私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

都市ガス

2009-03-17 | 10住む・暮らす
長いつきあいの友人が、今日、沢山の新鮮な魚を持参してくれました。

ブリのアラにぷりっぷりのカワハギ、刺身4種の盛り合わせ。

「さぁ、炊き立てご飯と一緒に食べよう!」と喜び勇み、早速調理にかかりました。

ブリのアラは生姜と、カワハギはゴボウと煮付けます。

鍋を二つ、ガスコンロに置き、それぞれ酒、みりん、醤油を注いだ煮汁を煮立て、いいバランスで煮付けることができれば、間違いなく美味しいはずの新鮮な魚。

ところが我が家の台所、魚を煮付ける時に一つ問題が…。
必ず換気扇を強にセットし、ベランダ側の窓を開け放たねばならないのです。

天井のガス漏れ検知機が、蒸発したアルコール分を認めるや、敏感に反応するので…。
それはもうけたたましい警報音が鳴り響き、勝手口を全開にして、アルコール濃度が薄まるまで警報音は鳴りやまないのです。

お向かいさんやお隣さんは、
「あの家またやらかしているな…」と思っているに違いありません。
私、常習犯なのです。

重々反省し、煮魚をつくるときには十分注意しているのですが、鍋二つの同時調理はいかんせん強力だったかも。

煮汁に酒やみりんを使わなければ良いのでしょうが、美味しい煮付けを食べるには欠かせないアルコール分です。

警備会社の管理下にあるので、警報が鳴ると、ほどなく警備員さんが訪ねてくださいます。
「今の誤作動です!」
と連絡しても、警報を鳴らしてしまったからには解除作業が必要な訳で、御足労いただくことになってしまいます。

「ごめんなさい。申し訳ない。」と警備員さんにお詫びをし、すっかり落ち込む私。

友人は、ただただ驚いていましたが、一つ教えられました。

プロパンガスは比重が重いから検知機を下につけるけれど、都市ガスは空気より軽いので検知機は天井設置が常識なのだと。

皆さんご存知でしたか?

郊外のプロパンガス生活が長かった私は、ガスはどれも空気に比べて重たい物質のはずで、天井に検知機を設置しているのはおかしい…とずっと思っていたのです。
私の認識は完璧に誤りでありました。

やはり私が悪かったのです。

ガス検知機が、料理に使うアルコールに反応しなくなる方法はないものでしょうか。

警報怖くも、煮魚食べたし。

ほとんどトラウマになりつつあります。
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