ラウラに繋いできたファントムⅢ
オープンチャンネルに気がついたラウラはオープンチャンネルを繋ぐが。
そこには信じられない物が移り込んで来る。
「はぁい始めましてそしてさよなら、ラウラ・ベルタリア准尉。」
ラウラ「こ.こんな事って、嘘なんでモアラミアちゃん....何故?」
モアラミアとそっくりな顔をしたゼントラーデx人であった。
大人びた雰囲気はあるが、街が居なく彼女はモアラミアと一緒の感じがした。
驚くラウラを余所にファントムⅢのパイロットが妖しく微笑む。
「少し違うな~ゼントラーディ人は遺伝子が決まっているから似てるのは当たり前って、忘れた?文化に汚染されて?別の艦隊いやボドル基幹艦隊にはあんたの同じ配列の同じ人間ではあるが違う人間は存在するんだよ。」
ラウラ「!!」
「驚いたでしょ、でも事実なんだよ。ミリアだって同じさ、マイクローンには理解には難しいけど。」
ラウラ「くっ。」
モアラミアではない、同じ遺伝子を持つゼントラーディ人。
すっなり忘れていたが、ゼントラーディ人はクローンで作られる人種。
自分もゼントラーディ人なので、ラウラと同じ顔したゼントラーディ人がいても可笑しくない。
むしろこちらの方が当たり前なのである。
ガシュン カチャ
「ここでだが、ラウラ・ベルタリア......殺す前に模造品の在り処を教えろ!」
ラウラ「模造品一体なんの事?模造品っていったいなんなのよ。」
ファントムⅢのパイロットはラウラに模造品のありかを聞く。
模造品...........一体なんの事だ?
ラウラは模造品と聞かれたが、何の事なのか分からない。
頭が混乱するワードである。
それを聞いたファントムⅢのパイロットは急に態度を変える。
「しらばっくれるな!貴様らの仲間であるダンシング・スカルが惑星クラストラニアで回収した製造番号7号を匿っているのは知っている!」
激怒しながらラウラに模造品事を再度言う。
ダンシングスカル隊が惑星クラストラニアで回収した製造番号7号。
それを聞いてラウラは何か頭に浮かんだ。
浮かんだのは..............
ラウラ「ダンシング・スカルが回収した製造番号7号・・・・まさかモアラミアちゃんの事か!」
「その通りモアラミア・ジフォンは、私の遺伝子と地球人の技術で作ったクローン。地球人の寿命と同じだが、戦闘力は一般のゼントラーディの倍は出せるわ!なんせ私の遺伝子だからさぁ。」
モアラミアの事であった。
モアラミアは純粋なゼントラーディ人ではなく、地球の技術で造られたゼントラーディ人。
ファントムⅢのパイロットは笑いながら自分と同列のゼントラーディ人を自慢する。
ラウラはそれを聞いて頭が真っ白になる。
二人の会話の最中、吉野大樹のVF-1Pが近寄ってきた。
吉野大樹「なんだって........モアラミアちゃんが、地球人の技術で作られたゼントラーディ。」
ファントムⅢのパイロットの言った言葉は大樹も驚く。
あどけないゼントラーディ人の少女であるモアラミアが地球の技術で造られたゼントラーディである事を。
信じられない程、ショックであったが。
最初から大人から造られるゼントラーディ人にしたらそれは当たり前かと認識を持つ。
ラウラ「あなたは一体誰なんだ?誰なのよ!」
レミア「私か?私はレミア・ジフォン、製造番号7号モアラミア・ジフォンの遺伝子元。かつては、第6直衛艦隊ラベリスク艦隊所属の兵士だ!」
ゲラム一派.レミア・ジフォン
ラウラはファントムⅢに何者かを質問すると。
ファントムⅢのパイロットはレミア・ジフォンと名乗った。
ゼントラーディ軍第ボドル基幹艦隊ラベリスク直衛艦隊所属の兵士だと。
それを聞いたラウラは多少驚きながらもやはりと思った。
ラウラ「・・・・第6直衛艦隊・・・なぜこんな事を・・・」
レミア「教える価値もない、それ以前に貴様みたいなマイクローンに媚を売ってへこへこしている故障品には用はないんだよ!」
ラウラ「私は故障・・・・品。」
ラウラは更なる質問をするが、レミアから拒絶される。
そしてレミアからラウラが故障品であると伝えられ。
それがショックでラウラの回避行動が止まる。
レミア「動きが止まったなぁ、ファイターでも動きが止まれば止まっている的だよ。チェックメイトだなぁ、ほらほら一撃で苦しまずに殺してあげるよ。あの模造品を地獄へ落とす前哨戦としてなぁ。」
ラウラ「くっ止まっている場合じゃ.....」
動きが止まっているラウラであったが、正気を取り戻し回避行動を取ることを認識し始める。
ゼントラーディ人としての誇りのためむざむざやられたくない。
故障品と言われたのはショックだけど、その程度の事であ負けたくないと思った。
ドビュゥゥゥゥゥン
レミア「動き出したか、でも遅い。」
ラウラは回避行動を取るためファイターに変形し移動する。
回りにはデブリや隕石などの障害物があるため細心な注意を払いながら。
レミアの乗るVF-X-8のレーザー砲がラウラの乗るVF-1Pフレイアバルキリーに照準を定めようとしている。
レミアはニヤリと笑いながら、操縦桿のレーザー砲のボタンに指を置く。
レミア「グッバイ、あんたは元々嫌いだったが今は友軍じゃないんで思う存分消せる。これでサヨナラだ、故障品としてなぁラウラ・ベルタリア!。」
ラウラ「くっ早すぎる、ミリアのVF-X-10より強い・・・・・・あっロックオンされた・・・」
圧倒的なファントムⅢとレミアの腕前はラウラを苦しめる。
ここでは確実にレミアの方がラウラより腕前はいいだろう。
そうとなれば、死ぬのはラウラと確定する。
精神状態の時点でラウラの敗けが決まっているようなもんだから。
レミア「死ねラウラ・ベルタリア!」
ラウラ「くっ・・・・・」
レミアはレーザー砲は完全にラウラのバルキリーに定めた、トリガーを押すだけでラウラは宇宙の塵とかす。
だけどラウラの本能はそうはさせない。
レミア「これでお終いだ!」
ラウラ「くっ」
ラウラは操縦桿などを駆使してバルキリーを動かしレミアの攻撃を回避した。
まぐれの回避じゃない、ラウラの潜在能力だ。
レミア「ほう......... 」
レミアはラウラから反撃を受けるも、さっきの回避行動に感心した。
だけど、敵なので......
レミア「今度こそ終わりだ!ラウラ!!」
本気でラウラを殺しに出ようとした。
早めに決着をつけ、ラウラの生命を奪うためにも。
ラウラに止めを指すと。