Memories Of Ad-Lib/Joe Wiiliams
(Roulette YW-7517-RO, jp.reissue)
(Roulette YW-7517-RO, jp.reissue)
黒人男性のボーカルも個性あるシンガーが目白押しでジョニー・ハートマン、デイヴ・ランバートなどと並んで自分のレコード棚に結構枚数があるのがジョー・ウィリアムスです。ご存知のとおりベイシーバンドのお抱え歌手だったので、ベイシーとのコラボが多い訳ですが、ジョーのブルースフィーリングとベイシーバンドあるいはそのセレクトメンバーとのスウィンギーなパフォーマンスは気持ちがいいですよね。今までにもクレフ~ヴァーブの作品、Regent盤をアップしています。本日はブルースフィーリングにはもってこいのオルガンをプレイするベイシーとの共演盤をアップいたします。
バッキングは意表をついたリズムセクションのみのメンバーです。Count Basie(org), Freddie Greene(g), George Duvivier(b), Jimmy Crawford(ds)が基本でA面の2曲にHarry "Sweets" Edison(tp)が客演しています。A-1の"Ain't Misbehavin'"とB-5の"Honeysuckle Rose"はオルガンの名手ファッツ・ウォーラーの名曲ですよね。オルガンを意識した選曲だし、語りかけるように唄うジョーとベイシーのオルガンのブレンド感がたまりませんね。A面ではA-4の"If I Could Be With You", A-5の"Dinah"やA-6の"Sometimes I'm Happy"、B面ではB-4の”Memories Of You", B-6の”All Of Me"のスタンダードも聴かれます。個人的にはB-1のブルースナンバーの”Baby Won't You Please Come Home"のブルースフィーリング溢れる歌唱が好きですね。
所有盤は国内盤再発の廉価盤です。イラストを使った黒いカバーが印象的な一枚でもありますよね。