新生「判例セレクト2009ⅠⅡ」

2010-03-02 16:11:31 | 司法試験関連
今年から法学教室の晩冬の風物詩,「判例セレクト」が2分冊になりました。1冊目が2月号付録で憲民刑,2冊目が3月号付録で商両訴行です。

上3科目と行政法・商法を読みましたが,行政法・会社法分野は興味深い判例が多いように思います。4月に出る重要判例と被るものもありますから,この時期に読んでおくと,重要判例集を読むときに負担が軽くなると思います。1回読んですぐ「なじむ」ものでもないので,時間を置くことも記憶の定着と言う観点から重要です。

新判例と言うのは,当然初見のものが多いのが普通ですが,今回読んでいて「あれ,この事案読んだことあるぞ」的なものが結構ありました。何でだ,と思ったら昨夏ケー論テキスト作成時に,平成21年度夏場までに出た判例をねじ込んだからでした(笑)。「あー,あいつか」なんて「新判例集」を読んでいるのに懐かしい面々に出会った感じがして面白いです。

判例を読むときも,「問題文の読み方」作法を意識して,どの部分に着目するか,答案にするときにはどういう段取りで書くことになるかを意識してください。判旨部分も解説部分も答案構成のように順に全ての論点・要件を検討しているわけではないので注意しましょう。

明日はひな祭りですなぁ。
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