今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

世界遺産 白川郷 その1<松原山 明善寺>(岐阜県大野郡白川村荻町)

2022年06月26日 | 神社・仏閣
訪問日 令和4年5月16日

世界遺産 白川郷 その1
初めて訪れから何年経つのだろう、2・3度近くを走ったが立ち寄ることもなく通過していた
年齢的にもこれが最後の白川郷になると思う
駐車場は満車に近い状況でナンバーをみると全国各地から訪れている感じだ

であい橋
荘川に架かる約100m程の橋






渡り終えて振り返る



松原山 明善寺
真宗大谷派の寺院
本堂、庫裏、鐘楼が合掌造り
初めて訪れた時、急に強い雨が降り鐘楼門で雨宿りをしたことを覚えている






鐘楼門(岐阜県指定文化財)
茅葺の鐘楼門は享和2年(1801年)の建立



延べ人足1,425名で建てられたという
茅葺きの鐘楼門は全国でも珍しい



本堂(白川村指定文化財)
文政10年(1827年)の建築



間口8間、奥行7間、入母屋造、向拝1間、茅葺
延べ人足9,191人を要して建築された



庫裏(岐阜県指定文化財)
文化12年(1817年)の建立



合掌造りで作られた庫裏の内部は合掌造りや郷土資料を集めた明善寺庫裏郷土館となっている



庫裏2階の様子






昔の農機具などが展示されている






合掌造内部の構造






葺き替え作業の様子(展示写真)
以前訪れた時に聞いた話では、1日で葺き替え作業を行うとのこと



世界遺産登録では、建物や景観だけではなく
地域に根付く住民同士の相互扶助の営みが高い評価を受けたといわれている



庫裏2階からの眺望
本堂の屋根






1階の本堂内に移動する
白川村の光明山本覚寺が延宝8年(1680年)に真宗大谷派から本願寺派へ転派した
大谷派本山は本覚寺の阿弥陀如来と名号を取り上げて村内の大谷派の門徒に与えた



本尊:阿弥陀如来
元文元年(1736年)玄西が大谷派の寺院を創建した際にこの名号と本尊が下付されて、寺の本尊となっている
延享元年(1744年)に本山より寺号を許されて松原山明善寺を名乗る



襖絵






囲炉裏
この日は気温が高かったが観光用に火をつけていたと思われる



部屋中燻されて衣服にも燻製の匂いが付くほどだった






次回に続く

撮影日 令和4年5月16日

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