Midnight Blue/Kenny Burrell
(Blue Note BST84123)
(Blue Note BST84123)
ギタージャズを考えたとき、最も話題になるのはおそらくウェス・モンゴメリーでありましょう。勿論ウェスの偉大さについては全く口を挟むつもりはありませんが、個人的に最も頻繁にターンテーブルにのるのが“ブルージー”の枕詞(まくらことば)がついて回るケニー・バレルです。そして、ビアノレスでアーシーなスタンレイとレイ・バレットのコンガを加えた吹き込んだこのアルバムこそ、バレルの真骨調とも言えるジャズギター界きっての、あるいは名盤の宝庫ブルーノートレーベルを代表するアルバムと言えるのではないでしょうか?でもって本日のアップはミッドナイトブルーです。
超有名盤なので、もはやメンバー紹介は不要なのでしょうが以下の通りです。Stanley Turrentine(ts), Kenny Burrell(g), Major Holly Jr.(b), Bill English(ds), Ray Barretto(conga)の五重奏団です。バレルのブルージーなシングルノートとコードワークが全曲にわたって聴かれ最大の聴きモノでしょうが、このアルバムでのキーマンはスタンレイとバレットだと思います。アーシーですがブローしすぎないスタンレイとの相性が抜群で、ジョニー・ライトル盤でも一度取り上げたバレットの天空を駆け抜けるような乾いたコンガが効いています。いつもA-1の"Chittlins Con Carne"のホリーのベースとバレットのコンガのイントロからゾクゾクしてしまいます。押さえたスタンレイ、バレルのブルーノートをふんだんに使ったソロが実に気持ちがいいですね。この一曲でアルバム全体の雰囲気が決定されたかのような印象さえ与えます。A面の"Mule", タイトル曲"Midnight Blue"のバレルも良いですが、無伴奏ソロの"Soul Lament"も小品ながら哀愁のあるテーマが美しいですね。B面もB-1の"Wavy Gravy", B-3の"Saturday Night Blues"とブルース曲がメインですが、唯一のスタンダード"Gee Baby Ain't Good To You"のバレル~ホリー~イングリッシュによるトリオ演奏も良いですね。
所有盤はBNのリバティステレオ盤です。オリジが欲しい一枚でもありますが、なかなか適価で見つける事が出来ないアルバムでもありますね。ロゴを駆使したブルーノートらしいカバーも素晴らしいですね。疑いもないバレルの最高傑作!!!
自分は最初に買ったバレルのLPがコレでした。1曲目が流れ出した途端“とりあえず・・酒!”という感じで(笑)バーボンウィスキーをショットグラスでちびちび飲んだりしました。やはりタイトル通りのシチュエーションで聴くとはまりますね。
エルヴィス・コステロもパクったカバーのカッコよさも秀逸で、個人的にはブルーノート中ベストです!
これぞジャズともう40年前に思いました。
ジャケットも内容も最高です。
そして、何度聴いてもいい、繰り返し聴ける盤ですね。
バレルのシングルトーンはそれだけでブルージーな雰囲気をかもし出しますね。
基本的ライブラリー○○選などにも入ってくるような有名盤ですが実は最初に聴いてから暫くはこの黒さ・重さ・暗さとコンガ・チャカポカについて行けず敬遠していた盤でもありました。それでも「SOUL LAMENT」やGEOFF MULDAUR(MARIA MULDAURの旦那)も取上げていたので知っていた「GEE BABY AIN'T I GOOD TO YOU」などは抵抗なく聴けましたが・・・。
今は全く抵抗なく聴いてますが世間で言われているような入門者向きのレコードではなく結構HEAVYだと思います。
NEW YORKレーベルMONO盤所有(但しDG無し)。どうでも良いことですがオリジナルは片溝と言われていますが両溝盤も少数存在するようです。
国内プレスも持っていますが、やはりオリジナルが欲しいですね。
収録曲はなんといっても一曲めの「Chitlins con Carne」。
P90-2発のブロンドES175から弾き出るマイナーペンタトニック。
この頃のバレルお得意のスケール、これがブルージィなんですよね。
音色もフラットワウンドぽくないクールな音、まさかラウンド弦ではないと思いますが。
ウェスが亡くなる前までのバレルがとても好きです。これを書いていて、彼の「When Lights Are Low」をターンテーブルに乗っけたままタイに出張に来ていることを今思い出しました。
明日帰国したら仕舞わないと大変(笑)
やはりA-1"Chitlins con Carne"ですよね。
このメジャーホリーとバレットで始まるイントロ、何度聴いてもかっこいいですね。
バレルの最高傑作ですね!
40年も聴いてるんですか。
すごいですね。
自分は30年位かなぁ・・・何度聴いても飽きませんね。
サウンドのかっこよさ。
やっぱりピアノレス、コンガ入り肝(キモ)ですよね。
ピアノレス、コンガはおっしゃる通りで初心者向きではないのかも・・・
ウェスのように派手さはないですからね。
でもブルース好き、ギター好きには応えられないですよね。
初心者はやっぱりウェスでしょう!
バレルの魅力は地味ながらブルージーな味ですよね。
こういうギターって他にないですものね。スタンレイがコテコテ風味を出さないように襟をただして吹いているのもまたいいです。最高傑作!!!
マイナーペンタのスケールですか?
ES175のサウンドですか。シングルノート弾いて、ジャジャーンとコードを合わせて行くスタイルが渋いです。
さすがギタリスト、バレルフリークのebiさんらしい!
"when lights are low"は未聴です。コンコルドですか?
バレルのベストはこの"Chitlins con Carne"ですよね。
とにかくカッコイイ!!何度聴いても、また聴きたくなってしまいます。これには本当にはまりました。
本日、成田から御茶ノ水へ、ディスク・ユニオンでVerveの「Night Song」を買いました。
この時代も良いですね。
night song、これも未聴です。
この時代は何年ぐらいですかねぇ???
verveはP.Woodsとの共演盤、ギルとの共演盤、そしてBluesくらいしかうちにはありません。
また、じっくり聴いてみますね。