マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第2次マクロスシティ攻防戦 記録ファイル8

2017-12-12 13:51:38 | マクロス外伝参謀本部記録簿
ラッフェルが基地内に潜伏している事実を知らないアリミアは気分が悪くなり医務室に来ていた。
凄く気分が悪く、食事の後若干吐き掛ける程である。
このままでは眠れないとし、医務室で薬をもらおうとしていた。

「一応薬を処方しますので、一日安静にしていてください。」

アリミア「どうもありがとうございます。」

軍医の診療を受けた後、薬の処方されるのでそれを飲み一日安静にしていろと指示される。
このまま薬を持って帰ろうとするが・・・・・・

星村真理「うぅぅ・・・・」

「大丈夫ですか?」

星村真理「私は大丈夫です。」

ラッフェルに気絶された真理が起きだす。
軍医に大丈夫だと言われるが、真理は大丈夫だと言う。

アリミア「星村さん・・・・どうしたの?」

星村真理「街で昼食を取ろうとしたんだけど、そこら辺の記憶がないのよね。どうしたのか分からなくて・・・」

アリミア「分からない?」

星村真理「えぇ・・・きれいさっぱりない・・・・・・うっ・・・頭が痛いな・・・・・」

アリミア「大丈夫・・・・・・?」

アリミアは真理に何があったと聞くと昼食を外で取ろうとしたら記憶がないと・・・
今の状態は頭が痛い・・・・・それだけ・・・・・・・

アリミア「一体何が原因なんだろう・・・・・?」

「空軍警備兵が倒れている所を偶然見つけ保護したそうですが・・・・・」

アリミア「空軍警備兵が見つけた?」

軍医が空軍警備兵が真理を見つけ、保護したと言われてアリミアはなんでと不思議がる・・・・

「少尉・・・・ジュリア・アルバトロ中尉.森梅美准尉がお見えになっていますが。」

アリミア「アルバトロ中尉が?」

「それと・・・・星村准尉も・・・」

星村真理「私も?」

そんな中、アリミアと真理はジュリアに呼ばれる。
一体何が起きたのだろうか、アリミアと真理はジュリアの所に向かう。

森梅美「中尉、来ました。」
新統合陸軍.警務官.森梅美.准尉

ジュリア「やっと来たようね。」

二人を待つようにカフェテリアでコーヒーを飲んでいるジュリアはやっと来たと言わんばかりに立ちあがる。
アリミアは相変わらずだなと言う顔をするが、何の事情も知らない真理はジュリアを見て驚く。
MPと言う腕章はどんな職や階級にいても恐怖の対象である。
いきなり、MPの腕章をつけている相手がいたら誰でも怖い・・・・・

ジュリア「あら星村准尉、何慌てているの?」

星村真理「い.いえ・・・・・」

ジュリア「ふ~ん」

冷めた感じのジュリアの態度が怖い。
真理はそう感じる。

アリミア「ところで、アルバトロ中尉。私と星村准尉を呼びだして一体何の用ですか?」

ジュリア「何のようって・・・・・・・・ラッフェルの事よ。」

アリミア「ラッフェル!?」

今回呼び出した理由を聞いたアリミア。
一体何のために呼び出したのか・・・・・・・・

そんな事を思っているアリミアにジュリアはラッフェルの事を告げる。
それを聞いたアリミアの心が一気に地の底に堕ちた・・・・
ラッフェル・・・・・・・・・・・

後・・・・・・・・・・・

ジュリア「星村准尉・・・あなたラッフェルと遭遇したでしょ?」

星村真理「遭遇なんの事?」

森梅美「とぼけないで、あなたがラッフェルと行動を共にしている事を知っているわ。あなたには一応こちらでスパイ容疑をかけてます。」

星村真理「スパイ容疑!?」

真理のスパイ容疑・・・・
その事に真理は驚いている・・・・・なんたって記憶にないから。

星村真理「誤解です、スパイなんてしてません。」

ジュリア「ではこの男を知っているか!?」

アリミア「ラッフェル・・・・」

星村真理「えっ私・・・・」

ジュリア「これでも誤魔化す気?」

星村真理「・・・私は・・・・」

真理を自身をスパイだと認めさせるべく決定的な写真を見せる・・・・
自分が知らない間に見知らぬ男性と歩いている・・・・
写真は合成じゃない・・・・・・・・完全な本物だと・・・・・・

すっかりふさぎ込んだ真理だが・・・・・・

星村真理「そういえば・・・・」

ジュリア「何か?」

星村真理「思い出した・・・確かぶつかってお詫びにカフェに誘われたんだ・・・・」

写真を見た事であの時の事を思い出し始めた。
ぶつかってお茶に誘われた事を・・・・・そしてしゃべった内容など・・・・・・
真理はいろいろとラッフェルと話した内容を話した・・・・・

ジュリア「どう思う?森准尉?」

森梅美「話を聞いていますが、嘘偽りがありません。」

ジュリア「スパイだと言う可能性は・・・・」

森梅美「ありますが・・・・スパイだと断定できるわけありません。利用されている可能性もあります。」

ジュリア「利用されている可能性ね・・・・・」

話した内容で梅美は真理がスパイである可能性は断定できないとし、ラッフェルに利用されていると発言する。
ジュリアはスパイであと考えているが、遠くから話を聞いていて詳しく聞けなかったのでスパイであると判断できないという梅美の発言に考えの方向性を改める・・・・

いや冷静に考える・・・

◆真理の記憶がない
◆真理は気絶し軍医から空軍警備兵に保護される
◆ラッフェルと普通に会話していた。
◆ラッフェルを送ろうとしたが、そこで記憶が無くなる。

空軍警備兵・・・・・・・・・

ジュリア「空軍警備兵は一体誰?」

星村真理「私にも分からないわよ、軍医を呼ばないと・・・」

ジュリア「早く読んで頂戴・・・・」

空軍警備兵の存在に注目したジュリアは、その人物を誰なのか真理に聞く。
軍医に聞かないと分からないと言うのでその軍医を呼ぶように言われる。
すぐさま真理はすぐさま、軍医を呼ぶ。

「空軍警備兵の方は、ゼントラーディ人でしたね。あんまり見ない顔でしたが・・・・」

ジュリア「見ない顔・・・・・・」

軍医は警備兵が見ない顔と言うとジュリアはそれに若干噛みつく・・・・
ゼントラーディ人で見ない顔・・・・まさかラッフェル・・・・・

ジュリア「そうですかありがとう・・・森・・・」

森梅美「ハッ・・・」

ジュリア「警務隊の応援を・・・・この基地を洗う・・・」

森梅美「了解しました。」

軍医と話を終えるとすぐさまこの基地に潜んでいるラッフェルを見つけるため応援を要請するように森に指示する。
絶対に見つける・・・・なんとしても・・・・後は・・・・・・・・・・

ジュリア「えぇと星村准尉とアリミアさんありがとう、あなた方を開放します。」

星村真理「いいんですか?」

ジュリア「スパイ容疑は完全に晴れてないけど、保留とします。」

星村真理「ふぅ・・・・」

真理の容疑は保留、一応解放される。
それを聞いた真理は安心しふぅと息を吐く・・・
かなり心配していたのだろう・・・

アリミア「中尉、私も同行してもよろしいでしょうか?」

ジュリア「同行?」

アリミア「私はラッフェルに会って何故反統合運動に参加したのか聞きたい。」

アリミアはジュリアに同行しラッフェル捜索に参加させてもらえないかと言う。
理由は会って何故反統合運動に加わったのかを・・・・

ジュリア「許可するけど、寝返る真似は・・・」

アリミア「しません・・・・・殺す覚悟はありますから・・・・」

ジュリア「殺す覚悟ね・・・・気に入ったいいわ、ついて来なさい。」

アリミア「はい。」

寝返る心配されるが、殺す覚悟があると伝えると気に入ったからついて来いと言われる。
アリミアは笑顔になるが、内心・・・・・・一応の不安がある・・・
本当にラッフェルを殺す覚悟があるのかを・・・・・・
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第2次マクロスシティ攻防戦 記録ファイル7

2017-12-11 13:32:54 | マクロス外伝参謀本部記録簿
ラッフェルはぶつかりお茶を奢る口実で真理を利用しようと思った。
軍のIDカードを使えば新統合軍の軍事施設に潜入できると・・・・・・・
顔認証するのではなく、警備兵立ち合いの元.センサー認証・・・・

だけどここで気絶させるのではない、基地周辺でいい・・・
まずは親しくならなくてはと・・・・・

ラッフェルはそう考える・・・・・・・・

星村真理「ところでラッフェルさんはゼントラーディ人ですよね?」

ラッフェル「えぇゼントラーディ系2世地球人ですけど・・・あなたも・・・・」

星村真理「えぇ私の母がゼントラーディ軍第118基幹艦隊ラプラミズ直衛艦隊所属で、あのエースのミリアの部下モーア・カリダム・・・・父と結婚して星村絵里なんです。」

ラッフェル「シーアンタレス隊の副隊長ですね。」

星村真理「よくご存じで・・・」

思惑通り、さっきの不機嫌そうな表情が嘘みたいにしたしく話しかけてくる。
なんて軽い女なんだ・・・・母親の受け継ぎしゼントラーディの闘争の血がなくぞ・・・・
親しく話しかけてくる真理をラッフェルは見下す・・・・

同じゼントラーディ人の血を引いているとはいえ、もう半分が自分たちを迫害する地球人の血を引いている。
汚らわしい・・・・・・・・ラッフェルはそう思っていた。

ジュリア「案外予想は違うわね。」

「相手はラッフェルです・・・・何するか分かりません。」

ジュリア「そうね・・・・引き続き監視しましょう。」

警務官であるジュリアは女性部下2名を連れラッフェルを監視していた。
それだけじゃない、軍情報局や警務隊の別チームに協力を非公式に要請し・・・店内の客に紛れて同様に監視している。

ラッフェル「(あの女・・・・軍人だな・・・・それに一部の客も・・・・・)」

ラッフェルはそうしたジュリア達の動きを見抜いていた。
工作活動をする関係で誰が軍人か民間人なのか見抜く能力を身につけていた。
店内にいる誰が軍人なのかを探るのは赤子の手をひねるように簡単な事であった。

星村真理「どうしましたか?ラッフェルさん?」

ラッフェル「いえ・・・・なんでもありませんよ。」

星村真理「ならばよかった・・・・・すいません、マロンケーキのおかわりくださいついでにホーカーゼリーもお願いします。」

ラッフェル「ところで・・・・・いつまで頼むつもりですか?」

星村真理「お腹いっぱいになるまで、お昼休憩はまだまだあるし楽勝よ。」

ラッフェル「そうですか(コストのかかる女だな・・・・)」

が・・・・・予想外に真理の対応には苦戦するようである。
軽い女かと思えば、かなり食っておりレシートを見ると料理やら飲み物やらを大量に頼んでいる。
お会計時に自身は多大な損害を被るであろう・・・・ラッフェルは予測した・・・・

星村真理「御馳走様でした。」

ラッフェル「そろそろ会計に行こうか・・・」

やっと真理は満足しお会計に移る事ができる。
ラッフェルは財布覗くとかなんとか合計金額には足りる程の金があると安心する。
会計を済ませ店を出たラッフェルと真理・・・・・

ジュリア「そろそろお会計をしましょうか。」

『はい。』

それをジュリアらが追いかける・・・・・

星村真理「さてと私はジープで帰りますが、時間があるので送っていきます。」

ラッフェル「いいんですか?」

星村真理「食べながら考えたんですけど、ぶっかって私は怒りましたが・・・結局私にも非があります・・・・あんまり周りを見ずに歩いていましたから。」

駐車場に到着すると上記の通りで、真理からジープで送ってあげると言ってくる。
理由はよく考えたら自分にも非があると・・・・
照れながら話す真理にラッフェルは笑顔を浮かべるが・・・・その笑顔にはもう一つの影がある事は知らない。
ドアを開けようとする真理だが・・・・・

星村真理「あっ・・・・・・・・」

ラッフェル「悪いな・・・・当分寝てもらう・・・・さてと・・・・」

突然、背後からラッフェルに麻酔銃を撃たれ眠ってしまい・・・もたれるように倒れこんだ。
ラッフェルは服を脱ぐと、新統合空軍警備兵の戦闘服姿になる。
工作活動する際、ラッフェルが担当していたのは空軍基地でありあらかじめ戦闘服を常に私服の下に着ていた。
かなりきつかったが、特に何にも問題はなかった。

ラッフェル「さて行くとしますか・・・基地内部に入れば問題はない・・・」

ジープに乗り込み、眠っている真理を横に座らせ駐車場を出た。

ジュリア「何処へ行った!」

「見当たりませんね。」

ラッフェルを追撃していたジュリア達は姿を見失って周囲を捜索する・・・・
だが、ラッフェルがジュリア達の警戒網を突破し空軍基地に向かった。

                           【新統合軍マクロスシティ 第3防空基地第1ゲート】

「おい聞いたか?」

「あぁ陸軍基地の監視トーチカが数か所破壊されて死者が出た話だろ?知っている。」

第1ゲートを守る警備兵らは、トーチカが破壊された話題で持ち切りであった。
テロか反政府組織の破壊活動か・・・・・・あんまり分からない事件に多くの兵士は立場問わずに考える・・・・

ラッフェル「すまんが・・・寝込んでしまったんだ、通してくれないか?」

「あぁIDカードはあるか?センサーに通してくれ。」

ラッフェル「あぁ」

ラッフェルは基地のゲートに到達すると、警備兵からセンサーにIDカードを通してくれと言われる。
特に警備兵はラッフェルの顔を見る事はしない、なんたって今の兵士たちの話題はトーチカ破壊の件であるから。
警備兵に従いIDカードをセンサーに通し、色が水色になると警備兵はどうぞと言いラッフェルは再びジープに乗り駐車場に向かう。
真理を降ろし医務室まで運ぶと、ラッフェルは潜伏先を探し・・・・見つけ・・・入りこむ。

ラッフェル「ガマル・ガゲル・デブラン・ラード」

『エスケスタ・・・・アルマ・ハラダン』

通信機を取り出し、潜伏先に暗号を送る。
ゼントラーディ軍における暗号を新統合軍に察知されない電波で外部にいる同志に送る。

「ラッフェル同志は・・・敵地か・・・・」

「時間は早いが都合がいい・・・我々も順次動くとするか・・・・」

ラッフェルの報告を受けた同志達も動き出す・・・・
主力が決起するまで、できる限り首都防衛の戦力を低下させねばならない・・・・
でなければ、自分たちが負けると・・・・・・・・・・
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第2次マクロスシティ攻防戦 記録ファイル6

2017-12-10 23:34:55 | マクロス外伝参謀本部記録簿
                     【マクロスシティ.新統合軍参謀本部】
新統合軍参謀本部では外縁部にある陸軍基地指揮下の監視トーチカや弾薬庫が破壊された事を受け緊急招集が行われた。



参謀らはあんまり、気にせず小さな武装組織の悪あがきだろうと判断・・・・
多少の警戒するようにと言う命令を出す事が決定された。
この会議に参加していた矢吹は不機嫌そうな顔をしながら参謀長の閉会の言葉を聞いた。

望月義仲「あっ大佐・・・・・終わりましたか?」

矢吹一郎「あぁまったく・・・話にならんな、他の参謀らも・・・・」

望月義仲「今回の件は・・・・・」

矢吹一郎「多少の警戒のみ・・・・誰もこれが叛乱の前触れだとは思ってもいない・・・」

矢吹はこの事を叛乱の前触れだと会議で意見したが、誰も信じてもらえず。
参加した参謀400名のうち、叛乱の前触れだと考えているのはわずか21名程度であった。
このため、矢吹の意見は多数決にのっとり見送られる事になる・・・・

望月義仲「しかしどうするんですか?この事が情報部の小笠原さんに言ったら・・・・」

矢吹一郎「嘆くだろうな・・・・、折角収集してくれた情報を生かせないのだからな・・・・」

折角.叛乱の目を詰むために集めた情報が生かされない。
こうした体制に矢吹は内心怒りを感じるが、強行し叛乱の目を詰むための軍事行動に出たら。
軍内部から反発する一派や強行して作戦行動に出る事に反対している同志が離反する可能性があり。
安心して作戦を実行する事ができない・・・・・・・・

まずは軍内部の賛同者を集めなくてはいけない・・・矢吹は義仲を引き連れ参謀本部を後にした。

                キィィィィィギギ ガコン

ラッフェル「ここが活動場所ですか・・・・」

「ハッ・・・作戦決行まで、統合軍の戦力を削ぐ工作拠点として機能します。」

ラッフェル「そうか・・・・・・・・・悪くない。」

工作員としてトラックに乗り込んだラッフェルはとある廃工場に入り込む。
中に入ると、工作用の武器や人員が控えており・・・
過半数が男女のゼントラーディ人であった・・・

「どうです、これとラッフェルさんが連れてきた同志と合わせれば工作活動に成功します。下手すれば大統領や国防長官などを拘束もしくは暗殺できます。」

ラッフェル「そいつはいい、例のゲラムと言う男の支援か・・・・」

「それもありますが、イルミナシオン残党や反統合組織のバックアップもあります。」

ラッフェル「勝てるな・・・・・・・少数の兵で大軍を制す・・・・・流石だ・・・・・」

装備も優れ、人員に不測がない・・・・勝てる・・・・ラッフェルは今見ている光景に満足する。

ラッフェル「さて・・・少し様子見と行くか・・・」

「様子見?」

ラッフェル「この街をな・・・・・・・・・」

ラッフェルは廃工場を出て、マクロスシティの街に潜り込む。
久しぶりに見る街だが、ゼントラーディ人擁護する自称人権団体過激派と反ゼントラーディ派のデモの跡が残っている・・・・

自称人権団体は自分達を利用し政敵攻撃にし、反ゼントラーディ派の連中は当然敵・・・・・・
反統合組織の面々もそうだが、今は利用価値がある・・・・

全てはゼントラーディ人の自由を勝ち取るために・・・・・・・・・・

                       バンッ

星村真理「ちょっと危ないじゃないの!!」
新統合宇宙軍月面方面軍.星村真理.准尉

ラッフェル「申し訳ございません、お穣さん。」

ラッフェルは街かどで一人の女性兵士とぶつかってしまう。
彼女は星村真理.ミリア・ファリーナ・ジーナスの部下モーア・カリダムこと星村絵里と星村和也の娘で、フロンティア船団に参加していたホシムラ・ユイの叔母である。
真理は母に似て勝ち気な性格であり、見ただけで勝ち気だと思わせる美人である。

両親に勧められたわけじゃないが、一般兵として入隊し航空兵として月面アポロ基地に配属された。
現在は出向中である・・・・・・・・

真理の今の様子は若干不機嫌、なんたってラッフェルとぶつかったから・・・・

ラッフェル「じゃあお穣さん・・・・お詫びにお茶でもいかがでしょうか?」

星村真理「お茶?」

ラッフェル「非があるのは私ですから・・・・」

ラッフェルはご機嫌斜めな真理を落ち着かせるためお茶に誘う。
真理は不思議そうに見ている・・・

やはり・・・・・VF-Xの娘・・・・気づいたか・・・・・
真理の両親の事を知っているラッフェルは真理の表情に警戒するが・・・・・

星村真理「少しくらいならいいです・・・」

ラッフェル「それはそうですか・・・・ありがたい・・・・」

真理は受け入れてくれた・・・・・
ラッフェルは安心した表情を浮かべるがその顔には別の素顔がある・・・・
それは真理を利用して統合軍基地に入り込む事・・・・

それがラッフェルが真理にお茶を誘う理由である・・・・・・・・・
すっかりラッフェルに信じ込まれた真理はカフェを探す・・・・

ジュリア「矢吹大佐から街で警戒しろと言われたけど・・・・・・」

警務隊の女兵士であるジュリアは街をパトロールしていた。
叛乱をスムーズに進めるために工作員がいないかを確認するためである。
無論、これは矢吹の要請である。

女性の部下2名引き連れてパトロールしていると・・・・・

「あれを・・・・」

ジュリア「なに・・・・・・あっ・・・・・・・・・ラッフェル・・・・・」

真理と歩くラッフェルの後ろ姿を見る。
まさか・・・・・矢吹の予測があたるとは・・・・・・

ジュリア「後をつけるよ。」

「了解」

ジュリアはラッフェルの後をつける・・・・・・・
何かがあると・・・・新統合軍女性士官といるとは内通・・・もしくは利用か・・・・
この二つを絡めラッフェルの工作内容を予測した。
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第2次マクロスシティ攻防戦 記録ファイル5

2017-12-09 20:13:32 | マクロス外伝参謀本部記録簿
アラスカ.マクロスシティ郊外の廃工場。
一人の若いゼントラーディ人が中に入りこんでくる。
その男は・・・・・・・・・

ラッフェル「私がラッフェル・スルバーグです。」
反統合組織.自由ゼントラーディ軍.ラッフェル・スルバーグ

アリミアの恋人であり行方不明になっていたはずのラッフェル・スルバーグである。
ゼントラーディ人による政権を武力で取る過激派集団自由ゼントラーディ軍の一員になっていた。
廃工場の中にはクァドラン・ロー.クァドラン・ノナ.ヌージャデル・ゲルフ.ヌージャデル・ガー.リガード.ヴァリアブル・グラージなどのゼントラーディ系の兵器を始め、デストロイド.モンスター.トマホーク.シャイアンやVA-3インベーダーやVF-1バルキリーのレプリカなどがある。
それだけではない、ゼントラーディ人などの搭乗員やマイクローン装置がある・・・・・

ラッフェル「これほどの戦力よく集めましたね。」

ガラ「他所も同じさ、お前さんらは最新鋭のVF-11とやらがあるんだろ?そっちの方が羨ましいさ。」
反統合組織.ゼントラ革命軍.ガラ・トロイア

ラッフェル「羨ましいですか、奪えたのは僅か2機程度なんですが・・・・・」

ラッフェルはガラの誘導の元、同盟組織ゼントラ革命軍や反統合組織クラックス・ラードの指揮官がいる部屋に向かった。
既にクラックス・ガードの指揮官がおり、ラッフェルは最後に来た形になる。

ゴバッダ「さて始めるとするか・・・・・・・」

全員集まった事で秘密の会合が始まる・・・・いつ決行するのか、どの時間帯で始まるかを・・・・・
それから2ヶ月後・・・・・・・・・・

【政府発表】戒厳令完全解除、市内平穏宣言発令!!

各社マスコミにより新統合政府大統領から戒厳令が完全に解除され市内平穏宣言が発令された。
大統領府と国防総省前などの警備は続いているが、市内でパトロールする警官や武装警官の姿は消えた。

            【マクロスシティ郊外.新統合陸軍.第9首都防衛軍基地近辺.監視トーチカ】
マクロスシティ郊外にある新統合陸軍第9首都防衛軍基地近辺にある監視トーチカ。
数名の新統合陸軍の兵士が監視に当たっている、双眼鏡には何もいない・・・
前に人工の運河が流れるのみ・・・・・・・

「フランク、暇だな。」

「あぁいつまでこんなクレイジーな事しなきゃならないんだ?」

「夜中の1時までだとよ、ちっまだ1時間半も残っているのか・・・」

夜も遅いとあってか、監視塔にいる兵士達は愚痴を言っている。
なんたって長い時間、監視塔で敵の監視をしていたから・・・・・
既に疲労感は限界であり、一人の兵士が仮眠室で寝ている・・・・・

その時

                     ザヴァァァァァァァン

「うわっ!?デストロイド・オクトスⅡだ!」

「逃げろ!基地にれんら・・・・・」

                     ガシャァァァァァァァン

前の人工運河からデストロイド・オクトスの低コスト化、性能強化型であるデストロイド・オクトスⅡが上陸しトーチカを破壊した。
兵士達は逃げる暇もなく容赦なく、全員殺された。

「こちらオクトパス・・・上陸完了、工作員を潜入させトラックに乗せます。」

『了解した。第9首都防衛軍基地の連中が出撃してきたらトラックの姿を見せないように援護射撃。』

「了解」

河川から次々と工作員が上陸し、何処かへ行く。
一体彼らは何処に行くのか・・・・・
それは小さな道・・・・・

「お前らが工作員だな・・・・ってゼントラーディ人か・・・・」

ラッフェル「あぁ・・・・・」

「とにかく御苦労だ、歩兵戦力が少しでも多くいるのは心強い。」

そこには3台のトラックがあり、ロシア系とドイツ系の兵士が待機しており。
河川から上陸したラッフェルら工作員達を収容した。
そのままトラック3台は何処かへ消える。

                      【新統合陸軍第9首都防衛軍基地】
破壊されたトーチカの指揮系統の上位に立つ新統合軍第9防衛軍基地。
主にVAH-1やVAH-2コブラⅡなどの機種などが配備されているマクロスシティを守る要の一つである。

「何?第14監視トーチカの反応が消えただと?」

「はい・・・・」

「おかしいな、何か異常でもあったのだろうか・・・・・」

既にトーチカ破壊の事は第9首都防衛軍基地でも確認されているが、敵の攻撃である事までは認識してんかった。
電子系や通信系にトラブルが発生したのではないか・・・・そんな程度である。
だけどその認識は直ぐに覆される・・・・

「報告、第13首都防衛軍基地指揮下のトーチカ反応なし・・・・続いて第6防空航空基地指揮下の監視トーチカ及び.レーダーサイトに異常発生!」

「これはただのトラブルじゃないぞ!ジープ4台で確認に向かわせろ!いや航空部隊もだ!攻撃かもしれん・・・」

「了解しました。」

流石に普通じゃないと判断した基地司令官は3人班で編成した4個班とVAHー2コブラⅡなどで編成された航空部隊で調査に向かわせる。
これはトラブルではない、攻撃だと・・・・・・

基地司令官の命令で4個班と1個可変攻撃ヘリ部隊が出撃した。

「こちらアナコンダリーダー、トーチカが破壊されています。何者かが破壊した模様。」

『なんだと?何者かとは一体・・・・・・』

「分かりません、周囲に敵はいません・・・・・・・恐らく反統合組織か不穏ゼントラーディだと思われます。」

既に調査部隊が出撃した時にはデストロイド・オクトスⅡの姿はいなくなっていた。
目的達成を確認したからだ・・・・・・・・・
上空を飛行するVAH-2コブラⅡは何もいなくなったトーチカの上を静かに飛んでいる・・・・・
これが後の戦いの序章と知らずに・・・・・
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第2次マクロスシティ攻防戦 記録ファイル4

2017-12-07 23:23:24 | マクロス外伝参謀本部記録簿
戒厳令解除からしばらく経つと・・・・マクロスシティは比較的安定期に入り、人々は再び落着きを取り戻した。
警務官や警察官の数は少なくなったが、重要施設周辺では厳重な警備のままである。

そんな中・・・・・

矢吹一郎「不穏ゼントラーディ人が決起だと・・・」

小笠原洋一「部下からの情報では確かに・・・・警務隊も掴んでいるようです。」
新統合軍情報局.小笠原洋一.少佐

矢吹一郎「ぬぅ・・・・・・厄介な問題だな・・・・・」

情報局の幹部小笠原洋一.少佐から不穏ゼントラーディ人らが決起する話を聞いていた。
ゼントラーディ人たちに潜入していた情報員は正確に情報の入手ができず、正体がバレる前に離脱したため決行日と戦力の把握に失敗する・・・・・
もし決起されれば多大な犠牲者が出るどころか・・・・・・

矢吹一郎「決起すればマイクローン化を拒むゼントラーディ人は地球から追放されるな・・・」

小笠原洋一「その通りです、反ゼントラーディ感情のある団体や新統合軍内部の一部派閥に利用されます。」

矢吹一郎「擁護派もそうだが、反ゼントラ派も厄介だな・・・・・・擁護派は余計に連中を調子に乗らせるデモを行う・・・・・反ゼントラ派はこれを利用する・・・・くそっ・・・・・・・・・・」

反ゼントラーディ派を後押しする結果も・・・・

矢吹一郎「当分、地球圏は・・・・・・平和にはならんか・・・・・」

小笠原洋一「ですな・・・・・」

結局、地球圏は平和にならない・・・・・
矢吹は絶望めいた事を口にする・・・・・・・・・・・・

アリミア「戻りました。」

結城聡「おう。」

アリミアは基地へ戻っていた。
恋人ラッフェルが不穏ゼントラーディ人と行動を共にしていた・
それはアリミアにとって凄くショックな事であった。

もし本当であれば今後敵同士として戦う事になる・・・・
その事を考えると胸が痛くなる・・・・・・

自室に入るとベッドに倒れこむ、愛していた人と殺し合うのは堪える・・・・
それに涙が出る・・・・・なんでラッフェルは反統合運動に・・・・・・・
いくらゼントラーディ人が差別されているからって、武力で訴えるのはおかしい・・・・・・
アリミアは泣いた・・・・・・ラッフェルの行動に・・・・・

ゼマラリ「アリミア、いる?」
新統合空軍ブラック・ディンゴ中隊ゼマラリ・ジェナーダ.少尉

アリミア「ラック・ゼマラリ?」

ゼマラリ「いるじゃない、入っていい?」

アリミア「いいわよ。」

親友であり同じゼントラーディ人である同僚ゼマラリ・ジェナーダが入ってくる。
共に数々の任務につき相棒を務めた仲である。
信頼するゼマラリにラッフェルの事を話した。

ゼマラリ「なるほどラッフェル君ね・・・・」

アリミア「不穏ゼントラーディ人達と手を組んで何をしているのか・・・・・」

ゼマラリ「確かにつく気持ちは分からなくないけど、結局それって純粋な地球人やハーフ世代から見たらあたし達ゼントラーディ人の風当たりは強くなるだけなのよね。」

ゼマラリは怒りを込めながら呟いた。
結局同胞の差別解放だとしても、結局武力行為や暴力行為を行えば相手が強くなるだけである。
弱者を救うのもいいのだが、弱者と言う立場を利用して横暴な手段を取れば本末転倒。

差別が強まり、お互い憎しみ合い戦争に発展する・・・・
その歴史は今までの歴史の先人達がそれを伝えている・・・・

だがその歴史を上手く利用できない・・・・・・・それが人類・・・・生物学的にも幼い動物である。

怒りを感じるゼマラリ・・・・・そしてアリミアにある事を聞いた。

ゼマラリ「一つ聞くけど、いざって時にラッフェルを討つ事をできるの?」

アリミア「!!」

ゼマラリ「恋人よ・・・・・・・・もし敵として出てきたならば・・・・・・」

いざって時に撃つ事が出来るか・・・・・・・・・
それはアリミアにとって一番重大な事である。
果たしてアリミアはラッフェルを撃つのか・・・・・

アリミア「(私は正直・・・・・・・ラッフェルを討ちたくない・・・・だけど・・・・後ろには一般国民がいる・・・・どんなに強いられても・・・どんな国家でも忠を尽くす・・・・それが軍人としての矜持に反すのではないか・・・・・・・・」

アリミアは守るべき国民を考えるとラッフェルを討つしかない・・・・・
どんな事があろうとも・・・・・・一人の人間を討たないよりも国民を守る・・・・・・・
何処かで自分を許せない時が来るのかもしれない・・・・・・・・・

私の手でラッフェルを・・・・・・・殺す

そう決めたアリミアは・・・・・・・

アリミア「私はラッフェルを討つ・・・・・・・・どんなに愛した人でも己の主張のために理想のために・・・・多くの国民を殺す行為は許さない・・・・・」

ゼマラリにラッフェルを討つ決意を述べた。
それを聞いたゼマラリは・・・・

ゼマラリ「そうなんだ・・・・・・・ふぅアリミアらしいわね。」

アリミア「らしい?」

ゼマラリ「その正義漢は幼い頃と変わってない安心した。」

正義漢は昔から変わってないと言う。
なんたって幼い頃、純血の地球人の同級生にいじめられた時いつも助けてくれた。
相手を怪我させないように制圧し、いじめっ子を倒してくれた。

自分も強くなりたいと鍛えるようになり、アリミアと同じ新統合軍パイロットへの道へ進んだ。
そのアリミアの正義の心が変わってない事実はゼマラリからすれば安心する・・・・・

だけど非常な選択をしたんだろう・・・・・・愛する人を討つ・・・・・・・アリミアにとって辛い事・・・・
嬉しさ反面、何処かむなしさを感じる・・・・・何処か申し訳ないと・・・・・
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第2次マクロスシティ攻防戦 記録ファイル3

2017-10-22 22:25:25 | マクロス外伝参謀本部記録簿
暴動発生から1週間後、戒厳令は解除され市中を警備していた部隊と警官隊は撤収開始する。
バリケードは撤去され、装甲車もどんどん帰っていく。
数時間もすると直ぐに元通りに市民の姿が見えるようになり、普通の風景へ戻っていく。

アリミア「ふぅ久しぶりに街に出るけど、買い物するのもいいわね。」

バルキリーパイロットであるアリミアは休日にマクロスシティの市街地を歩いていた。
今日はなんだか普通に一人で買い物したい気分である。
結構暴動の後はあるが、かなり修復された後がある。
軍の設営部隊と民間の企業が協力して直したんだろう、関心関心。
アリミアは笑顔で街を歩いていた。

ただ暴動の件もあったのか、戒厳令が解除された今でもテロを警戒する兵士がベレー帽を被り議会周辺を警護している。
それに警官の数も増えている、案外まだ心配する面もあるんだなと思っていた。
まぁ政治中枢で武装闘争されたら参るし、次の大統領選や上院議員選挙にも影響でるもんな~
アリミアはそんな風に警備体制を見ていた。

「失礼・・・」

アリミア「はい?」

ベレー帽を被りMPと書かれた腕章をつけた警務官がアリミアに話しかけられる。
その後ろには同様にベレー帽を被っており下マスクをつけた兵士2名が控えている。
一体何をしたのだろうか、後ろの二人は一体何者なんだろうか・・・・

「少し同行願おうか・・・・」

アリミア「何故です、私は軍人です・・・・ほらIDも・・・・・検証したら・・・それに私は軍内部真面目一点何も不正とかしていません、なんで・・・・・・」

「それは分かっている。」

アリミア「へっ・・・・・それはどう言う・・・・・」

警務官はアリミアに同行を要請する。
一体何をしたのか意味が分からない、警務官に異議を唱えるが分かっていると予想もしてない答えが来る。
一体なんで・・・・・・・アリミアの頭が混乱する・・・・・

「とにかく来てもらいます。」

アリミア「しかし・・・・・・・」

「あなたを査問委員会にかけるのではありません、警務隊総司令部まで来てもらいます。」

アリミア「・・・・・・・分かりました・・・・・・・・・・」

結局、警務官にSDF-1マクロス内部の警務隊総司令部に向かう事になった。
護送されるように行くことになるが、参謀本部ビルに入り。
モノレールを使いSDF-1マクロス内部の警務隊総司令部の一室に連れてこられた。
アリミアはなんかいい気にはならない・・・・何かをしたのか分からないから・・・・・・・
それに部屋の前にはあのマスクをつけた兵士2名・・・・・
そう言えばザースロン機関なる対テロ組織部隊がいると聞いたけど・・・・・・あれなのか・・・・

そう思い一人部屋にいると・・・・・・・・

ジュリア「どうもお待たせしました。」
新統合軍総司令本部勤務警務官.ジュリア・アルバトロ.中尉

アリミア「あ.はい・・・・・・・」

ジュリア「私はジュリア・アルバトロ中尉.特殊テロ対策機関ザースロン機関と繋がっている警務官.あなたに聞きたい事あるけどいい?」

アリミア「自分への疑いが晴れるならばなんでも。」

ジュリア「ありがとう、さっそくいろんな事聞いてみるわね。」

ジュリア・アルバトロと言う女性中尉が入ってくる。
髪の色は地球人じゃない・・・・・・・・たぶん、新統合政府に加わった惑星ラスタなどの3惑星に住むラスタ人。
ラスタ人がここまで出世・・・・・それに司令部つきとは・・・・・・・・
アリミアはラスタ人のジュリアに関心する・・・
ジュリアは・・・・・

ジュリア「あなたはこの人を知っていますか・・・・」

アリミア「この人・・・・・・・・・・・」

アリミアにある写真を見せる。
遠くから見ると男性のような人が写っている。
一体誰なのだろうか・・・・・・アリミアは写真を覗く。」

アリミア「!?・・・・・あぁぁ・・・・・」

だが

その写真を覗いたアリミアは驚愕しショックを受ける・・・・・・・・
様子を確認したジュリアはやはりと言う顔をする・・・・・
写真に移っていた人物の正体は・・・・・・・・その人物の名は・・・・

アリミア「ラッフェル・・・・・・・・なんで・・・・・・・・」

ラッフェル・・・・・・・・・ラッフェル・スルバーグ・・・・
アリミアが軍に入る前から付き合っていた彼氏であり、アリミアの大切な人であった。
だが数か月前に行方不明になって行こう会っていない・・・・・・・
その写真にはラッフェルが武器を持ち反統合組織と不穏ゼントラーディ人の姿が・・・・・・・

ジュリア「あなたの恋人で行方不明になっていたラッフェル・スルバーグは反統合組織ゲルフ・ガルフの一員として不穏ゼントラーディ人に決起を促すテロリストになっています。」

アリミア「あっ・・・なんで・・・・・・・・」

ジュリア「何か知っている事は・・・・・・・行方不明になる前に・・・・・・・」

アリミア「特に・・・・・・・・・・」

ジュリアは涙を流して悲しんでいる、アメリアにラッフェル・スルバーグの事を聞く。
行方不明になる前は一体何をしていたのかと・・・・・・
アメリアはそれが分からないと言うと、ジュリアは・・・・そうかと言う顔をした・・・・・

ジュリア「はぁ分かったわ・・・・・・ごめんなさい折角の休日なのに・・・・」

アリミア「いえ・・・・・・」

アリミアは警務隊から解放され、元の休日へ復帰する。
帰りには女性の警務官2名がつけられ参謀本部正門玄関まで送ってくれた・・・・・・・・

ジュリア「かわいそうに恋人同士が引き裂かれるなんて・・・・・・・・」

ジュリアはデスクに座りそう呟いた。
歳も近い事もあり同じ女なのでアリミアの気持ちが分かる・・・・・・・
もし自分が同じ立場であったら・・・・恐らくアリミアと同じ気持ちになっただろう・・・
そうジュリアは思った。
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第2次マクロスシティ攻防戦 記録ファイル2

2017-10-21 21:52:52 | マクロス外伝参謀本部記録簿
               【西暦2030年 マクロスシティ.上院議会前】
この日、ある法案を巡り上院議会前で大規模なデモが起きていた。
その法案とはゼントラーディ人マイクローン化義務法である。
マイクローン化していない闘争本能溢れ暴動を起こす危険性を減らすべく、全てのゼントラーディ人をマイクローン化する法律である。
それに反発した人権団体が抗議をしたのである、警察発表は3000人ぐらいである。
議会前にはかなりの数の武装警官隊が配備された。

「まったく、気が進まんな。」

「ゼントラーディ人をマイクローン化したおかげで暴動が減ったのに・・・何が人権だ・・・そのせいで今まで何人死んだと思っている。」

「あぁ平和のためと言っているが、これでは戦争を生み出す種子じゃねぇか。」

「そう言うなよ、事実でも言うな・・・・俺達は今やるべき事を集中しろ!」

議会を警備している警官たちは人権団体にいい顔して見ていない。
彼らが守るべきマイクローン化していないゼントラーディ人により大勢の人間を殺してきた。
惑星エデンや各地いたるところで・・・・・・・・・・

「滝川警部、大変です。」

「どうした?」

「ゼントラーディ人を排除する団体が、人権団体と衝突乱闘が発生!」

「なんだと!?」

ゼントラーディ人を排除を目的とする団体が人権団体と衝突。
乱闘を開始、その混乱に乗じて商店の略奪が横行した。
今までで起きた事のない規模との事だ・・・・・・
統合警察庁は武装警官の増員を指示、直ぐ様仲介に入るべく非番である警官を動員した。

「ぐぁぁぁぁ」

「パク巡査!!衛生、一名が暴動でやられた治療を頼む。」

「ハッ」

仲介に入るが、どんどんけが人が増えていく。
救護室にはかなりの人が入っていき、リボン判定が行われる事となる・・・・・・
普通に鎮圧していたのだが・・・・・・・・・・

                       パーン

「ぐぁぁぁぁぁぁ」

人権団体側がゼントラーディ人排除派の一員をほぼ即死の状態で射殺した。
同時刻、ゼントラーディ排除派の一員も同じく・・・・・・・・・・・
その場で静寂が流れる・・・・・・・・

うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁやりやがったな!

ゼントラーディ人排除派が激怒し構成が激しくなり、火炎瓶を投げつけたり鈍器で殴りつけるなどが始まる。
両陣営にとうとう死者が出てしまい、12名が死亡.負傷159名の被害となる。
とうとう警察力の限界が来てしまう・・・・・・

                       【新統合軍参謀本部】
「何!?暴動が発生した?既に死者が?」

『今回は死者が出ました、このままでは警官隊は勿論一般市民に被害が出ると・・・・大統領から戒厳令を敷けと・・・・』

「分かりました、直ぐ様陸軍第1警備大隊を出動させます。」

統合警察局庁長官ボブ・ウィロビーは政府に軍の出動を要請した。
直ぐ様軍は陸軍第1警備大隊に出動を要請した。
第1警備大隊はトラックや装甲車に分乗し、戦車が護衛する形で出撃した。

                ガタガタガタガタガタガタ

軍は直ぐ様議会周辺の警備を開始する、それを見た両陣営は怯え退散してしまう・・・・
その場には警官隊と第1警備大隊のみがいるだけであった。
デストロイドやバトルロイドなどの部隊が駐屯、陸軍航空基地ではVAH部隊も離陸準備する。
このような状態を敷いたのが、両陣営の後ろにいる過激派団体の攻撃を予測してである。

激突となればマクロスシティは確実に戦場になる。
軍隊を出動すると行った実力行使で威嚇して、両陣営を黙らせれば丸く収まる・・・・・
大統領と参謀本部はそう考えていた・・・・

宇野実加「矢吹参謀次官、お疲れですね。」
新統合空軍.参謀付き護衛士官.宇野実加.少尉

矢吹一郎「あぁ戒厳令で偵察航空隊が撮影した市中の写真を偵察情報処理隊と徹夜でね。眠れなかった・・・その上でスピカ3自治区軍司令官との会談とは・・・・肩がこる。」
新統合空軍.参謀次官.矢吹一郎.中将

宇野実加「それは大変ですね。」

望月義仲「まぁ千代叔母さん曰く.不滅の閣下ならば、この程度は楽勝でしょうね。」
新統合空軍.参謀付き護衛士官.望月義仲.准尉

矢吹一郎「まぁな。」

新統合空軍参謀である矢吹一郎参謀次官は、望月義仲が運転する防弾ガラス付きのジープに乗りながら3人で会話していた。
今年新統合政府に加わりたいとし編入された惑星スピカ3を母星とした人口60万人程の少数民族.スピカ人(地球人とほぼ違いがない)の代表で自治軍の司令官と会談したばかりであった。

この惑星は12万隻規模のゼントラーディ軍艦隊に退避した2万人以外壊滅し、数万人しか生き残らず。
2500機などの大部隊と9割の反応弾の投入。
移民船団旗艦バトル5・6・7などを投入し、上層部にスピカショックと言う衝撃を与えたスピカ事件の舞台である。

それは別の話である・・・・・・・・

宇野実加「閣下・・・・・」

矢吹一郎「あれか・・・・・・・」

矢吹達が見たのは戒厳令を敷き、銃を持ち警官隊と共に警備する統合軍兵士の姿。
まるでこれでは国連時代(1945年ー1999年まで)の政情不安定な国家のようだ・・・・・
いつになったら情勢が落ち着くのやら、矢吹とその一同はむなしくなる。

望月義仲「閣下・・・・両者が納得できる案はないですか?私はこの法案は現実的に見て、賛成するしかありませんがゼントラーディ人が理不尽です。」

矢吹一郎「まぁ自由共和党の若手で中道派のハワード・ダラス議員が巨人でも生活できる船団を作ろうと考えている。一応今年には新マクロス級超長距離移民船団マクロス1が出港する予定だし、ゼントラーディ人のみの船団を作ろうと言う声もある。」

宇野実加「へぇ・・・・・・・」

今はゼントラーディ人排除派と過激極論人権団体で過激に争っているが、その憎しみを軽減すべく様々な政策を与野党を問わず考えだされている。
なんとしても情勢を良くするためにも・・・・・・・・

ただ・・・・・・・・・・

矢吹一郎「これで戦争が終わると言ったら甘い話だ・・・・・・・・・戦争は減るが、完全に戦争を無くせる程人間は賢くはない・・・・・・・・・・」

望月義仲「はっ?」

矢吹はその一言、人間は完全に戦争を無くせる程賢くないと呟いた・・・・
小さい声であるが義仲は呟くが・・・・矢吹はコーヒーを飲む・・・・
そして・・・・・・・・・・

矢吹一郎「悲しいな・・・・・・・人間と言う生き物は・・・・・・・・・」
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第2次マクロスシティ攻防戦 記録ファイル1

2017-10-19 22:47:43 | マクロス外伝参謀本部記録簿
マクロスシティ
旧地球統合軍総司令部跡に造られた新統合政府の首都である。
街の中心部にはSDF-1マクロスが鎮座しており、街のシンボルになっている。
ちなみに現在のSDF-1マクロスは新統合軍総司令部となっており様々な星系に分かれた統合軍部隊を総括している。

                       【西暦2030年 アラスカ沖】
『スピアー3.エイト.ナイナー.ブレイク.スピアーの帰還予定エリアに異常は確認されないが後14分後に天候の乱れありユースコーション』

「了解.オペラ.スピアー3、早めにアプローチに入る。」

アラスカ沖を飛行しているVF-5000Bはいつものように哨戒任務を終えて帰還した。
哨戒ラインはアラスカからアリューシャン列島を経由してカムチャッカ半島に至るラインである。
カムチャッカ半島は反統合同盟残党やゼントラーディ不穏分子のたまり場として有名であった。

同様に哨戒ラインにしている、極東・太平洋軍管区(司令部:東京)のサハリン基地と千歳基地から出撃する哨戒機がまれに見つけてはVA-4スカイホークⅡで編成された爆撃部隊が出撃し空爆を実行している。

近年はその姿を確認できなくなってきた・・・・・・・・
どんどん数を減らして行っており地球内部での政情は安定しつつあった。

                     【新統合軍マクロスシティ 第3防空基地】
哨戒任務を終えたスピアー3は南部防衛エリア第3防空基地の滑走路に着陸した。
VF-5000のコックピットのキャノピーが開き、中から女性兵士が降り立つ。

「御苦労さまですファルナ少尉。」

アリミア「ありがとう、任務は退屈だったけど。」
新統合空軍ブラックディンゴ中隊.アリミア・ファルナ.少尉

彼女の名はアリミア・ファルナ.階級は少尉。
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊ラナメルア直衛艦隊エース.フィルナ・ルッサとアドクラス艦隊兵士グルム・ファルナの間に生まれた娘である。
2012年生まれの18歳であり、軍隊歴2年の新人である。

ただ

反統合勢力の掃討戦などでかなりの実績をあげており、ロイ・フォッカー章を僅か17歳で獲得するなどの優秀な兵士でありベテラン兵士と肩を並べるだけの実績を持っている。

フィルナ・ルッサはミリア・ファリーナ・ジーナスと同じ遺伝子から産まれたゼントラーディであり。
その娘であるアリミア・ファルナもその面影を強く引き継いでいる。
今回の物語の主人公であり、この物語の記録を残した人物である。

アリミアは任務を終えたら直ぐ第3防空基地の待機所に向かった。

アリミア「ふぅこれで一息つける。」

待機所に入るやソファに深く座りこむ。
これがいつものアリミアの日課である。

結城聡「スピア3御苦労だな。」
新統合空軍ブラックディンゴ中隊.結城聡.少尉

アリミア「ありがとうございます、結城少尉。」

結城聡.階級は少尉。
西暦2005年生まれの25歳、軍隊歴8年のベテランである。
コールサインはスピア2、スピア小隊の副隊長格と言われている。

結城聡「聞いた話によれば今回も敵はいなかったじゃねぇか。」

アリミア「はいそうです。」

結城聡「そうか・・・・・・・・・・敵もいなくなって平和になったもんだな。」

結城はアリミアの哨戒結果を見て、平和になったもんだなと言った。
訓練を受けて6ヶ月ののち航空隊に配属され哨戒任務について以降、かなりの反統合勢力と不穏ゼントラーディ勢力を見つけた。

千歳基地やサハリン基地からVA-4による爆撃が繰り返される。

これが行われてきたのは第1次星間大戦後のカムジンが引き起こした第1次マクロスシティ攻防戦以降からだ。
18年間で行われた空爆回数は234回、かなりのゼントラーディ人や反統合同盟残党の人間が死んでいる。

それだけじゃない、地球各地では様々な武装集団が新統合軍基地や都市を襲撃している。

だが、反統合同盟と不穏ゼントラーディ人達が拠点の場所を宇宙へと引越ししたためどんどん数は減少。
哨戒任務に出ても敵に出会う事のない状態が続く事になる。

ただ・・・・・・・・・

地球には今だにマイクローン化していないゼントラーディ人達がいる。
それに些細な事で喧嘩しバトロイド・デストロイド部隊が出撃する程の騒動になっている。
彼ら彼女らが暴動を起こし、そこに反統合勢力に付け込まれたら戦闘に発展する可能性がある。
それを新統合政府が警戒している。

マイクローン化するように求めるが、人権団体が抗議し中々進まない。
その一方でゼントラーディ人を徹底的に排除する勢力が人権団体と抗議すれば乱闘になり。
警官隊が出動し、それでも収まらねば軍隊が動員され戒厳令が敷かれる。

そんな世の中である。

アリミア「まぁ平和でいいんじゃないですかね・・・・」

結城聡「まぁな、だが・・・・・・・・平和を過信しては駄目だ。平和を過信すればいずれは大きなツケを味わう事になる。きっちりと肝に銘じておくのだぞ。後、ウォルスナー大統領(民主党)が駄目でも倒して政権を取らないように・・・・」

アリミア「ハッ分かっています。」

平和になったがいいが、過剰な平和主義を持つ人権団体と徹底的に憎悪する団体がいる。
それが激突し警官隊導入や軍隊による戒厳令が敷かれる羽目になる。
極論はいかなる思想であれ危険である、マシな道なのが思想のボーダーライン。
どちらかに傾けば、いずれは大きな災難が訪れるだろう・・・・・・・・・・・

結城は8年間の軍隊生活と両陣営の様子を見た事により感じとっている。
だけど、軍人はどんな政権であれ従わなくてはいけない。
どんな政策をとろうと、しなかろうと・・・・

軍隊がこの政権は駄目だ!任せておけんとなり、クーデターを起こし軍政を敷くのは大きな間違い。
常に軍人たるもの、どんな政権でも従うのが心情・・・・・・・

それを忘れたら軍人としての正義が廃る・・・・・・
結城はそう思っていた・・・・・・・



平和と感じる一方で一つの脅威の目はどんどん忍びよる・・・・・・・・・・
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プロローグ 参謀本部記録簿

2017-10-19 20:04:21 | マクロス外伝参謀本部記録簿
参謀本部記録簿・・・・・・・・・

西暦2100年、新統合軍参謀本部はある物を世間に公表した。
参謀本部記録簿、機密性が解除された部分である2010年ー2080年までの記録を記した物である。
統合国民には知られていない参謀本部記録簿。

この書物の発表により軍事学会では大きく評判を呼び、軍事専門家達が様々な意見を出し合っていた。

この物語は地球で起きた重要事件を記したオムニバス.ノンフィクションストーリーである。
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