[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注」した方は、素直に挙手願います!(東京新聞2018年8月27日)↑]
渾身の、そして、必読の日刊ゲンダイの斎藤貴男さんのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/明々白々…アベシンゾー氏の夢は「大日本帝国をもう一度」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238161)。
アベ様のあまりの酷さに暗澹たる気持ちに突き落とされる、週刊朝日の室井佑月さんのコラム【室井佑月「お口あんぐり」】(https://dot.asahi.com/wa/2018092600006.html)。
《ミエミエの子供だましを見せつけられて、それでも怒り狂わない、恐ろしくもならなかったらしい自民党員たちが不気味だ…倫理観のかけらもない男が、国家予算や受信料まで乱費して“維新の志士”気取りとは、ナルシシズムにも程がある…そんな大日本帝国の再現を企む人間が、なおも首相として君臨するという…この国は今、とてつもなく恥ずかしい》。
《安倍「政治家というのは、学者じゃないし、評論家でもない。正しい論理を述べていればいいのではない」…「今の安倍政権がとっているのはトリクルダウンの政策だと石破議員から発言がありましたが、私はそのようなことは一度も申し上げたことはございません」…「拉致問題を解決できるのは安倍政権だけだと私がいったことはありません。ご家族でそういう発言をしている方がいるのは承知しておりますが」》。
自民党総裁選の結果は大変に残念な結果でした。
「#選挙妨害を暴力団に発注するアベ様」が国会議員どころか、自民党総裁選で三選。そして、今また、首相の座に。これは、世界に向けて《恥》を拡散する行為。《この国は今、とてつもなく恥ずかしい》…《倫理観のかけらもない男》が三選し、首相だってさ…《ミエミエの子供だましを見せつけられて、それでも怒り狂わない、恐ろしくもならなかったらしい自民党員たちが不気味だ》。
もう一つ重要な指摘は沖縄県知事選。《候補者名を書き込んだ投票用紙の撮影を命じられている人も少なくない》…こんなデタラメに勝てというのだから…。
でも、おめでとうございます、「#美ら海の色の候補者」玉城デニーさん! 支援者、投票して下さった皆さん! 本当に良かった。#新時代沖縄 の知事として、沖縄の皆さんが支え、「本土」からの強力な支援・応援が必要だと思います。
それにしても、室井佑月さんのコラムに紹介されているアベ様の言動・挙動…支離滅裂である。
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238161】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」(朝日新書)、「機会不平等」(岩波現代文庫)、「国民のしつけ方」(インターナショナル新書)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
明々白々…アベシンゾー氏の夢は「大日本帝国をもう一度」
2018/09/26 06:00
(愚かな歴史を繰り返すのか(C)日刊ゲンダイ)
アベシンゾー氏が今回の総裁選への出馬を表明した時の模様を思い出してもらいたい。鹿児島県の漁港で桜島を背に、子や孫の世代に「誇りある日本を引き渡していくために」立つと言い、それをまたNHKが生中継。この自称公共放送は、さらにその夜の大河ドラマ「西郷どん」に「薩長同盟」のサブタイトルを与えていた(アベ氏の選挙区は山口県)……。
ミエミエの子供だましを見せつけられて、それでも怒り狂わない、恐ろしくもならなかったらしい自民党員たちが不気味だ。
折しも“明治150年”の国策キャンペーン中。倫理観のかけらもない男が、国家予算や受信料まで乱費して“維新の志士”気取りとは、ナルシシズムにも程がある。
振り返ればアベ氏は、あらゆる機会を捉えては、明治の精神に学べと説教を垂れ、「強い日本を」と号令をかけてきた。原発輸出を中核とするインフラシステム輸出の“成長戦略”や集団的自衛権の行使容認等々、現実の政策と重ね合わせてみれば明々白々。要は大日本帝国の“夢”よもう一度、の絶叫なのである。
もちろん、“明治”はバラ色の時代などではまったくない。封建制が打倒され、議会制が始まりはした一方で、近隣諸国への侵略を重ね、国内の庶民を戦争に駆り出しては殺し、殺されを強制した時代でもあった。
そんな大日本帝国の再現を企む人間が、なおも首相として君臨するという。明治期のそれと決定的に異なるのは、超権力アメリカの存在だ。アベ政権の日本は、彼らの属国でありつつ、帝国主義国然と振る舞うスタイルを国家目標としていく。
はたして今年も広島と長崎で、アベ氏は被爆者団体の訴えに冷笑で応えた。ジャイアンの威を借りてふんぞり返るスネオの図。この国は今、とてつもなく恥ずかしい。
アベ氏の構想する新・大日本帝国が最前線に位置付けているのは沖縄だ。この30日には県知事選が行われるが、報道によると、案の定、告示翌日からのわずか3日間で2万889人もの有権者が期日前投票を済ませたという。前回知事選の2倍のペースで、候補者名を書き込んだ投票用紙の撮影を命じられている人も少なくないそうだ。
沖縄県内では自民党系の候補を、少なくとも10の経済団体が推している。植民地にされた地域が新たな帝国主義の先兵にされていく。愚かし過ぎる歴史の倣いを、私たちは21世紀にもなって、まだ繰り返そうとしているのか。
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【https://dot.asahi.com/wa/2018092600006.html】
室井佑月「お口あんぐり」
連載「しがみつく女」
室井佑月 2018.9.27 07:00 週刊朝日 #安倍政権 #室井佑月
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中
作家の室井佑月氏はまともな答弁をしない安倍首相に呆れる。
【この記事のイラストはこちら】
(c)小田原ドラゴン
(https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018092600006_2)
* * *
9月14日、記者クラブ主催の自民党総裁選討論会があった。安倍首相と石破氏。
あたしの印象に残っている言葉は、こういったものだった。
石破「記録を全部公開し、国としての方向性を決め、有権者に正面から
向き合う。その際、自分の立場でものを言わない」
安倍「政治家というのは、学者じゃないし、評論家でもない。正しい論理を
述べていればいいのではない」
いやいや、安倍さんはもっとびっくりするようなこともいってたな。石破さんにアベノミクスを批判され、
「今の安倍政権がとっているのはトリクルダウンの政策だと石破議員から発言が
ありましたが、私はそのようなことは一度も申し上げたことはございません」
だって。
安倍内閣は、アベノミクスによるトリクルダウンで、すべての国民生活が豊かになるって豪語してたじゃん。
そのほかにも、記者から、
「拉致問題を解決できるのは安倍政権だけだと一貫していいつづけてきたが、
どうなっているのか?」
と尋ねられ、
「拉致問題を解決できるのは安倍政権だけだと私がいったことはありません。
ご家族でそういう発言をしている方がいるのは承知しておりますが」
だってさ。
安倍さんは、自分の都合の良い専門家の話をあげ、自分の正当性を訴える。でもって、質問に正面から答えず、相手の言葉尻をとらえて、憤慨してみせたりする。失敗を指摘されると、ほんとは上手くいってるが、まだ話せないという。
これが一国の総理か? あたしだったら旦那にするのも嫌だけど。
記者「モリカケ問題、なぜこんなことになったのか?」
安倍「文書の改ざん、あってはならない。李下に冠を正さず」
あってはならないって答えじゃねーだろ。李下……なんとかの一つ覚え。
記者「国会答弁でもきちんと誠実に答えていないという声もあるが」
安倍「今までも誠実に答弁してきたつもり。信頼回復のため、
ひとつひとつお約束していたことを実行していく」
自分を客観的に見たことがないらしい。
記者「(モリカケ問題について)安倍さんの言い方は賄賂をもらったことはない、
とか意図的に問題の幅を狭めている」
安倍「私は答弁を変えてない。答弁を狭めてもいない」
お口あんぐり。
記者「麻生大臣は大臣を辞めず、役人は処分した。こういうことは、
国民的なモラルハザードを招くのではないか」
安倍「財務省を立て直し、財務行政を行えるのは麻生さん。
デフレ脱却のための政策を麻生さんと進めてきた」
類友ですもんね。
記者「プーチン・ロシア大統領と22回も会談しながら、無条件で平和条約か」
安倍「専門家は、あなたと違う考え方が多いんですよ。
今、交渉の最中だから述べることはできない」
※週刊朝日 2018年10月5日号
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