんだったわけ。

 記事によれば、〈玉城は米兵の父とウチナンチュの母との間に生まれた〉という。つまり、在日米軍2世ってこと。

 その玉城さんが新基地建設反対を掲げ沖縄県知事になるのは、意義があることだと思う。

 冒頭の発言の通り、この人は、米国にも日本政府にも、躊躇することなく、沖縄の民意を堂々と伝えるのだろう。

 日本政府は米国に何もいえないし、地方自治体の長は日本政府に何もいえない民意を受け政治家になった者は、その民意を裏切ってはいけないってのに。民意より重いものがある政治家なんて、その存在に意味があるのかしらん?

 それにしても、沖縄の男はカッコイイな。

 今年の平和宣言で故・翁長氏はこう言ったんだよ。

   「私だけは政治的に死んでも肉体的に滅んでも、
    沖縄を代表して言いたいことを言おうと思いました」

 さんざん政府に虐められてなお、最後にこの台詞を言えるのはすごい。あたしは翁長知事から、死してなお曲げられない正義というものを教えてもらった。

 沖縄はこの国の縮図だ。「私だけはという翁長さんをひとりぼっちにしてはいけない

 もちろん、その後継になるだろう人のことも。巨大な力に立ち向かうため、彼らに寄り添い支えなくては

 自分のために政治家をやっているやつばかりだから、彼らは特別輝いて見える。
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●「事実無根のデマ」…「もしこれが立件されれば、長谷川氏逮捕や花角新知事辞任の事態もありうるだろう」

2018年06月19日 00時00分34秒 | Weblog


リテラの記事【横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」39/新潟県知事選で花角新知事陣営がデマ攻撃! 選対幹部が「文春砲が池田候補の下半身スキャンダル」と嘘を拡散】(http://lite-ra.com/2018/06/post-4064.html

 《その裏で、花角陣営は勝つためにはなりふり構わぬ選挙戦を展開、公職選挙法違反の疑いさえ浮上しかねない事態が起こっていた》

 アノ東電に再稼働を許すリスクは確実に高まってしまった…核発電「麻薬」中毒患者どもは大喜びだ。正々堂々の選挙戦での敗戦というのならば、諦めも着こうが、アノ東電核発電所再稼働という争点隠しに加えて、《花角陣営のナンバー2である選対幹部》による《事実無根のデマ》、公職選挙法違反〝紛い〟の汚い選挙に「負けた」のかと思うと、悔しさも倍増する。
 横田一さんは、《もしこれが立件されれば、長谷川氏逮捕や花角新知事辞任の事態もありうるだろう》とのこと、何時もの如く、有耶無耶にならないことを祈る。《安倍自民党が支援した候補が選挙違反をしてもお咎めなしとなれば、権力者とその仲間たちの無法行為が免責される独裁国家に等しいといえる》。とっくに「無法治国家」「放置国家」、アベ様による人治主義国家…沖縄に対する仕打ちなど、その典型。

   『●発言に人格が現れ、呼ばれ方に
          人間性が表れる: 「石原元「ト」知事」と「栄佐久さん」
   『●安孫子亘監督映画「『知事抹殺』の真実」の 
      佐藤栄佐久元知事冤罪…泉田裕彦新潟県知事「事件」の背景に?
   『●よりによって自民党から出馬…「反東電ですが、
       反原発ではありません」な泉田裕彦前新潟県知事…
   『●米山隆一新潟県知事は「県に運転停止の権限」、
           「私は、根拠のない“ケンカ”はしません」と…
   『●「新潟の野党勢力は今こそ、踏ん張り時」! 
       東京電力に柏崎刈羽核発電所を再稼働させるなんて狂気な凶器
   『●新潟県知事選: 「中央の紐付き忖度官僚候補
       VS再稼働反対の民意に寄り添う県議候補」という与野党激突
   『●花角英世新潟県新知事…「柳瀬氏同様、
       安倍政権下で出世してきた元官僚」…女性差別発言隠蔽は体質の体現

 東京新聞の記事【原発検証「見直さず」 新潟知事、再稼働慎重路線を継承】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201806/CK2018061302000123.html)によると、《福島第一原発事故の原因、住民の健康と生活への影響、避難計画という三点…。原発が立地する柏崎市の桜井雅浩市長は知事選後の十一日、検証作業の見直しを求める意向を示しているが、知事の今回の発言はこれをけん制する格好となった。また知事は「将来的には原発に依存しない社会を目指したい」と説明》。
 どこまで持ちこたえられるか? …無理だと思いますよ。

 沖縄タイムスの記事【辺野古「土砂投入」 防衛局、通知書提出は終業15分前】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/266657)によると、《「今からそちらへ向かいます」。沖縄県名護市辺野古の新基地埋め立て工事で、土砂投入通知書の提出先となった県北部保健所に一報があったのは12日午後4時半ごろ。沖縄防衛局職員が訪ねる30分前だった》。
 琉球新報の記事【政府、透ける「強行隠し」 米朝会談日に土砂投入通知 辺野古移設】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-737494.html)によると、《首脳会談による米朝の緊張緩和で、東アジアの平和構築を期待するムードが高まった12日、その流れと逆行するように政府は同日、沖縄県名護市辺野古の新基地建設に向けた埋め立て土砂投入を沖縄県に通知…中嶋浩一郎沖縄防衛局長はこの日の朝からF15墜落に対する抗議の対応に追われた。地元市町村の首長や県議らは「県民が危険にさらされる重大な事故だ」と怒りをぶつけた。そんな強い抗議を受ける一方で、防衛局は埋め立て開始日を決定していた》。
 新潟県知事選は名護市長選の卑怯さ具合が同じ。堂々とできない程、卑怯者・防衛局のやることは姑息・卑屈…番犬様の尻尾にこびりつく糞のやることときたら卑怯極まりない。

   『●名護市長選後の「アメとムチ」…勝たせてはいけなかった
             新市長と負けさせてはいけなかった稲嶺進さん
    「本当に、負けさせてはいけなかった稲嶺進さん。つくづく、そう思います。
       辺野古破壊を争点にもせず、討論もせず、当選したとたんに
     「辺野古推進と歓迎」…バカにし過ぎでしょ?
       選挙さへ終われば、アベ様は《市民の理解をいただきながら、
     最高裁判決に従って進めていきたい》ですってょ。こんな嘯きを吐かせて…。
     《安倍政権のままでは沖縄県民は永遠に報われない》」

   『●「何十年と付き合っていますけど、
      総理は嘘をつくような人じゃない…」(山本一太氏)…《もはやカルト》

 レイバーネットのコラム【<木下昌明の映画の部屋・第242回>権力とたたかう放送記者たち〜崔承浩(チェ・スンホ)監督『共犯者たち』】(http://www.labornetjp.org/news/2018/0602eiga)を読んで、ニッポンの《放送記者》という名のアベ様広報官たちの現状に、また、《権力が放送局を「占領」》した現状に、絶望的な気分になる…《李明博(イ・ミョンバク)が政権を握ると、公営のKBS(韓国放送公社)とMBC(韓国文化放送)が批判報道を展開した。それに李大統領は我慢ならず、経営陣の首をすげかえ、批判的な記者やプロデューサーらを次々に配転・停職・解雇し、「こんにちは大統領です!」という公報番組まで作ってしまう権力が放送局を「占領」したのだ…『月刊東京』6月号に「権力とたたかうメディア」と題して『共犯者たち』についての長めの批評を書いています。この映画は〈レイバーネット〉を展開するわたしたちに学ぶべき多くのことを教えてくれます。必見!》
 「権力とたたかうメディア」がどれ程ニッポンには…?

   『●「規制の少ない通信と放送」…がもたらすのは
         「総安倍チャンネル化」、「アベチャンネルに成り下がる」

==================================================================================
http://lite-ra.com/2018/06/post-4064.html

横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」39
新潟県知事選で花角新知事陣営がデマ攻撃! 選対幹部が「文春砲が池田候補の下半身スキャンダル」と嘘を拡散
2018.06.12

      (当確後の花角陣営(撮影・横田一))

  新潟県知事選は激戦の末、自公推薦の元国交官僚の花角英世氏が野党5党推薦の池田千賀子元県議らを破って初当選を果たした。しかしその裏で、花角陣営は勝つためにはなりふり構わぬ選挙戦を展開、公職選挙法違反の疑いさえ浮上しかねない事態が起こっていた。

 その"実行犯”は、花角氏の支援団体「県民信頼度ナンバーワンの県政を実現する会」の長谷川克弥・代表代行。投開票日の4日前の6月6日、自民党支部が三條市で開いた緊急議員会議で記者を前に、「(週刊)文春」(文藝春秋)が池田氏の下半身話の記事を選挙後に出すというデマ情報を流し、翌7日の地元紙・三條新聞が「文春が選挙後にまたの話も」と銘打って次のように報道したのだ。

   「実現する会の長谷川代表代行は情勢を交えながら支援を要請。
    (中略)『(相手候補のことで)文春が選挙後に出るようだ。また、
    下半身の話だ。そんなことになったら、また選挙になるではないか』など、
    危機感や不満をぶちまけるように話し、『花角さんをぜひ新潟県の
    知事にして頂きたい』と重ねて求めた」

 この記事は、つまり「池田氏の下半身スキャンダル記事が選挙後に掲載される。花角陣営ナンバー2の長谷川代表代行は、その“極秘情報”を知りうる立場にあり、だからこそ池田氏当選後の再選挙リスクを避けるために花角氏支持を訴えた」と読める。しかも「自民党の選対会議で花角選対幹部が記者の前で発言した内容がウソのはずがない」と誰もが考えるだろう。

 しかし長谷川氏の発言は、事実無根のデマだった。池田氏の選挙事務所に問い合わせると、「文春から下半身ネタに関する事実関係の問い合わせはない」と答え、文春関係者も「企画会議でそんなネタは通っていないし、記者も動いていないと記事掲載の予定を否定した。そもそも「文春が選挙後に出す」ということ自体も奇妙千万な話で、報道関係者の多くはその信憑性を疑っていた。

 2016年の都知事選で落選した鳥越俊太郎氏のスキャンダル報道を見ても分かるように、メディアは事実関係に自信を持った場合、選挙期間中であっても記事を出す。有権者への判断材料の提供にもなるし、公職選挙法違反にもならないからだ。


池田候補のデマを拡散した花角陣営の選対幹部・長谷川克弥氏を直撃

 公選法ではあくまで虚偽(ウソ)の情報を選挙期間中に流すことが禁じられているだけであって、投票行動に影響を与える内容であっても事実であれば罰せられることはない。しかし、選挙期間中にデマ(虚偽情報)を流布すれば、選挙違反となる。長谷川氏が、辞任に追い込まれた米山隆一前知事の女性問題記事を出した「(週刊)文春」の名前を出して「下半身の話だ」と断定、選挙後の掲載と再選挙のリスクを示唆すれば、少なからぬ人が「事実」と信じ込んで花角氏支持(投票)へと傾く要因になる可能性は免れない

 公職選挙法には「当選を得させない目的をもって公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者に関し虚偽の事項を公にし、又は事実をゆがめて公にした者」に対して4年以下の懲役、または100万円以下の罰金に処するとある。選対幹部の長谷川氏は、この公職選挙法違反に該当する可能性すらあるのだ。

 投開票日(10日)の22時すぎ、筆者は当確が出て万歳を終えた花角氏の囲み取材で、三條新聞の記事を示しながら「長谷川代表代行が『文春(の記事)に相手候補の下半身ネタが出る』ということを話して三條新聞にも報道されているが、これは虚偽のデマを広める公職選挙法違反に当たると考えないのか」と聞くと、「(長谷川氏の発言を掲載した)三條新聞は拝見していない。事実関係を承知していない」と答えた。

 そこで「日大アメフト部のように『選挙違反をしても当選する』という考えですか」とも聞くと、花角氏は「選挙違反かどうかは分かりません。事実関係を確認させてください」と調査を約束した。

 また、同じホテル内の会場にいてテレビ局の取材を終えた長谷川氏を直撃して「記者の前で話をしてデマが広まった。選挙違反ではないか」と問い質すと、「週刊文春から聞いた話ではなく、ネット上のツイッターに書かれていた噂を基に話した。噂を広めるつもりはなかった。僕の言葉をそのまま載せていない。三條新聞に抗議する」と答えた。

 しかし、選対会議を報道陣に公開して記者が聞いている中で話をすれば、記事を読む人に広まる可能性があることは、誰が考えてもすぐに分かることだ。「広めるつもりはなかった」と長谷川氏が流布の意図を否定しても、デマが広まる環境下で話をしたことは紛れもない事実なのだ。

 池田候補を誹謗中傷する事実無根のデマは他にもあった。池田氏があたかも過去に「拉致問題は創作だ」と主張していたかのようなデマがネット上で拡散されたのだ。


ネットでは池田候補が書いてもいない「拉致は創作」論文の存在が拡散

   〈「池田ちかこ 新潟知事選候補『北朝鮮の拉致は創作された事件』
    (1997年の論文より)」〉
   〈新潟知事選挙に出馬した池田ちか子は1997年に「北朝鮮拉致は
    創作された事件」と主張する論文を発表した「人間のクズ」である〉
   〈「北朝鮮拉致は創作された事件」なんて主張した論文(月刊社会民主
    1997年7月号)まで出した社民党の #池田ちかこが新潟県知事に
    なったら〉

 選挙戦が始まって以降、こんなデマツイートが投稿されはじめ、右派系の評論家や元自民党衆議院議員なども拡散していた。

 しかし、池田氏はそんな論文は一切書いておらず、まったく別の人物が書いた記事の中に、そういう記述が出てくるだけだった。元拉致被害者家族会事務局長で元東電社員の蓮池透氏も8日、池田氏支援の集会でこれを否定し次のように訴えた。

   「向こうの陣営をたぶん応援する人だと思うのですが、とんでもないデマ、
    フェイクを流しているのです。池田千賀子さんは『拉致問題は創作だ』
    と言った、と。そんなバカなこと、誰が言うのですか。地元ですよ、
    池田さんは。旦那さんはうちの弟と同級生ですよ。そんなふざけたことを
    言うわけがないんです。これはもう私は、法的にも問題だと私は思います」

 だが、このデマはその後も変わらず、投票日まで、あたかも事実のように拡散され続けた。こちらは花角陣営が直接関わっているかどうかはわからないが、「法的にも問題」(蓮池氏)であることには変わりなく、場合によっては、同じく公職選挙法違反となる可能性は十分にあるだろう。

 そして、前述したように、“文春の下半身スキャンダル”デマについては、知事ポストを得た花角陣営のナンバー2である選対幹部がかかわっていた。こうしたデマ攻撃が罰せられずに放置されるのならば、新潟県は公職選挙法が適用されない無法地帯と化していると言っても過言ではない。と同時に「法治国家」の屋台骨も揺るがすことにもなる。安倍自民党が支援した候補が選挙違反をしてもお咎めなしとなれば、権力者とその仲間たちの無法行為が免責される独裁国家に等しいといえるからだ。

 今回、新聞記事に掲載された「選対幹部の実名のデマ発言」という動かぬ証拠がある。もしこれが立件されれば、長谷川氏逮捕や花角新知事辞任の事態もありうるだろう。「事実関係を確認する」と当確直後に述べた花角氏の初会見は知事就任後の見通しだが、選対幹部の選挙違反をどう釈明するのかが注目される。

横田一
==================================================================================

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●花角英世新潟県新知事…「柳瀬氏同様、安倍政権下で出世してきた元官僚」…女性差別発言隠蔽は体質の体現

2018年06月12日 00時00分51秒 | Weblog


リテラの記事【横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」38/新潟県知事選“女性差別発言”問題で花角候補を直撃! 隣にいたのに「よく覚えていない」と“柳瀬元首相秘書官”状態】(http://lite-ra.com/2018/06/post-4058.html)。

 《世界最大級の原発・東京電力「柏崎刈羽原発」再稼動が大きな争点…》。

   『●発言に人格が現れ、呼ばれ方に
          人間性が表れる: 「石原元「ト」知事」と「栄佐久さん」
   『●安孫子亘監督映画「『知事抹殺』の真実」の 
      佐藤栄佐久元知事冤罪…泉田裕彦新潟県知事「事件」の背景に?
   『●よりによって自民党から出馬…「反東電ですが、
       反原発ではありません」な泉田裕彦前新潟県知事…
   『●米山隆一新潟県知事は「県に運転停止の権限」、
           「私は、根拠のない“ケンカ”はしません」と…
   『●「新潟の野党勢力は今こそ、踏ん張り時」! 
       東京電力に柏崎刈羽核発電所を再稼働させるなんて狂気な凶器
   『●新潟県知事選: 「中央の紐付き忖度官僚候補
       VS再稼働反対の民意に寄り添う県議候補」という与野党激突

 東京新聞の記事【新潟知事に与党系花角氏 野党共闘候補を破る】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201806/CK2018061102000062.html)によると、《投票率は58・25%で、前回知事選を5・20ポイント上回った。東京電力 柏崎刈羽原発の再稼働を巡る対応も争点だったが、花角、池田両氏とも前知事が進めた安全性の検証を継続するとして再稼働に慎重な姿勢を示し、立場の違いは明確にならなかった》。
 この記事によると…:

 *** *** *** *** *** ***
  ◇新潟知事選確定得票
    当  546,670 花角英世 無新 =自公
       509,568 池田千賀子 無新 =立国共由社
        45,628 安中聡 無新
            ◇
    花角英世(はなずみひでよ) 60 <1>
          (元)海上保安庁次長・副知事・国土交通省課長▽東大 
 *** *** *** *** *** ***

 池田千賀子さんや支持者の皆さんの大変な頑張りは報われませんでした。本当に、折角の良い候補者であり、野党の統一候補者でしたのに…。
 大変に残念な結果となってしまいました。あの東京電力の核発電所再稼働が大きな争点だったはずなのに、再稼働反対派の少なからずの方が自公候補者に投票されたようです。構図としては、辺野古破壊の際の名護市長選に近く、与党自公の争点隠しが功を奏してしまいました。投票率ももう少し高いものを期待していました。眠り猫のままでは、政治は悪くなる一方。
 アノ東京電力に核発電所を再稼働させてしまうリスクは確実に上昇したと言わざるを得ません。再稼働反対派新潟県知事だった際にも、与党・自公は核発電「寄生」委員会を使い、着々と柏崎刈羽核発電所の再稼働に向けて歩を進めていたのに、【検証2~3年と新知事、新潟 菅氏は県民理解を重視】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018061101001563.html)なんていうことが、今後、守られる訳がない。再稼働に反対であるにもかかわらず、自公・花角氏に投票した方は、名護市で何が起きているかを見た方が良い

 名護市長選の際の《最も関心のある争点は「辺野古移設」だった》。この残念な新潟県知事選の結果はアノ東電の核発電所の再稼働リスクを高めるだけです。
 沖縄タイムスの【社説[辺野古8月土砂投入]撤回の決断をする時だ】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/264757)によると、《埋め立てが始まれば自然環境を元の状態に戻すのは困難になる》。
 《辺野古破壊》反対を訴えなかった現名護市長は、《辺野古破壊反対派の票をまんまとせしめました。その経緯は、以下の通りです。《「争点には触れない方が選挙に勝てるという方程式》、かつ、デマを流してでも勝てばいいという犯罪まがいの自公のデタラメな選挙戦術。

   『●名護市長選後の「アメとムチ」…勝たせてはいけなかった
             新市長と負けさせてはいけなかった稲嶺進さん
    「本当に、負けさせてはいけなかった稲嶺進さん。つくづく、そう思います。
       辺野古破壊を争点にもせず、討論もせず、当選したとたんに
     「辺野古推進と歓迎」…バカにし過ぎでしょ?
       選挙さへ終われば、アベ様は《市民の理解をいただきながら、
     最高裁判決に従って進めていきたい》ですってょ。こんな嘯きを吐かせて…。
     《安倍政権のままでは沖縄県民は永遠に報われない》」
    《【映画作家・想田和弘の観察する日々/第61回:「争点に関する自党の立場が
     不人気な場合には、争点には触れない方が選挙に勝てるという方程式】…
     選挙戦の様子を遠くから眺めていて、渡具知氏側の選挙戦略に
     ホトホト呆れてしまった。…名護市の主権者の間で最も関心のある
     争点は「辺野古移設」(53.2%)であった。2位の「雇用・経済振興」が
     16.6%、3位の「医療・福祉の充実」が11.6%だから、「辺野古」は
     抜きん出て関心が高かったといえるだろう。にもかかわらず、
     渡具知陣営は選挙戦で、「子育て支援」だの「ゴミの分別」だのといった
     政策ばかりを強調することを選んだ。そして最大の争点である
     辺野古についてはほとんど触れず、立場も曖昧にしておくという戦略
     採った。そのため、応援に駆けつけた政治家の演説も実に奇妙なもの
     なった。たとえば自民党の小泉進次郎氏がわざわざ名護市入りし、
     ゴミの分別について演説をしている動画をネットで観たが、
     彼は名護市のゴミの分別法を変えるために沖縄に行ったのだろうか?
     あれほどシュールな映像はなかなかないと思う》。


 日刊ゲンダイの記事【新潟知事選で自公が自滅 「女性知事いらない」と応援演説】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/230467)によると、《自民に大逆風か。10日投開票の新潟県知事選で、自公が推す花角英世候補の応援演説に批判が殺到…横田一氏が言う。「…花角候補を直撃したら、隣で聞いていたはずなのに知らないと言われました。花角陣営は『女性、男性は関係なく、能力がある人が知事になるべきだという意味だ』と釈明して、火消しに躍起ですが、これで女性票が逃げるのは間違いない。実際、31日の応援演説を聞いていた花角候補の娘さんも問題があるんじゃないかと思ったと話していました」》。
 これが与党・自公の言う《女性活躍》です。再稼働反対の民意に寄り添う新潟県議候補に県知事になって頂かないといけなかったはずなのに。

 与党・自公の本音の吐露でも、花角氏に投票してしまう心理が分からない。
 加えて、《アベ化の腐臭》=勝つためには汚い手も、犯罪も厭わない薄汚さ。下記のような、こんなデマに騙される人が居たかと思うと、残念で仕方ない。
 【新潟知事選 与党陣営「ニセ文春報道」で選挙妨害疑惑浮上】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/230939)によると、《選挙期間中に花角陣営が池田氏のニセ醜聞を拡散した選挙妨害の疑いがあるとして、公職選挙法に抵触する恐れが指摘…しかし、この話はデタラメ。しかも、池田サイドは文春から取材も受けていなかったという。要するにヨタ話だったワケだこんな話を選挙期間中にわざわざ記事にするメディアもどうかしているが、問題は、地元政界関係者やメディアが同席する公の場で、花角陣営が対立候補の醜聞が週刊誌報道される、などと踏み込んだことろう…選挙に勝つためなら、ウソをついても平気の平左アベ化の腐臭が地方にも拡大しているようだ…(取材協力=ジャーナリスト・横田一氏)》。

==================================================================================
http://lite-ra.com/2018/06/post-4058.html

横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」38
新潟県知事選“女性差別発言”問題で花角候補を直撃! 隣にいたのに「よく覚えていない」と柳瀬元首相秘書官状態
2018.06.09

     (6月2日、街頭演説をする花角氏(撮影・横田一))

 世界最大級の原発・東京電力「柏崎刈羽原発」再稼動が大きな争点になっている新潟県知事選で、女性差別問題がクローズアップされている。5月31日、魚沼市で開かれた自公が推す花角英世候補(前海上保安庁次長)の街頭演説。地元の商工会長が花角氏の隣でこう訴えたのだ。

 「花角さん、経験もの凄く豊かです。副知事時代から商工会をすごく応援をしてくれています。新潟県には女性の知事は必要がない。経験豊かな花角さん、一つ、よろしくお願いしまして応援にさせていただきます」

 しかし6月2日、新潟市内での街宣を終えた花角氏を直撃し問題発言について聞くとよく覚えていないという驚くべき回答が返ってきた。隣で聞いていたはずなのに、加計問題の官邸訪問の記憶をなくした柳瀬唯夫・元首相秘書官と同様の記憶喪失状態と言っていい。

 そこで「父親の出馬を知ってベトナムから駆けつけた」という花角氏の娘にも同日の新潟市内の街宣で声をかけると、簡潔明瞭な答えが返ってきた。

——「女性知事は新潟にいらない」という発言が出ましたが。

娘さん そうですね。発言は知っています。本人からではなく、商工会の方からですが、よくなかったと思います。

——謝罪、訂正した方がいいのではないか。

 

娘さん そうですね。ちょっと方法は考えさせていただきます。ありがとうございます。

 その場にいた味方であるはずの娘ですらこの差別発言を聞いたと認めているのだ。にもかかわらず元高級官僚の父親はその事実さえ認めなかった


「能力がある人こそ大切だと仰った」と応援演説の内容を改ざんした花角候補

 この女性差別発言は6月3日に朝日新聞新潟版が「魚沼の商工会長『女性知事は必要ない』 花角氏の応援演説で発言」で取り上げたこともあり、その朝日報道の当日「さすがに記憶が蘇ったのではないか」と思って、長岡市内での演説会を終えた花角氏を再度直撃した。

——「女性知事いらない」発言はどう思いますか。

花角氏
 誰の発言ですか。私、知らないのですよ。

——魚沼市の商工会長が31日に隣で話していましたよね。朝日新聞が報道しています。

花角氏 報道を見せて下さい。

——隣で聞かれて何も思わなかったのですか。「問題だ」と思わなかったのですか。

花角氏
 「女性とか男性とか関係がない。能力がある人こそ大切だ」とおっしゃったのではないですか。

 ここで新潟県連常任顧問の星野伊佐夫県議が間に入って質疑応答は終了したが、驚くべき対応だ。2日と3日連続で直撃をしても花角氏の記憶は戻ることはないどころか、応援演説内容の改ざんまで始めたのだ。しかし、女性差別発言をいち早くツイッターで紹介したフリーライターの畠山理仁氏がブログで公開した動画を確認しても、商工会長の発言は決して「男女の性別ではなく能力で知事を選ぶべき」などというものではなく女性蔑視が明らかなものだ。

 さらに5日、燕市で三回目の直撃をすると、今度は取材拒否に転じた。個人演説会を終えて車の助手席に乗り込んだ花角氏に「朝日新聞の記事は読んだのか」と聞くと、「読みました」と回答はしたが、女性差別発言についてコメントを求めた途端、車の窓を閉めて質疑応答を一方的に打ち切ったのだ。

 そして翌6日は問題発言が飛び出した魚沼市で個人演説会が開かれたので、何らかの釈明があるかも知れないと思ったが、ここでも一言も触れることはなく、応援演説をした商工会長が謝罪する場面もなかった。終了後、4回目の直撃で朝日新聞の記事を読んだ感想などを聞いたが、無言のまま車に乗り込み、すぐに窓を閉め切った。翌7日も新潟市内での個人演説会終了後、囲み取材で五度目の質問をしたが、女性差別発言の改竄を改めようともせず、女性蔑視には当たらないと考えを明らかにした

——朝日新聞の記事を読んで女性知事いらない発言を思い出されましたか。

花角氏
 私が記憶しているのは、男性とか女性とかではなくて、まさになって欲しい知事というご主旨だったと思います。

——そんなことは全然言っていないですよ。

花角氏 大勢、いろいろな場面でその種の話を伺っているので、混同しているかも知れませんけれども。

——(女性の前魚沼市長の政策への不満や嫌悪感があったという商工会長のコメント内容が紹介された)朝日の記事を読まれたのですよね。

花角氏
 女性蔑視とかそういうことではなかったと思います。そんな丁寧に(朝日の記事は)読んでいないので、申し訳ありません。


対応は加計問題の官邸訪問の記憶をなくした柳瀬元首相秘書官と瓜二つ

 朝日新聞の記事を精読して問題発言の主旨さえきちんと理解しないようでは、「女性差別発言を問題視していないと言われても仕方がないだろう。

 直撃を繰り返している間、花角氏の選挙プランナーをしていた三浦博史氏にも女性差別発言について訊いてみたが、「有権者とのコミュニュケーションを妨害しないで下さい」と抗議されただけで、「本人が謝罪声明を出す」といった具体的対応を聞くことはなかった。地元で選挙を仕切る役の自民党新潟県連の柄沢正三幹事長も3日、「朝日の記事は読んでいない」と答え、2回目の直撃取材を打ち切った星野県議も同じような回答だった。

 女性差別発言がまるで問題がなかったかのような対応をする花角陣営に対して、池田千賀子候補の陣営は敏感に反応した。選対本部長の菊田まきこ衆院議員は朝日新聞が報じた3日午前の街宣で、すぐさまこう訴えた。

 「どこが(安倍首相がよく言う)『女性が輝く社会』なのですか。結局、経済界のリーダーはこんな感覚。『女なんか、いらないという発想

 同日に新潟市内で街宣をした立憲民主党の蓮舫元民進党代表も、安倍政権と二重写しにしながらこう呼びかけた。

 「セクハラ被害者の訴えより加害者と疑われた部下を守る麻生財務大臣。『女性知事は必要ない』と与党候補を支援する演説で公言した商工会長。男性の育児は子どもに迷惑』と明言したり、3人産んだほうがいい』と公言する自民党議員たち。もう、たくさんだ。変えましょう、社会を」

 女性差別発言に対して内容改ざんや取材拒否で取り繕うとする花角氏は、まるで加計問題の官邸訪問の記憶をなくした柳瀬唯夫・元首相秘書官と瓜二つではないか柳瀬氏同様、安倍政権下で出世してきた元官僚・花角氏だが、今回の女性差別発言とそれをあくまで隠蔽、しらを切り通そうとする体質は、新潟県知事選の結果を左右する一つのポイントになりそうだ。

横田一
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●アレが「もし再稼働しても、電力は首都圏向けに提供される」のみ…新潟県知事選=県民投票で否決

2016年10月26日 00時00分54秒 | Weblog


東京新聞の山口哲人記者による記事『原発「3度目の住民投票」 新潟知事選 何が起きた』(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201610/CK2016102302000113.html)。

 《柏崎刈羽原発は一二年以降、運転を停止しているが、もし再稼働しても、電力は首都圏向けに提供される。東電が政府と二人三脚で再稼働を急ぐ姿は、中央の押し付けに映ったとみる》。

 県民投票という位置づけでしょうか、新潟県知事選において、アレの再稼働に反対してもらえて、本当に安心しました。
 新潟県民の皆さんが核発電の本質に気付かれ、自公や原子力ムラ住人の進める《中央の押し付け》《利益誘導》を《非常に不愉快》と感じて下さったことに敬意を表します。多くの核発電の「地元」の皆さん、県民の皆さんにも是非参考にして頂きたい選挙戦でした。3.11東京電力核発電人災の何ものも解決していませんし、一体何が起こったのかがほとんど分かっていません。東京電力は、それらに対して何の努力もしていません。

   『●東電柏崎刈羽原発再稼働!?: 
     《第一原発事故を検証しない限り…》とする泉田裕彦新潟県知事の正論
   『●残念な「泉田裕彦新潟県知事「出馬撤回」事件」:  
       「原子力ムラはニンマリ」「東電の高笑い」で良いの?
   『●NHK解説委員長、原発は人間の手に負えないモンスター
             …「アベ様のNHK」発の核発電政策への波紋
   『●新潟県知事選: 自公推薦候補者に騙されてはいけない
             …確実にあの東京電力のアレを再稼働させる
   『●安孫子亘監督映画「『知事抹殺』の真実」の 
     佐藤栄佐久元知事冤罪…泉田裕彦新潟県知事「事件」の背景に?
   『●米山隆一知事…「ニンマリできなかった原子力ムラ」
       「高笑いできなかった東電」の相当なイヤガラセが予想
   『●環境倫理を『虚構新聞』から学ぶ…「原発導入を許してしまった
                 世代の一人として、恥ずかしく申し訳ない」

   『●「日本壊滅を救った新潟県民」…「インチキと不備だらけ」…
               「このまま再稼働されたら、福島原発の二の舞」


==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201610/CK2016102302000113.html

原発「3度目の住民投票」 新潟知事選 何が起きた
2016年10月23日 朝刊

     (住宅街からみえる東京電力柏崎刈羽原発の施設
                          =新潟県柏崎市で)

 新潟県に二十五日、東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)の再稼働に反対する知事が誕生する。先の知事選で、共産、自由、社民三党の推薦を受けた米山隆一氏(49)が、自民、公明両党推薦の候補に約六万票差をつけて初当選した。新潟の有権者はなぜ、再稼働反対派を選んだのか。 (山口哲人


■自分の問題

 「知事選は再稼働の是非を問う『住民投票』の性格を帯び、県民が意思表明できる機会となった」。刈羽村の市民団体「原発反対刈羽村を守る会」メンバー武本和幸さん(66)はこう振り返った。

 新潟県では過去二回、原発を巡る住民投票が行われた。一九九六年には東北電力巻町(現・新潟市西蒲区の一部)に計画していた巻原発の建設、二〇〇一年には柏崎刈羽原発へのプルサーマル導入の是非が問われた。いずれも反対派が勝利し、東北電と東電は計画の撤回に追い込まれた。

 今回の知事選は、原発をめぐる三度目の住民投票という意味合いがあった。過去二回は原発が立地する町村だけが対象だったが、今回は県内すべての自治体の住民が対象。反対が上回った背景には東電福島第一原発事故があると、武本さんは指摘する。

 コメどころの南魚沼市では、事故後の一時期、放射線量が急上昇した。福島県から避難してきた約三千人は、今も新潟県内で暮らす。「原発は自分の問題だと感じる人が増え、知事選の結果を左右した


■脱原発鮮明

 党内に再稼働を容認する議員を抱える民進党が自主投票となり、皮肉にも米山氏は脱原発を鮮明にすることができた。「市民連合@新潟」の共同代表を務める佐々木寛・新潟国際情報大教授(政治学)は「米山陣営は遠慮なく再稼働反対を主張でき、無党派層に浸透できた」と分析する。

 佐々木氏はこうも指摘する。「県民は原発を危険というだけでなく中央の押し付けと感じた

 新潟県内に電力を供給するのは東北電力だ。柏崎刈羽原発は一二年以降、運転を停止しているが、もし再稼働しても、電力は首都圏向けに提供される。東電が政府と二人三脚で再稼働を急ぐ姿は中央の押し付けに映ったとみる。


■戦略のミス

 自公が推薦した前長岡市長の森民夫氏(67)の陣営は、中央との関係を前面に打ち出した。投票前日に、地元紙に出した選挙広告で国から見放されない新潟県を!! 国との太いパイプをもつ新潟県を!!と強調。森氏は街頭演説で「国とパイプがあるから(再稼働を巡っても)厳しいことも言える」と訴えた。

 自民党の伊吹文明元衆院議長は投開票後の派閥会合で、知事選応援で新潟入りした際に、県民から言われた話を紹介した。

 「東京から来る偉い人(応援弁士)は中央とのパイプを話し、俺たちに入れないと損だという利益誘導みたいな印象を与え、非常に不愉快だと言われた。一般の人の九十九パーセントはこういう感覚なんだと気付いた」
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●米山隆一知事…「ニンマリできなかった原子力ムラ」「高笑いできなかった東電」の相当なイヤガラセが予想

2016年10月18日 00時00分56秒 | Weblog


東京新聞の記事【新潟知事選、米山氏の当選確実 自公推薦候補破る】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016101601001518.html)、
asahi.comの峰久和哲記者による記事【再稼働反対派の64%、米山氏に 新潟知事選出口調査】(http://www.asahi.com/articles/ASJBG4K01JBGUZPS001.html?iref=comtop_list_pol_n01)、
東京新聞の記事【新潟知事に再稼働反対派 野党系・米山氏「認めない」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201610/CK2016101702000116.html)。

 《米山氏は主要な争点だった東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な立場を鮮明に…。九州電力川内原発の一時停止を公約とした新人が現職を破った7月の鹿児島県知事選に続く選挙結果で、国の原発政策や安倍晋三首相の政権運営に打撃となる。東電への根強い不信感も示された形だ》。
 《最近の地方選挙では珍しく、今回の新潟県知事選は争点が明確だった。柏崎刈羽原発の再稼働を認めるか、認めないか。そのことが選挙結果に直結した。…民進党が「自主投票」を決めたことは、支持層の意識とかけ離れていたといえる》。

 《「東電福島第一原発事故の検証なしに再稼働は議論しない」として国や東電に厳しい姿勢で臨んだ泉田裕彦知事》が、《告示約一カ月前に突如、立候補を撤回》し、どうなることかと思いました。また、民進党の情けなさも手伝い、自公推薦の候補者に負け、「原子力ムラはニンマリ」「東電の高笑い」を覚悟しました。
 でも、鹿児島県知事の三反園訓さんに続き、大朗報です。

 一方、新知事への相当なイヤガラセが予想されます、是非、新潟県の心ある皆さんで支えて下さい! 「ニンマリできなかった原子力ムラ」「高笑いできなかった東電」の相当なイヤガラセになると思われます。

 早々、「沖縄負担軽減担当相最低の官房長官氏のデタラメなコメントが発せられています。東京新聞の記事【柏崎刈羽原発再稼働「命守れず」 新潟県の米山次期知事】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016101701000972.html)によると、《東京電力柏崎刈羽原発に関し「県民の命と暮らしが守られない現状において、再稼働は認められない」と改めて強調した。世耕弘成経済産業相や東電首脳は米山氏と会談して意見を聞き、対応を慎重に検討する方針を明らかにした。菅義偉官房長官は記者会見で原発再稼働に与える影響はないとの考えを示した。「地元の理解を得ながら(再稼働を)進めていくことに変わりはない」と述べた》…そうだ。

   『●普通の社会通念: 「安全性の立証責任は電力会社側にあり
                  …原発の安全性の欠如が直ちに人格権侵害」
   『●四国電力「瀬戸内海に津波は来ない」と津波対策無し…
                 「想定外」「想定不適当事故」という悪夢
   『●「福島の声」を聞き、避難者に寄り添っていたのは 
      アベ様ら?、それとも、経産省前テントひろばの皆さん?
   『●九州電力に「普通の社会通念」が通じるか?: 
      三反園訓鹿児島県知事が川内原発を「直ちに一時停止」要望
   『●クダラナイ理由で命を賭して伊方プルサーマル核発電再稼働…
                   「国民の安全よりも、大切なのはカネと選挙」

   『●東電柏崎刈羽原発再稼働!?: 
     《第一原発事故を検証しない限り…》とする泉田裕彦新潟県知事の正論
   『●残念な「泉田裕彦新潟県知事「出馬撤回」事件」:  
       「原子力ムラはニンマリ」「東電の高笑い」で良いの?
   『●NHK解説委員長、原発は人間の手に負えないモンスター
             …「アベ様のNHK」発の核発電政策への波紋
   『●新潟県知事選: 自公推薦候補者に騙されてはいけない
             …確実にあの東京電力のアレを再稼働させる
   『●安孫子亘監督映画「『知事抹殺』の真実」の
     佐藤栄佐久元知事冤罪…泉田裕彦新潟県知事「事件」の背景に?

==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016101601001518.html

新潟知事選、米山氏の当選確実 自公推薦候補破る
2016年10月16日 22時11分

 任期満了に伴う新潟県知事選は16日投開票され、無所属新人で共産、自由、社民3党推薦の医師米山隆一氏(49)が自民、公明両党推薦の前長岡市長森民夫氏(67)ら無所属3新人を破り初当選を確実にした。米山氏は主要な争点だった東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な立場を鮮明にしており、政府や東電が推進する再稼働が難航する可能性がある。

 九州電力川内原発の一時停止を公約とした新人が現職を破った7月の鹿児島県知事選に続く選挙結果で、国の原発政策や安倍晋三首相の政権運営に打撃となる。東電への根強い不信感も示された形だ。

(共同)
==================================================================================

==================================================================================
http://www.asahi.com/articles/ASJBG4K01JBGUZPS001.html?iref=comtop_list_pol_n01

再稼働反対派の64%、米山氏に 新潟知事選出口調査
峰久和哲 2016年10月16日22時32分

     (柏崎刈羽原発の再稼働への賛否と投票先)

 最近の地方選挙では珍しく、今回の新潟県知事選は争点が明確だった。柏崎刈羽原発の再稼働を認めるか、認めないか。そのことが選挙結果に直結した。

 朝日新聞社は16日、県内90投票所で出口調査を実施し、4812人から有効回答を得た。それによると、投票の際に最も重視した政策は①原発への対応(29%)②景気・雇用(24%)③医療・福祉(18%)④地域の活性化(17%)⑤子育て支援(8%)の順。

 最も多かった原発への対応を選んだ人の投票先は米山隆一氏に84%、森民夫氏に15%と明瞭な差がついた。「景気・雇用」「地域の活性化」を選んだ人はいずれもダブルスコアで森氏が米山氏を上回った。

 よりストレートに柏崎刈羽原発の再稼働への賛否を聞くと反対64%賛成28%。反対と答えた人の64%が米山氏、34%が森氏に投票。この差が決定的だった。賛成の人は72%が森氏に、24%が米山氏に票を投じた。

 世代別に見ると、男性の20~40代で森氏が強かった一方、女性の40~60代で米山氏が大きくリード。「経済」を重視する男性の働き盛り世代と「生活」を重視する中高年女性の意識の違いがくっきり浮かんだ。

 自民支持層の73%が森氏に投票したが、25%が米山氏に流れた。無党派層は米山氏に63%で森氏の34%を引き離した。民進支持層は85%が米山氏に投票し、森氏はわずか14%。民進党が「自主投票」を決めたことは、支持層の意識とかけ離れていたといえる。(峰久和哲)
==================================================================================

==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201610/CK2016101702000116.html

新潟知事に再稼働反対派 野党系・米山氏「認めない」
2016年10月17日 朝刊

     (新潟県知事選で当選を決め、万歳する米山隆一氏
                     =16日夜、新潟市中央区で)

 任期満了に伴う新潟県知事選は十六日投開票され、無所属新人で共産、自由、社民三党推薦の医師米山隆一氏(49)が自民、公明両党推薦の前長岡市長森民夫氏(67)ら無所属三新人を破り初当選した。米山氏は主要な争点だった東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な立場を鮮明にしている。再稼働には知事の同意が必要で、政府や東電が推進する再稼働の難航は必至

 九州電力川内原発の一時停止を公約とした新人が現職を破った七月の鹿児島県知事選に続く選挙結果で、国の原発政策や安倍晋三首相の政権運営に打撃となる。東電への根強い不信感も示された形だ。投票率は53・05%で、過去最低だった二〇一二年の前回43・95%を9・10ポイント上回った。

 米山氏は十六日夜、新潟市内で、柏崎刈羽原発の再稼働について「命と暮らしを守れない現状で、認めることはできない」と述べた。自民党の古屋圭司選対委員長は「誠に残念だ。県民の審判を厳粛に受け止める」とする談話を発表した。

 米山氏は夏の参院選で共闘した三党や市民団体の要請を受け、告示直前に民進党を離党して出馬。「東電福島第一原発事故の検証なしに再稼働は議論しない」として国や東電に厳しい姿勢で臨んだ泉田裕彦知事の路線継承を訴えた自主投票だった民進党も最終盤に蓮舫代表が応援に入るなど、与野党対決の様相となり、競り勝った。

 森氏は長岡市長を約十七年間務め、全国市長会長も歴任した中央とのパイプをアピールした。業界団体や連合新潟の支持も得たが苦戦。終盤には自民党の二階俊博、公明党の井上義久両幹事長ら政権幹部が応援に入ったが、及ばなかった。

 森氏は終盤に入り「問題があれば東電や国にノーと言う覚悟だ」と訴えたが、支持は広がらなかった。

 知事選を巡っては、二月に四選出馬を表明していた泉田氏が、第三セクター事業の契約トラブルを巡る地元紙報道への不満を理由に告示約一カ月前に突如、立候補を撤回。無投票が懸念されるなど、異例の展開をたどった。元団体職員三村誉一氏(70)、行政書士後藤浩昌氏(55)は支持が広がらなかった。


◆新潟知事選開票結果
   528,455 米山隆一 無新
              =共由社
    465,044 森民夫 無新
              =自公
    11,086 後藤浩昌 無新
     8,704 三村誉一 無新
  全票終了

米山隆一(よねやまりゅういち) 49 <1>
   医師・弁護士(元)放射線医学総合研究所医員▽東大院
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●新潟県知事選: 自公推薦候補者に騙されてはいけない…確実にあの東京電力のアレを再稼働させる

2016年10月10日 00時00分55秒 | Weblog


東京新聞の山口哲人記者による記事【再稼働争点 接戦 新潟県知事選、16日投開票】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201610/CK2016100802000135.html)。

 《東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市など)の再稼働問題が争点に浮上し、…を、反対姿勢を鮮明にした共産、生活、社民三党推薦の医師米山隆一氏(49)が猛追》。

   『●同感…「民主党は本気で安倍政権を倒す気があるのか?
                         ――そう疑わざるを得ない」
     《民主党は本気で安倍政権を倒す気があるのか?
      ――そう疑わざるを得ない…生活の元職、森裕子氏(59)が
      出馬表明済み…新潟県には東電柏崎刈羽原発があるが、
      泉田知事は再稼働に慎重です。そこへ『脱原発』の森さんが
      野党統一候補になることに、連合傘下の電力総連が猛反発し、
      民主党本部はそれに従った…民主党にとっては
      「打倒安倍」より、連合と原発の方が大事ということ》

   『●誰が為に核発電所は再稼働?…この酷暑、
       「電力各社が供給力に余裕をもって乗り切った」
   『●東電柏崎刈羽原発再稼働!?: 
     《第一原発事故を検証しない限り…》とする泉田裕彦新潟県知事の正論
   『●「福島の声」を聞き、避難者に寄り添っていたのは 
      アベ様ら?、それとも、経産省前テントひろばの皆さん?
   『●九州電力に「普通の社会通念」が通じるか?: 
      三反園訓鹿児島県知事が川内原発を「直ちに一時停止」要望
   『●クダラナイ理由で命を賭して伊方プルサーマル核発電再稼働…
                   「国民の安全よりも、大切なのはカネと選挙」
   『●残念な「泉田裕彦新潟県知事「出馬撤回」事件」: 
       「原子力ムラはニンマリ」「東電の高笑い」で良いの?
   『●NHK解説委員長、原発は人間の手に負えないモンスター
             …「アベ様のNHK」発の核発電政策への波紋

 新潟県知事選、「原子力ムラはニンマリ」「東電の高笑い」では絶対にイケない。
 自公推薦候補者は、《街頭演説で「国の言うことをうのみにしない」と強調し「泉田知事が育てた(原発の安全管理に関する)県の技術委員会の意見をしっかり聞き、安全という確信がなければ反対と言う覚悟がある」と踏み込んだ》…なんてのに、騙されてはいけないです。
 自公推薦候補者は選挙に勝てば、絶対に、3.11に何の責任もとらないあの東京電力アレ、つまり柏崎刈羽を再稼働させるに決まっています。《審査が通れば、事故を起こした東電では初めてで、しかも福島第一原発と同型の原子炉が初めて再稼働に動きだすことになる》、絶対に。2010年11月の沖縄県知事選で、仲井真弘多元知事が再選され、その後どんな経過をたどり、今日の沖縄の惨状がもたらされたかを、新潟県民の皆様も、思い出すべきです。「本土」マスコミはほとんど報じませんが、辺野古高江で、一体何が起こっているでしょうか? 《本人は打ち消している形》と見せつつ、《安全という確信がなければ反対と言う覚悟》という口ぶりは、仲井真氏にそっくりだ。選挙が終われば、手のひらを返すに決まっています。

   『●菅総理の内心2010年11月30日
    「菅総理は内心小躍りしていることでしょう、これで県「内」移設の目途が
     立ったということですから…再選された知事は、直後に、「県外」堅持と
     ししつつ、「議論の門戸は閉ざさない」としている」

   『●国外移設どころか、やはり辺野古埋立承認へ:
        2010年11月の沖縄知事選の予想が現実に

   『●仲井真氏は「空手形」を承知の上で「いい正月」を
      迎えていたのでは?・・米側が「空想のような見通し」と


 《政府のエネルギー基本計画に「立地自治体等の理解」を得ることが明記されるなど、知事の意向は無視できない》。核発電「麻薬」中毒な知事を誕生させてはいけません。新潟県民の皆さん、自公推薦候補者に騙されてはいけない…確実にあの東京電力のアレを再稼働させるつもりです。賢明な投票行動を、遠い地から伏して、お願いします。

==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201610/CK2016100802000135.html

再稼働争点 接戦 新潟県知事選、16日投開票
2016年10月8日 朝刊

     (新潟県知事選の候補者の街頭演説を聴く有権者
      =7日、新潟県内で(一部画像処理))

 十六日投開票の新潟県知事選が接戦になっている。東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市など)の再稼働問題が争点に浮上し、自民、公明両党推薦の前長岡市長森民夫氏(67)を、反対姿勢を鮮明にした共産、生活、社民三党推薦の医師米山隆一氏(49)が猛追しているのだ。 (山口哲人


■「実質的共闘

 「国から再稼働を認めるか問われたら認められないと申し上げる

 七日夜、新潟市のJR新潟駅前。米山氏は街頭演説で、歩道を埋め尽くした市民らに力説した。民進党の松野頼久衆院議員、共産党の志位和夫委員長、生活の党の小沢一郎共同代表、社民党の福島瑞穂副党首も応援に駆け付け、米山氏への支持を訴えた。

 東電は柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働に向け、二〇一三年九月、原子力規制委員会新規制基準への適合性審査を申請した。審査が通れば、事故を起こした東電では初めてで、しかも福島第一原発と同型の原子炉が初めて再稼働に動きだすことになる

 法的には再稼働に対する地元同意の規定はないが、政府のエネルギー基本計画に「立地自治体等の理解」を得ることが明記されるなど、知事の意向は無視できない。米山氏は、原発事故などの検証を求め、再稼働への厳しい姿勢を貫いてきた現職の泉田裕彦知事の路線継承を宣言。陣営は、再稼働に反対する県民の受け皿になるため、争点を原発に絞り込んでいる。

 民進党は、候補者選定ができないでいるうちに最大の支持団体の連合新潟が森氏支持を決定したため、自主投票にとどめた。

 だが所属議員は積極的に米山氏を支援しており「実質的な共闘」(志位氏)で、四党の統一候補が自民党候補に勝利した七月の参院選新潟選挙区の再現を狙う


よぎる鹿児島

 森氏陣営や与党には告示前の余裕はなくなり、危機感を募らせている。九州電力川内(せんだい)原発の稼働への賛否が争点となった七月の鹿児島県知事選では、与党支援の現職が運転の一時停止を主張した新人に敗北。与党内には原発立地県で敗戦を重ねれば来夏の東京都議選や全国の地方選に波及しかねないとの懸念も漂う。

 自民党は週明けに二階俊博幹事長が新潟入りする。公明党も最近、党所属議員に支持拡大の徹底を指示し、てこ入れに懸命だ。

 森氏陣営は県民の原発への不信感を意識して、再稼働に関し「県民の安心、安全を最優先に対応を決める」と慎重な言い回しに終始。森氏は七日、三条市での街頭演説で「国の言うことをうのみにしない」と強調し「泉田知事が育てた(原発の安全管理に関する)県の技術委員会の意見をしっかり聞き、安全という確信がなければ反対と言う覚悟がある」と踏み込んだ。

 県の技術委は原子力や地震の専門家で構成され、東電が福島第一原発のメルトダウン(炉心溶融)を隠してきたと独自に指摘するなど活動への評価が高い。森氏が知事になれば、再稼働に向けた動きが速まるとの見方もあるが、本人は打ち消している形だ。

 知事選には元団体職員三村誉一氏(70)、行政書士後藤浩昌氏(55)も立候補している。


◆新潟知事選立候補者(届け出順)

  三村誉一(みむらよいち)70 (元)団体職員   無新 
  森民夫(もりたみお)67 (元)長岡市長   無新=自公
  米山隆一(よねやまりゅういち)49 医師      無新=共生社
  後藤浩昌(ごとうひろまさ)55 行政書士    無新 
==================================================================================

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする