2006.11.23作成、メルマガ発信。
☆ アメリカの女子ゴルフの世界で長年頑張ってきた「小林浩美プロ」の次のような言葉を読んで下のようなことを思った。
日本選手と体つきが変わらない韓国勢がメジャーを制しているが、という質問に対して、彼女はこう答えている。
「国民性や社会環境の違いもある。韓国人はしっかり自己主張するなど米国人と似た面がある。
日本人は基本的に自己主張ができない。日本が、出る杭は打たれる社会だからだ。自分が目立つと引くところがある。
出るクイをどんどん伸ばす環境でないと世界での戦いは難しい」
☆ 日本では母親が小さい時から子供にこう言う。
「目上の人や先輩に可愛がられるようにしなさいよ、生意気と思われないように、目立たないようにしなさいよ」と。
最近はそんなことはないかも知れないが、私の子供の頃の世間の母親は、自分の母親を含めてそう言って子供言い聞かせたのが普通のような気がする。
おそらく、この教えは徳川幕藩体制の江戸時代に生きた日本人から今に続く呪縛(ちょっと大げさ?)ではないだろうか。
つまりは、上に対して従順でいささかも批判や、まして反逆、体制転覆を計るような心根の人間は作らないという強い圧力だったのではないだろうか。
鎖国までして国民の行動の自由を制限し、我が一族の未来永劫の継続と安寧を図った徳川一族さんとその取り巻き連中は、今の北朝鮮の金体制と全く変わらない。
最近の民間企業で言えば、ダイエーの中内さんや西武Gの晩年の堤さんの支配体制下のやり方と同じだ。
うちの相方がワールドサッカーのテレビ中継を見ていて、「日本の選手のパス廻しは他の国より上手いね。
でも、ゴールに向かって蹴れば!と思うときにもどうして他の人にボールをまわしてしまうの?」と聞いたのも、
同じことを言ったのかも知れない。
「徳川家康の呪縛」はほぼ270年も続いたから、これを我々が脱するにはまだまだ時間がかかるかも。
しかし「シンジョウ」や「イチロー」や、「ヨーコ オノ」さん「山本容子」さんなどを筆頭とする女性軍の出現を見ると、
さすがの呪縛もほどけてきたのかも知れない。
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