Kanpo-Masterです。
DIHS Drug-induced hypersensitivity syndrome[日本臨床 2007;65:341-343]
DIHSは発熱と多臓器障害をともなう薬疹で、経過中にヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)を主とするヘルペスウイルスの再活性化を伴い、症状が遷延することを特徴とする。抗痙攣薬(カルパマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、ゾ二ザミド)、アロプリノール、サラゾスルファピリジン、ジアフェニルスルフォン、塩酸メキシチレン、塩酸ミノサイクリンが原因薬剤となる。我が国で最も多いのがカルバマゼピンである。薬剤内服している0.1%-0.01%に生じると推定されている。発熱、全身倦怠感、咽頭痛などの全身症状と発疹で発症する。
治療方法は一定の指針なしプレドニゾロン換算で0.5-1mg/kgを用いる。
さて、あんずの皮膚科のprofessorによるDIHSのreviewが出ています。
A Complex Interaction Between Drug Allergy and Viral Infection
[Clinic Rev Allerg Immunol 2007;33:124-133] Tetsuo Shiohara, Yoko Kano
http://www.springerlink.com/content/h494421859232254/
これが図書館になかったので、皮膚科に直接出かけて、秘書さん経由で別刷りをゲットしました。なかなかvolumeがある内容でした。
Diagnosis criteria for DIHS/DRESS
List of criteria
1. Maculapapular rash developing>3 weeks after starting therapy with a limited number of drugs
2. Lymphadenopathy
3. Fever(>38℃)
4. Leukocytosis (>10×10^9/l)
a. A typical lymphocytosis
b. Eosinophilia
5. Hepatitis (ALT>100 U/l)
6. HHV-6 reactivation
うち5つが合致すれば確定診断
このreviewによるとdrugが引き金になってherpesvirusesの活性化がおき、これによりanti-viral immune responsesが起き、allo antigensやdrug antigensにそれぞれ反応を起こしたのがGVHD, DIHSとなるという仮説が出ていました。
特にDIHSではHHV-6のみならずEBV, HHV-7, CMVも関連が疑われているようです
http://ai.jsaweb.jp/fulltext/055010001/fig02.html
にDIHSの写真が出ています。
DIHS Drug-induced hypersensitivity syndrome[日本臨床 2007;65:341-343]
DIHSは発熱と多臓器障害をともなう薬疹で、経過中にヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)を主とするヘルペスウイルスの再活性化を伴い、症状が遷延することを特徴とする。抗痙攣薬(カルパマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、ゾ二ザミド)、アロプリノール、サラゾスルファピリジン、ジアフェニルスルフォン、塩酸メキシチレン、塩酸ミノサイクリンが原因薬剤となる。我が国で最も多いのがカルバマゼピンである。薬剤内服している0.1%-0.01%に生じると推定されている。発熱、全身倦怠感、咽頭痛などの全身症状と発疹で発症する。
治療方法は一定の指針なしプレドニゾロン換算で0.5-1mg/kgを用いる。
さて、あんずの皮膚科のprofessorによるDIHSのreviewが出ています。
A Complex Interaction Between Drug Allergy and Viral Infection
[Clinic Rev Allerg Immunol 2007;33:124-133] Tetsuo Shiohara, Yoko Kano
http://www.springerlink.com/content/h494421859232254/
これが図書館になかったので、皮膚科に直接出かけて、秘書さん経由で別刷りをゲットしました。なかなかvolumeがある内容でした。
Diagnosis criteria for DIHS/DRESS
List of criteria
1. Maculapapular rash developing>3 weeks after starting therapy with a limited number of drugs
2. Lymphadenopathy
3. Fever(>38℃)
4. Leukocytosis (>10×10^9/l)
a. A typical lymphocytosis
b. Eosinophilia
5. Hepatitis (ALT>100 U/l)
6. HHV-6 reactivation
うち5つが合致すれば確定診断
このreviewによるとdrugが引き金になってherpesvirusesの活性化がおき、これによりanti-viral immune responsesが起き、allo antigensやdrug antigensにそれぞれ反応を起こしたのがGVHD, DIHSとなるという仮説が出ていました。
特にDIHSではHHV-6のみならずEBV, HHV-7, CMVも関連が疑われているようです
http://ai.jsaweb.jp/fulltext/055010001/fig02.html
にDIHSの写真が出ています。