マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

休み謳歌する人と仕事する人(プラス短編)

2019-12-16 05:03:05 | マクロスほのぼのオムニバス
イ・エラ

新統合宇宙軍少尉
2002年12月12日.韓国ソウルに生まれたアンサーズ隊員。
16歳にして軍幼年航空訓練所へ入隊・・・・
優秀な成績もあってか、短期間で訓練満了し地球.鳥山宇宙軍基地に配属。
北部地域掃討戦などの雑務に参加。

桐原茂人予備役少佐に目に留まり、アンサーズ隊員となるため・・
宇宙軍第6機動艦隊第6統合艦隊護衛飛行群へ配属。
アンサーズメンバー全員結集後、正式にアンサーズ隊員になる。

大人しく真面目な性格であり・・・
奇襲などの想定外などの事案でも取り乱さない優秀を部隊内で発揮。

十分すぎる程、部隊に貢献しているのだか・・・・

エラにはある悩みがある
それは・・・

エラ「私って地味なのかな・・・」
新統合宇宙軍アンサーズ隊員イ・エラ少尉

アリサ「地味って少尉、突然何を・・・」
新統合宇宙軍アリサ・バレンタイン准尉

エラ「ベルタリア准尉や吉野大尉、桐原隊長と比べたらキャラが薄い気がするのよ。」

アリサ「いや~、あの人達が突発的にキャラが濃いだけかと・・・」

自分が地味ではないかと言う事・・・
第2小隊副官として本多義輝中尉を支えてきたが・・・
ラウラと大樹の二人、更にキャラが濃い茂人・・・

最近、ロザのキャラも強くなり・・・
自分が地味キャラではないかと認識し、焦り始める。

このまま本当に地味なままでいいのか?
エラは疑問と焦りの混じった感情を抱くようになり・・・
ストレスを抱えるようになってしまった

アリサ「だからと言ってもあたしに言われても困る。」

エリ「そこをなんとか、少しでもいいから協力して!」

アリサ「協力したいけど、自信ないよ。」

地味なキャラ脱却するにはいろんな人に頼るしかないが・・
アリサ自信も、そこまで目立つキャラクターではないと思っているので断る・・
力になってあげたいけど、力になる為の力がない。

地球からクラビウス基地に戻って休暇で出かける予定だけど・・・
エラを目立つキャラクターにする自信はない・・・・

気持ちわかるけど助けてあげられない
アリサが困っていると・・・

エミリー「どうしたのよ、二人とも・・」
新統合宇宙軍アンサーズ隊員エミリー・ニクソン中尉

『ニクソン中尉』

エミリー「何か悩んでいるようなら相談に乗るわ。」

幹部のエミリーがやってきた。
エミリーはエラとアリサが困っているので相談に乗ると言っている。

エラは事の詳細を話した。

地味から脱却したいと・・・・

エミリー「とにかく、惑星マリトラーンに旅立つ前に遊ぼうか。そこで私がエラちゃんの服装をコーディネートしてあげる。」

エラ「本当ですか?」

エミリー「任せなさい♪」

それを聞いたエミリーは自信満々にコーディネートしてあげると言った。
エラはエミリーの言葉に歓喜・・・・

目を輝かせるようになる。

エミリーは新統合宇宙軍オペレーター出身の21歳
アンサーズの女性陣の中では、最年長の23歳のラウラ・ベルタリアに次ぐ・・・
オペレーター時代はクラビウス基地統合管制室に勤務。

一度、バルキリー乗りの気持ちを分かろうと体験試乗した所・・
可変戦闘機乗りの良さに気がつき業務転換し、20歳にバルキリー乗りになる。

結構お洒落に気を使っており・・・
元気もりもりのラウラより落ち着いた大人の女性を出している。

そんなエミリーからのご指導は期待が持てそう。
エラはドキドキし、当日を待ちわびる。

アリサ「まぁニクソン中尉なら、いいコーディネートしてもらてるよ。」

エラ「うん♪」

アリサ「まぁ私は当日、一人気楽に・・・」

エラの喜びようにアリサは安心しました。

お洒落自慢なエミリーにコーディネートされるなら・・・
戦う女から大人的な美しい女になる

素晴らしい事だ!

それを安心したならば、一人で旅をと・・・

そう思ったアリサだけど・・・・

エミリー「あなたも同席よ、ついてきなさい。」

アリサ「えっ・・・・えっ・・・・えっ・・・えぇ?」

エミリー「あなたは休日の服装みたけど、軽いTシャツにショートパンツなってないわね。指導しないと。」

アリサ「あたしは結構です!失礼します。」

エミリー「もう、照れ屋なんだから。」

危うくエミリーからお洒落のコーディネートに無理矢理付き合わされそうになる。
アリサは休日はゆっくり過ごしたいし、その日は友達と久しぶりに会う日であった。
更に言えばTシャツとショートパンツの服装は気にってるし・・・

その事もあってか、アリサは無理矢理断りその場から去る。
エミリーは若干怒るが、それ以上怒る事無く・・・
そのままアリサを放置した。

そして

【クラビウス基地第8ゲート】

翌日
エミリーとエラは他の外出休暇を楽しむ面々と共に駐屯場に向けて並んでいた。
外出には外出許可証が必要であり、出入りには必ずやりとりしなくてはならない。

クラビウス基地は勤務者が多いため、休暇をとる兵士はかなりいれば・・・
クラビウスシティーの公共施設に仕事で行く兵士もいる。

その長い列を待つこと10分ようやく自分達の番になった。

「外出許可証を確認します、提示をお願いします。」

エミリー「お願いね~」

「分かりました。」

ようやくエミリーとエラの番になり・・・
ゲート付近に立つM4カービン銃を持つ警備兵に外出許可証を渡す。

警備兵による外出許可証の確認が終わると二人は敬礼し基地から出る。

そんな二人を見ていた人がいた。

ロザ「ニクソン中尉、張り切ってない?」
新統合宇宙軍アンサーズ隊員ロザ・ベサーズ准尉

ラウラ「いつもの事じゃない、地球人の女は何か本気出す時に凄いパワーが出るそう。」
新統合宇宙軍アンサーズ隊員ラウラ・ベルタリア准尉

ロザ「パワーね、っでラウラはどうする?」

ラウラ「今日こそはミリアに邪魔されずに過ごす、昨日はとんでもない目に遭ったからね。それと今日・・・大樹は会議だし・・・」

ロザ「なるほどね・・・」

ラウラとロザのゼントラーディ女子の二人。
昨日、ミリア親子に大樹と楽しんでいた釣りの代わりに・・・
今日、ロザと楽しく女の子らしくすごそうと考えていた。

外出許可証は惑星マリトラーンに向かうまでの間フリーパスなので・・・
いる間は好きな事をしようと考えた。

一方、昨日いた大樹とラウラが嫌がっているミリアは・・・・

桐原少佐「ジーナス中尉、これがマリトラーン情勢のニュースと細部の情報かい?」
新統合宇宙軍アンサーズ中隊長桐原茂人予備役少佐

ミリア「その通りよ、少佐。シーアンタレス隊と協力して、こんだけの情報が手に入ったわ。」
新統合宇宙軍ダンシング・スカル副隊長ミリア・ファリーナ・ジーナス中尉

作戦ブリーフィングルームでアンサーズ中隊隊長桐原茂人少佐と・・・
シーアンタレス隊副隊長の星村絵里中尉と共に今後について会議していた。

同席者には
相沢美弥.中尉・劉夢華.少尉・カゴメ・バッカニア少尉のアルタミラ側と・・
ダンシング・スカルとシーアンタレスの隊員合計4名がおり・・
ブリーフィングルームはかなり物々しい雰囲気となっていた。

星村絵里「今回の作戦は非常に選択肢を間違えると星間戦争に発展します、そこは理解してもらいたいですね。」
新統合宇宙軍シーアンタレス副隊長.星村絵里.中尉

吉野大樹「開戦とは物騒ですね。」
新統合宇宙軍アンサーズ副隊長.吉野大樹.大尉

星村絵里「今回我々が対処するテロリストはマリトラーン正規軍反統合派が関与していると聞いているわ・・派閥とは言えどもマリトラーン正規軍はマリトラーン正規軍。関与してたら我々新統合政府との条約違反かつ、新統合政府与野党と新統合軍のタカ派らはこれを開戦の口実にする可能性があるわ。」

吉野大樹「タカ派ねぇ。」

ミリア「一応親統合派のマリトラーン正規軍が事態究明の為に動くわ、それは安心して・・・」

話し合いは今回の任務の状況の変化によるリスクについて話し合う。

下手すれば開戦。
議員候補が死ねば、大混乱に乗ずるマリトラーン正規軍強硬派の政治的圧力
政情悪化、反統合思想を持つテロリズムの活発化など・・・

話は更に続き、両者はどう対処するか協議する。

カゴメ「ジーナス中尉か星村中尉に質問します。」
新統合宇宙軍カゴメ・バッカニア少尉

ミリア「どうぞ。」

カゴメ「戦争が起きた場合、我々は自治軍と共に戦うのでしょうか?」

ミリア「自治軍と共に戦うねぇ・・・モーア、答えなさい・・得意でしょ。」

星村絵里「私がですか?まぁいいでしょうけど。」

赤髪のショートカットの女性士官
カゴメ・バッカニアが突然立ち上がり、質問してきた。

戦争が起きた場合、アンサーズ含むARMD級宇宙空母アルタミラと・・・
派遣されたシーアンタレス隊とダンシング・スカル隊の隊員達は・・
現地統合軍と共に敵対組織になったマリトラーン軍と戦うのか・・・・

カゴメはそれが気になった・・・・・

星村絵里「我々は現地軍と共に戦うのは緊急対応であり、長期的に戦わず月面アポロ基地などの月面方面へ撤退します。」

カゴメ「撤退ですか?何故・・・・」

星村絵里「それは簡単、我々の直属の組織は月面方面軍ですし。宇宙軍総司令部です、アンサーズはクラビウス基地所属・・・白川提督の許可なしにマリトラーン軍を降伏させる為に長期的に戦う必要はありません。」

絵里は淡々と自分たちが長期戦に参加せず
目の前の驚異を排除しつつ、月面に撤退すると答えた・・・

なんとも納得のいかない答え・・・・

このまま引き下がったら、何も分からない・・・
もっと情報を引き出して真相を探ってやる・・

カゴメ「それでは民間人の保護は・・・・・?

絵里の言葉に納得しないカゴメは更に質問しようとする・・・

が・・・・・・

突然、ミリアと絵里の後ろにいる一人のゼントラーディ女性隊員が立ち上がった。

ミアン「バッカニア少尉、これ以上の詮索は一般部隊の管轄外ですよ。」
新統合宇宙軍ミアン・フローラン.少尉

カゴメ「管轄外?しかしそれでは!!」

ミアン「これ以上詮索するならば、内通者摘発法に基づき拘束しなくてはなりません。身の安全を守りたければ、これ以上の質問はやめてください。」

カゴメ「・・・・分かりました。」

絵里の部下であるシーアンタレス隊員
ミアン・フローランが激しい剣幕でカゴメを睨みながら淡々と言いたい事を言った。
流石に機密の奥深くまで質問する行為は禁じられている。

もしこのままカゴメが質問を続けていたらスパイ容疑として捕まっていた。

納得のいかない表情を浮かべていたカゴメだが・・・・
諦めて席に座った。

その後

更に会議は続きどう護衛任務につくのか話し合った。
多少もめたが、なんとか軌道にのり両者は最終的に合意に至った。

マリトラーン正規軍タカ派が関与する反統合組織に関しては・・・
ミリア達VF-Xが秘密裏に処理する・・・・
茂人達はスムーズに動けるように支援しつつ・・・
護衛対象を守る事に専念する・・・

と言う内容

そんな気難しい内容が話し合われたが・・・・

星村絵里「やっと、終わった~」

桐原少佐「お疲れ様でした、まだ事務作業があるので午後5時まで残る事になります。」

星村絵里「そんな~事務なんてやる必要はないのに~」

ミアン「副隊長、きっちり仕事を果たしてください。事務作業も立派な軍人の仕事のうちですよ。」

ミリア「そうよ、モーア。きっちり役目果たしなさい・・・・後、部下に押し付ける真似はなしよ。」

星村絵里「そこまでしませんよっだ!」

会議が終わると、一斉に固い表情から明るい表情になる人が続出した。

ある程度緊張感の高まる環境から解放されたからなのだろうか・・・
さっきまで厳しい表情を浮かべ冷静に喋っていた面々は普通にタメ口を使っていれば・・
プライベートの話をしている。

結構いろんな事が話されるが・・・・
やはり・・・・

ミリア「ところで、ラウラ達は?」

吉野大樹「ベサーズ准尉とお出かけ・・・」

ミリア「へぇ、お出かけね。昨日の件に関してかしら・・・」

吉野大樹「ありえますね・・・ジーナス中尉、俺は昨日の事は気にしてませんが・・・ラウラは気にします。特にあなたが関与しますと・・・」

ミリア「分かってるわよ、ラウラが私の事を目の敵にしてるの知ってるわ。」

吉野大樹「それが分かってるなら茶化すのは控えたらどうかと・・・」

ラウラの話に入ってくる。

ゼントラーディ軍時代からの付き合いもあってか・・・・
ミリアと絵里はラウラの休日に気になってしょうがない・・・

普通ならストーカーまがいだが・・・
ラウラもミリアと絵里、そして茂人の妻であるデワントンの休日に関心があり・・
言わばどっちもどっち・・・・

応対した大樹はいい加減、他の人にも関心持てやと思ってしまった。

その頃

【クラビウスシティー.ブティックエルメス】

エミリーに連れられたエラは戸惑いの表情を浮かべていた。
地味から脱却できるかと思いきや、完全に人形遊びするかのように・・・
自分の趣味の服をどんどん紹介しては、エラを無理矢理着させていく・・

エラはエミリーの言葉の正体を知り・・・
もう少し慎重になればなと思った・・

エラ「中尉、私はそろそろ・・・それにこの服は・・・」

エミリー「いいのいいの、5300ギャランの収入の中で安心して帰る値段の・・・」

エラ「あの・・・」

エラは別のお店行きたいが、エミリーの言葉の強さに押され何も言えなくなる・・・

正直服を選んでくれるのはありがたいけど・・
もっと別のジャンルのお店に行きたいが・・・やはりキャラに押される・・・

もうダメだこりゃと、エラは呆れてらしまった。

ラウラ「むっ、ホーカーのフレッシュジュース・・隠し味にパピリオンが入ってる。」

ロザ「流石グルメ通、隠し味に気がつくなんて・・」

ラウラ「グルメも戦場も一緒、僅かな事でも気がつかないと・・・やられてしまうので・・・」

ラウラとロザはジュースを飲みながら歩いていた。
二人は美味しい食べ物を食べたり、美味しい飲み物を飲んだりしていた。

この後も酒を飲む約束があるが、別の話・・・

惑星エデンで採れる果実ホーカーのジュースを飲みながら・・
ファッション街に入り込む。

ラウラ「・・・・・」

ロザ「あれイ少尉とニクソン中尉じゃない・・・ってラウラ・・・」

ラウラ「・・・・・・・・・・・」

ファッション街に入り込んだ二人だが・・・
ラウラはエミリーとエラの後ろ姿を見て言葉を失った・・・

過去にラウラはエミリーが・・・
あの趣味だと言う事を示す場面を偶然見ていた事があり・・
ファッション関係で関わりたくないと思っていた。

ロザ「どうしたのラウラ?」

ラウラ「反転・・・・撤退」

ロザ「えっ・えっどうしたのよ?待ってよ~」

ラウラは逃げ出した・・・

とてつもなく嫌な予感がしたからだ・・・・
ロザは急に逃げ出したラウラの行動に戸惑うが・・・
何か嫌な予感を感じとりそのまま逃亡してしまった。

その一方で・・エラは・・・・

アリサ「ないわ~」

エラ「やっぱり・・・」

エミリーの趣味全開の服を買う結果になり・・
アリサに見せたらドン引きされてしまった。
協力してもらったのは嬉しいけど、正直これはちょっと・・・
と言うのが二人の感想だったようだ・・・・

後日にエラはマリトラーンでの任務終了後・・また地味脱却の為・・・
エミリーとは別の人に協力を頼んだのだが・・・

またしてもエラは悲惨な目に遭う出来事が起きてしまうのであった。

が・・・

この話は後程

【ゼントランリカー】

その日の夜の出来事であった。
ラウラとロザは軍の制服に着替えジープに乗り基地内部の軍専用ハイウェイを走った。
二人はハイウェイの基地ゲートを通過し一般部の合流・・・
数分走らせた後、また基地に入った。

ラウラ「酒保か初めてだな。」

この基地はカルチャークラビウスベースと呼ばれており
軍郵便局や軍人専用のスーパーマーケットのあるクラビウス基地の生活エリアであり・・
映画館やダーツなどの娯楽施設が完備されてある。

娯楽施設だけではなく宇宙軍クラビウス病院なども存在する。

詳細を書けば

◆カルチャークラビウスベース
宇宙クラビウス病院
軍郵便局クラビウス部
スーパーマーケットミーゾーン
将校クラブ
下士官クラブ
自動車ディーラー
自動車修理工場
ガソリンスタンド
洗車場
映画館ユナイテッド・クラビウス
集会所
運動場
野球場
テニスコート
ボウリング場
体育館
スポーツジム
プール
メッカ
神社
寺院
教会
軍クラビウス消防署
第8警務隊駐屯地
銀行
マクドナルド
ケンタッキー
吉野家
タコベル

今回ラウラ達がここを訪れたのは酒保。
なんでも期間限定の酒が入荷したので早めに楽しもうと二人は行く事を決めた。

ロザ「何あれ・・・」

ラウラ「MP(ミリタリーポリス)警務官様だよ、おお怖」

酒保に入ると入り口にMPと書かれた腕章とベレー帽を被った・・・
韓国系とインドネシア系の警務官が立っていた。

酒保は酒に酔って暴れる人間がいる。

それに対象すべく、警務官が複数名駐屯している事が・・
各方面軍の基地の酒保において義務づけられている。
店内を進んでも日系人や欧米系の警務官男女が複数人いた・・・

ラウラ「マスター、ベリー・マルガリータ」

ロザ「私はシャンディーガフ」

ラウラ「つまみはブルーチーズのマッシュルーム焼きとハッセルバックポテト」

二人は席につくと酒とつまみを頼んだ。

酒はゼントラーディ人である二人の大好物であり・・・
地球の文化の酒に触れてから、部屋で飲み合う仲であった。

ゼントラーディ人は酔うだけの酒が存在しており・・・
ラウラは同じ部隊の仲間と、ロザは上官に誘われて飲んだり・・
食事には必ず飲んだりと、酒ばっかり飲んでた。

地球の酒を知ると、二人は時期は違えど虜になり・・
毎晩のように飲んでいた。

ロザ「ではラウラ、次の作戦上手く行く事を祈りましょう。」

ラウラ「突然よ、死んだらせっかく美味しい酒と食べ物が食べられなくなるわ。ロザもフォークランドの一件で一皮向けたし。」

ロザ「たまたまです。」

ラウラ「たまたまでも強くなるきっかけならいいわ、乾杯」

ロザ「乾杯」

二人は乾杯した

次の作戦はバルキリーを使う事は滅多に少ないが・・・
かなり深刻な国際問題であり、戦争になる可能性が高いと・・・

今回の任務は面倒であり政治問題だ・・・

無論、死ぬ可能性はある。
戦闘になれば死地に駆り出される事になり・・・
運が悪ければ死ぬ可能性は高い・・・

そうなりたくはない
出きればそうなりたくない・・・
二人はそれを祈りつつ酒を飲み、つまみを食べる。

ガンッ

「なっとらんなっとらん!統合戦争の時からもそうだったが、お前の所の部下はなっとらん」

「いいや貴様の旅団の部下もなっとらん、ユーリー!貴様に似て礼儀しらずな・・」

「なんだとぉ!?ヴァシリー貴様!!」

近くで歳のとったおっさん達が言い争ってた。
見るからに偉そうな服装を来ている高級将校のようだ。

そして

昔から因縁のある関係のようだ。

ガシャン

「何しやがる!」

「貴様の態度はうんざりだ!殴り飛ばしてやる!」

「こったぁの台詞だ!」

ラウラ「これは酷い・・・」

ガシャン

ロザ「二人に乱入して周囲が・・・」

ラウラ「ゼントラーディ人より酷い、いくらゼントラーディ人でもこんな無粋な喧嘩しないわよ」

二人は等々殴り合いを始め・・・

周辺の席で殴り合い、周りを巻き込んだ。
血気盛んな軍人だっただけに、喧嘩に参加し・・・
最終的に20人ぐらいの人数での乱闘にまで発展した。
二人は気がつかないフリをし、酒を飲み続ける。

「これでは我々では対処しきれん、本部に応援を要請しろ!」

「ハッ」

流石に対処しきれんのか・・・
店内にいた警務官らが、本部に応援を要請した。

この人数で捕縛に対応したら怪我人が出てしまう。

そう判断したが故の決断である。

数分後・」・・

「長田中尉」

長田義家「おっさん二人の原因で大乱闘か・・・まったくいい歳したおっさんが何をしてんだか・・・それと・・・・(勤務終了時間なのに・・・本部には残業代たんまりもらうからな)」
新統合宇宙軍クラビウス第8警務隊第14分隊隊長.長田義家中尉

「はい、押さえられず一部が便乗して・・・・」

長田義家「分かってる分かってる・・・しょうがない、とりあえず分隊連れてきたからなんとかするよ。」

駐屯地からベレー帽を被ったいかにも昼行灯そうな士官・・・
長田中尉が分隊を引き連れてやってきた。

既にいた警務官は長田を引き連れて店内に案内した。

案内された長田が目にしたのは喧嘩し続けている様子

ラウラ達はと言うと気にしないで酒を飲んでいるようだ。
そんな光景を見た長田は動く・・・・

長田義家「お遊びはやめようか・・・いい歳したおっさんが・・・酒場で喧嘩とはな・・・」

「け・・・・警務隊・・・」

長田義家「こちら第14分隊隊長の長田、いい歳したおっさん二人が酒に酔って喧嘩。後便乗した連中も連行する・・・・行け!」

「待ってくれ、元はと言えばユーリーが・・・」

「なんだとお前こそな!」

長田義家「はいはい、続きは駐屯地で聞くから大人しくしようや。」

最初に言葉を発し、分隊を入れる。
警務分隊はすぐさま、暴徒化した酔っぱらいを制圧。
次々に連行されていった。

あまりにも警務隊の数が多かったのと・・・
酔いが少し覚めて正気を取り戻した事もあってか呆気ない。

暴徒を全て連行を終わらせると・・・・

長田義家「そんじゃお前ら、後始末よろしく~」

「中尉!?」

長田義家「俺・・勤務・・終わらそうとした瞬間にこの騒動だから・・・後始末よろしく・・」

「分かりました、中尉は勤務時間外でしたね。了解です」

長田は部下に後始末を押し付けた。

なんでも今回の騒動に来る前は勤務終了時間(交代勤務制)であり・・
とっととこの騒動を終わらせ、このバーで酒を飲もうと考えてたようだ。

長田義家「飲み放題コースに、ラム肉頼むよ・・・」

席に座るとすぐに食事と酒の飲み放題コースを注文した。

料理は中々来なかったが・・・・
酒の飲み放題コースの品は呆気ないスピードで運ばれてくる
シドールやビールそしてワインなど

飲んでは食べて、長田はかなり楽しんでいたが・・・
それを繰り返すうちに・・・・・

ラウラ「げっ何あれ・・・」

ロザ「フラフラなのに、酒飲み続ける・・・」

ラウラ「正気の沙汰じゃないわ、あの警務官・・・」

フラフラ状態になり、呂律がまわらなくなってしまった。
長田は一応正気はあるようで、キチンと支払いをし・・・

そのまま去ってしまった。

ロザ「さっきの警務官の人の大丈夫かな?」

ラウラ「ほっとけほっとけ、酒を一気に飲む馬鹿警務官はほっとけ・・・暴れる馬鹿よりはマシだけど・・」

ロザ「あはははは・・・・(汗)・・・同感」

ラウラは長田の痴態を気にする事なく酒を飲み続ける。
酒が弱い癖に酒をたくさん飲むのは馬鹿がする事・・・・

そう考えているので、長田の痴態は馬鹿であり・・・
特に気にする必要がない。

そう割り切り、放置した。

ロザ「ちょっと、トイレに行ってくる。」

ラウラ「行ってら~」

数分後
ロザがトイレに行きたくなったので席を離れた。
まぁすぐに戻ってくるだろう思い・・・
ラウラはシルバー・ストリークを注文する

その時

ミリア「マスター、マルガリータ。」

ベレー帽とVF-Xの制服を着たミリアが入ってきた。
酒保の中にいる警務官に敬礼すると、席に向かって歩いていく。

座った席は・・・・・

ラウラ「ミリア・・・・わざわざここに?」

ミリア「同じ酒保にいるならば、隣にいないとね」

ラウラ「そこ・・・ロザの席」

ロザが座っていた隣の席
座ってきたミリアにラウラの表情は雲ってしまう。

ミリアが来てからお互い牽制する状態になった。
もっとも二人は仲がそこまで良いわけではなく・・・
ゼントラーディ軍時代はお互いの所属する部隊はライバルで・・・

ラウラはミリアを目の敵にしていた。

その構図は今も変わらず仲は進展しない

そんな緊張感の中でミリアがあることをいい
今の情況より酷い状態になる・・・・

ミリア「ラウラ・・・・今日はベサーズ准尉と飲んでたのでは?」

ラウラ「今はトイレに行ってます・・・見ればわかるでしょ、ミリアこそ何故ここに?」

ミリア「たまたま飲みたくなったのよ、ブラッディ―メアリーやモスコーミュールなど地球のお酒は美味しいのたくさんあっていいわ。ダサい酒飲んでるラウラには分からないけど」

カチン

ラウラ「はんっ、そんなダサい酒・・ミモザやミントビアの方が美味しいわ。今度教えてあげるわ。」

カチン

ミリア「へー生意気なことを言うのね、3級空いや今は准尉だったかしら?」

ラウラ「階級と態度が偉くなった勘違い女に言われたくないわ。」

ミリア「な・・・なんですって!?」

今のラウラとミリアの関係は険悪だ・・・・

同じ艦隊出身のゼントラーディ人だが・・・・
部隊間派閥の関係もあってか、かなりいがみ合っている。

ゼントラーディ軍時代から変わらず・・・・・

とは言え・・・・・

ミリア「馬鹿と喧嘩してたら酒がまずくなるわ。」

ラウラ「それは私の台詞よ、間抜けと喧嘩して飲む酒はまずいわ・・・」

ミリア「ふん・・・・・」

今は文明的な地球人なので・・・・
そこまで険悪にはならなくなった。

普通の地球人の大人の女性として一応接ししている・・・・

一応・・・・・・は・・・・

ロザ「戻ったよ~ってジーナス中尉!?」

ミリア「お邪魔したわね、あなたがいない間借りたわよ。」

ロザ「これはどうも・・・・・」

しばらくしてロザが帰ってきた。

まさか自分の席にミリアが座っているとは思ってもいなかったらしく
かなり驚いていた。

ミリアはロザが帰ってきたのか席をずらして隣の席に座る。

ロザ「自分は特に気にしてませんわ、ゼントラーディ軍時代派閥があり我が部隊もそうでしたけど・・・自分は興味なくて・・・・」

ミリア「案外真面目なのね・・・」

ロザ「よく言われます、内心同胞同士で対立したくないので・・・・」

会話はロザの昔話に入る・・・・
ロザは副官クラスの兵士と同じように真面目で冷静であり・・・・・
女性同士の派閥抗争に積極的に介入してなかったs


ミリアは冷静を保っていたように見えたが・・・・・
ロザのあまりにもマジっめプリにかなり驚いていたようである。

ミリア「喧嘩っ早いラウラと同室で大変でしょ?」

ロザ「そうでもないですよ、数少ない同胞ですし」

もっともラウラと上手くいっている事にも驚く・・・・

同じ部隊じゃない女性ゼントラーディ/メルトランは仲が悪いのが普通
こうしてラウラといい感じになっているのは、ロザが真面目が故か・・・・

ミリアは深く考えながら・・・・・・ロザを見つめる
直後・・・・・・

ミアン「そろそろ・・・」

ミリア「私は先に帰るわ、馬鹿みたいに飲みすぎて倒れないでね。」

ラウラ「大きなお世話よ・・・・気をつけて帰るんだよ。死んだら決着つけられないし」

ミリア「変わったわね・・・じゃあね・・・・」

ミリアは部下ミアンからそろそろ戻るように言われ・・・・
料金を払って退店した。

帰り際にラウラはミリアを気にかける言葉を述べる・・・・

ふっとミリアは一言述べ・・・・
そのまま帰っていった。

その後、数時間はラウラとロザは飲み・・・

満足して帰ろうとした・・・・・・

が・・・・・・・

ラウラ「あっ・・・・」

ロザ「どうしたのラウラ?」

ラウラ「今気がついたけど、私たち・・・・運転したら飲酒運転になってしまう・・・」

ラウラは店に出た時ある事に気がいた。

それは・・・・
今まで自分たちは酒を飲んでいて、この後運転したら飲酒運転になる事実・・・

事実を知ったラウラは青ざめ・・・
ロザは帰り車運転出来なくて帰れないと知ると、頭を抱えた。
どうしたらいいんだ・・・・・・帰れない・・・
帰らないと、下手したら脱走扱いになる。

ラウラ達はなんとか危機を抜け出そうともがくがいい案が出ない。

もがくラウラ達・・・・

苦しむラウラ達であるが、この直後、予期せぬ救いの手が現れる。

吉野大樹「ラウラとベサーズ准尉じゃないか・・・」

ラウラ「大樹!?」

ロザ「副隊長・・なんでここにいるのですか?」

吉野大樹「士官クラブに用事があったんだよ、話が長くて酒飲めなかったけど・・そればかりかバス遅れてな・・・」

大樹であった・・・・

士官クラブで幹部軍人らと会合を行っており・・・・
話が長くなって、酒が飲めなかった。

それだけでなく、バスに送れてしまったと・・・・・

困っている最中にラウラとロザに出会った。

ラウラ「車運転できる?」

吉野大樹「酒飲んでないからな、とりあえず官舎まで戻るぞ。」

ラウラは乗ってきたジープを大樹に運転してくれないかと頼む。
この要請に大樹は承諾し、ジープの運転席に座り・・・・
助手席にラウラが座り、後部座席にロザが座った。

既にロザは眠そうであり・・・・・

ロザ「私は後部座席で寝るから・・・」

ラウラ「官舎に戻ったら起こすね。」

そのまま寝てしまった。

ロザは官舎で起こす予定である・・・・
とは言え、ラウラは眠くないので・・・・・

ラウラ「なんか二人っきりになったわね。」

吉野大樹「べサーズ准尉いるだろ・・・二人っきりと言うのか?」

ラウラ「寝たじゃない。」

大樹とたっぷり会話できる。

二人っきりじゃないと出来ない話があり・・・・
ロザが寝てくれたおかげでその話が出来る。

ラウラは大樹の方を向き話しかける。

大樹は運転しながらラウラからの言葉に答え・・・
二人は楽しく会話している。

趣味の事だったり、先ほどの事とか・・・・・

吉野大樹「ジーナス中尉とまた喧嘩したのか、程ほどにしとけよ。」

ラウラ「分かってますよ、まぁムカつ・・・・・」

吉野大樹「ムカついても我慢する事を知った方がいい。」

ラウラ「うっ・・・・」

ラウラは自分自身の喧嘩っぱやい性格について・・・
大樹から治した方がいいと指摘された。

この指摘にラウラは相当堪えたのか・・・・・

何も言えない状態になった。

ラウラ「反省します・・・・」

吉野大樹「本当に反省しているのか?」

ラウラ「一応は反省してますよって・・・」

吉野大樹「・・・そうか・・・・反省してねぇな・・・

とは言え・・・・・

ラウラは今回のことを反省しきれてはいない・・・・・
またミリアと喧嘩する・・・・・・・

と・・・・大樹から予想されてしまう。

そうしているうちに・・・・・

ラウラ「おはようロザ、官舎よ・・・・」

ロザ「・・・・・もうついたの・・・・ふあぁぁ」

吉野大樹「ラウラ、ロザ・・・おやすみ。」

ロザ「大尉、お休みなさい。」

ラウラ「おやすみ、今日もお疲れ様ね。」

吉野大樹「ありがとうな。よく寝て明日の仕事に備えろよ・・」

ジープは基地の官舎に到着した。
到着したのでラウラはロザを起こし、ジープから降りる。

ジープから降りたラウラは・・・
ロザと一緒に大樹におやすみと言って女性区画へ向かった。

明日から忙しい日々が始まる。
早く寝て仕事に備えないといけない・・・・

ラウラ「しっかり寝て・・・頑張ろう・・・・」

よく寝て明日の仕事を頑張ろう・・・・
部屋に帰る途中のラウラは、そう考え・・・・・・・

部屋に戻った途端、部屋着に着替え寝た。

翌日

ロザ「そろそろ準備始めないと遅れるって・・・・」

ラウラ「せかさないでよ・・・・・・」

二人は集合時間を間違って遅刻の危機に陥る。
どんな状況であれ、社会人は余裕を持って行動・・・・
ラウラとロザは今回の失態で改めて知ることになった。


【おまけ】
◆新統合宇宙軍給与
少佐(Major)
月収 6700ギャラン(67万円)
【給与対象】
桐原茂人

大尉(Captain)
月収 5600ギャラン(56万円)
【給与対象】
吉野大樹

中尉(First Lieutenant)
月収 5300ギャラン(53万円)
【給与対象】
本多義輝
ガブラ・ノーボレス
エミリー・ニクソン

少尉(Second Lieutenant)
月収 4900ギャラン(49万円)
【給与対象】
イ・エラ
神楽賢二郎
ロバート・ハーラン
曹涼

准尉(Warrant Officer 1)
月収 3900ギャラン(39万円)
【給与対象】
ラウラ・ベルタリア
ロザ・ベサーズ
アリサ・バレンタイン
クリス・マクドナルド
ヘルベルト・シュタインザー
エリック・ランスロード
カレント・バーガー
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抹茶の文化は永遠に・・・・・・

2018-02-06 23:45:36 | マクロスほのぼのオムニバス
抹茶・・・
碾茶を粉末にしたものを湯に入れて飲む飲料である。
10世紀の頃から既に存在しており、日本における抹茶の起源は。
平安時代中国から伝わったが、廃れ。
再び盛り上がったのは鎌倉時代に、臨済宗の開祖となる栄西が抹茶を持ち帰ったと言われている。

そして西暦2010年の現代・・・・

世界各国は全て統合されゼントラーディ人を加えた新統合政府の下でいろんな文化が生きる時代。

   【西暦2010年2月6日.マクロスシティ近郊.フォート・リチャードソン陸軍基地】
かつて旧アメリカ陸軍アラスカ軍在アラスカ米陸軍司令部があった、フォート・リチャードソン陸軍基地。
第1次星間大戦時、所属していた職員の8割が戦死し当分基地が使い物にならなくなり。

戦後、首都防衛の拠点としてVAH部隊やデストロイド部隊.戦車部隊の基地として復興が進められ。
今年に入りようやく再建が完了した。

新統合陸軍はこれを祝して祝賀会が開かれる事になり、千代は所属する部隊が基地のお祝いの代表になりフォート・リチャードソン陸軍基地に来た。
陸軍の正装をして参列するが・・・・・

望月千代「初芽・・・・・・・・・・やはりいるのね・・・・」

望月初芽「陸軍参謀長閣下の護衛でね、警務官だししょうがないでしょ。」

望月千代「うぅぅ・・・・」

警務官である初芽も正装で参列している・・・・
毎回毎回、自分がイベントに出るたび初芽がいる。
軍の秩序を守ったり、要人警護をする警務官だから分かるが・・・・・・
多すぎる・・・・・・・

千代はその後、部隊ごとに整列に行進する。
最後に司令官であるジェリー・ドーラン大佐やグリフ陸軍参謀長が挨拶する。
かなり長い演説であり・・・・・

チェヨン「ちょっと・・・千代・・・寝ない・・・・」

望月千代「・・・おぉぉいけない。」

千代は眠ってしまい、チェヨンに注意される。
お偉いさんの話は疲れる・・・・・・・

千代は今回初芽と行動する。
チェヨンは同郷の友達と行動する予定なので別行動を取る。

様々なお偉いさんと各地から来たいろんな兵士達がいる。

真田智鶴「はぁ~い千代.初芽♪」

滋野秀村「お前らもいたんだな。」
新統合陸軍.滋野秀村.少尉

望月忠義「この前は学生だったのに・・・・」
新統合陸軍.望月忠義.少尉

望月沙羅「今では立派な顔をして・・・」
新統合宇宙軍.望月沙羅.准尉

望月千代「どうも~」

それぞれ軍に志願した従兄弟や遠い親戚らがいた。
千代はかなり親戚が多く、前の大戦や統合戦争でかなり亡くなったが。
それでも親戚は大勢いる。(キノコ学者.一般企業など)

千代は親戚らと挨拶すると智鶴や初芽と行動する。

望月千代「抹茶ケーキや抹茶プリン、抹茶関連の物が多いですね。」

真田智鶴「ここの基地司令になったジェリー・ドーラン大佐はお茶通でね、日本がかつて抹茶の日を定めて知っていたせいか抹茶関連の食べ物が多いらしいわ。」

望月千代「でも全てお茶関連の料理のような・・・・・・」

抹茶ティラミス
抹茶ショートケーキ
抹茶オレンジゼリー
抹茶スペアリブ
抹茶の七面鳥
牛肉トマトの抹茶風味ステーキ
白身魚の抹茶スフレ
えびのサラダ抹茶マヨネーズ味
タイの抹茶風味焼き
抹茶オムレツ
などの抹茶料理が並んでいる。
どれもどれも抹茶・・・・・・・・純粋な何かが食べたい・・・・
そう思う程に・・・・・・・

望月千代「流石にこれだけあるときつい・・・・」

望月初芽「コーラとかワインとかないのかしら・・・・」

望月千代「ワイン?未成年でしょ・・・・」

望月初芽「そう言う姉さんこそ未成年でしょ。」

望月千代「私は後1年ほど飲めるようになるわ、まだまだよ。」

千代と初芽は愚痴を言いつつ料理を食べる。
かなり美味しいんだが、抹茶以外の料理が食べたいと思っていた。

望月千代「あぁもう!!」

               ポンッ

望月初芽「姉さんそれは・・・・」

真田智鶴「それは・・・・・・・」

望月千代「うぃ~」

抹茶に飽きた千代は偶然見つけたお酒の瓶を取り飲んでしまう。
初芽と智鶴が見た時には時すでに遅し。
一気飲みして千代がよってしまった・・・・・・・

望月千代「うへ~」

望月初芽「ちょっと姉さん、私に寄りかからないでしょ。」

望月千代「うへ~」

望月初芽「姉さん、しっかりしてよ姉さん。」

千代が酔ってしまった結果、初芽によりかかる。
初芽はなんとか姉が正気を取り戻してもらいたいと思ったが。
無理であった、それもこれほどまでに酒癖が悪いとは・・・・

真田智鶴「しょうがないわね・・・・初芽・・・・」

望月初芽「何これ・・・・・これは・・・・・」

真田智鶴「秘密兵器よ、千代の口に入れなさい。」

酒に酔った千代に対処するために智鶴が取り出した物。
秘密兵器と言う・・・・初芽は智鶴の指示の元それを千代の口に入れる。
千代はそのままそれを飲みこむが・・・・・・・

望月千代「む・・・・・・・・・!!!!み・・・・水・・・・・・」

千代は覚醒し水を求め、お茶を飲んだ。
初芽は千代の反応でやはりと思った。

千代が飲みこまされたのは椎茸である。

椎茸が苦手な千代はどんなに酔おうが覚醒してしまい水を求める。
予想外の威力に初芽は畏怖を覚える・・・・・・・

望月初芽「凄い智鶴さん。」

真田智鶴「ふふふどんなもんだい!!」

智鶴は初芽に褒められると鼻を高くする。
それを見ていた千代はいつか何か逆襲してやると言う目で見ている。

それを何を意味するかは後ほど判明する・・・・
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ゼントラーディ人にとってホットケーキは・・・・

2018-01-26 20:59:10 | マクロスほのぼのオムニバス
            【西暦2011年1月25日 第2防空航空基地】
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊ラプラミズ直衛艦隊ミリア隊副官デワントン・フィアロは、第2防空航空基地にいた。
第1次星間大戦後、新統合軍の所属となり可変戦闘機パイロットになった。
入ったのはゼントラーディ人の戦い人の血と、戦場で出会った想い人桐原茂人の事を思って・・・・

あれからもうそろそろ1人が経ち。
元上官ミリア・ファリーナがマクシミリアン・ジーナスとの間の第1子を産むまでカウントダウンに入っていた・・・・・

そんな時の事・・・・・・

桐原茂人「ホットケーキを作れですか?」

ブラウン「あぁ雪で飛行できない、それにホットケーキが食べたいという意見があるだから航空隊一同はホットケーキを作れ!材料はある。」
航空基地司令官ブラウン・マッカート大佐

『そんな馬鹿な~』

雪が降っていて飛ぶ事のできない航空隊に基地司令官ブラウン・マッカート大佐からホットケーキを作れと言う命令を受けた。
何故ホットケーキが食べたい意見がありそれを採用するのかと思ったが。
ゼントラーディ人の将兵達がホットケーキ食べたいよなと言う声が出てくる。

「だけど作るんだぜ!作り方分かるのか?」

「いや~よくわからないな。」

「簡単に言ってくれんじゃねぇって・・・・・」

作るんだぞと地球人のパイロットが言う、ゼントラーディ人は真顔で作り方が分からないといい。
それを聞いた地球人パイロットは頭を抱えて悩む。

桐原茂人「デワ・・・お前もホットケーキ食べたいのか?」

デワントン「正直ね・・・・でもホットケーキの作り方知りたいのもあるし・・・・茂人はできるの?」

桐原茂人「少しな・・・・」

茂人はデワントンに上記と似たような事を言う。
デワントンは他のゼントラーディ人と似ている事を言うがまったく違う事を言う。
作り方を知りたい・・・・自分もホットケーキの作り方を知りたいと・・・・

桐原茂人「案外、真面目だな。」

デワントン「食べているだけじゃ技術は覚えられないからね、それに・・・・・」

桐原茂人「それに?」

デワントン「ミリア1級空士長は今だに料理作れないし・・・今ここでゼントラーディ軍時代でできなかった地球の茂人の生まれ故郷のニホンの言葉下剋上したくてね♪」

桐原茂人「おぉぉ・・・そうか・・・・」

でも案外、腹黒い所もあった。
さっきは真面目だなと思ったが・・・・案外デワントンも腹黒い所がある。
茂人はたった今そう思い知らされた。

それはさておき今回、茂人達が作るホットケーキのレシピはこうだ。

ホットケーキミックス …1袋(150g)
チョコレート …好きな数
卵(Mサイズ) …1個
水 …100ml

一見普通のようだが、チョコレートがついている。
これは茂人の実家桐原家でいつも作っている方法を参考にしている。

「へぇ中尉の家ではこのようなレシピで作っているんですね。」

桐原茂人「いつもお袋がね、このように作るんです。」

女性兵士らがチョコレートを溶かしている茂人に質問する。
この方法を生み出したのは現在、南米方面軍司令部で茂政と共にいる茂人のお袋である。
茂人や兄弟が幼い頃によく作ってくれたらしい。

デワントン「・・・・・・」

となりで作っているデワントンは何か不満そうな目で茂人を見る。
なんでそんなに女性ばっかり集まっているのか・・・
たまには私の方にも振り返ってよ・・・と・・・・・

それに気がついた茂人はぎゅっとする・・・・・

桐原茂人「デワ・・・・」

デワントン「私の作り方間違っていないか少しは見てよ!!」

桐原茂人「分かった分かった。」

デワントンは自分が作ったホットケージの生地の様子を見てもらいたかったらしい。
周りの女性兵士に珍しく興味持たれてうはうはしていた茂人はこれ以上ほっとけないとデワントンの元に行く。

デワントン「どうかな?」

桐原茂人「どれどれ」

茂人はデワントンが作ったホットケーキの生地を見る。
スプーンで少し味見をする。

実際に味見をしてみると・・・・・・

桐原茂人「結構美味しいな、初めてにしては・・・」

デワントン「ホント!?」

桐原茂人「本当だってかなり美味い。お世辞なしでもな。」

かなり美味しい初めてにしては美味しいし。
もっと腕前あげるとかなりいい感じになる。
これを焼きあげたら結構美味しいホットケーキが出来るだろうと予測した。

実際にホットケーキを焼き上げた。

茂人はデワントンのホットケーキと交換し食べてみる。

デワントン「結構美味しい、茂人も料理上手なのね。」

桐原茂人「そうでもないよ、デワのホットケーキ焼きあがった奴を食べたけど中々いい。」

デワントン「よかった・・・・」

お互い自分が作ったホットケーキが美味しくて安心する。
周りから見ればバカップルかのように見えるが・・・
まぁ自身が作ったホットケーキが美味しくて大満足だが。

大満足したのはいいのだが、ある事を忘れているような気がする。
とてつもなく重要な事が。
一体何を忘れたのかと皆は考えるが・・・・・・

桐原茂人「いけね!!これ俺らの分だけじゃん!!全員再びホットケーキ作れ!!」

『了解!!』

基地に所属する全職員のホットケーキを作らなくてはいけない。
皆はなんでこんな重要な事を忘れていたんだと慌て・・・調理室に入る。
皆レシピ通り、元の仕事に復帰ホットケーキを作る。

デワントン「なんとかホットケーキできましたね。」

「正直焦りましたぜ。」

なんとか猛スピードでホットケーキを作った結果。
時間通りにホットケーキが完成する。
こうしてホットケーキの日のホットケーキ作りはばたばたしながらも成功したのである。
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袁菊蘭少尉の肉まん

2018-01-25 23:31:34 | マクロスほのぼのオムニバス
          【西暦2011年1月25日.マクロスシティ.新統合軍総司令部】


袁菊蘭は陸軍女性兵士である。
地球統合軍アラスカ総司令部に勤務しており、砲撃の際は補給基地の警備かつ地下にいたため難を逃れ。
第1次星間大戦を生き抜く事になる。

その後も新統合軍に所属し司令部付きの兵になるなど出世し。
少尉に昇進幸せ絶頂と言う感じであった・・・・

袁菊蘭「やっぱ軍人続けていて良かった、安定収入だし幸せだわ。」

このように菊蘭が述べる程の様子であった。
このままいけばどんどん出世するしいい人と見つかって結婚できるかもしれない。
そう含ませる中華乙女の菊蘭・・・・・・・・・・

ただ・・・・

袁菊蘭「司令部前で歩哨だなんて、寒くてしょうがないわ。」

寒い寒いアラスカの司令部前でコートを着ながら基地ゲート付近で歩哨をしなくてはならない。
いくらコートを着ていてもこれは寒い。
アラスカは北海道よりも北にあり、このままでは凍死する。
いくら建物内にいるとは言え、この寒さは堪える・・・・

幸せと言ってもこれは流石にないブラック過ぎる歩哨。
それに夜間勤務だし、本当に軍の上の連中は困ったもんだ。

アラン「寒いですね袁少尉。」
新統合陸軍.アラン・ゴール少尉

袁菊蘭「寒いわよ、早く交代時間来ないかな・・・・」

アラン「そうですね・・・・って雪が降っている!!」

袁菊蘭「もう勘弁して~」

菊蘭はアランと言うフランス系の男性兵士と仲良くなった。
基本歩哨時間は同じであるから。
最初は普通に勤務していたが、次第に気になり始め次第にお互い話しかけ今では友達のようになっていた。

早瀬未沙「司令部管制長早瀬です。」

袁菊蘭「早瀬少佐ですね・・・・認証出ましたどうぞ。」

朝に大勢の司令部勤務者がやってくる。
駅の改札のように一般勤務者はICパスで通るが、数の少ない佐官は態々菊蘭などの歩哨が応対し認証する。
しばらくして基地勤務者は来なくなり暇になる。

そして・・・・

矢吹一郎「ご苦労だったな袁少尉.ゴール少尉。」

袁菊蘭「もう交代ですか。」

矢吹一郎「そうだ、夜間疲れたであろう。官舎に戻りこの時間から3日後の朝に出れるように休んでくれ。」

『ハッ』

矢吹がやってきて袁少尉らに交代し休暇を取れと言ってくる。
菊蘭とアランはそれに喜び、交代する兵士と代わり更衣室の方に向かい私服に着替えに行ってくる。
着替え終えると基地から出ていき自分の官舎の自宅へ向かっていく。

それと同様に司令部周辺を警戒警備をしていた将兵らも続々と帰宅していった。

袁菊蘭「ゴール少尉、お腹すきません?」

アラン「腹か?・・・・まぁ確かに腹が減ったな。」

帰宅途中、長い間ゲートを守っていたので食事をする暇がなかったから二人の腹が減る。
二人は何処かコンビニを探すが、目先にコンビニ・エリア9があった。

何か暖かい食べ物を探す・・・・・

「すいません、暖かい食べ物は中華まんしかありません。」

袁菊蘭「肉まんか・・・・」

コンビニに残されていた暖かい食べ物は中華まんしかない。
中華まんは菊蘭の故郷の料理である。

どんな中華まんがあるのか探すと、豚まんとあんまん.ピザまんがある。

アラン「ピザまんもいいな。」

アランはピザまんの方にしようと考えていた。
だけど・・・・

袁菊蘭「正直迷うんだよね。」

豚まんかあんまんのどちらかにするのか悩んでいた。
どちらも菊蘭の好きな味である。
それが故にどちらを選べばいいのか分からない・・・・・・・

アラン「袁少尉?」

袁菊蘭「もう少し待って・・・・・」

アランは悩んでいる菊蘭を見て声をかけると、菊蘭の焦りはヒートアップする。
どちらも捨てがたい味・・・・どちらを斬り捨てる事になる・・・・・
だけど・・・・・・

どちらも斬り捨てたくない・・・・・・
そう考えた菊蘭は・・・・

袁菊蘭「すいません、豚まんとあんまんを一つずつ。」

アラン「俺はピザまんで!!」

「はい分かりました。」

結局二つ買う事に決めた。
体重とかも考えていたけど、どうしてもこの寒さで1つだけだと物足りない。
まぁ腹が減ってはなんとやらであるが・・・・

アラン「本当にそんなに食べて大丈夫なの?」

袁菊蘭「大丈夫、私は太りにくい体質だから平気平気。」

アランの前で見栄を張ってしまう。
内心、太るかどうかで心配でしょうがない。
だけど、そうでもしないと中国人としてのプライドが立たない。

でも・・・・・

袁菊蘭「豚まんが美味しいやはり寒い日にはこれが限るね。」

豚まんは美味しいとてつもなく美味しい。
その事実さえあればもうどうでもいいくらいに・・・・
菊蘭はそう思えてきた。

袁菊蘭「でも暖かいスープとか飲みたくなるけど。」

あんまんも食べるけど、スープも飲みたくなる。
菊蘭はそうぼやくとアランが・・・・・

アラン「スープか・・・・ちょっと待ってください。」

袁菊蘭「えっ・・・・・」

アラン「少し待ってください。」

袁菊蘭「ちょっと・・・・」

何処かへ行ってしまう。
一体私を置いて何処へ行ってしまったのだろうか・・・・
そう思っているとしばらくして何かを持って戻ってくる。

アラン「お待たせどれがいい。」

袁菊蘭「これはスープ・・・・」

持ってきたのはスープであった・・・・・
アランが自腹で奢ってくれたスープ・・・
最初は戸惑ったが・・・・・

袁菊蘭「ふふふ・・・」

アラン「どうした少尉?」

袁菊蘭「謝謝(ありがとう)」

気の利いた親切は嬉しい・・・・
菊蘭はいつかアランにいいお返しなければなと心の中で思った。
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軍隊カレー・デー

2018-01-23 14:43:11 | マクロスほのぼのオムニバス
新統合軍.陸軍.海軍.空軍.宇宙軍.海兵隊.警備隊全軍の金曜日の食事はカレーである。
特に海軍と宇宙軍は曜日感覚を失う事が多く、元海上自衛隊とイギリス海軍の元将官と将兵らにより導入が決定した。
カレーだけでは補えないカルシウムと葉酸を補うため牛乳サラダ卵果物も付属する。

なお・・・味付けには民族によって好みが違うので、ある程度の風土に合わせて味の種類が豊富。

カレーに初めてな戦闘種族ゼントラーディ人は最初は戸惑うもすぐに受け入れられ好物になる。
千代が所属する北部マクロスシティ駐屯地のカレーは料理班長ねねの手腕により大勢の将兵らに毎週の金曜日が待ち遠しくなる程の美味しさであった。

望月千代「ソースあった。」

カレーが出される2011年1月金曜日の前日の木曜日。
千代は基地内のコンビニでソースを買っていた。
理由は切れていたのもそうであるが、カレーにソースを使うためである。

カレーにソースを入れるのは、粉末でカレーを作っていたためコクが無いのが理由で。
それが無くなった、今ではただたんに好みで入れる程度である。

チェヨン「ソースやっぱり手に取るのね。」

望月千代「そうこれがないとカレーは食べられないの・・・・」

チェヨン「・・・・日本のカレーは分かるけど、グリーンカレー.レッドカレー.インドカレー.チキンティッカマサラ.カントリー・キャプテンにまでにソースを食べる癖・・・いい加減やめたら?」

チェヨンは・・・千代に呆れながら言うが半分諦めていた。
咖喱飯(中国)ニューカレドニア風カレー(オセアニア)カリー・ゴート.カリード・アキー(ジャマイカ)コロンボ(フランス領アンティル)
ミャンマーカレー.ベトナムカリーなどの世界各地のカレー料理を食べているが皆オイスターソースをかけて喰う。
千代のいる基地には中国系.オセアニア系.ジャマイカ系.ミャンマー系.アンティル出身者.ベトナム系.インド系の軍人がいるが。

出身国由来のカレーにソースをかける姿を見てこの世の終わりかの表情をする。

「カレーはそう言う風に食べるのね。」

「マイクローンの食べ方はそうか・・・・」

「違うあの人だけだ!!」

純粋な心の持ち主ゼントラーディ人は千代の食べ方を鵜呑みにするのでいろいろと厄介…
正直なんとかしてくれと思う毎週金曜日の食事風景である。

浅野ねね「今週もカレーの煮込み度もばっちりだね。」

基地食堂で部下と共にカレーを煮込むねね。
若い女性兵士だが、料理愛が強く隊員たちの舌を幸せに満たしてくれる。

「そういえば浅野軍曹、明日のカレーの隠し味はどうします?」

浅野ねね「そうだね・・・・」

部下からカレーの事を言われる。
ねねは深く考えながら赤ワインを取り出し、カレーの中に入れ。
更に別の何かを入れ込んだ。

それを見ていた台湾出身の女性兵とベトナム出身の女性兵士が目撃し驚く。

「うわ!!」

「軍曹・・・なんで・・・・」

浅野ねね「細かく切った椎茸と大粒したけを入れたら美味しいのよ♪」

入れ込んだのが、しいたけであった。
日本のカレーは分かるが、インドカレーやグリーンカレーに入れ込んだ。
二人はねねを見て、日系人はなんてクレイジーなんだと思うが・・・・
近くでその表情を見ていた別の日系女性兵がいやいやあの人だけだからと言う表現をする。

そして翌日の昼食・・・

望月千代「わっ♪」


(画像実際に長田が食べた物)

千代は女性兵士仲間と共にハンバーグを頼んだ。
鉄板で焼かれているので湯気が漂い食欲をそそる。

だが・・・・・・

チェヨン「ちょっと!!」

フェン「そのオイスターソースはアウト!!」
同じ部隊の同僚.フェン・ナッシャー

やはりあのソースを取り出し、周りからドン引きされ止めに入られた。
チェヨンはこのノリだと夕食のカレーも・・・
とまるでこの世の終わりが3度訪れた表情をしこれからの出来事の予測に嘆く。

望月千代「わっ♪」


(画像実際に長田が食べた物)

望月千代「ゼリーだ!!」

ビタミンを補うべく出されたザボンゼリーが出される。
それに続くように半熟のゆで卵.コーヒーミルク.シーザーサラダが出て喜ぶが。
その後ろには例のソースが・・・・

望月千代「うっ・・・・これは・・・・」

浅野ねね「今日はしいたけカレー、インドチキンしいたけカレー.グリーンしいたけカレーの3種類のカレーだよ!!」

例のしいたけカレー。
何かの見た目はわからないが、カンで・・・・・・
その衝撃に持っていたソースを落としてしまう。

浅野ねね「今回も自信作だから食べてね♪」

望月千代「ぬぅ・・・・・」

残すのは申し訳ないので、最後まで完食する。
そして夕食終わって風呂に入るのだが、口直しとしてコンビニでレトルトのカレーを買ったと言う。


                    【余談】
後日2月23日、マクロスシティでインドカレー屋がオープンし。
珍しく初芽が奢ってくれると言うのでホイホイとついてきた千代。

望月初芽「マトンカレー楽しみだな。」

望月千代「いいやチキンカレーよ!」

望月初芽「案外姉さん地味~」

カレーを注文し楽しみに待つのだが・・・・
千代の手にはやはりあのソースを持っていた・・・・
いざカレーが来てソースを入れる準備をするが・・・

カチャ

望月初芽「姉さん、インドカレーにオイスターソースは邪道よ!」

望月千代「じょ.冗談だって・・・・・」

初芽に拳銃をテーブル下の中で向けられ、断念する。
一見いつものように笑っている初芽だが・・・・
その奥からはなんとも言えない殺気・・・・・

千代は初芽に怯えながら笑顔でソースをバックの中に隠す。
それに合わせて初芽は拳銃をしまうのであった。
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千代の正月は忙しいの・・・・・か?

2018-01-06 12:21:49 | マクロスほのぼのオムニバス
                【西暦2011年1月1日】
第1次星間大戦が終わって最初の新年を迎えた。
地球や月面、各地の衛星都市では多くの人々が新たな時代の幕開けを祝福した。
人類の9割ぐらいを失い約2億人しか残らない先の大戦、各地では戦争の痛々しい光景が残っている。

それでもなんとか新年を迎えた事に人々は嬉しいのだ。



政府も新年になって動き出す。
去年、ブルーノ・J・グローバルが新統合政府初代大統領兼新統合軍最高司令官になり、統合軍再建と人類再編を行う元年を祝うと同時に開催を表明するためSDF-1マクロス近くに建設された新統合軍参謀本部ビルに入った。

ビル前に置かれた演説台の前には抽選で選ばれた尉官以上の男女の新統合軍士官が集まっており、グローバルが来た際は一斉に真ん中に道を明けて演説台までの道を作った。

それはさておき・・・・・・・・

望月初芽「姉さん・・・・・おはよう・・・・新年明けまして・・・・」

望月千代「眠いから・・・・・・・・・起こさないで。」

望月初芽「ふぅ・・・・姉さん、いつまで寝ているの・・・・早く起きて兄さん達に挨拶でしょ・・・・まったく昔から正月は寝正月だし・・・・巫女の手伝いは・・・・・ん・・・・・・・起きろ!!馬鹿姉さん!!

千代は相変わらずであった。
去年はかなり忙しく疲れが一気に出て寝ていた・・・・・・
だけど、やる事が多い・・・・千代には正月やらないといけない・・・・

望月千代「お久しぶりです、兄さん・・・お義姉さん。」

望月義綱「久しぶり千代、相変わらず巫女か・・・・」

巫女の仕事。
マクロスシティに作られたアラスカ神宮の巫女の仕事を自治体から頼まれていた。
人が良し千代は断る事なく、簡単に了承している。
巫女装束を身に着けて参拝客にお札やお守りなどを販売したり、甘酒を振舞う仕事である。
神聖である仕事なので、厳しい身だしなみチェックがある。

望月義綱「しかし相変わらず、千代の巫女姿は合っているねぇ。」

望月奈津「本当ねぇ・・・・・」

望月千代「そう言われると・・・・・恥ずかしいです・・・兄さん・・・・義姉さん・・・」

前から似合うと言われて巫女の仕事をしているが、キチンとマナーを守り仕事に従って行動している。
守った方が上手く仕事しやすい・・・・千代の頭にはそれが入っていた。

それが終わると・・・・・・・・・

望月千代「はぁベッドに転がるのがいい・・・・」

望月初芽「おいおい」

やはり寝正月状態・・・・・・・・・
その状態である・・・・・だけど・・・・・

モーア「お久しぶりです、初芽さん。」

望月初芽「あっモーアちゃん、久しぶり。オセアニアから来たの?」

モーア「えぇ来月、月面に転属になりますけどね。」

千代の友人であるゼントラーディ人のモーア。
来月、月面アポロ基地の航空部隊に転属になる予定である。
そこでモーアにとって運命の人に出会うのだが、それは別の物語。

モーア「おっ久しぶり~千代~」

望月千代「久しぶりモーア、相変わらず元気ね。」

モーア「元気が取り柄なのが私です。」

久しぶりの星間的友人の来訪に千代は喜んだ。
寝ているが、すぐさま起き上がってモーアの手を取り喜ぶ。
答えたモーアも笑顔になり、笑った。

自給が可能になり生産されたブルーベリーのタルトを出してモーアを持て成し。
ブルーベリーのタルトの存在を知らなかったモーアは持て成しに喜ぶ。

望月千代「月面アポロ基地って宇宙軍総司令部があるところじゃない、出世したね。」

モーア「はい、星村提督がぜひ来てくれと・・・・・」

望月初芽「星村提督って代々軍人家系であり、自衛隊閥の星村派を率いる大物軍人じゃない。」

モーア「そうなの?」

望月千代「出世する前に・・・まずスカウトした人の事調べなさいよ。」

ブルーベリータルトを食べながら月面基地転属の話をする。
初芽が千代の秘密を暴露して、千代を慌てさせたりといろいろと楽しく会話した。
以前に増して地球人の女の子っぽくなった。
なんかこう言う変化を見るのもいいなぁ・・・・千代はそう思った。

食べ終わって、モーアがそろそろ元の場所に帰ろうとしていた。

モーア「再び会えるかな千代?」

望月千代「大丈夫よ、月面なんて今では近いんだし・・・きっと会える・・・時間はかかっても・・・」

モーア「そうよね。」

再び会える・・・・・
二人は再会を誓う・・・・・・・
同じ種族の人間ではない、地球人とゼントラーディ人・・・・

かつては敵同士であり、モーアは自分達を襲ってきた宇宙人・・・・
だけど、去年の援軍や終戦時の共闘で絆が生まれ良き親友になっていた。
あの戦いで感じた・・・・背中を任せられる・・・仲間だと・・・

モーアが去ると・・・・・・

望月千代「初芽・・・・私出かけるから。」

望月初芽「突然どうしたのよ・・・・?」

望月千代「いいから・・・・ねっ♪」

千代はコートを着て何処かへ出かける。
初芽は不思議がるが、特に気にしなかった。

雪が降りしきり新年を祝うマクロスシティの官舎の中を通りながら、千代は小さな祠に手を合わせる・・・・・・

望月千代「・・・・・もうそろそろ1年ですね・・・・・・・さん・・・・・・」

何かを言いお椀に酒を入れて千代は手を合わせた。
誰かの墓標なのか・・・・・・一体誰が・・・・・・・・・・
それを知っている者は誰もいない。
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ファースト・コンタクト・クネヒト・ループレヒト

2017-12-13 22:08:41 | マクロスほのぼのオムニバス
                  【西暦2010年12月24日・クリスマス・イヴ】
第1次星間大戦が終わって最初のクリスマスがやってきた。
今年のクリスマスは統合戦争から始まって以降、一番平穏なクリスマスになりそうである。
去年はゼントラーディ軍の攻撃があり、2年前は南アタリア島攻防戦があった。

散々な例年のクリスマス・・・ようやく平穏に過ごせる・・・・大勢の人々が思っていた。

望月初芽「寒い・・・」

過酷な任務ばっかりやっている望月千代の妹である初芽は珍しく軍の正装を着て上にジャケットを羽織っている。
マクロスシティはアラスカにあるためか、雪が降っていた。
かなり寒く、雪国生まれの初芽でもこれは堪える・・・・・・・

望月千代「お待たせ待たせた?」

望月初芽「遅い・・・・軍主催のクリスマスパーティに行く前に私凍死しているわよ。」

望月千代「悪かった・・・・早く基地に行きましょうか。」

望月初芽「えぇ兄さんにはお土産確保しないと・・・」

千代も同じような恰好して出てくるが、凍えていた初芽から怒られる。
怒られた千代は頭に被っている防寒帽を整えなおすと、悪かったと謝る。
このやりとりの後、雪の降る中基地へ向かう。

あたりには政府主導の食料生産復興も進んだのか、大勢の一般市民らがクリスマスパーティを開いている。
広場では寒い中、大勢の市民らがビールやワインの入ったグラスを持ってわいわいしている。

この光景を見ている中、パーティ会場の一つである新統合軍第2防空航空基地に着いた。

桐原茂義「兄貴・・・デワ姉ちゃんがいるのにそんなに食べるなよ。」

桐原茂人「いいじゃねぇか、ってなぜまだ結婚してねぇのに姉貴なんだ?」

桐原茂義「どうせ・・・未来の姉貴になるんだいいだろ!」

劉紅花「そうですよお義兄上。」

桐原茂人「むっ・・・・」

桐原茂義「照れた変人兄貴も可愛い部分あるんだな。」

桐原茂人「うるへぇ」

初芽の上官である茂義の兄桐原茂人。
父親のいる南米で大戦末期を戦い、ゼントラーディ人でミリアの副官デワントン・フィアロといい仲になっており。
それ以来連れて帰ると、明美や茂義などの家族や同僚に話のネタにされてしまう事だが・・・

認めているようなので、照れるだけで気にしない。

望月初芽「大尉殿、来ました。」

望月千代「お久しぶりです大尉。」

桐原茂義「来たな望月姉妹・・・本当に久しぶりだな望月(姉)」

望月千代「(姉)は余計です。」

劉紅花「外寒かったでしょ、早く料理とか食べて温まってね。」

望月千代「そうさせてもらいます。」

千代と初芽はパーティ会場に到着し初芽の上官である茂義と紅花に挨拶する。

望月千代「この人は・・・・」

桐原茂義「馬鹿兄貴です。」

桐原茂人「おいこら馬鹿は余計だ・・・コホン・・・・新統合宇宙軍.桐原茂人中尉です。」

望月千代「えぇ・・・とあぁ変人中尉・・・」

桐原茂人「変人は余計だ!」

続いて隣にいた茂人にも挨拶するが、正直物の千代は変人と言ってしまい茂人を困らせる。

デワントン「あなたが望月曹長ね。」

望月千代「あなたは・・・・」

デワントン「デワントン・フィアロ少尉です、よろしくね。」

続いては茂人と戦いを通じて愛し合う仲になったデワントン・フィアロと挨拶する。
何度も千代を助け共闘したモーア・カリダムの上官であり、ミリアが一番信頼する副官である。
見た目は真面目そうで、ゆったりしている。

望月初芽「姉さん、いろいろな人と会いますね。」

望月千代「話しすぎて料理食えないわ。」

望月初芽「まぁまぁ佐官がいないだけマシでしょ。」

望月千代「そうだけど・・・・」

いろいろと会話したせいで料理にてがつけられない・・・

チェヨン「千代ようやく見つけた。」

望月千代「チェヨンあなたも来ていたのね。」

チェヨン「基地内勤務はないから来れたのよ。信一郎は基地勤務継続・・勤務中に女性兵士のタイトスカートのヒップラインを見て上官に怒られてね。」

戦友のチェヨンもパーティ会場にいたが、信一郎は女性兵の尻に注目して勤務を怠ったとし罰則として基地勤務継続を命じられ仕事中。
千代は自業自得だなぁと思う・・・・すると・・・・

チェヨン「あれは何?」

望月千代「あれは黒いサンタ・・・・・」

チェヨン「普通のサンタの隣にいるけど、なんか不気味。」

サンタクロースとサンタガールに扮した2人のとなりに黒い不気味な髭をつけたおじさんがいる。
一体何者なのか分からない・・・

望月初芽「さすがのチェヨン姉ちゃんでも分からないか。」

チェヨン「あらあなたは知っているような素振りね。」

望月初芽「まぁねぇ、あれは悪い子供をぼこぼこにするクネヒト・ループレヒトというサンタさんだよ。」

望月千代「クネヒト・ループレヒト?」

◆クネヒト・ループレヒト
サンタクロースの相方的であり、悪い子供をお仕置きするために存在している。
長い髭をもち、毛皮を着ているのが特徴である。
日本で言うなまはげみたいな奴。
子供が嫌がる物をあげたり、すごく悪い子は拉致ってしまうらしい。
無論普通にプレゼントを与えるサンタでりんごや木の実、ジンジャーブレッドなどをご褒美として与えるが、悪い子は袋で殴ったりする。

チェヨン「なんで危ないサンタがいるのよ?」

望月初芽「最近道徳のない悪い軍人が増えつつあるから、今年から導入したそうよ。」

チェヨン「へぇ」

チェヨンは何故このサンタが初芽に聞くと悪い軍人が増えているから今年から導入したらしい。
初芽が知っているのは、中身が警務官であり同僚であるから。

「さて君達はお祈りしたかな?」

話しているとクネヒトがやってくる、まず最初は千代であった。

望月千代「私は神道なのでしていません。」

お祈りしているかと聞かれると、千代は神道なのでしてないという。
千代と初芽の姉妹は先祖代々神道の家柄であり、先祖の一族にいた歩き巫女の頭である望月千代女もそうであった。
すると・・・・・・・・・

「ほほほほほ、そんな君にはこれをあげよう・・・」

                       ポンッ 

望月千代「何これ・・・・・・げっ・・・・・・・・・・椎茸!?」

クネヒトは千代の嫌いな椎茸を手元に渡した、干し椎茸ではなく生椎茸である。
それを見た千代は思わず気を失いそうになりそうになる。

望月初芽「あっ・・・・姉さん・・・・クネヒトはきちんとお祈りしたかを確認し、YESと答えないと嫌がらせするのよ。」

望月千代「最初から言って・・・・それよりこの気色悪い異物とってよ~」

クネヒトはお祈りしているとご褒美くれるが、しないと灰袋で殴ってくる事がある。
さすがにそれはアウトなので、比較的に人が貰っても嫌な物をあげる方針であるが・・・・
千代的には凄いダメージであった・・・・・

これ以降クリスマスの前には、神道の祈りをしてからクリスマスに行くようになったと言う。
_____________________________________________________

望月初芽「ちなみに千代姉さんの年末年始は巫女して活動します。」

望月千代「ちょっこら!!」

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義綱兄さんの川上犬

2017-11-26 23:35:16 | マクロスほのぼのオムニバス
第1次星間大戦時、ゼントラーディ軍第118基幹艦隊.通称ボドル基幹艦隊により人類の9割は消滅した。
無論、人間だけではない。
先人達が作りあげてきた歴史の遺産や資料や地球の自然なども消えた。

自然・・・・無論、数多くの動植物達も含まれており。
かなりの生き物が絶滅する憂き目を見る・・・・・・・

だが

遺伝子情報のデータが旧地球統合軍軍事施設や民間団体に保管されており。
マイクローン装置を使い、様々な動物の復元が行われた。
ニホンオオカミなどの戦前前に絶滅した動物を含めて・・・・・・

だけど、そのまま生き残った生き物もおり・・・
ある程度の個体を回収しクローニングで複製している・・・・

            【西暦2010年12月2日.マクロスシティから離れたアラスカ区】
望月千代と初芽の姉妹は軍の休暇もありマクロスシティの隣であり、行政区はアラスカ区の街に来た。
目的は兄義綱の家に行く事である。
今回政府からある特別な使命を与えられたらしく、義綱からはぜひ来てくれと言って来ている。

望月初芽「兄さんがぜひ来てくれってなんだろう?」

望月千代「さぁね。」

望月初芽「あらっ姉さんは興味ないの?」

望月千代「どうせ義仲と千初の子供自慢と奥さん自慢・・・・分かり切っている事を楽しみにするのも酷だわ。」

望月初芽「あぁぁ・・・・それね、分かる気がする。」

千代は義綱の事だから、奥さん自慢子供自慢だろうと見ていた。
地味な兄は普通のサラリーマンで、家族愛が凄い人。
その反面、家族自慢が多く退屈する・・・・・
まったく一人身である自分達を配慮してくれないかな・・・・と千代は愚痴を吐く
義綱の家に近づくと・・・・

ワンワンワンワンワンワンワンワン

犬の鳴き声が聞こえる。

望月初芽「兄さんの家からじゃない。」

望月義綱「犬でも買ったのかしら?今は復興中で買うのが困難らしいけど。」

鳴き声は義綱の家からである。
千代はまさか義綱が犬を買って自慢かと思うが、今は動物復元中でありペットは困難なはずである。
真偽を確かめるべく家に入ると・・・・

ワンワンワンワンワンワンワンワン

黒っぽい子犬がいる。
なんとも懐かしい感じの犬であり、自分達を好奇心旺盛な目で見る。

望月千代「この子犬は・・・・」

千代は黒っぽい犬を見ると何処かで見た事のあると感じる。

望月奈津「あら千代ちゃんに初芽ちゃんいらっしゃい。」
義綱の妻

望月千代「義姉様お久しぶりです。」

望月初芽「これ・・・・リン・ミンメイの歌のCDです。」

望月奈津「ふふ丁寧にありがとう。」

そんな中、義綱の妻である望月奈津がやってくる。
かなりの美人であり、まさに信州美人とも言うべき人である。
まるで日本画のような人と・・・・・・

望月千代「所で義姉様。」

望月奈津「何?」

望月千代「あの子犬は・・・・・」

望月奈津「ポチね、・・・犬種は川上犬よ。」

望月千代「川上犬!?川上村に住むニホンオオカミの血を引き継いだ柴犬の一種?」

望月奈津「そうよ♪」

千代は奈津に黒っぽい犬の事を質問すると、奈津は川上犬と答える。
川上犬とは日本国長野県佐久郡川上村原産の柴犬の一種である。
ニホンオオカミと交配した伝承があり、猟犬として主に使われていた。
第2次世界大戦時の日本の食糧難が原因で個数は減少し天然記念物を解除されるが。
多くの人々の活動で個数は増え、再び天然記念物に戻っている。
日本全国では300頭程しかいない、貴重な日本犬である。

その貴重な犬である川上犬のポチ、なんで義綱が飼っているのか・・・
そんな事を言おうとする千代だが、最初に声をあげたのは・・・・

望月初芽「なんでうちの兄が貴重な川上犬を飼っているんですか?今年終わった大戦で数は減っているのに・・・」

望月奈津「あぁそれね。」

初芽である。
もっととも警務官と言う軍内部の警官の仕事についており、貴重動物の違法な取引がないか一般の警察と協力する事がある。
軍内部で余計な事をする集団がいるためであり、武力闘争となった場合警察力では対処できないためである。

その貴重な川上犬を飼っているのか、まさか・・・・・軍の一部集団から飼ったのかと
初芽は義綱を疑った。
その疑問に対し・・・・・

望月奈津「統合政府が日本犬復興プロジェクトとして川上犬を飼ってくれて頼まれたのよ。無論、交配するためにお隣さんの高梨さんが雌の川上犬を飼っているのだけど。」

望月初芽「政府のって・・・それ!?」

ワン

統合政府から日本犬復興プロジェクトで飼ってくれと頼まれたと言った。
無論、毎月犬を飼うだけの補助金と保険付きで・・・・
初芽はその事実と兄義綱から言われた事を思い出し驚く・・・・

望月初芽「ねぇねぇ姉さん。」

望月千代「何?」

望月初芽「あの地味な兄さんが政府から重要な仕事を任せられるってどう思う?」

初芽は千代に地味でごく普通な平凡なサラリーマン。
それが政府が進めている日本犬復興プロジェクトの一人に任せられている。

望月千代「別にいいんじゃない、地味が特徴である兄さんに新たな特徴ができて。」

望月初芽「それは酷いわね。」

望月奈津「それはある意味(笑)」

サラッと酷い事を言う千代。
事実なのでここは笑うしかなかった。
千代は言い終えると笑顔でポチの頭をなでる。

望月千代「犬か・・・私も飼いたいな・・・・」

とペットを飼いたい願望が出てきた・・・
その時・・・・・

ワン
カプッ
イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ

ポチが突然、千代の指を甘噛みした。
だが、予想以上に力が出たのか千代が痛がる程噛んでしまう。
以降、千代は犬派から猫派になるのであった。
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ミリアとラウラ 孫娘(ミラージュ)と孫(ハヤテ)に繋がる因縁 AD2030年編

2017-11-24 20:37:13 | マクロスほのぼのオムニバス
ミリアとラウラはお互いにライバル視している。
これはゼントラーディ軍時代からずっとの事である。
なんたって鏡のような存在である。

後にミリアの孫ミラージュとラウラの孫ハヤテもお互いライバル視している。
血は争えん・・・・・そんなもんである。
だけど、仲が悪いと言うわけではない・・・・

そんな因縁深い二人の2030年のとある出来事を紹介する。

                    【西暦2030年.月面クラビウスシティ】
ラウラは吉野大樹と結婚し、仕事面でも同じ部隊に合流し隊長.副隊長と言う役割にいた。
大樹は今ではクラビウス第2航空大隊隊長であり、自分は一個中隊隊長であり第2航空大隊副隊長である。
かなり出世したし、子宝に恵まれている。

結構人生は幸せな気分。
ラウラはそう思っている・・・・・なんたって、何不自由ないから・・・・・・・・

と・・・・・・・そんな事を思っている・・・・ある日

ミリア「久しぶりねラウラ。」

ラウラ「久しぶりねミリア。」

久しぶりな感覚でミリアと再会した。
数年ぶりという感覚で・・・・・・・この時のラウラはまだ幼い朝灯を連れていた。
ダンシング・スカル隊は別の隊員と交代しミリアとその夫マックスは去り。
最後に養女であるモアラミアもさった・・・
コードネームだけは持って行ったが、当分は訓練教官しかやる事のない状態になっていた。

ミリア「まさかあのラウラが子供を連れているとはね、何歳?」

ラウラ「3歳よ、結構大人しく無口だけど。今は幼稚園に通っているわ・・・・」

ミリア「ふ~んミランダより1歳下か・・・・」

ラウラ「それが何・・?」

ミリア「なんでもないわ。」

だけど、微妙な雰囲気になってしまう。
どうしてこんな雰囲気になってしまうのかは二人だけが知っている。
周りの人には分からない怪しいワールド・・・・
それがこの二人の今の状態である。

ラウラ「にしても・・・・・おばさんになったわねミリア・・・髪型はモーアみたいになっちゃってどうしたのかね?」

ミリア「・・・・・・・・おばさん・・・・・・・・あなたも人の事言えるのかしら?少年みたいなレディブルー」

ラウラ「へぇ・・・・・・」

二人の状態が険しいのは事実である。
時のは協力し合う中であるが、共通の目標がいなくなれば直ぐに仲が悪くなって対立する。
それがミリアとモーアと言う二人のメルトランである。

ミリア「さぁて早く病院に行かないとね。」

ラウラ「病院?」

ミリア「実は妊娠しているのよ。」

ラウラ「マジ・・・・」

ミリア「マジ。」

ミリアはラウラが見ている前で、お腹を摩り妊娠していると言う。
それを聞いてまさかとラウラは驚いた。
なんせ既にミリアはマックスとの間に6人の娘がいる。
ラウラも大樹との間に朝灯を含めて3人いるが、7人目・・・・・
養女含めて既に7人の娘いるのに・・・・・・・・・

ラウラ「マリア大丈夫?」

ミリア「何が?」

ラウラ「約20歳も歳の離れた妹でしょ、親子と間違えられない?」

ミリア「あの子ならば大丈夫よ、いい女だし・・・別にいいんじゃない・・・」

ラウラ「あ・・・そうなの・・・・(汗)」

ラウラは20歳になりつつあるミリアの長女コミリアが親子と勘違いされるのではないかと心配する。
ミリアは大丈夫だと言うが、後にコミリアはこれから産まれてくるであろうミレーヌと過ごすと必ず親子に間違われる災難に見舞われている。
その事が原因でコミリアは、少しの間ミリアとマックスと会話しない時期が出来てしまう・・・・

ミリア「じゃぁね、ラウラ。病院の後、モーアに会わなくちゃいけないから。」

ラウラ「えっあいつクラビウスにいるの?」

ミリア「そうなのよ、じゃぁね。お馬鹿なラウラちゃん♪」

ラウラ「そうなのか・・・・・って誰がお馬鹿なラウラちゃんだ!!おいミリア!!」

ミリアは颯爽に去って行く。
病院行った後は、モーアこと星村絵里と会わなくてはいけないのだから。
最後に捨て台詞としてお馬鹿なラウラちゃんと言うとやはりラウラは反応してしまう。
困った物だと・・・・・・・・・

そして時は流れ・・・・・
ラウラの娘吉野朝灯は成長し衛生兵になりライト・インメルマンと出会い3人の子を産み。
ミランダも同様に成長し、新たな妹ミレーヌの誕生を経てミラージュを始めとする3人の娘を産んだ。

西暦2069年

                      【惑星ラグナ.ケイオス.ラグナ支部】
ミラージュとハヤテはかつての祖母同士が因縁持っていた事を話し合った。
二人はこの話で盛り上がったが、同時に呆れ返ってしまう。

ハヤテ「まさかばあちゃんが・・・」

ミリア「情けない喧嘩を繰り返していたとは・・・・」

情けない喧嘩・・・・・・・・ハヤテとミラージュの言う通り、そんな喧嘩を今だに繰り返していた。
無論、ミリアが超長距離移民船団マクロス7の市長になったりラウラが軍の幹部になった後も・・・
本当にどうしてこの二人は喧嘩ばっかりしているのか・・・・・

ミラージュ「前にいいましたが、ハヤテ・・・・最初から何か因縁があると・・・・」

ハヤテ「はぁ何言っているんだよ、そのセリフは俺も同じだっての。」

ミラージュ「そのセリフは同じですか・・・・」

ミラージュはハヤテの祖母ラウラとハヤテ合わせて何か因縁があると・・・
それにハヤテもそのセリフは同じだと言う・・・・・・

ミラージュ「まぁ写真見ましたけど、本当にそっくりですね・・・・・・・」

ハヤテ「それは同じだっての・・・・・・ミラージュだってそっくりだぜ。」

ミラージュ「そうかな・・・・・・・」

二人はこの後も論争を続けた。
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望月千代 ダブルエピソード

2017-10-11 13:09:20 | マクロスほのぼのオムニバス
ジャック・オー・ランタン作成

              【西暦2010年10月30日 マクロスシティ 望月千代軍曹.官舎ベランダ】
千代は初芽と共にこの日大量のオレンジ色をしたカボチャの中身を取り除いていた。
なんでオレンジ色のカボチャの中身を取り除いているのか・・・・
明日は10月31日、ハロウィンであるからである。

現在千代は新統合陸軍第3警備歩兵連隊に所属している。
連隊が所在する北部マクロスシティ駐屯地では、地域住民と戦後初のハロウィンイベントを楽しもうという事で千代と同居してる妹初芽と共にジャック・オー・ランタンの制作に取り掛かっていた。
カボチャだけではなく、大きなカブも置かれている。

ジャック・オー・ランタンは発祥の地アイルランドおよびスコットランドではカブが使われているが・・・・
カボチャのイメージが広がったのはアメリカで生産量の多かったカボチャで代用しそれが広がった物である。
基地司令官で連隊長であるラオール・マーフィー大佐により様々なハロウィンの文化を尊重するという事で2種類(カボチャ・カブ)のジャック・オー・ランタンが作られる事になった。

ところが・・・・・・・・

望月初芽「姉さん・・・・・」

望月千代「何?」

望月初芽「オレンジ色のカボチャ(正式名称ペポカボチャ)は分かるけど、なんで煮物に使う故郷(日本)お馴染みのカボチャがあるの?」

望月千代「いいじゃない面白いから・・・」

望月初芽「面白いとかじゃない作りにくい!皮が戦車のように固いわ!なんで使うのよ!!」

千代はなぜか緑色のかぼちゃ(正式名称セイヨウカボチャ)を持ってきていた。
これもジャック・オー・ランタンの材料になるのだ。
煮物しか使うイメージがないので初芽は文句言う
その文句に千代はなんとも言えない笑顔・・・・・・

望月千代「あたまの部分を切り取ればいい、このナイフでね。」

望月初芽「頭って・・・・・・あっ・・・・・」

そんな笑顔をした直後、千代はかぼちゃの上の部分をナイフで切りはじめた。
このナイフはかなり切れ味がよく、ある程度の硬さの物ならばなんでも斬れ。
軍事兵器の一つであるのでこれで人を斬ったら確実に大けがか直撃すれば死である。
千代はカボチャの頭を切り取った。

そして専用の取り出し機を使い中身を取り出し、ジャック・オー・ランタンの形にしていく。

望月千代「なっこうしておけば出来るだろ。」

望月初芽「あはははははは・・・・・・流石姉さん(汗)」

簡単にジャック・オー・ランタンを作り出した姉千代に初芽は笑うしかない。
喜びじゃない、慌て笑いを・・・・・・・
そしてカブも仕上げていき、部隊に提出分のジャック・オー・ランタンが完成する。
後は問題は中身である・・・・・・・・

大量にできた中身、売るほどあると言っていいほど・・・・・・・

望月千代「料理するか・・・・」

中身はきっちり料理し、無駄を無くしました。

きのこの日だからって椎茸を持ってくるな!

きのこの日・・・・
ASS-1後のSDF-1マクロスが落下する前の5年前.AD1995年日本国の日本特用林産振興会により制定された条例である。
統合戦争を経て第1次星間大戦を生き抜いた某日本国の議員がきのこの日を制定しようという日ができてしまった。
制定された日は、10月15日である。

そんな中

                       【北部マクロスシティ駐屯地の休憩室】
千代は仲間らと共に休憩していた。
休憩中にやっているのは今後の演習のスケジュールやアゾニア軍団なるゼントラーディ軍集団と遭遇した場合の迎撃プランや市民の避難誘導などと実質休憩とは言えないような事をしている。
そんな中、一人の女性兵士が籠を持ちながら休憩室に入ってきた。

浅野ねね「いやぁきのこ豊作だったね、OTM(Over Technology of Macrossの略)の技術様様だよ。」
新統合陸軍北部マクロスシティ駐屯地大坂亭の調理兵.浅野ねね.軍曹

その女性兵士の名は浅野ねね、料理自慢の女性兵士である16歳ながらもお母さん的な性格な人である。
中の籠に入っていたのはきのこらしく、エノキやアワビタケなどいろんな食用キノコが積んであった。
千代はそれに気が付き中身を除く。

浅野ねね「こらっ!!悪い子だね、夕飯は6時間後でしょ。」

望月千代「も.申し訳ございません。気になって。」

浅野ねね「気になるね~、まぁこんだけいろんな種類のキノコがあるから気になってもしょうがないか~。まぁいいっか、手伝ってくれる?これからキノコの選別作業するから。」

と案外すんなり許してくれた。
千代はねねの願いにより、きのこの選別を開始した。
籠の中のキノコの種類は・・・・・

サクラシメジ(食用)
フユヤマタケ(食用)
ヤギタケ(食用)
コクリノカサ(食用)
オトメノカサ(食用)
ウバノカサ(食用)
ハダイロガサ(食用)
などのキノコであった。
千代は楽しくキノコを選別していたが、あるキノコを触って一瞬にして顔色を悪くする。
そのキノコとは・・・・・・

望月千代「し.椎茸・・・・・・」

浅野ねね「そう椎茸、椎茸のネギ味噌焼きにするとおいしいのよね。そうそう椎茸の肉詰めとか・・・」

椎茸である。
日本では20世紀になるまでは高級食材であり、江戸時代は儲けたら大金持ち売れなかったら一家離散となるキノコであった。
千代はそのキノコが大嫌いであった、後味がなんとも言えないと・・・・・・・・・
千代は思った、椎茸があるコース料理は無視しようと・・・・・・
そう考えていると・・・・・・・・

浅野ねね「ちなみにほとんどのコースに椎茸は必ず一品入っているよ♪」

望月千代「何!?」

すべてのコースに椎茸が入っていると・・・・
千代の目の瞳から色合いが無くなってしまった・・・・・・・・

浅野ねね「さぁて再びキノコ園に言ってキノコ回収しよう。」

作業を終えると、ねねは再びきのこ園に行く。
そんなねねの後ろ姿を見ながら千代は落胆しながら演習場に向かった。
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今川義盛議員の野望

2017-09-30 15:38:10 | マクロスほのぼのオムニバス
わしの名は今川義盛.自由共和党の議員である。
ごく普通に月面アポロシティでアポロシティの市長をしていたが、ゼントラーディ軍と言うへんてこりんの名前の軍隊に地球が砲撃された。
無論、故郷が亡くなってしまい統合政府の機能を失ってしまったが・・・・・・・・・・

臨時大統領はこ生意気なナンパなイタリア人.ブルーノ・J・グローバルと言うけもっふ(煙草愛好家の愛称)がなったらしいが・・・・・・・・・

次の大統領がある・・・・・・・・
戦後体制下の大統領、上手く纏めればわしは世界史的にも英雄じゃ!
明治初期に名家今川本家は断絶した(今川家は1887年今川範叙の死により断絶している)が、わしが再興してやるぞ!
庶家の家だが、最後のチャンスぞ!

うははははははははは

星村謙三「で次の大統領は誰を支持しますか?閣下?」
地球統合宇宙軍参謀次官.星村謙三

ギャスバル「そうだな・・・・・・・・」
地球統合宇宙軍参謀長.ギャスバル・イゴール

あれは宇宙軍参謀長で宇宙軍総司令官とも言うべきギャスバル・イゴールと腰巾着の軍人家系の小童星村謙三。
まぁいいあいつらにわしの支持を願おうか、にししし・・・・・・・

星村謙三「織田信家市長を財務省長官任官を支持しますかね?」

ギャスバル「あぁクラビウスシティの市長かそれはいい、白川君やホイットニー君も誘おう。」

な.なんだと!!
お.おだだと!!あの不良息子織田長信を息子に持つ織田信家を財務省長官任命だと!!
ふざけおって・・・・・・・・・・・・・・

「今川市長どう思う?」

「市民には人気あるけどね・・・・・・・・・」

あれは基地の女性兵士・・・・・・・・・
わしの噂をしているが・・・・・・どれどれ聞いてみるとしようか・・・・・・・・・・

「ミッドウェーの愛理(桐原愛理の事)が言っていたけど、時代錯誤な麻呂眉ありえないだってさ~」

「メイリン、それ分かるわ。デブで、頼りないしニヤ顔がイノシシみたいだし。本当にダメダメ政治家の顔よね。」

「そうそう分かる分かる!!」

麻呂眉がありえんじゃと!!それにダメダメ政治家な顔でイノシシ!
ムキーなんたる恥辱!!この娘らは・・・・・・・・・
まぁいい、今は議会は休会中だ・・・・・・・・・街で一人お忍びで飲むとしよう。

織田長信「地球が壊滅で・・・・あるか・・・・・・・・・親父も張り切っているな。」
暴走族ブラッククオッカリーダーで織田信家の長男.織田長信

前田益家「いいのかヘッド・・・・・・抜け出して?」
ブラッククオッカ一員.又佐.前田益家

織田長秀「クラビウスで閉じこもっても様子は変わらんな、もっとも・・・・騒いだどこで地球壊滅の事実は変わらん。」

ボブ「そうですな・・・・・・」
ブラッククオッカあだ名.弥助.ボブ・クロックハート

ぐあっ・・・・・・・・・・・・あいつは織田信家の馬鹿息子、織田長信・・・・・
それにあいつははアポロとブラッククオッカの悪がき共・・・・・・・・・
うぉのれ!!

毛利良一「あいつ麻呂親父じゃねww」
ブラッククオッカ.マングース.毛利良一

ケビン「確かに・・・・おじゃる議員」
ブラッククオッカ.コマンダー.ケビン・ハットリ

くそぉぉぉ覚えていやがれ!
いつか統合政府の大統領になって見返してやるからな!
覚えていろ~

毛利良一「兄貴麻呂親父逃げるぜ!」

織田長信「捨て置け、どうせ俺はあんな小物は好かん!親父、濃い焼き鳥と濃いカルピスはまだか!」

「はいよ~」

◆メモ
月面ではOTMの力により食料自給率はかなり高く。
戦後の食糧生産拠点になっている。
(月の中に海があり、太陽と同じ光で地球上と同じ海を作っている)

その後義盛は新統合政府の大統領になれませんでした・・・
一方の織田長信は惑星エデン自治政府の大統領になり、その後悪がき長信少年は運命的な出会いを果たす・・・・それは別の話

                   【そして西暦2041年 惑星メルド】
今川一族は惑星メルドに移住していた。
今川義盛は隠居しのんびり過ごしており、2059年まで長生きした。
今川家の長女今川瀬名は士官学校の勉強のかたわら、祖父の日記を読んでいた。

今川瀬名「兄上・・・・・・」
新統合宇宙軍士官候補生.今川瀬名

今川昌秀「なんだい瀬名?」
新統合宇宙軍今川昌秀.大尉

今川瀬名「おじい様って、つくづく馬鹿だよね。」

今川昌秀「えっ・・・・・・・・・」

祖父の日記を読んだ瀬名が発した言葉である。
普段の彼女は控えめで真面目な性格であり、まさかその言葉が出てくるとは思ってもいなかった・・・
ことごとく酷いと・・・・・・・・・・

吉野朝灯「瀬名先輩!!」
吉野大樹とラウラ・べルタリアの娘
アサヒ・インメルマン.ハヤテ・インメルマンの母になる女.吉野朝灯

今川瀬名「はいただいま!」

瀬名は後輩である朝灯の言葉に穏やかに答える。
その光景を見ていた兄昌秀は、さっきの祖父は馬鹿だよねと言う発言にどんな事を思うか・・・と
いろんな意味で心配してしまう。

                    ぶあっくしょん

今川義盛「また誰かわしの噂をしておるな・・・・・・・どうせ惑星エデン自治政府の大統領になった織田の小倅だな・・・・・・・・そうに違いない!」

だけど実際に義盛は馬鹿なので・・・・・・・気にしないほうがいいか(笑)
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コミリア 20歳以上年下の妹ミレーヌを育てる。

2017-04-10 13:29:12 | マクロスほのぼのオムニバス
西暦2031年、エカテリーナ星雲.ウラガ級宇宙空母レッドムーン。
マクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナ・ジーナスとの間に生まれた。
コミリア.ミラクル.ミューズ.テレーズ.エミリア.ミランダ.養女モアラミアと並ぶ7人目の娘でもあり、8人目のジーナスシスターズである。

その十数年以上後にファイアーボンバーのメンバーとして活躍し。
20代にソロ歌手として活躍する事になる。

               【西暦2031年8月】
コミリア「1日だけミレーヌを預かってもらいたい?なんでぇ?」

ミリア「私達仕事で忙しいから育てる子がいないのよ。」

有給休暇をもらい実家に帰省していたコミリアはミリアから1日だけミレーヌを預かってもらいたいと頼まれる。
たまに休暇をもらいミレーヌに付き添いつつ教官職についているミリアであるが、この日ばかりは忙しいので1日中家を明ける。

コミリア「ミラクルやミューズやテレーズそんでエミリアとかいるでしょ?」

ミリア「それが学校の修学旅行だったり、ミランダも幼稚園のお泊まり会で・・・・・・」

コミリア「お泊まり会多いでしょ!!」

本来ならば一番上のミラクルが率先してミレーヌの子育ての補助をするが。
一同誰もいない、家にはただミレーヌ一人残された感じで。
このままでは育児放棄になってしまうので、都合のいい時にコミリアが有給で家にいる事である。

ミリア「だからお願いしてねん♪」

コミリア「別にいいけど、正直自分の娘と勘違いされるのは嫌だからね。」

ミリア「いいじゃん自分の娘で通せばね。」

コミリア「私は20歳!!ママみたいにおばさ・・・・・・・・」

ミリア「誰がおばさんですって!?この馬鹿娘!!!」

コミリアとミレーヌは偶然なのか20歳も離れた姉妹である。
下手したらコミリアが若い母親だと勘違いされてしまう。

そう思いつつ引き受けたが・・・・・・

セイレン「マリアちゃん、その子.可愛い娘さんですね。いつ結婚したんですか?相手は誰?内緒で結婚するなんてやりますね♪」
コミリアの同僚.セイレン・アンガーミュラー

コミリア「私・・・・・・・の・・・・・妹なんですけどね・・・・」

セイレン「えっ!?そうなの!?」

コミリア「うん・・・・・・・・・・」

同じく帰省していたセイレンにミレーヌを世話している所を遭遇した。
やはりコミリアの危惧していた通り、やはり勘違いされてしまった。
まだぴちぴちの20歳なのに・・・・・・・・

セイレン「でもいいな、こんな歳の離れた妹がいて。」

コミリア「セイレンは兄弟は?」

セイレン「いるけど、そこまで赤ちゃんの兄弟はいないのよ。ミレーヌちゃんを見ているとなんか・・・・・・羨ましいなって思ったの・・・・・・・」

セイレンは20歳も離れた妹ミレーヌを見て羨ましがる。
この時代大勢いる兄弟や姉妹は珍しくないが、歳の離れて生まれたての家族ができるのは結構羨ましく感じる。

セイレン「少し抱かせてくれないかな?」

コミリア「別に構わないわよ、さぁミレーヌ.マリアお姉ちゃんのお友達ですよ。」

セイレン「はじめましてミレーヌちゃん、お姉ちゃんの友達セイレン姉さんですよ~べろべろば~」

ミレーヌを抱いたセイレンは笑顔で可愛がる。
セイレンのいろんな芸にミレーヌは笑顔で答える。
コミリアはその光景を和やかに感じる。

20年前もこのようにして可愛がられたのか?

とコミリアはそう考える。
でもどのような事をされたのかは分からない。
そんなに記憶があるほうじゃない。

セイレン「マリアさミレーヌちゃんを見てどう思った?」

コミリア「どうって?」

セイレン「例えば自分も結婚し子供を設けたらミレーヌちゃんのような可愛い子を産んで抱いているとか?」

コミリア「そ・・・・・・・それはですね・・・・・・・・・・」

ーそういえば考えたことがなかったな、自分が結婚し子供を設ける事を・・・・
ーでも好みの男性がいないし・・・・・

ーロット・・・・・・・あいつは違うただの相棒。
ーそんな恋人同士の関係じゃないし、ただの仕事で共に行動する仲間。
ー第1好きでもないし・・・・・・・・・

コミリアは結婚とかについていろいろと考えるようになった。
深く考えたことはなかったことであるし。

その後、コミリアはセイレンと共にミレーヌを1日中育てる事になる。
この経験がのちに結婚生活に役に立ったのである。

                                         【西暦2051年】
コミリアは結局相棒のロットに相互的に愛が芽生え結婚し8人の子供を設けた。
そしてあの時育てたミレーヌは新統合軍パイロットで許婚であるガムリン木崎と結婚した。

コミリア「あの子も成長したわね、あの時は赤子だったのに今はほかの妹と同じく人妻。全員結婚、人生いろいろあるわね。」

コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナス(結婚後、シーン姓になる。)。
ウラガ級カツシマ艦橋にて20年前の出来事の夢から覚める。
それは懐かしく切ない夢であった。
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ドン引きミレーヌ・ジーナスのワルキューレファッション

2017-04-05 15:11:51 | マクロスほのぼのオムニバス
西暦2072年
ガムリンと結婚したミレーヌは
マクロス7船団を離れ超長距離移民船団マクロス14が入植した、惑星ファリオンに念願の夢のマイホームを造りガムリンと幸せに暮らしました。

既にアルテミス.ミラーン.アメリアの3人の娘が儲けているが、既に独立。
同じ惑星ファリオンで別々の場所で住んでいました。

ミレーヌはかつて煩いほど元気な性格であったが、20歳越えると見違える程大人っぽい性格で体つきも姉同様にグラマーな体形になるなど完全な美人となり。
歌のプロデューサーをやったり、稀にTV番組でソロで歌ったりアクション女優として活躍するなど活躍している。

一方のガムリンは階級は大佐に昇進、現在はステルス巡洋艦アブクマの艦長として活躍している。
流石に年齢もあり、目が充血してパイロットは引退したそうである。
引退する前は娘アメリアの教官として鍛えたらしい。

夫婦仲が悪くなく、中々会えないが故にバカップルな感じで抱き合う程である。

その傍ら何処かに旅しているバサラを探しているらしい。

そんな夫婦・・・・・特にミレーヌは・・・・・
ある事をし出すようになる。

それの原因は3年前、ミレーヌの姪ミラージュ・ファリーナ・ジーナスやコミリアの末娘パトリシア【1】が活躍した第2次ウィンダミア独立戦争。
その戦乱の中で活躍した音楽ユニット.ワルキューレ。
ミレーヌはその姿を見て昔を思い出すと言っていたほどである。
戦争終結後二人の姪にウィンダミア独立戦争のワルキューレの話を聞き出したりとワルキューレオタクと言う程である。

そしてとうとう・・・・・・・・・・・

              【西暦2072年 惑星ファリオン荒野】
岩の陰に立つ、遊牧民みたいなマントを持つ人物。
視線の先には古びた建物らしき物。
周囲にはヘルメットを被りアサルトライフルを携帯している。
らしき物の中には人質がおり、口をふさがれていた。
遊牧民は風に煽られながら、そのまま立っていたが・・・

突然
手をあげたと思ったら何かを投げ込んだ。

                 カンッ

「なんだ見えない。」

「スタングレネードだ!!」

投げ込んだ物はスタングレネード。
殺傷性は低いが相手の視界を一時的に奪う兵器である。
炸裂し警備兵は目を抑えるが、岩の陰に遊牧民のような人物はいない。

「くそ敵襲・・・・・ぐっ」

                  バタン

「おいどうした?」

「敵だ!早く人質を秘密通路まで運べ!!」

「了・・・・」

                   ガン
「ぎゃぁぁぁぁ」

「何・・・・」

                   グサッ バタン

次々に周囲の警備兵を暗殺していき、人質を解放する遊牧民らしき人物。
返り血で汚れているが、自身の体からは血は流れていない。
かなり体力に優れた人物である。

                   ブワッ

頭に被っていた物を取ると赤に近いピンク色のショートカットの美人が現れた。
彼女の名はミレーヌとガムリンの三女アメリアである。
新統合軍のエースパイロットであり、現在は教導隊の教官である。

アメリアは解放した人質を連れて建物に到着した警察の特殊部隊に引き渡し、倒した犯人を集めた場所に指を指す。
指した方向に特殊部隊の隊員は突入していき、アメリアはその光景を見ている。
すると一人の小物っぽい士官の男がアメリアに寄ってきた。
当然、お褒めの言葉であるがアメリアはすごく不機嫌な顔をする。

「流石ですキザキ中尉、僅かな時間で強盗団を制圧するとは。民間人救助も流石ですし、犯人は無事拘束です。」

アメリア「まぁ5秒は遅れたんですけどね、それにだいたい本職はパイロットなのにこのVF-Xみたいな訓練させるのって何?ていうか訓練と言うより警察の特殊部隊が実戦でやる事を?」

「ですが、中尉は惑星エデンの第19教導大隊に引き抜かれる可能性があります。警察の特殊部隊の任務を訓練として・・・・・・・・」

アメリア「意味分かんない!!最初から訓練と称するなっての、銃は実弾出し相手も実弾、あたしを訳も分からないまま殺す気か!!」

「それは・・・・・まぁ悪かったよ・・・・・・」

アメリア「フンッ」

あまりにも不自然かつ危険な訓練にアメリアは激怒する。
なんせアメリアは教導隊の教官であり、優秀な人物がある故のプライドから怒りが火山のように噴火しやすい。
こんな不自然な訓練をやらされる事に怒りを覚える。

アメリアは怒りながらその場を去ろうとする・・・・が・・・・・

ーでも明日から休暇で実家に帰るんだ、ママは元気かしら?
ーパパはあたしとすれ違いだから会えないけど・・・・・・

アメリアは明日から有給休暇でありパパとママの住むアオイシティに一時帰省する事になっていた。
いつも女性寮に住んでいるアメリアであるが、親に会えるのは嬉しい。

アメリア「さっきは上官に怒鳴ったけど・・・・・・・・なんか嫌なまま帰れないな・・・・・・謝ろう。」

とさっき怒鳴った事を振り返って上官に謝った。
上官からそれが許されると、そのままバイクに乗って基地へ帰り。
私服に着替え、バイクで空港まで行きそこで飛行機に乗ってアオイシティに向かった。

ミレーヌ「何ヶ月ぶりなんだろうね、実家に帰るの?パパには会えないのも残念だけど、アルテミス姉さんやミラーン姉さんは帰ってきているのかしらね?」

といろんな事を思いつつ自宅へ向かっていく。

                  ガチャ

アメリアは自宅に到着するやいなや鍵を開けて黙って入る。
学生時代からいつもそうであり、よく母親に怒られていたが。
軍に入っても変わりはない。

そのまま入っていき母ミレーヌがいる部屋まで行く、

アメリア「ママ、アメリア・キザキ中尉ただいま帰り・・・・ま・・・・し・・・た?」


部屋に入って帰ってきた事を報告しようとするが・・・・
目の前には信じられない物が飛び込んできた。

ミレーヌ「あっ・・・・・・」

そこには従姉妹であるミラージュが守っていたワルキューレのコスプレをする母ミレーヌの姿を見た。
末娘に恥ずかしいワルキューレのコスプレ趣味がばれたミレーヌは顔を真っ赤にさせた。

その姿を見たアメリアは回れ右をしてそのままミレーヌの部屋から去った。
アメリアが去った後のミレーヌはぽかんとした。
自分の部屋に入ったアメリアはさっきの光景は幻だろうかと思った。

いい年をした来年40歳になるおばはんである母がワルキューレの格好!?
いくらなんでもそれはないと・・・・・・・・思ったが・・・・・・・・

あの光景は脳裏に焼き付いてしまった。
やはり母はワルキューレのコスプレをしていた。
あれは幻じゃない。

いくら容姿が永遠の20代でもあれはおかしい・・・・・・

生真面目すぎる性格のアメリアはリビングに行く母ミレーヌに話そうと下に向かう。

アメリア「むっ・・・・・・・・」

ミレーヌ「あらアメリア帰っていたの?お疲れ様。」

アメリア「あっどうも。」

普通の格好をしているミレーヌの姿をしていた。
服装はただの平凡な私服。
言葉づかいは、大人っぽい。

アメリア「なぁんだただの見間違えか・・・・・」

ミレーヌ「見間違え?なんの話?」

アメリア「ううんなんでもない。」

今のミレーヌの反応を見て、アメリアはきょとんとする。
さっきのは一体なんだったのだろうか?
アメリアは顔をぎゅっとする・・・・・

いろいろと考えた結果・・・・・・・

ーあれはやはり幻だったのだろうか・・・・・・・・・
ー疲れてコスプレをしているように見えただけなのか・・・・・・
ー最近軍の仕事忙しいからそう見えたんだな。

ーうん

ーあたしはママがワルキューレのコスプレをしていたのは見ていない。
ーあれはあたしが疲れて見た幻。

ミレーヌが自分の歳を考えずにワルキューレのファッションはしていない。
あれは幻であったと結論付ける。
真面目な母があんな事をするわけがないと・・・・

実際本当にどうなんだろうか?・・・・・・・

それは永遠に知る事はなかった・・・・・

ミレーヌ「あぁ・・・・・なんとか誤魔化せてよかったわ・・・・・・・危うく親の威厳を損なう所だったわ。」

___________________________________________

【1】
コミリアの娘パトリシアはマクロス⊿に登場した魅力的な胸の人物の事。
元々モブキャラクターでしたが

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ミリア1級空士長.なんで私の事信頼してくれないんですか?(泣)

2017-03-31 23:01:08 | マクロスほのぼのオムニバス
時は西暦2007年。
まだ地球人類が地球統合軍と反統合同盟軍に分かれて戦争をしていた時代。
ゼントラーディ軍ボドル基幹艦隊はまだ文化も知らずに監察軍と戦い続けていた。
そんな500万隻の艦隊の一つである女性部隊の一つラプラミズ艦隊ではいつものように戦闘の準備をしていた。

モーア「ミリア1級空士長、なんで次の作戦では私を相棒として連れて行ってくれないんですか?」

ミリア「どうしてもだ。」

モーア「納得いきません、私はミリア1級空士長より2番目の実力はあります。戦力として申し分ないでしょ。」

ミリア「それでも駄目だ。」

ゼントラーディ軍の女性兵士モーア・カリダムが駄々をこねるようにミリアの相棒になりたいと言っているが。
ミリアからは何度も拒否されている。
それに納得しないのか、モーアはしつこくミリアに拒否られる。

モーア「なんで私を相棒にするのが駄目なのか教えてくださいよ。」

ミリア「どうしても聞きたいのか?」

モーア「えぇ聞きたいですよ。」

モーアはミリアになんで自分が駄目なのか質問する。
一体なんで自分が駄目なのか、正直意味が分からない。

だが

彼女はこの直後にショックとヤック・デ・カルチャーな理由を聞かされる事になる。
それは・・・・・・・・・

ミリア「だったら教えといてやる、お前は戦場に置いて私の背中を預けられる程信頼してないからだ!!!」

モーア「がっ・・・・・・・・・・・」

ミリア「分かったか・・・・・モーア・カリダム3級空士長。」

戦場において信頼されていない。
モーアは心臓をえぐり取られそうなショックを受けてしまった。
腕前はよっぽど自信があったモーアであるが、これは流石に痛い。

モーア「相棒は誰になるのですか?」

ミリア「一番戦場に置いて信頼しているのは、デワントン・・・・・デワントン2級空士長だ。」

デワントン「ごめんねモーア。」

デワントンはミリアが一番部下として信頼しているランキングでは1位になる程の優秀な腕前で有能な補佐役である。
無論、2番目に信頼しているのは無論もう一人の副官のメールである。

そしてモーアが一番気になっている事は・・・・・・・・・・・・・・・

モーア「私は部隊30名の中で何番目に信頼されているんですか?」

ミリア「聞きたいのか?」

モーア「勿論です。」

自分が部隊30人中何番目に信頼されているかです。
ミリアは躊躇しないで言わなそうな感じであるが、それをなんとしても阻止しない人物がいた。
それは・・・・・・・・

デワントン「それ聞かない方がいいと思うな。」

モーア「なんでですかデワントン2級空士長!?」

デワントンである。
何かモーアがミリアから見れば何番目に信頼されているか知っているようである。
それになんで隠す必要があるのか?
モーアはデワントンと上官ミリアを怪しんだ。

モーア「じゃあデワントン2級空士長を無視していいので、教えてください順位を・・・・・」

ミリア「うむ・・・・・」

デワントン「無視しないでよ、仮にでもモーア。私は上官・・・・・・・・・」

前進あるのみとモーアはミリアに自分が何番目に信頼されているか聞く。
問題発言として上官無視して教えろ。
デワントンは優しく怒りながら自分が上官だと主張しようとした直後・・・・・

ミリア「私がお前に何番目で信頼しているのは一番最後の方だぞ。」

デワントン「あっ・・・・・・・・・・・」

モーア「いっ・・・・・・・・」

とミリアがさらっと信頼度を言ってしまう。
それを聞いたモーアは更なるショックを受け涙目になる。
信頼度は一番下、腕前は二番目なのに信頼度は下・・・・
等々泣き始めてしまい・・・・・・・・

モーア「あんまりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

と泣いて自分の部屋まで泣きながら待機室から出て行ってしまった。
その後ミリアはデワントンを引き連れ監察軍の補給艦隊強行任務を成功させたのである。

時は流れて西暦2021年 とある月面アポロ基地のバー

星村絵里「ミリア1級空士長、こうして飲むのは数カ月ぶりですね。」

ミリア「それは何回も聞いているようなセリフなんですけどね・・・・・・・・」

ミリアとモーアいや絵梨はお酒を二人で飲む間柄であった。
VF-Xの隊員だし、両者は娘を持つママである。
案外二人と酒を飲むのも楽しみになり、たまに予備役になったデワントンや他の多くの仲間を加えてよく酒を飲む事があった。

それはミリアが超長距離移民船団マクロス7に出港するまで続く事になる。

星村絵里「いやぁこのお店のワインは美味しいですね。」

ミリア「惑星エデン産のホーカーとブドウで造ったワインよ、美味しいに決まっているわ。」

星村絵里「マイクローンと接触しなければ味わえない贅沢、マイクローンと出会ってよかった。」

こうして酒を飲み合うのは仲がいい証であり、その間マックスと和也は二人で親睦を深めあうのである。
このゼントランのママ友同士の会話は夫の愚痴を言ったりする事が多い。

星村絵里「一つ聞きたいんですけど・・・・・・・」

ミリア「なぁに。」

星村絵里「私に信頼性はありますかね?」

とミリアに質問をする。
最初は戸惑っていたけど、ミリアはそっと答えた。

ミリア「モーア・カリダムと言う部下は永遠の一番下だけど、星村絵里と言う仲間は公私共に信頼できるわね。」

星村絵里「ミリア1級空士長・・・・・・・・」

半分残念な結果であるが、地球人として得られた名前『星村絵里』は信頼している。
その言葉を聞いた絵梨は物凄く嬉しかった。
とても誇らしく感じた、絵梨はやはりミリアは永遠についていける人だと再確認した。

誇らしい最高の人物『ミリア・ファリーナ1級空士長』
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ほのぼの短編集

2017-01-26 13:22:10 | マクロスほのぼのオムニバス
    短編1ゼントラーディ歌手ミツルの苦労譚

          【西暦2011年5月23日 マクロスシティ】
戦争終結から1年ちょっと過ぎた。
戦争の爪痕も休息に復興しマクロスシティはゼントラーディ軍の砲撃で壊滅する前程に回復していた。
マクロスシティは今日も平和であった・・・・・・・

ミツル「GOGO!ハンターナイト!月夜走る~」

ゼントラーディ軍の元兵士ミツル・ファレット。
ミリア隊では珍しく軍に入らず地道に歌手活動をしていた。
あんまり歌は上手ではないが、精一杯頑張っているためある程度の収入を得ていた。
だけど・・・・・・・・

ミツル「はぁやっぱ軍に入隊しとけばよかったな、歌手じゃ生活にならないよ。」

歌手は売れないためインターネットカフェで暮らしていた。
風呂は近所の銭湯屋でしているが・・・・・・・衣食住はインターネットカフェに依存していた。

ミツル「よし軍に入ろう!」

歌手は一旦諦めて軍に入る事にした。
だが・・・・・・・・

「駄目だ駄目駄目。」

ミツル「なんでですか?私はメルトランですよ?」

「君、それは1年前の入隊者の話。中途採用は学歴がないと・・・・」

ミツル「学歴!?」

ミツルは新統合軍に入隊は出来なかった。
去年は学歴の無いゼントラーディ人は無試験でも新統合軍には入れたが、今年からは試験を受けないといけないのである。
学歴の無いゼントラーディ人は入れないようになっていた。

ミツル「はぁ軍は駄目か・・・・・・」

ミツルは軍に入る事を諦めてしまった。
そして明日。
再びネットカフェに暮らしながら地道に歌を歌いながら生活費を稼ぐ日々を過ごす。
しかし収入は少ないままである。

ミツル「やはり・・・・収入少ないな・・・・・・・もっと稼げる手はないだろうか・・・・・・・」

ミツルは頭を悩ませる。
現在復興中に職を見つけるのは難しい。
学歴のないゼントラーディ人は尚更である。

                ブォォォォォォン

オートバイに乗った警務隊員が道を歩いているミツルの右側にある道路を走る。
今日も職探しと道端で歌を歌う仕事・・・・・
いつまでも貧しい生活でいないためにもなんとしても職を見つけないといけない。
いっその事、マクロスシティを抜け出してどこか田舎町で職を見つけよう。
そう思いつつ歩く。
果たしてミツルは職を見つける事ができるのか。

ミツル「職を見つけたい!!」

         短編2 コミリアの悩み
私の名前はコミリア・マリア・ファリーナ・ジーナス、16歳。
現在、高校1年生である。
パパは地球人のマクシミリアン・ジーナスとママはゼントラーディ人のミリア・ファリーナであり、私はそのハーフです。
そんな美男美女の夫婦の間に生まれた私ですがある悩みがありますそれは・・・・・・・・・

ミリア「マックス!人事課のフランチェスカと浮気したでしょ!?」

マックス「してないよ、僕はただ打ち合わせしていただけだよ。」

                夫婦喧嘩である。

もう何年くらいなんだろうか、こんなに夫婦仲が冷え切ったのだろうか・・・・・・
ママはゼントラーディ人なので男性の女性との交友関係を理解できないのか嫉妬しているのが原因かと当初は思ったけど。

「いけませんジーナス大尉。」

マックス「いいじゃないか少しくらい・・・・」

→軍隊内のオフィスラブ

パパは浮気している疑惑のせいだと判明した。
だいたいバレンタインデーで貰ったママ以外の女性からマフラーをいつまでも貰っているし。
これだから夫婦仲が悪くなるのも当然だし、そんでとうとうモアはいつ離婚するの?とか言ってしまうし。
これから私たちジーナス家はどうなってしまうんだろうか?

ミラクル「いっその事結婚し独立すれば?マリアおねえちゃん」
ジーナス家次女ミラクル・ジーナス

コミリア「はにゃ!?」
ジーナス家長女コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナス

ミラクル~あんたまで何を言ってくれるんだよ!
私は16よまだまだ結婚する気はないし、テレーズやミューズになんと言われるか・・・・・・
エミリアとミランダ、なんだその顔はお姉ちゃんはまだ結婚しないぞ。

まったくどうなっているんだよ~もう。

モアラミア「いいじゃないお姉ちゃんはお姉ちゃんで。それにパパとママは離婚しないし。」

ふぉモアったら上手いこと言っちゃって確かにそうだよね。
あれほど敵同士であったのに愛し合った仲よねそう簡単に離婚はしないよね。

マックス、あなた・・・また女性士官と・・・・・
違うんだミリア、これには深い事情が・・・・・・

たぶん・・・・・・・・・・・・・・
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