ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

日ごろはシュートで目立たない2人が、勝ち越し・ダメ押しのゴール ~2023第28節ホーム横浜FC戦~

2023-09-23 22:58:51 | アルビレックス新潟

久々に、J1リーグの戦いで、ホームで勝利するのを見ることができた。

しかも、得点者は、渡邊泰基、高宇洋という2人で、それぞれの今季初ゴールを見ることもできた。

満足して、気持ちよく帰途についた。

 

この試合前。

アルビレックス新潟 15位 勝ち点30

横浜FC      17位 勝ち点22

よく6ポイントゲームなどと言われるが、まさしくそういうゲーム。

勝てば、勝ち点差は11になり、残留争いからは遠ざかることができる。

負ければ、勝ち点差は5に縮まり、残留争いに巻き込まれる。

大事な一戦だが、ホームでの戦いという利点がある。

ぜひとも勝利したいところ。

先発メンバーには、前節の後半に出て活躍した、高木、松田、三戸が出場。

松橋監督、最初から攻めるぞ、という姿勢を見せた気がした。

 

それが早くも実ったのは、試合開始からわずか5分ほどたったとき。

島田からのパスを受けた三戸が、トラップして相手の逆を突き、左足でシュート。

これが相手GKの手をかすめて、先制ゴール。

今日のサンクスデーにも使われていた三戸の写真。

まさに、「三戸ちゃんサンクスデー」!

 

2試合連続のゴールで、楽な試合ができるかとも思ったが、そこは残留争いのさ中にいる横浜FCも必死だ。

新潟に対してよくプレッシャーをかけてくるし、セカンドボールもよく取って攻撃につなげていた。

新潟もよく守っていたのだが、25分、ゴール前に上げられたクロスをヘッドで決められてしまった。

 

1-1。

負けているわけではないが、なんだか思い切った攻撃が少ない印象の新潟だった。

いつも後半に出て攻撃的な姿勢を見せる松田も目立たない感じだ。

だが、このデジタルポスターのとおり、藤原の守備はすばらしい。

そう簡単に相手を侵入させない。

 

さて、後半はどうなるかと思いながら見守るが、押され気味な印象は変わらなかった。

そんな展開にありながらも、62分、コーナーキックを獲得する。

高木が蹴ったボールは、渡邊泰基が頭で合わせ、ゴールに吸い込まれた。

泰基、J1初ゴールが、貴重な勝ち越し点。

これは、うれしかったなあ。

得点した本人が、びっくりしたような顔をしているようにも見えた。

まだまだ2-1ではどうなるか分からない。

次の1点が、試合を決める。

なんとか取ってくれ、と願うなか、選手交代。

まず、鈴木→長倉、松田→太田。

久しぶりの太田の復活に、スタジアムがわいた。

次に、秋山→高、高木→長谷川。

1点リードしていることもあり、無理はしないながら攻める新潟。

 

76分を過ぎたころから、場内は、「アイシテルニイガタ」の大合唱となった。

オレたちが付いてるさ 新潟 

ヤケドさせてくれ このゲーム

 

それなのに、80分、ボランチの一人、島田が傷んでしまった。

ボランチ役の代わりはすでに交代済み。

本来DFの新井がそこに入った。

こんなことは、練習でもなかっただろうと思うが、そこは新井の器用さに期待して見守った。

 

やはり横浜に押されてしまう展開になっていたが、粘りが実ったのは89分。

相手のプレスをかわしながらパスをつないでゴール前に迫った新潟は、長谷川から中央の高へパス。

これを高が、トラップして相手をかわして見事なシュート。

勝利を決定づけるゴールとなった。

先月の天皇杯でPKがストップされた高の、うっぷんを晴らすような綺麗なゴールだった。

よかったなあ。

あれ以降(かどうかわからないが)、練習後のシュート練習も増えていたという高の努力のあとが見えるような気がした。

試合後のパフォーマンス、今回は高のPKシーンとそれを決めた後の胴上げであった。

企画の阿部ちゃん、いろいろな思惑があったのだろうね。

 

まあ、この後も、巧のシュートなど惜しい場面もあったのだが、まずは3-1で勝利したことを喜ぼう。

今日のMOMは、渡邊泰基選手だろう。

その泰基が、試合後のコメントで、いかにも地元出身の選手だなあという内容のことを言っていたのが印象的だった。

新潟出身なので、この街にすごい特別な思いがあるのですごくうれしいです。

そう、彼は新潟市出身。

ずうっと、アルビの下部組織にいて、このチームで活躍することを夢見て育ってきたはずだ。

入団したのはいいが、「ミスターアルビレックス新潟」と言われた、新潟県出身の本間勲の15番を背負いながら、この2年間、サイドバックとしては出番が少なかったから、忸怩たる思いがあっただろう。

今、彼が、センターバックとして堂々と活躍していることがうれしい。

さらに、今日はJ1初ゴールも決めてくれた。

やはり、新潟というチームゆえに、地元新潟出身の選手が育っていくのは大きな喜びでもある。

 

今節の試合は、泰基や高という、日ごろはシュートで目立つことのなかった2人が、勝ち越し点やダメ押し点を決めてくれた。

まだ若い選手が、こうして覚醒していくような姿を見られるのは、応援する身として本当にうれしい。

こうして経験を重ねるにつれ、選手たちもチームも大きく成長していく。

ああ、あと残り6節しかないのだなあ。

もっともっと、成長を続ける今季のチームを、選手たちを見たいなあ。

そんな気分にもなってきた。

あと6試合、勝ち点3を挙げ続けるシーンを見ていくことにするぞ。

 

Visca Albirex !!

コメント (2)
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