私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

午前三時の歌声

2012-11-11 | 10住む・暮らす
11月になって(多分)、毎夜、前面道路を歌いながら歩くオジサンが出現した。

人通りのほぼない道を、思いっきり大声で歌いながら歩く。


最初の日は「知床の岬に~♪」だった。
ほぼ完璧な歌詞で通してお歌いになるのを聞き、目が覚めた。

呆気にとられながら、妙な酔っ払いがいたものだ…と思っていた。


ところが、それから毎夜毎夜、午前三時から四時にかけて、大声の歌が聞こえるようになってしまった。

「知床旅情」はそこそこ聞けたのだが、それから夜毎歌われる歌は異なり、どれもいささか中途半端な歌いっぷり。

「長崎は今日も雨だった」やら「襟裳岬」やら…どうやら演歌系がお好みの様子。
時には永ちゃんが聞こえたり、「長い夜」だったり。

昭和20~30年代の生まれなのだろう。

こっそり窓からその様子を確認する。


自転車ではなく、歩きだったことに驚く。

片手にビニール袋。

片手に透明なビニール傘。

歩行のリズムは少し乱れている。


住まいが定まらない人なのかもしれない…と思った。


山側に向かって交差点を越え、延々と道路沿いに聞こえていたオジサンの歌声。


昨夜からわずかに100mほどの区間となった。


誰か、心ある方が注意なさったか?と思っていたのだが、今宵も短い区間響いて静かになる。


今夜は雨。

紅葉も盛りで、外は「寒い」という言葉が自然な季節。

近くに寝床を見つけているのか。


メイワクな歌声が、いささか気がかりな霜月の夜である。
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