たいない高原マラソン。
非常に暑い中での開催だったが、8.9㎞と距離が短いせいもあり、ゴールにたどり着くことができた。
走り終わった後、汗が止まらなくてすごかった。
さて、未だかつてこれほど練習をせずに大会に参加したことはない。
それは、8月の連日の猛暑のためだった。
8月の練習ゼロ、9月になって走ったのは、やっと1回だけ。
近ごろは暑さは少し落ち着いたものの、昨日今日また暑さがぶり返してきた。
今日も、快晴。
走る前から陽射しが強い。
これは厳しいレースになるぞ、との予感。
だけど、16.2㎞の長い種目を選ばずに、8.9㎞の種目を選んでいて正解だったな、と思った。
16.2㎞のレースは、胎内市長のあいさつとスタートの号砲で出発。
同学年で知りあいのSIさんは、そちらに出場。がんばっているなあ。
その15分後、胎内市の教育長のあいさつとスタートの号砲で、私の出場する8.9㎞は始まる。
いざ、出走!
最初の1㎞から上りが始まるが、これがまたきつい。
出鼻をくじかれる感じだが、あせらない、あせらない。
ゆっくり行くのが今回の私なのだから。
そう言いながらも、非常にきついのは、やはり練習不足と分かっている。
ロイヤル胎内パークホテル前を通過してから、あとは上りばっかり。
「昆虫の家」の前を通り、胎内平につながると、すぐに急坂になる。
これはキツイ!
さっそく歩くことにした。
目の前、何人も歩き出していた。
そのことで、仲間がいるような気がしてホッとする。
ヘアピンカーブを何回か繰り返しながら、上って行く。
何度か歩くと、そのたびに意志の強い走るランナーに抜かれるが、そこは悔しいけど気にしない。
その後少し楽になると走り出す。
そんなことを繰り返して、胎内平まで到達。
そこでは、「平」の名があるように比較的平坦だが、細かいアップダウンはある。
待望の給水所。
ミネラルウオーターとスポーツドリンク。
今日は暑い。ちゃんと飲んでおかなくては。
さあ、今度はさっき上ってきた急坂を駆け下る。
われわれの15分後にスタートした5.4㎞の種目の選手たちが上ってきた。
意外なことに、上位は中学生ばかり。たくましいこと!
急坂の下りは、足が勝手に動く。
背の高い私には、ほかの人より楽なはず、と何人か抜くことができた。
(脚が長いからと言いたいところだが、胴の方が長いので胸が張れない)
この戻り道は、太陽に向かう方向なものだから、正面から陽射しを浴びて胸が熱くなってたまらなかった。
下りが終わるのは、スタート地点のそばまで来たとき。
胎内スキー場の斜面がずいぶん高く見える。
この橋を渡り終えると、今度は向こうの、奥胎内に向かう橋を渡ることになる。
下ってきて、残り3km余り。
陽射しはつらいが、一番厳しい胎内平へのアップダウンは終わったから、あとは少しは楽になるかと思ったのだが…。
(つづく)