阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

テレビってなぜか品格失くさせる      「仲畑流万能川柳 毎日新聞」から    拾遺2

2020年08月14日 | 俳句、川柳
テレワーク米や野菜が作れるか          下関 プレスリー

幾らでも自宅待機の出来る議員(ひと)      大分 田中勇司

総理って見てるデータが違うのか         津  ちょちょ

傘の字は人が密集しすぎだな           浦安 さやえんど

いつか言う「あんな時代が有ったね」と      糸島 いとの波平

転校しヘンと言われた標準語           秦野 光ターン

官僚の原稿なしで出来るヤジ           越谷 小藤正明

カネが無きゃお金が増えぬ資本主義        青森 よしのまち

クラス会あの神童も紙おむつ           川越 麦そよぐ

訳もなく明日は死なぬと思ってる         和光 soji

眉の毛が一本長く伸びて老い           高知 小島雅博

太古からみな繋がっている命           久喜 宮本佳則

本当に居るのかコロナ専門家           大分 田中勇司

早口でスピード感を出す総理           福岡 名誉教授

芸人が手をたたくさま猿に似て          兵庫 昔のジョー

国会はもはや様子を見る会だ           浜松 よんぼ
  
日本の客も大事と知った店            京都 三太郎

良識派消えて久しい自民党            西東京 黒田十九雄

政治家は言うだけ官はやらんだけ         大阪 寅年生まれ

テレビってなぜか品格失くさせる         福岡 猫懐

アメリカが敵だったこと知らぬギャル       東京 新橋裏通り


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電通が大きくなった訳を知る 北九州 エミ     「仲畑流万能川柳 」 毎日新聞 から       拾遺集 1 

2020年07月09日 | 俳句、川柳

電通が大きくなった訳を知る     北九州 エミ

行く先が決まり安堵の救急車     越谷 小藤正明

NHK他国のデモはよく報じ     東京 三次

デンツーに先に持続化給付金     にかほ ふるさと

官僚が党のパシリに見えてきた    北九州 ささきとも

ぎゃーてーでようやくひとつになる読経   高槻 ぎくう

国民の金で政府がする支援                             東近江 別人28号

人柄を知るには要らぬ出身校        鎌ケ谷 ありの実

諫言ができぬ自民という組織         湯沢 馬鹿馬太物

こんなときピンハネなんかする会社      相模原 水野タケシ

離党して一億五千万どうするの        箕面 ツトム


        2020 7月1日~8日分から適宜ピックアップ。

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「卒業」を詠んだ俳句 二つ

2020年04月23日 | 俳句、川柳

これまで時々自分が感じてきたことを真っ直ぐに詠ってる俳句に出会って何となくどきっとした。

小学校にも中学校にも高校にもそういう人がいる。ふと顔が浮かび、そういえばあの人とはあのまま会っていないなと思う人が

時々いるのは何故だろう? どういう記憶の引き出しに入っていて何故顔が出てくるのだろう。

沢山の人と、卒業式で別れた日を境に一度も会っていない。

高校の卒業式で座った講堂の席はアイウエオ順だったので、それまで全く知らなかった女生徒が隣の席になった。

一クラス50数人で10クラスもあった時代だから不思議でも何でもない。特に自分は越境の転校生だったから小学生・中学生からの

仲間たちが多いその高校では顔なじみが少なかった。その髪の長い女生徒とはその時しか会っていないのに何故か今も顔を覚えている(笑)。

   俳句はいずれも東京新聞の文芸欄から引用。

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2006年02月13日(月) 日経歌壇

2020年03月15日 | 俳句、川柳

2006年02月13日(月)


2、落日のこの美しさはなんのため夕暮れ不思議の入り口くぐる            
                 東京 井上良子

結局は生き残った方が勝ち、かなあポール・マッカートニーのライブの快楽(けらく)       
                 新座 齋藤 寛

私め高所恐怖症。ヒルズには上がれませんが落ちもしません。             
                 東京 小沼常子

氷点下十二度の朝氷たる野沢漬にて熱き粥食む。
                 茅野 三井次郎

格別のこともなけれど鯛を焼く単身赴任の寒き寒き夜
                 奈良 森 秀人

慎ましい母娘二人の正月にお嫁に行くよと娘の告げし
                大阪 井口紀代子

新蕎麦を待ちつつ交わす新(あら)走り蕎麦にうるさき信濃人はや              
                長野 唐沢 丘人

いちがつのそら一月のああ風よ利根堤にて術後を歩む
                取手 長瀬 道子

2月12日の日経朝刊、歌壇より転載。

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阿智胡地亭便り51  <「うた」の持つ力>   過去の「ブログ阿智胡地亭の非日乗」から

2020年01月16日 | 俳句、川柳

言い返す 言葉はあれど 諍いは   

本意にあらず  草むしりおり

                  諍い(いさかい)

♪1995年のある月の日経歌壇に掲載された「うた」です。
作者は町田の方ですが、お名前を控えていた紙を失いました。

 これまでにいろんな方に助けて頂きましたが、この句を知ったことも、
1995年からの2年ほどの歳月にとってありがたいことでした。

「俳句」や「和歌」には作者も意識せずに持つ、
言葉の力があるような気がします。

2009年06月09日(火)掲載

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就活川柳2018

2018年08月11日 | 俳句、川柳
不合格 心もSuicaも チャージ切れ (東京都 ピリオドさん)

お祈りを されないように 祈る僕 (埼玉県 森あらしさん)
エントリーシートや面接の不合格者に届くメールの末尾には、「貴殿の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます」や、
「充実した学生生活を送られることをお祈り申し上げます」といった文言が挿入されていることが多い。
これをお祈りメールと呼ぶ。そして、お祈りメールが届くことを「祈られた」「お祈りされた」などと表現する。

ありのまま 見せたら絶対 落とされる (栃木県 おもちさん)


受信時間 残業時間が 浮き彫りに (愛知県 ベルさん)
働き方改革による残業時間抑制の流れを受けて、「当社の残業は多くない」と言う企業は増えている。だが、
そう言っている会社から届くメールの送信時間を見れば、その会社の言っていることが本当かどうかよくわかる。
人事がこの時期に忙しいことは理解しているが、夜遅くにメールを送るということは、「私は今残業しています」
と言っているようなもの。就活生を不安にさせる要素になるのではないだろうか


サークルの 副代表が 大発生 (千葉県 ブンジさん)


HR総研がリブセンスの「就活会議」と共催で、5年ぶりに募集した「就活川柳・短歌」の入選作品から
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「巨悪とともに眠る検察」 川柳は庶民の思いを笑いに乗せる!

2018年06月06日 | 俳句、川柳


 

青文字をクリックすると本文に飛びます。

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川柳で女子会分野が活発だ!

2016年12月08日 | 俳句、川柳

今はもう そっとしといて 誕生日

腐っても 使えなくても 正社員

ほっとする 女子会よりも 赤提灯

ちゃん付けで 呼ばれた時は やな仕事

ストレスは 仕事じゃないの あなたなの

『調子どう?』 あんたが聞くまで 絶好調

合コンの あとはついつい 四季報を

病欠の 電話済んだら 元気が出

常識よ 言ってるあなたが 非常識

コピー機よ つまるつらさは よく分かる

やっぱりね 残りものには 訳がある

ジジクサイ 思った相手が 同い年

ついにきた! 新入社員と 同じ干支

逆らわず ただうなずいて 従わず

いつからか ずっといてねと 母、弱気

俺がやる その後始末 誰がやる?」

#女子会川柳より
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今日の俳句  「柊咲く」

2016年12月08日 | 俳句、川柳
柊咲く 葉の棘消えて まるくなり
 まだヒイラギらしい棘のある葉もありますが・・。柊は老木になると葉の棘がなくなって行くそうです。
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今日の俳句 「ぬる燗の」

2016年12月05日 | 俳句、川柳
ぬる燗の ためにこそある おでんかな      辛好

ぬる燗の日本酒は、京都上京区、俳優 佐々木蔵之介の実家「佐々木酒造」の"まるたけえびす 本醸造"。

<東西の通り名の唄>(丸太町通り~九条通りまで)
まる:丸太町通り
たけ:竹屋町通り
えびす:夷川通り
に:二条通り
おし:押小路通り
おいけ:御池通り
あね:姉小路通り
さん:三条通り
ろっかく:六角通り
たこ:蛸薬師通り
にしき:錦小路通り
し:四条通り
あや:綾小路通り
ぶっ:仏光寺通り
たか:高辻通り
まつ:松原通り
まん:万寿寺通り
ごじょう:五条通り
せきだ:雪駄屋町通り
ちゃらちゃら:鍵屋町通り
うおのたな:魚の棚通り
ろくじょう:六条通り
しちじょう:七条通り
はち:八条通り
くじょう:九条通り


 まる たけ えびす に おし おいけ
あね さん ろっかく たこ にしき
し あや ぶっ たか まつ まん ごじょう
せきだ ちゃらちゃら うおのたな
ろくじょう しち(ひっ)ちょうとおりすぎ
はちじょう(はっちょう)こえれば とうじみち
くじょうおおじでとどめさす ♪
font>

聞く
(左クリックで唄がはじまります。mp3)
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今日の俳句 「朝まだき」

2016年12月03日 | 俳句、川柳
朝まだき  蒲団の中に  船の笛      辛好
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今日の俳句 「木枯らしや」

2016年11月28日 | 俳句、川柳
木枯らしや 朝吠え止まぬ 犬にくし      辛好
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今日の俳句 「半身浴」

2016年11月24日 | 俳句、川柳
半身浴 芯は火照るも そぞろ寒。      辛好


季節がずれるが 2004年7月 岡山県美星町の友人の山荘で撮影。

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今日の俳句  「大楠の」

2016年11月19日 | 俳句、川柳
大楠の 木漏れ日淡く 秋惜しむ       辛好








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今日の川柳  「電車内」

2016年11月17日 | 俳句、川柳
駅は阪神電車御影駅。電車は阪神の高速神戸行普通電車(右側)と相互乗り入れしている山陽電車の姫路行特急電車(左側)。
 電車内 紙読む人が 絶えた国。       辛好
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