Goin' To The Meeting/Eddie "lockjaw" Davis
(Prestige 7242)
エディー・ロックジョー・デイビスといえば相方のグリフィンとの火の出るようなテナーバトルが最も知られてるのかも知れませんが、ベン・ウェブスターの影響を受け”リトルベン”と言われた彼のテナープレイを充分に楽しめるアルバムもありますよ。オルガンとコンガを配してブローしまくるスタイルが多いですが,本日アップの"Goin' To The Meeting"のようにピアノトリオ+コンガの編成で彼のテナーを存分に楽しめるアルバムもありますよ。
メンバーはEddie "lockjaw" Davis(ts), Horace Parlan(p), Buddy Catlette(b),
Art Taylor(ds), Willie Bobo(conga)の五重奏団です。デイビスのプレイでは急速超でのブロースタイルが必聴でしょうが、ベン譲りのバラードプレイにも魅力を感じますね。サイドメンでは独特の節回しを聴かせるパーランの参加が特筆すべきですね。個人的に最も好きなのがB-1の"PLease Send Me Someone To Love"です。このゆったりとしたブルースを淡々とプレイするデイビスの黒さに脱帽ですね。パーランのブルージーなアプローチも良いし,カトレットのウォーキングベースや堅実なテイラーもさすがと唸ってしまいますね。
あまり話題になるアルバムではないですが,デイビスのテナースタイルを知るには格好の一枚です。ブルートライデントのモノラル盤です。コーティングが利いたカバーが良いですね。