霧ヶ峰(標高1702m)から
カシガリ山(標高1616m)越しに八ヶ岳連峰を望む
写真手前が霧ヶ峰付近の草原(山全体が草原です、木がありません)
その奥がカシガリ山(木がびっしりと生えてます)不思議な光景です。
長野県に「ビーナスライン」というなかなか凄い名の観光道路がある。
車山、霧ヶ峰、八島ヶ原湿原、美ヶ原といった高原の観光地を結んでいる。
この道路沿いには木がない(とても少ない)、山全体が草原になっている。
だからどこまでも見渡せる、この見通しの良い雄大な景観が人気のルートでもある。
なぜ木がないのか?
地元の人に聞いたことがある
「昔ここいら一帯で山火事があったそうな」「標高による森林限界で木が生えない」と諸説あったが、
調べてみると「長い時間による人為的な結果」説がどうも正しいようだ。
この辺り一帯、湿原もあり、かつては諏訪の人たちのための放牧を行ったり、馬などの家畜の草刈り場として維持されてきたために、木が生えていないそうです。(この辺りの高原から諏訪に直接通じる古い山道も多い)
近年では観光資源としての景観やスキー場の維持のためらしい。
なるほどね〜、でも人間のやる事って凄いですね。
こんなに広大な山一帯から木をなくしてしまうのだから。
(・・庭の草取りだけでも大変なのに)
霧ヶ峰のススキの草原から間近にガボッチョ(標高1681m)頂きをみる。
ガボッチョは双耳峰(そうじほう:2つの頂がある山)。
ガボッチョの意味は不明、
はるか昔からガボッチョ(ガチョンではない)とカタカナ表記で呼ばれている。