国立西洋美術館本館中央ホール
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現在はロダンの彫刻の展示室となっている。1階中央ホールから2階展示室へは、
ゆるいスロープで空間を楽しみながらゆっくりと上がることができる。
屋上の明かり取りの構成と、コンクリート打ち放しの細い梁と柱が美しい。
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ル・コルビュジエ設計 1959年竣工 (現在、世界遺産への登録申請が行われた)
先日、カラバァッチョ展を見に上野の国立西洋美術館に行った。カラバァッチョ展の入場券で美術館本館の常設展示も見ることができる。松方コレクションを核に展示されている、素晴らしい内容です。
久しぶりに美術館本館を覗いてみた。以前のことはよく覚えていないが、現在は特別な数点の作品を除けば、作品も展示空間も撮影OKだった(フラッシュと三脚はNG)。
2階展示室。素晴らしい空間です。
当初はハイサイドライトから自然光を取り入れる設計だったが、現在は人口光を使用している。
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この展示室、動線(絵を見て歩く順路)がわかりにくいと評判が悪いようだ、確かにそうだ。
でもそんなことは気にならない、展示された全作品の前を最短コースで走り抜ける必要はない、
少し迷いながらでもあちこちゆっくり鑑賞して歩けば良い、
見たくなければ飛ばせば良いし、また見たくなれば戻れば良い、
もしその日、全部見ることができなければまた訪れれば良い。
と、この空間が好きな私は思います。(か)