岡田繁幸さんが昨日亡くなった。それも岡田さんの誕生日の日に。ダービーを勝つことに人一倍執念を燃やした人だったと思う。
ボクが岡田さんを強く意識したのは1986年の日本ダービーで14番人気のグランパズドリームを2着に持ってきた時です。鞍上が今は競馬界を追放になった天才的な騎手田原成貴。
ボクは現地にいて結果にすごく驚いた。勝ったのは社台のダイナガリバー。社台がダイナースクラブと提携した一口クラブで初めてダービーを勝った馬だし、ノーザンテーストの仔が初めてダービーを勝ったので印象に残っています。
ボク的には、高馬でない馬ばかり揃えていたラフィアンの相馬眼の高さに感心した。グランパズドリームは父がカブラヤオーだった。他にもトウショウボーイを敗ってダービーを勝ったクライムカイザーの仔など、社台の高馬とは違う活躍馬が続々出てきた。いわゆる非ノーザンテースト、非サンデーサイレンスで頑張っていた。
ダービーを勝ちたい岡田さんはさすがにサンデーの勢いには逆らえずステイゴールドやゴールドシップの仔を生産するようになって、いつかはダービーを獲って社台に並び追い越したいと強い思いで頑張って来たが、その思いがついには実現することなく帰らぬ人となった。
さぞかし無念なことでしょう。71歳はボクより若いのだ。まだまだやれたはずだ。残念なことでしょう。それでもマイネル軍団には父の遺志をつなぐ息子さんたちがいる。
相馬とは、馬体とか筋肉とかを岡田さんはマスコミを通じて私たちファンに教えてくれた。ボクは岡田さんの教えてくれたものが何か、とうとう理解できないて終わった。それでも血統のサラブレッドの奥深さには触れられた気がします。
ありがとうございました。安らかにお眠りください。
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