マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

第336話 ハーフムーン・クラビウス 後編

2018-10-02 23:54:08 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
ラウラと大樹そして絵里がいる釣り堀にミリアとコミリアが近づく。
目的はラウラと大樹の関係を知るため。

3人はミリアとコミリアが近づいている事には気がついていない。
絵里がリードしつつ、ラウラが反応し大樹がそれを追従するような会話している。
当然のようにラウラ達の話を聞いており、ミリアとコミリアの顔はニヤついている。

星村絵里「ん?ミリア!!」

ラウラ「ミリア・・・・・げっ・・・ミリア!!それにマリアちゃん、なんでここに?」

ミリア「ラウラと吉野大尉の関係を知りにね・・・・」

吉野大樹「俺とラウラの?」

星村絵里「へぇ・・・・(なんで直接言うのよ、ミリア。)」

そんな二人を絵里が違和感を感じ、見つけるが・・・・
ミリアは気にする事なく、ぺらぺらと自分たちが今こうしている目的を暴露する。
暴露した内容は絵里がラウラと大樹に悟られないようにしていた本命であり。

あっさり暴露したミリアに絵里は呆れてしまう。

ラウラ「何を言っているのよ、ミリア。別に大樹と特別な関係はないわよ!」

吉野大樹「あぁラウラにいろんな文化を教えているだけだぞ。」

ミリア「へぇ本当にそうかしら、私から見れば立派なデートの一つにしか見えないけど。」

ラウラ「だからデートじゃないって・・・・」

星村絵里「へぇへぇ」

ラウラと大樹の関係をどんどん攻めるミリアに絵里は呆れる。
もっとゆっくり攻めればいいのに、時間はまだまだあるからと・・・・・

言ってしまえば焦り過ぎだと・・・・・・

ラウラ「くっ・・・・・(モーアと言い、ミリアと言い私と大樹の関係を知りたいのか?)」

ようやくラウラはミリアと絵里の自分自身と大樹の関係を知ろうとする企みを知る。
なんでこうも知りたがるのか・・・・・・

ましてやコミリアまで自分と大樹の関係を知りたがっている・・・・・・

ラウラは頭を抱える・・・・・・・

吉野大樹「星村大尉.ジーナス中尉、釣りができません。静かにしてください。」

星村絵里「そうだったわね、ジーナス中尉。黙りなさい。」

ミリア「あら元上官に対して命令するとは出世したわね。」

星村絵里「今は同じ階級でしょ。」

コミリア「ってママ、ラウラお姉ちゃんと吉野さん逃げるよ!!」

『えっ!?』

星村絵里「あいつら・・・・服を貸しているのに・・・・」

絵里がミリアを注意している隙をついて逃げる事に決めた・・・・

だけど・・・・・

その動きはコミリアに察知され二人が気がつく事になるのだが・・・・
既にラウラと大樹は釣り堀から退散した後であった。

ラウラ「本当に嫌になっちゃうわね。」

吉野大樹「まったくだ、俺達はそんな関係じゃないのに。」

ラウラ「本当にミリア隊の連中は好きになれんわ。」

二人はジープに乗りながら基地に向かっていた。
こうもミリアと絵里があのように追跡されてはボチボチ釣り堀で遊ぶ事もできない。
更に言ってしまえば、気持ちを楽にして遊べない。

それに街にいればいつミリアと絵里そしてコミリアが来襲しからかうか・・・・・

「すいません、通行証を・・・」

吉野大樹「あぁ頼む。」

「・・・・・確認しました。どうぞお入りください。」

結局安心できないなら基地で過ごした方がマシ。

安心して過ごさないと疲れは取れないし。
それに今後あるであろう会議の最中に寝ていたらどんな事になるのか想像できる。

更に言ってしまえば大目玉を食らうのは御免。
居眠りして激怒され怒られるのは凄く嫌。
しっかり休んで今後に備えよう・・・・・

ラウラは大樹の後ろを歩きながら考えていた。

吉野大樹「ラウラ・・・元気ないぞ・・・・」

ラウラ「あ・・・うん・・・釣りとやらが出来なくてね・・・・・」

吉野大樹「さっきはあんまりいい顔してないのに、今は釣りができなくて不満なのか?」

ラウラ「今はね・・・・一度、ハマれば面白いものよ。」

吉野大樹「ほぅ・・・・そうなのか・・・・」

疲れが溜まって不満に思っているのもそうだけど・・・・・
ミリアと絵里そしてコミリアの3人に邪魔され、ようやくハマり面白くなった釣りを邪魔された。

邪魔された事から出る不満は自分自身の疲れ以上に不愉快であった。

吉野大樹「今度連れていってやるよ。」

ラウラ「えっ?」

吉野大樹「ジーナス中尉達がいない時にな。あの二人は常にここクラビウス基地にいるわけじゃないからな。」

ラウラ「大樹・・・・・・その言葉忘れないわよ。」

そんな不愉快な感情に浸っているラウラに対し大樹は今度釣りに行かないかと誘う。
ミリア達がいない日に釣りに行く・・・・・

そうすれば誰にも邪魔をされないで釣りに行ける。

邪魔されて釣りで出来なかった事ができる。
思う存分に、地球人の文化を学ぶ事ができると・・・・・
それまで生きている事ができればな・・・と思った。

ラウラ「はぁ幸せ・・・・」

吉野大樹「そこまで幸せなのか?」

ラウラが喜びの感情に浸っている頃・・・・・・・・
クラビウスシティーの街の中の物陰。

星村絵里「ミリア・・・・何本音をぶちまけているのよ、馬鹿。」

ミリア「元上官に馬鹿・・・・いい身分になったわね。」

星村絵里「いい身分よ、同じ階級なんだから・・・・今は私とミリアは同等の地位ですから。」

ミリア「へぇ・・・」

ミリアと絵里は微妙な雰囲気を漂わせながら対峙していた。
先ほどのラウラに対し直接言ってはいけない事に関して。

コミリアはハンバーガーを食べながらその様子を見ているが・・・・
どうやら二人の喧嘩は面白いと感じてないのか黙って見ているか・・・
手で髪の毛を整えていた。

二人はしばらく、口げんかをしていたが・・・・・

星村絵里「あらコール・・・・はい、星村です。」

相沢美弥『こちらアルタミラの相沢美弥です。大至急、アルタミラのブリッジまで戻ってください。ジーナス中尉も一緒でお願いします。』

星村絵里「了解、大至急ブリッジまで戻ります。」

ミリア「どうしたの?」

星村絵里「一回、桐原少佐並びにデワントンの家にマリアちゃん帰してアルタミラまで戻れって、勿論ミリアもだけど。」

ミリア「へぇ最初のは付け足した感が満載だけど、分かったわ。帰るよ、マリア。」

コミリア「へいへい。」

アルタミラからブリッジまで帰ってくるようにとコールがやってきて・・・
受け答えした絵里は一回桐原の家にコミリアを帰してこようと、ミリアに言った。
絵里の言葉にミリアは素直に従う感じで、コミリアが適当に対応する。

とは言え・・・・・・・・

ミリア「っで上官ぶるのはいい加減にやめたら?」

星村絵里「え~同じ階級なのに~」

ミリア「かつての部下でしょ。少しぐらい敬意あってもいいじゃない。」

星村絵里「一応あるんだけどな~」

ミリアは自身に対し大きな態度をとっている絵里に少しは敬意を持って欲しいとお願いした。
同じ階級とは言え、かつての上官に対する最低限度の敬意を持って欲しいと思っていた。

が、これでも絵里からすれば一応の敬意を払っており・・・
正直面倒くさいと思った。

星村絵里「まぁいいわ、星村絵里中尉。元ミリア・ファリーナの部下として従います。」

ミリア「やけに静かね。」

星村絵里「今回の口振りはただごとじゃないからね。今回ばかりはゼントラーディ軍のモーア・カリダムに戻るわ。」

ミリア「ふっ可愛くない奴、いいわ。」

ただごとじゃないから星村絵里からモーア・カリダムに戻り、ミリアに素直に従う。
絵里はアルタミラの通信から何かを感じており・・・・
今回は自分の気持ちを強く押さえないといけないと思っていた。

絵里の考えを発言から感じ取ったミリアはそれを理解し了承する。

二人はコミリアをデワントンの所まで帰して、基地に向かった。
それからしばらくして・・・・

ロザ「ラウラ・・・・・吉野大尉との釣り体験はいいの?」

ラウラ「いいのよ、ミリアとモーアがからかうし・・・・・・うげっ!?」

ロザ「どうしたのよ・・・・あっ・・・・」

ミリア「こんな所に逃げ込んだのねラウラ・・・・・」

基地で非番待機していたロザと歩きながら会話していたラウラの前にミリアが現れた。
あまりも突然の登場に二人は驚いて言葉を失う。

それだけじゃない、絵里もその場にいて・・・・
ラウラに反応することなくミリアの後ろにいる。
いつもと違う絵里の姿にラウラはミリアの登場以上に驚く。

ラウラ「はははは・・・・どうも・・・・・」

ミリア「これから過酷な任務になるから、しっかり休みなさいよ。」

ラウラ「どうもありがとう・・・・・・・ございます。(あれ・・・・)」

星村絵里「では、私達はこれで失礼します。」

ラウラ「お疲れ様でした。」

からかうことなく普通の軍人らしいやりとりで済んだ。
ラウラはあまりにもあっさりとした二人とのやりとりに納得しない感じがする。

いつもならからかって自分自身が怒るパターンなのに・・・・・

ロザ「中尉達どうしたんだろう?」

ラウラ「いやぁこっちが聞きたいくらいよ、ミリアとモーアがあんな態度をとるなんて普段の二人の様子見れば・・・・」

ロザ「あははははは、なるほどね。」

ラウラ「気になるな・・・・・・・選挙区の警備が過酷な任務だなんて・・・・・」

不自然・・・・・・・・意味不明
一体何を企んでいるのやら、選挙区の警備は比較的に楽だってと茂人から聞いている。

何がどうして過酷な任務になるのか?
それが意味不明だし、何か嫌な事でもあるのだろうか。
ラウラはミリア達が一体何故あんな態度を取っているのか考える。

むしろ、過去の事例を含めて考えた。

過去の事例を含めて考えた結果。

ラウラ「ろくでもないことありそうだわ。」

ロザ「ラック!?なんでそう思うの?」

ラウラ「惑星エデンの時の演習やこの前のフォークランドにおける事を考えてね。」

ロザ「確かに。」

今までの事を踏まえてとんでもない事態が待っていると感じた。
予想もしなかったとんでもない事が起きると。

ザースロン機関にはこき使われ、様々な敵が現れ・・・
いく先々ろくな目に遭っていない。
正直、呪われているのかと思っているくらいに・・・・・・

ラウラ「まぁ今さら気にしても意味はないか・・・・・」

ロザ「前向きなんだね。」

ラウラ「いやぁ前向きにやらないと今後やっていけないと思ってね。」

とは言え・・・・・・前向きじゃないとやっていけない。
まだラウラは可変戦闘機パイロットになってから数ヶ月しか経っていない。
今後もとんでもない事に巻き込まれそうになるだろうから・・・・・

ネガティブな事ばかり考えていたら身が持たない。

ミリアと絵里が何を考えていようが・・・・・
自分自身からしたら重要じゃない。

深く考え込まずに自分自身が進むがままに行けばいい。
勿論、他人との協調性を持って。

ミリア「ミリア・ファリーナ・ジーナス中尉戻りました。」

星村絵里「同じく星村絵里中尉戻りました。」

ジェイル「うむ、よく来たな。」

ミリアと絵里はアルタミラの艦橋に来ていた。
知っての通り、召集令を受けて。

二人は何があるのかとしっかりとジェイルの方をじっくり見る。

ジェイル今回呼んだのは任務先のザースロン機関の工作員の情報なんだが。」

ミリア「ん?!」

ザースロン機関の工作員からの情報。
このジェイルの一言を聞いてミリアと絵里は青ざめた。

明らかに普通に任務を遂行する事は出来ないと悟る。

星村絵里「どんな情報ですか?(ラウラ、結構疫病神ね。こんな悪運とは。」

ラウラの行く先々に危機迫る。
何らかの不幸なのか、性質からなのか。

今までのラウラの戦歴を見ていた事のある絵里はそう思ってしまう。

ラウラ「ハックシュン、風邪かな。」

今、ミリアと絵里がザースロン機関の工作員の情報を聞いている頃。
何も知らないラウラはくしゃみをする。

選挙の護衛・・・・・・・楽そうで楽じゃない、戦いはどんどん近づいてきた。
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第335話 ハーフムーン・クラビウス 前編

2018-09-17 01:59:34 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
次の任務までの休暇2目、ミリアとデワントンは話し合いをしていた。
題材はラウラをどうやって、吉野大樹と結婚させるか・・・・

何故二人がそのような話し合いをしていたのかは、茂人が原因。
茂人はラウラと大樹がいい関係になっていると、前回と今回合わせて2回言っている。
エデン帰還時に比べ、仲も進展しいい感じだと・・・・

デワントン「ラウラと吉野大尉と恋愛・・・3回目は結婚寸前かな。」

ミリア「あらそれはどうかしら?案外、仲が後退するかもよ。」

デワントン「で・・・でも、ラウラならいけるわよ。」

ミリアはラウラと大樹の関係が後退すると言い、デワントンはもっと進展すると言う。
二人は相対するような考えを持ちながら今後のラウラの恋愛の進歩について話し合う。

今後、ラウラの恋を成就するにはどうすればいいのか・・・・と・・・・

ラウラの恋愛が後退しそうと言うミリアだが、恋が成功するようにと・・・・
いろいろと恋愛対策を考える・・・・
とは言え、いい策が思い浮かばずミリアとデワントンは頭を抱える。

星村絵里「こんにちは・・・・・・・・・ってミリア・・・ここにいたの・・・」

ミリア「いるわよ、当分マリアと一緒にいるんだから。」

星村絵里「一緒にね(元部下とは言え階級的には上官の家なのに、この人は何をしているんだか・・・・)・・・・当のマリアちゃんは?」

ミリア「志保達と遊んでいるわ。」

星村絵里「遊んでいるね、きっちりとマリアちゃん遊んであげている?」

ミリア「当然よ、って何よその目は?」

星村絵里「・・・・別に・・・・それでいいんです。」

近くのホテルに一時的に滞在している絵里がやってきた。
絵里はミリアが部下であるデワントンとその夫である茂人の家に居候している姿を見て・・
一体この人は何をしているんだかと思った。

更にミリアがコミリアの事を触れると、この場にいないので追及すると・・・
デワントンの娘である志保と未代と遊んでいる事を聞いて・・・
本当に遊んでいるかどうかを聞いた・・・
返答はきちんと遊んでいるが、なんかしっくりこない。

もっともだが・・・・今何を話しているのか・・・・?
二人が話している内容が気になる。

星村絵里「桐原大尉.ミリア.何を話しているんですか?」

デワントン「桐原大尉なんて、デワントンのままでいいのに・・・・」

星村絵里「一応、現段階での上官ですので・・・・で話は?」

デワントン「そうだったわね・・・・・なんて言えばいいのかしらね・・・」

ミリア「デワントンそんなに難しく考える事なくてよ・・まぁざっくり言えば・・・・ラウラの恋愛事情についてよ。」

星村絵里「恋愛事情・・・・あのラウラが・・・・へぇ・・・えっ!?嘘!?」

気になる二人の内容は、勿論ラウラの恋愛について。

ラウラの恋愛・・・・絵里は軽く受け流そうとしたが・・・・・
インパクトがデカいのか、一瞬立ち止まり驚く。

戦闘や強い相手しか興味のないラウラが恋愛・・・・・・・

一体相手は誰なのか・・・・・・気になる。
絵里は強引に席に座って、ミリアとデワントンが話しているラウラの恋愛に関する話に介入した。
二人は絵里に話したら必ずこうなってしまうだろうと想定しており、速やかに椅子を用意し絵里を迎え入れた。

星村絵里「本当なんですか?ミリア。」

ミリア「本当よ、惑星エデンの時も二人でデートしている程らしいわ。実際に見たし。」

星村絵里「ラック!?デート?!相手は誰?」

ミリア「アンサーズ副隊長、マーズウォーズ事件の英雄.吉野大樹.宇宙軍大尉よ。」

星村絵里「あの吉野と付き合っているの?マジ。」

デワントン「マジ。」

ミリア「マジ。」

星村絵里「マジ・・・・なのか・・・・・・・・」

絵里はラウラの恋愛について聞くとミリアは本当だと言う。
更に実際にラウラがデートしている事と付き合っている相手が大樹だと言う事も・・・

大樹と聞いて絵里が喰いつく。
絵里は以前、大樹が新兵時代に指導した経験があり。
夫和也と共に親しい仲であった。

そしてマーズウォーズ事件で仲間を失った大樹の事を励ましたりと・・・
我が子同然のような存在であった。

その大樹がラウラと付き合っている・・・・
絵里はとても信じられないようで頭の中が混乱している。

星村絵里「絵里が吉野と付き合っているなんて、結構お堅いイメージの強い奴だったのに・・・」

ミリア「そうかしら?吉野大尉は年相応の子だと私は思うわね。」

デワントン「案外お堅い面のある奴でも案外明るいと言う事もあるわ、ミリア1級空士長のように。」

ミリア「お堅い?そうだったかしら?」

星村絵里「あの吉野が・・・・ラウラと・・・・・信じられない。」

ラウラと大樹が付き合っている・・・・
本当に信じられない・・・・・・・絵里は更に言う二人の言葉に頭を抱える。
自分が知っている吉野大樹と言う男はそのような事をするはずないのに・・・

しかも相手がよりによってラウラとは・・・・・・

デワントン「ラウラはゼントランの戦いの闘争が無ければ明るい女性だから、吉野大尉と相性はいいと思うんだよね。」

星村絵里「なんでよ。」

デワントン「なんというのかね・・・まぁ実際に見れば分かるんじゃない?」

星村絵里「実際にか・・・・・・」

デワントンの言うラウラと大樹の相性のいい発言そして実際に見れば。
一体どんな意味でデワントンが言っているのか・・・・

絵里はいろいろと考えてみた。

考えてみるが、答えが出てこない。
むしろ、あのキヨラ隊のラウラが恋愛している光景を想像できない。
そうとなれば・・・・・・

星村絵里「実際に見てくる。」

ミリア「モーア、実際に見るって・・・・」

星村絵里「ラウラと吉野、あいつらの姿を見てやるのよ。」

デワントン「そんな無茶な、何処にいるのか分からないのに・・・・」

星村絵里「探せばいる、では・・・失礼!!」

ミリア「ちょっと・・・・っく・・・・モーアめ。」

実際に見に行って確かめるしかない。

絵里はバイクのヘルメットを被り、ゴーグルをつける。
その姿を見たミリアとデワントンは驚いて、どうするのかと聞くと・・・
手当たりしだい探す的な事を言い、そのまま出てしまう。

デワントンは言葉が出ないまま固まり・・・・
ミリアは頭をかかえながら呆れてしまう。

何故あんなに思った事をすぐ行動に移してしまうのか・・・・
行動力の良さは褒めるが、考えもなしに動くのはどうかと・・・・

ミリア「心配だから見に行く・・・」

デワントン「ミリア1級空士長・・・・見に行くって・・・・」

ミリア「馬鹿が心配なのよ、特殊部隊の副隊長になってまともになったと思ったら・・・まったく。」

ミリアは絵里の行動を心配してか家を出た。
副隊長になって考えもなしに飛び出す絵里と言うバカを連れ戻さないといけない。

そう思いつつ、ミリアは止めてあるジープに乗ろうとするが・・・・

予想外の人物もついて来る事になった。

コミリア「私も行かせてくれない?」

ミリア「マリア・・・」

コミリア「ジープなら、十分でしょ。それにラウラお姉ちゃんの恋愛とやらも私も見たいからね。」

コミリアだ・・・・・
惑星エデンで一度対戦して以来、コミリアはラウラに興味を持つ。
母ミリアと激しく戦ったメルトランが恋愛・・・・・

興味深い・・・・・
ママ(ミリア)だけ見に行くのはズルい・・・・

そんな感じでコミリアは絵里を止めに行くミリアについて行く事になった。

桐原志保「母さんは残るの?」

デワントン「残るわよ、これから銭湯開かなきゃいけないし。後食材も・・・・それに志保と未代も手伝いなさい。」

桐原志保「はいはい。」

桐原未代「お母さん、後でご褒美頂戴ね。」

デワントン「分かっているわ、そのくらい。その代わり頑張ってね。」

デワントンは残る事にした。
これから銭湯の仕事があるから、従業員もそろそろ来る頃だし。
休みでいて友達との予定のない志保と未代を手伝わせなくてはいけない。

母親らしく、志保と未代が社会人として上手く活躍できるように教育しなくては・・・
とデワントンはやる気を出し、ラウラの恋愛は置いとして仕事にかかった。

ラウラ「大樹、用があるからついてこいと言われたけど・・・これは何?」

吉野大樹「あぁこれか?釣りだよ。月面に造られた人工海にはかなり魚がいるからな。」

ラウラ「なるほどね・・・・でも全然反応ないんですけど。」

吉野大樹「それが釣りの面白さなのよ、じっと竿を見ていろよ。」

ラウラ「そうね・・・・はぁ」

絵里やミリア達が自分たちの恋愛事情を知ろうと動いている頃。
ラウラは大樹と共に人工の海で釣りをしていた。
釣りは大樹の趣味であり、釣りを知らないであろうラウラに教えるため連れてきた。

連れてこられたラウラはと言うと、中々連れず退屈そうに過ごしていた。
何故こんな事をやっているんだろうか・・・・

こんなのは面白いのだろうか・・・・
そう思いながらずっと竿を持っている。

ラウラ「・・・・ん!?」

吉野大樹「どうしたラウラ?」

ラウラ「何か強い力が私の竿を引っ張っている。」

吉野大樹「本当かラウラ!?」

そんな感じで思いつつも、ようやくラウラの竿に魚が喰いついた。
釣りの事を全く知らないラウラはどうしていいのか分からず。

駆けよってきた大樹に支えながら竿を引き上げようとするが・・・・

ラウラ「わっ!?」

吉野大樹「ラウラ!?おわっ!?」

ラウラはそのまま引っ張られ、人工海に落ちてしまう。
大樹はなんとかラウラを落下しないように、掴もうとするが・・・・
そのまま大樹もつられて落ちてしまう。

海に落ちた二人はすぐさま、近くの人工浜辺まで行き上陸。
元の場所に戻った。

ラウラ「しょっぱい・・・・」

吉野大樹「大丈夫かよ。」

ラウラ「大丈夫じゃないよ、しょっぱいしずぶ濡れだし乾いたら風邪ひきそうだし。」

吉野大樹「風邪か・・・・替えの着替えはないし・・・・確実にひきそうだな。」

二人の状態は最悪であった。
落ちることを想定しておらず、替えの着替えがなく。
乾いてくるごとに、体が冷えてきて風邪を引いてしまう状態になっていた。

ラウラは最初は強気な態度でいたが、だんだんと体が冷えてきて寒そうな素振りを見せる。
大樹も同じであり、寒いがなんとか気力で堪えていた。

星村絵里「おっ、この姿はラウラとあの後ろ姿は吉野だな。」

そんな状況下の中で絵里がやって来た。
ジープを止めて、二人の後ろから接近する。

絵里が接近している事をラウラはガタガタ震えながらも、駐車場の方を向いた。

星村絵里「やっほーラウラ」

ラウラ「モーア」

吉野大樹「星村教官。」

星村絵里「吉野じゃない、ていうかずぶ濡れなんだけどどうしたのよ?」

絵里である。
偶然、ラウラらしき頭を絵里が目撃しており。
まさかと思い付近の駐車場にジープを止めにやってきた。

ラウラの姿のみならず、大樹の姿を見たラウラは年頃の女学生のような反応する。
ラウラと大樹は絵里が求めていたコンビであり。
ミリアとデワントンの言うラウラの恋愛の重要パーツであるから。

星村絵里「男女の着替えがあるから、着ていきなよ。」

吉野大樹「サンキュー教官。」

ラウラ「ありがとう・・・って大樹、今更聞くけどモーアとどんな関係?」

吉野大樹「教官だよ、いろいろと世話になったんだ。」

ラウラ「モーアから世話ね、以外・・・・」

星村絵里「こそこそ話・・・・いいわね。」

ラウラと大樹の会話・・・・見ていて楽しくなる。
絵里は二人の様子を見て思った。

とにかくこれはミリアに絶対教えたくなる面白さ。
あのラウラが恋愛、大スクープの何者でもない。
そう考える絵里は、ニヤける顔が目立つようになり・・・・

一方のラウラは大樹に絵里の関係を聞いて、元教官だと教えてもらった。
そこまで驚いてはいないが、大樹の元教官が絵里とは以外。
どうせならもっと早く聞けば良かったと、ラウラは後悔する。

そう、大樹がアルタミラの中で絵里に敬意を持った話し方をしていたのに気がついた時から。

ラウラ「モーア、何・・・見ているのよ。」

星村絵里「なんでもございやせんよ。」

ラウラ「なんでもない・・・・信用ならないな~」

星村絵里「別にいいのよ信用しなくて、私が楽しめれば・・・・」

ラウラ「楽しめれば・・・・まさか・・・モーア!!」

星村絵里「本当になんでもないから安心して、私はそこまで下劣な女じゃないの♪」

絵里の怪しい視線に気がついたラウラは問い詰めるが・・・・・
そんな事は気にしていないのか、軽く受け流されるかのような返答をする。

問い詰められてもいいように絵里は準備しており。
どんなにラウラから疑惑の目を向けられても気にしないし。
逆に追いつめられたりもしない。

むしろ、ラウラと大樹を墓穴を掘らせ自分が求めている情報を得ようと考えている。

コミリア「あっママ・・・・あの姿って。」

ミリア「ラウラとモーア・・・それに吉野大尉ね。」

コミリア「一体何をしているんだろう、って釣り堀か。」

ミリア「釣り堀でデートと言うことで、モーアがそれに到達したか。」

ミリアとコミリアはラウラ達のいる釣り堀にたどり着いた。
二人はラウラがどんなデートをしているのか、いろいろと考えた。

考えは中々出ないが、常に日常的な事をしながら二人は親睦を深めているんだと解釈した。
ラウラと大樹の関係はまさにそれで、そのまま結婚へと突き進んで行く。

とは言え、これはミリア達の勝手な想像で実際のところはどうなのかはまだ分からない。
どうなのかどうかは実際に聞くしかない。
ミリアはジープから降りてそのままコミリアがついてくる。

全ては前進あるのみ、ミリアは胸を踊らせコミリアと共に進んだ。
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第334話 クラビウス・バイク・デュエル

2018-08-22 00:50:12 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
クラビウス基地に戻ったラウラ達は、次の任務先に向かうまでの間まで休暇を取っていた。
隊員達は街に出て今までの戦いで蓄積された疲れを取り、有意義に過ごしている。

とは言え基地内にはまだ仕事をしている統合軍将兵がおり・・・
艦長のジェイルは休暇を楽しむ乗員に羽目を外さないようにと命令を出した。
ラウラは艦長の命令をしっかり聞いて、大人しく基地の外で出る・・・・

星村絵里「ちょっと来な。」

ラウラ「何よ。」

ラウラは絵里に誘われ、何処かへ向かう。
一体何処かへ行くのかは知らされないまま、二人は何処かへ消えた。

二人は何処へ行ったのか?
それの答えは基地の外から歩いて30分歩いた時に判明する。

二人が基地を離れてから二時間後。

ラウラ「ストライクバイク・・・・最新型じゃない。」

星村絵里「まぁ軍人ならバイクに乗らないとね、料金は私持ちだから気にしないでね。」

ラウラ「奢ってもらえるなんて、どんな風の吹きまわし?」

星村絵里「特にないわ、むしろ・・・軍人なのに訓練以外のバイクの運転経験がないのはね・・・」

ラウラは絵里と一緒にバイク屋にいた。
バイク屋にいるのは、アルタミラに乗せて任務先で走らせるためのバイクを買うためである。

今回、バイクを買うのに絵里が購入資金を出すと言うのでラウラは警戒するが・・・
絵里は何も見返りはいらないとしつこく言うので・・・
20回言った程でようやくラウラは絵里を信用する。

信用したラウラであったが・・・・
実は絵里には別の目的があるとは知らなかった。

それが判明したのは、バイク購入後の話の時・・・・・・

星村絵里「っと・・・ポイントが溜まったし、和也に内緒でバイクもう一台買おう。」

ラウラ「えぇ・・・・ポイントを溜めるたて・・・自分用のバイクを買うため・・・?」

星村絵里「まぁね・・・・その通り・・・ラウラよりいいバイク買えちゃったわ。いろいろとありがとうね~」

ラウラ「この~」

絵里がラウラを利用してバイク購入時に入るポイントを入手し・・・
入手したポイントでいいバイクを購入するため・・・・

ラウラはこの事実を知った時、もっと絵里の事を調べを入れればよかったと後悔する。

とは言え、まだ絵里には目的がある事には気がついてない。
実は・・・・・・・・・・・

星村絵里「後は食事してからバイクで競争しない?」

ラウラ「それって勝負ですよね。」

星村絵里「うん♪クラビウスシティの同胞(ゼントラーディ人)夫婦が経営するパン屋までね。負けた方がパンを100ギャラン分奢る事で!!いい?」

ラウラ「いいわよ、その言葉忘れるなよ!あたしはモータに勝ち、ミリアの次に強い地位を手に入れてやる!」

絵里はラウラとバイクの対決をしたかった。
ポイントでバイクを買ったのもラウラと対決するためである。

惑星エデンのニューエドワーズ基地でのカットラス改の試験で・・・・・
ミリアを一時的に追い詰めて返り討ちにされた事は知っている。
ならばその実力はどうなのか、絵里はラウラに興味があった。

その実力を試させてもらおう
絵里はラウラの顔を見て少し企むかのような笑顔を浮かべた。

                   【桐原茂人自宅】
ラウラの上官桐原茂人の自宅・・・・
スーパー銭湯を経営しながら、予備役左遷生活を送っている拠点である。
茂人が戻れば親子4人で暮らすのが普通の桐原家なのだが・・・・

今回はいつもと違う・・・・・

ミリア「デワントンの料理美味しいわね。」

デワントン「はい・・・・・・って何杯食べるんですか?」

ミリア「後2杯ぐらいね。」

アルタミラに派遣されたミリアが桐原家に居候し、食事を取っていた。
既に桐原家に預けられているコミリアは静かに食事を取り・・・
茂人とデワントンの娘.志保と未代はミリアの食欲に驚きながら見る。

コミリアは静かに食事を取りつつ・・・・

コミリア「ママ・・・次の任務地に行くまでの居候なのに・・・・食べ過ぎないでよ。」

ミリア「デワントンの食事美味しいんだもの・・・少しぐらいなら・・・・」

コミリア「これが何処が少しなのよ、志保ちゃんや未代ちゃんがドン引きしているのよ!!限度って言うのを知りなさい。」

桐原少佐「ははははは。」

どんどんおかわりするミリアの大人げない行動を注意する。

次の任務地に向かうまでの居候なのに・・・・立場をわきまえて欲しい・・・・
コミリアが母親ミリアを注意する理由であり、もう少し自重してもらえないかと思っていた。
とは言え、茂人とデワントンから見たら、どっちが母親で娘なのか分からない。

桐原志保「マリアお姉さん、とんでもないお母さんね。」
桐原茂人とデワントンの娘.桐原志保

コミリア「私を生後間もなく戦場に出した馬鹿親です。」

ミリア「なんですって!?」

桐原未代「夕飯時に来てからあの調子、お母さん本当に元上官なの?」

デワントン「一応そうです。」

ミリア「デワントンまで。」

志保と未代はミリアの食欲とふざけた態度を見て・・・・
長女志保はコミリアに母ミリアについて聞くと、コミリアは馬鹿親と言い。
次女未代は自分の母デワントンに本当に元上官なのかと聞くと、返答は一応との事・・・・

コミリアとデワントンの反応を見たミリアは落ち込んだ。
特にコミリアは馬鹿と言うので母親らしく叱るも、信頼していた副官であるデワントンにあぁ言われるとへこむ。

デワントン「でもね、ミリア1級空士長は私達をいろいろと気にかけてくれる優しい指揮官だったのよ。今でも私はミリア1級空士長の下で働けた事を名誉に思っているわ。」

ミリア「デワントン・・・・流石は私が一番信頼している部下だよ。」

デワントン「でもね・・・・時折諌めないといけない事もあるのよ、凄腕が出たから部隊をいろいろな手続きを得てマクロスを襲撃したり・・・・勝手にマイクローンスパイになり・・・・しばらくしたら結婚して統合軍に入隊して・・・・・」

ミリア「あぁ・・・・・もうご飯のお代わりは今の分でいいわ・・・・・・」

信頼するデワントンは最初は擁護する発言とミリアを若干批難する説明した。
ミリアは散々と言うデワントンの言葉を聞いてショックを受ける。
とは言え、冷静的に考えれば事実であるし・・・・・・・・

元部下とは言え、デワントンは予備役大尉殿・・・・
中尉であるミリアからすれば上官とも言うべきものである。

申し訳なくなったのかミリアはご飯のお代わりを自重した。
ミリアが大人しくなったのを見たのか、コミリアは笑顔を浮かべ・・・
このまま大人しく次の任務地に向かうまで過ごしてくれと思った・・・・・

落ち込んでいたミリアであったが、急に何かを思い出した。

ミリア「そう言えばモーア知っている?」

桐原少佐「星村中尉か?そう言えばバイク屋に行くとか言っていたな。」

ミリア「バイク屋?」

桐原少佐「なんでもラウラとバイク勝負したいから、バイクを買ってあげるとか・・・・ラウラの奴もバイク欲しがっていたからな~」

ミリア「バイク勝負ぅ!?」

絵里の事である。
ミリアやダンシング・スカル隊やシーアンタレス隊が目を離した隙にいなくなっていた。
むしろ、シーアンタレス隊は知っている素振りをして、特に気にしてなかったらしく・・・・

問い詰めて見てもお答えする事ができないと言っていた。

それがまさかバイク勝負するとは・・・・・・・

ミリア「マリア、私でかけてくるわ。」

コミリア「バイクね・・・・はいはい・・・行ってら~」

ミリア「適当な反応ね・・・・」

コミリア「バイク勝負したいんでしょ、外にあるアルゲ二クスに搭載されていた軍用バイクを見れば分かるわ。承認する代わりにお土産買ってきてね。」

ミリア「分かったわよ、後でミラクルとモアのいるアルゲ二クスに郵送するのよ。」

コミリア「はいはい。」

ミリアはラウラと絵里に触発され、二人に対決を挑むべく外へ出てアルゲ二クスにこっそり積んだバイクに乗り込む。
コミリアからお土産を要求されているので、メモを取り出して書いて忘れないようにする。
惑星エデン以来、桐原家に預けていて寂しい思いさせているので・・・出来る限りいい物を買おうと考えていた。

まぁ忘れないようにメモを取った事だから、思いっきり走ってやろうと・・・
そのまま物凄い勢いで出てしまう。

桐原志保「で母親が行ったけどあれでよかったの?」

コミリア「あの性格でもキチンと母親らしい事しているからね、別にいいよ。戦う姿のママは尊敬できるから。」

桐原未代「なるほどね・・・お姉ちゃんはどう思う?」

桐原志保「家ではごろごろしているけど、真面目にやるタイプ?」

コミリア「そんな感じよ、プライベートのママは世間知らずで駄目な母親大嫌いだけど・・・軍人としてのママと戦う姿のママは大好きよ。」

ミリアがバイクで出て行った後、志保と未代はコミリアにあれでよかったのか聞いた。
コミリアは母親らしくしているので、ミリアがバイク競争に参加しようが気にしない。
むしろやってくれと思っていた。

なんたってミリアが戦う時の姿をスポーツや模擬戦などで見てきている。
自身もシュミュレーション模擬システムでミリアと戦っており、何回も勝とうとしたが負けている。

私生活のミリアは尊敬できない酷い人間だと思っているが、戦っている時の姿は幼いコミリアにとってはカッコよく。
いつか自分も父マックスを含む両親以上のパイロットになりたいと思っている。

とは言え、私生活の面は改善して欲しいと思っている。
時折怒る、夫婦喧嘩を自分達の前で見せるとか・・・・・・子供である自分以上にお菓子を買うなど・・・・
あげればいろいろと出てくるのだが・・・・・・・・・・・

コミリア「でも・・・・」

『趣味で左遷される男よりかはマシだよね。」

桐原少佐「ぐっ・・・・」

デワントン「どうしたの茂人!?」

桐原少佐「図星過ぎて心が痛い。」

左遷される何処かさんよりかはマシである。
3人の言葉に、茂人は突き刺さる・・・・・事実、VF-1バルキリーにこだわって予備役編入されたから。
当時、デワントンと夫婦であったがそれに連座し夫茂人と共に左遷され最終的に予備役大尉に編入されている。

デワントンは茂人と共に生きていけるのならばと承認しているが・・・・
父親と両親.弟.二人の妹から軍人家系の恥だと散々批難され、茂人自身はVF-1に拘らなければと後悔している。

左遷されたと言う言葉はかなり茂人にとっては痛く・・・・・・左遷と聞く度に心が痛くなるのである。

                         【ルナハイウェイ34エリア・ライン】
誰もいない高速道路でラウラと絵里は激しく競いあっていた。
ラウラが一歩前に出れば、絵里がスピードをもっとあげ・・・・それにラウラが対抗しもっとスピードをあげる。
その繰り返しを続けているが、どちらが優勢なのかどちらが劣勢なのか分からない。

ゴールと決めている、ゼントラーディの夫婦が経営しているパン屋まで先に到着する事・・・・・

星村絵里「流石ね、キヨラの部隊出身だけある。」

ラウラ「言ってくれる・・・・それにしてもモーアは変わったよ、無邪気なのに・・・今ではそれを感じさせないなんて・・・・・」

星村絵里「無邪気なのは私の弱点だと気がついたからね、無邪気に戦場に出たら撃たれた事に気がつかなくて死ぬ可能性がある・・・・だから私は変わったのよ!!」

ラウラ「無邪気だから死ぬか・・・・・・いい勉強になったわ・・・・でも・・・これとは別で今はこの勝負に集中しないといけいなんだよね。モーアになんか負けるもんですか・・・・」

二人はお互いに競いあいながら喋りあう。
お互い競い合っているとは言え、喋れる程の余裕を持ち合わせている・・・・
勿論、感覚で急カーブの位置に来たら安全運転するなど・・・・

メルトランは耐G体質に加え、急激なスピードによる安全感覚を持ち合わせている。
なので障害物の多いアステロイドベルトでの戦闘で、スピードを出しすぎてぶつかって障害物にぶつかる事はない。

ラウラ「ん?」

星村絵里「余所見して何をしているんだ?ラウラ?」

ラウラ「後ろに誰かいるような・・・・・・」

星村絵里「誰かって・・・・本当だ、あの髪の色からしてメルトランだわ。」

ラウラ「あのバイクに乗っている人・・・・ミリアにそっくりだけど、同型のメルトランなのかな?」

そんな中でラウラが後ろから来る緑色の髪をしたバイクに乗っているバイクの存在に気がつく。
ヘルメットとゴーグルをつけているが・・・見た目はミリアにそっくりであるが、ラウラ達はミリア本人だとは思わず・・・・
ミリアと同じ遺伝子系列の同胞だと思った・・・・

二人はお互いに喋り・・・スピードを出し合うなどの勝負に集中する。

「ちょっとそこのお二人さん。」

ラウラ「なんですか・・・今は急がし・・・・・うげげげ!!」

星村絵里「げっ!!本物のミリアだ!!」

ミリア「何がゲッ!!本物のミリアですって!!私は正真正銘のエースのミリアこと・・・・ミリア・ファリーナ・ジーナスよ!!」

後ろには闘争本能たっぷりな笑顔を浮かべているミリア本人がいた。
二人はあまりにも当然の登場に、動揺する・・・・

まるで妖怪が夜中に出てきたように・・・・

一方のミリアからすれば、何処か適当に走れば二人に追いつけると思いそこら辺を走ろうとしたが・・・・
高速道路を走る二人の姿を見つけ、近くのICから高速に乗り追いかけやっと追いついたので・・・
いち早く発見できてラッキーだと思っていた。

ラウラ「ミリアってバイクに乗れたんだ!!」

ミリア「当然でしょ、私はマックスと休日の時に乗るほどバイク好きなのよ!」

ラウラ「なんだと!?」

ラウラはミリアがバイクに乗れる事に驚く・・・・・
ミリアがジープなどの自動車に乗れても、バイクに乗れる事がないと思っていた。

だが・・・・

現時点でいるミリアはバイクに乗っている・・・・・・・・・
それにバイクは休日の時に乗るほど好きだとは・・・・・
ラウラは上記の事で悩んでしまうが、バイクや自動車の免許を取らされた事を思い出し・・・・

ミリアがバイクに乗れても当然だと言う認識を持つと同時に、もう少し考えればよかったと後悔する。

ミリア「って二人とも何をしているの!!」

星村絵里「いやゴールまでこのままで・・・・・・・」

ラウラ「途中で乱入してきて・・・美味しい所を奪い取るのは勘弁ですから。」

ミリア「こいつら・・・・・・お仕置きしないといけないわね。」

ラウラは絵里と共闘しミリアが容易に前へ出る事を封鎖した。
正直したくない真似だが・・・・・ミリアまで出てきたら話は別である。

途中で乱入してきて勝ちを狙うのはラウラと絵里のそれぞれのゼントランの誇りが許さない。
このまま諦めてもらおうとしたが、この時ミリアはふっと笑う。
ある物を見つけると、ミリアの笑顔はどんどん不気味になる。

ミリア「丁度いい物見っけ!!」

ラウラ「あっPA・・・・くそ・・・・そこで猛スピードをあげ・・・・・」

ミリア「きゃっほー!!」

星村絵里「一気に1位にランクイン・・・・」

PAを利用した戦術・・・・・・
ラウラと絵里が高速本線を封鎖している間に、PAに入り連絡路を通り
そのまま本線に出て二人の前に出てしまう。

これにより・・・・・・

ラウラ「絵里・・・勝つのは・・・」

星村絵里「私だからね!!」

ミリア「お二人さん、そこで喧嘩頑張ってね!!」

ラウラ「待て!!おばさん!!」

ミリア「誰がおばさんですって!!年もそんなに変わんない癖に!!」

三つ巴の戦いになり、三人はゼントラーディの夫婦が経営するパン屋に向かう。

だが・・・・・・・・

この三人の前にあるイレギュラーが参戦するとは思ってもいなかった。
それはジャンクションから何やら白いバイクが1台侵入してくる。

白いバイクの正体は・・・・・

「こちらパトロール09、以上無し。」

『こちら本部、了解しました。引き続き不審車両がいないか警戒せよ!』

「09了解」

警察局月面警察師団.クラビウス署所属の白バイ。
高速道路で猛スピードで走りレースをしている集団がいると通報を受け急行。
09を始め、数多くの白バイがレースをしている集団を見つけようと警戒を始める。

とは言え今の所以上無し・・・・・
ある程度したら勤務は終わりだし、帰ったら酒を飲んで寝たい・・・・

タバコを口に咥えながら09は、上記の願望の事を考える。

その時・・・・

「!?こちら09から本部へ、フォルジャンクション付近にて交通規制法違反の3台のバイクを確認。追跡の許可を・・・・」

『こちら本部から09へ、3台のバイクの追跡を許可する。04と13を派遣するので、共同で対処せよ!』

「09了解」

ラウラ達がレースをしている姿を見た。
速度は明かに交通規制法違反・・・・・・

09は本部に報告し、追跡許可を求め・・・・。
本部は09に追跡許可を出し白バイ04と13と警らパトロールカー3号を派遣し、共同で対処するように命令した。
許可をもらった09はバイクを走らせ、ラウラ達の追跡をする。

星村絵里「うんなんだ?後ろが騒がしいような。」

ラウラ「サイレン・・・・まさか・・・・・って前パトロールカーがいるよ・・・・・」

「そこの3台停車せよ!脇に寄せ停車せよ!!」

ミリア「ぐっ・・・・・停車しましょう、逃げたら余計に悪い状況になるから・・・」

ラウラ「逃げたら・・・・あぁ罪が更に加算されるか・・・・とほほほほ」

09が追跡から数分後、09がサイレンを鳴らし補足。
一般道路から合流した白バイ04と13およびパトロールカーが三人がこれ以上スピードを出せないように道路の中心を走り封鎖。

ラウラ達は自分たちがやっている行為は警察沙汰になっており・・・・
下手に逃げ出そうとすれば、重い罪に陥ってしまう可能性がある事を知る。

そうならないようにミリアの提案で、スピードを落とし。
脇に寄せて警察の指示に従う事をした。

鹿島美緒「えぇとミリア・ファリーナ・ジーナス中尉.星村絵里中尉.ラウラ・ベルタリア准尉・・・・新統合軍の軍人さんね。」
クラビウス署白バイ部隊.コード13.神崎美緒.巡査

「軍人か・・・・・いいか軍人さんよ、同じ公務員なんだからさ・・・・高速道路で速度違反してレースする行為はニ度としないでくれ・・・もし一般車両がいたら君たちは確実に事故死どころか多数の死傷者が出ていたんです。もう少し自覚してくれ!!」

『はい』

バイクを降りて警官たちに叱られる。
レースをして事故を起こしてしまった時の被害の事や、罰金に関して。

3人は幸いにも免許取り消しや、軍には伝えられずに済むが・・・
次回やったら免許取り消しのみならず、軍不名誉除隊処分にするように要請するなど・・
あのミリアが顔を青ざめるなど、3人は戦場以上の戦慄を覚えてしまう。

以後、3人は高速道路や一般道でレースするような真似はしなくなり・・・
安全運転でバイクを運転するように心がけたと言う。     
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第333話 月面コペルニクス基地のメルトラン 後編

2018-08-19 00:02:54 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
ラウラは自分のゼントラーディ軍時代の自己紹介をした。
自己紹介を聞いたニジコはニコっと笑う。

ニコっと笑うニジコにラウラはなんで・・・と疑問に持つ・・・・
一体何故なのか?
どうしてなのか?・・・・・何か悪い事でも言ったのだろうか?

ニジコ「キヨラ隊・・・精鋭果敢な・・・・」

ラウラ「知っているんですか?」

ニジコ「知っているわ、キヨラ・テキーヴァ1級空士長は尊敬するに値する誇り高きゼントラーディ軍軍人である事は有名よ。」

帰ってきた答えは逆であった、キヨラの事を知っており尊敬していたと。
ラウラは元上官キヨラが褒められた事を自分の事のように喜んだ。

違う部隊だから結構低い評価を下すのだろうと思ったけど・・・・・
まさか褒めてくれるとは思いもしなかった。
普通だったら嫌味とか言うのに・・・・特にミリア・・・・・

ラウラ「なんで・・そこまでキヨラ1級空士長を尊敬を?」

ニジコ「以前、私の部下ロザが強行偵察中に監察軍に襲撃された事あるのよ、それで・・・・」

ラウラ「なるほど・・・・・・・・・むっ・・・・・・」

ロザ「・・・・なんだよ、その顔はよ・・・・ただでさえ話入れないのに・・・・そんな顔するなよ・・・・同僚だろ・・・・・」

話を聞いて見れば、自分の部下を助けてくれた事から来ているらしく・・・・・
ラウラ的にも多少なりとも尊敬されても普通かと思う・・・・・

その反面・・・・・ロザから何も聞いてないけど・・・・・・・・
何も重要な出来事を話さなかったロザに向けて微妙な顔をし・・・・・威圧・・・・
ロザは一体どうしたと言わんばかりにラウラの今の表情を見て困惑した。

星村絵里「まぁ二人の会話を聞いているけど・・・・・確かにキヨラ1級空士長は勇猛果敢でラウラみたいに精鋭果敢の連中は多かったのは事実・・・・・痛・・・ミリア・・・」

ミリア「確かにキヨラはいい指揮官だったけど、モーア・・・あなたは私の部下でしょ。」

星村絵里「確かに私はミリアの一応の部下でした・・・・・はい・・・・・」

ミリア「一応って・・・・・・・・・・」

絵里もキヨラの事を高く評価している。
あの当時はかなりラウラを始めとするキヨラを含めキヨラ隊の兵士と喧嘩していたのにも関わらずに・・・・
その発言をするとミリアは多少怒りながら絵里の頬をつねる・・・・・

自分の部下が他の部隊の指揮官を褒めるのはミリア的にも嫉妬心があるので・・・・
そんな元部下にはお仕置きしなくてはいけない。

ラウラ「ミリア・・・・そんなにキヨラ隊長に嫉妬しているんだ!!」

ミリア「当たり前よ、クロレの部隊.同様に私の部隊と戦果争いをした指揮官なのよ、キヨラも部下がモーアみたいな反応すれば怒るわよ。」

ラウラ「ぬぅ・・・・・それもそうかもしれない・・・・」

ミリア「でしょ~」

ニジコ「ミリア・・・・・お前・・・・マイクローンっぽい女に変わったわ。」

ラウラは今のミリアの反応を見て突っ込むが・・・・・・
ミリアは冷静に絵里に対する行為について説明し・・・・・・・
ラウラはミリアから説明された内容を聞いて確かにと思う所があったのか黙ってしまう。

ゼントラーディ軍時代を思い出せば・・・・・・・

メフィリア「今回のミリア・ファリーナの活躍はよかったな。」

アンジェミラ「監察軍2個旅団に大打撃凄いかもな・・・・なっ・・・ラウラ。」

ラウラ「そう・・・・・・・・げっ・・・・・」

メフィリア「なんだラウラ・・・・そんな顔をし・・・・べ・・・・」

アンジェミラ「そうそう・・・・・げぺ・・・・」

キヨラ「・・・・鉄拳制裁完了・・・・・ん・・・・ベルタリア3級空士長・・・お前もか・・・・・・・・?」

ラウラ「私が忠誠を誓うのは・・・・・キヨ・・・・・・痛・・・・・ぁぁぁぁ」

キヨラ「お前らは仲のいい戦友同士なので・・・・連帯責任・・・・だ!!」

と・・・・・・・・確かにと言う事例が出てくる。

とは言え、ミリアより厳しく普通に殴ってきた。
このラウラ達がミリアとかに高い評価をしてキヨラに殴られた事で・・・・
他の舞台の指揮官の評価をしてはいけない決まりが出来てしまい・・・

ラウラ以下各キヨラ隊隊員は他の部隊の指揮官に対し高い評価をしていない。
特に他の指揮官やその配下の評価しようとしても、キヨラ子飼いの2級空士長の監視の目があり・・・・

もしそれが発覚してしまえばただではすまない・・・・・・

ミリア「ラウラ・・・・何怯えているの?」

ラウラ「な・・・・なんでもないわよ・・・・」

ニジコ「キヨラだな・・・・彼女は屈辱を受けるか、部下が傷つくの所などで激怒する性質あったね。」

ラウラ「確かにありました・・・・部下想いのいい指揮官でしたけど・・・・・」

この経験はラウラを含む大戦を生き抜いたキヨラ隊の隊員のトラウマとなっていた。
キヨラは部下には優しいが、その反面厳しさもあり・・・・・
恐怖のあまり泣き出す隊員はかなりいた・・・・

ラウラは部隊配属時はキヨラに散々殴られた事があり、敵前逃亡しようと考えてしまった事があった。

ただ・・・・キヨラのゼントラーディ軍人としての心得。
キヨラの部下に対する思いやる行動などと言った事もあって部下は嫌がらず、命をつくそうと

カゴメ「あの・・・・なんて言っているの?」

ロザ「簡単に言えば、自己紹介とキヨラ・テキーヴァの事ですね。」

カゴメ「そんな事を言っているのか・・・・・」

話に入り込めず、ラウラ達の様子を見るカゴメは一緒に見ているロザに・・・・・
ラウラ達が一体何を話しているのかを聞いた。

実はラウラ達が会話していた時に使っている言語は地球語とされる英語ではなく、ゼントラーディ語である。
ゼントラーディ語と言うのは通訳官程度しか使えず、ゼントラーディ軍との和平交渉用に教育されているが・・・

まったく知らないと言う地球人が多い。

ニジコ「ベルタリア准尉・・・・話戻すけど・・・・キヨラが行方不明になった原因って知っているかしら?」

ラウラ「知りませんよ、キヨラ1級空士長が行方不明になった事を知ったのはつい最近の事ですし。それに私は、メフィリア・アンジェミラなどの一部の隊員と共に宇宙に残留し、そのまま海兵隊に所属していましたし。」

ニジコ「そう・・・・なのね・・・・・」

ラウラ「お役に立てなくて申し訳ございません。」

ニジコは脱線した話を元に戻し、キヨラが行方不明になった原因をラウラに聞いた。

聞いた内容だが、それは最近知った話であり。
ボドルザー基幹艦隊決戦後、爆発の余波を受けてメフィリアやアンジェミラなどの一部の隊員と残留し・・・・
友軍部隊のアドクラス艦隊所属の ケアドウル・マグドミラに救助され、そのまま新統合軍ゼントラーディ海兵隊の所属となった・・・
ラウラからして見れば、こっちが聞きたいぐらいと言う話である。

それにキヨラと最後に会ったのは、ボドルザー基幹艦隊決戦前の出撃時の挨拶の時・・・・
それ以来・・・・・・・・キヨラには会っていない。

ラウラはニジコの役に立てない事に謝る・・・・・・・

ミリア「そう言えば、ラウラの自己紹介の時もそうなんだけど・・・・何故・・・キヨラの事を気になるのかしら?」

ニジコ「気になる?」

ミリア「気になるわね・・・・・・・ロザ救出の件など数件しか絡みがないし・・・・更に言えば10年以上も行方不明のキヨラを今更になって興味を持つのはどうも・・・・・・単純に軽く受け流すだけの話じゃないと思うわ。」

ニジコ「へぇ・・・・・・・・・よく気がついて・・・・」

ミリア「多少はね・・・・・私も正直、軽く受け流そうとしたけど・・・・・・」

ミリアは異様にキヨラに拘るニジコを追求した。
10年間も行方不明になっているラウラの上官で・・・・・・・
ラプラミズ艦隊ではミリア・デパラと並ぶ三空指揮官と呼ばれる名指揮官の一人であるキヨラを何故今更知りたがるのか?

追求されたニジコはくすっと笑って、ミリアの顔を見る・・・・・

ラウラ「ニジコ1級空士長・・・・・キヨラ1級空士長について何か知っているのですか?」

ニジコ「実はね・・・・・・・・・・・耳貸して・・・・」

ラウラ「ん?」

ラウラも異様にキヨラの事を気にするニジコに対し何か知っているのかを聞いた。
ニジコはラウラからの質問に嫌がるそぶりを見せずにラウラの耳元にある事を呟いた。

ミリアとモーア・・・そして話に入れないカゴメとロザもその様子を見守る・・・・・・・

ラウラ「街で見た?」

ニジコ「うん・・・実はね・・・・・・・・・・」

ラウラ「何処の街ですか?」

ニジコ「月面アポロの街かな。」

小さな声でニジコはラウラにキヨラに関する重大な情報を言った。
キヨラを月面アポロの街で見たと言う事を・・・・・

10年間行方不明になったキヨラが月面アポロ基地の市街地にいる。
ラウラは歓喜に満ちた表情を浮かべる・・・・
生きていた・・・・生きていた・・・・・あの激しい大戦を生き抜いていた・・・・・・

ラウラ「アポロの何処にいましたか?」

ニジコ「そこまで覚えてないよ、それに今もアポロにいるか分からないし。」

ラウラ「覚えているだけでもなんとか・・・・・」

ニジコ「ちょっと、困るよ准尉。」

ラウラは必死にキヨラの居場所をニジコに聞く。

キヨラの居場所を聞かれたニジコは困惑する。
正直、何処で見かけたのかまで覚えていない・・・・・
覚えているだけでもと言われても・・・正確な情報ではない事を教えたくない・・・

星村絵里「アポロなら私の家族の庭みたいな所だから、うちの部隊の子を動員して探してあげるよ。」

ラウラ「本当!!・・・・・って何か見返りとかあるんでしょ?」

星村絵里「ないない・・・・私もキヨラの顔が見たくなったのよ。それだけ。」

ラウラ「会って何をするんだか・・・・・」

困っているニジコの事とラウラの元上官探しの事を考えた絵里は・・・・
自分の部下を使って探してやると言う。
ラウラは絵里の言葉に喜ぶが、見返りとかを要求すると身を構え・・・
絵里は見返りがないと言う・・・・・

ミリア「ラウラ、素直に喜びなさい・・・・・せっかく私の馬鹿部下であるモーアから探してもらえるのよ。」

ラウラ「・・・そうですね。」

星村絵里「そうそう・・・・・・・・って私を馬鹿部下って・・・・・」

ミリアも絵里からの申し出を受けるようにとラウラに言う。
少し戸惑いつつも、ラウラは絵里の申し出を受け入れる事にした。

やはり、キヨラに会いたい・・・・・
何か手掛かりがあれば・・・・それだけでも満足・・・・
ラウラは手を胸にやり目を閉じる。

ミリア「ニジコ、仕事は?」

ニジコ「あっ・・・そうだった・・・・ではここで失礼します。ラウラ・・・・キヨラ見つかるといいわね。」

ラウラ「はい・・・・」

ミリア「キヨラね・・・・・・・・・って・・・私達も仕事があるんだった・・・行けない行けない・・ふん・・・」

ラウラ「ちょっと・・・なんで片手で掴みながら・・・・このぉ馬鹿ミリア!!」

星村絵里「なんで・・・・私まで・・・・」

ニジコは仕事の関係で離れる・・・・・・
ついつい話をしているうちに、ニジコはこれから仕事があるのを忘れていたようだ。
とは言え、仕事の存在を忘れていたのはラウラ達も同じであり・・・

それに気がついたミリアがラウラと絵里を制服を掴み引きずりながら仕事先に向かう。
その光景をニジコは見ていたが・・・・

あまりの雑さにラウラと絵里に同情した・・・・

自分もあぁなりたくないと・・・・

ムジカ「小隊長、内田副隊長が呼んでいます。」

ニジコ「内田大尉が・・・・?分かったわ。」

アミリア「って・・・少しお顔が・・・・」

ニジコ「な・・・なんでもありません・・・」

あぁならないように真面目に仕事をしておこう・・・・と決心し・・・・・
ニジコはムジカとアミリアを引き連れて、副隊長の所へ向かう。

             【コペルニクス基地作戦室】
ラウラ達はコペルニクス基地の作戦室に入った。
既にアンサーズなどの隊員やダンシング・スカル・シーアンタレス隊の幹部が揃っており・・
マックスと和也が目を瞑り腕を組みながら指揮官席に座っている。

大樹の隣に座ったラウラはきょとんとしながら前を見る。
周りは皆重苦しい雰囲気であり、ラウラも何か何だか分からない・・・・

ミリアと絵里と共に遅刻したけど、何にも咎めがなかった。

ラウラ「何があったの・・・・」

吉野大樹「実は・・・・・・・」

ラウラ「何・・・・・・」

状況の分からないラウラは大樹に何が起きているのかを確認する。
大樹は遅刻して怒るわけではなく、普通にラウラの質問を答えてくれる。

一体何が起きているのか・・・・・・
しばらく話しているうちに、ラウラの顔色が悪くなる・・・・・

ラウラ「任務先でテロ活動・・・・・」

吉野大樹「動揺しているのか?」

ラウラ「いえ・・・・・・・」

吉野大樹「そうか・・・・まぁいい・・・今回の俺達の敵は見えざる敵だ・・・可変戦闘機で戦う任務よりかは難しいぞ。」

テロ活動・・・・
ラウラ達が行く予定の惑星で与野党の政治家と支持者をターゲットに狙った少数による襲撃する事件が起きた。

死者34名負傷者134名の被害が出ており・・・・
自治政府は与野党の候補者や支持者を守るため、武装警察部隊と警務隊が出撃するなどの対策をしているが・・・・・・・

この警護により機動兵器によるテロ活動が行われる可能性が高い・・・・・

桐原少佐「ジーナス大尉、星村大尉の意見が聞きたい。」

マックス「まず私から・・・・ダンシング・スカルから隊員数名を派遣し、現地の特殊事項に対応するべきだと思います。」

星村和也「同じくシーアンタレス隊もジーナス大尉と同じで、隊員数名と機体をアルタミラに預けたいと思います。」

桐原少佐「上からの要請は・・・・」

マックス「私からクリダニク宇宙軍総司令官に許可をもらいます。」

特殊部隊のマックスと和也は一応通常部隊であるアンサーズだけ任すのは危険と判断。
多忙の中で隊員を派遣し危険性の軽減させる・・・・・

軽減させると言っても危険性を完全に排除する事は不可能・・・・
一般部隊が触れないような情報を知っている・・・・
自分たちが派遣する隊員が行かなかった場合の最悪な事態の事も・・・・

ミリア「派遣部隊の指揮官は私、ミリア・ファリーナ・ジーナス中尉が行います。」

星村絵里「シーアンタレス隊は私、星村絵里中尉が担当します。」

ラウラ「げっ・・・・・・」

派遣される隊員はダンシング・スカルからミリア、シーアンタレスから絵里が志願した。
マックスと和也は二人の志願に納得する素振りを見せるが・・・・
ラウラは思わず小声でげっと言う声を出してしまう。

派遣されるとなれば・・・・・・・・

ラウラ「はぁ・・・・・」

神楽少尉「凄い溜息ですね。」

ラウラ「神楽君・・・・・これからの生活がハードだよ・・・・」

神楽少尉「そんな事言わずに・・・・・・」

ラウラ「ミリアとモーアだよ、ミリア隊の実力者1位と2位・・・胃が痛すぎる。」

一時的とは言え共に過ごす事になる。
艦内と言う屋根の下で共に食事をし、シャワーを浴び・・・寝る・・・
部屋は違うだろうけど・・・・・

ラウラ「待てよ・・・・・うっ・・・・・こんな事もありえるのか・・・」

となると・・・・・・仕事の合間にある休暇も・・・・・・
ゆっくり、休もうとしても・・・

ミリアと絵里が・・・・・・・・絡んでくる。
休み所ではない・・・・・・・仕事の延長線・・・・
せっかく、機種転換センターで取った車の免許とバイクの免許を為そうと思ったのに・・

ラウラが憂鬱のまま説明は続き・・・・

桐原少佐「説明についてこれで終わりだ・・・・後は・・・・アルタミラの補充兵として、ブレッサ・クロード少尉が配属させる事と出港は4時間後とする・・・・以上・・解散。」

出港する予定・・・・補充兵の情報・・・・・
それを伝え終えると、解散・・・・一同はそれぞれ場所へ向かう。

ラウラは大樹とロザ.神楽少尉と共に作戦室に出る・・・・・

ラウラ「はぁ・・・・」

吉野大樹「何落ち込んでいるのか?テロ任務に関する事か?」

ラウラ「いいやミリアとモーアだよ、ミリア隊は好きじゃないんだよ。昔から・・・・12.5ターム生きているけど・・・・・」

吉野大樹「ジーナス中尉と星村中尉か・・・・・・ジーナス中尉は司令部からいい目で見ているし星村中尉は前宇宙軍総司令星村提督の嫡男いやシーアンタレス隊の星村大尉の嫁さん・・・いい関係持った方がいいと思うけどなぁ。」

ラウラ「いい関係ね・・・・・どう作ればいいのか分からん。」

ミリアと絵里との共同生活・・・・
想像絶する程の苦難な生活を強いられる予感がする。

元々キヨラ隊とミリア隊は犬猿の仲の関係・・・・
一緒にいるだけでも重苦しい・・・・・・・
いつでも決着をつけるチャンスがあるのだが・・・・

気分的にもそう慣れない・・・・・
ラウラは溜息を吐きこれからの生活を悲観した。
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第332話 月面コぺルニクス基地のメルトラン 前編

2018-08-14 00:35:34 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
フォークランドエリアから出発し、パナマ基地に到着したラウラ達。
マスドライバー施設を利用して母艦のあるARMD級アルタミラへと帰還を果たした。

ラウラ達の収容を終えるとアルタミラは護衛艦隊と共に月面への帰路へ就いた。

月面にある新統合宇宙軍司令部並びに直属の司令部であるクラビウス司令部から・・・
月面クラビウス基地に到着後は数日間の休暇の後、惑星マリトラーンへ出発する・・
任務内容は既に決まっており、自由共和党のある候補を守れとの事・・・・

ただ任務内容については・・・・・・

ラウラ「惑星マリトラーンでの選挙の護衛って私達何やるの?」

吉野大樹「ラウラ・・・・・俺が知るか・・・・・」

ラウラ「知るかって、大樹・・・あんたうちの部隊の副隊長でしょ!!」

吉野大樹「ばーたろ~いくら副隊長でも要人警護なんざ知るか、火星にいた時もやったことないし・・・・・・・士官学校にいた時もならった事はねぇよ!!」

ラウラ「なぁ・・・・もういいわ、これに関してはついてからでいいから・・・ふん」

吉野大樹「おい・・・・ったく」

前々分かっていない状態であった。

要人護衛警護なんて一切やった事がない・・・・
それにアグレッサー部隊であるアンサーズが何で何でも屋みたいな事を・・・・・
ラウラはそれに関して不満に思っており、腹を立てる事が多かった。

とは言えキチンと可変戦闘機パイロットとしての仕事はしているので不満は解消されるけど

ラウラ「上も上だよね・・・・・要人警護とか・・・その担当がいるでしょうに。」

要人警護とか確実に可変戦闘機パイロットの仕事をするとは・・・・
どんだけ上は自分たちを何でも屋と馬鹿にして・・・・・・
一体どんな扱いするのやら・・・・・

と言うかアグレッサー部隊としての役目がどんどん薄れているような・・・・
そんな事実に・・・ラウラは落ち込んでしまいトボトボと歩く。

ロザ「よっラウラ!!」

ラウラ「ロザ・・・ゼノビアまで・・・」

ゼノビア「准尉、こんにちは。」

ラウラ「こんにちは」

トボトボ歩いていたラウラの後ろロザとゼノビアがいた。
二人はラウラに挨拶し、それ以降は一緒に歩く・・・

歩いて見ると二人はヘッドフォンをつけている・・・
何か聴いているんだろう、何を聞いてんだか・・・・・・
ラウラは二人の様子をずっと見る・・・・・

ロザ「ラウラも気になるか・・・・・」

ラウラ「気になるわ、珍しくヘッドフォンつけて・・・何を聴いているの?」

ロザ「私はミンメイの歌が好きだから聴いているけど。」

ラウラ「ミンメイ・・・・・5ターム(10年)の歌姫ね・・・・ゼノビアは?」

ゼノビア「私はミツル・ファレットかライル・ウェバーのタッグした歌の月面の海の荒鷲よ、ラウラとは知り合いよね。」

ラウラ「知っているよ、あの忌々しいミリアの部隊の補充兵として入った私の誇り高きゼントラーディ軍キヨラ隊の戦友だよ。」

二人は音楽を聴いていた。
ロザはミンメイ、ゼノビアは元戦友のミツルとペアを組んだ誰か・・・・・

ラウラはミンメイやミツルは知っているが・・・
彼女らが歌う歌は知らない・・・・
知らない理由は興味がないだけ・・・・・

歌は全然聴かないわけではないが、歌よりも戦争の歴史が好きなので・・・
歌に興味を持つと言う感情が持てない・・・・
音楽に興味を持つとなれば、ロザから教えてもらった戦争のゲームの音楽と軍音楽程度。

二人と合わせているけど・・・・ラウラ的には二人が聴いている歌の世界には入りこめない。

ラウラ「ん・・・・・げっ・・・・・」

ロザ「なんだ・・・拍子抜けした顔をして・・・げ・・・・」

ゼノビア「どうしたんですか?・・・・・あぁ・・・・なるほどね・・・・」

モニターに二隻のアルゲニクス級がアルタミラの前に割りこむように入ってきて。
護衛艦隊の中に合流し艦隊を編成した。
三人ともモニターを眺めるが、ラウラとロザは二隻のアルゲニクス級を見て。

『ミリアとモーアだな』

と叫んだ。
なんでこんな所に二人の所属する艦が、それに艦隊を編成して何処へ向かうのか?
ラウラとロザは頭を抱えて悩んだ。

特にラウラなんかはめんどくさい人が来たと、落胆していた。

一方、その頃。

            【月面コぺルニクス基地から数百km地点】
3機のVF-5000スターミラージュがファイター形態で飛行している。
見るからに訓練で使用する装備ではなく、対艦ミサイルを搭載した完全武装で・・・

3機のスターミラージュの他に、戦車らしき物が追いかけるように走行している。
指揮官機と思われる1機が、後方にいる戦車らしき物を見てクスッと笑い。
並行して飛行する2機のコックピットに何か合図を送る・・・・・

合図を送ると指揮官を始め全機、低空に降下・・・
後方にいる戦車が走行する高度で移動を再開する。

ムジカ「隊長やるんですか?中隊長の許可なしに?月面砲撃第17小隊を勝手に動員して・・・・」
新統合宇宙軍第34警備飛行中隊所属ムジカ・ファミル.少尉

ニジコ「許可なし?のんのん、中隊長には許可はもらったわ・・・・」
新統合宇宙軍第34警備飛行中隊所属.ニジコ・シュバイン.中尉

アミリア「許可ですか・・・」
新統合宇宙軍第34警備飛行中隊所属.アミリア・ファルカッタ.少尉

ニジコ「それに極秘の指令で・・・・ダンシング・スカルとシーアンタレス・・・そして欠員が出たためうちらの基地に補充人員を受け取るアルタミラの航路を防衛せよとね。うちらの庭でうろちょろしている元同胞の海賊共は航路にいる障害物だからね・・・」

アミリア「なるほど・・・・・」

ニジコ「まぁうちらの任務はただの強襲・・・・・今頃本隊は別のルートで移動中ってね♪」

小隊を率いて、戦車部隊まで動かしていたのはニジコと呼ばれるメルトランであった。
ゼントラーディ軍時代から生死を共にした副官を小隊員とし、ニジコが所属する中隊の中では一番連携が取れている小隊とされる。
今回、出撃したのはアルゲ二クス級2隻とラウラ達の乗るアルタミラの航路にスヴァール・サラン級がいるのが原因・・・

月面方面軍の防空圏内を密かに突破し、基地を遅い物資の奪取か・・・・
アポロ基地もしくはクラビウス基地を襲撃するなどの可能性があるか・・・・・

更に言えば・・・・・・・・・このまま行けば、確実にラウラ達と戦闘状態になってしまう可能性が高い・・・・・・
それを危惧したコペルニクス基地司令部は中隊長経由でニジコ率いる小隊を出撃させ、その配下にVAT-1エイブラムスⅡの2個小隊をつけた。
背後に走行している戦車こそ、VAT-1である。

アミリア「エネミータリホー、ターゲットを確認・・・・周辺にはゲルベル・ラッフとヌージャデル・ガー。更にリガードを確認。」

ニジコ「いつものと・・・・・ゲルベル・ラッフ・・・・あいつは近距離と格闘戦だと厄介なんだよね・・・・早目に片付ける・・・・対艦ミサイルだけではなく対空ミサイル全弾発射スタンバイ・・・・いい?」

ムジカ「ミーツェ2了解。」

アミリア「ミーツェ3了解。」

ニジコ「ヴァリタン(ヴァリアブル・タンクの略)は目標位置に到達したらバトロイドに変形し、砲撃支援を行ってくれる?」

「ブラッドリーダー了解、所定位置で支援を行う。」

ニジコら3機のスターミラージュの編隊はミサイル全弾発射準備を行う。

そして・・・・・・・・

後方にいるVAT部隊はある程度の位置に到達すると変形し、ゴーグルアイが特徴な頭部のあるバトロイドに変形。
砲撃支援体勢を取りながら待機した。

VATパイロット達は砲撃予測地点と、ニジコ達が総攻撃する時間の計算を行う。
計算の違いで誤ってニジコ達を誤射で死なせてしまう事を防ぐためだ・・・・

ニジコ「二人とも用意はいい?」

ムジカ「大丈夫です。」

アミリア「いつでも攻撃命令があればいつでも攻撃は可能です。」

ニジコ「よし全弾ミサイル発射・・・・・・・・タイミングの間違いは許さないわよ!」

『サ・エスケスタ』

ニジコの方も準備が完了しており、ミサイル全弾撃ち込むトリガーを引いた。
ミサイルは勢いよく進んでいき、ゼントラーディ軍のスヴァール・サラン級に向かっていく。

ゼントラーディ軍艦載機部隊はミサイル接近に気がついておらず、ただ周囲を警戒しているだけでしかない。
哨戒機は展開しているが、敵発見には至っていないし・・・・
ミサイル発見できていない・・・・・・・

「なんだ?」

一人のゼントラーディ兵が何かに気がつく。

一体何が起きたんだとボヤけながら、異常が起きた箇所の方向を向く。
一見異常のないような感じをするが、何か違和感を感じる。
何か異様でとても危険な・・・・・・・・・・・

「ぐぁぁぁぁぁぁぁ」

最後まで違和感の原因が分からないまま、大量のミサイルに巻き込まれ・・・・
対艦ミサイルにぶつかり、そのままスヴァール・サラン級の方まで押され爆発に巻き込まれる。

各ミサイル全弾スヴァール・サラン級に命中・・・・・大破着底し、行動不能に陥ってしまう。

そればかりだけではなく、周囲にいた艦載機部隊の2割近くの損害を出し。
生き残った機体の何割かは軽度から重度の損傷を負っている。
奇襲は成功し、ニジコ達は再攻撃を行うため戦線から離脱する。

「追え!!追え!!マイクローンの機体を逃がすな!!」

自分の艦を行動不能にされたスヴァール・サラン級の艦長は艦載機部隊に追撃命令を出す。
命令を聞いた損傷の少ない艦載機部隊はニジコ達が逃走した先に向けて移動する。
ゲルベル・ラッフ、ヌージャデル・ガー、リガードで構成された34機の大部隊・・・

ニジコ達はそんな危険な集団に追い掛け回されているが・・・・

ニジコ「時間よ、砲撃支援を頼むわ。」

「ブラッドリーダー了解、これより支援砲撃を行う。」

支援砲撃要請という切り札が残っていた。

DAT部隊は戦車キャノン方を構え一斉に砲撃を開始、スヴァール・サラン級に再度の打撃を与える。
発射口から出てこようとしていたリガード部隊は壊滅、爆発の影響により艦内の一部で火災が発生した。

そればかりか、砲弾の一部が艦橋に命中・・・・艦長や記録参謀は戦死・・・・
スヴァール・サラン級艦内や周辺は地獄絵図と化した。

ムジカ「DAT部隊より報告、作戦は成功。引き続き残存部隊に攻撃を続行との事。」

ニジコ「そう・・・・後は私たちにしつこい野郎共を潰すか・・・反転。」

ニジコはDAT部隊の作戦成功に伴い逃走から、反撃に転じる。
バトロイド形態に変形し猛スピードで34機のゼントラーディ軍の艦載機群に突っ込んだ。

「ぬわぁぁぁぁぁぁ」

ニジコ「ふっ」

ニジコは1機のヌージャデル・ガーを反撃させる隙を与えないまま頭を抑えつけガンポッドを一発撃った。
そして・・・・・・・動かなくなったヌージャル・ガーを掴み、リガードの集団に投げつける。

ヌージャデル・ガーの屍にぶつかり、リガードの集団はバランスを崩すと・・・その隙を突きガンポッドを掃射し撃破した。
それだけではなく、強力な剣とライフルが一緒になった両腕を持つバトルスーツ.ゲルベル・ラッフに対しては蹴りを入れ体制を崩し・・・・
蹴り入れた直後にガンポッドを構え、右腕をすばやく破壊してバックし後退する。

「ぐげぇぎゃぁぁごぁぁぁぁ、俺の手が・・・・・・・・・この野郎!!」

ゲルベル・ラッフは右腕を撃破された事で混乱を起し、その過程でニジコに対し激しい憎悪が生まれた。

激しい憎悪は残された左腕の剣でニジコの乗るスターミラージュが真っ二つになりそうな位置で斬り付ける。
ガンポッドを構え、銃弾を発砲するがゲルベル・ラッフは以外にも装甲が厚く撃墜するのに至らない・・・・・
一旦体勢を立て直して再び離れた距離から銃撃しようとするが・・・・・・

ニジコ「ほへ~」

アミリア「小隊長、お節介だと思いますが援護します。」

ニジコ「ううん・・・お節介じゃないさいいアシスタントだよ。ところで・・・・ムジカは?」

アミリア「はい・・・・・・・・・・ムジカも無事です、一人で奮戦していますけど。」

アミリアが救援に駆けつけゲルベル・ラッフの頭部を撃ち続け撃墜した。
ニジコ的には今のアミリアの援護攻撃はいいセンスであり、優秀な部下を持って幸せだと思う・・・・・・・・
喜んでいる暇もなく、この場にいないムジカの様子を聞くと無事らしい・・・・

ムジカも無事であれば全員、帰還するのも間違いないなと思った。
むしろ・・・・・・・・そろそろ本隊が戦場に到達するはず・・・・・
ニジコはヌージャデル・ガーを蹴りを入れ頭部にガンポッドを撃ち込みながらそう思った。

1分半後・・・・・・・・

ムジカ「隊長・・・・・・本隊より連絡、クラビウス基地所属のパトロール艦隊航空隊と共に戦場に到着するとの事です・・・・」

ニジコ「あらぁ噂をすれば・・・・・」

ニジコが所属する中隊の本隊と偶然通りかかったクラビウス基地所属のパトロール艦隊航空隊がやってきた。
主力機はVF-5000BスターミラージュとVF-4Gライトニングであり、ガウォーク形態に変形しスヴァール・サラン級に取り付いた。
スヴァール・サラン級に取り付くとバトロイドに変形し、生き残ったゼントラーディ軍部隊に降伏勧告を出す・・・

もうお前らには勝ち目がないと・・・・・・・・・・

降伏勧告に対し抵抗した一部を除いたゼントラーディ軍将兵は降伏勧告に従い、投降し戦闘が終わる・・・・・
後はパトロール艦隊が後始末するので、ニジコ達はそのまま帰っていった。

                      【月面コペル二クス基地】
5時間後・・・2隻のアルゲ二クス級とARMD級アルタミラは先ほどの戦闘を知らないまま、無事にコペル二クス基地に到着した。
各艦船の整備時間もあってか数時間ほどの休憩時間があり、乗員達は艦から続々と降りてきた。
ラウラとロザはいろいろと考えすぎて、頭をガクン・・・ガクンと頭が揺れており、周りから心配される。

カゴメ「ちょっと二人ともどうしたのよ?」

ラウラ「ミリアとモーアが・・・・・・・・」

カゴメ「ミリアとモーアって、ミリア・ファリーナ・ジーナス中尉と星村絵里中尉の事?」

ラウラ「そう・・・・・・・」

気が沈む・・・・・・・・休憩したい時にミリアとモーア(絵里)に出会う可能性が高くなるとは・・・・・
まさか補充要員とVF-5000の補充するためにコペル二クス基地に立ち寄った際に二人に会う事になるとは・・・・・

それにアルゲ二クスには、モアラミア・・・・・・惑星エデン周辺宙域の戦闘で討ち取ったレミア・ジフォンから生まれたクローンもいる。
そうした背景が同じようにミリアとモーア(絵里)で悩むロザ以上にラウラを苦しめる事になる・・・・・・
どうか、下艦中にミリア達に会わないようにと深く祈るが・・・・

時は残酷・・・・ラウラの願いは呆気なく崩れる・・・・・・・

下艦し、ロザとカゴメと一緒にいる時の事であった。

「ラウラ・ベルタリア准尉」

ラウラ「げ・・・・・・あの・・・・忌々しい声は・・・・・・」

後ろから自分の事を呼ぶ、忌々しい声・・・・・
思わず腰に携帯している拳銃を抜き出す準備をしながら恐る恐る後ろを振り向く・・・・・
あの声は一生忘れはしない・・・・・

ミリア「久しぶりね、ラウラ・ベルタリア准尉。」

ラウラ「・・・・・おばさん中尉・・・・」

ミリア「・・・おばさん・・・・誰がおばさんよ!!ラウラ・・・・私より少し年下なのにおばさんって失礼極まりないわね。」

永遠の宿敵ミリアであるから・・・・・・・

ラウラはミリアの顔を見ると下手に弱みを見せないように弱気な表情を見せないようにする。
弱気な表情を見せたりするとミリアからネタキャラ扱いされることになる。
ミリアだけじゃない、モーアまで見られたら・・・・・・・

星村絵里「ほうほう、ラウラを初めて生身で見るけど・・・タイトスカートを着せると魅力的・・・胸が大きいと・・・・」

ラウラ「ひっ・・・・・・・モーア・カリダム・・・・」

星村絵里「やっほー!地球周辺の暗礁宙域の海賊戦以来だね・・・・と・・・ミリア・・・・」

ミリア「・・・・・・・モーア、相変わらず・・・・以前は私の部下だった人間とは思えない発言ね・・・・同じ階級になったから?」

星村絵里「その通りだよ、ミリア・ファリーナ・ジーナス中尉殿。」

ラウラ「こら・・・・私の制帽返せ!!」

心の中で噂をしたらモーアがいた。
しかも、ラウラの体をじっくり見ながら・・・・・・・既婚者とも思えないような行動・・・・・
そして、元上官であるミリアに敬意をもてない言動・・・・・

あの頃(ゼントラーディ軍軍人時代)と変わらない・・・・・・・

カゴメ「ジーナス中尉.星村中尉、お疲れ様です。」

ロザ「久しぶりに両中尉に会うと緊張しています。」

ミリア「久しぶりねアンサーズ、活躍はスケアクロウから聞いているわ。」

星村絵里「VF-X-8ファントムⅢによる襲撃事件、自由アルゼンチン軍鎮圧.流石と言える物だったらしいけど・・・」

カゴメとロザはラウラを弄っているミリアと絵里に敬礼する。
ミリアとラウラから取った制帽をくるくると回転させる絵里は二人に答礼する。
ラウラは嫌な顔をしながら、帽子を絵里から奪え返そうとするが奪え返せないでいる。

そんなラウラの事を気にせずが話を続ける。

カゴメ「はい・・・・ファントムⅢの事件に関しては・・・・」

ミリア「知っているわ、ラウラの奮戦により討ち取った・・・・・戦歴データを見れば流石と言える物だったわ。ってラウラ・・・・!!」

ラウラ「ミ・・・ミリア・・・褒められた・・・・・・・」

星村絵里「まぁ戦術的に教えたのはあたしんだけどね、ていうかなんで倒れる?」

ファントムⅢの事件に関してラウラに対し高い評価を下すミリアの言葉に・・・・
聞いていたラウラはあまりの驚きで後ろへ倒れた。
幸い絵里がそれを支える形でラウラの頭が地面に落ちるのを阻止した。

ミリアがそんな評価を下すとは思わなかった。

ミリア「えぇと・・・・・高い評価を下すのもいいけど・・・・自惚れる馬鹿になるので・・・」

ラウラ「言ってくれるな・・・・・凄腕だとか言って三回負けた癖に・・・・そして結婚して私達を裏切った癖に・・・・」

ミリア「はいはい、それしか言えないのか・・・・」

ラウラ「何ぃ!!」

星村絵里「こらこら挑発に乗ればミリアの思う壺だよ、まずは挑発に乗らない所を習得してスキルアップしなきゃ。」

ラウラ「うぅぅぅ・・・・・」

ミリアはラウラに挑発した態度を取る。
これはミリアがラウラの能力向上させるうための物・・・・・
それに気がつかないまま挑発に乗ってしまう。

気がつかないラウラに絵里は助言するとラウラは唸り声をあげる・・・・・

星村絵里「まぁ相手の挑発に乗り馬鹿な行動をすればどんなエースでも馬鹿死にはするそれはしっかり知っておく事だね。」

ラウラ「私は馬鹿じゃ・・・・・・」

星村絵里「分かっているよ、私の助言を上手く生かしているし賢い・・・・」

ミリア「まぁまだまだヒョッコであるのは変わりはないけど。」

ラウラ「ぬぅ・・・・・む」

いろいろと心に突き刺さる。
流石はマイクローンとして長い間生きてきただけはある・・・・
ラウラは膝をついて、ショックを受け動かなくなる。

カゴメ「話に入り込めないわね。」

ロザ「エースのミリアとモーアのコンビだからね・・・・私だったら精神的圧死してそう。」

カゴメ「私もどうかんよ。」

それを見ていたカゴメとロザも話に入り込めないのでラウラをフォローが出来ない。
ミリアの夫マックスと絵里の夫和也の姿が見れないのでどうしているかを聞こうとするもできない。

と言っても当の本人達は既に降りていて、基地司令官に会っている所だろう・・・・

ニジコ「ミリアだね、それに部下のモーア・カリダム。」

ミリア「ニジコじゃない、5タームぶりね。」

星村絵里「宇宙軍に所属しているとは聞いたが、同じ月面とは。」

ニジコ「連絡できなくてごめん・・・・・・時間がなくて・・・・」

ラウラ.ミリア.絵里達が会話している所に制服に着替え制帽を被っているニジコがやってきた。
ミリアと絵里はニジコと知っており、親しく会話しているが・・・・

ニジコの事を知らないラウラはポカンとしている。

ロザ「久しぶりです、ニジコ1級空士長。」

ニジコ「久しぶりねロザ・べサーズ3級空士長、確か2タームぶりだね。」

ロザ「はい。」

ラウラ「えっ・・・・ロザ知っているの?」

ロザ「実は・・・私の元上官でして・・・・・」

ラウラ「えぇぇうそ・・・・・」

ロザはニジコの部下であったため挨拶している。
その事実に何にも理解していないラウラやカゴメを驚かせる。
ミリアと絵里はニジコとの関係が深いため驚いていないが・・・・・

するとロザの隣にいたラウラを見たニジコは興味津津に見る。

ニジコ「あなたは私の同胞らしいけど・・・・今の所属はいいわ、官姓名とゼントラーディ軍時代の所属は・・・・・」

ラウラ「私の?」

ニジコ「そうよ、ゼントラーディ軍時代のね。」

かつてのラウラの所属を知りたい、ニジコはラウラに対しそれを要求している。
ロザの元上官であるならば、1級空士長クラス。

逆らうわけにはいかない、ラウラはニジコに自分のかつての所属部隊を伝える。

ラウラ「私はゼントラーディ軍第118基幹艦隊ラプラミズ直衛艦隊キヨラ戦隊所属のラウラ・ベルタリア3級空士長であります。」

とこんな風に。

かつてのゼントラーディ軍時代の自分の経歴。
ニジコはそれを聞いて、顔色はあんまり少し明るくなる。

ラウラは一体どうしたんだろうと気になった。
その笑顔の意味とは?
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第331話 任務終了・・・・パナマ基地への旅・・・・

2018-08-11 00:21:31 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
SVF-64アンサーズの第29飛行小隊・第30飛行小隊の訓練期間は終わった。
新統合宇宙軍司令部より少しだけの休暇と次の任務に関する詳細も出ている。

もうそろそろ次の任務に向けた活動をしなくてはならない。

すぐさま、今日までに南米の航空基地を中間地点にしながら宇宙施設のあるパナマに向かわねばならない。

ラウラ「いよいよ終わったね、いろいろ疲れたね。」

劉夢華「あら、そう言う割には私と格闘戦の稽古したいとよく言えるわね。」

ラウラ「うん、まぁ格闘戦は私にとっては食べ物のスイーツかな。」

劉夢華「スイーツか・・・つまり甘い物は別腹ならぬ・・・格闘戦は別腹と言うわけか・・・・・」

そんな日にも限ってラウラはハーフパンツにタンクトップ一丁でいる。
夢華は普通の制服だと言うのに・・・・・・

ラウラの格好を見て夢華は勿論、周りがじろじろ見る。

ラウラ「ど・・・うしたの・・・・」

劉夢華「ラウラ・・・その恰好どうかと思うわよ。」

ラウラ「なんで・・・・・」

劉夢華「谷間の見えるタンクトップにハーフパンツ・・・・・恥ずかしいわ・・・・」

ラウラ「なっ・・・・・いいじゃん、これで・・・・」

劉夢華「いいじゃんって・・・・・もう少し恥ずかしさを知ったら。」

ラウラの格好だ・・・・
ハーフパンツに谷間が見え丁度いい大きさの胸を強調する黒のタンクトップ・・・・
どれも色気が出ていて、なんか・・・・恥ずかしい・・・・・

いつもの事なんだけど、アルタミラにいる時も同じような格好をしている。
ハーフパンツは普通なんだけど、タンクトップが際どい・・・・

劉夢華「その格好なんだけど、外ぐらいは・・・・・」

ラウラ「部屋に帰ってからね仕事中にこの格好は駄目だから制服で・・・・それと・・・・業務外の格好は基本これだから。」

劉夢華「む・・・・・・・・・」

仕事中は当然のように制服を着るが・・・・・・結局は現状維持でしかない・・・
あんまり変わらないと言う事・・・・・・・・

もう少し露出とか抑えてくれないかなと夢華は思う・・・・・・・

相沢美弥「あっ・・・モンとラウラ・・・」

ラウラ「美弥じゃないの・・・どうしたの?」

相沢美弥「モンに用があるのよ、これから管制官での最終調整があるから・・・」

ラウラ「そうなんだ。」

相沢美弥「とは言え、ラウラもこれから出撃する準備があるから時間前になったら着替えておいてと吉野大尉から言われているわ。」

ラウラ「そうなんだ・・・了解っと。」

美弥と会ってからは、夢華が管制官での最終調整があるためこの場を離れたため一人になる。
まぁ仕事だから仕方がないかと思いラウラは自分達が借りている更衣室に向かう。

ラウラ「さてと・・・・・・と・・・・と・・・」


美弥から伝えられた大樹の伝言に従い・・・・・ラウラはハーフパンツとタンクトップ姿からパイロットスーツに着替えている。
まだ時間帯に余裕があるためか・・・・着替えている人はラウラだけしかいない。
早めに着替えたのもギリギリになって慌てないようにするためである。

ギリギリになって慌てずにすぐに出撃できるようにしておき、後はのんびり過ごそうと言う魂胆であった。
まぁ誰かに話しかけられて話すのもありだけど・・・・・・・・・

ラウラ「さぁて後はのんびり過ごそうかなぁ・・・・・って・・・・・・メラル・・・・・」

メラル「ラウラ・・・・話がある、少しいいか?」

ラウラ「まだ時間があるから・・・・・・・いいかな。」

そう思っていた矢先に・・・・・・着替え終えて更衣室から出るとメラルがいた。
メラルは少し寂しそうな表情を浮かべながら時間があると聞いてくる・・・・何か話したいのだろう。
この問いにラウラは少し考えると時間があるからと言い了承する。

一体何を話すのだろうか?

また愚痴とか吐いて終わるんじゃないの?
ラウラはいろいろと考えてしまう・・・・・・・

メラル「ちょっとさ・・・・気になる事あるんだけどいい・・・・」

ラウラ「気になる事何よ?」

気になる事・・・・・・・・むしろどんどん胡散臭くなった。
メラルは一体何を気にしているのか・・・・・・自分に対して何を気にしているのか・・・・

ラウラはメラルを厳しい目で見続ける・・・・・
なんとも今のメラルの様子は胡散臭いし・・・・・
どうも信用できないと言うかなんとやら・・・あのメラルだよ・・・・・・・何か企んでいない保証はない・・・・・

でも・・・・・・・・メラルが寂しそうな表情を浮かべているのが分かる・・・・・・・
胡散臭いけど・・・・・寂しそうな表情を浮かべている意味も気になる。

いつもの勝気なメラルは一体何処に行ったのか・・・・・・・・

メラル「ラウラってさ・・・・・・・かつての戦友と交流を持っているの?」

ラウラ「かつての戦友か・・・・・交流しているわ、海兵隊時代一緒に活動した戦友がね・・・・・今では私と同じように可変戦闘機のパイロットになり別のエリアに勤務しているそうよ。話によれば同じクラビウス基地にもいろいろと・・・・・でも、ボドルザー司令との決戦で12名戦死し、その後も新統合軍軍人として戦死した2名.不慮の事故で1名が死んでしまったのを除いてだけど・・・・・行方知らずのキヨラ隊長も含めだけど・・・・」

メラル「そうなんだ、聞いて悪かったね・・・」

ラウラ「いいのよ、まだ私を含め16名生存しているし・・・・今の面々が生きていればいいかなぁと思いし・・・・悲しんでも仕方が無いからねぇ・・・あはははははは」

実際に質問を聞いて見れば、普通であった。

メラルがラウラに聞きたかったのは今も戦友と交流しているかについて・・・・・
そう言えば、普通に交流していたけど・・・ロザなどのゼントラーディ人の同僚から聞かれた事も一度も無かったな。

ラウラは懐かしさのあまりメラルに正直話す。

自分の仲間が死んだばかりか、上官が行方不明になっている事を・・・・・・・・

メラル「確かラウラの上官はキヨラ・テキーヴァ1級空士長だったよね、どんな人だったの?」

ラウラ「ミリア・ファリーナよりも一番上の最高な指揮官だったよ、私はキヨラ1級空士長の為なら死ねると思っていたね。」

メラル「そ・・・そうなんだ・・・・・・・・・・」

ラウラ「でも終戦後、突如消えたんだよね・・・・・さっきも言ったけど・・・・・・・・・行方知れずでさ・・・・・」

メラルからキヨラの事を聞かれると自慢げに言うが・・・・・・・・
キヨラが行方不明になった事が悲しいのか、ラウラの表情も暗くなる・・・・・・・

キヨラが消えたのを知ったのは、機種転換センターで調べ物をしていた際だ・・・・・・・・
一時は統合軍と共闘していたが、終戦後ただ一人部下を残して何処かへ消えてしまった。
自分が乗っていたクァドラン・ローを残して・・・・・・・・・マイクローン装置も使われたと言う形跡も・・・・・・・・・・

その事実を知った時はラウラは泣いた・・・・・・・
自分が慕っていた上官の失踪は・・・・・・

ラウラだけではない、多くのキヨラ隊の生き残りの隊員達も・・・・・・・・

メラル「・・・・・・・・・・」

ラウラ「まぁ暗い話にしてしまったね、ごめんね。」

メラル「別にいいのよ。」

メラルに対しラウラは結果的に暗い話をしてしまった事を詫びた・・・・・・・・・
根は正直であるラウラは、事実や楽しかった事・嬉しかった事・悲しかった事をなんでも言ってしまう。

その結果、雰囲気を暗くしてしまった・・・・・・

メラルはその事に対し気にしてない。
もっと何か暗い何かを秘めており、先ほどまでメラルに謝っていたラウラは次第にそれが気になり始める。
一体どうしたんだろうと・・・・・・

ラウラ「そう言えばメラルの所属部隊の戦友はどうしたのさ?」

メラル「戦友か・・・・・・・・生きている人間は知らないね・・・・・・・知っているのは仲間の死ぐらいだよ。上官は目の前で死んで・・・・仲のよかった戦友ミラリア・フェスクなど皆・・・・・・・生きているのは自分しか知らないよ。」

ラウラ「そう・・・・・・・また・・・だけど・・・・ごめんね。」

実際に聞いて見れば、メラルは多くの仲間をあの戦い第1次星間大戦におけるボドル基幹艦隊決戦で失われていた。
まだ戦友は生きていると思うけど、現時点で知っているのは自分だけ・・・・・・・
下手すれば自分こそが最後の生き残りかもしれない事実・・・・・・

何か悪い事を聞いたなと思った・・・・・・・・

メラル「別にいいのよ・・・・・・・」

ラウラ「で・・・・・・・・これだけ?」

メラル「いや・・・・・・・・・・もう一つ・・・・・・・・」

ラウラ「もう一つ?」

全ての話を聞いたラウラ・・・・・・・・
メラルにもう話は終わりかと質問する・・・・返答の結果はもう一つあると・・・・・・

一体なんだろうか・・・・・・・・・

メラル「親しい同胞がいなくなると寂しいなって・・・」

ラウラ「へっ!?」

ロザ「へっ!?」

ラウラ「ロザいつの間に!!」

親しい同胞がいなくなると寂しいから・・・・・
まさかの答えにいつの間にかいたロザと共に驚いた。
以外過ぎる答えであった・・・・・・・

ロザ「おいおいさっき途中から話を聞かせてもらったけど、フォークランドエリアにもゼントラーディ人とかいるだろ?」

メラル「確かにいるけど、中々会う機会が少なくてそれに陸軍にいるメルトランの軍人は元々少ないのよ。」

ロザ「そうなのか・・・・・・・・」

メラル「まぁ親しい戦友がいるのは事実ですけど。」

フォークランドエリアにはゼントラーディ人に対する差別的意識を持つ人が少なく、他のエリアよりも多い。
ところが、メラルは陸軍に所属しており・・・・
メラルと一緒に行動を共にする同胞・・・特にメルトランが少ないため・・・同族意識的にも寂しい思いをしていた。

親しい戦友がいるためその寂しい思いを打ち消しているが・・・・・・・・・

ラウラ「ところでさ・・・・・なんで陸軍に入ったの?陸軍に入るゼントラーディ人は少ないのに・・・・・」

ロザ「そう言えば、これから宇宙軍が優先で地上軍が冷遇される中で・・・なんで?」

メラル「コマンチが好きだからなんだよ・・・・・私たちの機体にはない独特な性能がね・・・・」

ラウラ「なるほど・・・・・」

そんな寂しい思いをしているのになんで陸軍に入ったのかを聞くと、メラルは遠くにジャイロ形態へ駐機しているコマンチを見て好きだからと応える。
コマンチが好き・・・・・・・なんか自分が可変戦闘機パイロットを目指した時と似ているな・・・・・
なんか親しみが湧く・・・・・・・・・

ラウラは自分が海兵隊時代に可変戦闘機を見て機種転換センターに入った事を思い出した・・・・・
なんだかんだ違えど、メラルも同じなのか・・・・・・・・
しみじみとラウラはメラルの気持ちを共感した・・・・

メラル「それじゃあね・・・私ある準備あるから・・・・・」

ラウラ「さよなら・・・・・・・・・なんだある準備って?」

ロザ「さぁ?」

共感する間もなくメラルは何処かへ行ってしまう・・・・・
一体なんの準備をするのだろうか?

ラウラはロザの方を向いて何か分かるのか確認すると・・・ロザも分からない様子・・・・・

吉野大樹「ラウラとロザ。」

ラウラ「大樹・・・・・それにその格好・・・・まさか・・・」

吉野大樹「時間を見ろ・・・・」

ラウラ「あ”・・・・・」

吉野大樹「出発は寸前の時間だぞ!!それに遅れているのはラウラとロザ・・・・お前ら・・・・二人だ・・・・何をしている!!!この馬鹿!!」

『ごめんなさい!!』

ラウラ達は話に熱中して出撃寸前になっている。
それどころではない、既に他の面々は集まっており・・・・
遅れているのはラウラとロザの二人であった。

すぐさま二人は部隊の集結地点へ急いで向かった。

それから暫く、基地司令官との挨拶した後アンサーズの面々は離陸した。
これでフォークランド諸島における任務を終える事になる。

全機が離陸し終えると・・・編隊に近づく1機の機体があった・・・・

ラウラ「あれは・・・・・・・・・」

その機体の名は・・・・・
コマンチ・・・・・あの番号はメラルが搭乗している機体。

メラル「さよなら・・・・ラウラ・・・・・・また・・・・戦いましょう・・強くなって・・・・・・」

ラウラ「メラル・・・・・・・また・・・・・・会おう・・・・・・・・必ず・・・でも勝つのは私だから・・・・・」

ただ一人、宇宙への帰還のためパナマ基地へ向かうアンサーズ.アルタミラ.早期警戒機を追いかけ・・・・・
ラウラに対し・・・別れの挨拶をする・・・・・メラル・・・・
別れが寂しいのか・・・・涙を流している・・・・・・・・

メラルからの別れの挨拶にラウラも思わず涙を流した・・・・・・・・・・

その後もラウラ達が見えなくなるまで滞空し続けた・・・・・

メラル「さよなら・・・・ラウラ・ベルタリア准尉。」

メラルはそう呟き、ラウラ達が見えなくなったのを確認し基地へ帰還した。

そして・・・・・別の話・・・・・・
メラルはその後も陸軍に在籍した・・・・無事に同胞の男性と結婚し一男四女の子宝に恵まれ・・・・
パイロットを引退した後、南米軍管区司令部航空参謀課長に就任する・・・

その後もラウラ達と出会う事になるのだが、どんな形で再会したのかは後の話に繋がる・・・・・
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第330話 激突は果てしなく・・・・・

2018-08-10 00:05:24 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
ラウラは自分が計算して考えた戦術を使った・・・・
相手がどの位置に到達するのか、何処から攻撃してくるか・・・・

どの地点で攻撃すれば有効な打撃を与えるのか・・・・
いろいろと勉強しては考えた・・・・・

メラル「こしゃくな!!」

ラウラ「よっと・・・・」

メラル「当たらん!!」

メラルの攻撃の攻撃は計算して考えた戦術を用いれば手に取るように分かる。
どんな攻撃しようが、分かってしまえば無効になる。

メラル「まるで読まれているようだ・・・・・・気色悪い。」

ラウラのデタラメな機動性はメラルを混乱させた。
建物の隙間に入り、メラルがそれを追いかけるが・・・自分が乗る機体の大きさで入れず・・・・・・
コマンチよりも小柄なラウラのバルキリーは、自分の機体の特性と建物の大きさを利用し・・・
少し低めの建物をジャンプ台の代わりとして利用し高く飛ぶ・・・・

ガンポッドを片手に持ち、メラルに向けて発砲する。

メラル「くっ・・・・一歩間違えていたら・・・・・」

ラウラ「腕前はまだまだ私の方が上ね!!」

メラル「くそ・・・・・・」

徐々にメラルを追い込んでいく・・・・
やはり、メラルはまだまだ腕は私に及ばないか・・・・・

ラウラは笑う・・・・・・・・・・まだまだ自分の腕に自信が持てる事を・・・・・
このまま勝ってミリアと戦えるだけの実力のある人間だと証明してやる・・・
メラルに勝つ確立は高い・・・・・・

事実、メラルは追い詰められ自分自身に討ち取られようとしている。

一気に討ち取ってやろう・・・・・・ラウラはそう思った・・・・・
メラルは抵抗するが、ラウラは気にしない・・・・・・

後はただ討ち取ればいいのだから・・・・

そう思っていたが・・・・・・

ラウラ「なっ・・・・・」

メラル「もらったよ!!」

ラウラ「くそ・・・・・・離せ!!」

メラル「離せと言われて離す敵兵はいないよ・・・・・・ラウラ。」

メラルが強引にガウォーク形態に変形してラウラを強襲した。
そしてバトロイド形態に変形しラウラを押し倒した。

ラウラは引き離そうとするが、中々離れない・・・・・・・
コマンチはバルキリーより図体が大きいのでパワーが違う・・・・・
その結果、ラウラはメラルの乗るコマンチを引き離す事が出来ない。

そればかりか・・・・・・・

メラル「腕前は優秀だけど、奇襲に対する備えは出来てないね。教官なのに、教え子に教えられるなんてね。」

ラウラ「くっ・・・・・・・・」

メラル「もう少し警戒感を持った方がいいんじゃないの・・・・例えそれが有利な場合においてもさ・・・・・・」

メラルから有利な状態においても少しは警戒感を持っていた方がいいのではないかと・・・・言ってくる・・・・

屈辱だ・・・・・・
教え子からそれを教わる事になるとは・・・・・

確かに自分は警戒感を持って戦うけど、自分が有利な状態になると油断してしまうことがしばしばある。
油断した結果がこれか・・・・・・・
結果的に屈辱的な行為を受ける事になるとは・・・・・・

メラル「形勢は完全に逆転、今有利なのは私のようね・・・・折角のチャンスありがとうございました。」

ラウラ「まだ・・・・・・・・負けたとは限ったわけじゃない・・・・」

メラル「でもこちらが優勢なのは不利じゃない・・・・ふふふふ・・・・」

メラルはラウラを徹底的に追い込んだ。
圧倒的なパワーでラウラのバルキリーを追い込んでいるコマンチは、ラウラを逃げられないように徹底的に押さえ込み・・・・
一瞬離したと思いきや、落ちていたラウラのガンポッドを拾いラウラの頭部に押さえつけた。

ラウラは必死に何かいい手はないか模索する・・・・・
するとラウラは今の状況を見てある事を考える・・

ラウラ「・・・・さっき言ったよね、有利な場合においても・・・・・・油断するなと・・・・・」

メラル「何・・・・・・・・・・なっ!?・・・・」

ラウラ「このまま私と共に撃墜してやる・・・・・・」

対空ミサイルの発射・・・・・・
ミサイルは一回発射され別の方向に進むが・・・・・・・ある程度進んだ地点でラウラはメラルをロックオンし・・・・・
ミサイルは反転して向かってくる・・・・・・

この対空ミサイルは・・・・一度ミサイルを敵のいる方向に発射し、そのまま敵の背後に向かったら・・・・
パイロット側が相手をロックオンし、反転してロックオンした敵機を追尾する最新型ミサイルである・・・・
名前は・・・・・・・・・AMM-1D3対空対地ミサイル・チェイサー

チェイサーの開発に関しては、2020年にエースパイロットである加藤健雄中佐が提出したミサイル開発に関する意見書を元にしている。

ミサイルの特徴として一回相手を油断させ、隙が出来た所をロックオンして回避する隙も無く撃破する物であった。
または、マクシミリアン・ジーナスが生み出した囮撃ちに用いることが可能である・・・・

最初から相手をロックオンして使うのもよし、一回わざと外し後でロックオンし背後を狙うも良しの便利なミサイルであり・・・・
最前線に投入するのを要望する指揮官が多いとの事・・・・・・・・

優れたミサイルのような感じであるが・・・・ロックオンし対象物を追尾する時間は短いと言う欠点がある。

その優秀なミサイルを何故ラウラが持っているのかと言うと・・・
演習前に新型ミサイルの模擬弾があるのを知り、こっそり整備士につけてもらったから。

メラルと対峙し追い詰められた時の切り札として・・・・・・・・

メラル「お前・・・・自分まで負ける気か?」

ラウラ「その通りよ・・・・・屈辱を受けて負けるくらいなら・・・メラルと一緒にね・・・・・・・・・・」

メラル「冗談じゃない!!お前だけ自分のミサイルにぶつけられ負けろ!!」

メラルはラウラと一緒にミサイル心中したくないので、離れた・・・・・・・
屈辱を受けるなら一緒に心中するラウラの覚悟はゼントラーディ軍人らしくていいと思うが・・・・・・

一緒に心中する気はない、むしろ利用してラウラを撃破判定してやる・・・・
ふっとラウラのバルキリーから離れミサイルから回避しようとする・・・・・・

勝ちは自分にあり・・・・・・・・勝負あったな・・・・・・・
と思っていたが・・・・・・・・・

ラウラ「たぁ!!」

メラル「くそっ!!」

ラウラ「この!!」

ラウラは急に動き出し、バトロイドの右脚部でガンポッドを奪っているメラルのコマンチを蹴り上げる。
蹴り上げてラウラは前周りし、ガンポッドを奪われたメラルはバー二アを使い斜め横に回避する。
その直後にミサイルの爆発が置き、搭載されていたペイント弾が爆散する。

一歩間違っていたら二人とも爆発に巻き込まれており、両者の撃墜判定が出てしまう。

ラウラ「ふふふふ面白いでしょ、私の戦術・・・・・・・」

メラル「えぇぇ正直腹がたつ程面白かったわ・・・・・・・」

ラウラ「それじゃあそろそろ決着をつけようか・・・・・・・・・・もう自分自身を不安にさせる要素を完全に払拭したいから。」

メラル「その言葉・・・・・・・・・そっくり返す!!」

二人は距離を取っていつ相手の首を取ろうか、考える・・・・・・・
そろそろ不安定要素を排除して、自チームの勝利に貢献したい。

勝って貢献しなければ・・・・・・・・
二人はお互いの動きを監視する・・・・・

しばらくはそうした動きをしていたが・・・・・

ラウラ「やぁ!!」

先にラウラが動き出し、ガンポッドを両手で構えメラルに発砲する。
もちろん、メラルはラウラの動きを関していたのですぐさま回避行動を取り反撃した。

メラルのバルカン砲攻撃にラウラは一旦に地上に降り、銃撃しながら走る。
途中で銃弾のマガジンを交換するなど、攻撃の手を緩めなかった。
攻撃の手を緩めないのはメラルとて同じ・・・・・

お互いがマガジンをどんどん消費しながら銃撃・・・・それでも相手には命中しない・・・・・・
ミサイルも撃ったが・・・・・・それも命中すらしていない・・・・

しばらく撃ち続けていくうちに・・・・・・・・・

ラウラ「あっ・・・・・・・・もう銃弾のマガジンの残量が一・・・・・」

メラル「バルカン砲の残弾の予備は一か・・・・・・・・撃ちすぎたな・・・・・」

ラウラ「そろそろ決着をつけろと言われているのかしらね。」

ラウラとメラルのそれぞれの機体の銃弾のマガジンはもう一つしかない。
強力なミサイルも全部ない・・・・・・・・
二人はお互いに銃弾を無駄に使いすぎたと判断した・・・・

銃弾の無い可変戦闘機や可変攻撃ヘリコプターに出来るのは格闘戦闘のみ・・・・・
とは言え以前の問題を再び起すので格闘戦闘は使えない。
残った銃弾で決着をつけるか・・・・・・

二人はそう思うが・・・・・ラウラは・・・・

ラウラ「おっこれは・・・・・・・」

何かを見つける・・・・・・
その何かを見つけたラウラはクスッと笑い、表情を明るくした・・・・・

それはそれはありがたい・・・・絶好なお宝・・・・

メラル「そろそろ行かせてもらうよ!!」

ラウラ「えぇぇいつでもかかって来なさい!!」

ラウラが何かを見つけて何かを企んでいる事をメラルが知らないまま二人は決着をつけようとした。
どちらが勝つのか・・・・それはまだ・・・・分からない・・・・はずであった・・・・

イレギュラーを持つ・・・・・ラウラによって・・・・・・

メラル「なっ・・・・・ミサイル!!」

ラウラ「隠し弾行け!!」

イレギュラーもしくはお宝はミサイルの事であった。
ミサイルの発射はミサイルの残弾が無くなっていたと思っていたメラルを驚かせた。
こんな手を隠していたとは思ってもいなかった・・・・

こんな・・・・隠し弾を・・・・・・

メラルは頭が混乱し過ぎてどうしたらいいのか分からない。
ラウラの奴は・・・・・・・・

メラル「くっ・・・・・」

なんとかしてミサイルを迎撃しようと、無意識にバルカン砲を向ける。
バルカン砲の銃弾はミサイルに向かって放たれる・・・・
ミサイルは爆発・・・・メラルの一応の危機は回避される事になるのだが・・・・

簡単にはいかない・・・・・・・・・

メラル「!?」

ラウラ「終わりだよ・・・・・・・・本当こそね・・・」

メラル「ラウラ・ベルタリア!!くぁぁぁぁぁ」

既にラウラが狙いをつけていた・・・・・

メラルが気がつき叫んだ時はもう全てが終わりであった。
ラウラはその時点で銃弾のトリガーを引いており、確実にメラルが逃げられない位置にいた。
既に勝利の女神はラウラに微笑んでいた。

放った銃弾はメラルのコマンチに付着する・・・・

メラル「こんな事が・・・・・・・・馬鹿な・・・・・・・・・」

銃弾を受けたメラルのコマンチは膝をついてしまう・・・・

ラウラに翻弄されたあげく負けてしまうとは・・・・
やはりキヨラ隊のエースパイロット・・・・
ただ者ではないな・・・・・・

メラルは一回目を閉じてラウラの事を考えた・・・・・

メラル「負けたわ、ラウラ・・・・流石はキヨラ隊のエースパイロットね・・・・」

ラウラ「負けは私よ、メラル・・・・・」

メラル「えっ・・・・・」

ラウラ「勘違いしないで同情して勝ちを譲るんじゃない・・・・いろいろと教えられたからね。」

メラル「ラウラ・・・・・・」

メラルはラウラに負けた事で心を本格的に開いた。
流石はゼントラーディ軍キヨラ隊の兵士だと・・・・・

でも・・・・ラウラはこれは勝ちではなかった・・・・・
メラルにそれを伝えると驚かれるが、ラウラ的には驚くような内容じゃないと認識している・・・・

なんたって自分自身の欠点を指摘してくれたから・・・・・

教え子に欠点を教えられて勝っては勝ったとは言えない。
負けているとは言えない・・・・・・・・
ラウラは今回の演習でいろいろと学ばされた・・・・

その後戦闘はハルト機の撃墜判定が出て終わった。
最後の演習はこれで・・・終わり・・・そして数日後・・・・・・・
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第229話 決着つけようよ、ラウラ・ベルタリア

2018-08-09 00:24:37 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
市街地戦の戦闘から6時間経った・・・・・
お昼時なので、各チームは軽いレーションを食べながら相手の動向を探っていた。

いつ襲ってくるか・・・・・分からない・・・・・・
お昼時とは言え、戦闘を行わないとは限らない・・・・・
下手に相手の監視を怠り食事に集中していれば負ける・・・・・

両陣営はそれを意識に戦う・・・・・・・・

アリサ「まだ来ないわね・・・・」

エラ「そうね・・・・」

第2小隊は先鋒として第29飛行小隊を警戒している。
今回ばかりは精鋭部隊として負けたくない意地があるので、エラとアリサは多少の焦りを感じている。
隊長の本多が一歩前にいて、多少は安心できるが・・・・・・・・・何か不安・・・・・

臨時編成とは言えロザと同じ第3小隊に一時的にたアリサはロザもいたら安心できたのにと思った。

ガンポッドを構えて待ち構えて第29飛行小隊を待ち構えるが・・・・・・・

本多義輝「なんだ・・・・・・・・!!」

第2小隊長本多は前方にある物を確認する・・・・・・
一体何なのか確認しようとし、ガンポッドを構えながら隠れている建物から出る。

その時・・・・・・・

本多義輝「ぐわっ!?」

本多のバルキリーにペイント弾が付着する。
その様子を見ていたエラとアリサは驚く、一体何が起きたのか・・・・・
把握しきれていないまま、どんどんペイント弾の嵐がどんどんやってきて・・・

次々に隠れている建物に付着していった。

アリサ「なんなのよ!!」

エラ「第29飛行小隊だわ・・・・至急・・・・・本隊に連絡して!!対応の指示を仰ぐのよ!!」

アリサ「分かったわ。」

突然発生した異常事態にすぐさま対応する。
早く対応しなければ取り返しのつかない事態になってしまう。
アリサはエラの要請でラウラ達のいる本隊に連絡する・・・・・

第29飛行小隊接近と・・・・・・・
アリサは戦闘をエラに任せ本隊と連絡を試みた。

ラウラ「あっエラどうしたの?」

アリサ『敵、接近・・・・本多小隊長がやられ・・・・今エラと応戦している・・・・・応援を・・・・』

ラウラ「分かったわ、隊長に報告するね。」

アリサからの救援要請を受けたのはラウラであった。
ラウラはアリサの救援要請を確認し、茂人に報告・・・・・
すぐさま、ラウラが戦線へ派遣・・・・・

茂人・大樹・神楽は敵の側面を突くため、ガウォーク形態で別の道へ進む。

エラ「くそ・・・すばやい、相手はロングレンジ攻撃をしていると言う事なの?」

エラは第29飛行小隊の誰かと戦っていた。
一進一退の攻防のように見えるが、実際はエラの方が押されていた。
相手はロングレンジの特性を生かし、接近戦をしてこないし・・・・

むしろ、エラの神経をどんどんすり減らしていく。

アリサ「終わったわ・・・・」

エラ「よし・・・・援軍到着まで何とか持ち堪えよう。」

救難要請を本隊に連絡したアリサが合流、エラは士気を上昇させ戦闘を行う。
二人の連携は凄まじく押されていた戦線を立て直した。

エラとアリサの反撃に押されたのか・・・・・・・・・・

「やってくれんじゃないか、ならばやらせてもらうよ。」

突撃するかのように第29飛行小隊のコマンチが1機飛び出してくる。
エラとアリサは一瞬驚く素振りを見せるが、すぐさま戦闘態勢を取り待ち構える。
二人はガンポッドを向けて構えてコマンチを迎え撃とうとするが・・・・

エラ「なっ!?」

アリサ「消えた・・・・いや・・・・・・・・・上か!!退避!!」

エラ「無理・・・回避は・・・・・きゃぁぁぁぁぁ」

コマンチが突然消えた・・・・・そう思っていたが、実はコマンチは上に移動しており・・・・・
両手をクロスさせる構えをとって、バルカン砲を発砲した。
バルカン砲の攻撃は真っ先に二人に向かっていき・・・・・

エラを蜂の巣にするかのようにペイント弾を付着させた・・・・・・・

アリサは回避に成功しコマンチを攻撃する。

が・・・・・・・・・・

アリサ「なっ・・・・・・・・」

オタンゴ「ゲームセット・・・・・」

ハルト「だな・・・・・・・・」

オードリー「ねっ・・・・」

アリサ「なっ・・・・・・・・・・・・・・」

既に3機のコマンチに包囲されていた・・・・・・
一体何故・・・・・こうなる前に気がつく事ができなかったのか・・・・・・・アリサは顔面蒼白になり・・・頭の中が真っ白になりそうになった。
とはいえ直ぐに正気を取り戻し、なんとか回避しなければならないと言う意識を持つ・・・・・・

アリサはすぐさま行動に移し、ラウラ達と合流し戦線の建て直しを図ろうと離脱しようとするが・・・・・・・・

メラル「遅い!!」

アリサ「ぐっあ・・・・・」

メラル「・・・・あっけないな・・・・」

背後からメラルに攻撃され撃墜されてしまう。
あのコマンチはメラルが搭乗していた・・・・・・・・

メラルはハラスメント攻撃をエラに仕掛け、行動を封じ精神的ストレスを溜めさせた。
そして仲間が密かに接近している事を悟られずに戦い続け・・・・
最終的には二人を自滅に追い込んだ・・・・・・・

ラウラ「第2小隊が全滅した・・・・・・・遅かったか・・・・・・・・」

ようやく戦線にラウラが到着する・・・・・
第2小隊が全滅している光景を見て絶句・・・・・
自分が到着するのが、遅かったと後悔する・・・・・・・・

と言ってもいつまでも後悔していられるわけではない、まだ敵は残っている・・・・・・・まずは片付けるを最優先にしなければならない。

メラル「ようやく決着をつける事が出来るねラウラ・・・・・」

ラウラ「決着をつけると言っても、4対1では卑怯じゃないの?数的不利でさ・・・・」

メラル「だから言ったでしょ、戦場では卑怯は正義だと!!平時は悪でさ!!」

ラウラ「平時は悪でさ・・・・・・・・・・・までは言っていない!!」

メラルはラウラと決着をつけられると思い闘志を燃やしていた・・・・
いろいろと自分の為になる事は言ってくれたが、やはり自分にはゼントラーディ人として引けない物がある・・・・・
今は数的にも有利だし、ラウラを降す事が出来る・・・・・・

本来ならば一対一で決着をつけたい所であるが・・・・・

オードリー「やっ!?」

ハルト「何!?」

突然、オードリーのコマンチにガンポッドの銃弾が命中した。
周りはオードリーが撃墜され、何が起きたのか把握するため周囲を確認する。
周囲を確認した先には・・・・・・・・・・

桐原少佐「流石は副隊長、やるな。」

吉野大樹「この角度の散弾なら、確実に撃墜できます・・・予測通りです。」

桐原少佐「副隊長に抜擢されるだけの価値のある男だね、改めて感激するよ。」

吉野大樹「そんなのは大げさです、隊長。」

大樹と茂人がいた。
今の攻撃を行ったのは茂人で、上手く逃げられないようガンポッドを撃つ角度を・・・
撃つたんびに変え逃げられないような散弾を撃った。

その結果、オードリーは気がついたけど結局逃げられずに撃墜された。

元々大樹はこのような戦術が得意な人間である。
マーズウォーズ事件などの数々の実戦で散弾式銃撃をやっており。
様々なバリエーションの銃撃スタイルを生み出しては実践している。

ハルト「オタンゴ、こいつらは集中してやらないと対処できん。」

オタンゴ「そうですね・・・・・」

ハルト「お望み通り、メラル・・・・・そっちは任せたぞ!!」

メラル「エスケスタ、お任せください!!」

大樹と茂人の登場による奇襲攻撃で、第29飛行小隊は冷静に対処した。
ハルトとオタンゴが大樹と茂人に対処し、メラルがラウラに対処する。

それぞれ決められた担当で戦い、どちらかを崩せば数的有利になる・・・・・・・

とは言え、正直・・・・・・・・
どちらが勝つか分からない。
どちらも既に大被害を受けており、残機はもう既に少ない。

最後に残っていた者勝ちと言うような戦いになる・・・・・・・

ラウラ「メラル、ようやく決着をつける時期が来たね。」

メラル「案外乗り気なんだな。」

ラウラ「最初は乗り気っじゃないわよ、全てはチームの為・・・・勝つため・・・・・そう全ては・・・・・でも今は一対一で戦えるような状況になっている・・・・だから・・勝つためにはメラルを倒すしかないのよ!!」

メラル「そう言ってくれるのはありがたいわね、あの時とは違う・・・・その分・・・・私は・・・・・・強くなった・・あたしだって同じ第29飛行小隊のために勝ちたい・・だからあたしはラウラに勝つ!!」

ラウラとメラルはお互いの覚悟を伝えあう。
勝つ理由、勝つ理由があればこそ戦える・・・・・

誇り高き戦闘の民ゼントラーディ人である二人・・・・・・
ゼントラーディ人の誇り高き戦闘の血の名誉のため・・・・
もしくは自分が所属しているチームのため・・・・・

お互い退けない戦い・・・・・・

ラウラ「そろそろ行かせてもらう!!」

メラル「そっちから向かってくるか・・・・面白い!!」

二人はぶつかる・・・・機種が全く違う・・・・・激突が・・・・・
お互いミサイルやガンポッドを使い攻撃しあう。

一歩判断間違えば実戦であれば確実に死は免れない程の激戦だ・・・・・
ラウラはメラルの動きを見て判断・・・・以前よりもかなり腕前が上がっている。
モタモタしていたらあっという間に越えられてしまう。

そうすればミリアと戦っても不十分だと言う烙印を押されてしまう。
それだけは何としても防がねばならない・・・・・・

ラウラ「メラル・・・・私はだからこそ負けられないわ・・・・」

メラル「いきなり何よ?一歩間違えたら実戦であれば死んでしまう結果なのに・・・・」

ラウラ「独り言だよ・・・・気色悪いとか思われるけど・・・・」

ミリアとまともに戦うにはメラルに圧倒的な勝利を治めなくてはならない。
圧倒的な勝利を治め、勝たなくてはいけない。
今頃、ミリアも数々の任務地に訪れては能力を上げているだろう・・・・

メラルに腕前を追い抜かれるようではミリアに顔向けできない。
なんとしても堂々とミリアと戦えるようにしなければ恥・・・・・

ラウラ「ミサイルの雨を受けてみろ!!」

メラル「そんな誤魔化した戦い方で!!」

ラウラはミサイルをぶっ放した・・・・・・
取りあえず撃てばいいと言う考えではなく何か考えがあっての行動・・・・・
その行動はメラルからすれば適当な攻撃であり、誤魔化しているようにしか見えない。

だけど、そうした考えを持つ一方で・・・何かの不安を感じる・・・・・
何か考えがあって今の行動を取った・・・・・

案外ラウラもセコイ考えを持っている・・・・
取りあえず、ミサイルの雨を回避しながら上空に退避し
ラウラに対し攻撃する構えを取る・・・・

が・・・・・・・・・・

メラル「何・・・・・」

小型ミサイルが接近・・・・・・それに・・・・・もう一方ではラウラがガンポッドを構えている。

やはり何か考えていたのか・・・・・・
やっぱりラウラはこうなる事を読んで行動をしていたのか・・・・・
メラルはコマンチの操縦桿を後ろへぐいと引き、後ろに倒れるように動く・・・・

ラウラ「ちっ・・・・だが・・・・・・」

メラル「なっ!?」

ラウラはメラルに向けて撃った囮用のミサイルを撃ち撃破すると・・・・
もう1個のミサイルを撃つ・・・・・・・

いきなりもう1個のミサイルの接近にメラルは驚く・・・・
まさか・・・・・もう1個のミサイルを撃つとは思ってもいなかったから・・・・
バルカン砲をもう1個のミサイルに向けて発砲・・・・

ミサイルを撃墜しようとする・・・・・・・

迎撃しミサイルは撃墜に成功するが・・・・・・

ラウラ「墜ちろ!!」

メラル「くそったれ!!」

その隙を突いてガンポッドを撃った・・・・・・
ラウラは全て計算した上でメラルを攻撃した・・・・・

単純に見せかけてそうではないように。
硫黄島の戦いのように・・・・・
大した事のない感じでも実は凄い特殊な戦術を用いる。
有効な戦いをするにはそうするしかない。
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第228話 任務満了までの期間

2018-08-06 23:46:52 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
南米軍管区司令部で基地司令官であり茂人の父、桐原茂政との話してから一夜。
ラウラ達は第29飛行小隊と共にフォークランドエリアに戻った。
何事もなく敵に襲撃される事なく、無事にフォークランドエリアに到着する。

到着したアンサーズはさっそく仕事に取り掛かる事になる。

桐原少佐「これより残りの期間、基地の警戒任務と現地部隊のアグレッサー(仮想敵)としての任務を遂行する。説明はない、以上。」

フォークランドエリアの警戒と現地部隊のアグレッサーとしての任務。
本来の任務を終了期間まで遂行する事。
アンサーズの本来の任務は、上記の事の通りである。

まだ自由アルゼンチン軍との戦闘の爪痕は癒えていないが、任務遂行上に問題はない。
しっかり、残りの期間の任務遂行して宇宙へ帰ろうと・・・・・

アンサーズやアルタミラの所属の面々はそう思った。

           【新統合軍マウント・プレザント空軍基地】
数時間後、アンサーズに休ませる暇なく行動が始まる。
第29飛行小隊や第30飛行小隊の教育だけではなく、人手が足りない所に・・・
第1号警備として基地や官舎の警備をする事があった・・・・・

それは第4小隊だけであり・・・・
同じアンサーズの警備担当の第3小隊は基地周辺をバトロイド形態で警備している。

ラウラ「ふぅこれで今日の業務は終わりだね。肩こるよ。」

吉野大樹「南米軍管区司令部から休ませてくれないからしょうがねぇな。」

ラウラ達第1小隊と第2小隊は明日のスケジュールの作成を行っていた。
明日は模擬市街地で白兵戦を訓練する予定である。

既に模擬市街地に放置されていた残骸は撤去済みである。

模擬市街地が使える状態だと基地司令部から伝えられており・・・・
明日は模擬戦が出来そうである。

ラウラ「明日は模擬戦だから楽しみね。」

吉野大樹「お前はいっつもそれなんだな。」

ラウラ「ゼントラーディ人は戦いこそが正義、当たり前でしょ♪」

明日の模擬戦に関してラウラは楽しみにしていた。
いろいろと戦いを経験したメラルがどのくらい強くなっているのかを・・・・・・・

昔の軍人が言っていた事だが、苦難を経験した程名将になる。
それと同じでメラルもかなり成長したと、ラウラは勝手に推測している。
それが楽しみでラウラは上機嫌になる。

大樹からすればなんでそこまで戦いが好きなのか疑問に持たれているが。

吉野大樹「戦いが好きなのはいいが、決して殺す真似はするなよ。」

ラウラ「殺すわけないじゃん、同じ新統合軍の軍人だしむしろ可愛がってあげるわ。」

吉野大樹「可愛がるってどんな風にだよ、おいおい。」

明日の演習でやりすぎてメラル達を傷つけ、死傷させないか大樹は心配した。
時々ラウラは興奮しすぎてやりすぎる面もしばしば見られるから。
それが大樹の心配の種になっている。

が・・・・ラウラ曰く、可愛がるから殺すわけない・・・・同じ新統合軍の軍人だから。
とは言うものの、ラウラの可愛がる発言がなんとも意味深すぎる。

一体何を可愛がるのか・・・・・・・・・

大樹はラウラを疑うような目で見る。
疑うような目で見てくる大樹の反応を見たラウラはぎょっとする・・・・

なんでそのような目で見てくるのか・・・・・

ラウラ「さぁて少し小腹が空いたからPXに行ってくる。」

吉野大樹「誤魔化したな!!腹が減ったからって。」

ラウラ「腹が減ったのは本当の事よ、それにこれ以上私に聞く事ないんじゃない。」

吉野大樹「あのな・・・・・・」

ラウラ「じゃあね~」

正直めんどくさくなったので、この案件は放置した。
大樹はもっと可愛がるの意味を追求しようと思ったが、ラウラがどんどん誤魔化し・・・・
そのままPXに向かったため、追求する事を断念した。

それにしても可愛がるの意味はなんだろうか?

あの自信は一体何処からくるのだろうか?
大樹はそれが不思議に思う・・・・・・
ラウラがゼントラーディ軍直衛艦隊所属で、エースパイロットで・・・・軍歴が長く・・・・
数々の死闘を潜り抜けてきたのは知っている・・・・・・

経験から自信を持っているのか・・・・
いや・・・・ラウラの趣味は地球の戦史を読んだり軍人の事を学ぶ事・・・・
結構いろいろと自分の力にしているから、そこから自信を持つようになったのか・・・・・

ラウラの自信に関する事に大樹はいろいろと考える・・・・・・・

ラウラ「大樹の奴、私の可愛がってやるに突っかかって、なんさのさ・・・・」

PXに向かったラウラは大樹の愚痴を言っていた。
先ほどの追求の件で、そうそう腹がたっていた。

それに加え連日の神経を物凄く使う戦闘に関するストレスもあり。
ラウラの精神状態はかなり厳しい状態になっていた。
そのストレスを発散するためにPXで美味しい物を食べてストレスを発散しよう。

ラウラはそう心に誓いPXに来ていた。

ラウラ「やった!!戦闘の影響で物資不足だと聞いていたけど、PXの食材は豊富なのね。ラッキー♪」

物資不足で大した物がないと踏んで来ていたラウラであるが・・・・実際にPXに行ってみたらかなりの品揃えであり・・・・・
驚きと嬉しさのあまり少しジャンプして喜んだ。

ラウラ「さぁて何を買いますか、おっ・・・アルゼンチンビーフのカツサンドだ!!・・・・・・・美味しそう。これに決めた。」

ラウラが注目したのはアルゼンチンの再生農場で飼育されているアルゼンチンビーフを使用したカツサンド。
PXに行く途中に基地に所属している兵士達がアルゼンチンビーフカツサンドの話をしており、ぜひとも食べてみたいと思った。

そして、現在・・・目の前に1個のアルゼンチンビーフカツサンドが1個置かれている。

誰もいないなら自分が買ってもいいはず・・・・ラウラは唾を飲み込みアルゼンチンビーフカツサンドを手に取ろうとする。
後悔はしない、あるのはこのアルゼンチンビーフカツサンドを食べたいと言う願望だけ・・・・
さっそくビーフカツサンドに手を出す・・・・

ロザ「あっ・・・・」

メラル「あっ・・・・」

ラウラ「はっ!?」

ラウラがビーフカツサンドに手を出した瞬間、いつの間にかロザ・メラルの手がビーフカツサンドを掴もうとしていた。
お互いあまりにも突然の事で、目の瞳が死んだ人かのようになり・・・数分固まる・・・・・・

数分固まったうち沈黙はロザが破る。

ロザ「ちょっと、このビーフカツサンドは私が先に一番見つけたから私のよ!!」

ラウラ「ロザちゃん、今回の件は捨て置く事できないわね。」

ロザ「何よ!!ラウラなんか、大樹と言う立派な恋人がいるくせに食べもんぐらいよこせ!!」

ラウラ「私と大樹の関係は恋人同士ではないし、むしろこのビーフカツサンドは私のよ。」

メラル「私にも喋らせろ!!ビーフカツサンドは私の物だ!!」

一度発言でどんどん炎上・・・・・・・・・3人の感情はヤバい状態になり、カツサンドを目の前に恐ろしくもくだらない戦いが始まろうとする。
ラウラとロザは部隊も違うが、二人の部隊を纏めるのはラプラミズ艦隊であり・・・・お互い敵視しておらず仲のいい関係であったが・・・・
今回のビーフカツサンドの件で仲はなんとも言えない程悪くなっている。

更に言えば別の直衛艦隊のメラルなんかは・・・・・・・

メラル「ここはあたしの地元なのよ、宇宙軍と言う余所物なんかが食べていい物じゃないわ。」

ラウラ「職業差別するなんて酷いわね。」

ロザ「宇宙軍が食べてはいけない理由はないでしょ!!万年二軍の陸軍さんよ!!」

メラル「誰が万年二軍の陸軍さんよ!!歴史と伝統は古いわ!!」

お互い揉める食べ物のために・・・・・・・
ラウラとロザは共闘しメラルと戦うが、これは一時的な話であり・・・・
メラルがビーフカツサンドを諦めたら、ラウラとロザの一騎討ちになるだけの話になる。

とは言えメラルがビーフカツサンドを諦める兆しは全然ない。

メラル「若干小柄巨乳のロザ・べサーズ・・・」

ロザ「何よ・・・・」

メラル「ぷふふふふふ」

ロザ「何を笑っているのよ!教えなさいよ!!」

メラル「ぷふふふ・・・教えな~い~♪ぷふふふふふ」

ロザ「笑うなんて酷い、私の型は確かに記録参謀よりは大きいけど・・・・小柄だけどさ・・・・笑う事はないでしょ・・・・・うっ・・・・もういやぁぁぁぁ」

ラウラ「ロザ!!」

メラルの精神的攻撃、ロザはクァドラン・ロー空士長で若干小柄である事を気にしており・・・・・
そこをメラルに突かれ、涙目になって自分の部屋に行ってしまう。
ラウラはメラルの精神的攻撃にうわ~とドン引きしてしまう・・・・・・

やり方がずるい・・・・・・・・

ラウラ「メラル卑怯よ!!」

メラル「あら卑怯は戦争では正義になるのよ、ゼントラーディ人であるラウラが忘れるとはね。」

ラウラ「忘れてない!!(明日本当にじっくり可愛がってあげよう。)」

本当にメラルはどうしようもないので可愛がってお仕置きしてやろうと思うが・・・・
第1攻撃目標はビーフカツサンドのため・・・・可愛がる行為は明日なので実行できず・・・・・
行動しようにもビーフカツサンドの事を考えると・・・・・・容易には動けない・・・

一体どうすればいいのか・・・・・・・・ラウラは真剣に考える・・・・・・

そう思っていた時・・・・・・・・・

アリサ「カツサンド、よろしく。」

「はい1ギャランですね。」

『あ”~!!』

いつの間にか来ていたアリサがビーフカツサンドを購入していた。
自分達が争っている間に、アリサがビーフカツサンドを取って・・・・買った・・・・・・・・

二人はショックのあまり声が出せなくなる・・・・・・・
なんでこうなってしまったんだと・・・・・・・・

なんとも言えない・・・・・・・・・・

ラウラ「しょうがない、別の商品を買うか・・・・・・」

メラル「ロザには悪い事をしたから何か買わないと・・・・・」

二人はビーフカツサンドを失った事で争う意義を失い、そのまま何かを買ってPXを後にした。
あの戦いは一体なんだったんだろうと・・・・・・・・・・

         【マウント・プレザント空軍基地・隣接市街地演習場】
翌日になったマウント・プレザント空軍基地の隣の市街地演習場では・・・・
アンサーズ2個小隊がバトロイド形態で展開していた。

既に早朝から演習が始まっており・・・・・
アンサーズと第29・第30飛行小隊が一進一退の攻防を繰り広げていた。
既に神楽少尉が落とされ、第2小隊では半分やられている。

相手側も同じで第30飛行小隊は全滅・・・・
ガブリエルが落とされるなど、厳しい状態に陥っていた。

ハルト「流石、アンサーズ・・・第30飛行小隊も頑張ってくれたけど・・・相手も能力強化して全然結果が変わらないよ。」

オードリー「そうそう、教官らの腕前が進化しないのはありえないからね。」

ハルト「そう言う事・・・・・・・」

第29飛行小隊は中々アンサーズに決定的な打撃を与えられなくて焦っていた。
自分たちもかなりの死線を潜り抜け、腕前も上がったと言う自信を持っていたが・・・・

アンサーズの腕前も上がっており、対して差を縮める事ができなかった。

それに隊員の一人であるロザが猛烈に強くなった事は知っている・・・・・・
結局は自分たちは倍以上の努力をしないと追いつけない・・・・
永遠に越えて行く事ができない・・・・・

一同はその事実に落胆する・・・・・・・・

しかし・・・・・

メラル「私達はまだ負けてないわ・・・・・そんな弱気でどうするんですか隊長・・・・」

ハルト「・・・・・」

オードリー「言うわね。」

オタンゴ「まさにその通りだな。」

メラルの闘志は燃え尽きていない。
まだ反撃する心意気はまだ生きている・・・・
闘志に燃えるメラルの発言を聞いて第29飛行小隊の隊員達は奮起する・・・・

ラウラ「メラルが厄介だな・・・・アイツ・・・・」

ラウラはメラルを一番警戒していた。
ゼントラーディ人の特徴として一気に才能が開花する事があり・・・・・・
一連の戦闘でかなり経験を積んでいる事を知っているから・・・・・

メラルを警戒するラウラの額から汗が流れる・・・・・
それに昨日の件も・・・・・・

ガンポッドを構えながら緊張し、メラルの攻撃する時を待つ・・・・・・
一歩間違えたら敗北必至の事を・・・・・・・
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第227話 南米軍管区司令部に到着

2018-08-06 23:45:16 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
ラウラ達はロザの進言した対策の元、警備基地を飛び立った。
少々不安な面があるが・・・・・

取りあえず南米軍管区司令部まで行かないと安心できない。
早く任務を終わらしてフォークランドエリアに戻り残りの任務期間を過ごし宇宙へ帰りたい。
隊員一同は人それぞれであるが、宇宙へ帰りたいと思っていた。

ただ・・・・・・・・・

桐原少佐「何か忘れているような・・・・・」

任務遂行にあたって・・・・何かを忘れている。
とっても重要な何かを・・・・・・

なんとか思い出そうとする茂人であるが・・・・・・・やはり思い出せない。

それが一体何なのかは・・・・・後ほど、思い出す。

                             【南米軍管区司令部制空権から3km付近地点】
当然のように自由アルゼンチン軍残存部隊と協力関係の反統合勢力の部隊が、アムを殺害するべく待ち構えていた。
塹壕の中にロケットランチャーを搭載した歩兵部隊と、森林に溶け込んだデストロイド部隊が展開していた。
そして偽装されたトーチカにはSv-56が3機、随伴するSv-54が4機駐機している。

既に集められるだけの戦力を集めており、組織的に襲撃できるのはこれで最後だろう・・・・・・

「ファントムⅢを撃墜できなかったのは残念だが、開発主任を殺害する。死んでいった同胞のため・・・・フォークランド諸島奪取に失敗し組織的に崩壊した我々が出来る最後の道なのだ!!」

『おぉぉぉ!!』

自由アルゼンチン軍の指揮官は将兵達を激励していた。
フォークランド諸島制圧に失敗し、ファントムⅢを戦力化できず・・・・そればかりか司令部も失ってしまった。
もう彼らには後がなく・・・・・・勝ってもどうせ他の新統合軍にやられてしまう・・・・・

南米の反統合勢力を集めようにも南米軍管区司令部への総攻撃は失敗・・・・・

もう立て直す事は不能・・・・せめて・・・・・・・ファントムⅢの開発主任を殺害しないといけないのである。
指揮官を始め多くのパイロットは機体に搭乗し、待ち構える姿勢をとろうとした時。

「なんだ?・・・あの爆発はなんだ?・・・・・・・・・ってVA-3インベーダー!?統合軍だ!!」

「空襲だ!!」

突然、可変戦闘機部隊を収容していたトーチカが来襲したVA-3インベーダーの編隊に爆撃され破壊された。
指揮官は統合軍に襲撃された事は認識していたが、頭の中は大混乱に陥っていた。
何故、突然敵機がやって来た・・・・・・・何故・・・・突然強襲してきたのかと・・・・・

それもそのはず・・・・・・・・・・

指揮官を混乱させる程の爆撃に利用されたVA-3インベーダーはアクティブ・ステルスを更に強化された改良型である・・
ステルス機能でレーダーに反応しづらくなり、突如として襲撃する事が可能になっている。

その結果・・・・
自由アルゼンチン軍は何にも抵抗ができないまま可変戦闘機を破壊されてしまった・・・・・

可変戦闘機だけじゃない、多くのデストロイドや歩兵が潜んでいる塹壕が徹底的に破壊されている。
指揮官はまるで悪夢を見ているかのようで爆発する可変戦闘機やデストロイドの様子を見続けていた。

だが、その悪夢は直ぐに終わる・・・・・・・指揮官が爆発に巻き込まれて・・・・・・・・

ラウラ「あれは・・・・・・爆発・・・・・・」

警備基地を飛びだったアンサーズ一行はVA-3インベーダーが自由アルゼンチン軍が潜んでいる地点に爆撃している様子を見た。
爆発の大きさは凄まじく、見る者を圧倒するようなスケールである。

20機からなるVA-3はそのまま引き返すように南米軍管区司令部へ戻っていく。

桐原少佐「となるとやはり、連中は潜んで俺たちを待ち構えていたのか。」

爆発している地点を見て茂人は敵はまだ自分達を見逃してない事を誘った。
もし、友軍が爆撃による支援を行っていなければそのまま敵が網を張る地点に嵌っていただろうと・・・・・・
友軍が支援していなければかなりの被害が出ていただろう・・・・・

茂人はそう思っていると、VA-3を護衛していた可変戦闘機部隊がやってきた。

「アンサーズリーダー、そちらに救援に向かう途中であったマングース。整備不良のため・・・・かなり遅れたが・・・大丈夫だったか?」

桐原少佐「数時間で救援に向かうはずが1日明けとは・・・・・親父の部隊も呆れる、幸い敵撃退し警備基地に逃げ切れたのが幸いだったが・・・・」

「そう言わないでくれ、急遽・・・南米に居座る害虫共を駆除していたんだ・・・・事情は察してくれ・・・・・」

桐原少佐「はいはい。後で親父に文句言うから、」

彼らは本来アンサーズの護衛部隊になる予定の部隊であった。
しかし、一連のトラブルで予定よりも大幅遅れてしまい。

結局来たのが、今と言うわけである。
茂人は警備基地を誰一人欠ける事なく辿り着く事が出来ており不満に思ってもなかった。
後は南米軍管区司令部まで案内してくれればいいのだから・・・・・・・

ラウラ「南米軍管区司令部の司令官って・・・・・・・」

吉野大樹「南米軍管区司令部の司令官か?」

ラウラ「そうよ、誰なの?隊長と関係があるようだけど。」

ラウラは茂人の会話を聞いて大樹に基地司令は誰か聞いた。
大樹はラウラの言葉を聞いて少し微妙な表情を浮かべる。

と言うのは一瞬で、大樹はラウラが南米軍管区基地司令官を知らないのは当然かと思った。

吉野大樹「隊長の親父さんだよ。桐原茂政中将。」

ラウラ「えぇぇ!!嘘!!凄い家じゃない!!」

吉野大樹「シー声がでけよ!!」

ラウラ「ごめん。」

大樹はラウラに南米軍管区司令部の司令官が茂人の父親、桐原茂政だと伝える。
茂人の事を全然知らなかったラウラは、思わず大きな声が出る程驚いた。

あの間抜けっ面の茂人の父親が新統合軍のお偉いさんだと・・・・・
全然、ありえない・・・・

ラウラ「で・・・なんで隊長は言わないのよ?」

吉野大樹「家庭の事情なんだろうよ、隊長の家系は代々の軍人家系・・・・親の七光りとか・・・・予備役になった嫁さん泣かせの親不孝者だからあんまり知らせたくないとか・・・そんなもんよ。」

ラウラ「そうなんだね・・・・・・・へぇ・・・・」

茂人の父親茂政は基地司令官であるが、茂人は普段からそれを言わなかった。
どんな理由があるのかは分からないが、諸事情があると大樹は考えていた。
その諸事情がなんかのかは分からないが・・・・・

大樹的には軍人家系が故の独特な事情があるのだと思っている。
とは言え真相が謎のままなのは代わりはないが・・・・・

ラウラ「隊長ももったいぶらずに言えばいいのに・・・・・」

吉野大樹「それは隊長にも事情があるから、それは気にしない。」

ラウラ「いやぁ気になるのでしょ。」

今まで南米軍管区基地司令部司令官の息子だと言わなかった茂人。
ラウラはもったいぶらずに言えばいいと思っていた。

かなり名誉な事だし、恥じるべき事じゃないと・・・・・
なんでそれを隠すのか不思議でしょうがない。
ラウラはそれが不思議だなぁと考え込む表情をしているが・・・・・

大樹は冷静な顔で茂人自身の事情があるとラウラに言った。

そして

しらばくするうちに再生されたジャングルの中に巨大な滑走路が見えてきた・・・・
周囲には厳重な対空防衛施設があり、周りには正規軍のデストロイド・シャイアンやデストロイド・マサムネが展開している。
上空にはVF-5とVF-4000で構成されている飛行隊が哨戒飛行を行っていた。

ラウラ達は護衛部隊の誘導の元、滑走路へ離陸した。

「アム・ヒタチア主任・・・・・」

アム「げっ・・・・南米支部長・・・・・」

「話があるついて来なさい。」

アム「はい・・・・・・・・」

アムは到着して早々、新星インダストリー社南米支部長に呼び出される。
理由は当然ながら、VF-X-8ファントムⅢに関して・・・・・
とぼとぼと歩くアムの姿を見てラウラはなんだか可愛そうだと同情する。

まぁ自分が勝手に開発中止になった可変戦闘機を開発継続したんだから処分されてもしょうがないと・・・・
ラウラは黙って連行されるアムを見続けるのであった。

ともあれ・・・・・・・・

これにて任務は無事に終了・・・・・
後はある程度休んだ後フォークランドエリアに戻り残りの任務期間を全うするだけ・・・・
きっちりと仕事をして、宇宙に帰る・・・・・・・・・

地球は中々いい所だったけど、やっぱり宇宙へ帰りたいと思っていた。

カゴメ「ヒタチアさん、やっぱあぁなるのね。」

ラウラ「上からの命令だし、しょうがないわね。」

カゴメ「それも・・・・そうか・・・・・」

カゴメもアムが連行される様子を見て感想を呟いており、ラウラがアムに関する事を言うと自分でも分かったのか・・・・
ラウラの言う事に納得し、自分がアムの立場になったらかなり嫌だなぁと思った。

                                 【南米軍管区司令部.司令室】
新統合軍南米軍管区司令部.司令室の前、正装に着替えたラウラは茂人の命令で大樹と神楽少尉と共に司令室に来ていた。
一体何のために連れてこられたのか、ラウラや大樹.神楽少尉は全然分からない・・・・・・・・・
ラウラと神楽少尉は連れていくなら小隊長などの幹部クラスを引き連れていけばいいのにと思った。

とは言え・・・・・・ラウラ的にも茂人の父親がどんな人なのか気になっていたので神楽少尉とは違いドキドキしている。

吉野大樹「ラウラ、神楽少尉と愚痴を言っているが・・・・・隊長に聞こえないようにしろな。」

ラウラ「分かっているわよ、隊長は間抜けな面しているけど怒るとかなり怖いって事ぐらい馬鹿な私でも知っているわ。」

吉野大樹「自分で馬鹿と言うな。」

ラウラ「ふ~は~い。」

ラウラ達はそんなやり取りをしているが、まだ入室は許可されていない。
89式自動小銃を持っていて制帽を被り、立哨と睨めっこしており・・・・
愚痴を楽しく話していたラウラと神楽少尉は静かになる。

なんとも言えない雰囲気・・・・・・ラウラ達が黙り込んで10分経ってもまだ入室の許可が降りていない。
ずっと立哨しているラウラも表情が退屈そうになる。

「軍管区司令官が入室を許可されました、どうぞお入りください。」

中にいた警務官が茂政がラウラ達の入室を許可した事を伝え、茂人を先頭に司令室に入る。
ラウラは司令室に入るとなんとも言えないような緊張感に包まれた。

南米軍管区司令部の偉い人で、うちの直属の上司である茂人の父親。
一体どんな人なのか、下手に対応させて怒らせたりしないか心配になってしまう・・・・
そうしたラウラの心配を余所に、茂人は敬礼する。

桐原少佐「新統合宇宙軍月面クラビウス基地所属予備艦隊SVF-64アンサーズ中隊長兼アルタミラ飛行隊司令官桐原茂人予備役少佐であります。」

桐原司令「アム・ヒタチア.新星インダストリー社社員の護衛の件は御苦労。まぁ茂いや・・・少佐と部下達も席に座ってくれ。」

桐原少佐「ハッ」

ラウラ曰く、見た目は至って普通のおじさんであった。
貫禄があるが、茂人に感じる変人らしさは感じられない。

普通に軍人らしさのある将官であった。

茂政の言葉で席に座り、茂政の話を聞こうとする・・・・・・・・
4人が席に座ると茂政は向かい側の席に座った。

桐原司令「任務御苦労様と言いたいが・・・・・・・お前はようやく職務に就いたのだな。」

桐原少佐「はぁ・・・・・」

桐原司令「お前と言う奴は・・・・・まぁいい、今の職務しっかりやってくれ。」

再びラウラ曰く、始まったのはお説教的な何かであった。
まぁデワントンからいろいろと聞いていれば、義娘を心配する父親である茂政の今の言葉は妥当だと思う。

それほどまでにいろいろと迷惑をかけているから・・・・・・・・

ラウラは茂人の一連の事を思い浮かべ明るい表情を浮かべた。

桐原司令「元気な部下を持っているな、茂人・・・・・」

桐原少佐「あっ・・・・・・お前ら・・・・おっほん、ありがとうございます。」

桐原司令「君たちもうちの馬鹿の元で働くのは大変だろうが、しっかり支えてやれ!!」

『はい!!』

そんな様子を見た茂政は少しニヤけながら、ラウラ.大樹.神楽の事を褒め激励する。
若くて元気なのはとてもいい事である。
かつても自分もそうだったように、馬鹿息子も同じように・・・・・・・・

褒められたラウラ達も嬉しくなり、緊張が解けた。

桐原司令「そこの青い髪をした・・・・准尉、名前は?」

ラウラ「わ・・・・私ですか?」

桐原司令「そうだよ。」

ラウラ「・・・私はアンサーズ所属ラウラ・ベルタリア准尉であります。」

桐原司令「君はメルトランなのかね?」

ラウラ「はい・・・」

桐原司令「ほう・・・・・・・」

緊張が解けたラウラに直接茂政が話しかけてきた。
あまりにも突然なことにラウラは再び緊張してしまう。

ラウラは緊張しながらも自己紹介をした・・・・・・・

桐原司令「馬鹿息子!!」

桐原少佐「俺は馬鹿じゃねぇ!!」

桐原司令「うるせぇ・・・お前は馬鹿なんだよ!!ところで・・・・・メルトランと女性兵士は何人いる?」

桐原少佐「ベルタリア准尉含め2名.女性は3名程いる。」

桐原司令「ほう・・・・趣味だな。」

ラウラ「ぷっ・・・」

事故紹介を済ませると、茂政は茂人に自分の部隊にどのくらい女性がいるのか聞いた。
茂人はそのまま言うと、反応は趣味だなと済ました。
これを聞いた茂人は顔を赤くし・・・・

ラウラは笑い、当然大樹と神楽も笑う・・・・
確かに趣味と言いようのない配置であったから。

吉野大樹「笑えるな・・・・」

ラウラ「隊長ったらデワントン2級空士長を奥さんにしているし・・・・・」

神楽少尉「事実そうだな。」

桐原少佐「お前らな・・・・・・」

一連のやり取りに部下達は爆笑し、茂人は怒る。
その様子を見ていた茂政は一同を諌めるが・・・・

この後も中々楽しい話をした・・・・
いろいろ部隊が結成されてからの戦いやそれ以外のエピソードなど・・・・
3時間にも渡り話続け、一同はそれぞれの場所に戻る・・・・

桐原司令「案外息子もよくやっているな安心した。」

息子の話や部下のやり取りに茂政は安心する。
案外、楽しくやっているし安心したと・・・・

ただ・・・・気になったのが・・・・・

桐原司令「ラウラ・ベルタリア准尉か・・・・」

ラウラであった・・・・

茂政はラウラを何処かで見た事があるなと思った・・・・・
だけど、初対面・・・茂政は一体何故なのか考えるが・・・・
結局分からない・・・・・・一体・・・・・

分からないままだが・・・・、大した事がないので茂政はタバコを吸いきっぱり忘れた。
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第226話 南米軍管区まで・・・・・

2018-08-03 00:31:09 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
ロザの覚醒で可変戦闘機部隊を撃破している頃。
ラウラ達は森林地帯に潜んでいるデストロイド部隊を片付ける事に成功した。
生き残った歩兵部隊は森林地帯に脱兎の如く逃亡した。
周囲には破壊されたデストロイド・オクトスが陸揚げされ、シャイアンが何かを訴えるかのように破壊されていた。
分かっていたとは言え、気持ちのいいような結果ではない。

ラウラ「よし第29飛行小隊の飛行ルート確保・・・・容態は?」

吉野大樹「隊長からだ・・・・・問題は無い。」

ラウラ「そう・・・・よかった。」

第29飛行小隊の安全路を確保・・・・・
これで当分の間は敵の脅威を排除した事になる、一先ず一安心だ・・・・・・・
後は後方で戦っているロザを助けなくてはいけない・・・・

ラウラと大樹、そして神楽少尉と共に反転してロザ達を救おうとするが・・・・・・・

ラウラ「何!?」

突然、レーダーに4機の未確認物体の反応が出る・・・・・・・・・
しかも。友軍の識別信号を出している。

一体何者なんだろうか・・・・・・・・ラウラはどんどん近づいてくる4機の影を見続ける・・・・・・・
そしてその影はようやく表側に出てくる・・・・・・・・

ラウラ「黒いバルキリー!?一体何処の部隊。」

桐原少佐「一体何処の部隊所属なんだ?」

謎の黒いVF-5000スターミラージュ。
まるでカラスかのようなシルエット・・・・・・・

黒いスターミラージュはそのままロザ達のいる方向へと向かって行く。

ロザ「何!?あっ・・・・・・・」

残りのSv-56は黒いスターミラージュに呆気なく撃墜されてしまった。
火達磨になって落ちたりし、無残な姿を晒す・・・・
1機だけは脱出に成功するが、ガウォーク形態に変形したスターミラージュにキャッチされ捕獲された。

「よし任務成功だな。」

「帰還する。」

自由アルゼンチン軍兵士を捕獲したスターミラージュはそのまま何処へと消えていった。
一体何処の部隊なのか、ラウラも不思議そうに離脱していく様を目撃する中思うのだが・・・・

結局何者なのかはラウラは想像すらできなかった。

「中尉殿、依頼どおり連れてきました。」

オルガ「ご苦労、ブラッククロウ隊。予定の潜水空母へ帰還せよ!!」

「了解」

黒いバルキリーはオルガと出会っていた・・・・・・・
そう黒いバルキリーはザースロン機関の所属であり、オルガが要請して出撃した物であった。

任務内容は自由アルゼンチン軍兵士の捕縛とアンサーズの支援・・・
第1目標は自由アルゼンチン軍の兵士の捕縛であり、アンサーズはその次であるが・・・・・・

オルガにとってはそれが第1目標であった・・・・・・
拳銃を取り出すと、すぐさま自由アルゼンチン軍兵士の前に立ち・・・・・・・

オルガ「さて・・・・・・自由アルゼンチン軍残存部隊の数はどれくらいいるのか吐いてもらおうか!!」

自由アルゼンチン軍残党に関する情報を引き出すため尋問を始めるのであった・・・・・・・・・・

                 【南米第2警備基地】
新統合軍南米軍管区に属する警備基地、ここは反統合勢力との監視や警戒を行う基地であり。
銃撃戦もあるので、野戦病院などがある。
地下施設もあり、医療物資の受け取るための高速道路が作られている。

「よしすぐさま、治療だ!!急げ!!」

「はい!!」

アンサーズと第29飛行小隊は無事に第2警備基地に到着する事ができ負傷者を野戦病院に収容した。
負傷者は担架に運ばれ緊急治療室に運ばれていく。

ラウラ「ある程度の仕事終わったね。」

吉野大樹「後は・・・・・」

アム「私を無事に南米軍管区司令部まで送り届ける事ね。」

ラウラ「そうそう。」

基地に到着したラウラ達だけど、ゆっくり休ませてくれるわけではない。
まだアムを南米軍管区司令部まで送り届ける任務がある。

結構、ハードな任務・・・・・・・ラウラはこの任務は好きだけど・・・・・
敵の襲撃もあるので結構精神的に疲労してしまう。
早くアムを南米軍管区司令部を届けて元の任務に復帰したい・・・・・

アム「どうか頼むわ、ラウラ。」

ラウラ「こちらこそお任せください!!」

まぁ・・・アムにはいろいろとお世話になったし仕方が無い。
しっかり、軍人である以上は責務をしっかり果たさなければならない。
ラウラは笑顔でアムと握手に任せてくれと発言する・・・

一方で・・・・・・

エラ「また護衛対象機は・・・・ AWACSのディスクセンサー改なの?」

アリサ「そうらしいわよ、モン達精神的にトラウマになっていないかね~」

エラ「私だったら嫌だけど。」

隊員達は護衛対象である代理のディスクセンサー改を見て愚痴を言う。
もうあれから12時間経つけど、ディスクセンサー改の撃墜された記憶が残っておりある種のトラウマになっていた。
特にアリサは後方から接近した可変戦闘機の対応に終われた。

クリスは被弾するしいい事は全然ない。

エラ「ロザはどう思うのよ?」

ロザ「私はフォーメーションを変え対処すればいいと思うわ。」

エラ「フォーメーションを変える?どうやって?」

ロザ「墜落時を考え、低空で飛行し横を第29飛行小隊で固め。前後に私たちで8機固める。」

アリサ「なんか単純ね・・」

ロザは敵に対処するにはフォーメーションを変えればいいと発言した。
ディスクセンサー改を低空で飛ばし、前後8機ずつのアンサーズ編隊と横の第29飛行小隊で固める。
敵を直ぐ発見できるように早期警戒部隊を展開させる・・・・

そうする事で再度の攻撃を受けてもある程度は対処できる。
アリサとエラは単純ではないかと思うが、ロザは自分の考えを少し考え直そうとするが・・・・・
舌を出して分かんないと発言し、二人を呆れさせた。

エラ「ラウラに聞く?」

アリサ「聞いたほうがいいでしょ、結構面白い案が出るかもね。」

エラ「面白い案か・・・・以外にも単純だったりしてね。」

今度はラウラに聞いてみようと思った、エミリーは小隊長なので聞きづらい。
フレンドリーなラウラの方が聞きやすい・・・・・

しかし・・・・・・そのラウラが今何をしているのか分からない・・・・・・・

まぁ後で適当に探せばなんとかなると思い。
3人は今後の護衛対策について語り合った。

メラル「立哨ご苦労様です。」

「ハッ・・・・」

メラルは借りたオートバイでコマンチの整備のしている施設に入った。
いつでも出発できるように陸軍ヘリ部隊の装備とヘルメットを被りながら・・・・・・・

基地の中を歩いているとオードリーがいた。

メラル「ATM装備(対戦車ミサイル)とは豪勢だね。」

オードリー「警備基地の人が装備したのよ・・・・ってメラル、その装備まだ早くない?」

メラル「いつでも不測の事態に備えるのが軍人ですから。」

オードリー「真面目ね、そんなに畏まらなくてもいいのに。」

メラルはコマンチが対戦車ミサイル搭載している事に気がついた。
今回の護衛の件では通常の対空ミサイルを搭載していたのに・・・・・・・・

不思議そうにメラルは対戦車ミサイルを搭載したコマンチを触る。

オードリーは対戦車ミサイルの装備の件に関してメラルに言うが・・・・
いつでも出撃できるようなメラルの姿を見て、オードリーは少し驚きながら指摘する。
メラルはいつでも不測の事態に備えられるようと言うと、オードリーは苦笑する・・・・・

とは言え・・・・・・・・それは事実かもしれない・・・・・・

事実・・・・ディスクセンサー改が撃墜され、多数の死者を出してしまった。
いつでも相手に備える準備が出来なければ自分達は負けてしまう・・・・・・・・

次・・・・・・・・同じような失敗を繰り返してしまえば・・・・もう後がない・・・・・・・・

メラル「まぁ一応確認したし、そろそろ食事だから食べない・・・・腹が減っては戦はできないと言うし・・・・・」

オードリー「それもそうだよね。」

とは言え、難しく考えてはいけない。
難しく考えれば余計に事態が悪化する・・・・・・・・まずは気分を落ち着かせるべく食事をとろう・・・・
オードリーはメラルと共にバイクに乗り、基地の食堂へ向かう。

                                【警備基地食堂】
警備基地食堂では基地に所属している兵士達が毎日食事をとっている場所である。
ラウラ達も南米軍管区司令部に行く前に基地で一睡して南米軍管区司令部へ向かう事になった。
とは言え・・・・・・・ラウラ達は制服をフォークランドエリアに置いているため作業着を借りて食事する羽目になる。

今回の食事はケバブロールと牛乳とスターフルーツであった。

ラウラ「結構美味しいそうだね。」

吉野大樹「まさか・・・・ケバブが出るとはな・・・・・・」

大樹はまさかケバブが出るとは思っておらず驚いている。
もっとも普通の軍事基地の食堂にケバブが出るとは思ってもいなかった・・・・・・・・・・

が・・・・・・・・・・

吉野大樹「せめてサンドもあればよかったな。主食なしじゃ腹は膨れんな。」

主食はない・・・・・・・・
ケバブはケバブだけど、サンドではなくただの肉のチキンケバブ・・・・・・
主食がない事に大樹は元気を失う・・・・・

桐原少佐「中隊長が何元気なくしているんだ?今回一睡したらすぐさま南米軍管区司令部に向かうぞ。」

吉野大樹「それはそうですけど、主食がないのはなんとも・・・・・」

桐原少佐「いいじゃないか、食えるだけでもかなりありがたいと俺は思うぜ!!」

茂人から心配されるが、大樹はそれでも元気がない。
やはり、食事の時には主食を食べたい・・・・・・・大樹はその思いから元気を無くす・・・・・・・・
ラウラは大樹の背中をさすりながら一緒に席に向かう・・・・・

とりあえず、席に座り挨拶すれば食事が始まる。
さっきまで元気が無く食欲を問題された大機だが、しっかり食事をしている。

ラウラ「なんだかんだいいつつ食べるんだね。」

吉野大樹「居候の身で出してくれるからな、文句言ったあげく食べ残すのは失礼極まりない行為だからな。」

ラウラ「考えは立派、流石は大樹♪」

大樹の言葉を聞いたラウラは上機嫌になる。
元気が無くなっても、大樹らしさがしっかり残っていたのは嬉しい・・・・・
とは言え・・・・・・・・

ラウラ「やはり主食がないのも、なんとも言えないわね。」

ラウラも主食がないこの食事に対し士気が低下する。
やはり、食事する時には主食がないと・・・・物足りない感じがして憂鬱になってしまう・・・・・

せめて固いパンとか支給されないかな。
次第に主食のない食事にラウラは不満に思うようになってくる。

ラウラ「う・・・・」

メラル「どうしたんだ、しけた面して。」

ラウラ「メラル・・・・・・それにロザとオードリーさん・・・・エラ・・・アリサ」

ロザ「どうも。」

不満に思っていたラウラの所に女性陣達が集まってきた。
結構女性陣が集まってきて、大樹だけが取り残される・・・・・

むしろ挟まれるかのように・・・・・

ラウラ「大樹・・・・両手に華だね。」

吉野大樹「余計に食べづらくなったじゃないか。」

エラ「いいじゃない、戦う女に挟まれて食べる食事も中々いいでしょ。」

吉野大樹「あのなぁ・・・・」

女性陣に挟まれて食べる・・・・・
結構いい意味ではあるが、恥ずかしくて食べにくいし。
むしろ、女性との価値感の違いで居づらくなる。

大樹の右には元々いたラウラと左にはエラがいる・・・・・・

ラウラ「で・・・・話があるんでしょ。」

アリサ「そうそう、実はね・・・・・丁度いい時に第29飛行小隊が・・・・」

いよいよ本題が始まる。
女性陣達はいろいろと会話しながら、これからの護衛対策について話し合った。
ラウラもロザと少し似た案を出してアリサとエラを落胆させるが・・・・

途中にゼノビア達や夢華達そしてエミリーまで参戦し、食堂はかなり騒がしくなる・・・
女性しかいない環境に・・・・・大樹は完全にダウンし、そのまま寝る事になり・・・
ラウラにより運ばれる事になった。
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第225話 南米の風 ロザの覚醒 

2018-08-01 00:36:46 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
Sv-51を中心にした3機小隊はアンサーズ背後を強襲した。
前方にいるデストロイド部隊と挟撃する気だろう・・・・

「いいか、前方の協力者と共闘するぞ!!」

「散々利用してコケにした統合軍の奴らめ許せん!!」

自由アルゼンチン軍の純粋な生き残り。
デストロイド部隊は彼らに協力している別の反統合勢力らしい。
彼らはバトロイド形態のバーニアを利用しながらホバリングで移動する。

ガンポッドを両手に構えながら、絶える事なく銃撃・・・・・

クリス「くそったれ!!」

アリサ「いい加減あんたらしつこいのよ!!」

エミリー率いる第3小隊のクリスとアリサは文句言いつつSv-51.Svー52と交戦する。
しかし、自由アルゼンチン軍の生き残りもあり・・・
腕もいいのか、二人の攻撃をやすやすと回避されてしまう。

ロザ「大丈夫、二人とも・・・」

アリサ「勿論・・・大丈夫よ・・・・」

クリス「と言っても俺達の前にいる第29飛行小隊の面々があぶねぇ・・・・」

ロザ「それは前にいるラウラ達も同じよ・・・・」

ロザはSv-51とSv-52と戦いながらアリサとクリスに気にかける。
二人とも大丈夫だと言っているが、現状は苦戦している。

第29飛行小隊に行かせない為の盾になっているのはいいが、相手を撃破する程ではない。
こちらは1機勝っているが、相手は上手くカバーしている。
本当に厄介と言えるほどに・・・・・

エミリー「事実上、我々は殿。殿とは言え、生きて帰れる殿だ!気を引き閉めて行け!」

ロザ「分かっています、隊長。我々は負けたりしません。」

アリサ「必ず生きて帰ります。」

クリス「死ぬなんてまっぴらごめんです。」

エミリー「よく行ったよ、君たち。だったら、あの3機を早い所撃墜するよ!」

だけど、ここで負けるわけにはいかない。

前を進む怪我人を乗せた第29飛行小隊がいるのだから。
絶対に退いてはならぬ、負けてはならぬ。

第3小隊は士気をあげて、自由アルゼンチン軍の可変戦闘機部隊に挑む。

このまま負けたら恥であると。
ここで負けたら第29飛行小隊の命が危険であると。
ただ、その自信を砕く事が起きる。

「最後の増援だな、蹴りをつける。」

ロザ「Sv-56と53と54の一個小隊、くそ。」

更なる小隊の登場。
今度は更に性能のいい、可変戦闘機を有する小隊。
第3小隊は更なる造園がきた結果、若干士気が下がってしまう。

面倒さい相手が来たと。

アリサ「更なる攻勢強い」

クリス「盾にならないと、第29小隊が・・・」

必死に戦う第3小隊。
一個小隊と二個小隊戦うのは無理がある、かなり厳しい戦いだぁ。

それでも負けたら洒落にはならない。
その事を認識し、第3小隊は体勢を建て直しつつ戦う。
厳しい戦いになるだろうが、弱気を吐いていられない。

今はそんな状況である。

ラウラ「後方がやられている、ロザ!」

一方、前方で戦っているラウラは後方で戦闘が起きている事に気がつく。
一体、後方で何が起こっているのか?
ラウラはそれが気になってしょうがなくなる、ただ・・・・・・

今は前方にいる歩兵部隊を随伴させているデストロイド部隊の相手をしなくてはならない。

ラウラ「上手くここを切り抜けられたら救援に向かうね。ロザ、それまで死なないで。」

今相手しているデストロイド部隊を排除し、いつでもロザを助けられるようにすると・・・
ラウラは決意し、ガンポッドを両手に持って戦った。

ロザ達が戦っているならば、もう時間はない。
一刻も早く助け出さねばならない。

ロザ「でも意思が強くても強くて数が倍ほど敵に勝てなくちゃ意味がないのよね。1機は叩き潰したいけど・・・・」

一方のロザ達は2個小隊相手に戦っていた。
戦況はあんまりいいとは言える状況ではなく追い込まれている状態であった。
このまま戦況を打開したい所なんだが・・・上手くいかない。

クリス「ぐっ・・・・被弾した。」

とうとう、仲間から被弾した機を出してしまう・・・・・・
最初に被弾したクリスはこれ以上無茶する事が出来ないので、エミリーから退却を許可され・・・
前方の方へ行ってしまう・・・・

この結果、戦力は大幅に低下してしまう。
3対6と、戦力差2倍の状況に陥ってしまった。

アリサ「今思ったけど、何故敵はここまでの戦力を振り向けるのかね?」

エミリー「案外、惑星エデンで交戦しもう既に南米軍管区司令部の方についていると思うけどファントムⅢは敵からすれば魅力的な物らしいわ・・・それに開発の中心になった人物がここにいるとなれば敵も・・・ハイエナのようにやってくるわけ。」

アリサ「だからか・・・・・・・・」

ロザ「とは言え、アムさんに対し悪口は言えないでしょ、今は軍人らしく守らないと!!」

アリサ「その通りよ、クリスが抜けた分しっかりカバーして!!」

苦しい戦況ながらも第3小隊の士気は旺盛であった。
一人で抜けたくらいで、負けているようでは情けない・・・・・・
男がなんだ・・・・・女が弱い扱いはなんでするか・・・・

弱い扱いする男なんか・・・・・消えてしまえ!!
ロザ達はそう思いながら戦っていた。

「敵は1機被弾して抜けたが、まだやるな・・・・・」

「連中は噂で聞いたが、旧式のVF-1を近代改修しエースを集めた部隊だと・・・・・」

「だから強いのか・・・・なるほどな・・・・・」

自由アルゼンチン軍の兵士たちはロザ達を一連の活躍を見て高く評価する。
数に劣りながらも奮戦・・・・・・
敵である自由アルゼンチン軍の兵士たちはロザの活躍に惚れ惚れした。

が・・・・・・・・・・

「所詮は統合政府の犬・・・・・」

「エースとは言え、それに似合った殺し方をしてやろう!!」

殺す事には変わりは無い、憎むべき統合軍の人間であるから・・・
更に自由アルゼンチン軍残存部隊の攻勢が強くなり、ロザ達を苦しめる。
攻撃はロザに集中し始め、ロザの状況がかなり悪化する。

ロザ「なんで急に私ばかり・・・・・・・」

あまりにも突然に自分を集中して攻撃するようになった。
一体何故、そのような事に・・・・・・
ロザはいろいろと敵の気持ちを考え、何故今の状態になった原因を探す・・・・
戦いながら考えていくうちに・・・・・・・・・

ロザ「まさか・・・・・・一人ずつ潰していくつもりなの?」

自分を含めた第3小隊を一人ずつ潰していくつもりだと言う結論に至った。
各個撃破・・・・・・・・・・まず最初のターゲットに選ばれたのは自分だと・・・・・・
ロザがそう思っている中でも敵の猛攻は続く・・・・・・・・・・・・・

ロザ「くっ・・・・あっ・・・・・」

ロザの後ろに巨大な岩・・・・・・
バックしながら後退していた時に気がつかなかった・・・・・・・・・
なんとかして離れようとするが・・・・目の前にガンポッドを構えたレプリカのSv-51が目の前に立っていた。
まるで巨大な怪鳥が人に変化した姿のように・・・・・・・・・

アリサ「ロザ!!」

エミリー「准尉!!」

ロザ「ぎっ!!」

「死ね!!統合政府の犬が!!!」

1機のSv-51の弾丸がロザのVF-1に目掛けて放たれる・・・・・・・
誰もが思っている・・・・勿論ロザ本人も・・・・・

自分が死を認識したのか、ロザの目から涙が流れる・・・・・・・
戦闘種族として生きてきて、地球人と出会い楽しい事を体験できた・・・・・
それが10年目にして自分の死を招いてしまうとは・・・・・・・・

なんて自分は愚かで死んでいくんだろう・・・・・・・・
ロザは両手を自分の顔を隠す形を取る・・・・・

死に直面するラウラであったが・・・・・・走馬燈なのかある事を思い出す・・・・・

ロザ「ベルタリア准尉・・・・・聞いていい?」

ラウラ「何?」

ロザ「ゼントラーディ軍時代の時に思っていたけど、どうして危険だけどエースの称号を欲しいままの操縦ができるの?」

ラウラ「あぁそれ・・・・・」

アンサーズに配属され、惑星エデンに向かう道中の事であった。
同じメルトランでクァドラン乗りであったラウラに興味を持った・・・
別の部隊でラウラから警戒心を持たれ、一時的に近づけない雰囲気であったが・・・

ロザは必死に話しかけ、段々とラウラの警戒心を解き・・・まともな話が出来るようにあった。

ラウラ「それはね・・・・」

ロザ「それは・・・・・・・・・」

ラウラ「僅かな時間を見逃さない事かな・・・・」

ロザ「僅かな時間?」

ラウラに何故危険ながらもエースの称号を得るような操縦する方法を・・・・
ロザからこのような質問をされたラウラは・・・
僅かな時間を利用して戦う事と言った。

返答にロザは困った顔をするが・・・・・

ラウラ「その時、分かるさ。」

ロザ「そう言われても・・・・・」

困っているロザにいずれ分かるとラウラが言う。
なんか納得しない感じの顔をするロザであるが・・・・・
ラウラがロザに握手を求めるような仕草をし・・・・・・・・

ラウラ「最初警戒していてごめんね・・・・・・・ロザは・・・・私の大事な友達の一人だよ・・・・だから・・・・死なないで・・・・それだけは言っておく・・・・」

ロザ「・・・・・・・私もだよ・・・・・私はラウラに勝てる程の戦果を取る・・・・・・・何度も言わせるまでいや・・・・死なない・・・・」

ラウラ「言わせてくれるじゃん・・・・こいつ・・・・・・・」

最初の頃、警戒していた時の事を謝る。

そして・・・・

ラウラとロザはお互いに握手しながら、お互いライバル視しようと誓った。
お互い死なない事も近いながら・・・・・・・

ロザはラウラにライバル視しているものの・・・・・・・
尊敬する人間である事には変わりはないし・・・
ゼントラーディ軍別の部隊だったとは言え仲良くしたいと思っていた。

これから楽しい毎日を迎えたたいためにも・・・・・・・・・・・

それを思い出したロザは目を開け、次第にゼントラーディの戦士の目に変貌し始める・・・・・・
自分に銃弾を向ける敵に敵意を強く持ちながら・・・・・・・・・

ロザ「舐めるな!!くそたれ!!たぁっ!!」

ロザは操縦桿を強く握り、銃弾が当たるすれすれで急激なスピードをする・・・・・・・
普通の人間なら耐え切れないようなGを使っているかのように・・・・・・・

結果・・・・・・・・ロザは銃弾を回避する事に成功・・・・・・
ガンポッドを両手に構え、両脚のバーニアを利用しホバーで移動を開始する。

「馬鹿な・・・・あの距離で回避するだと!?」

「人間のスピードじゃない・・・・奴はゼントラーディ人なのか?」

圧倒的で普通の人間なら死んでしまうような機動をするロザ。
自由アルゼンチン軍の兵士達はその機動を行うロザに驚いてしまう。

だが・・・驚くのはまだ早い。
さっきロザをガンポッドで殺そうとしたSv-51はロザの機動に驚き士気が低下した。
その隙をつかれ・・・・・

ガシャン

「頭部カメラをバルキリーの腕で・・・・ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ロザ「よし・・・・・・・・」

急接近し頭部を破壊し、コックピットのある所に超至近距離射撃を行う。
至近距離からガンポッドの銃弾を受け、Sv-51は動かなくなる。
動かなくなったSv-51を捨てて次の獲物を狙う。

「くそ・・・・何故当たらん・・・・・・」

「奴は紙一重になっている・・・」

ズドドドドドドドドドドドド

「ぐぁぁぁぁぁ」

「化け物・・・・が・・・・」

後方にいたSv-52は他の部隊と共にロザを攻撃するが、ロザには当てられない。
そればかりか、動きもよくなり・・・・
その中で・・・・・Sv-52がロザの姿を見失ってしまう・・・


探している最中に、別の所からロザのバルキリーが出てガンポッドとミサイルを連射され落される。

「くそ生き残りの小隊が・・・・・・・」

「3対3数的には互角か・・・・・・」

数的に優れていたのに、ロザの覚醒により・・・・1個小隊は全滅する。
Sv-56の指揮官はロザの姿を見て焦りを感じ始める。
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第224話 危機的な状況

2018-07-30 23:57:52 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
乗員複数名の戦死者を出しながら・・・・・ ディスクセンサー改は撃墜された・・・・・・・
夢華達やアムは生き残った他の乗員は脱出に成功するが、南米軍管区司令部までに向かう移動手段を失う。

これから先一体どうすればいいのかと・・・・・・・・・

生き残ったのはいいけど・・・・・・移動する手段を失って・・・・・・・・どうやって南米軍管区司令部まで行けばいいのか
今後の心配する夢華達・・・・・・・・・

「きゃぁぁぁぁぁ」

劉夢華「あれは・・・・・・・」

アム「デストロイド・シャイアン!!」

森林の中から2機デストロイド・シャイアンが自分達に銃砲を向けて出てきた。
巨大兵器は夢華達を睨むかのように殺す気でいるように現れ、生き残った女性士官の一人が腰を抜かしてしまう。
分かっていたけど、陸上部隊まで・・・・・・・・その後ろには歩兵部隊が控えている。

ガブリエル「この野郎!!」

アム「第29飛行小隊!!」

ガブリエルのコマンチが夢華達を救うべくバルカン砲を発砲しながら接近してきた。
バルカン砲の銃弾はデストロイド・シャイアン2機に命中、機能停止し動かなくなる。
歩兵部隊はコマンチを恐れ退却するが、ガブリエルは容赦なく歩兵部隊に銃撃し全員射殺した。

攻撃が終わるとガブリエルはデストロイド・シャイアン付近に降り立ち、制圧した事を確認する。
一方・・・・・・・・・

「ぐあぁぁぁぁぁぁ」

ラウラ「最後の1機を撃墜、終わり!!」

上空の方は最後のSv-56をラウラが撃墜していた。
ラウラが撃墜した機を最後にSv-56の編隊は殲滅する事になり、遭遇戦は終了となる。
戦闘が終わり、各部隊は地上に降り立つ・・・・・

桐原少佐「無事か・・・・・」

劉夢華「はい・・・・・死者は6名、負傷者7名です。」

桐原少佐「ぬぅ・・・・・・・・」

すぐさま現在の生存者の状況を把握する。
把握した結果・・・・・・・・全乗員21名が搭乗していたうち、6名戦死・7名負傷と言う事になった。
怪我の様子はレッドゾーンじゃないが、このまま放置したら危険と言うのが3名いた・・

吉野大樹「相沢、基地司令部と連絡できるか?」

相沢美弥「なんとか持ち出せた通信機ならなんとか通信する事ができそうよ。」

吉野大樹「そうか・・・・・・・・だそうです、隊長。」

桐原少佐「よしだったら南米軍管区司令部と連絡をしよう。」

美弥がなんとかして持ちだした通信機は使える・・・・・・
怪我人の事を考え南米軍管区司令部に連絡する。

桐原少佐「できるか?」

相沢美弥「なんとかやってみせます。」

通信機の周波数を使い南米軍管区司令部とコンタクトを試みる。
ノイズ音ばかりなので正直うまく繋がるか不安である。

数分間、同じような事を繰り返すのだが・・・・・・
いまだに連絡はこない・・・・・・・・・・と思いきや・・・・・・・・・

『こちら南米軍管区司令部管制センター、どうぞ』

相沢美弥「少佐!!」

桐原少佐「うむ・・・・・・・・こちら月面方面軍所属のアンサーズ・・・」

『アンサーズ、我が基地に向かう予定の部隊か・・・・・・・・・ファントムⅢの乗員から聞いている要件はなんですか?』

桐原少佐「救援部隊を・・・・・・」

『救援部隊か・・・現在、出撃準備中だ!!しばし待て!』

連絡は繋がった・・・・・・
まるで天の助けと思わんばかりに・・・・・・茂人は所属部隊を名乗り・・・・
救援部隊を要請する。

救援部隊は茂人が言い切る前に既に出撃準備中との事であった。

ただ・・・・・・・・・

桐原少佐「救援部隊はいつ頃来れそうか?」

『現在、反統合勢力の攻撃を受けているため救援部隊到着は2日ぐらいかかる。』

桐原少佐「2日・・・・それまで持ち堪える事はできないぞ!こちらにはけが人が・・・・・・・・なんとかならないのか?」

『こちらとしてもなんとかしてやりたいが・・・無理だ・・・・出来れば、道中に指定した我が軍の小規模基地と合流してもらいたい』

桐原少佐「・・・・・・・・・了解。」

南米軍管区司令部が出した答えは残酷であった・・・・反統合勢力の攻撃による影響・・・・・救援部隊は2日に到着すると・・・・・
それまで持ち堪える事は出来ない・・・・・・怪我人もかなりいる・・・・・・・司令部にそう伝えると・・・・
道中に指定した友軍小規模基地に合流するようにと言われる・・・・・・・

多少納得しなかったが、それしかないと思い茂人は了承する。

ハルト「決まったか?」

桐原少佐「友軍小規模基地に向かう、怪我人をコマンチに乗せてくれないか?」

ハルト「別にいいぜ!!健康体の奴は任せたぞ!!」

怪我人を動きが安定しているコマンチに乗せ、生き残った乗員は早期警戒機か・・・
足りなければアンサーズの一部に乗せ、移動し友軍基地に向かう。

怪我人の事を考えると時間は全然ない。
早く行動しなければ・・・・・・・茂人達は冷静さを保っているが・・・・
焦りがある・・・・・・・・・・・

ラウラ「カゴメ、あたしと同乗するの?」

カゴメ「そうよ、お世話になるわね。」

ラウラ「結構、乱暴に操縦するけど大丈夫?」

カゴメ「大丈夫よ、ラウラが無事に私を基地まで送り届ける事できるでしょ。」

ラウラの機体にはカゴメが乗る事になった。
この時、自分の荒い操縦の仕方に大丈夫かと質問するとカゴメは大丈夫だと言う。
なんたってラウラとの関係はある程度長い・・・・・・・・

その間にいろいろとラウラの様子を見守っており、人柄も知っている。
人柄を知っているが故、ラウラの事を信頼している。

自分を無事に基地まで送り届けてくれるだろうと思っていた。

吉野大樹「よしラウラ、神楽・・・・行くぞ!!」

ラウラ「了解」

神楽少尉「ハッ」

そして・・・アンサーズは動き始める。

第1陣として選ばれたのは大樹率いる小隊であった。
すぐさま茂人が出発するや否や、大樹はラウラ達に号令しどんどん前へ進んでいく。

最初はガウォーク形態であったが、ある程度の高度に到達するとファイター形態に変形する。
スピードは搭乗者の事を考えてか遅めである・・・・
急激なGに耐えられない事と、怪我人を乗せているコマンチを考えて・・・・
急ぐ必要があるが、負傷者の病状を考えても急ぎ過ぎるのも駄目なのである。

ロザ「メラル、しっかり傷病人運んでよね。」

メラル「ロザこそ、私達のケツを守ってよね。」

ロザ「私の腕を信用してなのか?」

メラル「そうね・・・そうかもしれないね。」

その傷病人を守る役割を担っているのは第3小隊・・・・・
ロザが所属している女性パイロット.エミリーが率いている部隊である。
メラルはロザの腕前を心配すると、まるで自分を馬鹿にしているかのようだと思い・・・
あんまり刺激しないように怒る・・・・・

エミリー「べサーズ准尉、同じ仲間なんだから喧嘩しないの。」

アリサ「今は厳しい状況理解した方がいいわよ。」
アンサーズ隊員.アリサ・バレンタイン准尉

クリス「今は大人しくしておけ・・・・」
アンサーズ隊員.クリス・マクドナルド准尉

ロザ「ハッ・・・・申し訳ございません、隊長・・・皆・・・・」

ロザの怒りを知ったのか、他の隊員達が指摘する。
指摘されるとロザはハッとしたのか、大人しくエミリー達に謝った。

今はそんな事をしている場合ではない。
人の人命がかかっている時・・・・・・・メラルと言い争いをしている場合じゃない
冷静さを失ってはいけない・・・・・

怪我人の命を守る事を最優先にしなくてはいけない・・・・

ロザ「・・・・・厳しい状況下・・・・ゼントラーディ軍時代にはなかったな・・・」

ゼントラーディ軍でも厳しい状況で戦う事があったが・・・・
怪我人を考えて行動した事がない・・・・・

何度か地球人として新統合軍として転戦してきたけど・・・・
負傷してもう駄目な人間は普通見捨てるはずなのに・・・
それを・・・・地球人はなんとかして救おうとする・・・・

何度も驚かされたが、もう慣れた・・・・・・・はずなのに・・・・

ロザは何度も慣れようとしたけど、地球人の感性はまだまだ覚え切れていなかった。

しばらくして、友軍小規模基地の防空圏内付近に辿り着いた。
今まで自由アルゼンチン軍やその他反統合勢力・・・・・残留ゼントラーディ軍などの集団から攻撃されてない。

目的地である友軍小規模基地までもう少しであり・・・・・患者を基地の医療施設に収容することができる。

皆はそう安心する・・・・・・・・・・

アム「・・・・・・・・」

神楽少尉「どうしましたか?」

アム「なんか・・・・嫌な予感がするんだよね。」

吉野大樹「嫌な予感だと・・・・・・・・」

周りが安心している中でアムだけがもの凄く不安に感じていた。
ラウラは神楽のコックピットの後ろにいるアムを見て、同様に不安に感じてしまった。

何も知らないままアンサーズは河川付近に出ようと思った。
周りは油断しきっていながら、河川付近に到達する。

桐原少佐「くそ攻撃か・・・・・」

ハルト「一体何処にいる?」

河川のある場所に到達した途端、何者かがラウラ達に攻撃を仕掛けた。
攻撃を仕掛けた箇所は2箇所、陸から水中から・・・・・

一体何処にいる・・・・・・ラウラ達は見回すと第2弾目の攻撃がやってくる。
今度は小さなロケット弾が・・・・・・・・
それを踏まえて見回すと・・・・・・・対象物がいると思われている地点からその正体が出てきた・・・・・

ラウラ「デストロイド・シャイアン・・・さっきの奴と同じく友軍の識別信号もなく・・・・そしてあのマークは・・・・・・・・・」

吉野大樹「自由アルゼンチン軍の部隊の連中か!!オクトスもいるとはなんとも豪華だな・・・・・」

攻撃した相手は自由アルゼンチン軍のデストロイド・シャイアンとオクトスであった。
南米の復興林に擬態できるように、森林迷彩をしている・・・・・・・・・・
まるで、自分達がジャングルの王者と言わんばかりに・・・・・

連動するように森林に上手く擬態した自由アルゼンチン軍の歩兵までいる・・・・・

ラウラ「まるで小さなネズミが大きな動物を後ろに置いて威張っている感じだな。」

そんな自由アルゼンチン軍のデストロイドと共に行動する歩兵部隊をラウラはこう評した。
強力な兵器を前にして、後ろから奇襲をしかけてくるだろうと・・・・・
ラウラはそう思っており、小さな歩兵を恐れた。

むしろ、ここはジャングル・・・・・・・
機種転換センターにいた時に読んだベトナム戦争の本に登場するような戦術を使うかもしれない。

ラウラ「うおっ!!」

予めやっかいな敵は片付ける・・・・・・・ミサイルをロックオンし2発発射する・・・・・・・・
歩兵を狙うのではなく、デストロイド・シャイアンに・・・・・・・・・
放たれたマイクロミサイルはそのままデストロイド・シャイアンに向かって命中・・・・・・

爆発した・・・・

「あわわ・・・・ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」

爆発したデストロイドの爆風により歩兵部隊が吹き飛ばされた。
一体何処へ行ったのかは知る必要は無い・・・・

まだデストロイド・シャイアンとオクトスが生き残っている。

クリス「後方新たなに敵機!!」

エミリー「機種は?」

クリス「レプリカのSv-51とSv-52の3機です!!」

後方から3機の可変戦闘機がやってくる。
一体どのくらいの可変戦闘機を隠し持っていたのかと思う程に・・・・・・・・

3機の可変戦闘機はバトロイドに変形し、ホバリングで移動しながら攻撃を始めた。
エミリー率いる小隊もそれに応戦するため同じようにホバリングで動く。
お互いにガンポッドを撃ち続けながら・・・・戦い続ける。

メラル「ロザ・・・・・」

メラルは自分たちの盾になるべく残ったロザ達を見るため振り返るが・・・
このままではまずいので、振り返らず前に進む。
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第223話 強襲するSv-56アリオール

2018-07-26 23:20:48 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
護衛隊が通過する付近にて、自由アルゼンチン軍残党のSv-56が起動した。
滑走路を用いる事のないゼロゼロ発進で・・・・・・

起動し熱が発せられ、このままでは護衛部隊に発覚する危険性があるのだが・・・・
これが狙いである・・・・・・・・
急に熱を発して出現する事は安心していた護衛隊の度肝を抜く事になり・・・

十分に強襲と言えるような物に変化する。

カール「敵だと!?」

ゼノビア「地上に次々と反応、かなりいます・・・・数は5個小隊です!!」

Sv-56の反応はゼノビアや他の早期警戒部隊の機体が気がついた。
真下にいる、第29飛行小隊のコマンチが迎撃ポジションを取り始める。

迎撃しようとするが・・・・

メラル「!?ラウラ・・・・・・・・・!?」

上空からラウラ.大樹.神楽の小隊が急降下してきた。
地面に激突するような勢いで・・・・・・

そうしている中で、Sv-56の一部隊が飛び出していく。

ズドドドドドドドドドドドド

ラウラ「くぅぅきつい・・・・・」

双方はガンポッドをお互い向けて発砲した。
物凄い量の銃弾が薬莢を地面に落しながら、相手に向けて向かって行く。
ラウラ達には損害はなく、Sv-56が何機が落ちる。

縦断が命中したんだろう、落ちた何機の殆どは地面に激突し。
2機ほどが、激突せず立ち直るかのような機動をとった。が

桐原少佐「大樹!!命令違反だぞ!!」

吉野大樹「そんな事を言っている場合じゃないです、既に敵別小隊・・・・以上・・・」

桐原少佐「おいこら!!・・・・・若い者は血気盛んだが・・・・まったく・・・」

今のラウラ達の独断行動は茂人からすれば命令違反だが。
一応怒る程度でこれ以上何も言わなかった。
突然、大樹達の小隊が急降下するのは驚いたが..........

すぐ敵に対処できる点ではどの小隊よりも優れていた。

ラウラ「連中!」

Sv-56はラウラ達を足止めすべくバトロイドに変形し足止めをしようとした。
足止めされたらかなり厄介であり、護衛対象を守るのに支障が出る。
このまま敵に苦戦を強いられたら、負けるし護衛対象かが危ない、

どうにかして切り抜けないと。

ラウラ「ぬわぁぁぁ」

「ぬわぁぁぁぁぁぁ、なんだこいつはぁぁぁぁ」

ラウラ「てぇぇい!」

ズカァァン

ラウラはバトロイドに変形し、もうスピードでSv-56に接近する。
まるで狂人かのようなスピードにSv-56のパイロットはラウラに恐怖し怯える。
パイロットからすれば今のラウラの命知らずの突撃は、まるで死神が襲いかかるのようだ・・・・

そしてラウラがぶつかる寸前に立ち止まり、パイロットは固まったままであったが・・・・
我に返り反撃しようとした際に、ラウラがSv-56のコックピットに向けてガンポッドを向けて・・・・・
一発の銃弾を発砲し、Sv-56の動きを止めた。

カゴメ『ラウラへ、敵増援2個小隊確認。』

ラウラ「まだ敵は戦力を隠し持っていたの?」

カゴメ『分からないわ・・・・・でも陸上部隊が潜んであるから気をつけてね。」

ラウラ「了解」

Sv-56の攻撃を退けたラウラ・・・・・
だけど、まだ脅威が消えたわけではない・・・・

増援2個小隊・・・・・・
あの強力なSv-56が6機増えた・・・・・・・・・
それは厄介な事であり、これからも苦しい戦いを強いられる事を意味していた。

ラウラ「よし残りの敵も片付けに行きますか!!」

ラウラは操縦桿を握り、戦場の空へ復帰する。
これから何が起きるのかは分からないが、何としても護衛対象を守り通さないといけない。

どんどんSv-56から攻撃を受けるが、回避し戦闘を継続させる・・・・・・・・・

が・・・・・・・・
戦況は悪くなっていき、護衛対象への防衛線は厳しくなる。

ロザ「くそ・・・・・・突破しやがる。」

エラ「数は少ないのに・・・・・・強い・・・・・・」

アンサーズや第29飛行小隊の奮戦でも自由アルゼンチン軍の進撃を阻止する事ができなかった。
パイロットの技量が高く、完全にカバーするには厳しい状態であり・・・・・
両部隊のパイロットは余裕を持つ事ができなくなってしまう・・・・・・・

防衛線を突破したSvー56の猛攻にファントムⅢはディスクセンサー改から離れる。
追いかける一方で別のSv-56がディスクセンサー改を狙い、銃撃を始める。

アム「うっ・・・・・・・」

「右翼被弾・・・・損傷軽微。」

アム「損傷軽微なら大丈夫ね・・・くそ・・・・・・・・反統合同盟の下衆共め・・・・」

ディスクセンサー改の右翼にSv-56の銃弾が命中する。
幸いにも飛行に支障がない損害だが、油断できない被害・・・・・・
今後攻撃を受けたら、ただでは済まない・・・・・・

それにこの機に武装があれば・・・・・・

アム「ファントムⅢ各機に告ぐ、臨時ロケットブースターを使い全速力で私たちを見捨て南米軍管区司令部に向かえ!!」

『正気でありますか?』

アム「馬鹿を言わないで、ファントムⅢが失われたら全ては終わりよ!!早く行きなさい!!」

『ハッ』

アムはファントムⅢに装着してある使い捨てロケットブースターを使用し逃げるように言う。
パイロット達は戸惑う反応を見せているが、アムの言葉を聞いて・・・ようやく納得。
命令に従うべく、ロケットブースターの着火ボタンを触る。

ディスクセンサー改の窓からファントムⅢの一機を見続けるアムは敬礼する。
ロケットブースターが点火し、ファントムⅢは勢いよく飛び出して行った。

「野郎、逃げやがった・・・・もはや追撃は不可能だ!!」

「せめて輸送機を撃墜しよう!!」

「そうだな。」

ファントムⅢを最優先に狙っていたが、追撃が不可能な程逃げられたのでディスクセンサー改に狙いをつける。
アムは窓を一回見ると、そこから離れる。

これから攻撃が始まる・・・・・・・・
窓の近くにいたら、自分自身の死に関わる事に繋がる・・・・
なるべく被害の少ない所にいなければならない・・・・

窓から離れるとアムはコックピットに向かう。

アム「低空飛行急いで!!」

「何故でありますか?」

アム「護衛部隊でも防げない相手よ、確実にディスクセンサー改は落とされる。なるべく低空で飛行し、衝撃を抑えなきゃいけないでしょ!!」

「はい・・・・・分かりました。」

コックピットに向かったアムはパイロットに低空で飛行するように指示した。
低空で飛行する理由はディスクセンサー改が撃墜された時に備えて・・・・・・・
上空を飛行していて撃墜された場合に墜落時の衝撃によるダメージを抑えなくてはいけない。

受ける衝撃が大きい程生存率が低下してしまう・・・・・
今の高度で飛行続けて撃墜された場合、この中にいる人の殆どは死ぬ事になるだろう。

アム「チャオ!!」

劉夢華「アムさん、こんな時にどうしたんですか・・・それって・・・・・」

アム「対衝撃チョッキよ、早く皆着て頂戴。」

カゴメ「分かったわ。」

アムは防弾チョッキを持ってきながら、ディスクセンサー改の管制室に入った。
突然のアムの訪問に戸惑う夢華達であったが、防弾チョッキを持っているのを見て全てを悟った。
もうそろそろ撃墜されるのだと・・・・・・・・

エラ「くっ・・・・・護衛対象への攻撃が集中している・・・・」

神楽少尉「このままでは撃墜されてしまう。」

Sv-56はどんどんディスクセンサー改への攻撃を強化した。
どんどん傷だらけになり、機体の上のレドームが破損する。

相沢美弥「いつまで攻撃が続くのかしらね?」

カゴメ「・・・・・」

容赦のない攻撃に女性陣は席に座りながら不安になりながら心配する。
いつまでディスクセンサー改が持ち堪えるのか・・・・・・・
もし・・・・・・・・・ミサイルでも発射されたから、一発で撃墜されてしまう・・・・・・・・

そんな心配をしている中で・・・・・・・・・

劉夢華「うわっ!?」

ディスクセンサー改の右翼に攻撃が集中し、飛行に支障が出た。
どんどん機種が下がっていき、どんどん地面との距離が縮まってしまう。

アム達は衝撃に備えて・・・・・席に座ったり何かに掴まる・・・・・・・・・

ラウラ「皆・・・・・・」

ラウラは心配する目で墜落していくディスクセンサー改を見る。
可変戦闘機パイロットであるパイロットである自分ではもうどうにも・・・・・ならない。
そうでなくても墜落する中ではどうにならない・・・・・

このまま死んでしまうのだろうか・・・・・
共に生死を共にする仲間が・・・・・

「まもなく本機は墜落します。」

アム「しっかりと捕まって、低空なら怪我するけど死にはしないから。」

ディスクセンサー改はどんどん墜落していき森林地帯の中の入り込む。
大きな砂埃と木がぶっ飛ぶが、爆発しておらず・・・・・・・生存している可能性がある・・・・・・・・
果たして無事に生きているのか・・・・・・・・一同はそれに注目する・・・・・・

重傷なのか・・・

劉夢華「死ぬかと思った。」

相沢美弥「なんとか生きているわね。」

カゴメ「えぇ」

生きていた・・・・・・・・・生きていたのを確認できたのは夢華・美弥・カゴメの3人。
いつもの3人が生きていた事にラウラは安心した。
後の面々は生きているのかと言うと・・・・・・・・

アム「なんとか生き残ったわね・・・・・・痛ててててて。」

カゴメ「大丈夫ですか?」

アム「擦り傷を負ったみたい・・・・・・・・かなり痛むけど・・・・・・痛てててて」

アムやその他の面々も生きていたいた。
墜落時にアムは左腕に飛んできたガラスの破片に当たり擦り傷が出来てしまう。
ゼントラーディ人であるアムは大した傷ではないが・・・・
包帯が真っ赤に染まるなど、かなり出血している・・・・・・・・・・

アム「よし出血が治まった。」

相沢美弥「大丈夫なんですか?」

アム「一応大丈夫だよ、一応はね・・・・かなり痛いけど・・・・」

美弥は心配してアムの怪我の容態を聞くと、大丈夫と少し元気ないように返答する。
出血は止まったけど、痛みは治まっていない。

無理に動かすと、かなりの激痛になる・・・・・
アムはそれを理解しており、無理しないように出来るだけ元気な様子を見せないようにする。
当分の痛みが治まるまでは・・・・・・・・・・・

アム「そろそろ離脱するよ、敵はまだ攻撃してくる可能性があるから・・・・・・・とりあえず退避!!」

今後の危機を考え、アムはディスクセンサー改から離れる。
夢華達は一体何が起きるのか分からないままその場から退避するが・・・・・

数分後・・・・・・・・・・

「輸送機はまだ生きている可能性がある止めを指すぞ!!」

「了解!!」

死んだ生き物を喰らうハイエナのようにSv-56.2機がやってきた。
ディスクセンサー改にミサイル照準を合わせ止めを刺そうとする・・・
パイロットはゆっくり、止めを刺せるようにディスクセンサー改を見続ける。

ラウラ「あんたの相手はあたしだよ!!」

「なに・・・・・・ぐあぁぁぁぁぁぁぁ」

ディスクセンサー改を狙っていたSv-56は背後からやってきたラウラに銃撃され、エンジン部をやられ火達磨になった。
もう1機の方もミサイルを撃とうとするが、ラウラにやられてしまった。
このままミサイルを撃たれないで済んだと思ったが・・・・・・・・

ミサイルは・・・・・・・・

ラウラ「くそ・・・・・・2発撃たれた・・・・・・・・間に合え!!」

撃墜される前に発射されてしまった。
ディスクセンサー改に届く前にミサイルを撃墜しようとするが、1機しか撃墜できず・・・・
もう1機のミサイルはディスクセンサー改に命中する。

命中し爆発するディスクセンサー改の姿を見たラウラはダンッ!!と防弾ガラスを叩く・・・・・・・・

劉夢華「恐ろしい・・・・・・・ここまで爆発するなんて・・・・・・・」

目の前でディスクセンサー改の爆発を見届けた乗員は恐ろしい・・・・・・・・
もしもう少し遅れていたら・・・・どうなっていたのやら・・・・
想像するだけでも恐ろしい・・・・・・

ディスクセンサーの爆発の炎はそれを物語っていた。
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第222話 新統合軍南米軍管区司令部までの旅

2018-07-25 23:47:25 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
           【新統合軍マウント・プレザント基地】
アンサーズはフォークランド・エリア.マウント・プレザント基地の滑走路から離陸した。
各小隊事に離陸していき、各小隊事に展開を始める。
それに続き・・・・・・

アム「EC-33BDディスクセンサー改か・・・・・こんな物に乗せられるとはね。」

アムが乗るEC-33BDディスクセンサー改が離陸する。
今回、乗るのはアムだけではなく夢華.カゴメ.美弥の3人も乗る事になる。
ここから護衛部隊の司令塔として・・・・

それだけではなく早期警戒部隊全機も同行する。

劉夢華「いよいよ私達の出番のようね。」

カゴメ「そうそう、今まで雑用と戦闘に巻き込まれてばっかりだったからね。」

相沢美弥「やっと仕事できる喜びに感謝しましょう。」

3人は今回、ディスクセンサー改から護衛部隊を管制する仕事にはかなり喜んでいる。
なんたってフォークランド諸島に来てからいい目に遭った事はないし。
むしろ、酷い目ばっかりに遭わされている。

下手すれば本職を全うできないまま戦死してしまう危険性があったのである。

そしてようやく、アムと一緒のディスクセンサー改に搭乗し護衛部隊を管制するのは嬉しい。

こうした事もあり、3人は笑顔である。

桐原少佐「各小隊、配置についたな・・・・・・(そのまま南米軍管区司令部まで向かい任務を果たし・・・・第29飛行小隊と共にフォークランドに戻りそして宇宙に帰るか・・・ハードだな・・・)」

各小隊や早期警戒部隊そして低空の第29飛行小隊が配置についた事を確認した茂人・・
それと同時に今回の任務のスケジュールを確認した。

一回、新統合軍南米軍管区司令部まで行きアムとファントムⅢを送り届ける。
それが終わったらすぐさま、第29飛行小隊と共にフォークランド・エリアに戻り。
数日、訓練した後に宇宙に戻ると・・・・・・

こうして見るとかなりハードなスケジュールである。
このハードなスケジュールに茂人は悩むのだが・・・・・・・・・

一方で・・・・・

吉野大樹「どうだ・・・ラウラ・・・・地上・・・・地球の空気は?」

ラウラ「今更それ?・・・・・惑星エデンと変わらずにいい風しているわ。流石、大樹達の故郷ね、気にいったわ。」

吉野大樹「そう言ってくれるのはありがたいもんだな。」

ラウラと大樹はいつも通りの会話をしている・・・・・が・・・・・
実際はオルガの言われた自由アルゼンチン軍のSv-56部隊を警戒していた。

早期警戒部隊が反応するだろうが・・・早期警戒部隊が気付いた否や・・・
数秒もしないで展開すれば、すぐに最悪の事態へのリスクを軽減する事ができる。
最悪な事態へのリスクは早いうちに取り除いた方が何かと有利だから・・・・

ラウラ「それにしても・・・・・かなりデカイ・マトね・・・・」

吉野大樹「ディスクセンサー改をデカイ・マトとか言うな、これでもかなり優秀な航空機なんだぞ。」

ラウラ「し.....失礼しました。」

ラウラはアムが乗るディスクセンサーをデカイマトと呼んだ。
編隊の中ではかなり大きい部類に入るため、ラウラはそう呼んでいる。
そんな事を言うラウラに対し大樹は優秀な航空機だと反論する。

ディスクセンサーはカムジンがリン・ミンメイとリン・カイフンを人質にとった時に。
奪還制圧部隊の拠点としても活躍しており、レドームも搭載しているので索敵能力も優れている。

大樹は軍隊経験上、何度もディスクセンサーと共闘した事があるので....
今のラウラの発言に待ったと言ったのである。

ラウラ「まぁそうだよね、ごめん。」

吉野大樹「分かればいいんだ、分かれば。」

ラウラは大樹のディスクセンサーの擁護発言を聞いても謝った。
夢華.カゴメ.美弥が乗っている航空機だし、更にアムまで乗っている。
それをマト扱いし、見下していた事を気がつき流石に言い過ぎたと思った。

大樹はラウラの謝罪を聞いて、別にいいよと言う反応する。
確かにディスクセンサーは護衛対処としては大きすぎるし。
作戦行動をしても、あまりにも大きい巨体上に敵に襲われやすく。
最優先で守らないといけない意識が芽生える。

ラウラの発言は口は悪いが、ディスクセンサーの悲惨な事実である。

吉野大樹「神楽少尉ちょっといいか・・・・・・・」

神楽少尉「なんでしょうか?」

吉野大樹「もし飛行中に・・・・・・敵が来た場合は俺とラウラと力合わせてくれ・・・いいな。」

神楽少尉「了解しました。」

大樹は何も知らない神楽に敵が来た場合、自分とラウラに力を合わせるようにと命令した。
神楽はその命令に素直に従う・・・・・神楽も道中・・・安心して飛行する事ができないと悟っており。
いずれは大樹から何か指示があるのだろうと思っていた。

その指示が大樹から伝えられたといなや、命令には素直に従った。
不測の事態に備えられるなら・・・・・・・ばと・・・・

一方・・・・・・・・・・・・・・場面変わって・・・・・

劉夢華「各哨戒機、現状の報告どうぞ。」

『各チームデータ、集計・・・・現時点以上なし』

劉夢華「了解、引き続き警戒せよ!」

『ハッ』

ディスクセンサー改の中では、夢華達が早期警戒機を相手にオペレートしていた。
現在の所は異常なしで敵影は見えず・・・・・・・・・

今の所平穏であった・・・・・

アム「現在の所はどうかしら?」

劉夢華「今の所以上ありません・・・・・それと・・・・まもなくブエノス・アイレスとモンテビデオ付近防空圏に入ります。」

アム「そう・・・・・ご苦労様。」

定期確認が終わると・・・・夢華はやってきたアムと会話を交わすが、特に仲がいい感じではなかった。
ただ・・・・・・仕事での会話の雰囲気。
笑顔を浮かべているが、それが仕事上の関係でしかないと感じたアムは少し寂しそうに席に戻る。
とはいえ・・・・・・・・・・

夢華の顔には何処か別の理由がある・・・・・

その別な理由は・・・・・・・・・・・

カゴメ「新星インダストリー社の社員に話しかけられた感想は?」

劉夢華「緊張した・・・・・あんな大企業の社員に話しかけられるの緊張して正常にオペレートできなさそうなったわ。」

カゴメ「それほどに・・・・?」

劉夢華「それほどによ。」

新星インダストリー社の社員であった事。
新統合軍のお得意様である新星インダストリー社の社員であるアムとは喋りづらい。
下手に喋って信頼関係を損なうような事になれば、統合軍にとって大惨事である。

だから、アムに話しかけられた時・・・・・・真面目な会話しかできなかった。

相沢美弥「でも格好的には社員には見えないわね・・・・・」

カゴメ「そうよね、案外ラウラと同じかもね。」

劉夢華「人は見かけにはよらないと言うでしょ、油断できないわ。」

相沢美弥「それはそうだけどさぁぁ」

他の面々はそれほどアムに対し苦手意識はない。
なんたって何処かラウラに似ているから。・・・・・・・・・

そうした事もあってか、カゴメと美弥はアムが話しかけてきたら普通に接しようと思っている。
それを聞いた夢華は・・・・・・・・・

劉夢華「私も話しかけられてきたら、そうしよう。」

カゴメ「そうした方がいいわ。」

アムが今度話しかけられてきたらラウラと同じように接しようと思った。
さっきは緊張してしまったけど・・・・・・・ラウラと同じならば緊張しない・・・・・

そうした事もあり・・・・夢華は・・・・・さっきの態度、なんか馬鹿みたい・・・・・と思った。

                【ブエノスアイエス陸軍基地】

南米軍管区所属の新統合軍ブエノスアイレス陸軍基地。
アムを乗せた輸送機護衛隊の飛行ルートにある新統合軍の基地である。
かつてはアルゼンチンの首都が置いてあったが、大戦後の荒廃で・・・・
数百人規模の都市になり、主に基地の軍人家族だけの街になっている。

そんなブエノスアイエス基地は・・・・
対岸のモンテ・ビデオ空軍基地と連動して輸送機護衛隊を支援する。

「司令、まもなく来ますね。」

「あぁモンテビデオ空軍基地の方は?」

「ばっちりとの事であります。」

基地司令部では近隣の共有長距離レーダーサイトからの情報を見ながら・・・・
モンテビデオ空軍基地と連動した支援活動の準備に入る。
基地幹部らはずっとレーダーのデータを見て護衛隊が防空圏に入るのを見続ける。

護衛部隊が防空圏に入ると・・・・・・・・

「デストロイド部隊スクランブル、対空戦車部隊出撃せよ!」

と基地司令の号令で・・・・
基地に所属しているデストロイド部隊やバトルロイド部隊・・・
対空戦車部隊がどんどん出撃し始める。

市街地には不審な人物がいないか歩兵部隊が出動。
歩兵部隊だけではなく、軍用犬までも出てきている。

カール「ゼノビア・・・・反応は・・・・」

ゼノビア「友軍部隊多数確認、VA-2による2個飛行隊確認。」

カール「以外に反応が早いな・・・・・」

早期警戒部隊の中でアルタミラ組の古参、カールとゼノビアは両基地の動きを確認した。
確認したのはVA-2の飛行隊だけであったが、南米大陸に近づく程陸軍機の動きが分かってきた。
当分は安心して飛行できる・・・・・・・

カール「とんでもない護衛の数だな。」

ゼノビア「そうですね。」

基地の規模はフォークランドエリアよりも劣るが・・・・
護衛部隊からすればかなりの大部隊である。

これだけの支援してくれる事は感謝の極みである・・・・・

吉野大樹「大部隊だな・・・・」

ラウラ「今後も支援あるんでしょうか?」

吉野大樹「小規模基地が支援する予定らしいが・・・・・期待するだけ無駄だろうな。」

ラウラ「そうね・・・・」

ラウラと大樹も両基地の支援活動を見たが、この後の心配をするようになる。
この基地の防空圏から出れば当分、友軍の支援活動なんて存在しない。

まだ南米軍管区司令部までにいくつかの小規模の基地と街があるが・・・・・・・
どれも支援してくれて感謝するほどのレベルではない。
ここからが修羅の世界に入るだろう・・・・・・・・

南米は戦後の自然復興の一環で、ジャングルが蘇っていた。
南米司令部はそれを利用し、戦後から生き残った施設を草木で隠した。
いくつかのトーチカや擬装した対空施設がそれを守る形になっているが。

それを考えている事は反統合勢力や裏社会そして抵抗を続けるゼントラーディ勢力も同じであり。

南米の森林を利用して上手く潜伏活動をして、統合軍鎮圧部隊を悩ませていた。

ラウラ「でなんだけど、ブエノスアイレスはモンテビデオの部隊はいつまで護衛するのかね?」

吉野大樹「普通に考えて防空圏内は支援してくれるだろう。」

ラウラ「そうよね、ありがとう教えてくれて。」

いつまでブエノスアイレス基地とモンテビデオ基地の支援が続くのか・・・・・
それは分からない・・・・
連中はいつに護衛部隊を襲撃してくるのか・・・・・・・・

そして両基地の支援圏内を越えて、南米軍管区司令部に向かう・・・・・・

「あれが同志が戦った新統合軍部隊か・・・・」

「奴らめ・・・物資を横流ししながら都合が悪くなると消すか・・・所詮は統合政府の犬か・・・・・・」


南米のジャングルで、オルガがラウラと大樹が発言した部隊がトラックで移動しながら潜んでいた。
ザースロン機関も彼らの様子を追っていたが、姿を発見できずに消えた。

オルガ「何、追跡できなかった?」

『ハッ消息絶ちました』

オルガ「分かった気を付けて・・・・・・・・・・くそ!!」

残党を負っていたオルガ達はラウラ達を支援していたが・・・
結局残党を見失い支援ができない・・・・

オルガが捜索できないまま・・・・・・・・・

「目標の飛行隊確認・・・・・」

「Sv-56の準備をしろ!」

「ハッ・・・・・・・」

「ゼロゼロ発進だ・・・・・・・・奴らの度肝を抜いてやれ!!」

自由アルゼンチン軍はオルガが自分たちを探している事を知らないうちに行動を開始する。
行動はSv-56の起動・・・・・・・・・・・

護衛部隊が気がつかないまま・・・・Sv-56にパイロットが乗り込み。
襲おうと動き出す・・・・・・・・・・


◆臨時編成

桐原茂人.少佐
【臨時第1小隊】
吉野大樹.大尉
神楽賢二郎.少尉
ラウラ・ベルタリア.准尉
【臨時第2小隊】
本多義輝.中尉
李愛羅.少尉
エリック・ランスロード.准尉
カレント・バーガー.准尉
【臨時第3小隊】
エミリー・ニクソン.中尉
アリサ・バレンタイン.准尉
ロザ・べサーズ.准尉
クリス・マクドナルド.准尉
【臨時第4小隊】
ガブラ・ノーボレス.中尉
ロバート・ハーラン.少尉
曹涼.少尉
ヘルベルト・シュタインザー.准尉
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