【1572年11月14日】
織田家配下の岩村遠山氏一族と岩村城は武田家の軍門に降った。
城を守っていたおつやの方は秋山信友と結婚し、御坊丸(織田勝長)が甲斐へ送られ城には武田家家臣下条信氏が入った。
それだけではない武田家本隊が徳川家の領地遠江と三河へ侵攻。
天野景貫が降伏し徳川家康と武田信玄との衝突が近くなっていた。
そんな頃の岩村・・・・・・・
彩女「警戒は厳重か・・・・・・」
織田家配下の甲賀忍者.彩女
織田家配下の忍び.彩女・・・・・
六角家に仕え滅亡後に織田信長に仕えた甲賀の忍びの一人であった。
町娘に化けて占領された岩村に城を調査しに来ていた。
力丸「三河方面には長篠に楓.徳川本隊には千鳥と助蔵がいるが・・・・・伊賀の連中め・・・・殿に重要視されているようだな。地味な仕事をこちらばかり・・・・・」
彩女「力丸・・・・そんな事言うんじゃないよ、この仕事だって御坊丸様の事だってあるんだ・・・・・あたいらがやる事は地味じゃないよ。」
力丸「・・・・・そうだったな言葉が過ぎたな・・・・・」
織田信長に仕えた忍びは楓や千鳥.助蔵などと言った伊賀の忍者も含まれていた。
甲賀の人間からしたら気に入らない連中・・・・・
源平の昔から仲が悪い存在であった・・・・・
伊賀の人々と甲賀の人々は常に協力関係にあり、どちらかの土地に敵が攻めたら助けると一応の協力関係はあるが・・・・・
好きになれる連中じゃない・・・・・・甲賀卍谷と伊賀鍔隠れの連中なんかはよくぶつかり合う。
彩女からすればどうでもいい・・・・・
今は織田家の天下のために働く・・・・・・
それが今自分がやるべき使命だと思っている・・・・・
彩女「力丸伏せて・・・・・」
力丸「なんだ・・・・・・」
彩女「あれは・・・・・・信濃巫(歩き巫女の一種)武田の忍びか・・・・」
3名の巫女の姿をした女。
だけど、巫女としてはこの険しい山道を歩くのも速すぎるし。
岩村の城から出てきた。
何か情報源を持っているに違いない。
それを強襲し情報を手に入れ、その後は力丸が信長で彩女は徳川軍に情報を提供する計画を立てた。
彩女「上手く行けるか・・・・・・」
彩女は先頭にいる髪の長い女の首をへし折り。
ニ本の小刀で部下と思われる2名の巫女忍者を殺しにかかろうとした。
だけど・・・・・・・・
望月千代女「私が気付かないと思ったのですか?」
武田歩き巫女頭.望月千代女
彩女「!?」
望月千代女「最初に言いますが、私の名は武田の忍び望月千代女です・・・・」
先頭にいた女が振り向き彩女の顔を見た。
彩女は突然の出来事に蛇に睨まれ怯える蛙のような感覚に陥る。
冷たい氷の目つき、彩女と力丸はそれを恐れ止まる。
それに名乗った名前は望月千代女・・・・・
甲賀望月一族の一人である望月千代女を継いだ信濃望月一族の姫が継承し。
最強とも言うべき力を持っている・・・・・・
先の望月千代女よりも優れているという・・・・
こんな奴にまともに戦う方がおかしい・・・・
紅葉「千代女様・・・・ここが我らが・・・・・」
武田歩き巫女.紅葉
彼岸「ここは先に・・・・・」
武田歩き巫女.彼岸
二人の部下が彩女に対し小刀を取り出し攻撃しようとする・・・・・・
が・・・・・
望月千代女「二人は先に行きなさい・・・・・・・・・・・・この二人は・・・・私で・・・・・十分です・・・・・・・むしろ・・・十分に・・・・・・追いつきますから・・・・・」
『ハッ・・・・・・』
望月千代女「さて・・・・・・」
部下を武田本隊に行かせ。
仕込杖の刃を露わにし・・・・・
力丸「来るぞ・・・・・」
ブォン
ザシャ
力丸「ぐおっ・・・・・・」
彩女「力丸」
千代女は圧倒的なスピードを駆使し力丸の腕の一部を斬った。
その動きに気づいていた力丸は回避するも若干深い傷を負う。
彩女「よくも力丸を!!」
シュン
望月千代女「!?」
タンッ
彩女「はぁぁぁぁ」
キーン
望月千代女「ほう・・・・・いい動きしますね・・・・あなた・・・・・」
斬られて第2の攻撃を受けようとしている力丸を助けるべく。
一つの小刀を千代女に投げ、それを回避すると千代女の頭をタッチし回転し。
落ちた小刀を拾い、既に持っている小刀と共に千代女を攻撃する。
千代女はそれを受け止めた・・・・・・
彩女「流石は甲賀の望月千代女の名を継いだだけはある・・・」
望月千代女「はい・・・・先の千代女様には世話になりました・・・・一族が滅亡し放浪の身になった私を取りたててくれた・・・・・・」
彩女「あたいはこんな奴に勝てるのか・・・・・」
彩女は千代女と一旦距離を取り再び攻撃するも。
物凄いスピードで防ぎ、自身を攻撃してくる。
この時、彩女は分かったが避けるのは弱いが受け止めるのは得意な奴だと・・・・
先の千代女を継いだだけもあり、それ以上かもしれいない。
こんな奴に勝てるのかと・・・・・・・・
彩女「でもこいつ倒さないとあの二人は武田本隊に行かれてしまう・・・・それだけは・・・・・」
そんな事を言っていた彩女であるが
千代女を倒さないとあの二人に追いつけない。
力丸が負傷しなければ、なんとかなったが・・・・・
もし到達してしまえば武田本隊に入り込まれる・・・・・
そう呟くが・・・・・・・・・聞いた千代女はフッと笑いながら
望月千代女「私と先に行かせた者達だけが情報を持っているものか・・・・・三ツ者が別の報告を既に御館様に報告している。それに私達が持っている情報は偽りの可能性がある・・・・・・」
彩女「何・・・・・・・・」
望月千代女「あなたはいい忍びで面白みがありましたが・・・・・・・・・・・これも仕事です・・・・・死になさい・・・・」
ザシュッ
彩女に情報ルートの分散の事を聞く。
これは明らかに軍事機密をバラす事になるが・・・・
千代女はどのルートが正しい情報なのか言ってないし、ルートの本数も言ってない。
それに・・・・・・これを言ったのは確実に相手を冥土に行かせるためであった。
彩女「ぐっ・・・・・・・」
望月千代女「殺し損ねましたか・・・・・まぁこれで情報を奪うのも無理ですね・・・・私は武田本隊に合流しますので・・・・これにて・・・・・」
彩女「待て・・・・・・」
千代女は彩女を殺し損ねるが、無駄に体力と集中力を失うと判断したためである。
その温存した体力と集中力は武田本隊に向かうための物。
千代女はゆっくり巫女のような振る舞いをしその場を去る。
彩女は失いそうな意識の中、千代女に手を延ばして恨めしそうに見た・・・・・
彩女「ハッ・・・・・・・・」
彩女は目を覚める・・・・・・・・
見おぼえがある・・・・・岐阜城付近の甲賀屋敷・・・・・・・
伴長信「ようやく目覚めたか彩女・・・・」
甲賀忍者.伴長信(実在する人物)
彩女「おっさん・・・・・・」
伴長信「頭領に向かっておっさんはないだろ・・・・・・」
目覚めた彩女の前に現れたのは織田家甲賀忍びの頭伴長信であった。
楽天家で直接の上司にはため口を使う癖のある彩女は何か安心したかのように長信におっさんと言った・・・・・
その後
武田本隊は三方ヶ原の戦いにて徳川家と戦い大勝利を収める。
このまま京へ向けて進撃するかと思われたが。
武田信玄は途上で病死するのであった・・・・・・・
織田家配下の岩村遠山氏一族と岩村城は武田家の軍門に降った。
城を守っていたおつやの方は秋山信友と結婚し、御坊丸(織田勝長)が甲斐へ送られ城には武田家家臣下条信氏が入った。
それだけではない武田家本隊が徳川家の領地遠江と三河へ侵攻。
天野景貫が降伏し徳川家康と武田信玄との衝突が近くなっていた。
そんな頃の岩村・・・・・・・
彩女「警戒は厳重か・・・・・・」
織田家配下の甲賀忍者.彩女
織田家配下の忍び.彩女・・・・・
六角家に仕え滅亡後に織田信長に仕えた甲賀の忍びの一人であった。
町娘に化けて占領された岩村に城を調査しに来ていた。
力丸「三河方面には長篠に楓.徳川本隊には千鳥と助蔵がいるが・・・・・伊賀の連中め・・・・殿に重要視されているようだな。地味な仕事をこちらばかり・・・・・」
彩女「力丸・・・・そんな事言うんじゃないよ、この仕事だって御坊丸様の事だってあるんだ・・・・・あたいらがやる事は地味じゃないよ。」
力丸「・・・・・そうだったな言葉が過ぎたな・・・・・」
織田信長に仕えた忍びは楓や千鳥.助蔵などと言った伊賀の忍者も含まれていた。
甲賀の人間からしたら気に入らない連中・・・・・
源平の昔から仲が悪い存在であった・・・・・
伊賀の人々と甲賀の人々は常に協力関係にあり、どちらかの土地に敵が攻めたら助けると一応の協力関係はあるが・・・・・
好きになれる連中じゃない・・・・・・甲賀卍谷と伊賀鍔隠れの連中なんかはよくぶつかり合う。
彩女からすればどうでもいい・・・・・
今は織田家の天下のために働く・・・・・・
それが今自分がやるべき使命だと思っている・・・・・
彩女「力丸伏せて・・・・・」
力丸「なんだ・・・・・・」
彩女「あれは・・・・・・信濃巫(歩き巫女の一種)武田の忍びか・・・・」
3名の巫女の姿をした女。
だけど、巫女としてはこの険しい山道を歩くのも速すぎるし。
岩村の城から出てきた。
何か情報源を持っているに違いない。
それを強襲し情報を手に入れ、その後は力丸が信長で彩女は徳川軍に情報を提供する計画を立てた。
彩女「上手く行けるか・・・・・・」
彩女は先頭にいる髪の長い女の首をへし折り。
ニ本の小刀で部下と思われる2名の巫女忍者を殺しにかかろうとした。
だけど・・・・・・・・
望月千代女「私が気付かないと思ったのですか?」
武田歩き巫女頭.望月千代女
彩女「!?」
望月千代女「最初に言いますが、私の名は武田の忍び望月千代女です・・・・」
先頭にいた女が振り向き彩女の顔を見た。
彩女は突然の出来事に蛇に睨まれ怯える蛙のような感覚に陥る。
冷たい氷の目つき、彩女と力丸はそれを恐れ止まる。
それに名乗った名前は望月千代女・・・・・
甲賀望月一族の一人である望月千代女を継いだ信濃望月一族の姫が継承し。
最強とも言うべき力を持っている・・・・・・
先の望月千代女よりも優れているという・・・・
こんな奴にまともに戦う方がおかしい・・・・
紅葉「千代女様・・・・ここが我らが・・・・・」
武田歩き巫女.紅葉
彼岸「ここは先に・・・・・」
武田歩き巫女.彼岸
二人の部下が彩女に対し小刀を取り出し攻撃しようとする・・・・・・
が・・・・・
望月千代女「二人は先に行きなさい・・・・・・・・・・・・この二人は・・・・私で・・・・・十分です・・・・・・・むしろ・・・十分に・・・・・・追いつきますから・・・・・」
『ハッ・・・・・・』
望月千代女「さて・・・・・・」
部下を武田本隊に行かせ。
仕込杖の刃を露わにし・・・・・
力丸「来るぞ・・・・・」
ブォン
ザシャ
力丸「ぐおっ・・・・・・」
彩女「力丸」
千代女は圧倒的なスピードを駆使し力丸の腕の一部を斬った。
その動きに気づいていた力丸は回避するも若干深い傷を負う。
彩女「よくも力丸を!!」
シュン
望月千代女「!?」
タンッ
彩女「はぁぁぁぁ」
キーン
望月千代女「ほう・・・・・いい動きしますね・・・・あなた・・・・・」
斬られて第2の攻撃を受けようとしている力丸を助けるべく。
一つの小刀を千代女に投げ、それを回避すると千代女の頭をタッチし回転し。
落ちた小刀を拾い、既に持っている小刀と共に千代女を攻撃する。
千代女はそれを受け止めた・・・・・・
彩女「流石は甲賀の望月千代女の名を継いだだけはある・・・」
望月千代女「はい・・・・先の千代女様には世話になりました・・・・一族が滅亡し放浪の身になった私を取りたててくれた・・・・・・」
彩女「あたいはこんな奴に勝てるのか・・・・・」
彩女は千代女と一旦距離を取り再び攻撃するも。
物凄いスピードで防ぎ、自身を攻撃してくる。
この時、彩女は分かったが避けるのは弱いが受け止めるのは得意な奴だと・・・・
先の千代女を継いだだけもあり、それ以上かもしれいない。
こんな奴に勝てるのかと・・・・・・・・
彩女「でもこいつ倒さないとあの二人は武田本隊に行かれてしまう・・・・それだけは・・・・・」
そんな事を言っていた彩女であるが
千代女を倒さないとあの二人に追いつけない。
力丸が負傷しなければ、なんとかなったが・・・・・
もし到達してしまえば武田本隊に入り込まれる・・・・・
そう呟くが・・・・・・・・・聞いた千代女はフッと笑いながら
望月千代女「私と先に行かせた者達だけが情報を持っているものか・・・・・三ツ者が別の報告を既に御館様に報告している。それに私達が持っている情報は偽りの可能性がある・・・・・・」
彩女「何・・・・・・・・」
望月千代女「あなたはいい忍びで面白みがありましたが・・・・・・・・・・・これも仕事です・・・・・死になさい・・・・」
ザシュッ
彩女に情報ルートの分散の事を聞く。
これは明らかに軍事機密をバラす事になるが・・・・
千代女はどのルートが正しい情報なのか言ってないし、ルートの本数も言ってない。
それに・・・・・・これを言ったのは確実に相手を冥土に行かせるためであった。
彩女「ぐっ・・・・・・・」
望月千代女「殺し損ねましたか・・・・・まぁこれで情報を奪うのも無理ですね・・・・私は武田本隊に合流しますので・・・・これにて・・・・・」
彩女「待て・・・・・・」
千代女は彩女を殺し損ねるが、無駄に体力と集中力を失うと判断したためである。
その温存した体力と集中力は武田本隊に向かうための物。
千代女はゆっくり巫女のような振る舞いをしその場を去る。
彩女は失いそうな意識の中、千代女に手を延ばして恨めしそうに見た・・・・・
彩女「ハッ・・・・・・・・」
彩女は目を覚める・・・・・・・・
見おぼえがある・・・・・岐阜城付近の甲賀屋敷・・・・・・・
伴長信「ようやく目覚めたか彩女・・・・」
甲賀忍者.伴長信(実在する人物)
彩女「おっさん・・・・・・」
伴長信「頭領に向かっておっさんはないだろ・・・・・・」
目覚めた彩女の前に現れたのは織田家甲賀忍びの頭伴長信であった。
楽天家で直接の上司にはため口を使う癖のある彩女は何か安心したかのように長信におっさんと言った・・・・・
その後
武田本隊は三方ヶ原の戦いにて徳川家と戦い大勝利を収める。
このまま京へ向けて進撃するかと思われたが。
武田信玄は途上で病死するのであった・・・・・・・