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マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

ランチです

2018-04-26 12:39:25 | グルメ






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第181話 桐原少佐の実家の湯に御誘いだ!!ウェーブ(女性士官)達!!

2018-04-26 00:39:45 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
男性陣が茂人の家でもあるスーパー銭湯にいろんな意味で行こうとしている中・・・・・・・
女子シャワー室前ではある程度の女性士官達が集まっていた。
ラウラなどの一部パイロット陣や艦橋クルーの一部が来ており、仕事終わりのシャワーを浴びようとしていた。

だが・・・・・・・・・・

ラウラ「シャワーが使えない?」

チェミン「ハッそうであります。」
ARMD-213アルタミラ.電測員.ユン・チェミン.伍長

やはりシャワーが壊れていた。
最初に入ったのはチェミンであり、シャワーを使ったが出てきたのは冷たい水。
その結果、チェミンはすぐさまシャワー室から出て体を拭いて後から来た面々に故障していると伝えた。

女性陣達はシャワーが使えない事にショックを受ける。
女性は清潔が命、清潔に出来ないのは死活問題である。

清潔に出来ないと女性陣は地獄のような日々を送らないといけないのである。

ラウラ「シャワーが使えないのはきついわね。」

ロザ「ゼントラーディ軍にも一応シャワーありましたし、シャワーが使えないのは

ラウラ「だよね~」

ラウラなどのゼントラーディ女子(メルトラン)も同じような気持ちであった。
ゼントラーディ人は戦争しか知らない戦闘種族であれどシャワーをする文化はある。
シャワーが出来ないと言うのは地球人と同様に不愉快に感じてしまう。
シャワーが使えないと知ってかなり焦っており、このまま寝たらどうしようかと思った。

エラ「チェミン、調べるから手伝ってくれない?」
SVF-64アンサーズ.イ・エラ少尉

チェミン「了解です。」

パイロットでありながら機械いじりでもあったエラがチェミンと共に原因解析に入る。
一体何が原因なのか知る必要がある、現在職務中の整備班の女性陣を呼ぶ暇がない。
男性整備班は既に仕事を終わっているが、正直男性に整備させるのは生理的に嫌・・・・・

だから自分達でやるしかない。
なのでここは女性陣の中で機械に精通している面々に調査させるしかない。
エラとチェミンはシャワー室の中枢機械を見る・・・
他の女性陣は心配そうな顔をしながら様子をうかがう。

結構いろんな箇所を見た結果・・・・・・・・

相沢美弥「チェミン、これはいつ直りそう?」

チェミン「私の予測では・・・・・・1日だと思います。」

エラ「私も言うけど、整備班でもこれじゃ1日かかるわよ。これは酷い故障でシステムが暴走・・・・・・一度解体し点検する必要がある。」

マリー「1日!?」
ARMD-213観測員マリー・アンダーソン曹長

結果としてまる1日かかると判明する。
男性陣も同じだが酷い故障でシャワー室のシステムが暴走、一度解体し全体的に点検する必要がある。
まさに最悪な一言でいい程の結果・・・・・・・・・皆は落胆してしまう。

フランソワ「1日だと汗だくで仕事に支障がでるわ・・・・・・・・。」
ARMD-213観測員フランソワ・ベルリオーズ准尉

カゴメ「はぁ汗だくで仕事したのに・・・・・」

相沢美弥「やれやれ.....そうだクラビウス基地でシャワー浴びたらどうかな?」

エミリー「嫌ですよ、混雑しますし。」

クラビウス基地のシャワーを浴びたらどうだと言う美弥の意見・・・・・
賛同する女性兵もいるが・・・・・・大部分はクラビウス基地のシャワーを嫌がる。
やはり理由は混雑するから・・・・・・・・

なんたって宇宙軍の要衝であり戦前から変化のない惑星。
宇宙軍増強もあり、新統合軍全軍の2割程の兵力がいる程であり、ゼントラーディ系の兵士もかなり多い。
人の多さが故に混雑し、行きたくないと思う。

更にこの時期は月面クラビウス基地に在籍する機動艦隊がかなりいる・・・・・・・・
この時期は混雑な上に更に混雑する・・・・・・・・・

ラウラ「混雑か........ん?」

一同はシャワーが直らない上に混雑する基地のシャワー室を使う事に失望とこの世の終わりかと言う程落ち込む。
そんな中で・・・・・・・・・・・

吉野大樹「よっラウラ.........」

ラウラ「ラック!?」

そんな中で男性陣の大樹がラウラ達の前に出てくる。
突然やってきた大樹に女性陣達はなんとも言えない表情で見てくる。
それもそのはず、まさか女性シャワー室に来たのはいろんな意味で嫌なあれかもしれない・・・・・・と・・・・・・
美弥は大樹に向かっていく・・・・・・・

相沢美弥「オイコラ、女風呂の前で何をしている助平男。」

吉野大樹「助平男!?誤解だ!!違うって、実は話があるんだ風呂に関しての話。」

相沢美弥「風呂に関しての......」

劉夢華「話?」

吉野大樹「とっておきの話なんだ・・・・とくに隊長の・・・・・」

助平男と大樹を罵声し大樹はそれに怒りながら誤解だと言った直後に風呂に関しての話がある特に隊長のと・・・・・・言った。
女性陣達は大樹からの突然の風呂に関する話で固まる。
まさかのまさかなのだが・・・・・・・・男性陣も・・・・・・・・・

ロザ「その前にだけど男性陣もシャワー・・・・・・・」

吉野大樹「あぁ壊れた、俺が一番風呂に行こうとしたら千葉のおっさんたちが話していた。」

風呂が壊れた・・・・・・・・・・・
男性陣も同じ・・・・・・ラウラ達はアルタミラのシャワー設備の貧弱性を心の中で嘆く。
するとバルキリーパイロットの一人アリサ・バレンタイン准尉が大樹に近づく・・・・・

アリサ「吉野大尉、一体風呂に関して何を言うつもりなんですか?」
SVF-64アンサーズ.アリサ・バレンタイン准尉

吉野大樹「実はだな・・・・・隊長が家の実家の風呂に行こうとしているんだ!!」

アリア「風呂?」

相沢美弥「隊長の実家の風呂って・・・・・・・」

吉野大樹「そう実家の風呂はスーパー銭湯らしい、普通金はかかるが・・・・・・隊長は家の人間なので無料らしいぜ!後奥さん見に行くのも・・・・・・」

近づいた理由は大樹の風呂の話。
大樹は風呂に関する話は大樹の話だと言う・・・・・・・
一同は多少戸惑ったが、ある程度納得する・・・・・・

特に・・・・・・・・

劉夢華「そう言えば隊長はゼントラーディの奥さんがいると言っていたわね、それ本当かしら?」

カゴメ「本当です、名前は・・・・日本名になりましたが結婚前はデワントン・フィアロ、ゼントラーディ軍第118基幹艦隊ラプラミズ直衛艦隊所属であのミリア・ファリーナ・ジーナス中尉の副官を務めており新統合軍には予備役大尉として勤めています。」

相沢美弥「あっ思い出した、少佐あの時綺麗なゼントラーディ人女性といたけどあの人なんだ!!」

茂人の奥さん・・・・デワントン・フィアロ。
今は桐原安奈と名乗っている。
すっかり存在を忘れられていたようで、彼女本人が聞いたらどう思うのか・・・・・

かなり知っているラウラとロザは苦笑いする。
デワントンは勝気な性格はベーシックだが、かなり繊細でよく涙を浮かべる事もある。
結構な確立で泣きながら起こるだろうなと思った。
なんたってあのミリアの副官だからね・・・・・・・・・

一連の事を聞いた女性陣の面々・・・・・・・・・無料で風呂に入れると・・・・
そうと聞いた女性陣の動きは早い。

カゴメ「それより張り紙しといて!!まだ仕事している女性兵は大勢いるわ。後でシャワーに浴びにくるだろうし!!」

ヨン曹長「了解。」
ARMD-213アルタミラ応急工作班.ヨン・テヒ曹長

すぐさま情報を聞いたアルタミラの女性陣はすぐさまシャワー室に張り紙を張る。
まだシフトによって勤務しているアルタミラの女性兵士はまだまだいる。
この艦は女性の割合は10分の4と半分近くいる。
この場にいるのはまだ1割程度であり、残りの3割は仕事中である・・・・・

残りの面々には可愛そうだが、茂人の風呂は内緒にしとく・・・・・・・・・
なぜならそこも混雑になるから・・・・・・・・

一同はすぐさま茂人の姿を探す。

桐原少佐「うっなんか物凄い寒気がするな・・・・・・・・・見つからないうちに家に帰らんとな・・・・・娘達やデワに会いたいし・・・・・」

そんな事も知らない茂人は家に帰ろうと目論む・・・・・・
だけど、それがすぐバレるとは知らずに・・・・・・
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第180話 風呂騒動の始まり

2018-04-24 23:51:13 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
     【2021年5月21日クラビウス基地ドック係留中のアルタミラ】

クラビウス基地在留2日のアルタミラ。
普段通りに業務を行ったり訓練などを行っていた。
このまま平穏な日々を過ごせるかと思われたが・・・・・・

まさかとんでもない惨劇に見舞われるとは思わなかった。
その惨劇は整備長千葉の叫びから始まる。

千葉曹長「ぬわぁぁにぃぃぃぃシャワー室が故障だとぉぉぉぉぉ?」

ウェルナー伍長「ハッ・・・・・・・クラビウス基地のアルタミラのシャワー室が故障しました。」
アルタミラ整備班カーロン・ウェルナー伍長

千葉曹長「なぁぁぜなんだ!」

ウェルナー伍長「じ.自分には分からないであります。女子も同じようなんです。」

千葉曹長「女子もぉぉぉぉぉ?」

アルタミラに備えている自分の身体を清潔するにおいて重要なシャワー室が故障した。
しかも男性シャワー室だけでなく女性シャワー室も壊れた。
千葉は一体何が原因なのかとウェルナー伍長に問いただすが・・・・・・・・

経験不足であるウェルナー伍長に分かるわけがない。
シャワーの故障原因なんて・・・・・
その事で千葉は切れてしまい、冷静さを完全に失っていた。          
後ろから熊谷が見ているがどのように対応するのか考えていなかった。

ウェルナー伍長「もう一度言いますが・・・・・・・詳しい詳細は分からないであります。」   

千葉曹長「分からないだとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?なんとかしろ!!」

ウェルナー伍長「そう言われましても・・・・・・・・・」

熊谷軍曹「くそ、俺たちは汗だくなのによ。」

千葉曹長「ちくしょーめ!」

叫びながら今回の事故を解決しようとしていない。
普通なら冷静になって直して行こうと言う流れになるのだが、そうはならない。
このままではアルタミラ全乗員の衛生面が保てない異常事態になってしまう。

それでもなお千葉は冷静にならない。

桐原少佐「あれシャワー故障?」

ウェルナー伍長「桐原少佐」

千葉曹長「シャワーが使えないんですよ、男女ともに故障してしまって。」

桐原少佐「そりゃあ大変だね、っで艦長に報告したの?」

千葉曹長「それはまだで......」 

そんな状況下でアンサーズ隊長.茂人がやってくる。
茂人の顔を見た千葉は冷静さを取り戻し事の詳細を伝え、茂人から艦長に報告したかと聞いた。
千葉はハッとなりしまったと言う顔をし、報告していない事を言う。

どんな社会においても、報告・連絡・相談・三つ合わせて報連相は重要である。
それを忘れてしまった千葉達は自らを恥じた。

桐原少佐「じゃあ今聞いて見る?」

茂人は上に連絡しようとする。
とにかく慌てていても何も始まらないし報連相は重要であるとそう判断したからである。
このまま放置していればアルタミラの衛生環境は最悪な状態になり病気になる人間が増えてしまう可能性がある。
茂人は指揮官の一人なので、艦長に相談し指示を仰ぐ・・・・・・・・

桐原少佐「艦長、桐原です。シャワーが男女とも故障したそうです..........」

ジェイルに電話する茂人。
いろいろと会話しどんな対応をすればいいのか聞いた。
暫く話している中で整備班の面々は息を飲みながら見守る。

下手すれば最悪な結果になるかもしれない。
鬼が出るか蛇が出るか・・・・・・・・

はたしてその結果はいかに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

桐原少佐「はいそうですか分かりました。」

千葉曹長「でっなんて?」

桐原少佐「艦長からの命令、整備班はシャワーを一度解体し全力で修理、ちなみに女子シャワー室は女性整備兵のみで修理する事以上。」

千葉曹長「.......という事は.......」

熊谷軍曹「俺たちの風呂は?」

桐原少佐「風呂が直るまで無しです、部下にも風呂に関しては基地の風呂で対応するようにと言っておきますんで。」

整備班はシャワーを解体し全力で修理する事とジェイルから命令された。
更にそれまでの間、アルタミラの整備班は風呂なし・・・・・・
他の面々は基地の風呂で対応させると・・・・・・

この時の茂人の顔は誰が見ても適当でありなんかやる気がない。
SDF-1マクロス乗艦以前の南アタリア島時代からずっと茂人と縁のある千葉は何か残しているなと感じる。
何を残しているのか・・・・・・・・・・・
そう思って茂人を疑うような目で見るが・・・・・・・・・・・どうにも・・・・・・・。
そのお残しが言われるのはこの直後であった。

桐原少佐「あっ俺は家の風呂もとい、銭湯へ行きますんで・・・・特に問題ありません。」

熊谷軍曹「なんで銭湯なんですか?(って家の風呂もといって言ったよな。)基地の風呂とかあるじゃないですか。」

桐原少佐「そちらは混雑しているから嫌なのよ、クラビウス基地は大きな基地だけど風呂の数が少なくおまけに大人数いるから混雑して大変なのよ。」

千葉曹長「っで改めて聞きますが、何処に行くんですか?」

桐原少佐「デワが経営しているスーパー銭湯。」

茂人の実家スーパー銭湯。
予備役軍人である茂人は妻のデワントンと共にスーパー銭湯を経営していた。
普通に景気が良く、お湯のバリエーションが豊富であり少しばかり有名であった。

千葉曹長「スーパー銭湯?茂坊お前の嫁、デワちゃんはスーパー銭湯経営しているのか?」

桐原少佐「はいそうですが.......まぁとにかく、銭湯には入れないが、修理したシャワーの一番風呂はいれさせてあげるからさ。頑張ってね。」

千葉曹長「少佐そんな殺生な.......さっき仕事終わったばっかりで汗だくなんですよ。」

千葉は茂人がスーパー銭湯が嫁デワントンと一緒に経営しそれに入ろうとしている事を羨ましがる。
だけど、茂人は配慮を忘れたのか気にしない。

桐原少佐「整備班は汗をかいて結構青春はいいじゃないですか!!」

熊谷軍曹「それはブラック職場じゃい!」

茂人は適当に帰っていく・・・・・・
この場にいる一同は・・・・・・・・茂人に羨ましい目線を送るが・・・・
偶然、大樹は近くにいた。

その事をアンサーズの男性陣に事の詳細を話した。

神楽少尉「隊長、俺たちが汗だくなのに一人だけ銭湯だとぉぉぉ。」

茂人の自宅の風呂に関してアンサーズの男性陣の面々は怒り心頭であった。
狭い狭い基地のシャワーなんか入りたくない。
混むし入りずらいし、ただでさえアルタミラのシャワーがマシなのに・・・・・

そんな中である事に気がつく・・・・・・

吉野大樹「嫁が経営していると言ったな。」

ハイウェイ「少尉、大尉。ただ風呂できますね。」

茂人の嫁デワントンの顔を見に行く・・・・・・・・
それとただ風呂・・・・・・・・
この二つの単語・・・・・・これだけでも男性陣のハートを熱くさせるには十分であった。

吉野大樹「女性陣にも伝えろ、丁度隊長の嫁さんの顔を見たかった所だったからな。」

ハイウェイ「同感です大尉。」

吉野大樹「隊長は案外、逃げるのに早いから厳密に伝えろよ!」

『ハッ』

大樹はすぐさま、いろんな人に茂人の家への襲来する計画を教えに行く。
アンサーズの男性グループが動き出す。
その一方の女性陣の面々は・・・・・・・・・・・・
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本日のグルメ

2018-04-24 23:11:05 | グルメ



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ミニキャラ

2018-04-24 00:10:57 | 日記



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第179話 夢華の選択

2018-04-23 23:50:22 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
夢華を迎えに来たラウラ。
その姿を見た夢華はもうそんな時間かと微笑んむ。

一方のラウラは逆に緊張していた。
何故なら夢華が警務隊司令部にいるからである。
警務隊と言えばMPであり憲兵。
どんな階級の人間でも恐れてしまう、新統合軍軍人からすれば一番の恐怖。

そこにいるんだから夢華が何か悪い事をしたのかと思った・・・・・

劉夢華「ラウラ・・・・以前、私警務隊に所属していた事言っていなかったっけ?」

ラウラ「あっ・・・・・・・・・忘れていた・・・・・・」

劉夢華「忘れていたな・・・・・・まぁいいけど。」

夢華はラウラが完全に忘れていると指摘。
指摘されたラウラはすぐさま記憶を思い出し夢華が元警務官であった事を思い出した。
確か、同僚2名が怪我を負わされ復讐心から重大な事件を起こしたと・・・・・

ラウラは頭をかきながら申し訳ないと思い、お辞儀する。

ミル「あなたは・・・・・・」

ラウラ「ラウラ・ベルタリア准尉であります、大尉殿。」

ミル「ベルタリア准尉ね・・・・・遅れて御免ね、私はミル・・・・堅苦しいから大尉殿とか言わなくていいわよ♪」

ラウラ「はい・・・ありがとうございます。」

ミルはラウラが夢華の同僚だと判断し挨拶を行う。
挨拶したラウラはゼントラーディ人らしく目上の人間に対して礼儀正しく挨拶したので印象はいい人だと感じるが・・・・・
忘れっぽいなど何処か抜けている人間だと思った。

とは言え、噂ではゼントラーディ軍第118基幹艦隊ラプラミズ艦隊テキーヴァ隊のエースであり。
惑星エデンのVF-X-10改プロトカットラスに乗っているミリアを一時的に撃墜しかけるが敗北する程の腕前だと・・・・・

更に言ってしまえば・・・・・・・・・
この場で一番、人間の生命を葬った兵士であると・・・・・・・

その事からミルはラウラに多少の恐れを感じるも・・・・・
ラウラの朗らかな人柄からその恐れを隠すかのように心地いい人間だと思った。
まぁ夢華を任せられると・・・・・

いろいろ会話するのだが・・・・・・・・・・

ミル「それにしてもラウラの目は素晴らしいわね。」

ラウラ「素晴らしい?なんででありますか?」

ミル「真面目でありいざとなれば敵を睨みつけ一気に制圧する・・・・・千代教官が見たら嫉妬しそうな程にね。」

ラウラ「はぁ・・・・」

ラウラはミルにいい目だと褒められ理由があんまり分かりにくいので苦笑しため息を吐く。
ミルがいいたいのは目つきであり・・・・・・
ミルの心の中曰く初対面な人から見れば畏怖を覚えさせ、敵が来たら一瞬にして制圧する事が出来ると・・・・・・

目つきによって人が分かる・・・・・普段からミルは思っている・・・・・・
夢華の同僚にこんないい人材がいるとは・・・・・・・・羨ましいとミルは現在思っている。

ミル「モンちゃん、いい同僚に恵まれたわね。」

劉夢華「カゴメ.美弥達も皆いい人です。」

ラウラをいい同僚とミルが言うと夢華は照れる。
同僚が褒められると自分の事のように嬉しい・・・・
夢華は昔からそのような感じの人であった。

ユン「真面目な目ね・・・・・・・・・・そして・・・・一気に制圧する目・・・・・・・・アンどう思う?」

北白川安奈「どうって?」

ユン「ベルタリア准尉の事よ。」

北白川安奈「ベルタリア准尉?」

ミルの横に控えているユンは安奈にラウラの事をどう思うか聞いた。
警務官として地味ながらも真面目に勤務し自分のすべき事を果たしていたユン。
それが故にいろいろと人を見る目が鍛えられ、尋問とかに役に立っている。

今回、かつての同僚で部下であった夢華と同じ所属の艦に乗るラウラがどのような人物かは既に分かっている。

北白川安奈「結構感じのいい子だよ、うちの方にも欲しいくらいね。勿論、教育しないと駄目だけど。」

ユン「同じか・・・・・・・・」

同じ考え・・・・・安奈もユンが考えていた事と一緒だった。
ラウラは真面目であるし、警務官の教育を受ければ完璧であると・・・・
ユンはそれを聞いて、ふふーんと言う顔をする・・・

ただ・・・・・・

ユン「彼女パイロットなのよね。」

北白川安奈「そうパイロット、パイロットから警務官にするのは人事の連中も承認しないと思うわ。もったいないけど・・・・・・」

ユン「それが彼女の適職だからね、しゃーない。」

ラウラが所属するのは可変戦闘機パイロットである。
警務隊に引き込むより、自分の適職である可変戦闘機パイロットとしてそのまま活躍させた方がいい。
安奈ももったいないと言い是非欲しいと言う顔をするが人事の面々が許すはずがない。
ユンは適当な顔をしながら残念がる。

劉夢華「話の最中に悪いけど、そろそろ帰らないといけないのでしたよね?」

ラウラ「はい、アルタミラはクラビウス基地司令部より命令があり通常業務がありますので。」

劉夢華「そうね・・・・早く帰らないとまずいのか・・・・・・・・」

夢華はラウラに帰りの事を聞きラウラは明日の予定を話す。
明日はクラビウス基地司令部からの命令で通常の業務があると・・・・・
それを聞いた夢華は頷き、帰宅の準備に入る。

劉夢華「大尉、私はここで失礼します。」

ミル「明日は業務なのよね、警務隊への復隊は・・・・・・・・」

劉夢華「しばらく考えてから選択します。」

ミル「そっ・・・・頑張りなさい応援しているわ。」

夢華はラウラと共に帰宅の途につく。
明日は業務があるためである。
二人は警務隊司令部を出て自分たちが在住しているエリアへ向かう。

ユン「いいんですか?このまま大人しく帰して?」

ミル「ユイちゃん、まだ時間はあるわ慌てない。」

ユン「はぁい。」

なんとしても復隊させたい夢華が大人しく帰っていく姿にユンはミルにどう考えているかを聞くが・・・・・
ミルはユンに慌てないように促した。

ミル「夢華はいつか必ず帰ってくる必ずね。」

北白川安奈「その自信は・・・・・・」

ユン「何処から?」

ミル「夢華の性格からよ・・・・・・さぁて私達も業務終えて早く官舎に戻るわよ♪」

ミルは自信満々に夢華が警務隊に戻ってくると言う。
その自信を発する源は夢華の性格から・・・・・
そう言った後、官舎へと戻って行った。
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第178話 夢華とミル

2018-04-22 23:47:21 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ラウラの買い物が終わり一同は基地へ戻る。
その道中に夢華は一向から離れ何処かへ向かう。
夢華が行く場所は遠いのかバイクに乗り基地内を走る。

一体どこへ向かおうとしてしているのか?

その行先とは・・・・・・・・・・・

                                  【新統合宇宙軍月面クラビウス基地第4エリアブロック.警務隊司令部】
第4エリアブロック・・・・・
警務隊司令部が置かれているエリア・・・・・・・・・・夢華が訪れた場所である。

劉夢華「警務隊司令部・・・・・もう二度と来る事はないと思っていたけど・・・・・・」

月面クラビウス基地内の警務隊司令部。
ARMD級アルタミラに勤務する前に夢華が勤務していた警務隊部隊が駐屯する場所である。
今回、夢華が訪れた理由は・・・・・・・・・

劉夢華「プリュヴィエ大尉はいますでしょうか?」

「プリュヴィエ大尉ですか?少々お待ちください。」

プリュヴィエ大尉である。
フルネームはミル・プリュヴィエ、新統合軍士官学校警務課出身である新統合宇宙軍の女性士官である。
夢華が士官学校卒業時に少尉時代のミルの部下になっていた事もあり。
夢華が班長になった後もいろいろと世話をしてくれたし、被疑者による部下に重傷を負わせた事件で夢華がやりすぎで上からの処分にも弁護してくれたのもミルである。

夢華は恩人であるミルを待っていると、そのミルが入って来る。
その姿を見た夢華は敬礼する。

ミル「私に来客がいると聞いて来て見ればモンちゃん(劉夢華の読み.リュウ・モンファのモンから)じゃない、久しぶりね。」

劉夢華「はい・・・・・久しぶりです。」

ミル「まぁそんなにかしこまらなくていいから座って♪」

相変わらずかつての上官のミルはトレードマークの笑顔で話しかけてくる。
しばらく顔を見せてない夢華からすればありがたい事であった。
その直後、女性警務官がおかしと紅茶を持ってくる。

二人はお茶を飲みお菓子を食べる。

劉夢華「美味しいですね。」

ミル「クラビウス基地の市街地南部洋菓子店から買ったのよ、案外気に入ってもらえて幸いよ。」

味がいいので少しの緊張を消す。
夢華自身、警務官から追放された事もあってか正直入りづらかった。
だけど、今回ミルに会いたかったので緊張しながらも警務隊司令部に入ってきた。

その緊張は今おかしや紅茶を飲んだ事で落ち着きを取り戻し普通にミルと接する事が出来る。

ミル「今回、私に直接会いに来たのはなんだったの?」

劉夢華「今の近況を報告しに・・・・・」

ミル「近況ね・・・・・聞かせて・・・・今どうなのかを・・・・・・」

夢華の近況・・・・・実は夢華は警務官を追放され航空管制官の転属する際にミルから近況報告を相互交換しようと言った。
それは夢華の勤務態度によって警務隊への復隊させるためである。
ミルとしては大事な後輩でもあり親友であり、大事な部下の一人であり・・・・・・なんとかして復隊させたいと思っていた。

とりあえず夢華の最近の事を知らなくてはいけない。

劉夢華「最近の事を言えば・・・・・・惑星エデンで演習中に反統合勢力の攻撃を受けましたね。」

ミル「この前の・・・・・・・えらい被害を出したようね。」

劉夢華「はい。」

まず最初に出たのは惑星エデンのVF-X-8ファントムⅢによる演習襲撃の事件である。
事の詳細を話すが、軍総司令部の決定で完全な真相を話す事が出来ない。
航空管制官の責務からか、きちんと疑われないように言うのだが・・・・・・・

ミル「何か隠してない?」

劉夢華「隠す?」

ミル「上の命令で言ってはいけない事がある・・・・そうでしょ、詳細は聞かないから・・・・・・・YESかNOかいいなさい。」

劉夢華「YESです・・・・・・・上から今回の事は言わないでくださいと・・・・・・・」

ミル「やっぱりね・・・・・」

ミルは隠し事を見抜く事が出来き、夢華が軍の機密を言えてないと指摘する。
だけど、夢華の事情を知っており事の詳細は聞かずそうなんだなと言うだけで済ませる。

軍の機密事項には知る権利はない。
一歩間違えればとんでもないトラブルに発展する程の問題を引き起こしてしまう。
ミルもその事を認識している。

ミル「次にだけどそっちの交流関係はどう?」

劉夢華「結構楽しくやっています、どれも皆優しくて。」

ミル「優しいか職場に恵まれたんだね。」

劉夢華「兄さんがいるので心細くありません。」

次は交流関係・・・・・ミルが夢華を始め警務隊から離れたり別の勤務地に向かった部下たちの交流関係を心配する。
夢華が気の強い人物だけど何処か落とし穴に嵌っていないか心配である。

更に言ってしまえば気が強いと言う点が落とし穴になる可能性があるが・・・・・
夢華からの話を聞けば大丈夫のようらしい。

それを聞いたら安心した。

劉夢華「こちらから聞きたいのですが・・・・警務隊はどうですか?」

ミル「警務隊?ふっ・・・・大丈夫よ、いつでも復隊できるだけの環境になったから。」

劉夢華「復隊か・・・・・・・・」

ミルは夢華に復隊する事を勧めるチャンスが来たのでどうかと聞く。
夢華が来てくればいろいろと心配する事はない。

頼りになる妹分。
ぜひとも帰ってきてもらい。
その事をミルは全力で思っていた。

北白川安奈「失礼します。」
クラビウス警務隊北白川安奈中尉

ミル「アンちゃん、モンちゃんと話すに来たの?」

北白川安奈「モッチーと話に来たのではなく、モッチーに迎え来ているわよ!!」

劉夢華「迎え?誰だろう?」

そんな中で夢華に迎えが来る。
こんな時間帯に一体誰だろうか?夢華はそう思いながら、ミルと部屋から出る。

ユン「もう一度名前を伺いますが・・・・・」
クラビウス警務隊ユン・ユリナ中尉

ラウラ「自分は新統合宇宙軍予備艦隊ARMD-213アルタミラ.SVF-64アンサーズ所属ラウラ・ベルタリア准尉であります。同部隊長桐原少佐からの命令です。」

夢華を迎えに来たのはラウラであった。
実は帰りが遅いので桐原少佐が早く帰るようにと迎えに行ってくれと言っていた。
ラウラはその命令に従い夢華を迎えに来た。

その姿を見た夢華は微笑みながらラウラの顔を見るのであった。
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ミニキャラ

2018-04-22 09:51:13 | 日記




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グルメと新入社員歓迎会

2018-04-21 22:35:08 | グルメ














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第177話 ラウラのファッション

2018-04-19 22:54:30 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
休暇二日目。
ラウラはARMD級空母の中で目覚めた、4割程の人間がルナリアンのなので実家で寝ておりいつもより静かである。
いつものように食堂で朝食を取り、私服に着替えクラビウスの街に出向く・・・・・・・

ラウラ「さぁて二日目の休暇を楽しむとしますかな。これも一種のお仕事お仕事っと・・・・・」

今回は大樹はいない・・・・・
大樹はお勉強であり、一緒に行動できないらしい・・・・・・
今回は今日都合のよく街へ出掛ける予定のカゴメや夢華.美弥の面々で行動する・・・・
理由はラウラに地球人らしい女性の振る舞い方を教えるためと・・・・・・・

今のラウラは何処か一般的な女性とかけ離れている。
そう考えたカゴメ.夢華.美弥はラウラに教えるべく、3人の買い物にラウラを誘った。
ラウラは誘われると喜び、上記の事に至る・・・・・・・・

三人もボーイッシュだったり可愛い系だったりセクシー系だったりといろいろな私服に着替えている・・・・・

すると・・・・・いきなり・・・・・

劉夢華「少し気になっていたんだけどいい?」

ラウラ「何?」

劉夢華「どうしていつもタンクトップとハーフパンツなの?昨日とは別のバージョンなんだけど。それしか見た事ないんだけど、それに夜それ着ているし。」

ラウラの私服。
いつものスタイルはタンクトップに上着を着て胸元が見え、それにハーフパンツとスポーツシューズと言う感じであった。
特に誰にも文句とか言われた事がないのでラウラは気にせずずっと過ごしていた。
だけど、今夢華からその事を指摘された。

カゴメや美弥もあんまり考えた事はなかったが、確かにそうだなと思った。
二人もラウラがワンピースやお洒落な服や一般的なスカートを着ている姿を見た事がない。

ゼントラーディ人女性.メルトランはスタイルがよく美人しかいない程の民族。
ラウラもその一人なんだが、ゼントラーディ人の考え・・・・・・ラウラの感覚でそれを潰している。
まぁタンクトップで胸元を見せているのはいい。
だけど、地球人的にはしっくりこない。
夢華.カゴメ.美弥はラウラをもの凄い程お洒落にしたいと思った。

そんな事を思っているのか3人の視線はラウラに集まり。
集中する3人の視線を感じたラウラはぎゅっとして怯える。

カゴメ「どうする美弥?」

相沢美弥「ラウラを10年前のリン・ミンメイみたいに可愛くするのも面白そうね。」

劉夢華「チャイナドレスでラウラの見事な脚線美を生かして、世の男どもをメロメロにするとか。」

カゴメ「おぉぉそれもいいね。」

三人はラウラをどのようにして改造してやろうか会議する。
当のラウラ本人はん・・・・と言う顔をしながら三人の姿を見ると・・・突然、カゴメの視線がラウラに向いて驚かせる。
一体なんだと・・・・・・・

カゴメ「やはりアイドルが似合う服の方もいいかもしれないわね。」

ラウラ「それは昔に可変戦闘機パイロットになるから駄目でって・・・・・・・」

カゴメ「気分だけなら出来るわ。」

アイドルのような恰好。
機種転換センターでカゴメが芸能人にならないかと勧誘した事があった。
だけど、ラウラは可変戦闘機パイロットにしかならないと言って断りカゴメは諦める事になった。
ラウラはカゴメからこの話を聞いた時、またこのパターンかと身を構えた。
当の本人は気分だけだと・・・・・

ラウラ「気分だけならね・・・・・・・・」

カゴメのアイドルのような服装案にラウラは了承した。
むしろ、ラウラはそれに関心があったためであり決して歌姫の気分を味わいたいわけではなかった。
その発言からか美弥と夢華も便乗した。

しばらくして服屋に入り・・・・・・・・・・・

相沢美弥「案外可愛いじゃない。」

ラウラ「これ軍のスカートよりスースーして・・・・・・・」

相沢美弥「それがスカートよ。」

劉夢華「だったらこれは・・・・・」

ラウラ「ちょっとね・・・・・」

試着室でいろんな服を着せられる。
ワンピースや可愛らしい服.チャイナドレスなどいろんなジャンルの服を着せられる。
ラウラはいろんな服を着せられ困った表情をしている反面、喜んでいた。

ゼントラーディ軍時代はパイロットスーツとゼントラーディ軍の制服。
それぐらいしか着た事がなく、可変戦闘機パイロットになってから宇宙軍の制服とハーフパンツとタンクトップと軽い上着程度であった。

そうした事を考えて見ると地球人の服装は面白い面白くてしょうがない。
これも文化の一つなのだろう・・・・・・・

カゴメ「買い物をした結果、ミニスカートとスポーツっぽい上着ね。」

劉夢華「チャイナドレスも良かったけど........」

ラウラ「あれはスリットが深すぎて露出が多い、破廉恥すぎる。」

劉夢華「あれ・・・・露出するためじゃなくて騎馬族である満州族の服装だからしょうがないんですけど........」

ラウラが結局買ったのはタイトのミニスカートとスポーツっぽい上着であった。
まぁその恰好がラウラしいので皆は納得する。
といいつつも、他の面々もラウラと同じく服を買っているが・・・・・・

しばらく買い物をし食事をして楽しい時間を過ごす。

ラウラ「楽しかったな。」

劉夢華「今度別の任務地に行って観光地に行くのもいいわ。」

カゴメ「そうそう。」

楽しく会話しながらの帰宅。
今度、別の任務地で休暇があればそこの観光地に行きたいと思っていた。
それと同時にラウラはファッションと言う楽しみを覚える事になった。

劉夢華「私には寄る所があってね、それじゃまた。」

ラウラ「また明日!!」

劉夢華「そこまで時間掛からないわよ。」

夢華は基地内の何処かへ向かう。
ラウラ達は一体何処へ行くのだろうかと思ったが、そこまで気にしてないのでそのまま帰った。
一体、夢華は何処へ向かうつもりなのか・・・・

夢華が行き着いた先はかつて所属していたクラビウス基地内にある警務隊の司令部であった。
なぜ夢華がここに訪れるのか・・・・・

それは本人しか知らない
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吉野朝灯の初勤務地への緊張

2018-04-18 23:29:53 | マクロス短編
吉野朝灯は新統合軍士官学校を卒業し、初めて配属先に向かう。
惑星エデンの新統合軍ニューヒッカム航空統合基地。
スーパーノヴァ計画の舞台となった基地の一つである。
士官学校でかなりいろんな事を学んだ朝灯であるが・・・・・

士官学校入学前は母のラウラから可変戦闘機のパイロットになりなさいと言われていた。

元々軍医になりたかった朝灯は母の反対を押し切り士官学校の医務課に進み。
先月ようやく卒業する事が出来た。

吉野朝灯「いよいよか・・・・・・」

朝灯は輸送船代わりのウラガ級クラウベアの自分の部屋でそうつぶやく。
これから上手くやれるのか心配であった。
姉たちも新統合軍の軍人であるので、自分だけ駄目でしたは恥ずかしい。

姉たちを越える程の力を発揮し、自分も優秀であると伝えたいし。
衛生兵でありそこでも活躍できるんだと父大樹や母ラウラに伝えたい。
朝灯はぐっとしながらこれからの自分を予想し頑張ろうと決意する。

そんな朝灯が惑星エデンに向かう数日前・・・・

吉野夕灯「朝灯、そろそろ初勤務だね。」
朝灯の姉.吉野夕灯.少尉

吉野朝灯「そうだよ、お姉ちゃん。」

吉野夕灯「男嫌いな朝灯はうまく軍隊生活に適応できるのかしら?」

吉野朝灯「うっさい!!」

新統合軍に先に入隊していた姉夕灯から呼び止められ・・・・・
朝灯の初勤務地である惑星エデンにおける初勤務について触れられる。
大好きな姉からの質問に、朝灯は元気に答えるが・・・・・・
男嫌いを触れられると態度を急変・・・・激怒する。
男嫌いな朝灯だが、触れられるのも嫌いであった。

それを確認した夕灯は腕を組みながら朝灯を呆れながら見る。
するともう一人の蒼い髪をした若い女性が入る。

吉野花梨「まったく朝灯の男嫌いは病気ね。」
朝灯の姉.吉野花梨.中尉

吉野朝灯「何が病気ですか、私が男を好きにならなくてもどうでもいいでしょ。」

吉野花梨「将来、あなたが一人になるのを心配しているし軍隊でやっていけるのかも・・・・・・」

吉野朝灯「大きなお世話です。お姉ちゃん。」

もう一人の朝灯の姉花梨。
穏やかな性格をした優しい女性であり、軍の制服を着て登場したので。
花梨も軍人である。
ラウラと大樹の中で年長もあり母譲りの勝気さを封印しいろいろ父の文化的な性格を受け継ぎ、立派なキャリアウーマン型の女性士官になっていた。

そんな彼女も朝灯を心配した。

吉野夕灯「共に飛び級で士官学校に入学したが、お堅い規則にしばられるのもよくないって・・・・彼氏の一人や二人作ったら?」

吉野朝灯「結構です、夕灯お姉ちゃん」

吉野花梨「私達はいたわよ、ねぇ夕灯・・・・・」

吉野夕灯「そうそう・・・・下手したら・・・・ふふふふふふふ」

吉野朝灯「お姉ちゃん!!」

朝灯の彼氏の事・・・・・・・・

二人の姉は朝灯を困らせる。
朝灯は別に彼氏はいてもいなくてもどうでもいいじゃないかと抗議するような目で見るが・・・・
そんな抗議する朝灯の目を花梨と夕灯は無視した。

すると・・・・・

ラウラ「二人とも朝灯を困らしてどうするの?」

『母さん』

ラウラ「朝灯が彼氏を持とうが、持たないが朝灯の自由でしょ。」

母のラウラがやってくる。
花梨と夕灯はバツの悪そうな顔をしながら母ラウラの顔を見る。

この時朝灯は母ラウラを救世主を見るかのような表情をしていた。
よくぞ言ってくれた!!意地悪で一種のセクハラをする姉たちに喝を入れてくれた。
そう思っている朝灯・・・・・・・だけど・・・・

母ラウラから朝灯を裏切るとんでもない発言をする・・・・・・

ラウラ「お見合いでいい人を見つけるからさ!!」

吉野朝灯「えっ!?」

お見合い結婚・・・・・・
その手があったか・・・・・・朝灯はこの母からの裏切り発言に傷つく・・・・・・
朝灯が結婚できない危機に陥ったら母ラウラからお見合いさせられる。

お見合い・・・・・・・・
なんでその事を言ってくるのか・・・・・・

吉野朝灯「何を言っているのよ母さんまで、私がお見合いなんて・・・・」

吉野夕灯「別にいいじゃない、男嫌いな朝灯でも納得ないい男見つかるわよ。」

吉野朝灯「私が好きじゃない男の人でしょ、男嫌いの私からしたら醜い話よ!母さんやお姉ちゃんなんか大嫌い!!」

朝灯は母と姉達に抗議しながら、自分の部屋に戻っていく。
それを聞いて怒りながら自室へ戻る朝灯を見たラウラと姉達は何か悪い事をしたなと反省する。
出発するまでの間、殆ど会話をかわす事はなかった・・・・・

だけど朝灯からの悪いイメージは払しょくされていない様子であった。

吉野朝灯「ぐっ・・・・・・私はとんでもない姉達と母親を持ったわね・・・・・・・・」

ウラガ級の自室の中で悪い思い出を思い出す。
母ラウラはゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊のエースで、あのミリアにあと一歩で勝てそうになった武勇伝のある女性兵士。
憧れていたのに・・・・・・・母まで押し付けるとは・・・・・・・・・

朝灯は落ち込みながら家族の写真を見る・・・・・・・・・
すると・・・・・

吉野朝灯「よく考えたら私も姉さんはともかく母さんの気持ち考えた事がなかったな・・・・・・・母さんなりに考えた事・・・・・・・・少し強く出すぎてしまったな・・・・・・・・・・」

母ラウラの事を考えた事がなかった。
自分は被害者面をしていたが、よく考えたら自分も母親の事を理解せず反抗し傷つけてしまった。
確かに自分は昔から男嫌いだが・・・・・それが故に母が心配する・・・・

言いすぎてしまった・・・・・・朝灯は反省する。
この直後、何を思ったのか紙を取り出し母の母語であるゼントラーディ語で手紙を書いた。

吉野夕灯「母さん母さん。」

ラウラ「どうしたのよ、官舎じゃなくて実家に戻ってきて・・・・・」

近くの基地に勤務している夕灯が慌てながらやってくる。
普段ならラウラと大樹の家に戻らないが、たまたま近くによる用がありここに訪れた。
だけどなんで慌てるのか、夕灯の声を聞いてラウラが出てくる。

吉野夕灯「これ!!」

ラウラ「これって・・・・・・・・・・!!」

手紙・・・・・・朝灯からの手紙である。
開いてみるとゼントラーディ語で書かれている。
謝罪の言葉や母ラウラへの感謝の言葉など・・・・・・

吉野大樹「ほう・・・・・珍しいなあの子が謝るとは珍しい・・・・」

ラウラ「あの子・・・・・」

吉野大樹「まぁ朝灯の年頃は反抗期だからな・・・・・」

ラウラ「反抗から脱して大人になる・・・・私は嬉しいわ。」

ラウラは朝灯からの言葉に感謝する。
朝灯に無理やりお見合いをおしつけたが・・・・・
手紙を読んだラウラは涙し喜びと朝灯への謝罪の思いを・・・・・・・・

その後、朝灯はライト・インメルマンと出会い3人の子宝に恵まれ。
ラウラと大樹の元へ帰ってきている
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本日のランチ 4月18日

2018-04-18 18:09:09 | グルメ


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第176話 二人だけの飲み会 後編

2018-04-17 21:03:05 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)

二人の日本料理屋における食事が続く。
本来ならば食事だけだが、ラウラの独断行動により宴会と化した。
ラウラはどんどん焼酎を飲むが、酔う気配がない・・・・・

むしろ更に加速していく感じで。
焼酎をコップに入れてガンガン飲む・・・・・・・

その一方で・・・・・・・

吉野大樹「勘弁してくれ、これ以上無理・・・・・・」

ラウラ「無理?そんなに弱いの?」

吉野大樹「あぁそこまで酒強くないって・・・・・・」

大樹はあんまりお酒飲めていない様子であった。
ラウラはそんな大樹を不思議で見ているが、大樹からすればそれは逆パターンになる。
そもそもなんでラウラがそこまでお酒が強いのか分からない。

ゼントラーディ人でも酒が弱い人がいるし・・・・・
まるで東北人かロシア人みたいな感じであった・・・・・・・

ラウラ「清酒もいいわね、米と言う風味が出ていい感じ・・・・・・ゼントラーディ軍時代では味わえない贅沢ね・・・・・・・」

吉野大樹「うん.........そうだね。」

ラウラ「あんまり元気ないけど大丈夫?」

吉野大樹「大丈夫なわけないだろ、ラウラの方が元気すぎるんだ!!」

清酒が来た頃には大樹は酔い潰れていた。
これ以上飲んだら吐いてしまいそうな程に飲んでいる。
ラウラは大樹以上に飲んでいるが、酔い潰れておらずまるでソフトドリンクを飲むようにガンガン飲んでいる。

一体どのような体質をしているのか・・・・・・大樹はラウラの上戸体質を気になり始めた。

ラウラ「案外これだとパイロットは出来ないよ、かつて同じラプラミズ艦隊のモーアが撃墜したロイ・フォッカー大佐(戦死後昇進)なんか酔っぱらって操縦してたらしいし。」

吉野大樹「それはフォッカー大佐だけだと思うぜ!一般のパイロットがそんな事できるわけないだろ!!」

ラウラ「そんな事できるわけないだろね・・・・・ふふふふふふふふ。」

吉野大樹「ふふふふふって・・・・まさか、お前少し酔い始めたんじゃないだろうな?」

ラウラ「まさか・・・・・・そんなはずはあるもんですかって!!」

吉野大樹「ほ.本当かよ・・・・・・・・・」

かつてのエースパイロット.であるロイ・フォッカーが大酒飲みに触れるも。
何処かラウラが酔っているように感じる。
そこが気になった大樹だが、ラウラはそれを否定する。

だけど、その顔には説得力がない。
言葉は正常だが、体がふらついている・・・・・
完全に酔い始めている証拠だ・・・・・

吉野大樹「これ以上の酒は基地に帰れなくなるぞ、はいはい酒はここまで・・・・」

ラウラ「大樹、私はまだ酒飲めるわよ。」

吉野大樹「完全に酔っている、体がふらついているじゃないか。これは俺個人として言うんじゃなくて、上官命令だ・・・・きちんと守れよ!!」

ラウラ「酷い職権乱用!!大尉だからって私の酒を止めるのは酷い!!」

吉野大樹「酷いのはどっちだ!!仕事できなくなったら元も子もないだろ!!」

ラウラは大樹から酒を飲むのは危険だからやめろと言われるが、職権乱用だと抵抗する。
大樹はラウラの態度に腹が立って激怒する。
そこまで言う程かと・・・・・・・
職権乱用しているわけじゃない、上司として部下の危険な行為を注意しているまでである。

ラウラ「もういい・・・・・会計ね・・・・・ゲームセンターで勝負だ!!私が勝ったらもう1軒。」

吉野大樹「もう1軒だぁ‥‥駄目に決まっている!!」

ラウラ「私に負けるのが怖いわけ?上官だからって、可変戦闘機の技量には私が勝るってね・・・・・」

吉野大樹「いいだろう・・・・ならばこっちが勝ったら俺の言う事を聞けよ!!」

ラウラ「健全な行いなら、なんでもどうぞ。酒だってやめてやるわ!!」

二人の興奮の度合いが限界まで達し、ゲームセンターのゲームでどちらかが勝ったら言う事を聞く勝負になる。
無論、勝負の主題はラウラと大樹が可変戦闘機パイロットなので・・・・・・・・可変戦闘機のゲームである・・・・・・・
二人はお互い今ある物を全力で食べ会計を済ませ店から出る。

お互い興奮しており睨みあいながらゲームセンターを探す。
そしてゲームセンターに入り可変戦闘機のゲームを探し、お互いにカプセルに入りプレイする。
勿論対戦形式で・・・・・・・・

しばらく戦っていた・・・・・だけど・・・・・

吉野大樹「ま・・・・・・・負けただと・・・・・・・・・」

ラウラ「当然の結果でしょ、私の方が軍歴も長いし腕前もよし・・・・・約束通り2軒目行くよ!!」

吉野大樹「くそ・・・・次は奢らすからな。」

結局勝負はラウラが勝ってしまった。
ゼントラーディ軍人と新統合軍人としての軍歴と経験の差・・・・腕前によって・・・・
ラウラはもう1軒行けて酒が飲めると喜ぶが、大樹が負け惜しみで・・・・

吉野大樹「愚者は経験を学び賢者は歴史に学ぶって知っているか?」

ラウラ「何それ?」

吉野大樹「かつてあったドイツの宰相オットー・フォン・ビスマルクが言った言葉だ、愚か者は経験を学ぶが・・・・賢い者は歴史の事を学ぶってね。」

ビスマルクの名言『 愚者は経験を学び賢者は歴史に学ぶ』

人の狭い経験から導き出された判断よりも様々な人々の経験を広く集め比較し。
客観的な事実として定着した歴史を元に判断したほうが問題ないと言う事である。
イギリスはまさにそうであり、アフリカなどの民族が狭い経験で抵抗したのに対しローマ史を勉強しておりそれを元に植民地にしたと。

歴史とはいろんな説があって信ぴょう性は完全に欠けるも・・・・

吉野大樹「経験を学ぶのも無駄ではないが、歴史を多く知れ・・・・それだけだ!!」

ラウラ「それが今と何が関係あるの?」

吉野大樹「将来指揮官になるかも知れないだろ!!だからドイツの偉人の言葉を引用し教えたまでだっての!!」

指揮官になる可能性があるからビスマルクの名言を伝えたと・・・・・・
ラウラはそれを聞いてフーンと言う顔をする。

ラウラ「まぁ覚えておくわ・・・・・・・」

吉野大樹「本当に覚えておくのか?」

ラウラ「大丈夫よ、私はこれでも記憶力はあるから。」

吉野大樹「・・・・・・・」

ラウラ「そんじゃ行こ2軒目。」

大樹の話を真面目に聞いているのか分からないが・・・・・
ラウラの態度が明らかに不安に見える・・・・・
そんな状況の中で二人は2軒目のお店に行くのであった。
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第175話 二人だけの飲み会 前編

2018-04-17 02:43:12 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
                  【西暦2021年:月面クラビウス基地.市街地】
ラウラと大樹は市街地で食事する場所を探していた。
月面クラビウス基地の市街地は新統合宇宙軍総司令部が置かれている月面アポロ基地の市街地に続いて2番目ぐらいに栄えている。
探せばいろいろと食事する場所がたくさんあるのだが・・・・・・・
いろいろとありすぎて、どのお店にすればいいのか分からない。

ラウラ「大樹、どのお店にするの?」

吉野大樹「それを考えているんだっての、ラウラ・・・・お前こそ何がいいんだよ?」

ラウラ「それは大樹に任せるわよ!!」

吉野大樹「人任せかよ!!」

ラウラは大樹が好きな店がいいと思った。
自分はゼントラーディ人であり食に関してはまだまだ知識は薄い。
地球人である大樹の方が知識があるのだから、任せるしかない。

だけど

その大樹は頼りがいがない。
30分ぐらい探しているも大樹が好きな店には辿り着く事が出来ず。
ラウラはかなり腹を空かせる状態になる。
もうそろそろいい加減、店を見つけて何かを食べないか・・・今のラウラが考えているのはそれだ・・・・・

ふと思い出したが・・・・・・・

ラウラ「大樹って日系人だよね。」

吉野大樹「確かに日系人だけど、何か?」

ラウラ「日本料理でいいんじゃない?」

吉野大樹「和食?」

大樹は日系人なので和食でどうかと提案する。
ラウラは和食と言う物に興味があった・・・・魅力的な姿をした綺麗な食べ物。
だけど、高級感があってお店に入るのに抵抗感があった・・・・・・・

抵抗感のあるラウラであったが、ちょうどいい時に上官である大樹が驕るので・・・
これを機会に和食を食べてみたいと思った。

ラウラからそう言われた大樹は・・・・・

吉野大樹「しょうがないな、和食ぐらい奢ってやる・・・・いい店はないかな・・・・・」

ラウラ「早く見つけてよね腹ぺこぺこで・・・・・・」

吉野大樹「そうせかすな、見つけてやる・・・・・・・」

大樹はやはり奢ってやると言う。
そう言ってから大樹は美味い和食のお店を探す。
一体何処にあるのかは分からないが、10分ほど探したうちいい感じの和食を見つけたのでそこに入る。

値段はまぁまぁ大丈夫な所に・・・・・・・・

                 【日本料理屋・最上】
日本料理屋最上・・・・・・
月面クラビウス基地の市街地にある料理屋である。
店長は日本人の最上と言う男で、二人の息子とそれぞれの嫁と妻でやっている。
娘は一人いるのだが、新統合軍の士官になり日本の極東・太平洋軍管区司令部に勤務している。

料理は地味であるがかなり好評であり、軍人もかなり通っている。。。。。。。

ラウラ「かなり美味しい・・・・こんなのは初めて・・・・・」

吉野大樹「生魚大丈夫なのか?」

ラウラ「大丈夫よ、でもびっくり生魚がこんなに美味しいなんて。」

そんな背景も気にしていないのか二人はもりもりとお刺身を食べる。
ラウラは初めて刺身を食べあまりに美味しさに虜になっていた。
これほどまで美味しいなんて・・・・生きていてよかったと。
笑顔でお刺身を頬張る。

食べている刺身は月面に作った、太陽と海を再現した生簀で飼育しているタイやマグロとかであった。
初めて食べるラウラだったが、嫌いと言うよりむしろ好きになる味でばくばく食べる。

むしろ、お刺身を食べて結構満足している様子である。
かなり喜んでくれた・・・・・大樹はオレンジジュースを飲みながラウラの様子を伺う・・・・・・

ラウラ「やっぱり生きていてよかったよ。」

吉野大樹「なんだいきなり?」

ラウラ「だって生きていたらいろいろといい事あるし、今こうして美味しいお刺身食べられるんだもん。マサリアなどには悪いけど、私は死を乗り越えて頑張って最期まで生き抜くわ。」

吉野大樹「まったく・・・・・・食べ物を食べると調子こいて・・・・・・」

ラウラは自分が今この時を生きていた事がよかったと言う。
その理由はお刺身を食べている事・・・・・
美味しいお刺身が食べられてラウラは物凄く嬉しかったらしい・・・・・

大樹はそれを聞いてラウラの調子に呆れるも・・・・・・
いつものラウラが完全に戻ってきたと安心する・・・・・

ようやく同胞の死を越えたんだなと・・・・・・・・・・・・

その後しらばく時間が経った。
普通に食べてるスピードであるが、ラウラはどんどん料理を頼む。
頼み過ぎと言うわけではないが、二人分は軽く食べている。

そんな中で・・・・・・

ラウラ「にしてもさ・・・・・」

吉野大樹「何だラウラ・・・・・・・・」

ラウラ「大樹って酒飲めるの?」

吉野大樹「酒・・・・?」

「お待たせしました、月面アポロ焼酎でございます。」

吉野大樹「あっ・・・・・・・・・」

突然、ラウラが意味が分からない事を言い始めたのでなんだと思ったが・・・・
酒が飲めるかと言ってくる・・・・・
大樹が疑問に感じ酒がどうしたと言おうとした直前に・・・・

月面アポロで作られているアポロ焼酎が運ばれてきた・・・・・・

吉野大樹「いつ頼んだ?」

ラウラ「大樹がトイレ行っている隙よ・・・・・・」

吉野大樹「何・・・・・・」

ラウラ「次は日本酒・・・・嗜みたかったんだよな。」

吉野大樹「焼酎より清酒だろ・・・・・・」

ラウラ「それは後で頼む予定・・・・・だよ・・・・」

吉野大樹「はぁ・・・・・・・」

この焼酎は大樹がトイレに行っている間に頼んだ模様。
ラウラが飲みたいわけであり、結構来た時は物凄い笑顔で答えていた。
自分がトイレに行っている間に酒が頼まれていた事を知った大樹は呆れた・・・・・

どんな感じに呆れたかと言うと言葉で表現できないくらいに・・・・・・

吉野大樹「今度から頼む時は・・・・俺に許可を取ってくれ・・・・」

ラウラ「以後気を付けま~す。」

ラウラは大樹に注意される。
元気よくそれに答えるラウラだが、大樹からは心配そうな目で見られている。
更に飲む気で、今度トイレ行ったらデザートと言うオチが・・・・・・・・

ラウラはそんな心配する大樹をよそ目に酒を飲む。

ラウラ「結構美味しい酒ね。」

吉野大樹「そんなに飲んで大丈夫なのか?」

ラウラ「結構私お酒強い方なんだ・・・・」

吉野大樹「強い上戸か・・・・・・・・」

大樹はここでラウラが上戸だと言う事を知る。
ラウラが上戸なのはゼントラーディ軍時代から・・・・・
ゼントラーディ軍にも酒は存在しており、多くのゼントラーディ人は酒を楽しんでいる。

そんなゼントラーディ人の一人がラウラであり。
戦友と共によく飲んでおり・・・・・
バルキリー部隊に配属される直前まで仲間と飲んでいたと言う。
これがラウラ・ベルタリアと言う女である・・・・

がただ・・・・・・・・

ラウラ「タバコは駄目なんだ・・・・私煙が苦手で・・・・・・・」

吉野大樹「酒がよくてタバコが駄目か・・・・・・」

ラウラ「そんな感じよ。」

ラウラはタバコは吸う事はできないらしい。
理由は煙が嫌いだと言う事・・・・・
それを聞いた大樹は心の中で共感するなと思った。

大樹もラウラと同じ理由でタバコを嫌っていたから・・・・・・

そんな状態で二人の宴会は続く・・・・・・・
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第174話 到着クラビウス基地

2018-04-16 18:00:35 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
 【西暦2021年5月18日 月面クラビウス基地】

アルタミラは道中、いろいろと中継基地にて休憩しながらのんびりと進んでいた。
次の任務が決まる少しの間、いろいろと暇である。
休暇もあればアルタミラの面々の訓練の日々がある・・・・・・

そんな暇な暇な日々だが、いろいろと行かされるアルタミラの面々からしたら嬉しい事である。

デワントン「そろそろ私の旦那は戻ってきますよね。」

「そろそろ戻ってきますよ、桐原予備役大尉」

デワントンは予備役を利用してクラビウス基地に入りラウラや夫茂人を出迎える。
民間のブースには隊員たちの家族が集まっている。
基地に入っている予備役であるデワントンは特別席・・・・

きちんとクラビウス基地司令官白川からの許可を頂いている。

そうしている中でARMD-213アルタミラはクラビウス基地軍港に入庫する。
接舷されるとアルタミラから次々と乗員達が降りて来た。

ラウラ「デワントン2級空士長、ただいま。」

デワントン「お帰りラウラ。」

桐原少佐「おいおい夫より同胞か・・・・・」

デワントン「ごめんそんなつもりはないのよ。」

桐原少佐「別にいいけどさ・・・・・」

デワントンが最初に出迎えたのはラウラ。
その後に茂人であった。
この対応をして謝るデワントン、少し不満だったが・・・
茂人は同胞が帰ってくるのは嬉しいだろうといい意味で我慢した。

ラウラ「さてそろそろ行こうかな.......」

ラウラは自宅に帰るデワントンと茂人と別れると、一旦アルタミラに再び乗る。
それは他の面々も同じであった。

しばらくして........

アルタミラの面々はこの後休暇もあって私服になり基地から出ていく。
しかし、だいたいは家族と共に過ごすが。

ハーフパンツに黒のタンクトップとスタイリッシュな格好するラウラ。
だけど、そこにはゼントラーディ人であるが故の悩みがあった。
それは...........

ラウラ「そう言えばここに配属され初めての休暇だったな。家族のいない私は暇だな。」

自分を迎えてくれる家族がいない事である。
クローニングで製造されるゼントラーディ人には家族は当然存在しない。
ゼントラーディ軍時代はあまり気にしない事であったが・・・・・

地球人と共に暮らす事になると、家族で過ごす人をよく目にするのでいつしかむなしさを覚える。
結婚して家族を得るゼントラーディ人はまだいいとして・・・・・
ラウラのような未婚なゼントラーディ人からしたら寂しい。
それに、自分のような女を迎えてくれる人はいるかどうかも疑問である。

ラウラ「他の皆は家族の元だし.......はぁ、ゼントラーディ人である私は家族いないから寂しいなぁ。」

ラウラはそう言うと天井を見上げる。
これから自分は孤独にプライベートを過ごす、家族のいない・・・・
友人たちは家族の元へ・・・・・・・寂しければ暇・・・・それが今のラウラであった。

だけど・・・・

そんなラウラの後ろから誰かが近づいてくる。
虚しく寂しい感情に襲われているラウラはそれに気が付いていない。

吉野大樹「よっラウラ」

ラウラ「きゃっ.....大樹!!驚いたじゃない、急に後ろから声かけてくるなんて...... 」

吉野大樹「いやぁラウラならすぐに対応するかと....」

大樹である。
あまりにも当然であり、肩を叩いてきたのと・・・いつも隙を突かれる事のないラウラは思わず女らしい悲鳴をあげて驚く。
ラウラは大樹に抗議するかのような目で見るが、大樹本人はラウラならすぐに反応するかと思ったと言う。

実際に大樹はラウラの名前を3回読んでいる。
さっきのは3回目である。

それほどまでにラウラは家族のいない悲壮感に浸っていたわけである。

ラウラは大樹か言われた事である事に気が付いた。
今までそんな事はしなかった・・・・・背後に敵が来てもすぐに気がつく事が出来るのに・・・・・
自分が悲壮感になればなるほど自分が弱くなってしまう事を・・・・・

ラウラ「で.何?何かようでもあるのかしら?」

吉野大樹「何かってラウラがそんなしけた顔をしているのかってね。」

ラウラ「はぁ........」

ラウラは大樹に何かようとか言うが・・・・・
大樹から返ってきた答えはなんでラウラがしけた顔をしているかと・・・・
それを聞いたラウラは大樹に呆れた・・・・そんなくだらない理由のために・・・・

心の中でラウラが思ったのは・・・・

ーそんなくだらない事で私の名を呼ぶのかと・・・・

少しだけ怒ってしまう。
惑星エデンの時は世話になったけど・・・・
くだらない事に関しては別・・・・
ラウラは大樹をずっと不機嫌な目で見るが大樹は気にしなかった。

ラウラ「私がしけた顔をしたって大樹には関係ないでしょ。」

吉野大樹「まぁそれは確かにそうだが、この前はビービー暴れてないたじゃん......」

ラウラ「!!そ.それは言わないでよ!馬鹿!!私だって気にしているから....」

吉野大樹「気にするのか、ラウラも案外繊細だな。」

ラウラ「るっさい!!そんなのは私の勝手でしょ!!」

ラウラは心の中で思っていた事をとうとう口に出してしまう・・・・・・が・・・・・
大樹からこの前、暴れてピーピー泣いていたと言われあまりの恥ずかしさにラウラの顔は赤くなる。
それを見てか大樹は調子に乗りラウラの事を繊細と言い、ラウラの顔はりんごのように赤くなりながらも抗議する。

吉野大樹と言う男はと・・・・・・ラウラは呆れかえるが・・・・
大樹はラウラより階級は上で大尉殿、これでも一応茂人の副官を務めている人間。

もっともだが・・・・ラウラには気になる事があった・・・・・・・・
家族・・・・大樹の家族だ・・・・・・

大樹にも家族はいるはず・・・・・
第1次星間大戦でボドルザー基幹艦隊の砲撃に巻き込まれていなければ大樹の家族は無事である。
それがいないと言う事は・・・・下手して気分を悪くするかもしれないが・・・・・

ラウラ「それより大樹、家族はどうしたの?皆会って過ごしているんじゃないの?」

吉野大樹「家族か.....地球の日本だよ、俺はかなり一応軍歴あって....大家族だけど、俺がここにいても問題ないし手紙ぐらい出せばってね。」

ラウラ「そう........」

勇気を出しながら大樹に聞くと、返答は家族はいるが日本にいると・・・・・
日本・・・・・・地球極東・太平洋行政区に組み込まれている場所だ・・・・・
そう言えば大樹は自分より歳下だが、自分ほどではないがかなりの軍歴の持ち主。

かつては地球より離れている火星に勤務しマーズウォーズ事件で仲間を失っている・・・・・

大樹は家族と離れ離れだが、きちんと手紙を交換し交流している。

大樹の話を聞いたラウラは自分に家族がいない事を更に実感し表情が暗くなる。
当然とは言え、何か虚しさが・・・・・・

吉野大樹「それよりラウラ、俺の話聞いて元気無くなったな。」

ラウラ「そんなはずはない!!」

吉野大樹「ムキになって感情は正直だなぁ....」

ラウラ「むっ........」

虚しい表情をしていれば大樹に突っ込まれ、その悔しさでムキになり言い返すラウラ。
大樹は笑顔で正直だと言うと、ラウラは顔を膨らませ悔しがる・・・・
でも悪くない感じがする・・・・・・大樹はいつも自分を心配してくれている・・・・・・

仲間を失っても、その死を乗り越えてきた・・・・・・・
戦闘種族であるゼントラーディ人である自分よりも戦士らしい・・・・・・

大樹との会話を通じてラウラはそう思うようになる。

すると・・・・・

吉野大樹「まぁ.....こんな暗い話している...暇だったら何か食べに行かないか?」

ラウラ「食べに!!それって.....」

吉野大樹「俺の奢りだ!一応俺はラウラの上官だからな、部下に奢らないでどうする。」

ラウラ「本当に奢りなんだね。」

吉野大樹「おいおい俺を信じろよ..........」

大樹から何か食べに行かないかと言われる。
ラウラはどんな形式かと聞くと、大樹は奢りだと言う・・・・・上官だからと・・・・
一瞬で喜ぶが、大樹の事だから割り勘なと言われる事を警戒するが大樹はそれを否定する。

本当に大樹の奢り・・・・・・
ラウラはさっきまでの悲壮感を忘れ全力で喜ぶ・・・・・・

ラウラ「それじゃあ有り難くいただきます。」

吉野大樹「食い過ぎるなよ。」

ラウラと大樹は共に歩きながらクラビウス基地内にある市街地を歩く。
大樹から食べ過ぎるなと釘を刺されるも、ラウラはかなり食べる気満々である。
一度財布の中身を見て、ラウラが食べ過ぎても資金不足ならないかを確認する。

財布の中には十分の金額があり安心する。

吉野大樹「そう言えば、ラウラって・・・・・」

ラウラ「私がなんだって?」

吉野大樹「いや・・・・・なんでもない・・・・・」

ラウラ「なんでもないなら、何も言うなよ・・・・早くご飯食べたいよ。」

大樹はラウラに何かいいかける。
だけど、ラウラが振り返ると何も言えなくなりラウラは不思議そうに見る。
何かをいいかける・・・・・・大樹が言いたかった事・・・・・

それはラウラは笑顔でいる方が可愛らしいと・・・・・・

だけど、それを口にしてしまうといろいろとややこしくなる。
大樹は思っている事を封印し、ラウラと共に何処かの店に行き腹いっぱいに食べようと思った。
ラウラもそれを第1に考えているようだった・・・・・

一方のラウラも・・・・・・
大樹の事を感じよく感じていた・・・・・・・
コメント
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