競馬というスポーツというか、馬券というギャンブルがどういうものであるか考えたことありますか?
そりゃあ、ありますよね。
では3000m走って、たった2〜3cmを争うゲームですよね。そんなのわかってるって。そうでしょうね。なのにスタートで2〜3馬身出遅れるということは、2cmを争うことからすると398cm損してます。そんなわかりきったこと今さら何を言う。
では、競馬って競馬場によって回りが違いますね。右回りと左回りがありますね。それから距離がいろいろありますね。あとは直線に坂のあるコースと平坦のコース。なぜ、そんないろいろと違えているかわかりますか?
それは、バリエーションをつけて面白くするため? 確かにそれもあるかも知れません。ボクの理解はこうです。同じ馬にいくつも勝たないようにしているためだと思っています。
だから、基本的には阪神で勝つ馬は京都で苦戦する。苦戦するようにコース設計をしているのだから、勝てなくて当たり前。それでも勝つ馬は? それは能力の高い本当に強い馬なんですよ。いやあ、結構勝ってるよって。
それは、イクイノックスのような強い馬ですよ。どこの競馬場でも走ってしまう。そんな馬は「例外」だとしっかり分けて考えましょう。
それでそのことが阪神大賞典の予想にどういう考えになるかって?
それは、この阪神大賞典が目標ではなくて次走の天皇賞・春という馬が多いということです。えっ、どの馬がそうなのかって。うーん、それは難しい(笑)
難しいけど、わかる方法はあります。追い切りで目一杯仕上げてない馬。追い切り本数が不足しているとか、余力を残して馬体重を増やして出てくる馬。
たとえば一例ですが、ディープボンドの鞍上を主戦だった和田竜騎手でなく岩田望騎手に代えて来ましたね。ふつうに考えて、もし阪神大賞典が目標なら2連覇したことのある和田竜を乗せて来るんじゃないかな。岩田望を今日乗せて本番の春天は和田竜に戻すことはしないでしょう。これはボクの憶測ですが悲願のG1天皇賞・春を勝たせたいために鞍上を代えて来たと思います。
では、ボクの勝手な憶測ですが乗り代わった岩田望騎手は天皇賞・春を勝つミッションを依頼されたので、阪神大賞典を勝っても本番の春天で勝てなければ乗り代わった意味がないと思う。言ってしまえば今日は仮に負けてもいい。その代わり本番の天皇賞・春は頼むぜ。ということです。
仮にボクが岩田望なら、今まで外から見ていたディープボンドを実際に乗ってみて、天皇賞・春を勝つために試したいことを試してみる。たとえば4コーナーで先頭に立って逃げ込みを図ってみたら、どんなことになるか。トライアルに徹した騎乗をすると思うがどうだろう。