網羅的にやり切る気持ち

2017-06-08 18:23:34 | 司法試験関連

基本的に新司法試験の短答はある意味単純な○×問題です。できない場合は、そのほとんどは「単に知識がないから解けない」だと思います。

ですから、点が取れない以上、単純に知識不足であることを自覚しましょう。短答で点を取るのに特に方法論とかありません。

肢別本の功罪、というか、個人的には「罪」が圧倒的だと思っていますが、毎年のことですけれども、「肢別本完璧にしたらインプットOK」などと言いうのは勘違いも甚だしいです。きちんとインプット作業を地道にこなしてください。短答用のインプット本なんて腐るほどあります。やってないだけですよね?

以前、3年連続短答落ちするような受験生と話したことがあります。どうしても受かりたい、受かるためなら何でもやる、という話になったのですが、正直話を聞きながら「本気でそう思っているのかな」と感じていたので、ちょいときついこと言ったことがあります。

「受かるためなら何でもやるんだね。じゃぁ、いますぐ書店に行って、LECでも辰巳でもセミナーでも何でもいいから、短答用のインプットの本を科目ごとに1冊買ってきて。で、書いてあること全部覚えて。嫌でも受かるから」と言ったことがあります。この時の表情を見れば本気かどうかは分かります。結局、少しでも楽したい、何かいい方法はないか、という線から抜け出せていないんです。そんな心構えじゃ受かりませんよ。

短答を突破する際のキーワードは「網羅性」です。如何に穴をなくすか、という作業なのです。受かる人はそれなりに、網羅的なインプット、判例の読み込み、条文の読み込みという「地味な作業」を徹底しています。

「徹底する」こと。これができるかどうかです。ただそれだけのことです。短答合格に必要な素材は、基礎講座のテキスト、百選、判例六法、過去問題。目新しいものなどありません。薄っぺらい「これだけで短答!」なんて甘っちょろい逃げ道もありません。

重要なのは徹底してやり切ると言う姿勢です。受かりたければやるしかないっす

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