今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

飛騨大鍾乳洞(岐阜県高山市丹生川町日面)

2013年06月24日 | 名所・旧跡
今日は朝から雨が降っている。昨夜は道の駅「風穴の里」に宿泊した。
目覚めはよかったが雨予報のため、今日の予定が立たない。大雑把な計画だが日本海側を通って九州に行こうと考えている。
そのために、今いる場所から日本海側に出る、飛騨高山経由、世界遺産の白川郷に向かうコースを選択した。
7年前も同じ経路で白川郷まで車を走らせた記憶がよみがえった。
朝6時、新潟港から出発し白川郷に着いたのは確か午前1時か2時だったような気がする。
1日で約700キロの距離を走り抜けたことになる。
年齢も増し、今はそんな無茶な運転はできないし、やらない。しかし、道路環境が繰り返し運転者と車に試練を与えてくれる。道路幅の狭さ、坂の上り下りに連続したカーブ。ナビも「カーブです。注意して下さい」の連呼。
車の運転に疲れが出てきていた頃、鍾乳洞の案内板が目に入った。水分摂取量の関係で尿道からのシグナルも脳に伝わってきていたこともあり、急遽、車を右折させ2キロ先にある鍾乳洞を目指した。


飛騨大鍾乳洞
岐阜県高山市丹生川町の「飛騨大鍾乳洞」は日本全国に約80ヶ所あるという観光鍾乳洞の中でも、日本一の標高900mに位置し、1965年に大橋外吉により発見された。
このあたりは2億5千万年前には海だったため、海の中のサンゴなどから石灰石ができ長い年月の間に雨水に溶け、少しずつ堆積して鍾乳洞がつくられていった。










入場料金(1000円)を払い発見者のコレクションを見学後、洞内に入る。
恥ずかしい話だが鍾乳洞へはこれまで入ったことがない。どのような景色に遭遇するのか大いに期待していた。
予想とは違い、眼前に広がっているのはカラーの世界で白黒を意識していたので少し驚いた。















洞内の案内は特に老人にやさしい。
第1~第3洞内のなかで見所は第1洞内であり、特に、第3洞内へ行くには急坂があるため、足の悪い人は注意するよう各出口付近の案内板により呼びかけていた。
私は口は悪いが足は太くて短いだけなので最後の第3洞内まで進んでみた。もちろん第2や第3洞内にも見所は点在していたが、案内板の通りの結果だった。
初めての鍾乳洞の感想だがライトアップについて。ここまでカラフルにする必要があるのか、自然色の方が重厚感があるのではないか。
発見から公開に至るまでの苦労が歩きながら肌で感じることができるだけに残念だった。(個人の勝手な感想)

撮影 平成25年5月11日

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4 コメント

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相変わらず饒舌ですね (半覚齋)
2013-06-24 20:32:44
巧みな文章に感じ入っています。さりげなく、口は悪くないことをアピールされているところなどは、なかなかですね。鍾乳洞は結構涼しかったのではないでしょうか。以前私も「秋吉台の鍾乳洞」に入りましたが、とても涼しく感じました。毎回貴殿の記事を楽しみにしています。
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お元気そうで (masao)
2013-06-25 21:06:21
私も,鍾乳洞の照明はよろしくないと思いました。

最後の部分での「ニヤリ」とさせるコメント,楽しく読ませていただいています。
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「未知の苦」です (OTETSUDAI @)
2016-03-03 20:14:40
私の姉が在職中に両親を連れだって札幌から出かけていったと聞いておりました。
足場が良くないから父は入らなかったことに姉は不満だったと。
鍾乳洞には行ったことがありません。ライトアップされたりして神秘的な感じもします。私自身は閉所恐怖症とは思っていませんが、ここに行ったら足がすくんで動けないかも知れません。
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鍾乳洞初体験 (2014kurumatabi)
2016-03-03 21:11:47
長距離運転に疲れた時、鍾乳洞の案内板が目に入り休憩のつもりで立ち寄りました。
鍾乳洞は初体験ですが、正直このカラフルすぎる照明はやり過ぎの感があります。自然色のほうが良さがでると思います。
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