『ソウルボート航海記』 by 遊田玉彦(ゆうでん・たまひこ)

私たちは、どこから来てどこへゆくのか?    ゆうでん流ブログ・マガジン(エッセイ・旅行記・小説etc)

龍の年に伝える事3

2012年01月07日 12時31分47秒 | 未知への扉
【先に見える印象風景】

私たちは、どこから来て、どこへゆくのか・・・
そのことをずっとこのブログで書いてきました。どこから来たのかも不明、どこへゆくのかも不明。その字のごとく、明かりを失ったかのような話ですが、無明ではないと。

前回、見えないものを見る心の話をしました。その象徴の一つが龍であると。今年はその龍の年です。日本列島の形状は、龍に喩えられることがあります。われわれは龍に住む民だと。中国は眠れる獅子と呼ばれましたが、日本人は眠れる龍とイメージできます。未だ眠っている。

もう何年も前から、その日本は龍のごとく大地を揺らし、眠りから覚めると云われて来ました。去年から大きく揺れ始め、龍体をゆさぶり、永い眠りから覚めようとしています。

人間にとっては、地震活動期です。揺れれば、そこにのかっているものは壊れます。今までの常識も壊れていきます。壊れることは人にとっては元凶です。しかし、それは転換であり、新生への胎動です。

この人間界も長らく定着していました。腐敗の匂いも漂います。生命体としての新生が、起こるには、大祓(おおはらい)が必至であり、すべてに禊ぎ(みそぎ)のおこないが興ります。それが今です。

災いは転じるのです。しかし、その前に災いを「大難を小難に」変えることが求められます。いかに、いかに。一人ひとりが心を清め浄化することに尽きます。容易いことではないのはよくわかります。しかし、すべてはそこから始まります。

その人の色はその人の周囲に映り、互いに染め合っています。それが連携して世の中の色があります。どこか他方をみて、色を変えようと考えても変わらないのです。変わるのはその人の色です。

そして、これからたくさんの転換変化がみられることでしょう。梅は一輪一輪が蕾を開き、世界に色を映します。やがて咲き誇るすべてが、この世の景色を変えるでしょう。三千世界に梅の花が咲くのです。