マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

脱出

2019-03-18 12:24:52 | マクロス短編
第1次星間大戦末期・・・・
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊は地球に向けて艦砲射撃を実施した。
全艦艇から放たれた艦砲射撃の光は地球を丸飲みにし、地球人を壊滅に陥らせた。

マクロスとブリタイ・ラプラミズ連合艦隊は反撃し・・・
ボドルザーの打倒に成功・・・・
そのまま地球へ降下した・・・・・・

【西暦2010年ボドルザー基幹決戦から2週間と2日後】

マクシミリアン・ジーナスは眠りについていた。
この所戦闘やシェルターや地下基地に逃げ込んだ友軍の救助に忙しく・・・
疲れが中々取れない状態が続く・・・

これほど疲れた日はあったのだろうかと思うくらいに・・・・

起きろマックス、起きろマックス

誰かが自分を起こしてくる・・・・

一体誰なのだろうか・・・・・マックスはそう思いながら・・・
眠気はだんだんと覚めてくる。

ミリア「マックス、おはよう。」
地球統合宇宙軍ミリア・ファリーナ・ジーナス准尉

マックス「おはようミリア。もう起きる時間かい?」
地球統合宇宙軍マクシミリアン・ジーナス少尉

ミリア「いや・・・軍司令部から及びだしだ?」

マックス「!?」

起こしてくれたのはかつての敵であり・・・・・
今は愛する妻のミリア・ファリーナ・ジーナスであった。

起こされた時間帯はまだ就寝時間帯であり、まだ起こされる時間ではないが・・・

ミリア曰く・・・司令部からのお呼びだしらしい。
司令部となると行かないわけにも行かない・・・・・
マックスは制服に着替え司令部に赴く。

エマ「ジーナス中尉、夜遅く申し訳ございません。実はあるお願いがあるんです。」
地球統合宇宙軍エマ・グレンジャー中尉

マックス「お願い?命令ではなくか?」

エマ「いえ命令ですけど、お願いに近いです。」

二人が出迎えたのはマックスと同じイギリス系の女性軍人エマ・グレンジャー中尉であった。
今回二人が呼ばれた理由は、お願いに近い任務を与えるため。

一体どんな理由なのか?

マックスとミリアは首をかしげる。

早瀬未沙「私からも頼むわ、マックス. ミリア。」
地球統合宇宙軍早瀬未沙.大尉

マックス「大尉までお願いなんて、どんな任務なんですか?」

早瀬未沙「実は・・・・」

このお願いはエマだけではなく、未沙も関わっていた。
どんな任務なのか?

任務内容の意味を早く知りたい・・・・・

お願いに近い任務の内容とは?

早瀬未沙「アイルソン航空統合運用群基地に向かって欲しいの、被害は受けたけど地下施設が無事で・・・友軍部隊がまだ残存しているようでSOS信号を出してます。」

マックス「それは司令部に通したのですか?」

早瀬未沙「通しましたが、まだ了承されてません。」

エマ「なのでこうして極秘裏に作戦展開を行う事にました。」

任務内容はアイルソン基地の友軍兵士の救出だった。
アイルソン基地は旧アメリカ合衆国空軍基地であり、地球統合軍に引き継がれ・・
陸軍.海軍.空軍.海兵隊.宇宙軍.警備隊の軍が運用する統合運用基地になった。

第118基幹艦隊の砲撃でかなりの被害を受けたが、全滅はしておらず・・・・
地下施設に避難していた兵士や通常戦闘機(ノーマルファイター)などが残存した。
その生き残りの兵士達がSOS信号を出し・・・・・
通信管理していた未沙とエマがそのSOS信号を受理する。

エマ「ジーナス中尉.ジーナス少尉.我々は危機的状況にあります、世界各地ではなんとか生き残った友軍や民間人がいます。その周りには我々に敵対するゼントラーディ軍部隊がいます。せっかく生き残ったのに、それらにやられてしまって命を落としたり・・・・シェルターの中で死の恐怖に怯える事になります。なので、彼らがこれ以上犠牲にならないよう救助任務を与えます。」

早瀬未沙「今回の任務は失敗は許されません、なのでマックス.ミリアお願い皆を助けてください。」

マックスは二人の言葉を聞いて思った。
かなり切羽詰まっている状態だと・・・・

未沙とエマの話が終わると、マックスとミリアは任務を承諾した。

今回かなり難しい内容だが・・・・
やる価値はかなりあると・・・

エマ「私はキャッツアイに乗り上空支援します。」

ミリア「よろしくエマ。」

エマ「よろしく・・・・輸送機は幸いにもアイルソン基地の地下にあり、兵員の輸送が出きるそうです。帰りはそれらの護衛になります。」

マックス「了解です。」

マックスとミリアは救出部隊の先鋒として出撃し・・・
エマが索敵担当としてキャッツアイに乗り込む。

作戦に必要な人員は少ない方がいいので・・
キャッツアイのパイロット入れて4人程度の人員・・・
司令部には説明要員として未沙が残る。

そんな3人を見る人影が・・・

モーア「へぇミリア1級空士長が、つがいと一緒に・・・・」
ゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊ミリア隊モーア・カリダム3級空士長

モーア・カリダム
ミリアの部下であり、現在・・・救出部隊の支援のための独断出撃のため・・・
ゼントラーディ軍軍籍から離され、謹慎中だが・・・・

戦いたいのがうずうずして欲求不満のメルトランである。
偶然マックスとミリア達を見かけたので、何か戦える予感がする。
何処か機体を借りて、戦場に行こう・・・・

モーアは笑顔になり向かおうとすると・・・・

ミリア「何をしているモーア・カリダム。」

モーア「ミリア1級空士長・・・これはその・・・」

ミリア「しょうがない、お前も戦いたいからついてこい。」

機体を借りる寸前にミリアに捕まってしまう。

捕まえたモーアの姿を見ていたミリアは呆れる。

素早く捕まえたけど、これほどまで警戒感を無くすとは・・・・
それに無断出撃して、またティレノール記録参謀閣下を怒らせようとするとは・・・・
とは言え、戦いたくなるモーアの性格からすればどうしようもないだろう・・・・

マックス「どうしたのミリア?」

エマ「何があった・・・・って・・・・・その娘は・・・・」

ミリア「私の大事な部下だ・・・・」

モーア「モーア・カリダムです、どうも~」

ミリア「どうやら無断出撃をしようと目論んだらしい・・・・」

モーアを捕まえたミリアの元にマックスとエマが駆け寄る・・・・
捕まえられたモーアの姿と背中を掴んでいるミリアを見て・・・・・・
リードの外れた飼い犬を捕まえた飼い主かのように見えてしまう・・・
作戦責任者のエマは呆れる・・・・

ミリア「こいつも戦いたいから連れて行っていいか?」

エマ「使える機体はないんですけど・・・・ゼントラン化しするのも面倒だし・・・・」

ミリアは少しでも戦力を増やすためモーアを使おうとエマに提案するも・・・・
エマは困ったかのような顔をする・・・・

数増やしてもいいのかなぁ・・・と・・・・

本来なら極秘で行きたかったけど・・・・・・・

エマ「特別に許可します、しかし機体の貸し借りに関しては・・・・・常駐の警備兵に伝える事いいですね?」

ミリア「エスケスタ」

エマは渋々許可をする・・・・
考えてみれば・・・少しでも戦力が増えれば作戦成功率は上がる。
と言っても内心は認めたくなかったが・・・・・

その後

エマ「このバルキリーを借りたいんですけど?」

「うん?レーガー大尉の許可があるのか?」

エマ「これ上からの命令書です。」

「命令書・・・おい確かめろ!」

「ハッ」

モーアが乗る機体の為に・・・・
カール・レーガー大尉のVF-1JAバルキリーを借りる事にした。
警備兵が納得しないので、命令書を作成し渡す・・・

命令書を受け取った警備兵は確認するため別の警備兵に渡した。

「問題はないです。」

エマ「助かったわ。モーア、乗りなさい。」

モーア「ありがとうございます、中尉。」

確認が出来たので早速搭乗・・・・
初めて乗るかつては敵だった軍の兵器にモーアは興奮気味。
ヘルメットを被り操縦桿を握る・・・・

圧倒的刺激・・・圧倒的な感動・・・・モーアの感情を高ぶらせる。

後にこのJA型をまた乗る事になるのだが、この時まだ知らない。

モーアを加えたマックスとミリア、エマの編隊は滑走路に出る。
既に滑走路管制にはエマが用意した女性士官達が担当している。

カール「誰だ!?俺のバルキリーを動かしているのは?」
地球統合空軍カール・レーガー大尉

「グレンジャー中尉の指示でパイロットが一人、何でも司令部より緊急な任務で・・・」

カール「そんな事はいい誰が乗っているんだ?」

「ミリア・ファリーナ・ジーナス准尉の元部下です。」

カール「なんだとぉ?」

元の持ち主であるカール・レーガー空軍大尉がやってくる。
自分の知らないうちに機体が動かされており、慌ててテントから出てくる。
警備兵は冷静に対処し、カールを落ち着かせる。

当分の間興奮していたカールであるが、次第に落ち着きを取戻し・・・・
深くため息を吐く・・・・・

ミリア「どうだモーア、これがかつて私たちと戦ってきたVF-1バルキリーだぞ。」

モーア「最高です、クァドランのように圧迫感がなくて乗りやすいです。」

マックス「ミリアの部下ともあって中々の適応力だね。」

モーア「いやぁそれほどでもないですよ。」

ミリア「ムッ」

モーアはかなりVF-1を気に入り、既にバトロイド・ガウォークに変形し遊ぶ程適応している。
マックスはモーアの適応力を褒め、ミリアがそれに嫉妬し顔を膨らませる。

その光景を見たエマは・・・・この人達緊張感あるの?
と言いたくなるような想いになった。
とは言え、アイルソン基地のある座標まで近くなった・・・・・・

結構この人達幸運か?
エマは疑い深い顔をしながら、前を見続ける。

モーアは笑顔で外の様子を見ると・・・・

モーア「うっ・・・・」

戦闘により破壊されたヌージャデル・ガーや・・・・
砲撃により破壊され残骸の原型が残るM1エイブラムスやデストロイド・トマホークの残骸を見つける。

戦場なれしているモーアだが、この光景を見るとなんとも言えなくなった。

【アイルソン基地】

アラスカにある地球統合軍の拠点アイルソン基地。
ここは旧アメリカ空軍基地であり、レッドフラッグと言う演習が行われる基地の1つとして知られる。
現在、ゼントラーディ軍第118基幹艦隊の砲撃に壊滅したが・・・・

何やら複数の航空機が瓦礫まみれの滑走路に纏められており・・・・
そこには複数の人影が見れる。

「輸送機の配置完了しました、少佐。」

岡村宣長「電子作戦機なんでもいいから乗せるんだ、誰一人残すなよ。」
地球統合陸軍.岡村宣長少佐

「了解。」

人影の中心にいるのは、陸軍少佐岡村宣長・・・・
設営部隊隊長であり、現在アイルソン基地における生存者の中では一番階級の高い人物である。
司令官ら幹部連中は全員戦死し・・・・・

地下で作業をしていた岡村は生き残り生存者の中心になっている。

岡村宣長「乗り遅れた者はいないか?」

「第12空軍警備隊複数名と陸軍監視担当の兵士らのみです。」

岡村宣長「そうか・・・・・護衛戦闘機隊は?」

「F-15E+ストライクイーグル改.F-2ハイパーゼロ.Fー35ライトニングⅡの残存機発進準備完了。」

岡村宣長「そうか、残りの隊員を戻らせろ!早く友軍に合流する、今のご時世人類一人でも多く生き残ったら復興は可能だぞ!」

輸送機C-5ギャラクシーやCー17グローブマスターⅢなどの輸送機を中心し・・・・
生存者がどんどん搭乗していく・・・・

岡村は最後まで残り、乗り遅れた者や護衛部隊の状況を確認するなどのチェックを行う。
ある程度確認したら岡村は残りの兵士に呼びかけを行う。
この戦争はもう既に勝利者など存在しない、存在すると言っても生き残ったもんが勝ちである。

岡村宣長「いや待て、民間人のシェルターを確認しろ!」

「時間はないですよ、敵に・・・」

岡村宣長「馬鹿野郎!!民間人を救うのは統合軍軍人の役目、生き残っている奴は少しだろうと見捨てるな!!これは命令だ!朴少尉.ハワード少尉.角松少尉.米内少尉.萩島少尉.劉少尉.俺に続け!!」

『ハッ』

岡村宣長「桐野軍曹.片桐軍曹はここで俺たちの帰りを待て!!ゲイル軍曹.ハミルトン軍曹.クリューゲ軍曹.海軍のシュタイナー准尉.シン准尉.ダニロフ軍曹も同じように・・・・」

岡村は民間人の存在を思い出し、部下を引き連れ救難活動を開始した。
民間人のシェルターは軍の地下施設にも繋がっており・・・

軍の救難活動がしやすい形になっていたが、存在を忘れてしまい・・・・

岡村は急いで生存者を探した。
するとシェルターに生存者がおり、29名程が発見され急いで生存者達を滑走路に連れていき・・・・
輸送機へ乗せた。

岡村宣長「護衛戦闘機部隊、離陸しろ!!反応エンジン積んであるから燃料切れの心配はないぞ!」

『了解』

護衛戦闘機部隊の離陸を皮切りに、次々と航空機が離陸していく・・・・
目的地はSDF-1マクロスがいる地点・・・・

無事に辿りつくためにもマックスとミリア達に合流しなくてはならない。

【アラスカ某所空域】

マックスとミリアそしてミリアの部下モーアと早期警戒機キャッツアイに乗るエマは・・・・
アラスカ某所の空域を飛んでいた。

飛んでからある程度の時間は経っていたが、今のところ敵影はなし・・・
オールグリーンである。

エマ「3人ともレーダーに複数反応、IFF(敵味方識別装置)に反応、例の部隊よ。」

マックス「アイルソン基地の残存部隊か、かなりいるな・・・でも旧型が多くて問題だね。」

ミリア「マックス、こいつらを助ければいいんだな?」

マックス「その通りだね、グレンジャー中尉・・・・オペレーションを・・・・」

遂に岡村率いるアイルソン基地脱出部隊を確認した。

全体的に旧型の戦闘機しか配備されていなくて、最新鋭機はドラゴンⅡなどである。
一応反応エンジンを積んでおり、性能面では向上しているが・・・・

ゼントラーディ軍の部隊と戦ったら完全に不利に追い込まれてしまう。

一応、もし襲われた時の作戦を確認しないといけない・・・・・

エマ「ジーナス少尉のコールサインはラードーンリーダー(ギリシャ神話の伝説上の生き物)、ジーナス准尉はラードーン2.カリダムさんはラードーン3とします。」

ミリア「了解だ!聞いたかラードーン3。」

モーア「聞いてます、折角乗らせてもらいましたのでしっかり働かせてもらいます。」

それぞれ不足の事態に備えオペレーションとコールサインを決める。
エマからコールサインデータが送られ、それぞれ設定する・・・・・

設定が終わるとアイルソン基地脱出基地航空隊を通り過ぎて、反転し編隊を組む・・・・

岡村宣長「こちらアイルソン基地所属の岡村少佐だ!」

エマ「私はSDF-1マクロス.ガンサイト2のエマ・グレンジャー中尉です。」

岡村宣長「我々はSDF-1マクロスに合流を目指している、もしくは生存が確認されたエルメンドルフ基地へ向かいたい。護衛を頼む。」

エマ「了解です、しっかり護衛の任に就きます。」

岡村宣長「頼む。」

エマと岡村は交信しあう。

これから一緒に脱出する仲間・・・
お互いに協力しあって、マクロスのいる地点まで向かわなくてはならない。
とは言え・・・敵に襲われるか、敵にいつ襲われるかの状況と戦わなくてはならない。

この地帯はゼントラーディ軍残留部隊の巣である。

かなりの数のゼントラーディ兵が存在している。

「嫌だよ・・・・嫌だよ・・・・」

「大丈夫?」

「こんな状況嫌だよ、あのままシェルターにいれば・・・・いやぁぁぁぁ」

輸送される兵士の中に気をおかしくする者が出始めた。
本当に最悪な状態、劣悪な精神環境・・・

兵士達は折角生き残ったのに、常に死の恐怖と戦う事を強いられる。

エマ「レーダーに反応IFFに反応なし、これは敵よ!ラードーンリーダーは護衛隊と共に待機。ラードーン2と3は迎撃に迎え!」

マックス「ラードーン レディ」

ミリア「2 レディ」

モーア「3 エスケスタ」

ミリア「モーア、合わせろ!」

モーア「はい 3 レディ」

レーダーに敵影、数はそれほど多くはないが脅威になるだけの数はいる。
ミリアとモーアはかつての上官部下の関係でエレメント編隊を組み・・・・・

マックスは直俺につく。

モーアはバルキリーにはまだまだ慣れてなくて、正直不安な所があるが・・・
ミリアならしっかりサポートするだろう。

モーア「へぇジナールと、ヌージャル・ガーと重攻撃機か・・・」

ミリア「楽しそうだな、平気で同胞を殺せるのか?」

モーア「デブランになるならやるまでです、私は監察軍だろうが同胞だろうがマイクローンだろうがなんでもやります。」

ミリア「ほぉ私の部下とは言え恐ろしい。」

今回の相手は同胞である。
戦闘に発展すれば、同胞を殺す結果になってしまう。

それなのにモーアと言う部下は躊躇いもなく出来ると言ってしまう。

なんて恐ろしい部下なのだろう。
ミリアは内心、冷や汗を出るほどモーアに恐怖した。

モーア「見つけたわ!先手必勝、えっと攻撃は・・・・これか・・・」

ズゴォォン

モーア「やったわ、初めて使うのに最初のスコアゲット!」

ミリア「馬鹿!浮かれるな!ここは戦場だぞ!」

モーア「分かってますよ、ついでにこの機体の扱いも分かったなら・・・えい!」

ミリア「・・・・今度はバトロイドか・・・・」

敵と接敵後・・・・モーアはいきなり敵を撃墜した。
かなり浮かれている様子が見えたので、ミリアはモーアを叱咤するも・・・・

モーアはどんどんバルキリーの操縦法を覚え・・・・
次々とゼントラーディ軍兵器を破壊していった。
あまりにも早すぎる戦闘能力、ミリアは敵に回したらかなりまずいと思った。

マックス「ミリア達が敵と接敵したか・・・・」

一方

護衛部隊と共に輸送機を護衛するマックスは、ミリアとモーアが戦っている戦場を確認した。
ミリアとモーアの連携は見る限りよく出来ており、こっちに1機も接近してきてない。

流石は元上官部下関係・・・・

マックスはミリアとモーアの今の状態を褒めた。
それだけではなく・・・・・下手したら自分よりも凄い相棒になる可能性もある・・・・
負けていられないなと、マックスは嫉妬心からかそう・・・思うようになった。

マックス「アラスカ仮設防空圏は後少しか、ん?これは・・・・」

エマ「ジーナス中尉・・・敵です、大型機です!」

マックス「こちらでも確認した、すぐに対処する。」

アラスカ仮設防空圏に入ろうとした時、3機の大型反応・・・・
IFFに味方識別ならず・・・・敵・・・・・・別働隊だ!

とは言え、対した数ではなく・・・マックスは冷静に対処しようと思った。

マックス「来たな!僕が相手だ!」

現れた相手はジナール空戦ポッド。
対した敵メカニックではない、相手をするのには十分・・・・

後方に反転し、マックスは攻撃態勢を取る!

ズゴォォン.ズゴォォン

マックス「対した敵ではないな!ってしまった!1機抜かれた!」

反撃開始すると・・・・
マックスはあっなく2機のジナールをカトンボを落とすかのように撃墜した。
しかし、1機抜かれてしまい・・・マックスはあっとなった。

絶対してはならないミスをしてしまった。

そう反省したマックスは反転し、ジナールを追った。

ズゴォォンドガァァァン

岡村宣長「うぉ!?被害は?」

「被弾しました、しかしエンジンが損傷し爆発・・・・コントロール出来ますが・・・・いずれは・・・・」

岡村宣長「くそっ、敵はどうした?」

「撃墜しました。」

岡村宣長「そうか、総員態勢維持を努めろ!」

マックスはジナールの破壊に成功するが・・・・
ジナールはその前に発砲をしており、岡村が乗るC-17に被弾した。
損傷は対した事はないが、エンジンがやられ速度が低下した。

モーア「あっ!?」

ミリア「やられたのか?」

ミリアとモーアが戻ってきた・・・・
今の惨状を見て、かなり動揺している・・・・

少しずつ降下していき、後数時間飛行したら確実に落ちる。
とは言え、アラスカ仮設防空圏に入ったのでなんとかなる。
それからしばらく、編隊はアラスカの仮設飛行場に着陸した。

「消化急げ!」

C-17が着陸すると、消防隊がやってきて損傷箇所に向けて消化した。
乗組員達は消化されると、次々に降りてきてC-17から離れた。

幸いにも犠牲者が出る事はなかった。

岡村宣長「グレンジャー中尉以下、護衛部隊の活躍には感謝します。」

エマ「そんな被弾させてしまったし。」

岡村宣長「いえ、被害が出ない方が珍しいので気にしてませんよ。ただ乗組員達が無事で良かったのは事実です。」

岡村はマックスに無事にたどり着けたお礼を言う。
指揮官のエマは被害を出した事に対して謝罪するが、岡村はむしろ無事な方が珍しいのと・・・
犠牲者が一人も出なかったので笑って許してくれた・・・・・・

モーア「はぁ疲れた・・・・」

ミリア「お前、呑気な顔をしているな。」

モーア「いえ・・・・疲れたんですよ、ではありがとうございました。ミリア1級空士長。」

全てが終わると、モーアは帰っていった。
なんたって、彼女はゼントラーディ軍から謹慎命令が出ており・・・・
ティレノール記録参謀に見つかれば大目玉である。

と言っても彼女かはすれば、今回の出来事は転機であり・・・
後に新統合軍に入隊し、可変戦闘機パイロットになるきっかけになった。

ミリア「あいつももう少し冷静さを持つようになればなぁ・・・・・」

マックス「持てるさ、今は無理でも少しずつ持てるようになれば・・・・いい指揮官になるよ。」

ミリア「そうかな・・・」

モーアが去った後、ミリアは今後を心配するが・・・・
マックスはモーアの性格と行動を分析していたのか、今後の将来が期待できるとミリアに諭す・・・
今は能天気な性格だが、経験を積めば冷静な判断が出来る指揮官になれる。

指揮官になるチャンスが滅多にないゼントラーディ軍から・・・・
指揮官になるチャンスがたくさんある新統合軍に参加する・・・・・・

そうすれば彼女(モーア)にも絶好のチャンスに見舞われる・・・・
マックスはそう思っていた。

マックス「そろそろ二度寝したいな・・・・」

ミリア「もうそろそろ朝になるんだぞ!」

マックス「少しでも寝た方が仕事や戦いの強さに影響するのさ、テントまで競争だ!ミリア!!」

ミリア「そうなのか・・・って待ってくれマックス!!」

マックスは早く寝るためにテントに走る。
その後をミリアが全力で追いかけていく・・・・・・・早く寝て・・・・・・
今日の戦闘に備えなければならない・・・・・

今日もまた仲間が死んだり敵兵士を殺す戦闘に・・・・・・・

西暦2010年・・・・・・

第1次星間大戦と呼ばれる人類史上最悪の戦争終結まで後1か月・・・・・
マックスとミリアは戦い続ける・・・・・・・
コメント

結婚前の戦い 立ちふさがるオールキル・ウィザード

2019-03-15 07:50:36 | マクロス短編
マクシミリアン・ジーナスは地球統合軍の軍人である。
ミリア・ファリーナ・ジーナスはゼントラーディ軍の軍人である。

二人は地球で、激突・・・・
マックスが戦闘を優勢に進め、ミリアは敗北と感じるほど追い込まれた。
敗北が認められないミリアはマイクローン化し・・・
副官であるデワントン・フィアロに運ばれマクロスに潜入する。

ある程度の月日が立ち・・・
マックスが輝と共にゲームセンターに行くと、生活費を稼ぐミリアを見つけた。

一目惚れしたマックスはミリアに勝負を挑んで勝利・・・
ミリアからの視点では、マックスを自分に敗北の汚名を着せた凄腕だと確信。

マックスのお誘いを利用し殺害しようとするが、三度目の敗北・・・
マックスのプロポーズを受け、ミリアは破れし者として了承する。

その後

マックスは輝に結婚宣言すると驚き、更には多くの同僚パイロットから驚かれた。

まさかの敵の兵士の結婚に上層部は頭を抱えるも・・
何かのチャンスと捉えたグローバル艦長は了承し・・・

ゼントラーディ軍との和平模索策として2人の結婚を了承した。

三浦佐枝子「ファリーナ准尉、軍法に関する書類と配属部隊の書類はこちらに置いておきます。VF-1Jの受領証は書き終わったら受けとりますので、その辺はよろしくお願いします。」
地球統合宇宙軍三浦佐枝子准尉

ミリア「すまんな佐枝子。」
地球統合宇宙軍ミリア・ファリーナ准尉

結婚式の前日
ミリアは本格的な地球統合軍に参画に取り込んでいた。
一応、准尉の階級は与えられているが・・・

まだ地球統合軍軍人ではない・・・ゼントラーディ軍軍人である。
正式に地球統合軍軍人になるにはいろいろと面倒な手続きをしなくてはならない。

ミリア「バトロイド ガウォーク ファイターか、マイクローンはいろいろと考え付くな。」

手続きをしながら、ミリアはバルキリーの知識を調べる。
自分が幾度も相手にしてきた敵の形態を調べる事ができる・・
本来なら持ち帰るべきものだが、マックスに敗北したミリアにはそんな気はしない。

もうゼントラーディ軍には戻れないし・・・
三度も負けては部下に会わす顔はない・・・・

ミリアの心情はそうであり、マックスとの恋に目覚めても・・・
マックスから励まされても・・・

まだまだ自分に地球文化に慣れる勇気はない。

マックス「ミリア、手続きは終わったかな?」
地球統合宇宙軍マクシミリアン・ジーナス少尉

ミリア「今終わった所だ、後はサエコが来るだけだな。」

ミリアが書類を書き終えた直後にマックスが部屋に入ってくる。
マックスの顔を見たミリアは安心し笑顔を浮かべる。

今マックスが来たのは、VF-1の受領証をサエコに渡した後・・・
明日着るウェディングドレスなどと言った結婚式の打ち合わせをするため。
既にウェディングドレスは出来てあり、今日試着する予定。

二人は完成されたウェディングドレスとタキシードが着せられているマネキンの前に立つ。

ミリア「明日この格好をするのか。」

マックス「明日は大事な行事、いや人類の歴史の新たな第一歩になる。」

ミリア「新たな歴史か・・・・」

マックスとミリアはウェディングドレスとタキシードを見て想いを述べた。

明日は人類の新たな歴史の1ページに記載され・・・・人類初の星間結婚が行われる。
そう思うと興奮を隠しきれなくなる。
早く明日が来てくれ・・・マックスは心の中で思う・・・・・

だが今ある現実は残酷だった。

三浦佐枝子「ジーナス少尉!ファリーナ准尉!」

ミリア「おうサエコ、今終わった所だ・・・明日の結婚式とや・・・・」

三浦佐枝子「大変なの!早く司令部に来て!」

マックス「?その慌てようただ事じゃないね、分かった今すぐ行く。」

マックスとミリアは司令部へ呼ばれた。
佐枝子が慌てていた様子なので、かなりいい予感はしない。

いや

忘れていたんだ、今が戦争中である事を・・・・・
とは言え、この戦争はどんな結果で終わるのか・・・
どんな感じで進むのか?

マックスは深く考えるも、そんな余裕がないので保留。
二人は司令部へ出頭する。

エイハブ「ファリーナ准尉を加えたパトロール部隊を出撃させる。」
地球統合宇宙軍航空連絡士官エイハブ・モードント少佐

マックス「本気ですか?モードント少佐、ミリアは同胞と戦う決意は出来てませんし・・バルキリーの訓練は受けていません。何故?僕の小隊は・・・」

エイハブ「グローバル艦長やマイサトロフ大佐により解隊、君たち二人は独立編隊ラブバードを編成してもらう。エレメント編隊なら、何か有利になろう。」

マックス「しかし。」

エイハブ「我々は遊びでやっているわけではない、優秀なパイロットは一人や二人加えてくれるだけでもありがたい。ファリーナ准尉もすぐ慣れるための訓練にもなる。」

パトロール任務。
今日課せられた任務の内容であった。

現在、マクロスは地球統合政府から事実上の地球外追放処分にされていた。
マクロスを敵に引き連れている隙に、地球本国は防衛体制を整えると・・・・

月面基地に展開する部隊は、地球軌道上に部隊を送る反面。
補充隊員や補給物資の支援を行っており・・・
頼りになるが、いつまで支援が来るのか分からない。

自分の身は自分で守る自己防衛・・・

効率よく敵に対処するには索敵を更には強化し・・・
敵の位置を発見し迅速な部隊配置が求められる。

マックスや入ってきたばかり、いや結婚式前日でも関係ない・・・・
軍人ならば軍人としての義務が最優先になる。

マックス「ミリア、結婚式前だけど悪いね。機体の調子はどう?」

ミリア「慣れない、操縦法は分かっているが・・・・動かしにくい。」

マックス「慣れるまで僕の後ろについてきて、君のバックアップをするよ。」

ミリア「頼むマックス。」

結婚式前の出撃・・・・
生きて帰れたらミリアはミリア・ファリーナとしての任務はこれで最後になるだろう。
とは言え、ここは戦場・・・・

何が怒るか分からない戦場。
マックスは自分とミリアが無事に生き残れるよう、お守りの十字架に祈る。

【暗礁宙域】

隕石群が漂う暗礁宙域。
これからマックスとミリアが突入する宙域である。
その物陰から3機の人型の物体が覗きこんでいる。

ティモシー「なるほど、マイクローンはいつも以上に警戒は厳しいな。エキセドル記録参謀閣下の策略の影響か?」
ゼントラーディ軍アドクラス艦隊ティモシー・ダルダントン

「そのようですね、隊長。」

ティモシー「まぁその分遊ぶ価値はあるわけだ。」

シュルケル・ウーに乗っているティモシー・ダルダントンはマクロス周辺の警戒網を探っていた。
近々、本隊のアドクラス艦隊がマクロスに対して攻撃の準備に入っている。

今回もハラスメントアタックだが・・・

そのうちは総攻撃に入る・・・・
ティモシーはその事を考えながら、マクロス周辺を探る。

探れば警戒は強力、下手に動くとマクロスに動きを悟られる。
近くに敵がうろついても動かない・・・・

ある程度の敵が離れるとティモシーはある事を話す・・・

ティモシー「噂では脱走者が出たらしい。」

「知ってます、スパイに出たコードネーム青い風とそれに感化された一部の兵士が文化に汚染され脱走したと・・・」

ティモシー「その事がラプラミズの所のメルトラン共にバレて、俺達を見張っている。後ろをよく見ると・・・」

「ん?あれはクァドラン・ロー、しかも2機いる。」

ティモシー「俺達の監視だろう、下手な行動を取ればボドルザー基幹艦隊司令閣下に報告されるぞ。」

脱走者の噂
青い風のワレラ・ロリー・コンダの3人が持ち帰った文化により感化された兵士が・・・
戦闘の最中に脱走し、そのままマクロスに逃げ込んだ。

その話はアドクラス艦隊内部で広がり・・・

偶然通信を傍受したラプラミズ艦隊はアドクラス艦隊の監視を始めた。
彼女らが警戒感を示し始めたのは・・・

ミリア・ファリーナと言うエースがマイクローンスパイとして潜入したから。

下手すればミリアも文化に感化され、帰還した時文化汚染が始まるかも知れない。
その時はアドクラス艦隊と共に本隊から消させる事になる。

ティモシーはそうした事情を見抜いており・・・
誰かが脱走すれば神経質になるのも当然だと考える。

「隊長、敵が2機。」

ティモシー「カラーリングが2色か、マイクローンの機体には様々なカラーリングがあるがある程度の統一感があったが・・あれはエースだな。」

「どうします隊長?」

「我々は偵察が任務、ラプラミズの連中が・・・」

ティモシー「ほぉっておけ、我々は戦闘こそが本能・・・エースから逃げてどうする!ただ遊ぶだけさ!」

ティモシーの部下が2色のバルキリーを確認した。
マックスとミリアである、二人が進む先にティモシーがいたのである。

部下が撤退を進言するが、ティモシーは動く・・・

奴はエース、戦いこそがゼントランの本望。
ティモシーのシュルケル・ウーは隕石から離れ前へ出る。
しょうがないと思った部下もその後ろへついていった。

マックス「ブルーバード、異常なし。」

キム『こちらガンサイト1了解、これ以上何もなければ交代部隊と交代せよ!以上(オーバー)」

マックス「了解。」

ティモシーが接近している事を知らないマックスとミリアは・・・

レーダーを駆使し索敵していた。
本来なら早期警戒機キャッツアイが後方にいるはずだが・・・
索敵のための部隊を増やした結果、キャッツアイの数が足らず・・
マックスとミリアのように自らの機体に搭載しているレーダーに頼るしかない。

ミリア「ようやく慣れてきたな、感覚が身に付く。」

マックス「早いね、簡単に機種転換は出来ないはずだが。」

ミリア「ある程度操縦法を知ればなんとか動かせる。初めてでも、そのくらいは当然だな。」

ミリアはVF-1の操縦に慣れてきた。
慣れない操縦もあり、上手くついていけるか心配だったが・・・
特に問題になるような事がなく、マックスは安心した。

後はこのままのんびり、任務を終えて結婚式の準備に入る。

ミリア「マックス、多数の飛翔物体だ!」

マックス「何!?」

ミリア「こっちに来るこれは・・・・」

マックス「ミサイル!?ミリア回避しろ!」

多数のミサイルがマックスとミリアを狙ってきた。

追尾性能に優れており、ファイターで逃げるが、追いかけてくる。
チャフを撒いて追尾性を無くすも、少しだけ追いかけてくる。

バトロイドに変形しガンポッドで迎撃に成功。

ミリアも同じように排除に成功。
驚異の排除ができたと思ったが・・・・

ミリア「くっパルスレーザーだ!」

マックス「レーザーの数からすると、敵は複数機いるな・・・・何処だ!何処にいる!?」

三方向からレーザーがマックスとミリアを狙って放たれる。
幸いにも当たりはしなかったが、いつも冷静なマックスの精神にダメージを与えるのに成功し
冷静さを失って焦り始める

ミリアもガンポッドを構えながら、見えざる敵機を探す。

マックス「うわぁぁ」

ティモシー「チッ外したか。」

ミリア「マックス、あっ!?」

「貴様の相手は俺達だ!」

「上官ティモシー隊長が言うならば我らが相手になる!」

マックス「データ称号・・・これは・・・くっ、流石の僕でも厳しいなぁ。周辺各友軍へ、エマージェンシーCS(戦闘支援)を要請する。」

ティモシーの猛攻と、ミリアを攻撃する2機の敵・・・・
エース級であり、強力な連携性・・・

相手にするには数が少ない。

以前、隕石の資源回収時に出現し桐原茂人中尉が相手し・・
撃退に成功するも・・・・・

今は味方はミリアしかいない。
明日結婚式なのに、それどころじゃない状態になる。
本来ならもっと上手く動けるが・・・
慣れきってないミリアを気にしないといけないので・・・

思うように動けない。
ミリアを見捨てるわけにはいかない。
マックスはらしくない救援要請をする。

滝田英史「マックスか!?どうした?天才様が救援とは珍しい。」
地球統合宇宙軍ブランジャーズ中隊隊長.滝田英史.中尉

マックス『連携の強力な小隊さ、ミリアもまだまだ慣れてないから僕が支えないと・・・その分力がでない。』

滝田英史「分かった分かったマックス、嫁さんとお前さんは俺達が守ってやるよ!慣れるまで、嫁さんを支えてやってくれ!」

救援を受理したのは戦場のギャンブラーと称される・・・
統合戦争から活躍している、ギャンブルではマックスの天敵・・滝田英史中尉であった。
今回の偵察部隊の部隊の主体は滝田率いるブランジャーズ中隊であり・・・

16機=8チームで哨戒任務についており・・・・
マックスとミリアの部隊とは別のエリアを行動した。

滝田英史「力発揮できないのは我慢しろ、嫁さんも時期に慣れる。元はと言えば敵のエースなんだ、それまで支えてくれ。そうすれば最高のチームになる。数分待ってろ!」

滝田はマックスの事情を悟り・・・救援に向かおうとする。
位置的にも滝田が近く・・・・僚機と共に駆けつけるのに好都合。

それでも数分はかかる。

戦場の数分は長すぎるし、大した距離じゃなくてもかなり遠い。
非戦闘地帯と戦闘地帯の感覚はかなり違う・・・

それまで間に合うか・・・

「マイクローンが落ちろ!」

ミリア「くっもう少し機体の操縦になれていたら・・・・」

滝田が戦闘宙域に向かう道中、ミリアは2機のシュルケル・ウーに追い詰められる。
ドックファイトを繰り返すも、シュルケル・ウーが火力(パワー)で圧倒し・・・・・

ミリアの背後に隕石があり、そろそろぶつかってもいいのではいいのでは?

と思うほど距離が近い。

更に言ってしまえば、機体の損傷も激しい。



マックス「ミリア!くっ」

ティモシー「そろそろお仲間がやられてしまうぞ、気にしててもいいのかな?マイクローン。」

マックス「こんなのを相手にしてたら、ミリアがやられる。かつては敵で僕の命を奪おうとしたけど、今は僕の大事な嫁さんになる仲間なんだ!こんな奴らに・・・・」

ティモシーとの戦闘により、ミリアの支援が出来ないマックス。
いつも冷静なマックスであるが、今の状況により腹を立ててしまい・・・
怒りを我慢している状態になっている。

このまま今の状況を黙ってみていていいのか?

マックスはそう思うようになり・・・・遂に・・

ティモシー「これで終わったな!」

マックス「邪魔をするなぁぁぁぁぁぁ」

ティモシー「何!こいつ姿を変えた・・・・うぉ!」

怒りが爆発し、ティモシーが攻撃しようとする瞬間に・・・
バトロイドからファイターに変形して突撃・・・

ティモシーは今のマックスの動きに動揺してしまい身を構える。

ティモシー「くっ馬鹿な突破されただと!?くそ、俺を馬鹿にしやがったな・・・許さん許さん・・・許さんぞぉぉぉぉ」

ティモシーとぶつかる寸前にブレイク(旋回)し、そのまま通り抜ける。

マックスはティモシーを撃墜するのではなく、突破を狙った。
一瞬の動揺を誘い、そこを抜ければミリアの支援が可能になる。

ただ

今のマックスの動きにティモシーは侮辱を感じ怒りを爆発させる。
背後からマックス機に対し追撃を始めた。

ミリア「まさかな、私の最期が同胞に殺されるとはな。」

ミリアはティモシーの部下に追い込まれた。
やっと操縦方法は分かったが、ガンポッドの銃弾ゼロ。
背後には大きな岩がある・・・・

もうこれで終わりだな・・・
せめてウェディングドレスとやらは着たかったが・・・
ミリアは死を覚悟しながら敵を睨み付ける。

1機のシュルケル・ウーはレーザーガンを向ける。

ズガァン

「ぐぁぁぁ」

「なんだ?退け!まずい援軍だ!」

ミリア「マックス!」

マックス「無事かいミリア!」

マックスはバトロイドに変形し・・・・
ミリアに向けたレーザーガンを破壊した・・・・

ティモシーの部下は驚き後ろへ退避、後からやってきたティモシーと合流する。

ミリア「助かったマックス。」

マックス「結婚する前にミリアが死ぬのが耐えられない、ミリアは僕が守る。」

ミリア「かつては敵だったんだぞ?」

マックス「構うもんか!今は僕にとっては大事な人だ!死なせはしない、まだ知り合ってばっかりなのに君を死なせる事は僕の死に等しいんだ!」

マックスはミリアの前に立ち、盾のようになる。

ミリアはかつては敵であったけど、今は大事な人・・・・
目の前でムザムザ殺されたら、自分は生きてはいけない・・・

マックスはそんな想いで、ミリアの盾になる。

ティモシー「殺せ!」

怒り狂ったティモシーは部下に攻撃命令を下す。
このまま二人とも殺してやる、コケにした奴等を皆殺しにしてやる。

と精神的にイカれ始めようとしていた・・・・

マックスとミリアそしてティモシー、2対3の戦い・・・
マックスとミリアが不利なまま終わろうとしてたが・・・

ティモシー「ラック!?レーダーに反応だと?」

滝田英史「待たせたな!」

マックス「中尉!」

滝田英史「賭博騎兵隊到着!これより援護に入るぜ!」

ティモシー「敵の援軍か、我ながら気がつかんとはな撤退だ!分が悪い。」

『エスケス』

滝田率いる部隊が到着、マクロスから出現した部隊含め10機になっていた。
一気に形成が逆転したティモシーは部下に撤退命令を出して、その場から去った。
それに呼応するように監視役のクァドラン・ローも撤退していく。

一方のマックスとミリアは滝田の到着にひと安心し、援軍と共にマクロスへ帰った。

エイハブ「ご苦労だったな二人とも、ファリーナ准尉のVF-1Jは明日は修理のために使えんが・・・初めてにしては上出来である。」

ミリア「ありがとうございます。」

エイハブ「今回の任務で、敵が何らかの動きがあると分かった。二人ともご苦労様だな。」

マックスとミリアは帰還してすぐに司令部へ出頭し。
今回の担当士官であるエイハブに事の詳細を報告、労いの言葉を貰う。

結構冷たい感じであるが、誉めてくれるだけマシ。

二人は再びウェディングドレスを見る為、自分達の部屋に戻ろうとした・・・

その時・・・・

エイハブ「ジーナス少尉、ファリーナ准尉待ちたまへ。」

マックス「へっ」

エイハブ「忘れ物がある、副官例の物を」

「ハッ」

エイハブが二人を呼び止めた。
一体何か用があるのだろうか?振り向くとエイハブは笑顔を浮かべていた。
そこで忘れ物だとかで、副官を呼びあるものを取りに行かせた。

副官が戻ってくると何か持っている。

エイハブ「好きなのを一つ取りたまへ。」

ミリア「これは・・・」

マックス「指輪だ・・・・」

エイハブ「折角の結婚式だ、指輪の交換ぐらいしたらどうかね?これは私個人のお祝いだ、グローバル艦長やマイストロフ大佐には内緒だぞ。」

持ってきたのは指輪、エイハブからの結婚のお祝いの品であった。
ミリアは指輪を知らないのか、興味津々で見るが・・・

マックスは頭を下げる。

態々、結婚指輪を用意してくれるなんて・・・・
冷たい人かと思ったけど、結構優しい所があるのだな・・・・
マックスはミリアと共に好きな指輪を一つとりながら思った。

エイハブ「早く行かんか、明日の準備が忙しいだろう。早く準備して、睡眠はキチンと取るのだぞ。」

エイハブの言葉を聞いてマックスとミリアは帰った。
帰る道中にミリアは・・・・

ミリア「今日は助かった、ありがとう。」

マックス「当然だよ、妻を守るのは僕の役目だからね。」

マックスにお礼を言う・・・
かつての敵、自分自身に屈辱を与えた敵・・・・
今では自分自身を助けてくれる仲間・・・

ミリアは複雑と照れ臭いが混ざった表情を浮かべる。

お礼を聞いたマックスは、これが自分の役目だとミリアに返答する。
愛する者を守るのは当然の事をしたまでだと・・・

ミリア「妻を守るのが僕の役目か、なら私はマックスを守る。」

マックス「ミリア?」

ミリア「マックスが私を守るなら、私がマックスを守らんでどうする。今回は慣れてなくて足手まといになったが、今度はそうはいかない。」

マックスの言葉に触発され、ミリアもマックスを守ると言う。

今回は助けてもらったが、いつかマックスが危機に陥る事になる。
自分ばかり頼ってばっかりいてどうしようもない。
だったら、自分がマックスを守れるようにしなければならない。

そのミリアの言葉を聞いたマックスは心の中で・・・

何処か似た者同士だなと感じた。

翌日 マックスとミリアは結婚式をあげる。
ゼントラーディ人亡命者の受け入れ、対ゼントラーディ用のプロパガンダであり・・・
ゼントラーディ軍に対する地球統合政府並びに地球統合軍上層部へ向けたメッセージであるが・・

マックスとミリアからすれば・・・・

多くの仲間に祝福されているし、二人にとってはいい想い出。

ミリア「お前は、妻はそばで手伝うものだといった。そのとおりにする。」

マックス「しかし…。」

ミリア「私もゼントラーディではエースと言われたパイロット。かならず役に立つ。」

マックス「よし、来いっ! 結婚式の当日に、華ばなしく散るのもいいだろう。」

ミリア「よし!」

結婚式当日、アドクラス艦隊の攻撃があり・・・・
マックスは機体が壊れて修理中により待機予定のミリアを結婚式場に残し出撃しようとするも・・・
ミリアは一緒について行くと言う・・・・

ゼントラーディ軍の軍人としての経歴を生かしマックスを助けたい・・・
一緒について行くミリアのマックスに対する愛する心であった。

この戦闘に参加後、アドクラス艦隊はマクロスと講和を結んだ。

「ティモシー隊長、これは?」

ティモシー「和平交渉か、ボドルザー司令は納得しないが・・・いやこのまま消去刑になるよりかはマシか。」

「はぁ?」

「我々はどうなるのでしょうか?」

ティモシー「監視のラプラミズ艦隊と無法者のカムジンと消されるな、ならば戦うしかない。」

ティモシーは講和宣言するブリタイの言葉を聞いて、ボドルザーとの戦いを予感した。
まぁどの道こうなる事を予想していた、プロトカルチャーの思わしき敵と接触してばかりでは・・・・

部下が不安そうな顔を浮かべるもティモシーは冷静さを保つ

最後に・・・・

ティモシー「マイクローンのあのオモチャ、使ってみたいものだな・・・」

と思うようになった。

【数ヵ月後、2010年3月末日第1次星間大戦終戦

人類と地球文明はゼントラーディ軍基幹艦隊の攻撃を受けて壊滅した。
地球各地はクレーターが出来てしまい・・・
地球統合軍残存部隊は残留ゼントラーディ軍の対処と・・・生存者の救護に追われた。

生存者は統合政府により約100万人と発表されるが・・
それは身元の分かった生存者であり・・・
旧反統合勢力圏や戸籍データバンクの破損による生存者身元確認出来ない者を含めると・・・

数億人の生存者がいたと言う。

この問題は不穏ゼントラーディと共に社会問題になる。

一方、地球統合軍と残留ゼントラーディ軍は統合し・・
新統合政府と新統合軍を設立・・・

今回の戦争で得た教訓を元に復興と・・・
人類文化の銀河各地に広める超長距離移民船団計画が始まる。

マックス「よかったね、ミリア。君の部下補充兵含めて全員生きていて・・・」

ミリア「彼女らには生きてもらってよかった、彼女らもいい生活を送ってもらえる事を祈る。」

マックスとミリアは制服を着ながら、廃墟となった地球アラスカの大地を歩いた。
楽しく世間話をしながら・・・

戦争が無くなったこの日から、二人はこれから新たな人生を歩むことになった。

翌年は長女コミリアの誕生。(2031年誕生のミレーヌと養女モアラミアを含めると8人娘がいた)

カムジンの反乱
銀河各地に拡散したテロ退治のためのダンシング・スカル。
夫婦仲が一時覚めきったバロータ戦役・・・

これからマックスとミリアは幸せと過酷が混ざった壮大な旅に出る。

夫婦仲は覚めきる時期があったが、心底は信頼しあい大事なパートナーとして・・
ライバルとして、二人の絆と功績は後の歴史に伝説と記されるようになった。

マックスとミリアの夫婦の愛と絆は永遠に・・・
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コミリアと桐原姉妹

2019-03-11 17:30:26 | マクロス短編
【コミリアと桐原姉妹】

コミリアは2021年以降から桐原家に預けられ住んでいる。
預けられた理由は親からの自立であり、桐原家に預けられた理由は・・・
桐原家の主桐原茂人の妻がミリアの副官デワントン・フィアロであるから。

デワントンはメールと同じように信頼する部下の1人であり。
メール以上に信頼できる事から預けられる対象になった。

コミリアの受け入れについても・・・・・
デワントン自身が賛同し、茂人も好意的な為預けられる。
預けられ一番心配されたのが、桐原姉妹。

桐原茂人とデワントン・フィアロの二人の愛娘である。

母親の元上官の娘とは言え、所詮は他の家の子。

そこに関する溝があったのではないかと心配されるが・・・
二人からすればお姉さんができた感じであり・・
母親の血からか、よく慕っていた。

桐原志保「ノルマンディーに関するトーチカの破壊はどうやるか?何か分かるマリアお姉さん。」
桐原姉妹長女.桐原志保

コミリア「トーチカの破壊って、結構難しいわよ。やはり、内部からの破壊工作が一番だけど・・・・どちらも強いリスクが伴うと思うわ。」

桐原志保「そう思うか・・・・・・う~む。」

西暦2026年3月11日のこの日
コミリアは志保に勉強を教えていた。
と言っても学校の勉強ではなく、独学・・・・・
70年以上前のノルマンディー上陸作戦を史実より被害少なく完遂できるか・・・・

志保は必死になってこれを研究しており・・・・

学校の勉強そっちのけで頑張っていた。
この志保の行動にコミリアは内心・・・・

学校の勉強もこれくらい熱意持ってくださいよ

と思うほどであった。

桐原未代「お姉ちゃん方、またノルマンディーですか?」
桐原姉妹次女桐原未代

コミリア「そうみたい。この前は第1次世界大戦の塹壕戦だったのに・・・」

桐原未代「熱心に頑張るのはいいけど、もう少し独学の戦争の歴史勉強や戦術勉強控えたら?」

少ししっかり者の桐原未代は独学の戦争の歴史にハマる姉を注意する。
学生だし、これからハイスクールの入学試験だってある・・・

既にコミリアは2年のハイスクールには合格しているし。
余裕であるが、今の志保の別の事にハマり本来やるべき勉強を疎かにするのは危険。
いや愚か者の所業である。

桐原志保「でもこれから軍に入る時には役に立つけど、戦術こそが戦争において強い武器なりと・・・」

桐原未代「お姉ちゃんがいるのは、後方地帯でしょ。軍に入るのだってまだまだじゃない、学生としての勉強してよ!」

コミリア「はははは・・・・・・」

桐原未代「マリアお姉ちゃんも、しっかり注意してください。」

コミリア「ははは分かりました・・・ごめんなさい。」

これがいつもの桐原姉妹とコミリアの関係である。
喧嘩しているように見えてもかなり仲良しであり、特に問題になるような事はない。
ダメな所はお互いにカバーし補うなど、人間としての意識を成長させている。

これからどんな大人になるのか期待が出来そうな程に・・・・

デワントン「中々、いい展開にやるわね。」
新統合宇宙軍デワントン・フィアロ予備役大尉(注意・日本名が本名)

桐原茂人「しかし・・・・・志保の独学は控えないのかねぇ?これはこれはで問題だが。」
新統合宇宙軍桐原茂人.予備役中佐

デワントン「茂人のこだわり癖が移ったのかしらね、私と茂人の娘だし。」

桐原茂人「それはそうだったなぁ、デワ。」

定期的に銭湯の仕事の小休憩(交代制)中に茂人とデワントンが覗いてくる。
どんな風に過ごしているのかを・・・・・・・きっちり観察・・・・・

仲良くやっているか、きっちりチェック。

今のところは特に問題なしオールクリア。

いや問題は志保のこだわり癖・・・・
独断専行による学校勉強無視の独学か・・・・・
まるでVF-1にこだわり過ぎた茂人のように・・

コミリア「たまにはゲームして遊ばない?通信してさ、ねっねっ。」

桐原志保「戦略ゲーム?」

コミリア「うん、そんな感じです。自分の群を率いてバトルロイヤルする的なゲームを・・・」

桐原未代「マリアお姉ちゃん、志保お姉ちゃんの悪い癖が・・・・って無駄か・・・・」

結構難しい事ばっかりやっている志保の頭を柔らかくするべく・・・・
コミリアは志保にゲームをやらないか?と提案した。

だけど

志保はコミリアが戦略ゲームやろうと提案していると思い・・・・
戦略ゲームをやるのかと言うと、持っていたコミリアはそのままYESと言う形に自然そのまま進み。
気がついた時にはしまったと思い後悔、未代は諦めたかの表情を浮かべる。

コミリアが良かれとした行動派は・・・・・
逆にその傾向を強めるだけの結果になった。

どうしたら志保は学校の勉強をするのか・・・
そんな事をコミリアは思っていたが・・・

コミリア「なるほど、きちんと勉強しているじゃない。」

実は人が見てないだけできちんと学校の勉強をしていた。

真面目に勉強する志保を見てコミリアはニッコリと笑った。
これで志保のハイスクール入試も問題はないと・・・・
笑顔のままコミリアは、その場を去る。

無論

その後、きちんと志保は志望校に入学。
未代などの面々は驚くが・・・
コミリアは実は裏ではきちんと勉強している事を知っているので当然の結果だと思った。

だが

しかし

実は・・・・

桐原志保「えぇとオペレーションバルジは・・・後テキサス大隊救出戦は・・・」

学校の勉強している最中にも、こっそり独学・・・・
言い換えれば、極秘即席サボり・・・・

この事実を知ったコミリアはどう反応するのか?
それはまだ分からない。

【娘たちと母親・ゼントランウォータ】

コミリアと桐原姉妹の母親は同じゼントラーディ人女性メルトランであり・・・
同じ直衛艦隊の兵士で、上官と部下の関係であった。

だけど

コミリアの母ミリアと桐原姉妹の母デワントンは何も語ろうとしなかった。
文明的な地球人社会に生きる3人を、血生臭い戦場の思い出を語るのは・・・・
関係悪化の恐れもあるし・・・・

関係悪化しなくても微妙な雰囲気が出る。
その事を考慮した結果、3人やコミリアの他の姉妹も知る機会がなく・・・

そのまま成長し大人になって行く・・・・
コミリアの居候後も聞く機会がなく、五年経ってもそんな話をする機会もない。
いや出来なかった。

そうした状況が続くある日・・・・

コミリア「へぇ、母がそんな事を・・・・」

デワントン「結構あの頃のミリア1級空士長はきつ目な雰囲気だけど、困っている部下や犬猿の仲の同胞には優しい対応してくれるのよ。戦場においては鬼と言える感じだけど、危機に陥っている部下に対しては見捨てずに助けてくれるのよ。無茶ぶりの多い方だったと言う悪い面もあるけど。」

桐原志保「なるほど。」

コミリアと桐原姉妹の二人は・・・
デワントンと一緒にミリアのゼントラーディ軍時代の事を話していた。

3人はまだまだゼントラーディ軍時代の母親の事を知りきってない。

ゼントラーディ軍の様子は数多くのゲストのゼントラーディ人により語られるけど・・・
母親のゼントラーディ軍時代の話はあんまり分からない。
母親と同じゼントラーディ人女性メルトランでも、母親に関する事は知らない。

質問をしても噂で聞いた程度と言われるのが結構多かった。
一方のコミリアを含む桐原家では・・・・

中々そんな話が話が出ることはなく・・・・・

今回たまたま、志保の悪い癖の独学でクァドラン・ローを調べていた時・・・・

ゼントラーディ軍時代の母親達がどんな事をしているのか気になったり
いつも志保の独学に冷ややかな反応する未代まで食い付き・・・

とうとうデワントンに聞くと言う事までするようになった。

桐原未代「母さんにとってミリアさんってどんな方だったの?」

デワントン「私にとっては命をかけるだけのある価値がある方よ、いや価値では語れない絶対に最後までついていきたいと思える方だったわ。」

桐原未代「なるほど~」

デワントンは元上官であるミリアの事をどう思っているのかを告白した。
最後までついて行きたいと思える人柄だったと・・・

その話を聞いて志保と未代は目をキラキラさせる。

一方 コミリアは普段のミリアを思い出すと・・・
確かにと思える・・・

桐原家に来る前母親の仕事を見てきており・・・
夫マックスと上手くやっているだけではなく、部下ともよくやっており
慕われている・・・・のは事実・・・

昔からそこの大事な部分は変わってないんだな、コミリアは今のデワントンの話を聞いて感じた事である。
更に思い出せば・・・

ミリア「私がゼントラーディ軍時代の宝は部下だわ。」

コミリア「宝?」

ミリア「私はエースのミリアとして有名だが、事実を誇張されている場合がある。私一人では戦況は好転しないし、無茶をすれば死ぬ危険性があった。そんな私を支えたのが部下であり、いつも危機を救ってくれた。私は部下と言っても格下に見ないで同じ目線で見る、部下の気持ちに私も答えないと平等じゃないわ。同じ戦友として大事にしないと・・・マリアも、いい仲間を得てね。」

ミリアは部下を格下に見ないで同じ目線に立っていたと言っていた。
部下から慕われたのもこうしたミリアの責任感や人格によって得られたのだと・・・

そんな事も言っていたから慕われた。
コミリアも母親のような部下に慕われるような人材になりたいと思った。

【桐原姉妹の父親への気持ちby父の日】

桐原茂人
桐原姉妹の父親で、デワントン・フィアロの夫そして・・・
SDF-1マクロスのバルキリー乗りであった男である。

第1次星間大戦の数々の死闘を繰り広げ・・・・
命を推して当時敵であったデワントンを助け・・・・
そして同じ部隊の戦友になり、結婚した。

そこまではいいのだが・・・・

順調に大尉に出世し部隊長任命されるが・・・
受領する機体がVF-1バルキリーじゃないと拒否。
上からも切れられ、地球の硫黄島基地に左遷。

その後予備役になった。

数年前、一応復帰するも今では予備役の銭湯屋の主人である。

コミリア「っでことで今さらで悪いんで、茂人さんの事に聞きたいんだけど、いいかな?」

桐原志保「うん・・・「いいわよ。」

桐原未代「いろんな事言いたい気分だったし。」

そんなダメダメな経歴な一応軍人の父をどう思うのか?
コミリアは桐原姉妹に聞いてみた。

こんたダメダメな経歴で実際は・・・・

桐原志保「ダメな所はあって最悪な反面、母さんや私たちに優しいからいい父親だと思うわよ。」

桐原未代「ダメな所はいい失敗例だし、家族に優しくする所は学ぶべき所よ。私は父の事が好きよ!」

嫌なところはあるのだが、茂人の人間的な良さもあってか・・・・
悪いようには言ってない。

全否定せず、一度父の事を見つめ直せば新たな父親像ができる。

それが桐原姉妹の答えである。

桐原志保「逆にマリアお姉さんの方はどうなのよ?」

コミリア「私?」

桐原未代「そう、私達だけに聞いてもフェアじゃないわ。」

桐原姉妹からもコミリアにマックスをどう思うのか聞いた。
父親と言う存在・・・・コミリアにとってマクシミリアン・ジーナスとはどんな男か・・・

二人もコミリアが父親に対してどのように思っているのかを気になる。

その答えは・・・

コミリア「大好きよ、なんたって私のパパだから。」

大好き・・・

自分自身をこの世に送り出した両親の一人だから。
人間としても尊敬できる・・・

それがコミリアの答えだった、それ以上でもそれ以下でもない。
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南鳥島基地 

2019-03-10 04:12:38 | マクロス短編
【西暦2013年.1月4日.極東・太平洋軍管区.南鳥島.新統合軍基地】
旧日本国の小笠原諸島に属していた南鳥島。
第一次星間大戦では砲撃に飲まれず、戦災による被害は軽微であり・・・
戦前の面影を残す、貴重な島である。

現在は滑走路が延長し、可変戦闘機部隊を展開したり。
沖合に洋上プラントを作り・・・・・

南鳥島気象隊員や整備局員を含め423名が駐屯している。
陸軍も展開しており、基地には数機だがデストロイド部隊が展開している。

南鳥島ははっきり言って田舎の警察署のような感じがしており・・・・
特徴らしいものがないのが現状である・・・・・・

チェヨン「であるから、我々の任務は気象台の防衛が第一であり・・・少数の人数で防衛に徹しなければならない。」
新統合陸軍.キム・チェヨン軍曹

新統合陸軍の21歳になる若き女性軍人キム・チェヨン軍曹もその南鳥島を守る一人だ。
約半年後にはアグレッサー部隊に転属する予定だが、現時点では島を守る1兵士に過ぎない。

チェヨンはK-2を背中に抱えながら、朝礼の司会の当番をこなす。

結構この朝礼はいろいろと面倒であり・・・
自分の当番にならないように祈る事が多い・・・・

無論であるが、チェヨンもその一人であり・・・・

きちんと声を張って喋っているが、内心は心がたがたである。

とは言え朝礼は必須事項であり・・・・
中断するわけにもいかない・・・
無論軍隊なので拒否権なんてものは最初から存在していない・・・・・

チェヨン「なので~(緊張して噛みそうだよ)」

緊張しても噛んでしまいそうになっても・・・・・

拒否権がないので最後までやり通さなきゃいけない・・・・
それが新統合軍の軍人に課せられたチェヨンの役目である。

それからしばらくして・・・・・

「キム軍曹・・・ご苦労様です。」

チェヨン「正直、司会は願い下げです。」

「そう言わないでください、皆思っている事ですから。」

チェヨンによる本日の朝礼が終わる・・・・

司会が終わるとほっとする・・・・・肩の荷がごっと落ちるかのように・・・・

なんたって・・・・・日系.ラテン系.アフリカ系.ゼントラーディ系.アジア系などの様々な人種の男女の兵士の目線がまっすぐだから。
無論・・・・同じ韓国系の兵士もいるけど・・・・緊張するものには変わりはない・・・・・・・

「キム軍曹・・・・硫黄島基地経由の厚木基地の補給品の納入の護衛、室井軍曹と頼むよ。」

チェヨン「ハッ」

緊張解除されたのもつかの間、次の仕事がある。
それは補給品の納入である・・・・

自給するための設備は南鳥島や洋上プラントにあるが・・・・
足りない物資がある・・・

同じ極東・太平洋軍の厚木基地や、オセアニア軍から補給物資が届き・・・・・

納入したら補給物資の洋上倉庫へ運ぶ際の護衛をする。

補給物資が届いたら、トラックでLCACが待機している地点まで向かい・・・・・
そのままLCACに乗り組んで洋上プラントへ向かう。
到着したら収納格納庫に入り、物資を降ろす・・・・・

そんな作業の繰り返しである。

室井沙羅「疲れるわねこの警備業務、暇な業務とは言えいつ敵に襲われるか・・・・」
新統合陸軍.室井沙羅.軍曹

チェヨン「確かにそうですね、反統合同盟残党の潜水艦が最近活動しているらしいので・・・・」

室井沙羅「潜水艦は怖いわ~まるでハイエナみたい。」

警備しなんとなくLCACに乗り込み気楽そうな作業だが・・・そうではない・・・・
反統合同盟のアクラ級などが地下の潜水艦ドックにて前の第1次星間大戦を生き残っており・・・・・
定期的に輸送機を襲撃したり、小規模船舶にハラスメントアタックをするなど・・・・

いらいらしそうな攻撃を繰り返していた。

無論、LCACもその対象であり・・・・・
襲撃して物資を破壊したり奪い取るケースがある・・・・・・・・・

いくら警備行動が暇な業務でも気を抜いたら死に直結する・・・・
決して気を抜いたりできない・・・・

チェヨン「ずっと海を眺めながら銃を構えているけど・・・・怖いわ・・・・」

常にチェヨンら統合軍歩兵隊員の海を見る気持ちは中から化け物が出てくるような恐怖に包まれており・・・
数分後に敵に襲われるかもしれない可能性があるので安心できない・・・・・

そんな状況下の中でようやく物資の搬入作業完了・・・・

チェヨンらはそのままLCACにて南鳥島基地へ帰った。

【食堂】

食堂・・・・・兵士たちの娯楽を提供する場である。
兵士の娯楽は食事であり、美味い飯は外す事ができない・・・・

自給施設で作った食材や近くの海で取れた養殖施設の魚・・・・

そして各方面軍から取り入れた食材を使って料理している。

チェヨン「~♪」

この日はチェヨンの好きなタットリタンがメニューとしてあり・・・・・
チェヨンの機嫌はかなりいい。

他にもいろんな地域の料理がありかなり大盛である。

エレン「今日も大盛だね。」
新統合海軍.観測員.エレン・ラムゼイ.曹長

チェヨン「その分体力使うから妥当な量だと思うけど?」

シャーリー「確かに使うけど、女の子らしくもっとカロリー気にしたら?」
新統合宇宙軍シャーリー・・ロシュフィル少尉

結構体力を使う軍の仕事もあってか、ついつい量を大盛にする事もしばしば・・・・
チェヨンは自分の好きな量があれば、配食の兵士に大盛を注文する・・・・

大盛が全品に及んでしまう事があり・・・・
同僚たちはチェヨンの健康を考え心配してしまう・・・
このままで太りすぎてしまうと・・・・

と言っても結構この現場はカロリーを消費する・・・・・・

神経を尖らせなきゃいけないし、見えざる潜入工作員に対処しなくてはならない。

なので食べられる時は食べておこうがチェヨンの方針・・・・らしい・・・・

チェヨン「はぁ午後は一人で巡回か・・・・」

ヘルメットを被り、K-2を構えながら巡回に入るチェヨン。
巡回は重要な任務であり・・・・

工作員として潜入した敵に対する警戒し、もし異常があれば・・・・
出来る限り損害を低下させる作戦行動に入る。
無論、巡回で重要警戒施設を警備している兵士4名の指揮官に異常がないかを確認する事も・・・・

南鳥島を警備する上で重要な任務である。

チェヨン「お疲れ様です、弾薬庫周辺に異常はありませんか?」

「特に異常はありません。」

チェヨン「了解です。」

お互いのICカードを確認し本物かどうか確かめ、異常がないかを調べる。
稀に警備兵を殺害して工作員が入り込んでなりすますケースがあり・・・・・・
こうでもしないと、警備上に不安が出る。

ただICカードを確かめあうだけではなく、検査装置から相手の顔にレーザーが出て顔認証する事もする。

【離島定期便】

南鳥島などの離島には定期便がある。

それが先ほどのチェヨンが警備していた補給物資を運ぶ手段である。
厚木基地から離陸した新統合軍輸送部隊と百里基地や横田基地から出撃したVF-1編隊が合流し・・・・・
目的地に向けて移動する。

アクラ級改や旧反統合同盟残党地域からSv-51などが飛来し襲撃してくる。

新統合軍参謀本部は輸送機1機には2個小隊の護衛が派遣される事が義務付けをし・・・・
反統合同盟残党の飛行隊から身を守る体制を整えている。

「ようやく陸にたどりつけますね。」

「油断するなよ、安心しきった時が一番安全じゃないんだ!とりあえず、降りるぞ。」

統合軍の輸送機は南鳥島の飛行場へ着陸をする。
護衛の機体は輸送機が最後まで安全であるかを把握してから着陸する。

どんな時でも最後の安心による油断から危険を守るには最後まで警戒を解かない事である。

警戒を解いてしまえば、かなり厳しい代償を味わう結果になってしまう。

チェヨン「お疲れ様です、キム・チェヨン軍曹であります。補給品でありますか?」

「そうだ、領収のサインを求めるよ。」

チェヨン「はい分かりました。」

降りてしまえば、次は補給物資の護衛に当たる警備兵達に不安を分け与え・・・・
再び、自分が所属していた基地に帰る・・・・・・・

【南鳥島防空飛行隊】

南鳥島基地にはつい最近だが、防空飛行小隊が2個設置された。
基地の防衛をかなり強化させるには可変戦闘機の力が必要だと・・・・

南鳥島基地を管轄する日本列島にある極東・太平洋軍司令部が決めた方針であった。

硫黄島基地などの航空基地の設置できるだけの広さのある拠点には当たり前のように配備している。

基地飛行隊の目的とは、基地周辺地域の索敵など様々な要因が存在する。

別の目的であれば、極東・太平洋軍.環太平洋軍.オセアニア軍のを結ぶ中間地点である意味合いもあった。

「おっ定期便の到着か、今度はオセアニア地域なのか・・・・・」

スクランブル室ではパイロットが定期便がどこから来るのか確認していた。
日本からなのか、パラオなのからなのか、オセアニアからなのか・・・・・

なぜ飛行隊のパイロットがそんな事を話しているのかと言うと・・・・

食事関連であり・・・・

輸送機が来た方向によって・・・・
今日のご飯いやこの1週間の食事の料理内容が変わるからである。
緊急内容のない兵士からすればいい暇つぶしである。

イージス巡洋艦コンゴウ

【イージス巡洋艦コンゴウ】

第1次星間大戦を生き抜いた幸運艦コンゴウ。
この艦は現在、東京シティの横須賀軍港に停泊している。

まだまだ1線級に活躍しやすいとの事で・・・・
近代化改修を行い日本近海の防衛を担っているのであった。

「艦長、横須賀基地まであと少しです。」

「よし対潜警戒現にせよ!」

「ハッ了解しました。」

偵察が終わると別の艦へ交代する際に、母港へ帰る模様・・・・

後は修理を行い、問題箇所がないか点検される。
これは当たり前の事であり、当たり前な事・・・・・

ただ今回、戻るだけではなく・・・

新たに近代化改修も行う予定である。

近代化改修によって巡洋艦コンゴウを新たなステージへと昇格させるのである。

とはいえコンゴウだけ改修するのではない、前大戦を生き残った艦船たちも改修予定であり・・・・・
戦後再生産されたアドバンスド・アーレイ級に負けないような能力をつける予定である。

とは言え宇宙軍が優遇されているので、かなりの時間を要する事になるが・・・・

洋上艦隊の存在は惑星防衛に必須であり・・・・・
反統合同盟残党対峙には大きな抑止力になるのでかなり効果が高い。

「巡洋艦コンゴウ、第2号ドックに入り改修作業に入ります。」

「そこのタグボート退避しろ!!」

横須賀についた巡洋艦コンゴウは第2ドックに入り改修作業に入った。
これから新たなステージに昇進するため、コンゴウは当分の間眠りにつく・・・・・

コンゴウに追加されるのは、対潜能力の効果など様々な物を搭載する予定との事・・・・・
これからコンゴウがどのようにして進化していくのか?

その物語は後に別の機会にて語られるであろう。
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ガルドのとある悩み/カリーナ・バセット中尉

2019-03-10 00:29:49 | マクロス短編
ニューエドワーズ基地でスーパーノヴァ計画が進められている頃・・・・

ゼントラーディ系や旧反統合系の技術者が勤務するゼネラル・ギャラクシー本社では・・・・・
YF-21の輸送の準備に取り掛かっていた。

複数の様々なYF-21の試作機が送られる予定であり・・・・・
その中の優秀な反応のでる機体を中心に試験が行われる。
無論、今回は負けられない勝負・・・・

なんせ次期主力可変戦闘機開発・・・・
それに今回負けたら二連続ライバル企業新星インダストリー社に負ける結果になる。

ゼネラル・ギャラクシーの幹部らはそう思っていた。

ガルド「ほう中々いいOSだな。」
ゼネラル・ギャラクシー開発チーム主任.ガルド・ゴア・ボーマン

「今回、YF-21が次期主力可変戦闘機に決定された場合に使われるOSです。これさえあればどんなパイロットでも乗れやすくなりますよ。」

ガルド「ほうほう心がけはいいな、と言ってもまだ時期は早いのでは?」

「うっ・・・・・・・言われてみれば・・・・・・・確かに・・・・・・」

このYF-21の開発の最前線にいるのは・・・・
地球人とゼントラーディ人のハーフの男性であるガルド・ゴア・ボーマンである。
今回の試験に熱心に力を入れており・・・・

1号機から3号機まであるYF-21のうち・・・・・
2号機のテストパイロットに決定している。

ガルド「ふぅ仕事が終わったな。」

仕事が終わるとガルドは自分の自宅に帰る・・・・・
と言っても、このまま帰るのは忍びない・・・

少し本社の近くにあるバーに立ち寄るとしよう。

ガルドは帰る前に近くのバーに立ち寄った。
何かが物足りない気がして。

「いらっしゃいませ。」

ガルド「とりあえず、バーボンの水割りを・・・・」

「かしこまりました。」

いつもこのバーを訪れるとバーボンの水割りを頼む。
こうする事でゼントラーディ人の血による攻撃的衝動を抑える事ができる。

後は仕事のストレスも発散する事ができ・・・・

ガルドからすれば天国のような場所であった。

ここにいれば悪いことが皆吹き飛ぶような気がする。

ただ・・・・・

ガルド「しかし、なぜ誰も俺と一緒に酒を飲みに誘わないのだろうか?」

ゼネラル・ギャラクシーに入社して一度も誰もお酒に誘われた経験がない。
一体なんでだろうか?

それが気になってしょうがない。

一体なぜ酒に誘ってくれないのか?

ガルドは他の社員から食事に誘われる事はあるのだが・・・・
なぜお酒は誘われないのか・・・・・・・・・・

ガルド「まぁいい今は酒で仕事の疲れを癒す事に専念しよう。」

毎日そう思うが、常に酒で仕事の癒す事を最優先にし気にしないようにする。
と言っても毎日同じような事を思ってしまうのだが・・・・・・

それはあえて突っ込むだけ無駄である。

そんなある日・・・・

ガルド「皆で酒を飲むぞ、俺が奢ってやるついてこい!!いよいよ惑星エデン入りになる。」

ガルドがYF-21開発スタッフに惑星エデンへ向かう前の出陣式の宴の飲み会をしようと誘った。
今回、ガルドは皆と飲みたくてかなり張り切っている様子であり・・・・・
まるで少年の日の純粋な目をしていた。

今日はたくさん飲んで惑星エデン.ニューエドワーズ基地におけるスーパーノヴァ計画のコンペに勝とう・・・・
新星インダストリーに今度こそ勝利する。

その前に景気よく思う存分に飲もうとガルドは考えていた。

「普通の食事にしましょうよ。」

「酒にするといろいろとまずいですし。」

ガルド「ん!?」

一方の開発チームの面々は酒を飲む事に反対し食事のみにしましょうと訴える。
この時ガルドは何か違和感を覚える。

とてつもない違和感が・・・・・・

いや確実に違和感が今目の前、この時起きている。

ガルド「なぜ酒を外すんだ!!酒は食事を美味しくする絶好な調味料級の品だぞ!!」

ガルドは必死になって酒を飲む良さを訴える。

しかし

開発チームの面々は逆に不安そうな顔に見る。
この展開はますますやばいんじゃないのか?

ガルドもだんだんと不安になってくる。

そんな厳しい状況の中で開発チームの中で声を上げた。

「主任は酒が入ると暴れるのか不安なんですよ。」

「そうそう、プロジェクト前なのに暴れたらすべてYF-21開発が水の泡になりますよ。」

ガルド「なんだと!?」

ガルドと酒を飲まない理由・・・・
それはガルドが酒によって暴れるのではないかと言う不安・・・・・

その不安のせいでガルドが暴れ乱闘騒ぎから警察沙汰・・・・

警察沙汰になった事が公になり、プロジェクトスーパーノヴァが台無しになってしまう可能性が出てくる。

開発チームの面々はその可能性からガルドと一緒に酒を飲みたくないと思っていたようである。

ガルド「そんなバカな、俺は酒飲んでも暴れないしむしろその気を抑える。」

「例えそうでも少しでもリスクがあると不安になるんですよ、その事を考えてください。」

ガルドは誤解を解こうとするも逆効果でさらに拒否られる。
いろいろと説得した結果、最終的に酒は含まない事になり・・・・・
食事会の後、ガルドはいつものバーへ向かう事になった。

ガルド「どうして俺の人生はこうも報われるような事がないのか・・・・」

バーで思いっきり愚痴を吐いた。

だが・・・・・ガルドの悩みはまだそんなもんでは終わっていなかった。

更に掘り下げるとガルドの悩みはまだそんな程度では終わってなかった。

それはガルドが新入社員時代の事・・・・・・・

ガルド「このたびゼネラル・ギャラクシーの社員になりましたガルド・ゴア・ボーマンです」

ガルドは新入社員のあいさつでかなりの好印象を持つ自己紹介をした。
男性陣から人気があったが、女性陣からあんまりいい反応がされていない。

一体何があったのだろうか・・・・

不思議そうに女性社員の方を見る。

ガルド「やぁファリーナ先輩。」

「どうもガルド君。じゃっ・・・・」

ガルド「・・・・・」

なんでか・・・・ミリア・ファリーナと同姓のメルトランの先輩が急ぎ足で走る。
まるで避けられているかのように・・・・・・・・

振り返れば振り返るほど・・・・・・

ガルドの嫌な思い出を思い出した。

ガルド「くっ・・・・どうして俺の人生はそこまで幸せな結果にはならないのか・・・・」

この不遇続きにガルドは嘆く。

その後、ガルドはスーパーノヴァ計画に参加し・・・・・
かつての幼馴染イサムとミュンと再会する・・・・・

当初は対立するも、最終的に和解へ至るも・・・・・・・・

ゴーストX9の出現に伴う殿を務め壮絶な相打ちを遂げる・・・・・・

YF-21はコスト面と整備の難しさから失格になり・・・・
次期主力戦闘機の座を確保するのである・・・

【第2部カリーナ・バセット】
カリーナ・バセット。
地球人とゼントラーディ人女性メルトランのハーフである。

成人すると新統合宇宙軍に入隊しVF-1RA飛行隊やVF-11飛行隊などを経験し・・・
ロイ・フォッカー章とチタニウム章を獲得している。
そうした経験もあり、新たな兵器の開発試験の参加資格を有する事になる。

カリーナ「これがVF-22シュトゥルムフォーゲルⅡか、ドイツのメッサーシュミットMe262に連なるパペットネームか。」
新統合宇宙軍カリーナ・バセット中尉

「中々いい機体でしょ中尉。」

カリーナ「かなりいいわ、名機と言っていいほどよ。」

カリーナは初めてVF-22に触れる機会に恵まれた。
一般隊員向けの機体であるが、カリーナが満足するだけの要素がいろいろとあった。
操縦性、バトロイドによる機動性・・・・・

まるで母が乗っていたクァドラン・ローのような感覚がする。

事実、VF-22はクァドラン・ローの要素をふんだんに取り入れている。

カリーナ「でもこれが量産機にならないのは残念ね。」

「競合機であるVF-19エクスカリバーの方がコスト面に優れていますので、でも特殊部隊やエースパイロット用の機体としてはこのシュトゥルムフォーゲルⅡの方が優秀ですよ。」

カリーナと一緒にいるゼネラル・ギャラクシー社員はVF-22を自信満々に優秀な機体だと言う。
既に新統合宇宙軍総司令本部月面アポロ基地ではムーンシューターズと言う部隊が・・・・・
VF-17とVF-22と言う編成で編成されており、かなり優秀な成績を収めているらしい。

この事もあってか、ゼネラル・ギャラクシー社はかなり興奮状態に陥っていた。

それにマクロス7船団などのプレゼン訪問も決定している。

カリーナ「しかし、ミリア・ファリーナ・ジーナス予備役大佐がいるマクロス7船団にこのVF-22をプレゼンするとは・・・・・正直私のような平均的な女性士官がやっていいのか・・・恐縮しちゃうなぁ。」

「バセット中尉が優秀で品位のある女性であると軍司令部が認めている証拠ですよ、胸を張ってください。」

カリーナ「そう言われると更に恐縮しちゃうよ、困ったなぁ。」

カリーナ自身はVF-22を優秀な機体だと認めているが・・・・
憧れのミリア・ファリーナ・ジーナスがいるマクロス7船団にプレゼン訪問するのはかなりやっていいのか疑問に思う。

なんせエースのミリアはメルトランのエースで一番有名になった人物で・・・・・・

同じように並ぶ著名人の中では一番有名な人物だ。

そんな人物がいるような移民船団にプレゼン訪問するのはなんか申し訳ないような気がする・・・・・・

胸を張れと言われるも・・・・
恐縮しちゃうもんはしてしまう。

カリーナ「こんな時は食べるしかないわね。」

恐縮するカリーナはPXでいろんな食べ物を買って食べる。
カリーナは結構いろいろと大食いをする性格であるが、なぜか太るような事がなかった。

ゼントラーディ人が故か、カロリーの効率力消費されている影響もあるが・・・・

尋常でもない程食べる・・・・・・

それは置いて置いて・・・・・

カリーナ「にしてもVF-22のプレゼンでマクロス7船団に行くのだから、どうミリア予備役大佐に挨拶したらいいんだろう・・・・・緊張しちゃうなぁ。」

マクロス7船団行きとなればミリアに会える可能性がある。
その際はどんな対応すればいいのか、緊張して分からなくなる・・・・・

どう挨拶すれば・・・・・・・・・

カリーナは頭を抱えながら必死に考える・・・・・・

しかし

結局どう挨拶すればいいのか分からないままそのままマクロス7船団へ向かう事になる。

ちなみにだが、マクロス7船団へ行く際のVF-22がミリアのパーソナルカラーである・・・・
レッドカラーであった事に対し、カリーナは仰天したと言う。

ミリア本人の前で真っ赤なVF-22を披露する事になる・・・・
それはミリアを怒らせる事を意味し・・・・
無断に全身赤の機体を使うんじゃないわよと、言われる事を想像しおびえたようだ。


別の話になるが、ミリアに披露したが別に起こる案件で放ったようだ。

そのままマクロス7船団へ向かったカリーナだが・・・・・
のちに重大な歴史に関わるある勢力の一部と戦う羽目になってしまう・・・・・

この時誰もそうなる事を予測してなかった。
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メガロード2013/誕生ダンシング・スカル シーアンタレス

2019-03-09 10:08:30 | マクロス短編
【西暦2013年9月超長距離移民船団メガロード01】

メガロード01が出航してから1年が経過した。
2013年に入ると初の植民惑星プラネットエデンが発見され・・・・
翌年にはメガロード01の同型艦による移民船団が次々と出港した。

近距離移民船団により、数々の植民惑星とヒューマノイド型の異星人の国家と国交を結ぶなど。
繁栄が期待される状態になりつつあった。

『こちら月面クラビウスクレーターベースより、メガロード01へどうぞ』

「こちらメガロード01からクラビウスクレーターベースへ、オールグリーン。」

『こちらクラビウスクレーター了解、アポロクレーターベース並びに地球総司令部に近況を報告するオーバー』

この日もメガロード01はクラビウス基地を通して近況を報告していた。
移民船団の義務は超長距離通信を行い中継地点を通じて近況を報告するのが義務である。

このような体制が取られているのは・・・
後続のメガロード級移民船団が安心して銀河の海に出る為であり・・・

後にイルミナシオンとの戦いに巻き込まれるメガロード02とメガロード03も・・・・
月面基地を通して通信を行っており・・・・・
入植できそうな小さな惑星があれば、中継地点を作り・・・・・

軍隊などを駐留させる。

「船団長、報告終了しました。」

一条未沙「ご苦労様です。」
第1次超長距離移民船団長早瀬未沙.少将

メガロード01船団を率いるのは一条未沙少将・・・・・
かつては早瀬未沙であり、SDF-1マクロスに乗艦し第1次星間大戦を経験し・・・・
今は一条輝と結婚し・・・一条姓となっている。

少将と言う階級は船団長特例であり・・・この若さで将官は異例の大出世であり・・・

彼女の年齢であれば、高くても少佐・・・よくて大尉・・・普通は中尉から下士官かである・・・
統合軍の基準であればどれほど異例なのかは分かる。

一条輝「スカルリーダーから各機へ・・・各エリアのパトロールに入るぞ、各小隊ことに展開しろ!」
新統合宇宙軍.スカル大隊司令官.一条輝中佐

『ハッ』

この男の名は一条輝・・・・
ファンレーサーの少年が偶然戦闘に巻き込まれ・・・・
VF-1Dバルキリーに乗り込み・・・軍人へ進んだ。

現在は未沙の夫であり、スカル中隊隊長兼スカル大隊司令官である。

数々の伝説とトライアングラーの伝説を築いており、一躍有名になったエースパイロット。

今は未沙と結婚したい、娘未来を授けている。

一條輝「ようやくパトロール任務から解放されるな。」

輝はパトロール任務を終えるとメガロード01に接続しているARMD級に回収される。

今回のパトロールは後任部隊に任せて終了。
周辺宙域の安全はオールクリア。

何事もなく平穏なりと・・・・・

自分が休んでいる間は、敵に襲われない限り娘とゆっくりしよう。
輝はそう思いながら、この場を後にする。

一条未沙「交代までまだ時間あるか、定時には帰れないわね。輝・・・未来大丈夫かしら?」

一方の未沙は船団長の職務が長くなりそうで帰れそうにない。
なんせこの船団の心臓部であるのだから・・・・

メガロードだけじゃない、多数の軍艦や移民船を指揮する責任者だから。

いつも副船団長が来るまで休みはない。

「一条船団長、交代に参りました。」

一条未沙「助かったわ、もう疲れがたまってくたくたなのよ。後の事はお任せね。」

「ハッ、了解しました。」

ようやく副船団長がやってきた。
これでやっと休む事が出来るし、家に帰る事が出来る。

未沙は更衣室に向かうと私服に着替えメガロード01内の家に帰った。

結構長時間勤務、早く帰らないと・・・・

一条輝「お帰り未沙、ご飯は作ってあるよ。」

一条未沙「ありがとう、ところで未来は?」

一条輝「疲れて寝ちゃったよ。」

家に帰ると輝が料理を作って未沙の帰りを待っていた。
愛娘の未来は既に寝ており、ベッドですやすやと眠っている。

輝と未沙は未来が寝ているベッドに来て笑顔で愛らしい娘の顔を見る。

一条未沙「可愛いよねぇ、未来はどんな子供に育つのかしら?」

一条輝「最初はお堅い性格なキャリア・ウーマンになりそうだなぁ。」

一条未沙「もうそれは私の性格に似てしまうって事?でも案外、生意気でちょっと歳上をおばさんと言う感じになるんじゃない?」

一条輝「なにぃ!?まんま俺じゃないか!」

冗談を交えながら、未来の将来を考える。

これからどんな大人に成長するのだろうか?
成長するにつれてどんな性格になっていくのだろうか?
輝と未沙は考える。

輝はごく普通の一般家庭の出身、未沙は軍人家系の出身・・・・
案外、それらの要素が混ざったかのような性格になるのだろうか?
二人はその事を想像する。

一条輝「まぁ案外、以外な性格になるかもしれないね。」

一条未沙「それもそうよねぇ、まぁ私達の育て方次第じゃないのかしら?輝。」

一条輝「確かに、案外飛行機馬鹿になりそうだな~」

想像しても、結局は自分たちの育て方次第。
もしくは未来の行動次第・・・・・・・

最終的に人格の完成は未来が行う。

その翌朝

一条未沙「今日、休みだから私が未来の面倒見るわね。」

一条輝「あぁ頼むよ未沙。」

普段、二人が同時にいない時は近所に未来を預けるが・・・・
今日は未沙が休みなので未来の世話をやる。

一方の輝はパトロール任務があるので出勤である。

二人が一緒に休日になる日は希にしかない。

一条輝「行ってくるよ、未沙。」

一条未沙「行ってらっしゃい、輝。今日は私の手料理よ!」

一条輝「それは楽しみだ!」

今日も新たな歴史が進む。

例え歴史の本に乗らないような出来事ではあるも、二人の歴史にとっては・・・
貴重な歴史の1ページである。

その後、二人は2016年。
メガロード01船団の失踪で歴史の表舞台から消える。
公式ではまだ存在しているが・・・

二人や同じくメガロード船団にいたリン・ミンメイの姿を知る者はいない。

ただ数十年後・・・・・

いやこれはまた別の機会で・・・

第2部月面の部下から

同時期・・・・
地球防衛の最大の要塞衛星月面にある・・・・
新統合宇宙軍総司令部アポロ基地・・・

マックスとミリアは元部下に誘われ自らのバルキリーに乗り・・・
出迎えの艦隊に回収されアポロ基地にやって来た。

今回二人が及ばれしたのはある理由から

それは・・・・

星村絵里「ようこそ、ムーン・ベースアポロへ!」
新統合宇宙軍.星村絵里.少尉

ミリア「貴様こそな。元気そうで何よりだ!」
新統合宇宙軍ミリア・ファリーナ・ジーナス中尉

月面アポロ基地完成12周年記念。
2001年、地球統合宇宙軍の総司令部として月面アポロ基地が完成した。
その同年にはメガロード01と呼ばれる事になるSDF-2メガロードの建造が始まった。

アポロ基地を皮切りにグランドキャノンやクラビウス基地など・・
月面各地に統合軍軍事施設や新たなフロンティアとして移り住む民間人の都市が作られた。

かつての日本国の皇族やそれに連なる家系が集団移住し・・・
神道の本拠にした事でも知られる。

そんなアポロ基地は毎年、完成何周年記念イベントが行われている。

マックスとミリアが来たのは地球のマクロスシティーからの特使であり・・・
宇宙軍総司令官星村謙三とアポロ基地司令官に挨拶するのが目的である。

二人は更衣室で軍の清掃に着替えており・・・
頭には制帽を被っている。

マックス「まさか君の義父上が宇宙軍総司令官に任命されるとはねぇ。」
新統合宇宙軍マクシミリアン・ジーナス大尉

星村絵里「はい、結構私・・・いい玉の輿に乗りました。」

ミリア「モーア、夫婦関係が一番だぞ!」

星村絵里「私と和也の関係は良好です。」

今回出迎えてくれたのは、星村絵里。
かつてのミリアの部下の一人モーア・カリダムである。
今は星村謙三の息子でエースパイロット星村和也の妻になり・・・・
日本人らしい名前に改名しパイロットをやっている。

星村和也「ようこそ月面へジーナス大尉。」
新統合宇宙軍星村和也中尉

マックス「ありがとうございます。星村中尉もお元気で・・・・」

星村和也「愛妻がいるので当然です。」

星村和也、星村謙三の息子であり・・・
きちんとした実績のあるエースパイロットであり、絵里の夫である。

今も実戦部隊に勤務している。

マックスとミリアは星村夫妻と共にパーティー会場へ向かう。
その道中、宇宙艦ドックを覗ける展望室があった。

そこには2隻の軍艦があった。

ミリア「あれはなんだ?」

星村絵里「来年就役する予定の特務艦アルゲニクス級です、特務艦なのでVF-X部隊向けですが。」

マックス「でも中々いい艦だね、一度は乗って見たいもんだね。」

その艦とはアルゲニクス級、VF-X向けの特務艦であった。

今日の記念日に新たな部隊の創設を発表する予定であり・・・・・
これからどのような運用方法で使われるのかも説明される予定である。

マックスとミリア.絵里.和也はパーティー会場へ向かう。

「ジーナス君か、よろしく。ご夫人も美しい。」

マックス「ありがとうございます。」

いよいよパーティーが始まった。
幹部軍人を始め、各政財界の大物までもが結集している。
ミリアは料理を食べたそうだが、今はそんな雰囲気じゃないため顔が難しそうにしている。

星村和也「固まっているね、絵里の元上官。」

星村絵里「料理が食べてたいのを我慢しているのよ、私は和也のお陰で慣れたけど・・・・ミリア1級空士長は・・・まだまだかぁ。」

絵里と和也は酒を持ちながら、今の様子を見ている。
緊張しているミリアを見て、絵里はしっかりして欲しいと思った。

元上官だし、緊張しないで堂々として欲しかった。

ようやく解放されたミリアが料理を少し慌てて食べるのは見て・・・
微笑ましいけど、もう少ししっかりしてくれと更に思う。

「では新たな特殊部隊ダンシング・スカルとシーアンタレスの指揮官の発表です。」

星村和也「おっ発表されるのか、楽しみだなぁ。俺には無縁な話だけど。」

マックス「案外、決まるかも知れませんよ。」

いよいよ新たな特殊部隊ダンシング・スカルとシーアンタレスの指揮官の発表がされる。
皆は一体誰が発表されるのかを楽しみにする。

果たして結果はどうなるのか?

わくわくしながら司会の話を待つ・・・

「ダンシング・スカルの隊長はマクシミリアン・ジーナス大尉、副隊長はミリア・ファリーナ・ジーナス中尉。続きましてシーアンタレスの隊長は星村和也大尉、副隊長星村絵里中尉。」

ミリア「なっ」

マックス「なにぃぃぃぃ!?」

選ばれたのはマックスとミリア・・・・・そして星村絵里と星村和也。

この二グループの夫妻がそれぞれの特殊部隊の隊長になる。
まさかの展開にマックスとミリアはかなり驚く。

こんな展開になるなんて聞いてないと。

星村和也「同じ特殊部隊の隊長としてよろしくお願いします。大尉。」

マックス「どうも・・・・」

星村絵里「同じ中尉としてよろしくお願いします。ミリア♪」

ミリア「お前・・・元上官への敬意なくなったな。」

それぞれ特殊部隊の指揮官になった者同士握手する。
なんでこうなってしまったのか、マックスとミリアは困惑するし・・・
何せ元部下から敬意がなくなって、馴れ馴れしくミリアと呼ぶようになっている。

一体どうしたものやら・・・・

とは言うものの・・・
2つの特殊部隊に2隻の特務艦とクルー、隊員が配属になる。
その特務艦とはアルゲニクス級である。

マックスはアルゲニクス級に乗れる事に関して、まっいいかと思ったので。
満足・・・

その反面
元部下からの敬意が無くなった事に関してミリアは複雑な感情を数時間抱いていたようだ。
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マクロス7 2072

2019-03-07 12:39:36 | マクロス短編
一人のゼントラーディと地球人のハーフの少女は二人の男性に恋をした。
一人は同じグループの歌手、一人はお見合いで出会った軍人・・・

そのトライアングラーは1つの戦いに巻き込まれ・・・・

そして終わらした・・・
ただ、恋をした一人の歌手は放浪の旅へ出て・・・・
恋をした一人の軍人との関係は縮まる。

それから7年が立ち・・・・・
一人の歌手は帰ってくるが少女から一人の女性になった彼女はある事に気がつく。

自分にはついてはいけない部分がある。
もし結婚したらお互い対立し嫌いになり別離してしまう事を・・・・

彼女はその歌手に想いを伝えるのを諦め一人の軍人と結婚する事を決める。

だけど・・・・

本当は一緒に生きたかった、でもそれに伴う力はなかった。
その彼女は結婚式の時に・・・・・
一人の人間と結婚した嬉し涙と、一人の人間と別離した後悔の涙を流す。

それからかなりの年月が経った。

【西暦2072年】

第2次ウィンダミア独立戦争が起きたり、数々の紛争が増えた70年代。
その彼女は夫と一緒に住んでいる。

その彼女の名前はミレーヌ・キザキ
いやミレーヌ・ジーナス。
ガムリン木崎と結婚し3人の子宝に恵まれた。

一人目は歌手のアルテミス・キザキ
サンダーチェッカーと言うグループの歌手、祖母譲りの緑髪が特徴。

二人目はミラーン・キザキ
おっとり系の女性軍人であり、姉妹の中では色っぽい。

三人目はアメリア・キザキ
ミラーンと同じ軍人であり、エースパイロットである。

ミレーヌはガムリンと共に3人の娘を育て幸せに暮らしていた。

そんなある日・・・

アルテミス「思うように歌えない。」
サンダーチェッカー.アルテミス・キザキ

ミレーヌ「思うように歌えないですって?」
歌手ミレーヌ・キザキ

アルテミス「思うように声が出ないのよ、私が歌いたい声じゃない!」

アルテミスが実家に帰ってきて早々、思うように歌えないと訴える。
あまりにも衝撃的なアルテミスの言葉にミレーヌは驚く。

その歌えない理由は思うように声がでない。

自分が思っているような声が出ないと。

ミレーヌ「まさかそんな・・・・」

アルテミス「そんなでも、事実よ。ママ、どうしたらいい?」

ミレーヌ「どうしたらって、アルテミス・・・声の病気じゃないの?」

アルテミス「違うわよ、病院に行ったけど原因は不明だって。」

声の病気が原因じゃない・・・・

一体何がアルテミスを苦しめるような要因になったのか・・・・
病気でも無ければ一体なんなのか?

ミレーヌは首を傾げて考える。
アルテミスを歌えなくした原因とは一体・・・・
数分考えるも分からない・・・・

その後、軍司令部から帰ってきた夫・・・ガムリンとその事について話す。

ガムリン木崎「声が思うように出ないか・・・・」
新統合宇宙軍ガムリン・木崎大佐

アルテミス「そうなのよパパ、どうしたらいい?」

ガムリン木崎「う~む、どうしたらと言っても当分発声練習するしかないな。」

ミレーヌ「声の練習ねぇ、それもいいかも知れない。アルテミス、当分サンダーチェッカーの活動を休んで声の静養したら?」

アルテミス「うん、そこまで言うならするわ。」

ガムリンから声が出ないなら練習すればいいと言われる。

これは練習と言う名の静養である。
声が思うように出なくなったのは気持ちの変化の可能性もある。
なので・・・その気持ちの変化と自分の声に合うように練習し・・・

これからも歌手活動を行えるようにする。
これがガムリンの提案であり、同じように歌手であるミレーヌも納得した。

翌日、アルテミスはサンダーチェッカーの活動を休止し静養に専念することをネット発表した。

アメリア「おっお姉ちゃんやっているなぁ。」
新統合宇宙軍アメリア・キザキ中尉

ミラーン「でも結構痛々しいわ。」
新統合宇宙軍ミラーン・キザキ中尉

双子であるが、似てない姉妹のアメリアとミラーンが里帰りし・・・
姉アルテミスの練習の様子を見ていた。

必死にギターを持ちながら静養練習するアルテミス。

なんかなんとも言えない程の悲痛な感じが入り込んでくる。

ミレーヌ「ミラーン、アメリア来てたの?」

アメリア「はい、アルテミス姉さんが心配で・・・」

ミラーン「調子はどうなの?」

ミレーヌ「なんとも言えないわ、何度も練習しているけど思っているような声が出ないって。」

ミラーン「そんな・・・」

二人の姉妹の前にミレーヌがやってきて、アルテミスの様子を伝える。
状態はよろしくない、納得できる歌が完成してない・・・・

アルテミスの悲痛な現状を二人は、なんとも言えないショックを受ける。

あんなに夢見た歌手活動なのに、思うように歌えなくなって・・・・
引退してしまうような結果になる・・・
ミラーンとアメリアはそう感じてしまう・・・

アルテミス「まだまだ・・・・」

それでもアルテミスは歌い続ける。
中々自分の思うような歌が歌えなくても、いつか歌えるようになるまで。

だけど

現実は非常、何度もやってもアルテミスの思うようにいかない。
一般な人から見ても素晴らしい歌声なのに。

ガムリン「娘の悲惨さを黙って見ているしかないのか、糞・・・親として失格だ。」

「木崎大佐、そろそろ司令部へ」

ガムリン「あぁそうだったな、今行く・・・・(アルテミス、何も出来ない俺を許してくれ)」

ガムリンも出勤前にアルテミスの静養練習を見るが・・・・

何もアルテミスの助けになるような事が出来ない事を悔やんだ・・・・
どうしたら、アルテミスを助ける事が出来るのか・・・

もしバサラがこの場にいれば、なんとかなるのだが・・・・・
そう思いながらこの場を去った。

アルテミス「歌えない、なんで・・・・なんで・・・歌えないのよぉぉぉぉ」

静養練習をやっても思うように歌えない・・・・
なんで歌えないのか・・・・

アルテミスは練習部屋の壁をドンッと殴り涙を流しながら自分の無力さに嫌悪する。

母親のミレーヌが一緒に歌って手伝ってくれるけど・・・
歌えない・・・・自分の歌いたいように歌えない・・・
これ以上、迷惑かけたくないと・・・日々常に考えており・・・

アルテミスのストレスになっていた。

ミレーヌ「アルテミス、休憩にして・・・ママの大好きなマンゴープリンを・・・・ってあれ?アルテミス?」

ミレーヌがアルテミスを元気つけようとマンゴープリンを買ってきたが・・・・
肝心のアルテミスが練習部屋にいない・・・

一体何処へ行ったのだろうか?

ミレーヌは部屋中を探すが・・・・アルテミスは見当たらない。

アルテミス「やめよう・・・・かな・・・」

アルテミスは川の土手にいた。
無力感もあってか、目には生気はない・・・・

まるで廃人のようであった・・・・

アルテミス「私にとって歌は・・・なんだったんだろう。」

アルテミスは今までの歌人生を振り替える。
母ミレーヌに憧れて歌手への道を進んだのに・・・・

そう考えていると・・・・

あんたはどんな想いで歌っているんだ?

アルテミス「えっ?」

後ろから誰かが話しかける。
アルテミスは話しかけてきた方向を振り返って見た・・・・

そこにはラフな格好をした丸眼鏡のアゴヒゲが特徴の中年男性だった。

背中にはギターを持っている。

アルテミス「私は・・・」

「歌ってのはなぁ、自分の気持ちを最大限に吐き出して歌うもんだ!何か自分の気持ちを吐き出せない部分があるんじゃないのか?そうハートを爆発させてなぁ!」

アルテミス「それは・・・・」

「まずお前の歌・・・・俺に聴かせろよ!」

かなりパワフルなおじさんだった。
何かが震えるかのような事をどんどん言ってくる。

そのおじさんが自分の歌を望んでいるので、実際に歌ってみた。

「いい歌だが、ハートが足りないな!」

アルテミス「足りないですか?」

「あぁ俺が試しに歌ってやる!いいかよく聞くんだぞ!俺の歌を聴けぇぇぇぇ

アルテミスは実際に歌ってみるとダメ出しされる。
ハートが足りないと・・・その事をショックを受けるが・・・

突然、おじさんが何処かで聴いた事のあるセリフを叫び・・

その場で歌い出した。
なんかが震えるかかのような、興奮を味わい・・・
何かを引き出すかのような・・・

その翌日

アルテミス「私・・・サンダーチェッカーに戻るわ。」

ミレーヌ「もう大丈夫なの?」

アルテミス「昨日、ある人に出会って勇気もらったのよ。」

ミレーヌ「ある人って?」

アルテミス「内緒よ♪」

アルテミスは現場復帰すると言い出した。

あまりにも突然な出来事に、ミレーヌも驚く・・・・
一体に急にどうしたのかと・・・・

それにある人って・・・・

ミレーヌは気になるが、アルテミスはそのまま現場復帰する。

その後・・・

「ミレーヌさん、もうすぐ収録入ります。」

ミレーヌ「お願いします。」

ミレーヌは日本の明治時代を舞台にした漫画のアニメのくノ一のキャラを演じるためスタジオに来ていた。
収録は大成功に納めるも、なんかアルテミスのある人が気になってしょうがなかった。

一体誰なのだろうか?

収録が終わり、ミレーヌはスタジオから出る。

ミレーヌ「まぁいいわ、アルテミスが元気になったのなら母親としても嬉しいし・・・さぁて次はミュージカル超時空大根ブラザーズの収録頑張ろう。ナベシンが監督する奴だから気合いいれないと。」

アルテミスの言っていた人はが気になるが・・・・
結果的に元気になったのでそれでいい、後はミュージカルに出て・・・
歌って演技して踊るなどをしなくては・・・・

とミレーヌはそう思って人ごみの中に入っていく。

すると・・・・

ミレーヌ、いい娘持ったな・・・

ミレーヌ「えっ!?」

人混みの中で自分には話しかけてくる声が聞こえた。
ミレーヌはその方向に振り替えるが、そこには誰もいなかった。

でも

あの声は忘れはしない・・・あの人・・・・あの人の声だ!

ミレーヌ「バサラ・・・バサラが助けたんだね・・・ありがとう・・・・バサラ。」

バサラ、あの声はバサラ。
アルテミスを助けたのはきっとバサラだ!

ミレーヌはアルテミスを助け、今さっき話しかけた人はバサラだと確信する。

確信したミレーヌは、涙を流しバサラに感謝した。

その後、アルテミスはサンダーチェッカーに復帰、再び歌手としての活動を行う。
復帰後のアルテミスの歌は更に魅力的になったとファンは喜んだ。

アルテミスは歌手だけでなく女優や声優などをやるようになるなどの仕事が増え・・・

順風満帆な生活を遅れたと言う。

ミラーン「なんと言うか・・・」

アメリア「リア充よね。」

ミレーヌ「二人とも嫉妬はしな~い。」

妹二人には嫉妬される程の順風満帆ぷり・・・・
ミレーヌもアルテミスを初め娘たちに幸せになってもらいたいな~と思った。

その頃

熱気バサラ「ここが惑星セフィーラか・・・」
放浪の歌手熱気バサラ

アルテミスを助けた熱気バサラは惑星セフィーラに降り立った。
この地で、熱気バサラの新たな伝説が幕を開けようとしていた。
そこで語られる熱気バサラの壮絶かつ愉快な伝説が!

その物語は別の機会に語られる事になる。

イメージ声優

ミレーヌ・フレア・ジーナス(キザキ)
=櫻井智

ガムリン・木崎
=子安武人

熱気バサラ
=神奈延年

アルテミス・キザキ
=前田玲奈

ミラーン・キザキ
=田村ゆかり

アメリア・キザキ
=種﨑敦美

ガムリンの副官
=井上和彦
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マクロスF2090年

2019-03-06 14:27:57 | マクロス短編
【西暦2090年惑星フロンティア】

地球ではマルドゥーク軍による攻撃を受けるマルドゥーク戦役が勃発した。
マルドゥーク軍は火星や月面などの太陽系の統合軍部隊を無視し、地球本国軍に攻撃・・・・
地球本国軍艦隊旗艦であるヘラクレスやグロリアを損失し、大打撃を被り・・・

地球マクロスシティーに総攻撃を仕掛ける・・・・

一人のマルドゥークの歌巫女イシュタルの歌によりマルドゥーク軍は・・・・
首領イングスから造反し攻撃・・・・・

マルドゥーク戦役は終結した。
新しい人類の歴史的な出来事が起きた頃・・・・・

遠く離れた地の惑星フロンティアでは・・・・

ランカ「久しぶり、お兄ちゃん。」
生物学者ランカ・ミア

オズマ「おいおいそんな年齢はお兄ちゃんはよせ、お互いに子供いる身だし。ランカ、そっちは無事だったか?」
整備工業リーファクトリー社長オズマ・リー

ランカ「月面は一時的にウェンディー・ライダーとSNNのお嫁さんにしたい人ランキング一位のシルビー・ジーナさんへの襲撃事件はあったけど、マルドゥークの連中はアルスの船とかで、地球のマクロスシティー総攻撃。地球本国軍はガタガタよ。」

オズマ「だいたい分かったジーナ中尉の後の奴のはなんだ?」

オズマは数十年ぶりに月面に移り住んだランカと交信していた。

ランカもマルドゥーク戦役の様子を目の当たりにした当事者であり・・・・
マルドゥークの危機に自ら再び歌で立とうと決意した矢先・・・・

イシュタルの歌、イングスに造反したマルドゥーク軍艦隊・・・・・
結局のランカの出番がなく・・・・・戦争は終結・・・・
大人しく新統合政府とマルドゥークの平和条約の締結を見守ることになる。

オズマ「なるほどな・・・・ん?」

ランカの話を聞くが・・・・・・

ラフな格好をしたランカと同じ緑の髪をした若い女性。
しかも軍服を着ているスタイルのいい美人・・・・・・・・・・・・・・

何者だろうか?

オズマは凄くランカの後ろにいる女性が気になるので・・・・
ランカに詳細を聞いてみる事にした。

オズマ「後ろにいる娘は誰だ?」

ランカ「あぁ私の娘の一人メグミ・ミアよ。」

メグミ「メグミです、よろしく。」
新統合宇宙軍メグミ・ミア曹長

オズマ「よろしくな~(結婚していたのか・・・・ランカ、聞いてねぇぞ。と言うか結婚式に呼ばれてねぇぞ)」

詳細を聞いた結果、彼女はランカの娘の一人であるメグミ・ミアであった。

ランカが女優や歌手を辞めて生物学者になる前・・・・・
偶然仕事の関係で生物学者の男性と出会った。
それがランカの結婚相手である。

プロポーズを了承し、彼と一緒に生物学の進歩に貢献するため・・・・
生物学者に転職、メグミなどの子宝に恵まれた。

しかし

オズマは結婚式に呼ばれてない。
その理由はランカとその結婚相手が生物学者や女優仲間で・・・
小規模の結婚危険パーティーを開いていたためである。

その結果、ランカの結婚している事を今知ったオズマはとてつもない誤解をしている。

ランカ「私が結婚したのはお兄ちゃんは今知ったけど、そっちは~」

オズマ「問題ない、夫婦関係はなぁ。ただ・・・・」

ランカ「ただ?」

オズマ「馬鹿息子と生意気娘が大変でなぁ。」

ランカから近況について聞かれると、オズマは子供が大変だと言った。

オズマとキャサリンの息子と娘は、勝ち気であり生意気である。
中々性格が落ち着かないのが特徴であり、全然言うこと聞いてくれない。

それが今のオズマの悩みであり・・・・

どうしたら直るのか悩んでいた。

息子オリック・リーと娘サフラン・リー。
両方とも軍人になるも・・・親への反抗は直らない。

ランカ「お兄ちゃん、若いんだからいいじゃない?もう還暦でしょ、のんびり余生過ごしなよ。ある程度注意した方が気が楽だよ。」

オズマ「俺はまだ還暦ではない!ランカこそ50過ぎだろうが。」

ランカ「まだ47歳よ!」

オズマ「変わらん!!そっちは大人しいだけいいだろ!」

ランカから励ましの言葉を送られるが・・・・
オズマからにしたら効果なしだし、ランカの性格からいい子供が生まれるのが当然。

それに比べたら、俺の性格からして・・・・・

オズマ「もう失礼する、忙しいのでな。元気で暮らせよ!」

ランカ「悪いタイミングで退散なんて、怒ったのかしら?」

オズマ「怒ってない!」

ツーン

ランカ「無理しちゃって、あの顔明らかに怒っているじゃない。」

悪いタイミングでランカとの通信を終わらせる。

むしろ、馬鹿息子と馬鹿娘をランカの子供達と比べたら惨めになる気がした。
一体どうしたらあの性格が直るのやら・・・・・

全く分からん。

これからゆっくりしようとリビングに向かうとキャサリンが誰かにお茶を運んでいた。
来客だろうか?・・・・オズマはゆっくりリビングに入る。

そこにいたのは・・・・

オズマ「ん?」

アルト「久しぶりだなぁ、隊長。」
新統合政府惑星ラングラー自治議会議員.早乙女アルト

オズマ「アルトじゃねぇか!元気そうだな・・その分生意気になりやがって。その格好・・・議員になったのか?」

アルト「今は退役して自由共和党の候補として議員に立候補したら当選しましてねぇ、まぁそれはいいとして久しぶりに話しませんか?フロンティア政府との打ち合わせまで時間がありますし。」

かつての部下である早乙女アルトであった。

シェリル・ノームと結婚したり、仕事面でも順調し出世し・・・・
50歳で惑星ラングラーに移り住むと、自治政府議員選挙に立候補し・・・
見事当選、今は自由共和党の議員としてラングラーの政治に参加している。

今回惑星フロンティアのオズマの家に来たのは・・・
フロンティア政府の自由共和党の議員との会合と、通商に関して・・・

まだ時間があるのでオズマとキャサリンの家を訪ねたのである。

オズマから見たアルトは・・・・

以前より圧倒的に男らしくなったな・・・と・・・

その後、二人はウィスキーを飲みながら息子と娘について話し合う。

アルト「その悩みは同じですよ、せがれや娘は4人いますが・・・堅物だったり俺様系だったり両方だったり・・・俺とシェリルが混ざった感じかそれぞれかの性格。反抗期は大変だったな。」

オズマ「おぉ分かるか、流石は俺の元部下だな。」

アルト「分かりますよ、ルカとこの子供やランカの子供などが羨ましくなりますが。」

オズマ「ランカに会ったのか?」

アルト「あぁマルドゥーク戦役が地球で起きたので心配で通信を・・・それ以前にもたまに」

オズマ「そうかそうかなるほどな、分かった分かった。」

結構話は盛り上がる。

やはり、男の悩みは男同士で共有した方がいい。
酒やつまみに囲まれながらするのはもっと・・・・・

後ろでキャサリンがジト目で呆れた目でいているが・・・・
オズマは飲みすぎである・・・

アルト「息子が・・・・(酒飲みすぎだな、隊長。)」

一緒に飲んでいるアルトも引いている。

相当ストレスが溜まっていたのか、話ながらグイグイ飲む。
これから会合などの仕事や、ミシェルの墓参りがある身としては・・・

これ以上オズマの酒のペースに乗せられるのは危険だなと思った。

オズマ「馬鹿息子はなぁ、俺の部屋で彼女とこんな事とあんな事をしたんだぞ!ヒック」

アルト「隊長、飲みすぎですって。その気持ちは分かりますから、酒はこれ以上飲まないでください。」

オズマ「うるへ~お前こそ全然飲んでじゃないか!」

アルト「俺はこれから仕事なんですから・・・」

オズマ「なんだと俺の酒が飲めねぇのか!!」

アルト「飲んでますって!!」

もう手の付けられないような状態になっている。

このまま一緒にいたら確実に大失態を犯す結果になる。
今のオズマを見てアルトは物凄い気まずさを感じる事になる・・・・・

アルト「では俺いや・・・私はこれで・・・・・」

オズマ「なにぃ、けぇるのか!!」

アルト「し・・・失礼しました。」

オズマに睨まれながらも、アルトは家から逃げ出すように出ていき・・・・
秘書の運転する車に乗り込みそのまま、仕事へ行ってしまった。

アルトの脱走をオズマはフンとウィスキーの瓶を口に近づけ飲む・・・・・

そのまま寝てしまい・・・・キャサリンに毛布をかけられる事になった。

翌日

キャサリン「あなた・・・もう朝ですよ。」
オズマの妻.キャサリン・リー

オズマ「朝か・・・・・朝だと!?」

キャサリン「かなり飲んでましたから。」

オズマ「アルトは・・・・」

キャサリン「あのまま仕事へ・・・」

オズマ「そうか・・・・・」

オズマはキャサリンに起こされた。
飲んで寝てから13時間経っており、オズマの意識はかなり朦朧としている。
リビングにはかなりの数のウィスキーの瓶が転がっていた。

転がっているウィスキーの瓶をオズマは広いゴミ捨て場に持っていく。
全部ゴミを捨てた後、オズマは頭痛に襲われる。

二日酔いだ・・・・・・

オズマ「そうか定休日か・・・・今日出勤だったら社長として不味かったな。」

今日は定休日・・・・
今日出勤だったら、業務面に支障が出る。
更に言えば体調の悪い中・・・・・・業務するのもかなり辛い・・・・・・・・・

オズマはつくづく思った・・・余生はゆっくり過ごしたいな~と・・・・・

果たしてオズマにゆっくり過ごせる余生はあるのか・・・
それとも破天荒な余生を過ごすのか・・・・

今後のオズマに期待されたい・・・

ランカとメグミ

ランカは生物学者のフランク・ミアと結婚し歌手業と女優業を引退。

今は夫の仕事の手伝いと、亡き母ランシェ・メイの後を継ぐのが目的で研究者になり・・・・
宇宙の生物の研究を積極的に行い、賞を取るなどの歌姫以外の有名人になっていた。

その一方でたくさんの子供が生まれ・・・
長男スタング、双子のユイリンとメイリンがいる。

その長女がメグミである。
軍に入り、パイロットをやる傍ら技術研究をするシューフィッターであり・・・・・
月面で勤務している。

ランカ「悪いわね買い物に付き合って。」

メグミ「いいのよ、ようやくマルドゥーク戦役の戦後処理も終わったし。」

二人は仲のよい性格であり・・・・
よく暇があればよく買い物に行く事が多い。

勝気な性格で一見反抗期が激しそうとよく言われているメグミだが・・・・
母親ランカを凄く慕っており、親と喧嘩する方が少ないのがリアルである。
双子のユイリンとメイリンも大事に思っており・・・・

ランカやフランクからも家の中で一番のしっかり者と言われている。

ユイリン「私歌手になりたいけど、姉さんとメイリンどう思う?」
ランカの次女.ユイリン・ミア

メイリン「どうって・・・・ねぇ・・・難しいな・・・私女性警官志望だし・・・・」
ランカの三女.メイリン・ミア

ユイリン「超時空シンデレラと言われたお母さんみたいになりたいんだ。」

ある日、妹のユイリンが歌手になりたいと言ってきた。

母ランカがバジュラ戦役の英雄的歌姫であり・・・・・
かつては超時空シンデレラとして有名になった事を知っており・・・・
ユイリンは歌手になりたいと、メグミやメイリンにどう思うかを聞いてくる。

それを聞かれたメイリンは困惑した表情を浮かべる。

なんせメイリンの志望する職業は女性警官であり・・・・
今、警察官になる勉強をしている。

メイリン「ごめんねお姉ちゃん。」

ユイリン「別にいいのよ、メグミお姉ちゃんは?」

メグミ「そうね・・・・・」

メイリンは結局どう答えればいいのか分からないので、分からない事を伝え謝った。
メイリンが駄目ならとユイリンはメグミにどう思うか聞く・・・・・

メグミは本を読みながら考える・・・・・

その答えにユイリンは期待し・・・・偶然通りかったランカは廊下で、こっそり覗きながら待機する・・・・

答えた答えは・・・・

メグミ「正直、芸能界はやめておけ・・・理由・・・収入源安定しない・・・・他の歌姫との確執・・・・プライベートをしつこく追い回すストーカー週刊誌記者の嵐でたまに来る異常なストーカーファン、誹謗中傷の嵐・・・・それでもいいなら・・・どうぞ芸能界へ・・・・」

ユイリン「なっ・・・・・・」

厳しい芸能界のリアルの一部・・・・・・

メグミは芸能界のリアルを知っており・・・・
母ランカがデビューした時、ライバルのシェリルがバッシングを受けた事を知った。
ランカとシェリルは仲良しだが、ファン内部ではそんな事が起きた。

それを知ったメグミは絶対に芸能人やりたくないと思い軍人を目指す事になってしまっている。

ユイリンは唖然・・・ランカは落胆。

ランカ「メグミ、もう少し芸能界をフォローしてよ(私とシェリルさんは仲悪くないし)」

芸能界を否定するメグミに対しランカは上記の事を思った。

その後、ユイリンはラジオのDJに就職する事になり・・・
ローカル的には有名になったそうだ。
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やはりお前は天才だな・・・・・・キューバ攻防戦

2019-03-05 15:11:32 | マクロス短編
【2012年10月3日 地球.マクロスシティ.第1防空航空基地】

メガロード01を中心とした第1次超長距離移民船団が出航してから翌月・・・・
マクシミリアン・ジーナスはある兵士を前に真剣な顔をしていた。
マックスの後ろには愛妻ミリア・・・・・周りには地球人や男女のゼントランのバルキリー乗り達。

手にはトランプのカードを持っていた。

マックス「負けた・・・・」
新統合宇宙軍マクシミリアン・ジーナス中尉

滝田英史「すまんな、お前の給料の一部頂きだ。」
新統合宇宙軍滝田英史.大尉

マックスが今やっていたのはトランプであり・・・・・・たった今負けた所だ。
対戦相手は若き日本国出身でF-15J+とVF-0フェニックス搭乗経験のある・・・・
戦場のギャンブラーことSVF-13ブランジャーズ中隊長滝田英史大尉であった。

彼は生涯一度もギャンブルでは負けた事がない。
ミリアの思い付きで天才マックスをぶつけるたらどうなるんだろうと発言し・・・・

さっきの勝負に至ったわけである・・・・

が・・・・負けた・・・・・

ミリア「マックス・・・・お前・・・・負けたな・・・・」
新統合宇宙軍ミリア・ファリーナ・ジーナス少尉

マックス「なっ・・・・・・」

ミリア「なんか・・・・・失望したぞ・・・・・・」

マックス「がっ・・・・・・・」

負けた結果・・・・・
ミリアから失望の声をマックスに突きつける・・・・・・・・・
失望したぞと・・・・・・・・・

この発言に胃にナイフを突き刺した衝撃がマックスを襲う・・・・・

「流石の天才パイロットもギャンブルの天才にはお手上げか・・・・」

「エースのミリアを妻に向か入れたマイクローンの兵士に興味あったけど、なんかショボイわね。」

「圧倒的にやられていたもんな。」

今回の敗北はマックスの地位を大幅に低下させる結果になった。

どんな天才であれ不得意な物がある・・・・・
マックスはギャンブルは好きじゃないし、賭け事なんて興味ない・・・・・・
だけど、この敗北でマックスからいろんな物がずれ落ちてしまう事になってしまった。

「マクシミリアン・ジーナス中尉とミリア・ファリーナ・ジーナス少尉いるか?第1防空航空司令官どのが直々にお呼びだぞ。」

ミリア「マックス・・・行くぞ。」

マックス「あぁ・・・・・」

将校からの言葉で司令官の命令を受けとりにマックスとミリアは向かうが・・・・
先ほどの件もあったせいかマックスは元気がない。

それでも行かないといけないので、制帽を被り・・・司令室に向かう。

マックス「僕たちが反統合同盟勢力残存組織の残党を掃討ですか?」

ウィリアム「そうだ・・・・目的地はキューバだ。」
新統合宇宙軍ウィリアム・エバンス大佐

マックス「しかし、キューバは前の大戦により壊滅し無人島状態のはず・・・・それがなんで・・・・」

ウィリアム「我が軍の潜水艦基地や南極基地.硫黄島基地.など前の大戦の砲撃から免れた箇所があるように連中にもそのような場所がある。その連中の残党は地球各地に展開するばかり、密かに建造していた宇宙艦もしくは移民船団に潜伏などにより逃走し別の新天地に向かうケースがある。その一つがキューバである。」

滝栄一「君らの任務はキューバをキルケー部隊と共に強襲・・・・・敵を混乱させた後、北米軍のキトサップ海軍基地から出撃予定のプロメテウス級ストロム・サーモンド及びアドバンスド・アーレイバーグ級で混成した北米大西洋艦隊と中央アメリカ軍のVA-3攻撃部隊、南米軍の2個飛行中隊と海兵隊奇襲歩兵部隊を乗せたダイダロス級強襲揚陸艦ジョン・アダムスが強襲する。」
新統合宇宙軍.滝栄一.中佐

ウィリアム「島にはSv-51とSv-52。デストロイド・オクトスや対空防衛網が厳重である、危険な任務ではあるが貴官らや精鋭のキルケー部隊なら出来るはずだ・・・期待しているぞ。」

マックスとミリアに対する指令はキューバに集結中の反統合同盟残党の掃討である。

キューバは統合戦争時、反統合同盟につき・・・・
地球統合軍のキューバにおける拠点.グァンタナモ基地や統合軍のブラックサイトであるグァンタナモ湾収容キャンプを襲撃・・・
2006年まで激しい戦闘を繰り広げるなどの激戦区になる。

第1次星間大戦ではゼントラーディ軍の砲撃により壊滅・・・・・
2年経っても新統合軍はキューバ基地の開設に乗り出さず・・・・
地球に置ける軍事拠点ならびに地球都市の再建は・・・・首都マクロスシティーを守る北米軍を中心に・・・・・・
日本を中心とする極東・太平洋軍、オセアニア軍.アフリカ軍.ヨーロッパ軍.などの世界各地の重要拠点の再建を重視した。

その結果、反統合同盟残党に目をつけられ今回の事態が起きた。
明らかに失策である。

キューバだけではない、中東・パキスタン・ロシア・中国・北部朝鮮半島など・・・
多くの反統合同盟残党が潜伏、新統合政府に反抗している。
中には不穏ゼントラーディ分子と手を組んでいる。

ウィリアム「今回の南米軍・北米軍・中央軍の損失は避けろ、一応100万人の生存者発表しているがまだ身元が確認できない統合軍部隊・・・統合国民がいる・・・・とは言え、人類の数は少ない・・・・損害を出来るだけ出すな・・・・いいな。」

ミリア「了解。」

マックス「了解したしました。」

今回の任務のハードは高い。

キューバには可変戦闘機部隊や強力な対空防空網がある。
それに各軍管区軍の部隊の損害を控えろと・・・・

かなり厳しい戦いになる。

その後、パイロットスーツに着替えて愛機へ向かった。

ミリア「マックス、今回の作戦は厳しそうだな。」

マックス「あぁキューバなんてかなり大きい島だからもっと戦力必要になるけど。」

今回の戦いはキューバと言ってもハバナを中心としたエリアであり・・・・
マックスとミリアそしてキルケーと呼ばれる部隊だけでは戦力不足である。

キューバ全体で攻めるならもっと戦力が必要である。

マックス「僕は今回の戦いには自信がない。」

ミリア「なぜだ!なぜだそんな事を言う。」

マックス「統合戦争と星間大戦を生き抜いて来た猛者。ミサイルや銃弾の量では・・・・・」

今回の戦いはマックスから勝てる自信を失う。
いくら天才のマックスでも出来ない戦いはある・・・・

キューバ攻略作戦は味方から高い注文、敵はかなり食いづらい防衛網・・・・・

どう攻めるか・・・・・・・

ミリア「・・・・・」

あまりにも自信無さげなマックスの姿をミリアは何も言えなかった。

そんな重苦しい雰囲気の中・・・・
マックスとミリアは自分の愛機VF-1Jバルキリーに搭乗し・・・・

第1独立戦隊VF-Xキルケーと共に、キューバ攻略を目指す。

【西暦2012年10月3日.午前1時30分「パトリック空軍基地】

北米フロリダ半島にあるパトリック空軍基地。
旧アメリカ空軍基地であり、第1次星間大戦後に北米防衛計画に基づき再編された基地である。

当初マックス達の向かう先は同じフロリダ半島のエグリン統合飛行運用隊基地であったが・・・・・・

ティンダル基地やマクディール基地.ハールバートフィールド基地などのカリブ海に面する航空基地が・・・・・
キューバの反統合同盟残党の攻撃に警戒し、可変戦闘機や臨時生産された旧型航空機に埋め尽くされ・・・
向かう事が出来なくなった。

その為、空きがあったパトリック空軍基地に向かうような結果になった。

マックス「これは凄い・・・・」

「生き残りの各パイロットを集めました、VF-1の配備が進んでないため再生産されたF-22やF-35を配備してます。」

マックス「よくもこれだけ・・・・・・・」

北米防衛計画には民間の仕事になれないゼントラーディ人やようやく身元確認された生存者の若者を募集し・・・・
戦闘機パイロットにさせ・・・・・北米に再建された航空部隊に配属している。

極東・太平洋軍や東アジア軍などの各地球防衛の部隊に比べ・・・・
最優先に部隊を再編制された結果・・・・・
宇宙軍を含む・・・・新統合軍全軍の1割程が北米軍だったと言われ、宇宙軍に並ぶ程であった。
(当時の宇宙軍は移民船団護衛部隊含む)

埋め尽くされていると言っても、2個中隊の数であり・・・・

地球各地の統合軍基地に通常配備は9機。
多くても一個飛行隊16機は配備されているいるが・・・

今回ここにいるのは32機配備されており、約3倍の数だ。

流石のマックスも苦笑いするしかなかった。

その後

マックスとミリアはキルケー部隊と共にキューバへ向けて出撃した。

キルケー部隊は9機で編成された部隊であり・・・・
選りすぐりの精鋭を集めた特殊部隊であった。

ノッカー「ラブバード隊2機はキューバ東部側のグァンタナモを襲撃しろ!そこを襲撃する海軍と海兵隊が危険になる対艦ミサイルオーニクスⅡ陣地を叩け!艦隊からしたら脅威だ!」
新統合宇宙軍VF-Xキルケー指揮官.ノッカー・ハーリング少佐

マックス「了解。」

ミリア「エスケスタ、任せておけ」

キルケー部隊は部隊を2つに分けて、東部と中央を攻撃。
マックスとミリアは東部のグァンタナモの対艦ミサイル陣地の破壊。

これらの攻撃ポジションが今回のキューバ攻略作戦前哨戦の作戦計画になった。

それぞれ距離があるため、お互いの援護は絶望的である。

ノッカー「安心しろ!長距離弾道ミサイルによる支援が行われる。大船に乗ったつもりで行け!」

マックス「はぁ。」

とは言え、北米より長距離弾道ミサイルの支援があり・・・・・
この攻撃でキューバにいる反統合同盟残党の動揺を狙う・・・・・

その動揺を突いてそれぞれの部隊が攻撃を開始する。

マックスとミリアはキルケーと別れるとグァンタナモへ向かった。

ズガァン
ズガァァァン

長距離弾道ミサイルの支援攻撃が始まった。
ミサイルの着弾地点はそれぞれ10箇所に及び・・・・・

ある程度の対空防衛網や対空レーダーなどの戦力を奪う。

更に別のミサイルが飛来すると空で自爆した。

マックス「長距離の通信は出来ない、ミリア気をつけて!」

ミリア「分かった、マックスも気を付けろよ!」

ミサイルの正体は電磁チャフ。
攻撃隊が突入できるように、味方がだめ押しに発射したミサイルである。

この影響で至近距離の通信でしか対応出来なくなり・・・・
マックスとミリアはそれぞれが密着しながら飛行する。

ミリア「マックス、ミサイル陣地を見つけたぞ!基地から敵戦闘機。」

マックス「地球人との殺し合いは・・・・しょうがない行くか!」

攻撃地点に到達、マックスとミリアは目標に向かって進む。
警戒態勢に入った反統合同盟はSv-51とSv-52を展開させる。

奴らは反応エンジンを積んでいる。

油断できない相手だ・・・・

ミリア「くそ避けられた。」

マックス「ミリア、右翼を抑えて!」

ミリア「分かった。」

実際にドックファイトをすれば敵可変戦闘機を一撃で落とせなかった。
単純思考なゼントラーディ人に比べ、単純じゃない地球人相手はかなり厳しい。

様々な戦術を覚えてたり、考えたりする高度な考えを持つ集団・・・・

マックスは1機のSv-51を執拗に追撃し、なんとか撃墜する事ができた。
同様にミリアも1機のSv -51を撃墜、ある程度戦力差を埋める。

マックス「防衛戦線が強い。」

ミリア「監察軍でも同胞でもこれほど強力な防衛網を張らないぞ!」

マックス「そのようだね・・・・にしても・・・・なんとか、届くか・・・・・マイクロミサイル・・・・・発射。」

ミリア「こちらも発射する。」

それでも防衛網が強力である。
敵の執拗な攻撃を回避しながらも、バトロイド形態になり・・・・
ミサイル陣地に狙いをつける・・・・・・

狙いをつけるとミサイルを一斉に発射し、ミサイル陣地を破壊を目指す。

ズガァァン

ミリア「なんとか破壊出来たが、まだ防衛網が・・・・・うっ!?ラック!?ラック・デブラン!?」

「これ以上破壊させないぞ、統合政府の犬め!」

ミリア「こいつは・・・・エースか、かなり手強いぞ!だが・・・・面白い・・・・」

ミサイル陣地の一部を破壊できたが・・・・・・
ミリアが敵のエース機体に攻撃された・・・・・・

敵のエース機体の登場にゼントラーディの血からか・・・
興奮状態になるも・・・・・
何処か焦りが出る・・・・・・
何か嫌な予感がすると・・・・・・・

ズガァン
ドゴォォォン

マックス「なんとか破壊できた・・・・なんとか残りの敵機を・・・・ってミリアは?」

ミサイル陣地に上陸し、全基破壊が完了したマックス。

しかし

ミサイル陣地破壊に集中していたせいか
横にいたミリアがいない事に気がつく・・・・・・
周りを見渡してもいない、レーダーはチャフでダメになっている。

ミリア「マ・・・・・マックス」

マックス「ミリア!?」

ようやくミリアの声が聞こえ、振り向くと・・・・・
反統合同盟のエース機にボロボロにされたミリアのVF-1Jの姿があった。

今まではそんな損傷を受けた事もないのに・・・・・

絶対絶命のミリアを助けに行こうとするが・・・・

マックス「君たちか!」

目の前にSv-51とSv -52が背後と正面を押さえつけられる。
全部で合わせて6機・・・・・・2個小隊・・・・・

このままではミリアが殺される。

ミリア「がっ・・・くっ」

「どうした!統合政府のプロパガンダになったゼントラーディの女エースさんよ!このままでは死ぬぜ!」

ミリア「黙れ!私はマリアやマックスがいる・・・・・・死んではやらん・・・・それにマリアに母親のいない悲しみを与えたくない!」

「与えてやるよ!馬鹿な統合政府に与した馬鹿な母親から出る罪悪感と共にな!」

ミリアはセンサーの一部が破壊され・・・・・
左腕を損傷し満身創痍の状態になっている・・・・・

完全に死に近い状態である・・・・・・

マックスは敵機の攻撃を避けながら、ミリアのやられる様子を見る。

このままではミリアが殺されてしまう。
どうしたらいいんだ・・・・マックスはいろいろと考える。
考えるとある言葉を思い出す・・・・・

滝田英史「マックス、天才と言われているが・・・・このままダメな軍人になるから・・・お前のためにアドバイスしてやるよ・・・・・戦場は常にギャンブルなんだよ。」

マックス「ギャンブルですか?」

滝田英史「確実な戦術や戦略を持って勝利を得るのは軍やお偉いさんの連中だ、戦場で生きるか死かを選択するのは兵士の役目さ。一歩一歩が、戦場の死神との死のギャンブル・・・・・常に相手の動きを予測し、自分にとって最高な切り札を相手に見せろ!それが戦場の流儀さ。」

滝田の言葉であった。
彼は仲間から戦場のギャンブラーと言われるほど高い技量と・・・・
高難度の任務をこなす精鋭パイロットである。

常に戦場をギャンブルのように扱い・・・・
数々の任務をこなしてきた。

マックス「ならば僕もこの命とミリアの命を戦場にかける。」

マックスは意を決し、ファイター形態になり敵部隊へ突っ込む。

気が狂ったのかとSv-51とSv-52が攻撃するが・・・・
マックスに銃弾を回避されてしまい・・・・
突然、1機のSv-51に取りついた。

「くそ離せ・・・・」

「待ってろ!今すぐ助けてやる。」

バトロイド形態で抱き着くマックスのVF-1Jを攻撃しようと・・・・
Sv-52の銃砲が向く・・・・・・

下手すれば自分が狙い撃ちされるか・・・同時に攻撃に攻撃されるか・・・・・

そんな危険性があるが・・・・・・
既にマックスの腹が決まっている。

「ぐぁぁぁ・・・待てよせ・・・やめろ・・・・・ぐぁぁぁ」

「馬鹿な・・・・」

攻撃される寸前に一度Sv-51を離し、そこを踏み台にしてファイターに変形し・・・・・・
離されたSv-51は味方からの同士撃ちに合い撃墜される。

味方を撃墜したSv-52は僚機と共にマックスを狙う。

ミリア「すまんマックス・・・・・・・」

「これで終わりだ!!」

マックスの目の前にもうすぐ死の時が訪れようとしている・・・ミリアと・・・
ミリアに死を与えようとするSv-52が見える。

このまま何もしなければミリアが死んでしまう・・・・

そう思ったマックスは祈りを捧げ・・・・無事に自分の銃砲が敵に向き・・・・
そいつだけに与えるように祈った。

そして・・・・

ガンポッドを発射させるトリガーを引く・・・・・・

ズガガガガガ

「馬鹿な・・・こんな・・・はず・・・・」

ミリア「マックス・・・・あっ!?」

ズガガガガガ

マックス「待たせたね、ミリア・・・死ぬ時は僕も一緒さ。」

銃弾はSv-52に命中し、ミリアの死を回避させると共に・・・・
背後に迫っていたSv-51を素早く撃墜する。

あまりにも速いマックスの対応にミリアは驚く・・・・・

ミリア「やはりお前は・・・・」

マックス「まだ敵は残っているようだね・・・・」

ミリア「!?・・・そうだな・・・」

それでも4機が残っており・・・・・
損傷の厳しいミリアを守りながら戦闘をするには難しい・・・・・

ミリアは今のマックスの事を何か言いたそうにするも・・・

そんな時間はない。
今は・・・・・・・

二人は戦闘に備えるが・・・・・・・・・

「友軍機2機聞こえるか・・・・こちらは俺たちに任せろ!!」

「よくやってくれたぞ、天才夫婦・・・君たちのおかげで俺たちは安全に飛べるぜ!!」

マックス「あれは・・・・・・・・」

突然、EC-33Bディスクセンターを中心に・・・・・
統合軍仕様のSvー51やSv-52・・・通常攻撃機アベンジャーⅡ.F-203ドラゴンⅡ

そして・・・・・・・・

統合軍の主力機であるVF-1バルキリーの編隊が飛来した。

「貴官らはよくやった基地へ撤退せよ、各攻撃部隊は続々とキューバ攻略の為出撃している。」

マックスとミリアは指揮官の言葉を聞いて撤退を決意する。
自分達の機体はボロボロ、もう戦える状態じゃないと判断して・・・

その後

洋上艦隊によるミサイル攻撃が行われる様子を目撃した
海兵隊も上陸し、キューバ制圧に乗り出す

結果・・・・

【損害】
VF-1Jバルキリー(ミリア機).中破
VF-1Aバルキリー(キルケー隊)2機.小破
VF-1Aバルキリー.3機.小破
VF-1Aバルキリー.2機.中破
VF-1Aバルキリー.1機.撃墜
VA-3インベーダー.2機撃墜
歩兵部隊.12名負傷
歩兵部隊.4名戦死

ほぼ無血占領と言う結果になったが、やはり死人や怪我人は出してしまった。
この結果に上は満足した模様である。

マックス「まぁ仕方がないか。」

マックスはこの結果を素直に受け入れる。

なんせ、これだけの戦死者に抑えられたのだから。
もし自分達がやられたり、思うように目標を叩かなければもっと戦死者が出たかも知れない。
それだけでも満足だし、ミリアが生きていれば満足だ。

ミリア「助かった、マックスありがとう。」

マックス「君が先に死んだら僕は生きていけないからね、当然さ。」

ミリア「ふっ・・・・・・やっぱりお前は天才だな。」

今回の戦いでミリアはマックスに深く感謝する。

やっぱり自分を負かせた相手、一緒にいるだけの勝ちはある。
いつか、マックスより強くなって逆の立場になりたい。
ミリアの心はそう思うようになった。

後はこの前マックスを負かせた滝田に勝てば完璧。
ミリアはそう思うようになったが・・・

マクロスシティーに帰ってから一週間後。

滝田英史「ロンです。またしても勝ちましたな。」

マックス「なっ」

ミリア「はぁ。」

自信をついたマックスだが、滝田はトランプギャンブルではなく・・・・
麻雀によるギャンブルにハマっており・・・・

マックスはまたしても滝田に負けた。

滝田にまた負けたマックスを見てミリアは溜め息を吐いたのであった。
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ムーン・ハイウェイ・ドライブ

2019-03-02 07:21:55 | マクロス短編
ジーナス家の娘は車の免許を必ず持っており・・・
十代ながら自家用車や自家用バイクの2セットを持っている。

母ミリアがゲームが好きなれば、ジーナス姉妹は様々なゲームを好きになり。

母ミリアが車やバイクが好きならば娘達も好きになる。
実際にミリアはお遊び半分でバイクのレースに出ている。

そんなジーナス姉妹の長女コミリア 愛称マリアもそんな車やバイク好きの1人であった。

今回はそんなコミリアのドライブの話。

【西暦2028年月面クラビウスシティー】
月面クラビウス基地のある軍都クラビウスシティー。
誕生から20年以上になるもまだまだ発展途上の月面の都会。

クラビウスシティーに暮らすコミリアは、自分の買った車を整備していた。

ハイスクールに通いながらも、家に帰ったらバイトをして・・・
それが終わったら車とバイトを整備するのを日常的に行っていた。
休日になると、バイクや車に乗るなどを楽しむ。

コミリア「さぁて明日は月面ハイウェイを使って、クラビウスの周りのクレーター都市をまわるぞ。」

この日、コミリアは休日であった。
前々から計画しており、月面都市の数々の名物を食べようと考えている。

一体どんな物を食べようか、農業都市クレランベでジンギスカンか。

宇宙港を使ってアポロシティーに向かって寿司を摘まむか。

コミリアはそう考えただけでヨダレが出てくる。

コミリア「じゃあ行ってくるね。」

桐原志保「ちょっと何処へ行くの?ねぇ?」
桐原茂人とデワントン・フィアロの長女桐原志保

桐原未代「ねぇマリアお義姉さん。」
桐原茂人とデワントン・フィアロの次女桐原未代

コミリア「おっと、いたの二人とも。」

こっそり出ていくつもりだったけど、桐原姉妹に見つかる。
この二人は桐原茂人とデワントン・フィアロの娘であり・・・・

コミリアの義理姉妹のような関係になっていた。

コミリア「二人を連れて行きたいけど、1人でドライブしたいんだ。」

桐原未代「1人でドライブね~恋人がいれば、楽しいのに。」

コミリア「ちょっと・・・もう、きちんとお土産買ってくるからね。」

仲の良い姉妹だけど、連れていくわけにはいかない。
ドライブは1人で楽しみたい。

今は恋人とかいないけど、1人ドライブもかなり面白い。

二人も車の免許を持っているのだから、ドライブを楽しめばいい。
コミリアはそう思いながら車に乗り込む。

家から出発したコミリアは月面ハイウェイに入る。

月面ハイウェイは月面全土に張り巡らしている高速道路であり。
降りなければ全線10ギャラン(1000円)で乗り放題である。

コミリア「いやぁドライブの風は気持ちがいいわぁ。」

コミリアはハイウェイに乗るとドライブを満喫する。
オープンカー状態でありかなりの風がやってくる。

やってきた風に当たるとかなり気持ちがいい。

満足げな笑顔を浮かべながら、ドライブを満喫する。

コミリア「あらぁガソリンがないわ、あそこのパーキングで給油しよう。」

走ってから暫くしてガソリンが少ないことに気がついた。
ガソリンを何処で補給しようとした

パーキングに入り、コミリアはガソリンスタンドに向かった。

ガソリンスタンドに着くと、自分の入ったブースに対応したある女性に反応する。

コミリア「あれ?ママ?なんでこんな所にいるの?」

「えっ誰よ、あんた?」

コミリア「私よコミリアよ、なんでガソリンスタンドのスタッフしているのさ。」

その女性とは母ミリアにそっくりな女性であった。
でも母は宇宙軍大尉であり、ガソリンスタンドなんかで働くような人ではない。

まさか

軍から追い出され、密かにガソリンスタンドで働くようになったのか?
コミリアはいろいろと考える。

ナスタード「ちょっとあんたね・・・・・私はナスタード・デルフィニウム、あなたのママじゃないし。まだ2世のゼントラーディ系地球人よ!」
ガソリンスタンド店員ナスタード・デルフィニウム

コミリア「そうなの?」

ナスタード「よく言われるけど、ミリアじゃないし別人です。」

コミリア「はははそうなんだ、間違えてごめんね。」

だけど・・・・赤の他人であった。

ナスタードと名乗る女性はまだ2世ゼントラーディ系地球人でありミリアとは関係がない。
それを聞いたコミリアはある事を思い出した・・・・

ゼントラーディ人はクローニング製造による人種だったと・・・・
ママがいくら有名なミリア・ファリーナ・ジーナスでも・・・所詮はゼントラーディ人であり・・・
クローン人間・・・・

同じような顔な人がいてもおかしくない・・・

コミリア「ごめんね。悪気はなかったんだ。」

ナスタード「別にいいですよ、ゼントラーディ人として生まれてきたのだもの。同じような顔の人がいても、別に気にしてませんから。」

コミリア「はははそうなんだ~(明らかに怒っているなぁ。)」

謝るけど、明らかに許していないような態度をとる。
完全に怒っているなぁ、でも早くしないとガソリン入れられなくなる。

コミリアは完全に焦るが、ナスタードの様子がおかしい。
何か目線が興味があるかのようだ。

一体何に興味があるのかと言うと・・・・・

ナスタード「まさかあんたはミリアの娘なのか、母の同型のメルトラン?」

コミリア「私はミリア・ファリーナ・ジーナスの娘です。」

ナスタード「凄ぉい、感激・・・・私の母は同じラプラミズ艦隊の兵士だったからミリアを尊敬しているのよ。」
名前はなんて言うの?」

コミリア「コミリア・マリアです。」

ナスタード「それも凄いわぁ、初の星間混成児・・・感激~」

ナスタードがミリア・ファリーナ・ジーナスの娘かどうかで・・・・

コミリアがミリアの娘だと言うと態度を手のひらに返すかのような態度を取った。
実はナスタードはミリア・ファリーナ・ジーナスのファンであり・・・
母親がミリアと同じラプラミズ艦隊(ミリアとは別の機動戦隊所属)であり・・・・

その影響もあってかナスタードはミリアのファンになってしまった。

ナスタード「とりあえず、写真撮らせてください。」

コミリア「いいけど、ガソリン入れたいんだけど・・・・・」

ナスタード「この二割引券をあげますので・・・・」

コミリア「ははは分かりましたよ。」

熱心なファンな為か写真撮らせて欲しいと頼んできて・・・・
コミリアはかなり慌てる・・・・・・

慌てるも、ナスタードから割引券を貰ったので・・・・

しぶしぶ写真を撮る事を了承した。

それにしても母親と殆ど変わらない同年代の娘っ子に写真をとってくださいと頼まれるとは
なんか複雑な気持ちになってしまう・・・・・・・

ナスタード「毎度あり~」

コミリア「どうも~」

やっと解放された・・・・

ガソリンが予想より減ったのはいいけど・・・・
母親とそっくりいや酷似さんと会った事による複雑な気持ちが解消されない。
違和感ありすぎて何にも言えない程に・・・

そうしているうちにクラビウスシティーの端っこ付近を通るようになる。

コミリア「あっちがコペルニクスシティー方面か、電車も通っているけど行った事ないわね。まぁいいか。」

都市の端側のハイウェイの付近はジャンクションがある。
別のクレーター都市に向かうか、そのままクラビウスシティーを走るかを・・・

とは言え時間がかかるので・・・・

今回はパス・・・・・コミリアの車はそのままクラビウスシティー内を走る。

コミリア「相変わらず、クラビウス基地は大きいなぁ。アポロ基地はもっと大きいだろうけど。」

コミリアは軍事基地付近を通る。

目の前に見えるのは都市内警備の宇宙軍陸戦部隊基地。
宇宙軍仕様のバトルロイド・カタナや装甲車などが駐屯しているように見える。

周りには防弾チョッキにヘルメットを被りアサルトライフルを構えている兵士が確認できる。

これから基地より少し離れている別のドーム内の演習場に向かうのだろう。
コミリアはそれらを見ながら思った。

コミリア「ん?」

コミリアの隣に軍用輸送トラックが通る。
軍のトラックの荷台からは疲れている表情を浮かべる宇宙軍陸戦隊員の姿が見れる。

ここは地球最後の防衛拠点であり、警備が厳重であり・・・・
宇宙軍陸戦隊員の仕事は激務である。
前の大戦の影響で人手不足もあり、一人がこなす仕事の量はかなりある。

完全に解消されるのは後10年ほど待たなくてはならないが・・・・

今の宇宙軍陸戦隊員の辛さは想像以上である。

コミリア「宇宙軍陸戦隊員も大変だな。」

来年軍に入るコミリア。

彼らの疲れている表情を見て、陸戦隊員だけにはなりたくないと思った。
まだパイロットをやるだけマシだと・・・・・・

なんせ激務である業務にも関わらず、可変戦闘機乗りより手当が少ないと。

最前線で戦うような兵士ではない。
それが宇宙軍陸戦隊員の手当が少ない理由である。

コミリアはしばらくずっと走り、帰ろうと決意した時には・・・・
既に22時になろうとしていた。

【23時29分頃・・・・・】

店は閉店した茂人とデワントンのお風呂屋。
完全に真っ暗であり、開いている様子がない。

コミリアはそんなお風呂屋の中にある駐車場に止めて家に向かう。

桐原志保「あっマリアお姉ちゃんが帰ってきた。」

桐原未代「お帰りマリアお姉ちゃん。」

コミリアが帰ると桐原姉妹が待っていてくれた。
二人は自衛のためか、アサルトライフルとサーチライトをつけたヘルメットをつけていた。

一応二人も軍事教習を受けており、アサルトライフルなどを扱える能力はある。
なので自衛にヘルメットやアサルトライフルを装備しても問題はない。
二人も将来は軍人を目指すとの事。

桐原志保「お土産買ってきてきた?」

コミリア「買ってきて来たわよ、期待した物かどうかは分からないけど。」

桐原志保「ありがとうどんな物でも楽しみだわ。」

そんな桐原姉妹にお土産は買ってきてある。
コミリアの言葉を聞いた桐原姉妹はニコニコしながら、喜ぶが・・・・
桐原姉妹の次女未代はあることを言う。

桐原未代「でもお土産らしき物がないんだけど。」

お土産らしき物がない。
コミリアは自分のリュックサック以外何も持ってない。
明らかにお土産を持っているようには見えない。

お土産があると言っても何処にあるのだろうか?

未代の言葉に志保もコミリアのお土産の所在が気になりはじめる。

コミリア「あるじゃない、車の中に・・・」

桐原未代「何処に・・・・・ってこれは・・・・」

桐原志保「こんな高い物を・・・・・」

コミリア「軍でも使われているニュースズキカンパニーのバイク、グレッセラよ!」

桐原志保「嘘でしょ・・・・・」

コミリアの言うお土産とはバイクであった。
夜中であった事と、黒い布に隠れていたため桐原姉妹には気がつく事ができず・・・

そればかりか軍の兵士が使うようなバイクをお土産に買ってきた事に・・・
桐原姉妹は驚愕・・・・・・・
特に未代は今度バイクを買おうと考えていたためなのか・・・
目を輝かせながらバイクに近づく。

コミリア「今度、バイクに乗って遠い場所に行こう♪」

桐原未代「お供します、マリア御姉様。」

桐原志保「あはははは、流石は私のママの上官の娘だわ。」

桐原姉妹の長女志保は後にこの時の事を振り替える。

-流石は自分の母親の上官の娘・・・・・・行動力があり過ぎる
-自分でも真似出来ないような行動力、豪快過ぎる

と語っている。
翌年、コミリアは軍に入隊するためクラビウスシティーから離れアポロ基地に入営した。

その際に・・・・・

コミリア「このジープ、志保にあげるわ。」

桐原志保「うそ~」

自分の大事にしていたジープを志保に譲った。
この時のエピソードも志保は、勝てる気がしないと語っている。

豪快さになるコミリアが恐ろしいと言うのも付け加えて・・・・
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ミレーヌ・フレア・ジーナス・メモリーと映画の両親役

2019-02-27 12:47:57 | マクロス短編

【西暦2072年】

ミレーヌは娘ミラーンと共に家の掃除をしていた。
アルテミスとガムリンは仕事、アメリアは遠い場所へ任務に行っていた為・・・
非番であったミラーンと共に掃除をする羽目になった。

掃除をしていく中でミラーンがある物を見つけた。

ミラーン「可愛い。これママの赤ちゃん時代。」

ミレーヌ「結構恥ずかしいけどね。」

ミラーン「おじいちゃんとおばあちゃん、おばはん達も若い。」

ミレーヌ「おばさん達でしょ、ミラーン。」

それはミレーヌが生れた時のアルバムであった。
マックスとミリアがガムリンと結婚するミレーヌに渡した物である。

ミレーヌは娘ミラーンとちゃかしながらやりとりしながらアルバムを見る。

私が生まれた40年前の出来事を想像しながら・・・・

【2030年12月2日】

ミリアが産休になった。
二人で最後と決めた子供が生まれる予兆、妊娠になったから。
VF-X-11の開発テストやアグレッサーの仕事はある程度終わっており・・・

産休に入っても大丈夫な状態になった。

だが・・・・

ミリアはある事をした。

マックス「なんだミリア、その髪は・・・・・・」

ミリア「短くしたのよ、流石に子供の前で私と同じ姿のメルトランがいたら混乱すると思って・・・・」

マックス「そんなのは大丈夫だったのに・・・何故・・・・」

ミリア「とにかくいいでしょ、それにイメチェンだと思えばいいし。」

それは製造されてからずっと大切にしていた緑のロングヘアーの髪を切った事。

ミリアのトレードマークであり、マックスが昔から見てきた姿のままであった。
その大事な緑の長い髪をボブカットに整えながら切った。

そのミリアの行動にマックスは驚きを隠せなかった。

ミリア「マックス、私は内心ゼントラーディ軍時代のままの私の姿を娘達に見せたくなかった。血で汚れた私の姿を・・・だけど自分らしさを失ってしまうかのようで・・・・でもせめてこれから生まれる子供だけでも・・・やっぱりダメだったかな・・・・」

ミリアは髪を切った理由をマックスに話す。
理由はゼントラーディ軍時代の血で汚れた姿の自分を見せたくなかった事・・・・

ゼントラーディ軍時代・・・多くの監察軍を殺し・・・マックスの戦友を殺してきた。

更にダンシング・スカル隊でも数多くの人間を殺してきた。
そんな血で汚れた自分を子供達に見せたくなかった。

でも

容姿を変える抵抗感もあり中々決心がつかなかった。
だけど、もう七人目の子供を産む所まで来てしまった。

せめて

この生まれてくる娘のためにも・・・
自分の汚れた姿を見せたくなかった。

マックス「ミリア・・・どんなに君が血で汚れようと君は君じゃないか、僕だって汚れているし・・・別に気にする事はないんじゃないかな?」

ミリア「でも・・・・・」

マックス「髪を切ったのは驚いたけど、そんなミリアも僕は好きだよ。別に暗い理由ではなく、明るい理由で・・・汚れた経歴でも堂々としている方がミリアらしくていいよ。」

ミリア「マックス・・・・・・」

でも

マックスからいろんなとアドバイスされる。

どんなに戦いの血で汚れていてもミリアはミリアであり・・・・
その汚れの中に美しいミリアがいる。

それに髪を切る理由は暗い方向ではなく、明るい方向へ・・・
今後髪を切る時は暗い理由ではなく・・・
もっと前向きな理由の方がいいとマックスは教える。

ミリアはマックスの言葉を聞いて、今後髪を切る理由は・・・
もっと明るい理由にしようと思うようになった。

それからしばらく

【西暦2031年2月2日】

エータカリーナ星雲近傍航行中のウラガ級宇宙空母レッドムーン艦内にて・・・
ようやく七人目のジーナス姉妹であるミレーヌ・フレア・ジーナスが生れた。

ジーナス姉妹の七人目であり、末っ子。
外地にいて来られなかったモアラミアを除き、家族全員で写真撮影を行う。
そしてミリアとマックスの二人だけになると・・・

マックス「名前はミレーヌ・・・僕の好きなミレーヌ・ファルメールのような素敵な女性になってほしいと込めてたのが理由だね。」

ミリア「ミレーヌねぇ、中々いい名前じゃない。」

マックス「ありがとうミリア、行政局に行って戸籍登録してくるよ。」

二人はミレーヌと命名した。
由来はフランスの歌手でマックスが若き日の時に好きだったミレーヌ・ファルメールから・・・

彼女のように立派な女性になって欲しいと願いを込めてつけられた。

ミリアも一瞬不機嫌な表情を浮かべるが・・・
マックスにとってのリン・ミンメイのようなものと判断し許可をする。

ミリア「マックス、ミレーヌのミドルネームは?」

マックス「フレアだよ。」

ミリア「フレア?まさかミドルネームに軍事用語を入れるつもり?」

マックス「違うよ、太陽の事だって。」

いろいろと混乱があったが、無事ミレーヌ・フレア・ジーナスと登録完了する。

愛称はフレアであるが、姉妹同士しか使われず・・
マックスとミリアを中心にミレーヌと周りから言われている。

モアラミア「お久しぶり、パパ ママ。七人目の妹誕生日おめでとう。」

ミリア「久しぶりね、モア。ミレーヌ見る?」

モアラミア「勿論、新しい家族の姿見たいわよ。ってママ変わったね。」

ミリア「そう?」

ミレーヌが生まれてから数週間、モアラミアが帰ってきた。
目的は新たな家族ミレーヌを見る為であった。

2018年に捕まって養女になって以降、様々な妹を見てきたが・・・・

また新たにミレーヌが生まれてきた。
モアラミアはゲス顔しながら、更に生まれそうと期待する。

モアラミア「結構、軽いんだね。」

マックス「赤ん坊だからさ、一般的な人間よりも圧倒的に重さは小さいんだ。」

モアラミア「なるほど、私もほしいなぁ赤ちゃん。」

ミレーヌを興味津々にモアラミアは見る。
新たな家族であり、自分にとって新たな義妹・・・・・

それに圧倒的に歳下。

モアラミアと比べたら年齢の若いお母さんみたい。
マックスとミリアは笑顔でその光景を見ると・・・・・
コミリアを産んだ時はまだ十代だったので、自分達も同じであり・・
二人して顔を赤くする。

モアラミア「フレアって可愛いわね、この娘バルキリーに乗れるかなぁ。」

ミリア「勿論よ、なんたって私達の娘よ。絶対乗れるはずだわ。」

モアラミア「そうかぁ、将来楽しみだね。」

モアラミアはマックスとミリアとの会話を楽しみ。
その日の22時に自分が通い始めた大学の寮へと帰って行く・・・・

二人はモアラミアにも幸せな恋が見つけ、結婚できる事を祈った。

翌日

ミレーヌを連れて教会へ行った。
ジーナス家はキリスト教の教徒であり、マックスは熱心な信者であった。
亡くなった戦友(柿崎速雄など)を見たら必ず祈りを捧げる癖がある程。

教会へ行くとミレーヌの洗礼の儀式を行った。

マックス「一通りミレーヌの誕生の際に必要な事はしたなぁ。」

ミレーヌ「お疲れ様マックス、でもミレーヌが熱心のキリスト教の信者になるのかしらねぇ。」

マックス「マリアを始め娘達はキリスト教の洗礼を行い信者になったけど、熱心に信仰している様子は見たことないなぁ。」

ジーナス家の娘達はキリスト教の信者であるも・・・・
熱心にキリスト教を信仰している事は無かった。

ミリアの疑問の通り、ミレーヌは教会に殆ど行く事もなければ祈りを捧げる事はなかった。
その後、ミレーヌはすくすくと過ごし後の大きな歴史の出来事へと突き進む事になる。

リメンバーラヴ.愛おぼえていますか

【西暦2031年】

第1次星間大戦の物語をフィクションを大きく盛り込んだリメンバーラヴが公開された。
ゼントラーディ軍とメルトランディ軍が分かれて戦う設定は・・・・

一部のゼントラーディ人達に同胞で殺し合う設定はけしからんと・・・
大きな批判に曝されたが、だいたいは楽しく見れた。
この映画を切っ掛けに忘れかけていたリン・ミンメイが大ブレイクする事になる。

ミラクル「面白かったね、パパとママの役者のサイン入り色紙物凄く良かった。」

コミリア「ママはゼントラーディ人だし、同じ型の2世ゼントラーディ系地球人の女優だったから本当にママが映画に出ているみたいだったわ。」

モアラミア「映画とは言えパパとママが激しい戦いの末仲良くなるのは妬けちゃうわ」

ジーナス家十代後半以上組三人は映画館に並び映画を観賞した。
三人のジーナス姉妹の感想は上々、大満足。

三人は両親の出会いと戦争の詳細は知っており・・

映画を歴史的事実ではなくフィクションであると認識して楽しめた。
イチロー・板野の板野サーカスの乱舞。
実機の実写飛行映像とCGを上手く合成した胸熱の戦闘シーン。

そしてトライアングラー、三人の姉妹の心を満足させるには十分であった。

コミリア「それにしてもミューズとテレーズ、残念だったわね。一緒に行けなくて。」

ミラクル「それを言ったらエミリアやミランダだって。しょうがないわ。」

モアラミア「まぁエミリアとミランダはまだ幼児だから映画館で泣いたり騒いだりするから連れて行くのは無難だけどね。」

コミリア「確かにモアの言う通りだわ。」

他の姉妹はまだ幼いので連れていってない。
ミューズとテレーズはマックスと別の映画館で別の映画を見ている。

まぁそれぞれ見たいように見ればいいので、それでよし。

コミリア「あれ・・・あなた・・・」

ミレイヤ「なんです?」
女優ミレイヤ・ファリーナ

モアラミア「ママを演じたミレイヤ・ファリーナさんですよね。」

ミレイヤ「なんで分かるのよ~」

ミラクル「エット・プロトカルチャーの演技素晴らしかったです。」

映画館には意外な事も起こる。
希に演じた声優や俳優が映画館には一般観衆に紛れて観る事がある。

しかし

有名すぎるが故か騒ぎになるので身分を隠す。
しかし勘のいいジーナス姉妹が故にその有名女優であるミレイヤが見つかった。

ミレイヤ「サインあげるから大きな声を出さないでね。」

ミラクル「サンキューってお姉ちゃんは?へっ」

ライズ「勘弁してくれって。」
俳優ライズ・ジェナス

モアラミア「ミラ・・・パパ役発見。」

コミリア「結構パパに比べてへたれね。」

ジーナス姉妹、パパ役の俳優まで見つかる。
これで両親役揃い踏み・・・ジーナス姉妹の勘の良さ恐るべし。

二人は誰にもバレないようにするためのサインを書く。

ミレイヤ「じゃあねぇ君たち。」

ライズ「俺たちはここいらで失礼するよ。」

サインを書き終わった二人はこっそりその場から立ち去る。
コミリア達は有名俳優二人のサインを貰えて大満足であった。

しかし

モアラミアは何か疑うかのような目で見る。

モアラミア「二人・・・出来ている。」

コミリア「マジっ!?」

ミラクル「嘘でしょ、まさかパパとママの演じた人まで夫婦関係(予定)になるとは・・・・」

そして・・・・・
二人が出来ているとモアラミアは見抜く・・・・
コミリアとミラクルはまさかそんなはずはないと信じていたが・・・

その一年後の西暦2032年ミレーヌの1歳の誕生日パーティーの時・・・

『げっ・・・・』

『俳優ライズ・ジェナスさんと女優ミレイヤ・ファリーナさんが結婚しました・・・式の詳細は・・・』

ミリア「マックス・・・・彼ら・・・・」

マックス「僕達を演じていた俳優達だ・・・・・それにライズは僕の従兄弟の息子だ。」

コミリア「マジで!」

二人は出来ており、コミリア.ミラクルそして予感を感じていたモアラミアも驚愕。
マックスとミリアなんか・・・
手に持っているワイングラスが落ちそうになるほど手揺れている。

なんとも言えない出来事にジーナス家は静かな不味さを感じるのであった。

その後、ライズとミレイヤは子沢山になり・・・
更にジーナス家全一同に気まずさを植え付ける事になるのであった。
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ムーン・クラビウス

2019-02-26 07:26:11 | マクロス短編
【西暦2027年月面クラビウスシティー】

新統合宇宙軍の第二の軍事基地.月面クラビウス基地の隣にあるクラビウスシティー。
軍都として発展したこの街は衰えを見せぬ程栄えている。
数々のエースパイロットを輩出した機種転換センターも今も健在である。

月面は多くの日系人が住んでおり、かつての日本の象徴した一家も全員移住し。
神道の総本山の神官になるなど、月面の日系人は多い。

更にゼントラーディ人も多く当初治安悪化が予想されたが・・
良識のある人ばかりなので予想よりも少なく悪化したに過ぎなかった。

他の連中から言わしめれば、新たな日本国とも言われている。

コミリア「さぁて待ち合わせ場所はここでいいかな。」
ジーナス家長女.コミリア・マリア・ジーナス

マクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナ・ジーナスの長女・・・
コミリア・マリア・ジーナス。

10歳の時に副官のデワントンとその夫桐原茂人の家に預けられ・・・
月面で暮らしていた、むろん捨て子ではなく修行の為。
むろん住み込みのバイトとして、この頃より仕事の大切さを覚える。

昼は桐原姉妹と共に学校、夕方は一時間程の銭湯の手伝いと・・・

今は学校に行き、更にお金稼ぎたいので正式にアルバイトに昇格した。

そんな日々を送るコミリアだが・・・・
今日はある人と会う予定。

その人物は・・・・

ミリア「久しぶりね、マリア。」
新統合宇宙軍ダンシング・スカル副隊長ミリア・ファリーナ・ジーナス大尉

コミリア「遅かったじゃない、ママ・・・私の服を買うのを手伝ってよね。」

ミリア・ファリーナ・ジーナス。
コミリアの母親で、去年6人目の娘ミランダを出産したばかりである。

任務と育児で忙しいミリアだが、ようやく長期間休暇に入り・・・
ミランダをマックスとミラクルとモアラミアに預け、今ここにいる。
たまにミリアはクラビウスを訪れてはコミリアと出かけており・・・

まれにマックスの場合もあったりする・・・

二人は車に乗りクラビウスの街を走る。

コミリア「ママ、噂には聞いたけどアグレッサーの教官になるそうね。」

ミリア「な.なんで知っているのかしら?」

コミリア「茂人さんとデワントンさんからよ、あの二人は予備役だからママと会ってるはずでしょ。」

ミリア「そうなんだ~(デワントンとバルキリー馬鹿め・・・・)」

二人は車の中で世間話をする。
いつも二人っきりで車に乗るときは世間話をするのが恒例であり。

コミリアの恋話や他の姉妹達の様子。
ミリアのマックスへの愚痴など様々なジャンルがあり。
長い時間ドライブしても飽きずに喋り続ける。

二人が乗る車はクラビウスシティーのショッピングモールに到着。

店に入るなり服を選び始める。

コミリア「ママ見てよ、このタイトスカート セクシー」

ミリア「へぇ似合いそうねぇ。」

コミリア「こっちのダーティなタイトスカートもかっよくていい、こっちも。」

ミリア「タイトスカートばっか・・・・」

コミリアは服はさまざまなジャンルを選ぶが・・・・
下はタイトスカートばっかり。

昔からコミリアは可愛い服よりも色気がある服が好きだった。
ふりふりのスカートはデワントンから履かされたが、子供っぽく感じて・・
自ら貯めた貯金で、ジーンズだったりタイトスカートを履いていた。

次第に自分の履くスカートはタイトスカートのみだと決めている。

ミリア「マリア・・・・少しぐらい、この可愛いドレス着たらどう?」

コミリア「絶対に嫌。」

ミリアはドレスを進めるもコミリアは頑なに拒否する。

一体どうしてタイトスカートに拘るんだろう。
そう思っていると・・・・

コミリアはジーンズやハーフパンツなどを選ぶ。

まぁズボンは普通か・・・・
ミリアはジト目でコミリアを見続ける。

コミリア「いやぁ美味しい、やっぱりここのローストビーフは美味しいわね。」

ミリア「月面で育てられているなんてね、ここって案外開発は優秀ね。」

コミリア「もし地球がダメになった場合、自給自足できるような環境だからね。」

ミリア「なるほど、どうりで・・・デワントンやモーアが好きになるわけだ。」

服を買い終わった二人は昼御飯にする。
今回の昼飯は二人にとっては馴染み深いローストビーフ。

しかも美味しいと評判のムーンクラビウスビーフ。

味はかなりバランスがよく、上質な味わい。
コミリアは気に入っており、母ミリアにもこの味を知ってもらうと紹介。
紹介されたローストビーフを食べたミリアはすぐに気にった。

ミリア「あぁ美味しかった、やっぱり地球人と出会ってよかったわ。こんなに美味しい物を食べれるなんて、マリア・・・いい親孝行するわね。」

コミリア「それほどでもないのよママ、今後・・・私の我が儘聞いてもらうための・・・・」

ミリア「ゴホン ゴホン」

ミリアは親孝行だと感謝するが、コミリアは何か企んでいる。
コミリアが完全に言い切る前にミリアは聞かなかった事にする。

恩を着せて何か我が儘を聞いてもらうとする魂胆。

ここで聞かなかった事にすれば、後出なんとかなる。
コミリアの野望を華麗にスルーするミリアであった。

【クラビウスシティーとクラビウス基地の境目付近】
コミリアとミリアは街と軍事基地の間付近を走る。
そして近くの大きな公園に止めて、自動販売機でジュースを買い・・・
ベンチに座る・・・・・

コミリア「まだモア、パパやママから離れられないの?」

ミリア「そうなのよ、優秀な同胞(メルトラン)だけど・・・いつもべったりで、このままでいいのか。」

コミリア「よくないわよ、モアの今後のためにも一定の距離感持たないと。ミューズやテレーズ.エミリア.ミランダは幼子だけど、モアは大人よ。ミラクルだって自立心を高めるために、モーアさんと和也さんに預けられているのよ。今もなって自立心がないと、将来ダメになるわ。」

二人はモアラミアの事について話し合う。

モアラミアはコミリアの義妹であり・・・・
9年前の2018年惑星クラストラニアの戦闘で・・・・
出撃したダンシング・スカルに立ち塞がったメルトランである。

激しい戦闘の末捕獲し、激しく抵抗するも・・・
同じメルトランであるミリアがマックスに自分の子供にして思い出を教えようとし・・・
モアラミアを説得した結果、心を開きジーナス家の養女になった。
コミリアも2021年まで、モアラミアと過ごしており・・・

本当の姉妹のように仲が良かった。
定期連絡でもミラクルをはじめとする姉妹とも仲がいいと言う。

しかし

モアラミアはゼントラーディ人が故か、マックスとミリアを上官と両親と認識し・・・
10代後半になっても二人から巣立ち出来ないような状態になっていた。

ミリア「やっぱりマリアもそう思う?」

コミリア「そう思うミラクルも同じでしょ?」

ミリア「まぁそうだけど。」

コミリア「2年程様子見たら?ママがアグレッサーや次期可変主力戦闘機開発に行くのは2年後だし、パパは当分ダンシング・スカルにいると思うしモアも戦闘をかなりやれば何か自立しなきゃと思うんじゃない?」

ミリア「言われてみれば・・・・」

コミリアの進言もあり、ミリアは2年間様子を見る。

精神的には向上したが、やはりマックスとミリアから離れられなかった。
2029年にマックスが大佐に昇進しステルス宇宙巡洋艦ハルナの艦長になり・・・
ミリアは訓練センターの設立スタッフになり、アグレッサーの教官になるのだが・・・

モアラミアは二人と別れる事になり大泣きする。
それに関する話はまた別の話。

ラウラ「ふぁぁ、産休経て・・・やっと遊べる・・・アサヒを連れて何か食べに行くか・・・」
新統合宇宙軍ラウラ・ベルタリア中尉

ミリアを目の敵にし・・・・
後にハヤテ・イルメルマンの祖母になるラウラは三女アサヒを連れて歩いていた。
他の子供たちはパパ(吉野大樹)と遊ぶとかで、別の所で遊んでいる。

近くの神社に参拝し・・・・
アサヒが将来、健康的でいい人に出会えますようにと祈った。

ラウラ「さぁて、桐原隊長とデワントンの銭湯屋で飯食べよう。」

祈った後、ラウラは元上官が経営している銭湯に向かう。
風呂に入るのではなく、ご飯を食べるため・・・・

それにアサヒに乳を与えなくてはいけない。
デワントンや元上官のいる銭湯なら安心して乳をあげられる。
ラウラにとってはお気に入りの場所である。

ラウラ「ん?」

ミリア「ん?」

コミリア「ラウラお姉さ・・・ってやばぁ。」

そんな中で、駐車場でジープに乗ろうとしていたコミリアとラウラと遭遇した。
コミリアは声をかけようとするが、母ミリアの顔とラウラの顔を両方見て・・・

何か気まずい雰囲気だと察する。

何かぶつかり合いがありそうだと。
この二人はいつも会えば衝突する、根は仲が良いけど。

ミリア「ラウラ・ベルタリア!」

ラウラ「ミリアのおばさん」

ミリア「誰がおばさんですって!そんなに歳が変わらないのにおばさんは失礼でしょ!」

ラウラ「私はまだ29なのでノーカンです。」

やはりこうなった。

ゼントラーディ軍時代からいつもムカムカしてて、よく喧嘩する。
初めて見た時も同じように喧嘩していた。

まぁマシになったが・・・・

このまま喧嘩が続くかと思われたが・・・・

ミリア「いい娘ね、泣かないわ。」

ラウラ「ミリアが誉めるなんて以外ね、この娘はアサヒよ。」

ミリア「アサヒ・・・・太陽ね、中々のネーミングセンスね。」

ラウラ「一日の始まりの朝日のように清々しく明るく元気に過ごしてもらいたいと言う意味で名付けたのよ。」

ラウラの抱えていた娘アサヒに関する話題に入り和やかな雰囲気になった。

赤ちゃん・・・・・・
なんて天使な存在なんだろうか・・・・・
コミリアはアサヒを見てそう思った・・・・
いつか自分もこんな可愛い赤ちゃんを産んでみたいと・・・

ラウラ「抱いてみる?」

コミリア「いいんですか?」

アサヒを可愛いなぁと見ていたコミリアはラウラから抱いていいよと言われた。
抱いていい許可を貰ったコミリアはアサヒを抱えると・・・・
赤ん坊特有の暖かさを感じる。

コミリアは笑顔になりアサヒを見ていると、アサヒを小さな腕をあげた。
小さくて可愛い指・・・・結構可愛い・・・コミリアは感じる。

ラウラ「ねぇミリア・・・・マリアちゃんっていい母親になりそうねぇ。」

ミリア「そう?」

ラウラ「私でも中々笑ってくれないアサヒが笑うなんて。」

ミリア「笑っている?アサヒが?」

ラウラ「そうよ、少しとは言え笑うとは・・・マリアちゃんの優しさがあるんだわ。」

コミリアの母性はアサヒの心を開く・・・・ラウラはそう感じた。

ミリアも最初はなんの事か分からなかったが・・・・
段々と言葉の意味を理解し始めた。
なんせマックスの娘なんだから、私の娘だから当然だもの・・・

ラウラの言葉の意味をミリアはこう解釈した。

その後、このままラウラと別れる予定だったが・・・・

ラウラ「悪いね~乗せて行ってもらうなんて。」

ミリア「コミリアと同じ目的地なんだから乗せないわけには行かないでしょバカラウラ。」

コミリア「でも私・・・ラウラさんと一緒に車に乗れるのは嬉しいわよ。後はアサヒちゃんも。」

ラウラを車の後ろに乗せて、デワントンの家に戻る。

結構想定外だったが、同じ目的地に向かうラウラを置いてくわけにはいかなかった。
まぁ一人や二人が増えても問題ないし、コミリアと上手くやっているし。

それでそれで良しと・・・・

その後、デワントン夫婦の家につくとコミリアは母ミリアと別れる事になっていた。

ミリア「マリア楽しかったわ、私は帰るから成人するまで元気に過ごすのよ。」

コミリア「はいはい分かってます、そちらも軍の仕事頑張ってね~」

ミリア「勿論よ♪っねバカラウラは?」

コミリア「ご飯食べているよ、ラウラお姉さん・・・食べる事大好きなの知っているでしょ。」

ミリア「確かにあいつ、よく言ってたわね。じゃあまたね。」

コミリア「そっちもミューズ以下じゃなくて、ミラクル・モアラミア以下姉妹とパパによろしく。」

二人は別れた。
毎度の事だが、別れる辛さはなく明るい雰囲気で終わる。

なんせ永遠に別れるわけじゃない。

また会えるから、悲しむ理由はない。
むしろ、また会える楽しみがある。

二人はそう思っており、次回のお出かけを楽しみにする。

次回の親子のお出かけはいずこ?
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ミンメイリポート/イサムの旅立ち

2019-02-23 07:39:52 | マクロス短編
メガロード01に関する記録

【ランク】
新統合軍機密情報トリプルA
【日付】
AD2016年7月10日
【機密指定日付】
AD2016年7月15日
【記載官】
新統合宇宙軍アポロ基地.宇宙軍参謀本部
情報通信参謀.デイビット・クロウリー中佐
【記載文】
この日、私はメガロード01との定期通信の指揮を執っていた。
いつも通り移民船団長一条未沙少将は平穏無事・・・と答えてくれた。

つまりはぐれゼントラーディ軍や別のゼントラーディ軍基幹艦隊・・・そして監察軍がいない・・・
安全に進んでいると言う事だ・・・・・
この船団には6年前の大戦の英雄の歌姫リン・ミンメイが乗っており・・・・

部下の中にはミンメイのご加護と言う始末・・・・・

どんだけミンメイファンがいるのやら・・・・・

我々は引き続きメガロード01との交信を続けた。

しかし

異変が起きた。

メガロードから・・・・
【ダークホールから聞こえる謎の歌声を追って、未知の宇宙へと旅立つ】

との連絡を最後に通信が途絶した。
我々は何度も呼びかけるが応答がない。

この事を上層部に報告・・・・
事態を重く見た上層部はクラビウス基地を始めとする各月面基地と衛星都市基地から艦艇を集め・・・・
ARMD級宇宙空母24番艦フランクリン・D・ルーズベルトを旗艦とし救援として派遣した。

しかし

数日後、目標地点に到達するが・・・・
メガロード01を始めとした移民船団は消息不明になり・・・・・
結果・・・・損失と判断された。

本当にメガロード01と移民船団は損失したのか?

報告書では残骸は確認されなかった。
もしかしてメガロード01は本当に別の宇宙に行ってしまったのか・・・・

そんな事を考えてもしょうがない・・・・・
______________________________________

この本文を含めたメガロード01に関する報告書は機密情報とし封印す。
今後の移民計画を考え・・・・・・この事件は隠ぺいするしかない・・・

これも人類の為・・・・・・人類の未来の為に・・・・

イサムの旅立ち

惑星エデンに仲の良い三人組がいました。

一人は日系アメリカ人の血を引くイサム・ダイソン
一人は中華系白人のミュン・ファン・ローン
一人はゼントラーディ人とのハーフのガルド・ゴア・ボーマン

幼い頃から自然溢れる惑星エデンの大地を共に遊び、喧嘩し・・・・・
ダルメシアン・ハイスクールではそれが更に加速する・・・・

永遠に続けばいいな、三人はそう思っており・・・
学校卒業後はそれぞれの道を歩んで行くけど仲良くしたい・・・
3人はそう思ってました。

しかし・・・・・・・・

ある事件がきっかけでそれがすべて崩壊しました。

【西暦2033年惑星エデン.ダイソン宅】

ここは惑星エデンにあるダイソン宅・・・・・
イサムが生まれてから母マリアラと二人で暮らしていた。

父ケンゾー・ダイソンは軍人であり・・・戦闘の最中行方不明になり戦死した。

破天荒なイサムだが、ハイスクール時代は懸命に家の家計を支えていた。
かなりの暴れん坊だったが、戦死した父に代わり母マリアラを守ってきた。

しかし

それももうすぐ終わろうとしていた。

マリアラ「イサム、何よ!これ軍志願書って!」
看護婦マリアラ・ダイソン

イサム「見ての通りだ、お袋。俺は軍に入るんだよ。」
破天荒な男. イサム・ダイソン

マリアラ「なんですって?」

この日、イサムとマリアラは荒れていた。
理由は軍志願書について・・・・

しかも

可変戦闘機乗りコースへの入隊。

マリアラ「イサム、ケンゾーみたいに可変戦闘機のパイロットになるのは辞めなさい危険よ。」

イサム「危険なのは承知だろ、危険との隣り合わせを楽しまないとつまんねぇだろ。」

マリアラ「つまんないって、私心配しているのよ。」

イサム「お袋、俺は親父とは違うし・・もうガキじゃねぇんだ。何をしようが勝手だろ。」

マリアラ「そんなのは理屈よ、イサムまでケンゾーと同じ道進んで危険な所へ行くのは母さん耐えられないのよ。」

マリアラはイサムが軍に入るのは反戦からではない。
父と同じような最期をイサムにむかえて欲しくないからだ。

イサムの父ケンゾーはSDF-1マクロスに乗艦して以降・・・
数々の敵と戦った優秀なパイロットであり、その後もはぐれゼントランと戦い。

その最中にマリアラと結婚し、イサムを産んでいるが・・・・
その後まもなく、ケンゾーは民間人を守るため戦死している。
その事にマリアラはトラウマになり、イサムに軍に入る事を反対している。

イサム「よしてくれ、俺が親父みたいにヘマをするかよ。俺の先祖様だって WWⅡでは第442連隊戦闘団として死線を潜り抜けているし、地球の北米に住んでる俺のうるさいカズヒロのじい様だって湾岸戦争を戦って生き抜いたんだぜ!」

マリアラ「それは別よ・・・・」

イサム「お袋、もう俺は決めたんだ。行かせてくれ・・・・・・」

そんなお袋の反対を押しきってイサムは新統合軍に入る。

筆記試験と体力試験は合格、これにより正式採用が決まり・・・・
地球のラックランド統合運用基地にて訓練が行われる事になった。

イサムは母マリアラに置き手紙を残し地球への便に乗ろうとした。

ミュン「イサム・・・・・」
イサムの幼なじみ.ミュン・ファン・ローン

イサムが地球に行こうとした日、ミュンは宇宙港にいた。

あの事件の事を思い出したくないのか・・・・・
かつて長かった髪が、今ではボブカットくらいに短くなっている。
今日、軍港に来たのはある人に会うため・・・・

イサム「ミュン待たせたな・・・・」

ミュン「イサム・・・・その格好、まさか軍に・・・・」

イサム「実はそうなんだよ、空を1人で飛ぶには軍に限るってな。」

ミュンはイサムに会うが、軍の制服を着た姿に驚いた。

まさか軍に入るとは・・・・・

その衝撃でミュンは空いた口が閉まりづらくなった。
イサムはそんなミュンを見て不思議そうな表情を浮かべる。

二人は物陰に隠れ、イサムはミュンにある事を伝える。

イサム「あの事件は俺のせいにしろ!」

ミュン「俺のせいって、あれはガルドが・・・・暴走して・・・・イサムは悪くない」

イサム「確かに俺は悪くねぇ、だが・・・・あの事件は俺のせいにしろ!」

ミュン「なんで悪くもないイサムが罪を被るの?ガルドもキチンと反省して、元通りに・・・・」

自分に罪を着せろ・・・・・・

イサムはミュンに伝えた・・・・・
そんな事を言うイサムにミュンは戸惑いも隠せなかった。

何故なのかとミュンは感情敵になりながら聞く・・・・

イサム「ガルドに真実を言ったらゼントラーディの血のせいだとか言って自殺するかも知れねぇ。だから言うな。あいつのためにもな。」

ミュン「分かったわ、イサムのせいにする。」

イサム「今度会った時にガルドと一緒にいる時は俺と馴れ馴れしくするなよ、そうすれば真実味も増える。」

イサムはこう返答する。

ガルドが己の出自のせいで自己嫌悪に陥り自殺しないためにも。
それを聞いたミュンは一応納得し今回の事件をイサムのせいにした。

本当はガルドがやった事を忘れてはいないが・・・

とは言え、ガルドが心配・・・・
様々な気持ちが混じった結果、ミュンの気持ちは複雑化した・・・

一週間後
イサムが地球に旅立った事も知らないミュンはイサムの家を尋ねた。
ミュンはイサムが惑星エデンの基地に所属していると思ったからだ。
この時期、訓練中の兵士が実家に帰る事が多かったため

イサムは家にいると思いミュンはイサムの家に訪れる。

が・・・・・

マリアラから伝えられたのはイサムの失踪。
それを聞いたミュンの心は真っ白になった。

【北米ラックランド統合運用基地】
イサムは軍に入って地球北米ラックランド統合運用基地に送られた。
ラックランド統合運用基地は旧アメリカ空軍時代から運用されており・・・

前の大戦で一度壊滅したが・・・・・
新統合軍再編計画に伴いラックランド基地は再建された。
これからイサムが実戦部隊に配属されるまでの間この基地がイサムの家になる。

「匍匐前進!行け!」

イサムは猛訓練に耐え続けた。
可変戦闘機パイロットになる前にまずは兵士としての基礎を学ばなきゃいけない。

実戦部隊は不真面目なイメージのあるイサムだが・・・・
自分の目標に対しては熱心に学ぶ・・・・・
この頃のイサムは真面目な優等生であり・・・・

イメージ通りのイサムではなかった。

そんなある日、イサムは非番をもらいある家に訪れた。

カズヒロ「おお久しぶりじゃのぉ、イサの字。その格好は軍人、ケンゾーと同じとは血は争えんのぉ。大人になったからプリティギャルはおらんのか?」
ダイソン農園.カズヒロ・ダイソン

イサム「じいさん、相変わらず助平だな。」

ある家とはイサムの父方の祖父の家であった。
イサムが家を訪ねると、髭の生やした優しそうな外見の老人・・・
カズヒロ・ダイソンが出迎えてくれた。

彼は戦後創業したダイソン農園の創業者であり
今はイサムの伯父ケンイチ・ダイソン夫婦が引き継いだため隠居のみである。

カズタカ「イサムじゃねぇかお前も非番か?」
新統合陸軍カズタカ・ダイソン中尉

ミユ「まさかあんたまでいるとはね。」
新統合陸軍ミユ・ダイソン少尉

イサム「どうも久しぶり。」

イサムの従兄弟達もいた。

カズヒロの子供は5人おり、全員第一次星間大戦を生き抜いており・・・
カズタカは三男ケンタ・ダイソンの長男、ミユは四男ケンユウ・ダイソンの長女。
他にも長男ケンイチと末っ子タイチの子供・・・
カズタカとミユの兄弟がいるが割愛・・・・・

殆どのイサムの親戚は北米に住んでいる。

その後、イサムは4人で食事をした。

カズタカ「それは悲惨だな、仲のいい幼なじみが幼なじみの暴走で引き裂かれるとは。」

ミユ「しかも自分から罪を背負うなんてね、なんて悲しい事なんだろう。」

イサムは食事している最中、惑星エデンの事件の事を話した。
引き裂かれた友情、もう戻ってこれない仲・・・・

そして二度と惑星エデンに戻りたくないイサムの心情・・・・

母親との別れ、幼なじみとの別れ・・・
イサムはいつも通りを装うが・・・・・・・・
仲の良かった幼なじみの別離は本当は辛かった。

他の友人達にも言えない程に。
カズタカとミユは同情するが、これを聞いたカズヒロの顔が怒りのこもった顔になる。



イサム「!?」

カズヒロ「貴様!それでも男か!大事な友を庇うのはいいが、それを理由に友人と別離するのは何事か!」

イサム「じいさん、あいつはあの事件は俺の・・・それに事実を知ったら・・・自殺を・・・」

カズヒロ「馬鹿者!大事な友の暴走を止めるのは友の勤め!貴様の父ケンゾーも同じことがあったが、あの馬鹿息子は全力で友の暴走を傷だらけになりがらも止めた!一番あの馬鹿息子に似ている貴様が出来んとは恥を知れぇ!」

カズヒロはイサムの不甲斐なさに激怒した。
これでも農園やる前はアメリカ陸軍.地球統合陸軍.新統合陸軍の3つの軍に所属した兵士で・・・
普段はスケベなじいさんだが、兵士時代はかなり活躍した鬼軍曹であった。

軍時代末期には訓練教官を勤め・・・・
イサムの父ケンゾーを先輩軍人として鍛えた事もあった。

あの第1次星間大戦ですら地球にいながらも息子全員と共に生き残る幸運の持ち主だった。

その性格がイサムの不甲斐なさに目覚め、激怒した。
その剣幕にイサムは震えあがる。

カズヒロ「イサムよ、いずれガルドとミュンとやらと再会するだろう。強い絆で結ばれた関係程、再会する確率は高い。もし険悪な友人と会いぶつかっても逃げるな。そして酷い別れをした方もな。」

イサム「じいさん。」

カズヒロ「まぁ確証はねぇよ、もしそうなったら逃げるな。」

だが

だんだんと落ち着き、イサムにいろいろとアドバイスをする。
カズヒロも軍人になる前、イサムと同じような幼なじみ関係があった。

軍に入る直前に酒がらみ喧嘩になり銃を取り、女を傷つけた。

カズヒロは止めたが、気絶し回復後暴走した友を殴った。
記憶の混乱で銃を取り出した友はカズヒロが女を傷つけたと思い込んだ。

その後、カズヒロはそれを忘れるかのようにアメリカ陸軍に入り・・・・
数々の戦場を転戦した。

とある戦場であの友人と出会い、険悪な雰囲気になったが。

だが、だんだんとあの時の正確な記憶を取り戻し。
カズヒロに罪を着せ、自分は逃げたとあの友人は絶句カズヒロに謝罪。

カズヒロは別に気にしてないと和解した。

だけど、その友人はこの直後の戦闘でカズヒロを庇い戦死した。

イサム「じゃあな皆そしてじいさん、ばあさんによろしくな。」

カズヒロ「あぁ後悔だけはするんじゃないぞ、イサの字。」

イサムは翌日、基地に戻った。

後年、カズヒロの予測通り。
シャロン・アップル事件とスーパーノヴァ計画が絡む事件の時に・・・
イサムはガルドとミュンと再会する。

スーパーノヴァ計画の衝突を経て・・・
ガルドはあの時の記憶を取り戻し、イサムとは最終的に和解した。

しかし

残念ながらゴーストバードX9との戦いで、イサムをマクロスシティーに向かわせ。
ガルドはリミッター解除し特攻し果てた。

イサムは後年、じいさんがあの時言った言葉の意味が分からなかったが・・・
元気はもらったし、幼なじみと再会した時ようやくあの言葉の意味が分かったと言っている。
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新星インダストリー エクスカリバー研究

2019-02-21 12:13:31 | マクロス短編
【西暦2041年1月】

イサム・ダイソンがマクロスシティにおけるシャロン・アップル事件を収束させた後。
YF-19試作3号機とYF-19試作4号機がニューエドワーズ基地で・・・・・
試作5号機から試作8号機がエドワーズ基地で最終チェックが完了し・・・・

YVF-19が3機完成し、ロールアウトが2041年3月と決定。
新星インダストリー社は歓喜に包まれ・・・・・
2月のYF-18とYF-20のそれぞれのチームにニューエドワーズ基地の引き払いが決まり・・・・

エクスカリバー開発チームの引き揚げの準備が開始された。

もうニューエドワーズ基地には用はない・・・
早いところ新星インダストリー社帰ろう・・・そして酒を飲もう



エクスカリバー完成チームは思っており・・・
これから来るYF-18とYF-20改札チームに引き継ごうと考えていた。

だが・・・・・・・

ヤン「また試験ですか?引き揚げ準備しているのに。」
エクスカリバー開発主任.ヤン・ノイマン

ミラード「試作4号機を月面クラビウス基地を経由して北米エドワーズ空軍基地に向かい、再びニューエドワード基地に戻ってきてもらう。」
新統合軍ニューエドワーズ基地司令官ミラード・ジョンソン大佐

ヤン「そんな馬鹿な。」

ミラード「無茶でもやってくれ、これは地球の総司令部からの命令でもあるのだぞ。」

ヤン「そんな・・・・・・地球なら直々になんて・・・・」

新統合軍から無茶な要求され・・・・・
1月中に引き揚げなくてはいけないのに・・・・・・また仕事が増える。
ヤンはYF-18とYF-20の両開発チームにドヤされそうと心の中で嘆く。

目的は長距離試験・・・・
かつてイサム・ダイソンがやった長距離移動である。

総司令部はそれを再現して欲しいと言っているようなもんである。

ルーシー「えぇぇまた試験?もうロールアウト決まっているのに?」
新星インダストリー社ルーシー・マクミラン

ヤン「軍の無茶ぶりさ・・・・こっちの予定も考えてもらいたいよ。軍はキチンとタイムスケジュールを組み立てているのかなと思ってしまうよ。まぁあいつでも入れる軍だからしょうがないか。」

ルーシー「それはいいとして・・・勘弁してよ、もう直ぐ開発チームが来ると言うのに・・・・・そんなに直ぐ対応できるわけないじゃない。」

「軍の連中は・・・」

「もう少し考えてよね~」

ルーシーを始めとするエクスカリバー開発チームも新統合軍の決定に困惑していた。
無理もない、今から引き上げる準備をしていたのだから・・・・・・・

今回の試験にルーシーは積極的に質問・・・・
質問した中でも・・・・・・

ルーシー「パイロットは決まっているの?」

ヤン「決まっているよ・・・・パイロットは新統合軍エデン防衛宇宙軍所属で・・・試作4号機・・・コールサイン【ダブル・ナッツ】のエイミー・カミンガム大尉。」

ルーシー「あの・・・・まだ若い大尉さんね~」

運用するパイロットに関してが最大の論点になったが・・・・・
既にパイロットは決まっており

以前、長距離作戦行動の試験に使用した試作4号機のテストパイロットで・・・
飛行中隊長になっている若き俊才女性士官エイミー・カミンガムが内定していた。

この決定は無茶な要求をする新統合軍側の配慮であった。

「とにかくテストパイロットは決定ですね。」

「試験日はいつですか?」

ヤン「実は・・・・・・・・明日なんだ・・・・・・」

『えぇぇぇぇぇぇぇぇ』

パイロットが決まって安心したのも束の間。
試験開始日程は明日となっており、聞いたエクスカリバー開発チームは驚愕した。

一同は無茶ぶりにも程があると思ってしまうくらいに・・・・

なんでこれほどキツイ任務を押し付けるのか・・・
エクスカリバー開発チームの何人かは不満を抱く・・・・

それでもやらないといけないので、ヤンは説得する。

翌日

【惑星エデン宙域.エデン防衛宇宙艦隊ウラガ級ジェームズ・ポーク】

YF-19試作4号機の試験の為ウラガ級ジェームズ・ポークに移動した。
既にエイミー・カミンガム大尉がおり・・・・・
かつて試験飛行に参加したARMD級空母ライホウが中継地点に待機要員として参加した。

エイミー「久しぶりね、ヤン主任・・・ルーシーさん。」
新統合宇宙軍エイミー・カミンガム大尉

ヤン「久しぶりです大尉。」

ルーシー「ごめんね、急に付き合わせて」

エイミー「いいわ、また相棒に関する試験できますし。歓迎よ。」

ヤン達はジェームズ・ポークの艦内でエイミーと会う。
結構な急な仕事によりエイミーの部隊における仕事の邪魔になってしまい・・・
ヤン達はエイミーに謝罪するも、エイミーはむしろ大歓迎であったようで・・・

快く今回の試験に参加してくれた。

ヤン「今回の試験なんだけど地球北米エドワーズ基地に向かってもらいたいんだ。まぁあの馬鹿がかつてニューエドワーズ基地からマクロスシティーに向かった事をもう一度やる事になるけど。」

エイミー「全然大丈夫だわ、途中月面のクラビウス基地で休めるし・・・・むしろ一度こんなハードな試験やって見たかったわ。」

ヤン「た.頼もしい限りだ・・・・」

ルーシー「流石、プラネットエデンの俊才ね・・・・前向き過ぎるわ。」

エイミー「まぁね~」

前向き過ぎて助かった。
今回の試験は案外スムーズにやっていけそう・・・・

ヤンとルーシーはそう思った。

「そろそろ試験始まるので更衣室で着替えてYF-19試作4号機に登場してください。」

エイミー「ではお二人共・・・今回の私の成果をお楽しみくださいませ。」

エイミーはそう言って2人の前から去った。

本当に前向き過ぎて、試験がスムーズにいけそう。
ヤンとルーシーはそう思った。
まぁエデン軍の俊才でエースパイロットだから当たり前で・・・・
心に余裕があるからかとヤンは悟る。

『コードネーム・ダブル・ナッツ、異常はないか?』

エイミー「オールグリーン(すべて異常なし)」

『OK、ダブルナッツ。カタパルトへどうぞ、先行する護衛のVF-17が出撃します、その後に発進を・・・』

エイミー「了解」

数分後

エイミーは試作4号機のコックピットにおり、ジェームズ・ポークの甲板にいた。
既に前方には2機の先導兼護衛のVF-17Bが甲板に出ている。

まもなく出撃しエイミーの前を飛ぶ予定。

VF-17Bはそのまま2機同時に発艦した。

『ダブル・ナッツ、発艦せよ!』

エイミー「了解」

2機の発艦によりエイミーも発艦シークエンスに入り・・・・
来るべき時を待つ・・・・・

来るべき時はすぐ来て、エイミーはジェームズ・ポークから飛び立つ。

飛びだったエイミーは護衛の後ろに付いて編隊を組んだ。

ルーシー「ダブル・ナッツ、エリア2O8にてフォールドブースター起動・・・太陽系に向かってください。」

エイミー「了解」

今回、地球に行く事もあってかフォールドブースターが装着されている。
既にイサム・ダイソンにより実証されているが、正規の試験じゃない。

軍司令部の意図はイサム・ダイソンがやった事の再現。

これを再現し真のエクスカリバー完成を目指す。
今回の試験は最終テスト、この試験は失敗は許されない。

エイミー「エリア2O8に到達、フォールドブースターを起動させる。」

ルーシー「座標軸を月軌道上に・・・」

エイミー「了解。」

飛行後、目標地点であり中継地点であるエリア2O8に到達・・・・
近くに展開しているARMD級練習宇宙空母ライホウの護衛の元・・・・
フォールドブースターを起動させる前に座標軸を月軌道上に調整する。

調整が完了したらフォールドブースターを起動しフォールドする。

その後はそのまま・・・・月面基地へ向かう。

【月面クラビウス基地統合管制室】

月面クラビウス基地・・・・
クラビウスクレーターに作られたアポロ基地と並ぶ軍事基地と月面都市で・・・・
地球統合政府設立後に建造され、地球統合宇宙軍第2総司令部として機能・・・・

第1次星間大戦でも生き残り、今も新統合宇宙軍第2総司令部として・・・
地球防衛を担っている。

「月面第4防宙基地より連絡、惑星エデンを出発したダブル・ナッツを確認。月面防宙圏に入ります。」

梨本範久 「そうか・・・いやぁ最新鋭機を見れるとは嬉しい限りだねぇ。月軌道からもう防宙圏とは最高な機体を用意したそうだねぇ。」
新統合宇宙軍クラビウス基地司令官.梨本範久.中将

クラビウス基地にダブル・ナッツが確認される。

ダブル・ナッツの到着に・・・・かつての日本国の月面在住のやんごと無き方々の一門で・・・・・
その分流の一族出身の梨本範久.クラビウス基地司令官が喜んだ。

なんせ大の可変戦闘機好きであり、自分の息子や娘・・・妻にもちょっと引かれる程・・・・・
今回のダブル・ナッツの到着に・・・いや次期主力可変戦闘機の到着に・・・興奮していた。
その姿に兵士にも引かれる・・・・

「ダブル・ナッツ月面クラビウス基地最終防宙圏に到達・・・・第3格納庫へ収納します。」

梨本範久「新星インダストリー社の修理部品があったはずだ、最高なおもてなしレベルで整備してくれたまえ。」

「ハッ」

ダブル・ナッツは月面クラビウス基地第3格納庫に収納される。
梨本中将の命令のとおりダブル・ナッツは最高レベルの整備が行われる。

一時休憩の食事時間・・・・
エイミーにかなり豪華な食事がされるなど・・かなり歓迎され・・・・
再び出発する間際に梨本中将と記念撮影した。

エイミー「凄い歓迎だったわね、早く地球へ行こう。」

エイミーはそのまま地球エドワーズ基地へ向かった。
とっとと終わらせて惑星エデンに帰る目的を秘めながら・・・

大気圏降下し、予定通りエドワーズ基地に到着。
現地にいた新統合軍の幹部がいて、今回の試験を評価した結果。
中々いいと認められる事になり、合格点を与えられた。

ミラード「総司令部より連絡が入った。全試験完了、新星インダストリーに帰ってよしと。」

これによりエクスカリバー全試験は完了。
ヤンとルーシー達は新星インダストリー社に戻ることができるようになった。
つまり解散・・・・

エクスカリバー開発チームはようやく肩の荷が降りたとひと安心する。

ヤン「やっと終わった、あれこれかかったけど長かったな。」

「そうですね主任。」

ヤン達は新星インダストリー社に戻ってきた。
それぞれ久しぶりに自分のオフィスに座りゆっくりする。

とは言えまだまだやる事がある。

エクスカリバーの今後の展開について。

まだまだ

エクスカリバーはいろんなバリエーションが生まれる可能性がある。
惑星による環境、任務によって異なる装備など。
それに今後、エクスカリバーになれないようの再調整型など。

ルーシー「まだやっているのね。」

ヤン「まだまだ僕のエクスカリバーは進化するんだぞ、まだまだこれで終わらせるつめりなんてないよ。」

ヤンはパソコンを開きながら新たなエクスカリバーのバリエーションを考える。
今後の状況における近代化について・・・・

対ゼントラーディ用の対策戦術について・・・

1人パソコンに熱心に新たなエクスカリバー作りをするヤンを見て・・・
ルーシーは頬笑む反面、熱心すればするほど危険そうねと心の中で呟く。

まだまだヤンの仕事は終わりそうにはないだろう。

【イメージ声優】

◆ヤン・ノイマン
=西村智博

◆ルーシー・マクミラン
=林原めぐみ

◆エイミー・カミンガム
=島津冴子

◆ミラード・ジョンソン
=大塚明夫

◆梨本輝久
=古谷徹

◆その他
相沢舞
など
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MACROSS of Duty 2つの特務機関

2019-02-19 18:17:37 | マクロス短編
西暦2059年・・・・
フロンティア船団はバジュラ本星に入植、惑星フロンティアと改名。
船団の面々はフロンティア全体に散らばり惑星の開発を進めた。

被害の大きかったフロンティア船団であった、順調に開発が進み・・・
首都や地方都市が形成される。

最終的には各地方に散らばり、都市行政区を設ける予定であり・・
惑星フロンティアが中規模都市惑星になる事が目に見えていた。

しかし

繁栄が約束される惑星で、不穏な影があった。

【西暦2065年.惑星フロンティア.ニューセイロン島】
この島に3機のVF-19EとUS級潜水強襲艦2隻がニューセイロン島にたどり着いた。
VF-19Eは潜水強襲艦からタグボートで上陸してくる陸軍と海兵隊合同特殊部隊の上陸を見守る。

特殊部隊の兵士達はアサルトライフル.サブマシンガン.ロケットランチャー各種装備を身につけ行動を開始した。

このニューセイロン島は突如、不法勢力により占領され・・・
島全体を独立国かのようにしていた。

この島を占領している不法勢力は反統合勢力との関係性がある噂もある・・
今回ューセイロン島の制圧を目標にフロンティア政府のようせいで・・
地球のザースロン機関が指揮するタスクフォースが送り込まれたのであった。

「まったく一般部隊の俺らまで護衛とはど言うことかねぇ。」

「意味が分からん。」

護衛のVF-19Eのパイロットは特殊部隊との合同任務に疑問に思っていた。
何故旧式の機体しかないごく普通のバルキリー小隊が護衛につくのか?

それに更に疑問に思う事は・・・・

「あの新入りはなんだ?地球からこっちに転属なんて?地球本国のエリート様が俺達のような辺境部隊についてくるなんて。」

「確かにフランツ・シュナイダー少尉、異色な経歴だな。」

フランツ・シュナイダー少尉。
地球本国軍からワザワザ惑星フロンティアのVF-19E部隊に転属になった。
異色な新人バルキリーパイロット・・・・

地球のエリート様がなんでこんな地にいるのか?
中隊長や小隊長を含む同僚の隊員は思っていた。

フランツ「まったく今回の任務地は湿気た惑星だな、だが自然はいい。」
新統合宇宙軍フランツ・シュナイダー少尉

当の本人は他の同僚が変な目で見ているのを気にせず、こんな事を呟く・・・
地球本国軍のエリートとしての余裕なのかなんとやら・・・・

しかし

実はこのフランツと言う可変戦闘機乗りにはある秘密があった。

それは・・・・・

「フランツ・シュナイダー少尉.惑星フロンティアのVF-19E部隊に配属になってもらう。目的は惑星フロンティアの不法集団とそれに加担する反統合勢力の排除だ。いいな?」

フランツ「了解であります・・・・それにしても自分の配属地が辺境にでありますが、栄光ある第1独立戦隊キルケー本隊は出せないのでありますか?」

「無理だな・・・・・今回の一件は惑星フロンティアの住民には大袈裟にしたくない、フロンティア軍司令部からの要請だ。」

第1独立戦隊キルケーの隊員である事。
第1独立戦隊とはダンシングスカル.シーアンタレス.レイヴンズと言った・・・
新統合軍特殊部隊VF-Xの最初の部隊である。

今回惑星フロンティアに派遣されたのは、不法集団とその背後にいる反統合勢力の排除・・・・

今後彼らのような不法集団を放置すれば・・・
惑星フロンティアはどんどん彼らのような存在が生まれ・・・
戦争の恐怖に怯える無法地帯になる可能性がある・・・・

フランツ「ん・・・・ザースロン機関か、あの連中の特殊実働部隊マウンテン・キャットか?」

そんな派遣されたフランツであるが・・・・
島に上陸するタスクフォースの中に・・・黒色に統一された一段ザースロン機関の隊員を見つける。

ザースロン機関とは新統合軍参謀本部直属の対テロ工作機関である。
一般部隊に工作員を送り内通者の操作、テロ組織に対するゲリラ作戦・・・
集団部隊による内部破壊をこなすプロフェッショナル。

VF-Xとザースロン機関は似たような関係からライバル関係であり・・・・
旧ソ連のGRUとKGBのような関係の再来と言われる。

ザースロン機関は性格がら可能戦闘機やデストロイドを持ってなかったが・・・
VF-17EXの改良型を近年配備したそうで・・・

フランツはザースロン機関の姿を見て、不機嫌になる。

ウォルフ「用意はいいな?」
ザースロン機関マウンテンキャット部隊コードネーム.ウォルフ

『ハッ』

ヘルメットを被りバラクラバを顔に被せた兵士。

彼らこそザースロン機関の構成員であり・・・・
実働部隊マウンテンキャットの隊員達である。

そのマウンテンキャットの一部隊を率いるのは・・・・
コードネームウォルフと呼ばれる兵士であり・・・本名は機密・・・・
ザースロン機関の中でも重火器CQC破壊工作に優れた工作員であり・・・
ザースロン機関のエースである。

ウォルフ「コーディ・スレイフ・・・・制圧しろ!」

『ハッ』

指揮能力に優れており・・・・
次期マウンテンキャット指揮官になるのではないかと言われている。

ウォルフは・・・・・・
タスクフォースと他のマウンテンキャット隊員と共に部下の作戦行動を見守る。
もし危ない時は部下の一人で女性狙撃兵コードネームクィーターによる狙撃支援がある。

「ぐっ」

「クリア・・・クリア」

ウォルフ「よし行くぞ。各チーム事に分かれ敵を排除しろ、フロンティア海兵隊が来るまで制圧しやすい環境を整えろ!」

部下2名が敵兵士を排除・・・・
ウォルフは安全が確保された事を確認すると・・・・
タスクフォースを各チーム事に分かれ作戦行動を開始した。


新統合宇宙軍第1独立戦隊VF-Xキルケー 
フランツ・シュナイダー少尉


護衛と言う役割を得ながら一般部隊に潜入するVF-Xキルケー隊員フランツ。
物陰に隠れながら、来るべき時に備える・・・・・

近くで鳴っていた警戒警報が解除されたようだ・・・・・

警戒警報がなっていたのはジャミングチャフを撒いた事によるレーダー障害・・・
ここの兵士は敵機の襲来を警戒し、対空兵器や・・・
可変戦闘機を出撃させている。

「収まったな・・・・」

「後は強襲部隊による破壊工作だな。」

警報が解除された事により、出撃していた可変戦闘機は戻り・・・
警戒体制が解除され、通常体制に戻る・・・

フランツはずっと上を見上げ・・・・

フランツ「さてどう動くザースロン機関・・・・・」

と呟く・・・・

ザースロン機関の動きが気になる・・・
連中はVF-Xにとってライバル組織・・・・・

今はザースロン機関の働きに伴って行動するだけの駒・・・

ザースロンの動きを気にしなければ、作戦は上手くいかない。

来るべき時まで・・・ただ待つ・・・
フランツはタバコを吸い目をつぶる・・・


ザースロン機関マウンテンキャット部隊
コードネームウォルフ


その頃ザースロン機関はタスクフォースと分かれ各所を攻略していた。
担当していた地域は発電所の破壊・・・・

発電所を破壊し島全体の電気供給を断つのが目的である。

ウォルフは敵兵士を排除し発電所に爆弾を設置。
そのまま待避・・・次の目標、司令部へと向かった。

ズガァァァン

ウォルフ「爆発だと?」

『こちらΔチーム、格納庫爆発時間が間違った・・・待避中・・・・オーバー』

ウォルフ「くっ馬鹿が・・・早すぎるだろ・・・・・」

が・・・・
陸軍特殊部隊のΔチームの仕掛けた爆弾が予定より早く爆発した。
これにより基地内の敵兵士達の警戒度が上がる。

このままでは作戦に支障が出るので・・・・

ズガァァァンズガァァァン

ウォルフ「ナイトビジョンを使え・・・γチームとΘチームの援護に入る。」

『ハッ』

ウォルフ「敵は待ってくれんぞ、急げ!」

設置した時限爆弾におまけとしてついていた遠距離起爆装置を起動させ・・・
発電所施設を破壊し、基地内部の電力をシャットダウンする。
これにより基地内部の電灯には光がなくなり真っ暗になる。

真っ暗になった事によりウォルフらはナイトビジョンを使い暗闇の中を進む。

発電所の早期破壊
ナイトビジョンの使用

本来は使いたくなかったが、Δチームが失敗してしまえばしょうがない。
後は元の任務に積極的に従事する。

ウォルフ達はカービン銃を構え進んで行く。


新統合宇宙軍第1独立戦隊VF-Xキルケー 
フランツ・シュナイダー少尉


フランツ「基地内部で爆発?予定より早いな。」

「よし、合図が来たとなれば我々の出番だ!行くぞ!」

フランツ「了解(まぁいいテロリストを潰せればそれでいい)」

爆発の音を確認したフランツが所属する部隊は攻撃開始を決めた。

フランツらが乗るVF-19Eの役割はバトロイドによる破壊活動。
爆発が発生したら攻撃開始の合図だと・・・・
ザースロン機関らタスクフォースとの打ち合わせで決まっている。

まぁ早くても問題ない。
後から来る海兵隊(ゼントランではない)の事を考えれば・・・
早い方がむしろいいのだ・・・

「アタック!!」

フランツらは声を上げて、崖の下の上陸地点から上昇する。

最優先目標は可変戦闘機格納庫と対空兵器陣地・・・・
海兵隊上陸するにはこいつらが邪魔だ!
VF-19Eは一斉にミサイルを対空陣地に向けて発射する。

「退避!退避!」

「ミサイルだ・・・・シェルターへ逃げろ!!」

突然のVF-19Eの攻撃に逃げ惑う不法集団と反統合組織の兵士達。
ミサイル攻撃を終えたVF-19Eはガンポッドによる攻撃に切り替え・・・
格納庫や露出駐機しているSv-154スヴァードを破壊し尽す・・・・

しかし・・・・・

「くそ・・・動いている奴がいるか・・・」

バトロイド形態のまま駐機していた2機・・・スヴァードが動き出す。
武装はガンポッドのみであり、明らかに勝てる要素のない感じであったが・・・

油断できない・・窮鼠猫を噛む・・・・・

下手に油断したらこちらに損害を出してしまう結果になる・・・・・・・・

フランツ「小隊長私が行きます。」

「待て新入り・・・・命令は・・・・・・なっ!!」

フランツ「遅い・・・」

VF-X隊員の身分を隠しているフランツは隊長が止める前に1機のスヴァードを・・・・
ピンポイントバリアパンチで決め、留めにガンポッドを向ける・・・・・

残り1機・・・・・・

フランツはもう1機のスヴァードに狙いをつけ・・・・
ピンポイントバリアパンチを食らわそうとした・・・・

ズガァァァンズカァァァン

フランツ「Θチーム!?」

ズガァァァンズカァァァン

「ふぁぁがぁぁぁぁぁ」

フランツ「あぁはなりたくないな。」

もう1機のスヴァードの背後と脚部に小爆発・・・・・・
この爆発により、スヴァードが倒れこみ・・・・

更に倒れ込んだ直後にロケット弾の弾が喰らわせる・・・・

ロケット弾の直撃により、機体の内部は炎上・・・・
コックピットからパイロットが火達磨になって出てきて・・・
もがき苦しみ死んでいった。

今の攻撃したのはフロンティア陸軍を中心に構成されたΘチームであった。

「よし残敵を掃討しろ!!」

Θチームは自分達が撃破したスヴァードを気にしないで・・・・
そのまま敵歩兵部隊の掃討に入った・・・・


ザースロン機関マウンテンキャット部隊
コードネームウォルフ


ウォルフ達はこのニューセイロン島の不法集団と反統合勢力の基地司令部に到達した。

ここを制圧すればニューセイロン島の不法集団らは総崩れになり・・・・
後から来るフロンティア軍海兵隊の制圧行動が楽になり・・・・
殆ど掃討戦と言う感じの戦闘へ行こうができる。

「コマンダー、司令室前の廊下の警備兵ダウン・・・クリア(安全確保)・・・・状況はグリーン(異常なし)」

ウォルフ「よしドアにC4を仕掛けろ!」

廊下を制圧・・・・・・司令部のドアにC4爆弾を仕掛ける。

隊員の一人がC4爆弾設置を確認するとその場から離れる。

ウォルフ達は物陰に隠れ爆風に備える。
全員退避した事を確認すると起爆ボタンを押す・・・・
押されたと同時にドアのC4が爆発・・・・

爆発しある程度経過したらガスマスクとナイトビジョンをつけたウォルフが突入・・・・

司令部にいる混乱している敵兵を排除・・・・・・・・

逃げようとしている敵指揮官を部下数人を使って包囲。
煙が晴れると既に敵兵士は死んでいるか、拘束されている。

ウォルフ「あんたがイムラン・マカロフか・・・・」

イムラン「ザースロン・・・・機関・・・・貴様・・・・」
反統合組織クラーシェ.イムラン・マカロフ

ナディ「ごめんそう言う事よ・・・」
ザースロン機関諜報員コードネームナディ

ウォルフは不法集団を集めニューセイロン島を占領し・・・・独立国のようにした首領。
既に潜入していた女性諜報員ナディと共にイムラン・マカロフの目の前に立つ・・・・・・・・

イムランはニューセイロン島を制圧する前、数々のテロ行為を行い・・・・
大勢の地球人や非地球人民族を殺害・・・・
ザースロン機関と新統合陸軍デルタフォース.新統合海軍ネイビーシールズの合同任務で追い詰めたが・・・
敢え無く逃亡・・・・・

現在・・・・逃さずに・・・・こうして自分の目の前にいる・・・・・

ウォルフ「新統合軍参謀本部並びに統合連邦軍(銀河における国連軍)の命令により貴官を拘束する。」

イムラン「馬鹿な俺が逃げ切る前に捕まるはずは・・・・・」

ウォルフ「諦めるのだな、イムラン・・・・ゲームオーバーだ・・・・さぁ大人しく拘束され裁判にかけられ死刑執行されるか・・・それとも・・・・俺に殺されるか・・・・」

目の前にいる敵は数々の事件で数多くの人間を殺してきたテロリスト・・・・
図々しくもニューセイロン島を占領し拠点化し、独立宣言・・・・

その後のフロンティアへの侵略の橋頭堡にしようとした。

幸いにもフロンティア軍の偵察可変機がそれを見つけ・・・・
送り込んだ密かに上陸した諜報員ナディがイムランの独立宣言を確認・・・・・
様々な情報を送った結果・・・・

今こうして・・・・イムランの勢力が強大化する前に叩き潰す事ができた。

ウォルフ「貴様に問う・・・・ここで何を企んでいた。」

イムラン「知れた事・・・・惑星フロンティアに俺の王国を築く事だ!」

ウォルフ「王国だと?」

イムラン「そうさ・・この島を橋頭堡にし、将来的には同じ志の同志を集めフロンティアを攻撃し・・・・・この島に俺の国家を建国するつもりだったのだ。腐り切った新統合政府とその追従者共に裁きの鉄槌を下すためにな・・・・」

ウォルフはイムランを尋問すると・・・・奴の計画を聞き出す事が出来た・・・・・
やはりな・・・・・やはり・・・大勢の人間を殺し・・・・己のイデオロギー・・・・の為に・・・・・

イムランの野望を聞いたウォルフは・・・・拳銃を取り出し・・・・・

ダンッダンッ

イムラン「がぁぁぁ何をする・・・」

ナディ「コマンダーウォルフ・・・参謀本部の命令は連れ帰る事です・・・何も・・・これは・・・・」

ウォルフ「殺しはしないさ・・・こいつは生かして処刑されるまでエサをやったりする価値はない・・・ある程度・・・傷つけて今まで殺した相手の苦しみを受けながら・・・死ぬのを手伝っているんだ・・・・自分のイデオロギーの為に人を不幸にするやつは苦しみながら死ぬべきだろ・・・

ナディ「そんな・・・・」

イムラン「ごろ・・・・」

ウォルフ「じゃぁな・・・・・せいぜい苦しみながら・・・死ねよ・・・・ウォルター.クロイゼは残って引き継ぎまで待機せよ!」

『ハッ』

イムランの右腕と左足に向けて発砲・・・・
目的は今まで殺してきた人々の苦しみをイムランに味あわせるため・・・・・

ウォルフは2名の部下を残し、残敵処理を開始・・・・
ある程度の敵を始末した後・・・・もう一度司令部に向かい・・・・
イムランの死亡を確認すると・・・自分達の潜水艇に乗り撤収した。


新統合宇宙軍第1独立戦隊VF-Xキルケー
フランツ・シュナイダー少尉


結局・・・俺たちの出番はそこまでなかった。
俺は超長距離通信で部隊長や司令官殿に叱られ、謹慎処分にはならなかったが・・・・
めんどくさいお説教を数時間味わう形となった・・・・

とは言え・・・・戦闘開始から数時間後、フロンティア軍海兵隊のヘリと可変戦闘機がやってきて・・・・
後の処理はしてくれた・・・・・

ターゲットとされていたイムラン・マカロフは死んでいた。
ザースロン機関の連中が殺したのであろう・・・・・

この不法集団と反統合組織のニューセイロン島占領事件は収束・・・・
押収した連中の記録データではニューセイロン島を橋頭堡とし・・・
惑星フロンティアにゲリラ戦をしかける模様であった。

この事態にフロンティア軍は惑星フロンティアの各島に警備部隊と・・・・・
惑星周辺のパトロール艦隊の数と監視衛星の増強を図ると発表した。

俺は転属と言う形でキルケーに戻る・・・・

まぁ部隊長や司令官の顔は見たくないが・・・・
俺には同僚に彼女がいるんでな・・・早く戻りたいし地球が恋しい・・・・・

とは言え・・・・・惑星フロンティアの連中には反統合勢力の攻撃なく安全に暮らしてもらいたいなと思う・・・・・
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