新潟シティマラソンの送付物がなんたら…と前に書いたけど、
「そういうことを言えるのは、ちゃんとしたランナーだろっ。おまえ、なんちゃってランナーのくせに。」
そんなふうに怒られそうだなあ。
そう、最近の私は、なんちゃってランナー度が非常に高くなっているのだ。
なにせ、まともに走っていないのだから、われながら困ったものだ。
その理由と言えば、走った後や次の日などに、立ちくらみのようにクラクラすることが結構よくあるようになってしまっていることが主たるものだ。
速く走ったり、きついトレーニングをしたりすると、さらにそうなりやすい。
そのうえ、この夏は毎日猛暑日のようなものだったので、体がきつかった。
だから、8月中などはついに1日も走りに出ないでしまった。
9月になっても猛暑が続いていたから、たいない高原マラソンを含めてもまだ3回しか走っていなかった。
それなのに、レースには出ようってんだから、完全になんちゃってランナーになってしまっている…。
でも、走ることは好きだし、走りたいのだけどね。
さて、グダグダした言い訳はここまで。
今日は、当地では夏日にはなったものの、真夏日にはならなかった。
時々雨もちらついたが、非常に過ごしやすかった。
暑くなければ、走ってみましょう。
夕方近くに、走りに出た。
今日は完全にゆるいジョギングで行く。
日が暮れるのが早くなってきた。
さすが秋の彼岸。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものだ。
久々に走る道には、田んぼのあぜにびっしりと黄色い花が咲いている。
ヒレタゴボウ(アメリカミズキンバイ)だ。
熱帯原産だったというが、温暖化のせいだろう、雪の降る当地でもこんなに増えるようになった。
新しいこの花の咲く景色は、新しい秋の風景となるように見える。
新しくない秋の風景と言えば、秋の桜—コスモスが咲く風景。
風にそよぐコスモスの花は、いかにも秋。
コスモスの花を見て、気持ちがなんだかとても軽くなった気がした。
ところが、その近くでびっくりする花を見つけた。
その花は、これ。
どう見ても、これは春に咲くフジの花。
フジが9月に咲くなんて、聞いたことがない。
でも、まぎれもなく、普通は5月に咲くフジだった。
もしかしたら、くるい咲き?
ひょっとしたら、新しい品種?
でも、なにか新鮮な気分になった。
猛暑から逃れて、やっと秋の気分。
なので、「くさかんむり」に「秋」の「萩」がきれいに見えた。
花たちのおかげで、秋を実感しながら(フジの花を除いて)、ゆっくりペースでジョギングができた。
走った距離は、13kmに過ぎないけれど、この距離を走ったのは、6月の関川マラソンでハーフを走って以来だった。
あと半月後には、年に一度のフルマラソンに挑戦するわけだから、この4倍近く走ることになる。
まあ、なんちゃってランナーとしては、走るのはフルマラソンの3分の2くらいで、残りはきっと「遠足」にならざるを得ないと自負しているのだけれど…。