『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の伊勢崎馨氏による記事【安倍政権による沖縄いじめが異常! 150人の村に500人の機動隊を投入、辺野古提訴…「やると言ったらやる」と民意無視】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2439.html)。
《新たなヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)の建設工事を再開、全国から投入された約500人の機動隊が抗議をする市民たちを力任せに次々と排除した。しかも、そのやり方は暴力的なものだった。反対する市民ひとりに何人もの機動隊員がよってたかって身体を拘束し、さらには県道も規制することで反対する市民がトイレに行くことも封じようとしたのだ》。
「美しい国」「県民に寄り添う」の実情はこんなもの。アベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官ら『卑怯なコウモリ』と「似た類い」による、これまでの沖縄の民意に対する「明らかな脅し、報復」。2016年7月参院選直後の高江や辺野古破壊の再開、「小中学校のエアコン補助費を廃止」、市民に対する暴力…やることなすこと酷い。「美しい国」ニッポンには民主主義なんて存在しない。
『●究極の差別…「県民の安全を守るために
派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず』
『●こんな理不尽なことが許されるのか!
アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?』
『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は
「話し合いで問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった」』
『●辺野古破壊・高江破壊…
ニッポンでアベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?』
『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」』
『●イソップ寓話『卑怯なコウモリ』と「似た類い」:
「県民に寄り添う」と言いつつ、辺野古・高江破壊』
『●自衛隊配備で「住民分断」:
「自衛隊の配備計画…いずれの島でも人々は分断されている」』
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【http://lite-ra.com/2016/07/post-2439.html】
安倍政権による沖縄いじめが異常! 150人の村に500人の機動隊を投入、辺野古提訴…「やると言ったらやる」と民意無視
伊勢崎馨 沖縄 2016.07.23
(上・自由民主党ホームページより/
下・島尻安伊子オフィシャルサイトより)
それはあまりにもむごすぎる光景だった。昨日、沖縄防衛局は沖縄県東村高江の米軍北部訓練場に新たなヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)の建設工事を再開、全国から投入された約500人の機動隊が抗議をする市民たちを力任せに次々と排除した。
しかも、そのやり方は暴力的なものだった。反対する市民ひとりに何人もの機動隊員がよってたかって身体を拘束し、さらには県道も規制することで反対する市民がトイレに行くことも封じようとしたのだ。
このように約150人しかいない高江に大量の機動隊を配備するという異常さもさることながら、国は同時に、もうひとつの暴挙に出た。沖縄県に対し、辺野古埋め立ての承認取り消しを求める国の是正指示に従わないことが違法として新たな訴訟を起こしたのだ。
国と沖縄県は今年3月4日に、国が翁長雄志沖縄県知事を相手に訴えていた代執行訴訟で和解が成立し、双方が訴訟を取り下げ「円満解決に向けた協議」を続けてきたはずだった。安倍首相も「埋め立て工事を中止する」と明言し、国と県がそれぞれ行政手続きなどを取り下げて、代執行以外の手順を進めるとしていた。さらに6月には県が政府を提訴する予定だったが、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」がさらなる「協議」を促したため県は提訴を見送っていた。
協議がスタートしようとしたこの時期に一転、政府による強行とも思える再提訴。──これは、これまでの「協議での解決」を前提にした和解を踏みにじるものである。
もちろん、こうした安倍政権の強権的な姿勢は、あきらかな“報復”だ。ご存じの通り、7月10日の参院選では安倍首相が沖縄担当相に抜擢した現役閣僚である島尻安伊子氏が落選し、反基地の新人・伊波洋一氏が初当選。沖縄では14年の知事選以降、今年6月の県議会選挙、そして今回の参院選と3度続けて反自民、反基地勢力という民意を示してきた。
だが、こうした沖縄県の民意に対し、安倍政権はさまざまな嫌がらせを行ってきたが、とくに今回の参院選後は苛烈を極めている。現に、政府は参院選翌日から高江のヘリパッド建設工事に向けて機材搬入を開始。あまりに露骨すぎる態度だが、このヘリパッドではたんなるヘリコプター着陸帯ではない。すでに完成している2カ所のヘリパッドには、危険性が指摘されている新型輸送機オスプレイによる訓練が行われており、地元では昼夜を問わずに低空飛行を繰り返している。
想像してみてほしい。自分の住む家のすぐそばにそんな危険機種のヘリパッドがつくられ、夜中でさえ構わず爆音を立てて上空を飛び回る様子を。本来は自然ゆたかで静かな村が、このままでは壊されてしまう──そうした不安と怒りから、地元住民は精一杯の抵抗をしているだけなのだ。それを政府は力にものを言わせるように、参院選が終わったそばから強硬手段に出た。
しかも、そこに地元の意見を聴こうという姿勢はない。21日には沖縄県議会の定例最終本会議で、ヘリパッド建設中止を求める意見書を賛成多数で可決したばかりだったが、これを政府は無視。昨年11月の辺野古新基地建設の抗議運動が行われているキャンプ・シュワブのゲート前に100人規模の機動隊を投入したのに比べて、その5倍の数にあたる機動隊を投入したのだ。14年には特定危険指定暴力団工藤会の壊滅作戦で機動隊約530人が派遣されており、今回の人数は、基地やヘリパッドに反対する一般市民をまるで指定暴力団の抗争並みの警備と同一視しているという指摘もある。事実、地元紙である琉球新報の報道によれば、政府関係者は「国は物量で圧倒している。やると言ったらやる」と話しているという。これはあからさまな参院選で示された沖縄の意志に対しての脅し、報復だ。
政府はこうした一連の動きに対し「予定通り」と主張しているが、それを信じるわけにはいかない。そもそもこの間、沖縄担当相だった島尻氏へのこれ以上の逆風を恐れ、参院選まではこうした動きを一時封印してきた。しかし、それはたんなる選挙対策であり、島尻氏の落選により衆参すべてで自民党が議席を失ったことで、基地関連の建設を一気に強行させようとしているのだ。
しかも、落選早々、島尻氏は大臣辞任を否定し続投を表明したが、これも8月3日に予定される内閣改造までは留任させるという安倍政権、官邸の意向だった。
これほど沖縄県を、そして県民の民意を陵辱した政権はこれまでにもなかったはずだ。まさになりふり構わず、そして独裁的に進められていく沖縄イジメの、これが実態だ。
安倍首相はこれまでも、自分の意に沿ない沖縄に対して、民主主義国家のやり方とは思えない嫌がらせを数々行ってきた。とくに基地反対を訴えて当選した翁長知事就任後は、再三再四の面会要請を拒否するだけでなく、約3800億円と見積もられていた沖縄振興予算を3340億円へと大幅減額。仲井眞弘多前知事時代は要望を上回る予算を付けてきたが、その態度を一転させた。
なかでも卑劣なのが、今年4月には県内の幼稚園、小中学校のエアコン補助費を廃止する方針を決定したことだ。しかも県内の施設に設置されたエアコンは単に暑さ対策のものではない。基地周辺や軍用機の飛行ルートにある学校の騒音対策として設置されているものだ。
琉球新報の社説(5月14日付)には、〈補助のない他の公立校と不公平だというが、米軍機が飛ぶことこそ不公平だ。補助を廃止するなら全米軍機の沖縄上空飛行を停止すべきだ〉とあるが、まさにその通りだろう。安倍首相にとって沖縄の民意や子どもたちのことなどどうでもよく、頭にあるのはアメリカへの忠誠心だけだ。
これは決して沖縄だけの問題ではない。沖縄が選挙という民主的なかたちで示した民意は、こうしてわたしたちの目の前で踏みにじられているではないか。市民の声に聞く耳ももたず、力によって排除する。そうした安倍政権の沖縄軽視は、日本国民全体の軽視、民主主義の軽視だということを忘れてはならない。
(伊勢崎馨)
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琉球新報のコラム【<金口木舌>守るべきもの】(http://ryukyushimpo.jp/column/entry-322759.html)。
《オスプレイが住宅地上空を昼夜問わず飛行…騒音をまき散らす米軍機がわが物顔に飛び交う》。
沖縄《県民としての誇り》を破壊して回る番犬様、そして、アベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官らの番犬様のシモベ。彼らは、「ニッポンは「美しい国」」というが、醜悪の極みだ。
「住民分断」、「沖縄差別」、「沖縄イジメ」、「捨て石」…アベ様や「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは相当に「あざとい」。2016年7月参院選の沖縄県での結果は一体何だったのか? 沖縄県民の民意無視も甚だしいどころか、「あざとい」自公によるその意趣返し。
『●稲嶺進名護市長「やり方が普通じゃない。
地方分権の無視だ。法治国家としてやることか」』
『●一体どこが法治国家か? アベ様や
スガ殿ら自公議員(公明も同罪)がやっていることは「傲慢」で沖縄差別』
一体どこが法治国家か? 「傲慢」に沖縄を差別し、住民を分断。琉球新報の【<社説>久辺3区補助金継続 ばらまきで民意得られない】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-322762.html)によると、…
《「地元の地元」を懐柔することが、米軍普天間飛行場の移設先とされる
名護市辺野古の新基地建設強行のお墨付きになるのか。
…国からの補助金は本来、市町村を通じて各自治会に交付される。
しかし在日米軍再編交付金に基づく支援事業は、辺野古新基地に
反対する名護市を通さず直接3区へ支出される》
『●2016年7月参院選、「あとの祭」…
「本土」マスコミは「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず』
《米軍属による残忍な殺人事件や米兵の飲酒運転事故などが
立て続けに起こったが、基地がある街の苦悩や不条理をわたしたちは
もっと知らなくてはいけない。頭上を戦闘機や危険なオスプレイが飛び交い、
サッカー場をはじめとする基地跡地からは高濃度のダイオキシンが
検出されるなど土壌汚染が広がっている。その米軍が放置した
環境汚染の調査のためにかかった約9億8000万円は
日本が税金で賄っているのである。その一方で防衛省は、
米軍基地などの騒音対策であるエアコン補助費を、
県内の幼稚園や小中学校など計108施設で廃止する方針だ》
こちらも、アベ様や「沖縄負担軽減担当相」のやることは相当に「あざとい」。負担軽減どころか、「負担軽減」の軽減。アベ様に逆らう者への露骨な「見せしめ」、それを大々的に報じない「本土」マスコミの牙の抜け具合の酷さ。 琉球新報の記事【エアコン補助廃止、沖縄108校 全国一影響大きく】(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-275857.html)によると、…
《防衛省によると、15年度の全国の補助実績は262校・施設、
3億1700万円。県内は108校・施設で2億1800万円となっている。
昨年度の実績で、沖縄の割合は施設の41・2%、金額は68・7%を
占めており、全国一律の制度変更だが県内への影響の大きさが
浮き彫りとなった》
『●辺野古破壊・高江破壊…ニッポンで
アベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?』
アベ様の言う「美しい国」、どこら辺が「美しい」のだろうか? 沖縄タイムスの【社説[基地政治の泥沼化]誰が暴走を止めるのか】(http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=179923)が厳しく糾弾、…
《「辺野古・高江」をめぐる安倍政権の強権的な振る舞いは尋常でない。
官邸サイドには、国と県の関係を正常な軌道に引き戻す意思が
まったく感じられない。キャンプ・シュワブの陸上部分の工事も近く
再開する、という。現状はあまりにも異常だ。…威圧、恫喝(どうかつ)、
強制排除、分断策。やりたい放題である。…それを食い止める
一義的な責任を負わなければならないのは政治家だが、
野党はあまりに非力で、与党は安倍官邸をチェックする機能も意欲も
失っている。結局のところ、沖縄のこの状況を変えることができるのは、
主権者である国民しかいない》
最後に、アベ様や「沖縄負担軽減担当相」を兼務する最低の官房長官らの口にする「負担軽減」の、沖縄においての真の意味について、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]米国の新聞記者だったA・ビアスの人気新聞コラム…】(http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=179346)では、…
《▼【負担軽減】負担を強いる側が、新たな負担を押しつける時に使う
常套句(じょうとうく)。最近は数字を操作するので注意が必要
【日本外交】負担軽減を求める自国民の訴えには背を向けて、
相手国には要求以上に譲歩してしまう反愛国的な行為
▼【民主主義】地域の民意を無視して、国益を合言葉に数の力で
押し切るルール。大多数の無関心な人たちの後押しが不可欠
【辺野古新基地】地元に負担軽減につながると錯覚させ、100年後も
沖縄を事件事故の絶えない「基地の島」に固定化する大型ハコ物》
『●2016年7月参院選、「あとの祭」の要因の大きな一つは片棒担ぎのマスコミにあり』
『●究極の差別…「県民の安全を守るために
派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」…「本土」マスコミは
「沖縄・地域住民弾圧隊」「照明弾誤射」を報じず』
「アベ様は夏休み満喫中だそうですが、《沖縄・地域住民弾圧隊》が沖縄へ
…やることなすこと無茶苦茶です。2016年7月参院選直後から、
沖縄で何が行われているのか、「本土」ではほとんど報じられていません。
「安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん…「第二の加害者」は、
あなたたちです。」は続き、マスコミが報じもしないため、
「第二の加害者」は気づきもしません。「沖縄差別」「住民分断」「捨て石」に
苦しむ沖縄の皆さんの「怒り」を全く共有できていません。
「本土」の報道機関は、今や、アベ様に楯突けない状況でしょうか?
「本土」の報道機関に皆さんは、沖縄に建つ「戦没 新聞人の碑」に
顔向けできないのではないですか?」
『●こんな理不尽なことが許されるのか!
アベ様らは辺野古や高江で一体何をやっているのか?』
『●辺野古破壊・高江破壊…アベ様は「話し合いで
問題解決の道を探る心積もりなど、最初からなかった」』
『●辺野古破壊・高江破壊…ニッポンで
アベ様のやっていること、どこら辺が「美しい国」なのか?』
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【http://ryukyushimpo.jp/column/entry-322759.html】
<金口木舌>守るべきもの
2016年7月25日 06:00
緑の中に浮かぶかやぶき屋根の家々。15年前、観光情報誌に掲載されている風景を求め、国頭村安波区に足を運んだ
▼残念ながら、かやぶき屋根は1軒も残っていなかった。情報誌を見て来た観光客ががっかりして帰るという話を聞き、記事にした。住民の一人は「さみしいが、かやぶき住宅造りの名人も亡くなり、保つことができなくなった」と声を落とした
▼先日、久しぶりに安波区を訪れた。オスプレイが住宅地上空を昼夜問わず飛行するという訴えがあったからだ。安波区で生まれ育った平良信二さん(79)が飛行経路だと指さした山側には、かつてかやぶき屋根が並んでいた。今は、騒音をまき散らす米軍機がわが物顔に飛び交う
▼以前から飛行訓練はあったが、オスプレイの騒音はその比ではない。集落は谷間にあるため、音が増幅されると説明していた。「新たにヘリパッドができるのは安波区だ。騒音がさらにひどくなる」
▼平良さんは21日、東村高江区で開かれた抗議集会に参加した。1600人(主催者発表)が怒りのこぶしを上げたが、市民らの抵抗は抑え込まれ、22日に建設工事が再開された
▼かやぶき屋根のように、残したいものでもあっさりなくなる。守らなければならないものはある。美しい自然、静かな環境、安全な生活、恒久平和-。数の力で押し切る権力にあらがう意志。県民としての誇りもそうだ。
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『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の水井多賀子氏による記事【参院選敗北で安倍政権の沖縄いじめが激化、米空軍機が沖縄市上空で照明弾発射の暴挙! しかし本土マスコミは一切報道せず】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2425.html)
『●子供にもSLAPPする国: 三上智恵監督
・映画『標的の村 ~国に訴えられた沖縄・高江の住民たち~』』
『●2016年7月参院選、「あとの祭」の要因の大きな一つは片棒担ぎのマスコミにあり』
『●究極の差別…「県民の安全を守るために
派遣されたはずの職員が基地建設に抗議する住民を鎮圧」!』
《政府は500人規模の機動隊を投入することを決定…まったく、ここまで露骨に牙をむくことができるものかと驚く…》。
アベ様は夏休み満喫中だそうですが、《沖縄・地域住民弾圧隊》が沖縄へ…やることなすこと無茶苦茶です。2016年7月参院選直後から、沖縄で何が行われているのか、「本土」ではほとんど報じられていません。「安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん…「第二の加害者」は、あなたたちです。」は続き、マスコミが報じもしないため、「第二の加害者」は気づきもしません。「沖縄差別」「住民分断」「捨て石」に苦しむ沖縄の皆さんの「怒り」を全く共有できていません。「本土」の報道機関は、今や、アベ様に楯突けない状況でしょうか? 「本土」の報道機関に皆さんは、沖縄に建つ「戦没 新聞人の碑」に顔向けできないのではないですか?
『●沖縄と報道カメラマン・石川文洋さん』
『●「百田氏や自民党議員からの圧力はすべてのメディアの
言論の自由に対する挑戦・・・危機感を共有して」!』
『●沖縄差別は続く: 黙殺により、「『日本を取り戻す』の中に
沖縄は入っていない」ことをアベ様が表明』
『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」』
『●一体何をどれ程「思いやらされている」?…
「われわれはカネを出さない。どうぞ米軍は撤退してください」』
『●翁長雄志知事、再度の決意表明:
「安倍晋三首相は「急がば回れだ」と言うが…政府の選択は誤りだった」』
『●「どうぞ米軍は撤退してください」:散々「思いやら」されて、
そしてまたしても「肝苦(ちむぐり)さ」…』
『●「落とした魂(マブイ)」を探しに、なんて悲し過ぎる
…「選択肢は一つしかない。沖縄から去ることだ」』
『●「…は沖縄県民の耳には「期待するな」
「何も改善しない」と冷たく翻訳」…中央政府の体をなしていない』
『●「日本政府による命の二重基準」にウンザリ:
「日米両政府の空虚な言葉」は不要、基地撤去が抜本対策』
『●「沖縄には明らかにおかしな新聞がある。
本当に潰れた方がいい」…自民党には「ロクなヤツがいない」』
『●沖縄市民の民意: 民意を何度明確にすれば、
アベ様や最低の官房長官らは理解しようとするのか?』
『●「捨て石」: 「安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん
…「第二の加害者」は、あなたたちです。」』
《安倍晋三さん。日本本土にお住まいのみなさん。今回の事件の
「第二の加害者」は、あなたたちです。しっかり、沖縄に向き合って
いただけませんか。いつまで私たち沖縄県民は、ばかにされるのでしょうか。
パトカーを増やして護身術を学べば、私たちの命は安全になるのか。
ばかにしないでください》。
(東京新聞【沖縄県民大会 玉城愛さんスピーチ全文 本土も「第二の加害者」】
(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016062102000122.html)より、
⇒ ※コチラ)
『●映画『標的の村』監督・三上智恵さん、
「わずか9時間の歓喜 ~高江工事再開・民意圧殺の朝~」』
『●「在日沖縄人」石川文洋さんの写真集
『基地で平和はつくれない――石川文洋の見た辺野古』』
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【http://lite-ra.com/2016/07/post-2425.html】
参院選敗北で安倍政権の沖縄いじめが激化、米空軍機が沖縄市上空で照明弾発射の暴挙! しかし本土マスコミは一切報道せず
水井多賀子 沖縄 自民党 2016.07.18
(上・自由民主党ホームページより/下・島尻安伊子オフィシャルサイトより
先日の参院選において大きなトピックとなったのは、沖縄と福島で現職大臣が落選したことだろう。とくに島尻安伊子氏は、この参院選を見越して安倍首相が県選出で沖縄担当相に抜擢。しかし蓋を開けてみれば、辺野古基地移設反対を打ち出した伊波洋一氏に10万票も差をつけられて“惨敗”したのだ。
2014年の沖縄県知事選につづいて、沖縄県民が再びはっきりと“民意”を国に叩きつけたわけだが、対して安倍首相は島尻氏を民間人として大臣を続投させる方針を固めた。沖縄は島尻氏に「NO」を突きつけたのに、である。
だが、安倍政権は、沖縄に選挙結果の意趣返しをするかのように、さらにとんでもない行動に出ている。
なんと参院選の投開票の翌日11日から、沖縄県東村高江の米軍北部訓練場でヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)建設工事のための機材搬入を開始、反対住民を強制的に排除しはじめたのだ。
しかも、住民の数がたったの約160人という小さな集落に対し、政府は500人規模の機動隊を投入することを決定。きょうから順次配備していく予定だという。政府は昨年11月にも辺野古新基地建設の抗議運動が行われているキャンプ・シュワブのゲート前に100人規模の機動隊を投入したが、今回はその5倍。この安倍政権の行動はあきらかに、選挙で再び示された沖縄の意志に対して脅しをかけるやり方だ。
まったく、ここまで露骨に牙をむくことができるものかと驚くが、『標的の村』『戦場ぬ止み』といったドキュメンタリー作品で沖縄の現実を伝えつづけているジャーナリストで映画監督の三上智恵氏は、今回の参院選から一夜明けてのヘリパッド建設工事強行について、「わずか9時間の歓喜」と表現している。
〈国は用意周到に、参院選あけの11日早朝に向けて
高江の工事再開の準備を進めていたのだ〉
〈本当に現行計画通りにヘリパッドができてしまったら、
「負担増」どころではない。高江は人が住める村ではなくなってしまう。
あなたの家から400メートルの地点に、突然オスプレイ用の
ヘリパッドを造りますと言われたらどうするか、想像してみて欲しい〉
(マガジン9「三上智恵の沖縄撮影日記〈辺野古・高江〉」第55回/外部リンク)
『標的の村』に詳しいが、この高江では、ヘリパッド建設工事に反対するため座り込み抗議を行った住民たちを防衛省沖縄防衛局が「通行妨害」で訴えるというスラップ訴訟も起こっている。しかも、その訴えられた住民のなかには、7歳の女の子も含まれていた。信じがたい暴挙である。
何度も繰り返される沖縄への暴力──。しかし、沖縄では最近もうひとつ、見過ごせない事件が起こっている。それは今月13日、米空軍嘉手納基地に所属するF15戦闘機が、沖縄市上空で熱源体の照明弾「フレア」を3発、発射していたのだ。
幸いなことに被害は報告されていないようだが、これをたんなる「誤射」と片づけるわけにはいかない。こうした頻発するミスこそが、重大事故を引き起こす可能性を証明しているからだ。2004年には沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落するという大事故が起き、日米地位協定の壁に阻まれていまだ事故原因の全容解明さえなされていないが、沖縄ではつねに、このような理不尽な事故への不安と隣り合わせのなかでの生活を余儀なくされているのである。
しかも、である。このフレア発射問題を報じたのは地元紙だけで、読売、朝日、毎日、産経の4大紙は扱っていない。沖縄が抱える現実は国全体の問題なのに、メディアがこうした姿勢でいるために、いつまでたっても基地問題は“他人事”になってしまうのだ。
米軍属による残忍な殺人事件や米兵の飲酒運転事故などが立て続けに起こったが、基地がある街の苦悩や不条理をわたしたちはもっと知らなくてはいけない。頭上を戦闘機や危険なオスプレイが飛び交い、サッカー場をはじめとする基地跡地からは高濃度のダイオキシンが検出されるなど土壌汚染が広がっている。その米軍が放置した環境汚染の調査のためにかかった約9億8000万円は日本が税金で賄っているのである。その一方で防衛省は、米軍基地などの騒音対策であるエアコン補助費を、県内の幼稚園や小中学校など計108施設で廃止する方針だ。
だが、そうした現実をもっとも無視しているのは安倍首相だ。沖縄の怒りによって誕生した翁長雄志知事の面会要請を再三拒否し、翁長知事の辺野古埋め立て承認取り消し処分に対して代執行訴訟まで起こした。裁判所の和解勧告によって協議のための作業部会が14日も開かれたが、ここでも話し合いや説明を求める沖縄側に対して国は“工事再開”の一点張りで、政府側は沖縄県への新たな訴訟提起さえ匂わせている。安倍首相は5月25日の日米首脳会談後に開かれた記者会見で「沖縄のみなさんの気持ちに真に寄り添う」などと言ったが、一体、どこに寄り添う気持ちがあるというのだろうか。
何度も言うが、沖縄は14年の知事選、今年6月の県議選、そして今回の参院選と、再三にわたって民意を示している。しかし、民主的なかたちで沖縄が声をあげているのに、見せしめのようにヘリパッド建設工事を強行しようと大量の機動隊を送り込み、県民に寄り添うどころか足蹴にしているのである。到底、民主主義国家のやり方ではない異常さだ。
最後に、前述した三上氏の言葉を、もう一度引用したい。
〈今回の選挙で沖縄を圧迫する自民党政権を圧勝させた人たちは、
これから高江で起きることについて目をそらしてはならない。
自分の一票が支える権力がどこかで暴走していないか監視する
義務があるはずだ〉
(水井多賀子)
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