マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

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第175話 二人だけの飲み会 前編

2018-04-17 02:43:12 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
                  【西暦2021年:月面クラビウス基地.市街地】
ラウラと大樹は市街地で食事する場所を探していた。
月面クラビウス基地の市街地は新統合宇宙軍総司令部が置かれている月面アポロ基地の市街地に続いて2番目ぐらいに栄えている。
探せばいろいろと食事する場所がたくさんあるのだが・・・・・・・
いろいろとありすぎて、どのお店にすればいいのか分からない。

ラウラ「大樹、どのお店にするの?」

吉野大樹「それを考えているんだっての、ラウラ・・・・お前こそ何がいいんだよ?」

ラウラ「それは大樹に任せるわよ!!」

吉野大樹「人任せかよ!!」

ラウラは大樹が好きな店がいいと思った。
自分はゼントラーディ人であり食に関してはまだまだ知識は薄い。
地球人である大樹の方が知識があるのだから、任せるしかない。

だけど

その大樹は頼りがいがない。
30分ぐらい探しているも大樹が好きな店には辿り着く事が出来ず。
ラウラはかなり腹を空かせる状態になる。
もうそろそろいい加減、店を見つけて何かを食べないか・・・今のラウラが考えているのはそれだ・・・・・

ふと思い出したが・・・・・・・

ラウラ「大樹って日系人だよね。」

吉野大樹「確かに日系人だけど、何か?」

ラウラ「日本料理でいいんじゃない?」

吉野大樹「和食?」

大樹は日系人なので和食でどうかと提案する。
ラウラは和食と言う物に興味があった・・・・魅力的な姿をした綺麗な食べ物。
だけど、高級感があってお店に入るのに抵抗感があった・・・・・・・

抵抗感のあるラウラであったが、ちょうどいい時に上官である大樹が驕るので・・・
これを機会に和食を食べてみたいと思った。

ラウラからそう言われた大樹は・・・・・

吉野大樹「しょうがないな、和食ぐらい奢ってやる・・・・いい店はないかな・・・・・」

ラウラ「早く見つけてよね腹ぺこぺこで・・・・・・」

吉野大樹「そうせかすな、見つけてやる・・・・・・・」

大樹はやはり奢ってやると言う。
そう言ってから大樹は美味い和食のお店を探す。
一体何処にあるのかは分からないが、10分ほど探したうちいい感じの和食を見つけたのでそこに入る。

値段はまぁまぁ大丈夫な所に・・・・・・・・

                 【日本料理屋・最上】
日本料理屋最上・・・・・・
月面クラビウス基地の市街地にある料理屋である。
店長は日本人の最上と言う男で、二人の息子とそれぞれの嫁と妻でやっている。
娘は一人いるのだが、新統合軍の士官になり日本の極東・太平洋軍管区司令部に勤務している。

料理は地味であるがかなり好評であり、軍人もかなり通っている。。。。。。。

ラウラ「かなり美味しい・・・・こんなのは初めて・・・・・」

吉野大樹「生魚大丈夫なのか?」

ラウラ「大丈夫よ、でもびっくり生魚がこんなに美味しいなんて。」

そんな背景も気にしていないのか二人はもりもりとお刺身を食べる。
ラウラは初めて刺身を食べあまりに美味しさに虜になっていた。
これほどまで美味しいなんて・・・・生きていてよかったと。
笑顔でお刺身を頬張る。

食べている刺身は月面に作った、太陽と海を再現した生簀で飼育しているタイやマグロとかであった。
初めて食べるラウラだったが、嫌いと言うよりむしろ好きになる味でばくばく食べる。

むしろ、お刺身を食べて結構満足している様子である。
かなり喜んでくれた・・・・・大樹はオレンジジュースを飲みながラウラの様子を伺う・・・・・・

ラウラ「やっぱり生きていてよかったよ。」

吉野大樹「なんだいきなり?」

ラウラ「だって生きていたらいろいろといい事あるし、今こうして美味しいお刺身食べられるんだもん。マサリアなどには悪いけど、私は死を乗り越えて頑張って最期まで生き抜くわ。」

吉野大樹「まったく・・・・・・食べ物を食べると調子こいて・・・・・・」

ラウラは自分が今この時を生きていた事がよかったと言う。
その理由はお刺身を食べている事・・・・・
美味しいお刺身が食べられてラウラは物凄く嬉しかったらしい・・・・・

大樹はそれを聞いてラウラの調子に呆れるも・・・・・・
いつものラウラが完全に戻ってきたと安心する・・・・・

ようやく同胞の死を越えたんだなと・・・・・・・・・・・・

その後しらばく時間が経った。
普通に食べてるスピードであるが、ラウラはどんどん料理を頼む。
頼み過ぎと言うわけではないが、二人分は軽く食べている。

そんな中で・・・・・・

ラウラ「にしてもさ・・・・・」

吉野大樹「何だラウラ・・・・・・・・」

ラウラ「大樹って酒飲めるの?」

吉野大樹「酒・・・・?」

「お待たせしました、月面アポロ焼酎でございます。」

吉野大樹「あっ・・・・・・・・・」

突然、ラウラが意味が分からない事を言い始めたのでなんだと思ったが・・・・
酒が飲めるかと言ってくる・・・・・
大樹が疑問に感じ酒がどうしたと言おうとした直前に・・・・

月面アポロで作られているアポロ焼酎が運ばれてきた・・・・・・

吉野大樹「いつ頼んだ?」

ラウラ「大樹がトイレ行っている隙よ・・・・・・」

吉野大樹「何・・・・・・」

ラウラ「次は日本酒・・・・嗜みたかったんだよな。」

吉野大樹「焼酎より清酒だろ・・・・・・」

ラウラ「それは後で頼む予定・・・・・だよ・・・・」

吉野大樹「はぁ・・・・・・・」

この焼酎は大樹がトイレに行っている間に頼んだ模様。
ラウラが飲みたいわけであり、結構来た時は物凄い笑顔で答えていた。
自分がトイレに行っている間に酒が頼まれていた事を知った大樹は呆れた・・・・・

どんな感じに呆れたかと言うと言葉で表現できないくらいに・・・・・・

吉野大樹「今度から頼む時は・・・・俺に許可を取ってくれ・・・・」

ラウラ「以後気を付けま~す。」

ラウラは大樹に注意される。
元気よくそれに答えるラウラだが、大樹からは心配そうな目で見られている。
更に飲む気で、今度トイレ行ったらデザートと言うオチが・・・・・・・・

ラウラはそんな心配する大樹をよそ目に酒を飲む。

ラウラ「結構美味しい酒ね。」

吉野大樹「そんなに飲んで大丈夫なのか?」

ラウラ「結構私お酒強い方なんだ・・・・」

吉野大樹「強い上戸か・・・・・・・・」

大樹はここでラウラが上戸だと言う事を知る。
ラウラが上戸なのはゼントラーディ軍時代から・・・・・
ゼントラーディ軍にも酒は存在しており、多くのゼントラーディ人は酒を楽しんでいる。

そんなゼントラーディ人の一人がラウラであり。
戦友と共によく飲んでおり・・・・・
バルキリー部隊に配属される直前まで仲間と飲んでいたと言う。
これがラウラ・ベルタリアと言う女である・・・・

がただ・・・・・・・・

ラウラ「タバコは駄目なんだ・・・・私煙が苦手で・・・・・・・」

吉野大樹「酒がよくてタバコが駄目か・・・・・・」

ラウラ「そんな感じよ。」

ラウラはタバコは吸う事はできないらしい。
理由は煙が嫌いだと言う事・・・・・
それを聞いた大樹は心の中で共感するなと思った。

大樹もラウラと同じ理由でタバコを嫌っていたから・・・・・・

そんな状態で二人の宴会は続く・・・・・・・
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