まいにちはなたば

キレイな花、枯れた花、トゲだらけの花。
毎日いろんなことがあるけど、遠くから見れば、やっぱりきれいな花束だと思うよ?

ココロとココロ ~また、語るでぇ 2~

2008-02-18 09:37:32 | 想い
とても重度の障害を持っていて、
移動手段も、コミュニケーション手段も持たないように(一見)見えるHちゃん、
実は、よぉ~く『わかって』るんです。
全て、『知って』るんですよ。
お母さんはもちろん、そのことをよく知ってる。
あ。残念だけど、全てのそんなタイプの障害児の親たちが、
ちゃんとそのことを知ってる訳でも‥ないみたいなんだけど

そうそう。
先生誰にでもココロをひらく訳でも、ないようです。
『この子たちは、全然わかってないから』と思っていて、
そういう接し方をする先生たちには、
あのこたちは、ココロをひらかない
だから、自分から話しかけてきたり、しない

けど。
このヒトは聞いてくれる!わかってくれる!と思うヒトには、
ものすごく、喋りかけてくるの。目で。(声も時々、ね。)


健常児のように、自らの手や足を使って、
いろいろな刺激を受けてこられなかったぶん、
確かに、Hちゃんたちへと入る情報の量は少ない。
つまりは『経験値』は、どうしたって、ものっすごく少ない。
でも。
自分の身の回りのことを見聞きし、しっかり『わかって』いる。
そして、Hちゃんのように、妹のことを気遣う姉としてもココロも、
しっかり育っている‥。

そんな、Hちゃんたちとのコミュニケーションには、
こちらはついつい、コトバを使いますが、
実はココロとココロ、目と目のコミュニケーションだったな、
と思うのです。
口先だけでモノを言ったとしても、
Hちゃんたちには、ココロの奥底にあるモノ全てを見透かされてる‥
そんな気がしてました。


自分からは、話しかけて来ない。
見ているんだか、聞いてるんだか、分かってるんだか??
全然、わからないこどもたち。
でも。
毎日一緒に過ごすうちに、ココロが通じあうんです。
目を見るだけで、言っていることがわかるように‥なるんです。

そんなあのこたちと、ちゃんと向き合うには、
『ありのままのアタシを見て!!
 ほら、私は、全身全霊を込めて、あなたを見てるから‥』
という姿勢で臨まないといけない‥。

大変に聞こえるかもしれないんだけど‥。
そんな体当たりな毎日のやりとりは、とってもとっても楽しくて
誰にでも語りかけてくる訳じゃない、
あのこたちとのやりとりが、とても愛しくて

‥つまりは、あのこたちにしかない魂のキラキラ
(健常児にはない‥と思います。我が子ってのを3人も持ってみても‥
 やっぱりそう思います。)
に触れるという、とても貴重で、楽しい時間でした。


でもね。
『「この子たちは、全然わかってないから」と思っていて、
 そういう接し方をするヒト』
からしてみたら、そんなこんなことも全て、
  はぁ?????
‥な話な訳なんですよね


「降り出した雨」の話は、
もうお仕事を辞めてから聞いた話だったんですけど、
そんなこんなことを、改めて思い知らされた‥
私にとっては、とても印象深いお話でした。


‥だからさぁ。
まだ続いていい