今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

帆船 海王丸<海王丸パーク>(富山県射水市海王丸町8番地)

2024年08月31日 | 公園
訪問日 令和6年6月3日

帆船 海王丸<海王丸パーク>
海王丸パークは、人びとが集い、学び、憩う、素敵なベイエリア
海の貴婦人と呼ばれる海王丸
進水日が2月14日のバレンタインデーであることから、「恋人の聖地」に選定されている

記念モニュメント
富山湾が「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟した記念



帆船 海王丸
海王丸は、商船学校の練習船として誕生した帆船
昭和5年2月14日に進水して以来、59年余の間に106万海里(地球約50周)を航海し、11,190名もの海の若人を育てた



2年前に初めて訪れた時には残念ながら休業日で雨
この日は事前に営業していることを確認してから訪れたが小雨



乗船する(料金:400円)
帆船ではあるが総帆展帆は年に10回のみ
2024年の今後の予定は、9月16日と10月20日の2回となっている



船種:4本マストバーク型帆船
全長:97.05m 型幅:12.95m
メインマストの高さ:海面から46m



①前部航海船橋



沿岸公開訓練や入出港する場合などエンジンで走る際に船を操縦する場所



②バウスプリッド
船首から前方につき出しているマスト(17m)
帆走のバランスをとる働きをする






総帆数は29枚
この複雑なロープを駆使して帆走させる技術は凄い



甲板から巡視船を眺める
PL04は、伏木海上保安部所属の「巡視船やひこ」



初代海王丸は鹿児島商船水産学校の練習船「霧島丸」の遭難を契機として、1930年に日本丸とともに建造された
「日本の海の王者にふさわしい船にしたい」という我が国の海運に寄せる期待を込めて「海王丸」と命名された



引退までの59年余りにわたって、実習訓練を行ってきた
昭和27年(1952年)以降、189次の航海を行い、7,788名の実習生を育て、約146万kmの航海を完遂した






ウィンドラス(揚錨機)
錨を引き上げるための機械



きせる型通風筒
船内換気のための空気取り入れ口



船内に入る



実習生居住区



③訓練生宿泊室
定員8名の狭い部屋



この部屋を見て、学生時代の寮生活を思い出した
2段ベッドの8人部屋、全く同じである






調理員室



看護長室



診察室



病室



④「愛むすび/愛鍵」部屋
海王丸パークが「恋人の聖地」に選定され、カップルの乗船記念と誓いを形にした愛鍵を掛けることができる



愛鍵代金+(乗船料400円×2人分)=ウハウハ と考えてしまう



機関部食堂
機関部員の乗組員食堂
娯楽室、仕事上の打ち合わせ場所としても利用



調理室
調理専門の乗組員10人程度で約200人分の食事をつくる
航海中は夜食のあり、1日に4回つくる



第1教室、実習生食堂









タイムベル(時鐘)
叩く回数で船内に時を知らせる
毎日、訓練生の手で磨かれてきた



⑤船長公室
船長が客人と面会したり、航海士から報告を受けたり、会議を行う場所



船長室



船長浴室



一等航海士室



次席三等航海士室



通信長室






航海科専任教官室






⑥士官サロン
士官たちが食事や会議をする場所






事務長事務室






海王丸航跡図






⑦舵輪(だりん)
船の最後尾に置かれ、帆走中は帆の状態を見ながら舵をとる



記念撮影ポイントとしても有名



船内で見学している間、小雨がいつの間にか強い降りに変わっていた

撮影 令和6年6月3日
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