私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

タマゴサンド

2024-06-16 | 1食べる
目下、人生の喜びは食べること。
用意した食事を「見て」「嗅いで」「味わって」ゆっくりと食べるならば、食の満足度は格段に上昇するのだろうが、ガツガツ慌てた食べ方になりがちなのを反省する。

ドラマ「深夜食堂」を見ていて、合間合間に使われるタマゴサンドのカットが目に焼き付いて、随分久しぶりでサンドウィッチを作る。

一時は高騰し、なかなか手が出せなかった玉子だが、最近ようやく特売商品として復活。お買い得の玉子を手にすることが出来るようになった。

さりながら当方おひとりさまであるから、さほど消費は進まない。
賞味期限を気にしながら、在庫がたっぷりなのを確認すると、ゆで玉子を用意してタマゴサンドを作成する。

休みの朝、ブランチ用にのんびりとサンドウィッチを作る。
バターを軟らかくして、辛子と練り合わせるのは気が急くのでパス。
マヨネーズにチューブの練り辛子を混ぜて食パンに塗る。
玉子は粗く刻み、マヨネーズと合わせて挟み込む。
野菜不足を危ぶむ脅迫観念から、薄くスライスしたキュウリも併せて挟む。
使い切りのサンドウィッチ用食パンだが、すべてタマゴサンドにしてしまうのは芸がない。
今朝は半分をチーズサンドにした。

少し濃い目にドリップしたコーヒーを添えて、既に夏のような暑さの6月16日、ゆっくりと父の日の朝食を楽しんだ。
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今日は誰とも会わなかった

2024-03-17 | 1食べる
日曜日、はっきりしないお天気だ。
今日は誰とも会わなかった。
夕方になると目がかすむ。
ドライアイの目薬では改善しない。
老いだなぁとしみじみ思う。

夕御飯は煮豆にしようと買ったまま、結局煮ることは叶わなかった黒豆で炊いたおこわ。
鹿児島かぼちゃと春菊のお味噌汁。
そして、レモン風味クリームソースをかけたチキンステーキでありました。
ごちそうさまでした。
さて、お風呂でさっぱり、気分を切り替えましょう。
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寒い日

2022-12-18 | 1食べる
寒い日が続く。
じっと家に引きこもり、活動を開始しようとしていた事を忘れたように過ごしている。

今年は柚子ジャムを作るのに失敗した。
レシピが残っていなかった事もあるが、昨年大量にあった蜂蜜がなく、甘みを砂糖や氷砂糖にしたのが少なからず影響した気がする。

そんなこんなで柚子ジャムづくりに苦心していた時、ちょうどNHKテレビで尼寺の尼僧さん達が柚子ピールを作っている番組を目撃する。
触発されて柚子ピール作りにトライした。

初夏、梅干用に百均で干し野菜用の吊るしかごを買ったのが功を奏した。
柚子の皮を甘く煮て、寒風吹きすさぶバルコニーでそれを干し、最後にグラニュー糖でお化粧する。
柚子の苦みが好きなので、あく抜きの茹でこぼしは1回だけ。
苦みの感じられる香り豊かな柚子ピールが出来上がった。

冷たい空気に気管支がびっくりして軽い咳が出る度、柚子ピールをつまみ食いしている。
あっという間になくなりそうだ。

来年も柚子を送ってもらえたら、必ず作成しようと決心する。
レシピをメモしておく事を忘れぬようにしないと!
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デジタル化の凄まじい世であるけれども

2022-12-07 | 1食べる
DX推進のスピードが凄まじい。

どうせもう管理社会から逃れようもないのだからとマイナンバーカードを作り、マイナポイントという飴を頂戴する。
財布から現金を探し出す決済がまどろっこしく、スマホを取り出して「ピッ」してもらうことが増えた。

お気に入りのスイーツ店の喫茶部で「支払いはカード決済等に限ります」と知らされうろたえたのは昨年の事だが、「当店は現金決済のみです」と貼り紙してあった安売りスーパーでも、先月とうとう某QRコード決済が開始されていた。

税法もどんどんデジタル化が進められ、もう、流れには逆らえない。

今年も、友人が無農薬の柚子を沢山送ってくれた。
昨年、とても美味しいジャムが出来たので、今年もジャムを作ろうと張り切ってみたが、どのレシピ通りに作ったのか分からなくなってしまった。
スマホで検索をかけると、柚子ジャムの作り方情報が溢れ出てくる。
去年はどうやったのやら、とんと正解にたどり着けない。

あれやこれやを参考にしながら、頭の中でハイブリット状態にして、訳の分からぬ配合でジャムを作る事になってしまった。
大切にしたい情報は、手書きでメモに起こし、保管しておくことが必要なようだ。
アナログ処理も侮ってはならない。
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十五夜

2022-09-11 | 1食べる
昨夜は十五夜であった。
東の空に低く、大きな満月が冴え冴えと見える。
時に雲に隠れて見えなくなり、また雲間から煌々と光を放ち、丸い大きな姿を現す月を畏敬の念で眺める。
美しい月であった。

清らかな月の輝きを見る内に、雑然とした思考に乱されて、気分次第の言葉を放ち、一定しない行動をとる自分が恥ずかしく思われる。

西日本に位置する当地では、中秋の名月を愛でながら、月見団子の他に丸いお団子を入れた団子汁を作って食べる風習がある。
上場スーパーのチラシにはないが、地場のスーパーのチラシには、団子汁用の食材がピックアップされている。
わざわざ自宅で作って食べることはなかったが、無性に団子汁が食べたくなり、夕飯には団子汁を用意した。

丸い月が、白みそのだし汁に浮かんでいる。
曇りなく気分も晴れて、私の思考回路も冴えますように。
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夕飯は天ぷらにする

2022-09-06 | 1食べる
天ぷらは、基本外で食べることにしている。
健康に気を遣っている。高カロリーの料理だし、使用した油は一度限りで捨てる。
自宅で作ると経済効率がすこぶる悪い料理である。
専ら天ぷらを外食メニューにしているのは、様々な理由からだ。
その天ぷらを、久しぶりで夕飯のメニューにする事とした。

大きなサツマイモがあって、それを食べる為のメニューにそろそろ飽きたから。
カボチャを煮もの、スープ以外のもので食べたかったから。
安値に飛びつき買った、細長い大量のアスパラガスを消化したかったから。

食材面以外の理由もある。

株主優待でもらった食用油を使いたかった。
気まぐれに入手したがあまり使用していない天ぷら鍋を、久しぶりに登場させたかった。
などなど。

あれこれ考えながら、天ぷらの衣づくりに必要な小麦粉が、在庫量ちょうどである事に嬉々とする。
冷蔵庫の小麦粉を使い切る事が出来た。
やはり家で天ぷらを揚げるのは、コストパフォーマンスが悪いと嘆きながら、一面でスッキリもする。

値上げの波は随所に及び、天ぷらに使えそうなエビは恐ろしく高値であった。
しかし、揚げたてのエビ天はこの上なく美味しかった。

良かったことも、悪かったことも、必ず同時並行で同じくらいあるものだ。
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飢餓が必要なようだ

2022-08-07 | 1食べる
NHKのBSで放送中の「ヒューマニエンス」がお気に入りだ。
再放送を含めて見る度、思う事、考えさせられる事が多い。
とかく科学的視野に欠ける私だったが、こうした番組が幼い頃からあって、それを見ることが出来たなら、私の成り立ちも随分変わったものになっていただろうにと思う。

先日再放送を録画して見たのは「老化」がテーマの回であった。
細胞の老化を食い止めるには、飢餓が必要なようだ。
健康や減量を目的に、プチ断食やもっと長い断食をして生活をリセットするのも、科学的には細胞の老化を食い止める働きかけに根拠があるのかもしれない。

空腹を恐れるように、小腹が空いたといってはポリポリつまみ食いしている私にとって、大変考えさせられる回ではあった。
繰り返し録画を見て、飢餓状態を生活に取り込む生活をしなくてはならないと思う。

それにしても今年の夏は過酷である。
今日はもう立秋であるというのに、暑さが収まる気配は全くない。
この暑さを味方につけて、梅干をせっせと作っている。

私は年寄りに育てられたが、我が祖母の作る梅干は硬くてまずかった。
継母に育てられた彼女は「私は、継母にあって、何も教えてもらえなかった」が常套句の言い訳であった。
もし、インターネットが彼女の時代にあれば、検索をかけて主婦としての腕を上げただろうか。

買うものだった梅干を、無農薬の梅を毎年送ってくださる方があって、ここ数年試行錯誤しながら作り続けている。
梅を干す事の意味がもう一つ理解できず、干す工程が緩いのだが、今年は200円の干し網をダイソーさんで見つけ、十分に干せなかった梅を次々干している。

土用の厳しい陽に当てて、紫外線消毒しながら水分を飛ばす。
そうする事で果肉と表面の薄皮の間の水分が少なくなり、梅の皮は薄く食べやすい状態になるのだろう。
厳しい太陽の日差しは、唯一、梅干には有難いものとなっているように思う。
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孤独だなぁ

2022-05-04 | 1食べる
世の中はゴールデンウィーク真っ只中。
コロナで自粛も確実に緩んで来ている印象だ。

録画で、立花隆さんの晩年の記録を見る。
死によって人はつまり無になるという結論にたどり着いておられた。
私も、久々に自分の命の到達点について考えた。

こんな日に限って、一人で静かに食事をする。
一人であるので、あれこれ作りながら、セットアップすること無くパラパラと食べる。
途中で反省し、炊きたて卵かけご飯でしめた。

我が家の卵かけご飯は、黄身だけの卵かけご飯だ。
白身を嫌った祖母から受け継いだ伝統である。
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お外ご飯

2020-10-11 | 1食べる
コロナ禍で、外での食事を誰かと楽しむこともいよいよ少なくなった。
一緒に楽しむ方が高齢者であれば、あるいは自分がウィルスをもっていて、はからずも相手に感染させることになってしまった場合に、後悔してもしきれないから。

それでも世の緊張はいくらか緩んでいて、マスクをしないで街を闊歩する人をしばしば見かけるようになった。
次々閉店してしまう外食店舗。
しばしば通ったお食事処の無事をひとつ、ふたつ、確認するように時折訪れる。

お気に入り店舗の健在を確認。提供される食事を味わう。
馴染みの味を美味しく頂ける幸せ。
世の中は刻々と変化するが、美味しいものを頂くときの喜びは変わらない。
ほんのつかの間、幸せを噛み締めて食べる。生きていると思う。
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食べることは生きること

2019-09-07 | 1食べる
食べることが生きることだと思っている。
どんな食事を日々繰り返しているかが、どんな毎日を生きているかとイコールだ。

「凪のお暇」とともに、この夏のお気に入りドラマが「きのう何食べた?」だ。
当地は地方であり、テレ東系番組の放映にはタイムラグがある。

好きな俳優である内野聖陽さんのゲイ演技を見るのは、いささか辛い部分もあるのだけれど、内容には文句なく共感できて満足している。
LGBTにあらずとも、ともに食を楽しむ事ができる人とこそ、ともに生きる事ができる。
それが、パートナーってものよね…と、しみじみ思うのだ。

年齢を経た、長く連れ添ったご夫婦が、生き方が異なる事に気付いて、夫婦でいるのにまるで人生を共有している感覚を持てずにいるばかりか、違和感ばかり覚えて日々ストレスが積み重ねられているのをみるにつけ、共に生きるパートナーって稀有のものだと思う。

お一人様でない人生にも、辛さは伴なわれている。
生き続ける事は、今更ながらなかなかに厳しい事だ。
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