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67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ハンク・モブレイ、あえて最高傑作を聞いてみる!

2008-10-06 00:01:41 | jazz & vocal
Soul Station/Hank Mobley
(Blue Note BST84031, jp reissue)


 改めて聴いてみるとこれほどグルービーなテナー吹きはいないですね。ハンク・モブレイ、偉大なる2流テナーと異名を取るサックスプレイヤーですよね。そんなに急速超のプレイをする訳でもないし、一聴、ゆったりしたもっさりしたサウンドに聴こえます。初めて、このモブレイの最高傑作を聞いたときの印象は、「ケリーの軽快なピアノ、ブレイキーのロールがいいなあ!」でした。それから新潟ジャズフラッシュで繰り返し聞いたこのソウルステーションのA面でスルメのようなモブレイの魔力の虜になったのは言うまでもありません。てことで、久々に聞いてみた"Soul Station"、「やっぱりこれやねぇ!」って感じです。普段はDippin'が多かったですが、本日はこのソウルステーションです。

 メンバーは説明するまでもない、モブレイ、ケリー、チェンバース、ブレイキーのワンホーンカルテットですよね。A-1の"Remember"から馴染みのテーマが流れてくると、1980年前後のフラッシュのカウンタの光景がまぶたに浮かんできますね。確か、マスター、ジャケにナイロン袋をかぶせていたなぁ・・・。この曲のグルービーな演奏が本当にいいですね。" This I Dig of You"はモブレイのオリジです。ハードバピッシュなアドリブの洪水で一気に走りますね。ケリーのピアノも絶好調ですね。次のブルースもモブレイのオリジナルブルースで4者のブルース・フィーリング溢れる共演が最高ですね。とにかくこのA面ですね。繰り返し聞いた3曲、久々に新潟の夜を思い出す一枚ですね。

 所有盤は当時音が良いと言われた“フラッシュ”と同じのキングの国内再発盤です。まあ、オリジナルは一生手に入れることはないでしょうけどね。