今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

安倍山 文殊院<安倍文殊院>(奈良県桜井市阿部)

2020年12月02日 | 神社・仏閣
訪問日 令和2年9月24日

安倍山 文殊院<別称:安倍文殊院>
数年前、室生寺近くの道の駅で寺社巡りをしていたという地元の女性に声をかけられ勧められた寺院である
境内図にある境内駐車場(有料)に車を駐めた



「三人寄れば文殊の知恵」という諺にある、文殊とは知恵(智慧)を司る文殊菩薩のこと
「日本三文殊」は、大和の安倍文殊(奈良県桜井市)、丹後の切戸文殊(京都府宮津市智恩寺)、出羽の亀岡文殊(山形県高畠町)の3ヶ所



金閣浮御堂・霊宝館

拝観料は、A 本堂 国宝・文殊菩薩(お抹茶・菓子付き)700円
     B 金閣浮御堂霊宝館(七まいりおさめ札・御守り付き)700円
     AB共通券は1,200円となっている



弁財天、安倍仲麻呂、安倍晴明の御尊像、安倍晴明の御尊軸をはじめ陰陽道に関する宝物を祀っている



「バクザン先生」の愛称で知られる、書家「榊 莫山」による「安倍仲麻呂 望郷の詩碑」
  天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも





「七まいり」という魔除け・方位災難除けを祈願する願掛けの修行場となっている
初めて訪れたときに体験した



「手水舎」



本堂(奈良県指定文化財)
寛文5年(1665年)に元安倍寺満願寺の本堂として建立された建物
快慶作の木造騎獅文殊菩薩及び脇侍像が安置されている



扁額には山号の「安倍山 」 
大化元年(645)に創建された日本最古に属する寺院。華厳宗東大寺の別格本山としてその格式も高い



大化改新の時に、左大臣となった安倍倉梯麻呂が安倍一族の氏寺として建立した
文殊院だけに合格祈願の絵馬で溢れている



本堂の外にあった案内を撮ってみた
堂内には、快慶作「渡海文殊群像(国宝)」が安置されている



仏像を観て驚くということはあまりないが、二回目の今回もその規模の大きさに驚く
「騎獅文殊菩薩像」の迫力と「善財童子像」の可愛らしい表情がいい



表山門
境内駐車場を利用すると、表山門の存在を見逃すことがある






参道を歩く



表山門から入ると、正面に手水舎と本堂が……



右手に金閣浮御堂が見えてくる



史跡 西古墳
飛鳥時代に造立、古墳の特別史跡指定は全国でも数件
他には明日香の石舞台古墳、キトラ古墳、高松塚古墳



西古墳の内部は、大化元年(645)当時のまま保存されている



石材は花崗岩を加工し、左右対称に石組みがされている



「不動堂」



コスモス畑から金閣浮御堂を見る



「十一面観音像」






東古墳
「閼伽井(あかい)の窟」とも呼ばれている
この泉の水は「閼伽水(智恵の水)」と言い、法要等に使う清浄な水として使用されていた



白山堂(重要文化財)
室町時代後期に建立された流造、杮葺の建物






祭神の「菊理媛(くくりひめ)」の「くくり」は「括る」にもつながり、古来より縁結びの神様としても信仰されている



重要文化財指定名称は「白山神社本殿」



弘法大師像



撮影 令和2年9月24日

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