長崎に2日連続で線状降水帯が発生したというのが、夕方のトップニュースだった。
ここ毎日のように、各地で、たった1日で9月1か月分の雨が降ったというニュースが流れている。
東京や横浜でもゲリラ雷雨となったという。
異常なゲリラ豪雨は、今日の明け方、当地でもあった。
夜中の3時15分ごろから、急にザアッという強い雨が音を立てて降り始めた。
寝ている部屋の窓の隙間から、雨が差し込んできたのでそこを閉めた。
ところが、雨はなかなか弱くならない。
30分ほどたってから、スマホを開き雨雲レーダーを表示して見てみると、当地の上空は強い雨を示す濃い赤の色でおおわれていた。
悲しいことに、スマホの画面では細かい文字や数字がぼやけて見える。
だから、何時頃までこの強い雨が続くのかわからない。
別室まで老眼鏡を取りに行って、やっと見ることができた。
あと20分くらいは続きそうだった。
外の様子が心配になって、玄関の戸を開けて様子をうかがった。
幸い、側溝や道路にあふれるほどの出水はないように見えた。
ふとんに戻って横になり、もうすぐ止むのかな、と期待したがなかなか止まず、ほんの少しだけ雨音が小さくなったりまた大きくなったりで、降り始めから1時間以上が経過した。
ずっと不安の中にいたのは、去年3度も大水の被害を受けたから。
それ以来強い雨が連続して降ると、また車庫の浸水などが起こるのではないかと、大きな不安にかられるのだ。
20分の倍近くの時間がたつ、4時35分を過ぎて、およそ1時間20分余りに及んだゲリラ雷雨は収まった。
ほっとした。
ただし、寝付くのには時間がかかった。
朝、眠くて仕方ない思いだが、目覚ましに起こされた。
起きてから西の方角に「虹が出ている」と娘が見つけ、教えてくれた。
二人で外に出てみると、また雨が降り始めたが、大きな弧を描いて虹が出ているのをしっかり見ることができた。
でも、雨のせいかすぐに薄くなって消えてしまった。
明け方の豪雨、起きてからの虹。
なかなかないことかもしれない。
朝から疲れた思いで起きたが、虹を見られたことに少しだけ心が安らいだのだった。
でも、この異常気象、とにかくゲリラ豪雨はない方がいいよ、やっぱり。