暦の上とはいえ、今年も明日で終わりかー。パントリー賞も第三回となりました。今年読んだ本、見た映画から「よし!」と思うものを選びます。
今年の本部門
・反社会学講座(パオロ・マッツァーリーノ著 ちくま書房)
表紙の絵が(吉田戦車氏)ちょっと胡散臭いです。ただ内容は私のようなへそ曲がりにはピッタリでした。各回ごとに「今回のまとめ」のコーナーがあり、ここを読むたびに「ぶっ」と吹き出しましたね。
・須賀敦子全集 第2巻(須賀敦子著 河出文庫)
学生の頃の一時期、なぜかものすごく須賀さんの作品を読んでました。文庫で全集が出たので、一冊ずつ読みながら買い足しています。現在1、2、4巻まで読みました(2巻が終わった時点で、3巻が出てなく、4巻が出ていた。現在は出てます)。この巻は、家族や友人のことを書いた話が多く、だんだんその場にいるような気さえしてきました。
今年の映画部門
・「グロリア」
リメイク版もありますが、1980年のジーナ・ローランズ主演のほうです。内容が好きというより、ジーナ・ローランズがとにかくかっこいい。そこがよかった。
・「かもめ食堂」
原作は読んでいましたが、ようやく映画を見れました。のどかでいいなぁ。連続ドラマで毎週見たいくらいです。そして洋服が素敵。特に港近くで皆でくつろいでいるときに聡美ちゃん(小林聡美さん)が着ていた服とか、もたいまさこさんが着ていた(多分鳥の柄と思う)ブラウスとか、すごくいいですねぇ。
今年は読んだ本も、見た映画も少なく、展覧会にも行けずじまいでした。残念。