『ソウルボート航海記』 by 遊田玉彦(ゆうでん・たまひこ)

私たちは、どこから来てどこへゆくのか?    ゆうでん流ブログ・マガジン(エッセイ・旅行記・小説etc)

7.11

2011年07月11日 08時18分24秒 | 核の無い世界へ
3.11から4ヶ月が経ちました。長いような短いような、休まる日のない濃密な日々でした。針が刻む物理時間と葛藤渦巻く心理時間が入り混ざっているからです。「天災は忘れた頃にやって来る」といったのは、寺田寅彦博士だそうです。今回はまだまだ忘れるどころか進行中です。

いつまた地震が起こるか・・・原発が事故を起こすのでは・・・と心配していても始まりません。心配は「心を配る」という意味であるように、では、どうすればいいかと考えることです。不安を増長させる心配はいりません。寺田博士はそう云っていると思います。

このブログで何度も放射能の禍害について書いていますが、それは事実を注視してほしいからです。決して不安をあおるのが目的ではありません。無用の原発は、ドイツでは「全廃」すると先週8日、国会で可決されたように、先では日本も「全廃」となるでしょう。健康被害が出て、国民の声が高まって、必ずそうなると宣言しておきます。しかしまだ、「将来の不安より、今日のご飯」と、各地の原発の町ではそういう言葉が発せられているとか。直接の被害が起これば、そんなセリフも消えるでしょう。ご飯を食べる前に死が迫ります。

この先を中長期で考えれば、この関東以北に住む人々は、ますます健康維持、増進に努めることになります。新陳代謝を増進させ、体内から放射線物質を排出する。そのためには運動が必要です。私は合気道をおすすめします。試合せず勝った負けたのストレスがなく、武道の合理で身体を動かし、心身錬磨に励みます。夏場などは、1時間の稽古で1リットルの汗が出ます。稽古が終わると心身ともにリフレッシュします。

これからは、食生活や運動など健康維持の方法をよく知り、実行する生き方で、寿命に大きく差が出る時代になりました。しかし、長い短いではない。より良く生き、生きていて良かったと思える人生が最高です。ご自分の身体を心配し、家族や仲間へ心配りをして、せっかくの人生を謳歌していただきたい。その、人生に感謝が出来る生き方。私が言いたいのはそれだけです。