台湾旅行記その６

このブログを始めて６年。ようやく一つの記事に複数の写真を載せる技を理解しましたよ。おー、なんというロートル。

そんなロートルが今回の旅行で楽しみにしていたものの一つが、小籠包。足取りも軽やかに、「明月湯包」にレッツゴー。

小籠包と鶏のスープ、ジャージャー麺、炒飯を注文。炭水化物ばっかりか？　ま、いいか。

さて、小籠包。おー、スープが透明だ。味もさっぱり目でおいしいぞ！　実はこの前日も別の店で小籠包を食べたのですが、スープが澄んでないし、味も濃くて私の好みとしてはイマイチだったのです。今回は当りです。

炒飯もパラリとしてて、ニンニクもキャベツも入ってない！　やったー。

そして極めつけが鶏のスープ。骨から身がポロッと取れるくらい煮込んであるのに、お肉が全くパサパサしてない。鶏の味もしっかり出てるし、塩加減が本当にちょうどいいです。一瞬、これにうどん入れてこしょうをきかせて食べたらおいしいかな？と思いましたが、このスープはこれで完全に完成しているのだから、１ミリも手を加えてはいけないなと考え直しました。あまりのおいしさに、家電大臣と取り合いになりました。まさに骨肉の争い（骨付き肉だけに）。

写真：「明月湯包」さん

台湾旅行記その５

マオコン。ガイドブックには必ず書いてある、「猫がたくさんいるわけではない」と。「猫空」で「マオコン」。お茶（木柵鉄観音）の名産地で、茶藝館もあるという。

茶畑のあるところというと、すごく遠そうですが、ＭＲＴとロープウェイで行けました（バスもあるらしい）。

ロープウェイはものすごい人気と聞いてましたが、この雨だしね。ガラガラです。客より係員の方が多いくらいです。

所要時間約３０分。猫空駅に到着するも、ますますの雨。ビジターセンターで訊いたところ徒歩２～３分のところに茶藝館があるという（伝統的なのと少し西洋式になったのとあって、西洋式になった方が多少英語が通じるかと思って西洋式の方の場所を訊いた）。が、雨の中歩けども歩けども見つからず。結局戻って、反対側の道にあった伝統的なほうの茶藝館に入ったのでした。

言葉がイマイチ通じず、多少の不便はありましたが、他にお客さんもおらず（来ず）、お茶を飲みながらマッタリしました。茶葉やお菓子は結構な量出てきましたが、持って帰っていいそうです。茶葉だけ持って帰りました。

ところで、ロープウェイには「クリスタルキャビン」という、床が透明な板でできてるゴンドラがあります。特に乗りたいと思っていませんでしたが、帰りのロープウェイで偶然乗ることになりました。ちょっと空を飛んでる感じになりました。


猫空駅からの風景


駅前の屋台みたいなとこ


クリスタルキャビンの床

台湾旅行記その４

本場台湾で包種茶を買いたい。本で読んでいた「新純香」さんに行きました。

大きい通りから行けたのに、細い路地を廻ってしまいスッゲー不安でしたよ。でも無事到着。ご婦人のお客さんが一人見えたので、大丈夫そうだなと思い、中に入りました。

先客のご婦人は日本の人で（台湾で働いているらしい）、「この舞茸チップスはすごくおいしい。友達にお土産にあげてすごく喜ばれた」と、なぜか舞茸チップス推しできます。

「舞茸チップス」とだけ聞くと、あまりおいしそうな気がしない。「はぁ、そうですか」と受け流していたところ、店員さんがすかさず試食を出してきました。食べないわけにいかない雰囲気。干し椎茸的なものを想像していたので、恐る恐る口にしたところ…

おいしーじゃないですかー！

目からウロコが３枚くらい落ちた感じでしたよ。「おいしいねぇ。よし、これ買おう」と家電大臣と話していると、先の女性も満足そうでした。ちゃんとお礼言っておけばよかったな。その節は有難うございました。

さて、本題のお茶。もちろん試飲できます。包種茶とあと「翠玉」というのを試飲させてもらいました。そしていろんな種類のお茶請けが、一口ずつお皿に盛られて出てきました。おままごとみたいでカワユスです。でも、なんか緊張して全部食べられなかった。小心者…。

お茶はとてもおいしかったです。香りもよくて。お茶２種と舞茸チップスと蓮のみパイ、甘納豆風蓮の実を買いました。いい買い物ができました。

写真：件の「舞茸チップス」

台湾旅行記その３

「故宮博物院はすごく混んでいる。混んでないときなどない」と、ホテルまでのバンの中でさんざん脅されまして、そんなに混んでるならもういっそ行くのをやめようかと思いました。が、せっかく来たのだし、ものすごく混んでいたらミュージアムショップだけ見て帰ればいいじゃないかと、とりあえず行きました。

１０時前には着いたでしょうか。団体さんが何組かいましたが、まだそんなに混んでませんでした。まずは「肉形石（角煮に似せた石）」と「翠玉白菜（翡翠を白菜のように彫ったもの）」を見ます。もちろん素晴らしい作品なのですが、映像や写真で何回も見てしまっているので、「なるほど」という感じになってしまうのが残念。でも近くにあった豚と童子（？）が抱き合って踊っているような作品はかわいかったです。

もう一つの目当て、「象牙透彫雲龍文套球（象牙の球の中を何層にも彫ってあるもの）」。本当かどうか、何代にもわたって彫ったという。もし私が最後の仕上げの代で、失敗したらどうしようかと思う。すごい技と集中力だ。

近くに、やはり象牙でできた籠があり、まるで細い糸で編んだレースのようなので、思わず「レースみたいだねぇ」と言ったところ、「象牙ですよ」と見知らぬ日本人男性に訂正された。…知ってたよ。喩えで言ったんだよ。少しへこむ。でも、目を奪われる素晴らしさです。

あと、羅漢さまで、孫の手で背中をかいててものすごく気持ちよさそうな顔をしている像と、トラの横で手が「キャイ～ン」みたいになっている像が好きでした。表情がいいです。

家電大臣が「４階にお茶を飲むところがあるので、お茶を飲みたい」というので行きました。「三希堂」というところです。まだ時間が早いのか、誰もいませんでした。雨に濡れる緑の山を見ながら、のんびりしました。店内のしつらえもいい感じです。食事もできるようでした。ここで食べたらおいしいだろうなぁ。

写真：「三希堂」お茶とお菓子

階下に下りると、人が増えてすごいことになってました。これか！と思いました。

台湾旅行記その２

飛行機が結構揺れたので気持ち悪くなり、「あーもう夕飯食べるのやめようかな」と思ったのですが、「ここまで来て！」と力を振り絞り出かけることにしました。それも、ＭＲＴに乗って。

まずヨーヨーカー（東京でいうところのパスモとかスイカ）を買おうとしましたが、券売機では売ってない様子。家電大臣がピンクのホットパンツの娘さんに訊いたところ窓口で買えるとのこと。なんとか無事購入。しかし、時はまさに夕方のラッシュ時刻。初日にギュウギュウの満員電車に乗るハメに…。

でも、ちゃんと皆さん一列に並んでるし、ドア近くの人はいったん降りて乗り降りがスムーズにいくようにしてるし、こんなに満員なのに険しい顔の人いないし、スバラシイと思いました。

夕食は台湾料理のお店でしたが、チャーハンにニンニクとかキャベツとか入っててちょっとびっくり。こういうものなのかな？　家電大臣が頼んだ「牡蠣のスープ」はおいしかったです。

夜市も見ておかねばと、無謀計画は続きます。士林夜市が有名ですが、ちょこっと見れればそれでいいと思ったので、寧夏路夜市に行きました。

細い道の両側に店がびっしりありました。ずっと食べ物の店が続きます。慣れないので匂いがすごいです。みんななんか食べてます。その雰囲気に呑まれてクラクラしてきたので、そうそうに離れました。ちょっと上級者向きな夜市だったかもです。でも満足しました。

＜つづく＞

台湾旅行記その１

台湾に「布袋戯」という人形劇があって、浅草で一度見たのですが、考えられないような動きを人形がするのでずっと心に留めていました。「戯夢人生」という映画も見ました。台湾のお茶、包種茶も好きです。

一度行ってみたいなとは思っていましたが、中国語もわからないしなと思っていたところ、「そんなこともあろうかと、中国語を勉強していたのだ」と、家電大臣が言うので、それならと今回行ってきました。といっても、３泊４日、正味２日ですからそんなにあちこち行けません。台北のごく限られた場所を巡ることにしました。

往きの飛行機から、何だかもう、薄荷みたいなハーブみたいな匂いがします。これがアジアに行くということか？　そして空港の到着ロビーに出た途端、今度は八角の匂いが…。

空港の外に出ると、どんよりと曇り空。１１月はベストシーズンと聞いていたけどな。でもその曇り空は序曲に過ぎず、旅行の４日間ずっと雨に降られるのでした。

写真：機内食

＜つづく＞

今日の一言

記事を載せても載せなくても、訪問者数が変わらないこのブログってどうなんだろうと思う（台湾旅行記、近日掲載予定ｂｙるば）。

今日の一言、二言

もろもろの事情により、暫し休みます（書いてないので、休んでるみたいなものですが）。その間、ポストの下で郵便局員を待つカマキリの写真をご覧ください。