マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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吉野朝灯の初勤務地への緊張

2018-04-18 23:29:53 | マクロス短編
吉野朝灯は新統合軍士官学校を卒業し、初めて配属先に向かう。
惑星エデンの新統合軍ニューヒッカム航空統合基地。
スーパーノヴァ計画の舞台となった基地の一つである。
士官学校でかなりいろんな事を学んだ朝灯であるが・・・・・

士官学校入学前は母のラウラから可変戦闘機のパイロットになりなさいと言われていた。

元々軍医になりたかった朝灯は母の反対を押し切り士官学校の医務課に進み。
先月ようやく卒業する事が出来た。

吉野朝灯「いよいよか・・・・・・」

朝灯は輸送船代わりのウラガ級クラウベアの自分の部屋でそうつぶやく。
これから上手くやれるのか心配であった。
姉たちも新統合軍の軍人であるので、自分だけ駄目でしたは恥ずかしい。

姉たちを越える程の力を発揮し、自分も優秀であると伝えたいし。
衛生兵でありそこでも活躍できるんだと父大樹や母ラウラに伝えたい。
朝灯はぐっとしながらこれからの自分を予想し頑張ろうと決意する。

そんな朝灯が惑星エデンに向かう数日前・・・・

吉野夕灯「朝灯、そろそろ初勤務だね。」
朝灯の姉.吉野夕灯.少尉

吉野朝灯「そうだよ、お姉ちゃん。」

吉野夕灯「男嫌いな朝灯はうまく軍隊生活に適応できるのかしら?」

吉野朝灯「うっさい!!」

新統合軍に先に入隊していた姉夕灯から呼び止められ・・・・・
朝灯の初勤務地である惑星エデンにおける初勤務について触れられる。
大好きな姉からの質問に、朝灯は元気に答えるが・・・・・・
男嫌いを触れられると態度を急変・・・・激怒する。
男嫌いな朝灯だが、触れられるのも嫌いであった。

それを確認した夕灯は腕を組みながら朝灯を呆れながら見る。
するともう一人の蒼い髪をした若い女性が入る。

吉野花梨「まったく朝灯の男嫌いは病気ね。」
朝灯の姉.吉野花梨.中尉

吉野朝灯「何が病気ですか、私が男を好きにならなくてもどうでもいいでしょ。」

吉野花梨「将来、あなたが一人になるのを心配しているし軍隊でやっていけるのかも・・・・・・」

吉野朝灯「大きなお世話です。お姉ちゃん。」

もう一人の朝灯の姉花梨。
穏やかな性格をした優しい女性であり、軍の制服を着て登場したので。
花梨も軍人である。
ラウラと大樹の中で年長もあり母譲りの勝気さを封印しいろいろ父の文化的な性格を受け継ぎ、立派なキャリアウーマン型の女性士官になっていた。

そんな彼女も朝灯を心配した。

吉野夕灯「共に飛び級で士官学校に入学したが、お堅い規則にしばられるのもよくないって・・・・彼氏の一人や二人作ったら?」

吉野朝灯「結構です、夕灯お姉ちゃん」

吉野花梨「私達はいたわよ、ねぇ夕灯・・・・・」

吉野夕灯「そうそう・・・・下手したら・・・・ふふふふふふふ」

吉野朝灯「お姉ちゃん!!」

朝灯の彼氏の事・・・・・・・・

二人の姉は朝灯を困らせる。
朝灯は別に彼氏はいてもいなくてもどうでもいいじゃないかと抗議するような目で見るが・・・・
そんな抗議する朝灯の目を花梨と夕灯は無視した。

すると・・・・・

ラウラ「二人とも朝灯を困らしてどうするの?」

『母さん』

ラウラ「朝灯が彼氏を持とうが、持たないが朝灯の自由でしょ。」

母のラウラがやってくる。
花梨と夕灯はバツの悪そうな顔をしながら母ラウラの顔を見る。

この時朝灯は母ラウラを救世主を見るかのような表情をしていた。
よくぞ言ってくれた!!意地悪で一種のセクハラをする姉たちに喝を入れてくれた。
そう思っている朝灯・・・・・・・だけど・・・・

母ラウラから朝灯を裏切るとんでもない発言をする・・・・・・

ラウラ「お見合いでいい人を見つけるからさ!!」

吉野朝灯「えっ!?」

お見合い結婚・・・・・・
その手があったか・・・・・・朝灯はこの母からの裏切り発言に傷つく・・・・・・
朝灯が結婚できない危機に陥ったら母ラウラからお見合いさせられる。

お見合い・・・・・・・・
なんでその事を言ってくるのか・・・・・・

吉野朝灯「何を言っているのよ母さんまで、私がお見合いなんて・・・・」

吉野夕灯「別にいいじゃない、男嫌いな朝灯でも納得ないい男見つかるわよ。」

吉野朝灯「私が好きじゃない男の人でしょ、男嫌いの私からしたら醜い話よ!母さんやお姉ちゃんなんか大嫌い!!」

朝灯は母と姉達に抗議しながら、自分の部屋に戻っていく。
それを聞いて怒りながら自室へ戻る朝灯を見たラウラと姉達は何か悪い事をしたなと反省する。
出発するまでの間、殆ど会話をかわす事はなかった・・・・・

だけど朝灯からの悪いイメージは払しょくされていない様子であった。

吉野朝灯「ぐっ・・・・・・私はとんでもない姉達と母親を持ったわね・・・・・・・・」

ウラガ級の自室の中で悪い思い出を思い出す。
母ラウラはゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊のエースで、あのミリアにあと一歩で勝てそうになった武勇伝のある女性兵士。
憧れていたのに・・・・・・・母まで押し付けるとは・・・・・・・・・

朝灯は落ち込みながら家族の写真を見る・・・・・・・・・
すると・・・・・

吉野朝灯「よく考えたら私も姉さんはともかく母さんの気持ち考えた事がなかったな・・・・・・・母さんなりに考えた事・・・・・・・・少し強く出すぎてしまったな・・・・・・・・・・」

母ラウラの事を考えた事がなかった。
自分は被害者面をしていたが、よく考えたら自分も母親の事を理解せず反抗し傷つけてしまった。
確かに自分は昔から男嫌いだが・・・・・それが故に母が心配する・・・・

言いすぎてしまった・・・・・・朝灯は反省する。
この直後、何を思ったのか紙を取り出し母の母語であるゼントラーディ語で手紙を書いた。

吉野夕灯「母さん母さん。」

ラウラ「どうしたのよ、官舎じゃなくて実家に戻ってきて・・・・・」

近くの基地に勤務している夕灯が慌てながらやってくる。
普段ならラウラと大樹の家に戻らないが、たまたま近くによる用がありここに訪れた。
だけどなんで慌てるのか、夕灯の声を聞いてラウラが出てくる。

吉野夕灯「これ!!」

ラウラ「これって・・・・・・・・・・!!」

手紙・・・・・・朝灯からの手紙である。
開いてみるとゼントラーディ語で書かれている。
謝罪の言葉や母ラウラへの感謝の言葉など・・・・・・

吉野大樹「ほう・・・・・珍しいなあの子が謝るとは珍しい・・・・」

ラウラ「あの子・・・・・」

吉野大樹「まぁ朝灯の年頃は反抗期だからな・・・・・」

ラウラ「反抗から脱して大人になる・・・・私は嬉しいわ。」

ラウラは朝灯からの言葉に感謝する。
朝灯に無理やりお見合いをおしつけたが・・・・・
手紙を読んだラウラは涙し喜びと朝灯への謝罪の思いを・・・・・・・・

その後、朝灯はライト・インメルマンと出会い3人の子宝に恵まれ。
ラウラと大樹の元へ帰ってきている
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本日のランチ 4月18日

2018-04-18 18:09:09 | グルメ


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