マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

OPERATION2 チームワーク

2022-03-22 12:10:51 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン ゼントラン編
キヨラの凄まじい活躍を見たラウラ達は合流を急いだ

監察軍の迎撃部隊を殲滅したキヨラは後退したとは言え・・・・
ある程度の距離はあり、少しだけ合流する時間がかかってしまうし・・・
それに僅か数分とは言え、敵の後続部隊が来てしまうのでかなり危険な状態

後続部隊が来てキヨラの身に危険が迫ったらこっちもやられる

メフィリア「ラウラ待って・・・」

アンジェミラ「早すぎるって」

新兵とは言えラウラはこの時間帯が危険と感で察しており
物凄いスピードでキヨラと合流を目指すラウラは前へ出て・・・
メフィリアとアンジェミラが必死に後をつけていた。

二人はそんなに急がなくてもと思っていたが・・・
ラウラは聞く耳を持たないでキヨラどの合流を急いだ

「第一次迎撃部隊壊滅」

「第二次迎撃部隊を出撃させろ、奴らは弾薬が少ないはずだ」

監察軍師団による強襲部隊は殲滅させられたのを受けて
第二次迎撃部隊を出撃させていた

既に各所では他の偵察部隊が攻撃を仕掛けており・・・
キヨラ達と同様に有利に戦況を進め、迎撃部隊を壊滅させたが・・・
弾薬を使い消耗してしまった・・・・

第二次迎撃部隊を出し更に消耗を強いれば本隊を攻撃はできない。

その隙に攻撃対象のゼントラーディ軍艦隊を襲撃すれば・・・
完全にこの戦いの主導権を握ったのも同然だ  

迎撃部隊は師団長の意図の元、キヨラらの攻撃に向かっていった

キヨラ「流石に待たせたね・・ヒヨッコども・・・」

ラウラ「いえ・・・大丈夫です、キヨラ隊長が無事であれば」

キヨラ「ふーん、そう」

ラウラ達は迎撃部隊を撃滅したキヨラと合流した。

目の前にいるキヨラは、迎撃部隊を単騎で撃滅した正真正銘のエース
最初は舐めていたラウラだが、目の前にいるキヨラを見て震えた・・・

ーもし自分がキヨラの敵として対峙して生き残れるだろうか?
ー答えは不可能、生き残れるはずがない
ー味方でいたら頼もしいが、敵にいたら恐ろしい

キヨラに頼もしさと恐ろしさを両方覚え・・・・
できる限り舐めた真似はしないでおこうと思った・・・

キヨラ「ベルタリア3級空士長・・・・震えてるけど大丈夫?」

ラウラ「は・・・はい、大丈夫です」

キヨラ「私の部隊の中では君は下っ端だけど、君より下の階級の兵を指揮する事あるからそんな態度を見せたらダメだよ」

ラウラ「申し訳ございませんでした。」

言われている事にしっかり、返事して謝る・・・・
キヨラに畏怖するラウラはそう考えた・・・

逆らってはいけない、逆らっては自身が死ぬ事になる

戦って死ぬのはゼントラーディ人の本能的に名誉だが・・・
逆らって消去刑になって死ぬのは不名誉すぎる・・・
ラウラは心の底からキヨラを恐れ、逆らえなくなってしまった

キヨラ「ベルタリア3級空士長、そんなに不安がらなくてもいいわ」

ラウラ「えっ!?」

キヨラ「初陣で死ぬなんて事はないから、安心して・・・・実力が本物であれば」

震え不安がるラウラにキヨラは実力が本物であれば死ぬ事がないと諭した

この初陣でラウラ達はまだ敵と交戦しておらず・・・・
監察軍迎撃部隊との戦闘は全てキヨラがやってのけた
これは手本であり、ラウラ達はこれからである

キヨラの言う通り実力が本物であればラウラ達は初陣で死ぬ事はない

死ぬ事はないのはラウラ達が初陣を生き残れる運と実力があればの話だが

メフィリア「レーダーに多数の敵、まさか」

キヨラ「いよいよ君等の出番だよ、生き残れる実力があるかを見せてね」

そうしているうちに迎撃部隊第二陣が来襲した。

数はラウラ達の圧倒的倍の数を誇っており・・・・・
その姿を見たメフィリアとアンジェミラは震え・・・
ラウラは固まってしまった。

予想以上に大軍な監察軍、そんな連中に勝てるのか?
メフィリアとアンジェミラは固まってしまったが・・・

ラウラ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ、やるしかない!」

メフィリア「ラウラ?」

アンジェミラ「ちょっと?」

ラウラが叫び声をあげて突撃した。

突然の出来事にメフィリアとアンジェミラは、固まってしまったが・・・
そうこうもしているうちにラウラは敵陣に突撃してしまった。

メフィリアとアンジェミラは突撃をしていくラウラの後ろを見続けたが・・・

キヨラ「二人共、ラウラを追いかけなさい」

メフィリア「で・・・でも」

キヨラ「これは命令です、素直に従いなさい。」

アンジェミラ「サ・・・エスケスタ(りょ・・・了解しました)」

キヨラ「それでよろしい」

後ろから見てたキヨラからラウラを追いかけろと命令した。

二人は最初戸惑っていたが、キヨラの底知れぬ威圧感により・・・
体をビクッとしながら、ラウラの後を追いかけていった。

しばらく二人の様子を見守ってたキヨラも、敵陣に向かって突撃した。

ラウラ「見えた、あれが敵部隊か!」

敵陣に突撃したラウラは無数の敵を視認した。

数は自身より圧倒的に多く、一人で相手に出来るような相手ではない
勢いで突撃した事を後悔したが、今背を向けると背後から敵に撃たれる

このような結果になってしまい、ラウラは自身の無鉄砲な行動に後悔を覚えるが・・・

例え製造されてまもなく死ぬことになってもやるべき事はやって死のうと思った

「ゼントラーディ軍だ!」

「厄介な高機動型だが、数はこちらが上損害は出るが圧勝できるぞ!」

突撃してくるラウラの姿を監察軍のバトルポッドで編成された迎撃部隊が確認した。

数はラウラの何百倍程であり、確実に勝てたいと言わざるえない程の数だ。
監察軍の指揮官は損害出る事を想定はした・・・確実に勝てると踏んで・・・
ラウラを取り囲むように部隊を展開した

監察軍の大軍にラウラは震えていたが・・頭の中で何機かロックオンするイメージが浮かび

ラウラ「先手はとった、やってみせる!」

接近してバトルポッドを手前2機をパルスレーザーで撃墜
上昇し右翼に機体を動かすと、3機とジグザグ機動で5機撃墜に成功した。

監察軍はラウラによる損害を想定してた為、進撃は止まらないが・・・

ラウラが素早い高機動型のバトルスーツに乗っている為か・・・
撃墜する事が出来ず、素早い動きで踊るように戦うラウラを撃墜する事ができず
一方的に屍の山を増やす結果になってしまった。

メフィリア「ラウラが囲まれてる」

アンジェミラ「でもこのまま突っ込んだら」

メフィリア「突っ込まないと、ラウラが死ぬし背後から狙われる。もうやるしかない」

ラウラを追いかけて戦場に到着したメフィリアとアンジェミラ・・・
そこで目にしたのは孤軍奮闘しているラウラの姿だった。

アンジェミラは無数の敵に突っ込む事を恐れて行動できずにいたが・・・
ここまま放っておくとラウラが死ぬもしくは背後から襲われる事を危惧したメフィリアは
勇気を振り絞って敵陣に突撃し、ラウラ救援に向かった。

メフィリアの動きに躊躇ったアンジェミラだが、数秒後・・・後に続いた

ラウラ「数が多すぎて、そろそろきつい。レーザーのエネルギーもミサイルの量も」

メフィリアとアンジェミラの二人が向かっている頃  
孤軍奮闘で監察軍と戦っていた。

戦況はラウラ優勢に進んでいたが・・・
数で勝る監察軍にどんどん圧されていった
このままでは負けてしまう、そろそろきつい
本気で考えた程、ラウラの戦況は追い込まれた。

もし誰かが入ればと・・・考えていると

ラウラ「!?他方向から攻撃!?誰が!?」

アンジェミラ「ラウラ!!」

ラウラ「メフィリア!アンジェミラ!?」

メフィリア「援護するわ、だから死なないで」

監察軍のバトルスーツと戦闘ポッドを斜め上からメフィリアが撃墜し・・・
アンジェミラと共に戦場に参戦した。

二人は特に意識しているわけでもないが、上手く連携を取れており・・・

ラウラに対する包囲を撃破撃墜しながら突き進んでいった。
撃墜した数は二人合わせて10機ぐらいの少数であるが・・・・
驚いた監察軍は道をおもわず開けてしまう程の猛攻であった

ラウラ「よくここまでこれたわ。新兵なのに」

メフィリア「それを言うならお互い様でしょ」

アンジェミラ「初陣で死んだなんて、不名誉な真似・・・私もしたくないし同期のやつは見たくないし・・・」

メフィリア「そうでしょラウラ!?ここは連携して乗り切ろう!」

ラウラの元に到達したメフィリアとアンジェミラは周辺に展開した

戦場に到達した二人を見たラウラは驚くが・・・・
二人からしたら先に突撃して孤軍奮闘してたラウラに驚いていた

初陣にして孤軍奮闘できる実力をもっている・・・・

何故か知らないが、二人はラウラの現在進行形の活躍が・・・・
並の新人兵士ができるような芸当ではないのを知っている
もし上手く連携し戦えたら、生き残れる可能性が高まる・・・
二人はそう考えラウラに連携を持ち掛けた

ラウラから見ても二人が敵陣突破して自身に合流できた事を・・・
並の新兵ではできない芸当であり、二人は実力は平凡より上だが・・・
連携したらとても強力な戦力になる・・・・

そしたらどんな戦場でも生きていけそう・・・・
とラウラは考え、メフィリアとアンジェミラとの利害が一致した。

利害一致した3機はデルタフォーメーションに近い編隊を組んだ。

「2機増えたとて、こちらが有利・・・しかし相手は少数相手だ何をしている!?」

「何分、相手は高機動のバトルスーツでして・・・・」

「言い訳はいい、相手は少数こちらは大軍だなんとしても落とせ!」

ラウラと合流した二人合わせて3機のクァドラン・ローに翻弄される・・・・
監察軍指揮官は焦っていた・・・・・

早々に敵を撃退しゼントラーディ軍第53分岐艦隊に悟られないようにしたがったが・・・・
そろそろ悟られて別働艦隊が第53分岐艦隊からの迎撃を受けてしまう・・・
艦隊に報告される前に殲滅しなければ、本隊の任である殿に影響が出てしまう結果になり・・

監察軍の戦線維持ができなくなる・・・・・

そうならないようにしなければと・・・・・焦っていたが・・・・

「うわっ!?」

ラウラ「そろそろ弾ないんだ、私が初陣生き残る為に死んでくれ!!」

「がっ・・・・・・」

いつの間にか接近していたラウラに、腹部を銃撃されてしまった。

ラウラは監察軍の迎撃指揮官の腹部を銃撃した後、おもいっきり蹴り上げ・・・・
密集する監察軍部隊にぶつけた、ぶつかった複数の機体を誘爆させ撃墜した。

指揮官がやられた事で監察軍の陣形が乱れ、戦場の風が変わった。

メフィリア「アンジェミラ、ラウラを掩護」

アンジェミラ「了解!って何故指揮?」

メフィリア「んーなんとなく」

二人は躍り出て戦うラウラのバックアップに入った。

士気が上がってるメフィリアはアンジェミラに命令を出し・・・
同期であるアンジェミラは命令を出すメフィリアに不思議に思いつつ・・・
ラウラに近づく監察軍部隊を排除していった。

キヨラ「見込んだ通りに活躍しているね、あのヒョッコ達」

遠目から見てたキヨラはラウラ達の活躍をある程度評価した。

3機で多数いる監察軍に善戦しており・・・
1機も損失なしで戦っている・・・・

キヨラはそんなラウラ達が活躍してくれる事を喜んだ。

中々いい手駒が我が部隊に配属された・・・・
特に切り込み隊長的役割を排除して担っているラウラがかわいいと思えた
今後どのような活躍をしてくれるか楽しみになってきた。

キヨラ「他の部隊も上手くいってるようだね、さてそろそろ終わるからヒョッコども耐えてね」

様子を伺ってたキヨラだったが、他戦線の友軍の様子と迫る一個中隊規模の監察軍を見て
ラウラ達のいる監察軍迎撃部隊との戦場へ向かった。

そろそろ戦闘は終わる・・・・

キヨラは自分達の任務である本分を達成しており・・・・
これ以上戦場に長居する必要が無くなった。
後は撤退するのみ・・・・

自身の部下を戦場から離脱させるため、キヨラは迫る監察軍一個中隊を壊滅させ
部下達のいる戦地へ向かった。
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OPERATION1 ファースト・レコニッサンス

2021-07-15 13:34:18 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン ゼントラン編
ラウラ達がキヨラ隊に配属される前  
監察軍56基幹艦隊とゼントラーディ軍第118基幹艦隊の海戦があった。   

ラダート・レッベル司令率いる第52分岐艦隊
タルフ・ノルカ司令率いる第45分岐艦隊 
が壊滅しつつも、敵を壊滅させる事に成功した。

しかし  

退却する監察軍艦隊から落伍した艦艇がおり
ボドル基幹艦隊の進行ルート上にゲリラ攻撃を散発的に行っていた。
ゲリラ攻撃を行いつつ後退していた監察軍第56基幹艦隊だが・・・

複数の分岐艦隊を殿として配置し、ボドル基幹艦隊を足止めし
撤退し、部隊を再編してボドル基幹艦隊に反撃する作戦に出た。

ボドルザー総司令は全艦隊を停止し監察軍の殿部隊撃破のため
第53分岐艦隊と第29分岐艦隊を先遣隊として出撃させ
先遣隊を援護すべくいくつかの直衛艦隊から偵察部隊の出撃を命じた

キヨラ「緊張している?ヒョッコども」  

ラウラ「緊張してません、むしろ初陣がこんなに暇だとは」

キヨラ「バカ、偵察を馬鹿にするなよ。暇な時がありがたいって、まぁいずれ分かるか」

その中の一つがキヨラ隊であり、ラウラはキヨラに率いられ偵察任務に従事していた

ただ従事しているのはキヨラ隊本隊ではなく、ラウラら新人3人だけであり・・・
キヨラ式の洗礼、つまり部隊入隊歓迎パーティとも言ってもいいのだが・・・
特に敵が現れる様子もなくラウラからすれば退屈であり暇だと言ってしまう

そんなラウラにキヨラは叱咤するが、同時に笑い
今暇な時がありがたい時が来ると言った。

ラウラはキヨラが言った言葉の意味が分からなかったが・・・・
後に言葉の意味を知る事になった

一応はラウラら新兵3名とキヨラだけではあるが・・・・・・
本隊は別任務に従事している

しばらくして・・・

ラウラとキヨラ達が偵察していると前方に大艦隊が見えてきた。
艦隊は友軍の艦艇で構成されており敵ではないようだ

メフィリア「隊長、今我が軍の艦隊が前方に見えるのですが?」

キヨラ「第53分岐艦隊・・・・ガサブ・ギルサバス司令の艦隊ね」

アンジェミラ「あの艦隊は私たちと同じメルトラン(女)の艦隊で?」

キヨラ「いやゼントラン(男)よ、後で第29分岐艦隊と合流し、監察軍艦隊と接敵し会戦の予定よ。まっ軍規だから忘れて」

この艦隊は第53分岐艦隊と呼ばれる友軍艦隊であり・・・・
ゼントラーディ軍の男性兵士により編成されている

ラウラ達は女のゼントラーディ軍兵士しか見ておらず
男だけのゼントラーディ軍の部隊を見るのは今回で初めてだった。

キヨラ「まぁ私たちの任務は周囲の警戒、作戦宙域に第53分岐艦隊が到達できるよう周辺の警戒はしないとね」

『はい』

キヨラ「特に何もなければお前たちは今日は生き残れるのは確実だな・・・・」

ラウラ「特に何もなければ?」

今回のラウラ達の任務は第53分岐艦隊が作戦宙域到達までの援護
援護として、作戦展開地域にゼントラーディ軍の敵である監察軍の別動隊
もしくは伏兵部隊がいないかの探索を行う・・・・・

今回、それらがなければラウラ達は確実に無事に生還できるが

ラウラ「質問があります」

キヨラ「なんだ?言ってみろ」

ラウラ「私たち以外にも偵察任務を行っている部隊はいるのですか?それほど大がかりなら私たち以外にも」

そうした中でラウラはキヨラに疑問に思ったのか質問をした。

自分たち以外にも偵察に従事している部隊はいるのかと・・・・・

第53分岐艦隊が第29分岐艦隊に合流し大掛かりな作戦の為に
敵別動隊や伏兵の警戒に自分達以外の部隊がいないはずがない
もし自分達以外いないのなら警戒網はガバガバすぎる・・・

ラウラはキヨラの話を聞いて思った疑問だ

そんなラウラの疑問にキヨラは・・・・・

キヨラ「私達だけじゃないに決まってるでしょ、あちらさんにも警戒部隊いるし・・・私達メルトランの部隊にも私達と同じような事をしている部隊あるわよ」

ラウラ「私達のように私やメフィリア、アンジェミラのような新兵・・・・・・」

キヨラ「引率している部隊ばかりじゃないわ、経験の積んだ兵もいるわ」

ラウラの疑問にキヨラは自分達以外の部隊がいると答えた。

当然ならが2個分岐艦隊が投入される作戦に小隊だけで警戒するわけがない
分岐艦隊には独自の警戒部隊や偵察部隊が展開しているし・・・・
ラプラミズ艦隊や他の直衛艦隊からも各小隊規模の部隊が展開している・・・・

ラウラ「ならば他のキヨラ隊の隊員もいていいはずです。それは出撃しているんですか?」

キヨラ「分かりきっている事を質問するなバカが!!」

ラウラ「!?」

キヨラ「隊長である私がお前らのような手を血で汚してない新兵だけ引き連れ、警戒任務に従事していると思っているの???」

メフィリア「た・・・・隊長・・・・」

キヨラ「我が隊の本隊はこの作戦に関連して別任務に従事している、お前ら新兵に参加させるわけにはいかん」

ラウラはどんどんキヨラに質問にした結果、怒らせてしまった。

キヨラからすれば隊長である自分が本隊を蔑ろにし尻の青い新兵を率いて
偵察任務に従事しているわけがないのは新兵でも分かる事と思っている・・・・
本隊は指揮系統を副官2名で二チームに分け作戦に参加させている・・・・

それを察する事が出来ないラウラに怒りしか感じられなかった。

そんなキヨラの対応にラウラは・・・・・・

ラウラ「キヨラ隊長・・・・厳しい対応」

メフィリア「あそこまで言わなくてもいいのに・・・・・・」

アンジェミラ「理不尽よ・・・・・」

ラウラ「でも私はあの理不尽な隊長に見返したくなったな、もし敵と遭遇したら私の実力を見せつける」

むしろ燃えていた。

製造されたての新兵ではあるが、キヨラに実力を見せつけ・・・
見返してやりたいと言う人生最初の目標が出来た。

ここまで侮辱されたんじゃ、舐められるわけにはいかない・・・
必ず敵を倒し、生還してやる・・・・
それまでに死んでなるものかと・・・・・

ラウラは決心した・・・・・

その後もラウラ達は哨戒や偵察を続けた・・・・・・・

しばらくは平穏を保っていたが・・・・
右翼に展開していたメフィリアが何か気が付いた

メフィリア「隊長、何か接近します」

キヨラ「規模と反応は・・・・・・・デブラン(敵)、やるぞ」

アンジェミラ「やるぞって」

キヨラ「例の別働隊だ、貴様らが生き残れるかどうかは貴様ら次第だ!行くぞ!」

レーダーに複数の反応・・・・
キヨラも反応し、しばらく様子を見ると否や直ぐに敵と判断し動き出した
ラウラ達はキヨラの素早い反応に戸惑ってしまうが・・・・・

そんな事を気にしてないのかキヨラは先陣を切って突撃した

「師団長、ゼントラーディ軍艦隊を確認」

「よし・・・・これより強襲を仕掛ける、護衛部隊を引き離して本隊を攻撃を支援する」

その頃、監察軍による一個師団による強襲部隊が第53分岐艦隊目掛けて接近していた

監察軍分岐艦隊によるゼントラーディ軍艦隊との決戦に備え・・・・
ゼントラーディ軍の戦力を可能な限り引き寄せるための陽動部隊であり・・・・
練度を誇るバトルスーツによる精鋭部隊であった。

数は2千と言う大部隊に見えるが・・・・・・
艦隊全体に比べたら小規模部隊である・・・・

師団長を含めこの時、ゼントラーディ軍に気が付かれてないと思っており
このまま奇襲を成功し、監察軍の勝利間違いなしと思っていたが・・・
監察軍強襲部隊目掛けて、キヨラが接近している事を知らない

メフィリア「嘘、あの大編隊に攻撃仕掛けるの?」

キヨラ「バカ・・・・ほかの偵察隊も加わるわよ」

アンジェミラ「でもこの数相手じゃ・・・・・」

キヨラは意気揚々に監察軍強襲部隊に迫っているが・・・・
アンジェミラとメフィリアは圧倒的な数の監察軍に怯えていた

まさか自分達数人で数千機いる監察軍に挑むのは

自殺行為も同然・・・・・
二人はキヨラをなんて命知らずの危険人物なんだろうと思った

キヨラ「ラウラ・ベルタリア!!」

ラウラ「は・・・はい」

キヨラ「怯えてるのか?臆病者が・・・・・」

ラウラ「な・・・・私は臆病者じゃありません」

キヨラ「結構だ・・・・・」

ラウラは真顔で何も喋らずにいたが、キヨラに・・・
怯えているとかと言われると急に怒った顔をして・・・
冷静的な怒りを露わにして抗議した。

怒りを露わにしたキヨラは満足そうな顔をして結構だと言う・・・・

キヨラ「お前みたいな生意気な奴はいい兵士になれるな」

ラウラ「何・・・・・・・」

キヨラ「そうそうそれそれお前はバカだが、戦場で生き残るだけの根性はある・・・・死ぬじゃないわよ」

ラウラ「・・・・・・・了解」

ラウラはキヨラから死ぬなよと言われた・・・・・・・
いい兵士になれる・・・・・・・・お前はバカだか戦場で生き残るだけの根性はある・・・
半分馬鹿にしていて、ラウラは腹が立ったが・・・・・・

これから人生最初の死地へ赴く・・・・・腹が立ってはしょうがない
半分激励しているつもりだから、素直に受け入れ・・・・・・
戦場を生き抜くしかない・・・・

キヨラ「これより戦場に突撃する、バカども私から離れて戦うなよ。死ぬぞ」

『ハッ』

キヨラ「ラウラは私の後方、メフィリアは右翼、アンジェミラは左翼・・・・・散らばるなよ」

まもなく敵と接敵・・・・・・

メフィリアは右翼に展開し、アンジェミラは左翼に展開・・・・
残るラウラはキヨラの後方に展開し監察軍に攻撃を仕掛ける・・・・
集団戦法を取りつつ、敵を翻弄するのがキヨラのプランであり・・・
ある程度長く・・・・戦い続けるつもりらしい・・・・

戦力差は4対2千という事もあり・・・
キヨラ達は圧倒的不利な位置にいる・・・・

どう見ても自殺行為・・・・・・
とは言え死にたくはないのでキヨラや僚機と離れずに・・・
これからの戦場を生き抜かなければならない・・・

「レーダーに反応、ゼントラーディだ」

「見つかったか、数は4機蹴散らせ!!」

ラウラ達の進撃は監察軍師団に察知された・・・

察知した監察軍師団はすぐさま迎撃部隊を向かわせ・・・
進路上を塞ぐかのように立ち塞がった

数は40機であり、師団側からしたら小規模であろうが
4機しかいないラウラ達からしたら大部隊である
それを見ていたキヨラは

キヨラ「一瞬で戻ってくる編隊を崩すなよ!」

ラウラ「一瞬で戻ってくる?それは・・・って」

メフィリア「い・・・行っちゃった」

随伴するラウラ達に編隊を崩さず進撃するように命令すると
物凄いスピードで一気に前へ突撃していった。

あまりにも突然の出来事でラウラ達はただ前を見てるだけだったが

ラウラは・・・・・

ラウラ「私達に命令しておいて、なんなのあれ?」

メフィリア「ラウラ落ち着いて」

アンジェミラ「そうよ、ね・・・落ち着こう」

ラウラ「そ・・・そうだな、落ち着くよ」

キヨラの命令に反発し自分も前に向かって突撃しようとしていた。
それを見たメフィリアとアンジェミラはラウラを諌め・・・
命令どおり編隊を組んで監察軍との戦闘に答えた

この間にもラウラはここで活躍しキヨラを見返そうと考えていたが

キヨラ「さぁお遊びの時間と行こうか!」

猛スピードで進んでいたキヨラが迎撃してくる敵部隊を恐れずに
ジグザグ機動により、クァドラン・ローのパルスレーザーで適当に敵機を撃墜した

物凄いスピードであり、監察軍の戦闘ポッドと精鋭のバトルスーツが瞬殺
監察軍の迎撃部隊の間を通り、キヨラを攻撃するはずの攻撃が味方に命中し
フレンドリーファイア連発し、混乱が発生

その隙をついてキヨラの一撃離脱戦法、ジグザグ機動を駆使した戦術により
監察軍迎撃部隊はほぼ壊滅、それを確認したキヨラはラウラの所に後退した

ラウラ「あれがキヨラ・テキーヴァ1級空士長の実力か」

キヨラの戦い方を見たラウラはメフィリアとアンジェミラと共に震えていた

自分が見返したい相手がここまでの実力があったとは
製造されたてとは言え平均的な知能もあってか、今のキヨラの実力の凄さが理解できた

もし敵であれば確実に生き残る事は出来ないだろう

製造されたての新兵であるラウラは今の戦いを見て思った。
これから初陣に入る、キヨラ程ではないが優秀な成績を納め生き抜いてやろう

ラウラはそう決心し、メフィリアとアンジェミラと共にキヨラと合流を急いだ
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プロローグ、蒼い髪のメルトラン

2021-02-28 14:31:59 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン ゼントラン編
【西暦2021年】

ラウラは長きに渡ったゼントラーディ人としての人生を終えた。
地球人類よりも大きかった身体はマイクローン化し、地球人と同等身長となり
地球人女性の着る制服に着替え直した。

ラウラ「もうこの大きさに戻る事がないんだな」

マイクローンになったラウラはゼントラーディサイズの戦友達の姿を見て
かつての大きさだった頃の自分との別離を悲しんだ。

人間換算で23年過ごしたゼントランサイズの身体
誕生からついさっきまで人生の大半を過ごしてきた身体でだった
だけど、マイクローン化した事によりその身体は失われた

そして地球人と同じサイズの身体を得た。

「ベルタリア曹長、これを」

ラウラ「これは?」

「身分証とキャッシュカードなどの物です、軍が保管してました。マイクローン化した事により、必要なので渡しておきます」

それだけじゃない、身分証や銀行のキャッシュカードも渡された。
キャッシュカードには新統合軍編入から今日までの給料が入っており・・・
マイクローン化したラウラが生活に困らないだけの金額が入金されていた。
むしろ、10年以上勤務していたので不自由はしないくらい入っている

ラウラはそれを受けとると、一時的な寄港地であり・・・・
新統合宇宙軍アポロ基地に向けての旅に出る。

ラウラ「不思議だな、マイクローンの身体と言っても何も変わらない」

マイクローンとなった今の自分だが、感覚は多少違うが・・・・
殆ど違和感がない、むしろ安定を感じる

以前と変わった事をあげるならば
ゼントランである自分が入れなかった場所に入れるようになり・・・
こうして席に座ってリラックスしている。

何よりも・・・・

「ベルタリア曹長、食事と飲み物です」

ラウラ「食事?」

食事が全然違う

ゼントラン時代に食べていた物よりも種類が豊富であり
見映えもいい、初めて見る食べ物ばかり・・・・
いい匂いもするし、初めての感覚だけどもの凄く興奮する

味は・・・・

ラウラ「美味しい、初めてだけど美味しい。飲み物のコーラ美味しい、地球人」

かなり美味しい
ゼントラーディ軍時代に食べていた食事よりかなり美味しい

地球人がこんな美味しい物を食べていたなんて・・・
なんかズルいなとラウラは思った。
ゼントラーディ軍時代にいてどのくらい経ったかは・・・
11.5ターム(地球人換算23年)くらいだけど・・・

ラウラ「なんか人生無駄にした気がするな・・・・もっと早くマイクローン化していればな・・・・」

もっと早くマイクローン化していればよかった。

こんなに美味しい食べ物に巡り会う事ができたのに・・・
食べ物だけじゃないいろんな楽しい事もできたし・・・
いろんな事を学ぶ事ができたのに・・・・

とラウラは後悔してしてしまう。

なんせずっと戦いばかり追い求めていたから

可変戦闘機=愛称バルキリーに出会う事がなければ
マイクローン化しなかった・・・・・

ラウラはそう思いながら食事を終えると・・・
眠りについた・・・・

眠ったラウラは23年前の自分が製造され・・・・
初めてこの世を見た記憶の夢を見始めた

【23年前、1998年】

ラウラ・ベルタリア
ゼントラーディ軍人員製造衛星ゼントラーディ合成クローンシステムにて誕生
クローン兵士であったラウラは製造間もなく、3級空士長と言う階級を与えられ
他の姉妹と別れ、ゼントラーディ軍ラプラミズ直衛艦隊キヨラ機動戦隊に配属となった

蒼いショートカットが特徴であり・・・
ボーイッシュでクールな雰囲気を漂わせる女性のゼントラーディ人であり・・
ツンとしたような勝ち気な表情をしている

そんなボーイッシュタイプのゼントラーディ人の一人
ラウラが配属され、他の補充兵と共に部隊長のキヨラに謁見した

ラウラ「ラウラ・ベルタリア3級空士長であります。」

キヨラ「ラウラ・ベルタリア、生意気そうな顔をしている」

ラウラ「生意気でありますか・・・・・」

配属されて早々、キヨラから目をつけられた
どうやらラウラの表情が生意気そうな顔をしていると言うのが理由のようだ。
キヨラから生意気そうな顔をしていると指摘されたラウラはムッとした。

配属されて早々、こんな事を言われるなんて思いもしなかった

キヨラ「まぁ生意気で結構、これからの活躍に期待している」

ラウラ「はぁ」

キヨラ「何をしけた顔をしている?」

ラウラ「いえ・・・・てっきり、私を馬鹿にしているのかと・・・・」

キヨラ「してないしてない、中々面白いのが来た・・・・それだけだ」

これはキヨラなりの歓迎の方法であり
配属されたラウラは期待できる人材と見ており・・・・
キヨラは今後のラウラの活躍に期待していた。

そんなキヨラの気持ちが分からないラウラは・・・・
今のキヨラの反応に戸惑っていた・・・・

これが自分の上官になる人とは・・・・・・

ラプラミズ「新しい新兵はどうだ?キヨラ・テキーヴァ1級空士長?」
ゼントラーディ軍ボドル基幹艦隊ラプラミズ直衛艦隊司令ラプラミズ

キヨラ「ハッ・・・中々いい人材を頂けました。ありがとうございます。」

ラプラミズ「ほぅ・・・・中々いい人材が入ったか・・・・」

キヨラ「生意気そうな雰囲気をしていますが、あれは中々いい兵士です。監察軍と激しい戦闘を経験しても無事に初陣は生き残れましょう。」

ラプラミズ「そこまで言うとはな・・・・」

その頃、ケアドウル・マグドミラ艦橋では・・・・
キヨラがラプラミズに配属された新兵の件で報告に来ていた。

ラプラミズから新兵はどうだと聞かれると
嬉しそうにキヨラは中々いい人材が来たと報告し感謝の言葉を述べた
前から優秀な部下を欲しかったのでラプラミズの配慮には感謝しかない

当のラプラミズ本人は司令官として当たり前の事をしただけで
特に深く考えてない

同期のミリアとデパラの部隊に優秀な兵士を配属している事もあり
バランスよくする目的がある
それ以上はない

ティレノール「さっそくだが、テキーヴァ1級空士長。貴様の部隊の小隊を偵察に出せ」
ティレノール・ナリフェーノ.ゼムー1級記録参謀

キヨラ「偵察ですか?さっそくとなると誰を・・・?」

ティレノール「補充兵だ。引率は貴様自身で行う事。」

ラプラミズの副官で記録参謀のティレノールは補充兵の初陣として偵察任務を命じた
これはラウラ達、補充兵の新兵に向けての初陣であり・・・・・
技量を試す試験・・・・・・

キヨラの言う通り新兵が優秀であるならば初陣でも生き残れるはず・・・・

そうティレノールはキヨラが引率し偵察任務を与え・・・・
ラウラら新兵の実力を試そうとした

ラプラミズ「新兵だぞ、出来るのか?なぁキヨラ?」

キヨラ「当然です、心配であれば私が補佐して育てますので。ミリアやデパラに誇れる兵士として育てあげます」

ラプラミズ「ほぅそれは期待だな。」

ティレノール「そうか、楽しみにしてますね」

上官からの命令にキヨラは自信満々に出来ると返答

これからが期待の兵士、期待外れか期待どうりか·········
初陣に連れていけば分かる

むしろ、考えずとも分かる
確実に生き残り経験を積むと
仮に死んだとしても見込み違いだと思えばいいし
また新しい補充兵に期待すればいいだけと事

キヨラは心の中で考えつつラプラミズらとやり取りした。

メフィリア「はじめましてだね」
メフィリア・ラリアス3級空士長

ラウラ「はじめまして、貴方は?」

メフィリア「私はメフィリア・ラリアス、君と同じキヨラ隊に配属になった補充兵よ」

アンジェミラ「私はアンジェミラ・ランケス3級空士長よ。」
アンジェミラ・ランケス3級空士長

その頃、ラウラは補充兵である二人のメルトランと会話していた。
二人はそれぞれメフィリアとアンジェミラと名乗り、お互い敬礼した。

この二人も製造されたての兵士でありラウラと同い年だっただけに
出会ってすぐ仲良くなり、ラウラを初めとする三人はいい戦友になりそうと思った
下手したら別れはすぐ訪れるかもしれないが

ティレノール「貴様ら並べ!キヨラ1級空士から貴様らに最初の命令が出るよく聞いておくのだな」

そうした中

赤い長い髪のティレノールがいきなりやってきて
直属の上官であるキヨラから命令があるから聞けと言ってきた。
ラウラ達が記録参謀であるティレノールを見るのは初めてで

最初に思った事は

『いきなりなんだ?・・・このチビは?』

だった

記録参謀クラスのゼントランは赤い髪に小柄で
力はそこまで強くないが・・・
博識過ぎる知識と作戦立案能力があり・・・

ゼムー1級記録参謀は事実上の艦隊司令官の副官であり
ラウラはおろかキヨラよりも立場は上だった

そんな事は知らずか
メフィリアが文句言おうと前に出た

メフィリア「ラック?おいこのチビ・・・・・いきなり・・・・ぐ・・・」

キヨラ「貴様、命令を聞け!」

ラウラ「メフィリア!?た・・・隊長いきなり何を・・・!?」

アンジェミラ「何故、メフィリアを殴ったのですか?」

キヨラ「口を慎め、ラウラ・ベルタリア、アンジェミラ・ランケス。この方は記録参謀閣下だ!」

文句言おうとしたメフィリアだが・・・・
横からキヨラにぶん殴られてしまった。

殴られたメフィリアに近づいたラウラとアンジェミラは睨みながら
キヨラに何故メフィリアを殴ったのかと聞いた・・・・
いきなり殴るのはいくら上官でも酷い・・・

とラウラ達は思っていたが・・・
直後のキヨラの言葉を聞いて青ざめた

記録参謀・・・・・目の前にいるチビは上官
製造されたてだけど記録参謀が上官なのは知っている・・・
まさかこのチビだとは・・・・

ティレノール「今まで同じ反応した新兵見てるので気にしてません。ですが・・・メフィリア・ラリアス3級空士長、次は消去刑です。」

メフィリア「す・・・・すいません」

ティレノール「よろしい、キヨラ・・・・・私が話した作戦内容を」

キヨラ「ハッ」

ティレノールはメフィリアの無礼をそこまで気にしておらず
次同様な事をしたら死刑にすると忠告した事に留めた。

まだ作戦開始する前であり、まだメフィリアの実力を見ていない
ここで殺してしまっても、無意味だし・・・・・
むしろ兵士としての利用価値があるうちに無駄な死で失いたくない
とティレノールは考えていた。

そんな事はさておき
ティレノールはキヨラにラウラ三人に作戦内容を言うように指示
キヨラは指示に従い、ラウラ達を並ばせ作戦内容を説明した

ラウラ「偵察が初陣ですか?」

キヨラ「そうだ。貴様ら新兵はまずは初陣を生き残る事だ。当分は偵察を何回かやってもらう。」

メフィリア「艦隊決戦とかに参戦は・・・・・・」

キヨラ「それは分岐艦隊が基本としてやってるため、我々はそこまで参加しない。」

ラウラ「っ・・・・・」

偵察任務の説明を聞いたラウラ達は不満に感じた。

初陣がただの偵察が任務だとは・・・・・・
ゼントラーディ人の本能的にも納得がいかない・・・・・
何故偵察だけなのか、なぜ偵察だけなのか・・・・・

キヨラに抗議するも・・・・・
直衛艦隊の現状を説明され、ラウラ達は唸ってしまう・・・・・・
基本の戦闘は分岐艦隊で直衛艦隊はそこまでないと・・・・

ティレノール「作戦はキヨラが説明した通りだ、さっそくやってもらうぞ。まぁ敵と遭遇して生き残るかどうかは、正直不安ですけどね。」

キヨラ「各員、私の部隊員との会合は帰還後にする。更衣室に迎え、着替えたら貴様らの愛機に乗り込んで出撃だ!いいな!」

『サ・エスケスタ』

ラウラ達の不満は解消されてないまま出撃の流れになってしまった。
更衣室でパイロットスーツに着替え、格納庫で愛機に乗り込んで出撃する・・・・

そして初陣である偵察任務に従事する・・・・・・・

地味な任務・・・・・・ラウラはこれが初陣だと思うとため息を吐いた・・・・・・・・

だけど逆らうわけにはいかない。
ゼントラーディ軍の軍人である以上、命令は絶対・・・・
ラウラはほかの二人と共にキヨラの後ろに付いていき更衣室に向かった。
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