私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

生死はあざなえる縄のごとし

2010-01-21 | 雑観
父を送ってから、どうも気が落ちている。

実際に「気が落ちる」という状況をまざまざと実感するのは、初めてのことのような気がするのだが、ぼんやりとして冴えがまるで無くなっているのだ。

今日は車を運転中、進行方向の渋滞を避けたくて、右折レーンから直進レーンに進路変更したところ、十分に安全な状況ではあったのだが、対向車線からやってきたパトカーに見とがめられ、進路変更違反ということで1点の減点、6,000円の反則金の支払いを命じられてしまった。

道路交通法違反なんて、十何年振りだろうか。

「あぁ…」とため息しか出ず、更に気が落ちてしまった。

要注意の警告だったのだろうなぁ。

友人の家では、父が亡くなったのと同じ病院で、新たな命の誕生があったという。
人の生と死はあざなえる縄のごとし。

鴨長明の方丈記だったか「かつ消えかつ結びて」と浮かんでくるあたり、私も古い日本人になったもんだ…と思うことである。
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