一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

おいこっと古木の花咲く桑名川

2023-05-11 14:45:00 | 飯山線

「おいこっと古木の花咲く桑名川」なんて一句詠んでみました。
「おいこっと こぼくのはなさく くわながわ」  季語・・・花(桜の花を指す)  
桑名川とは河川の名前ですが、明治まではここら辺りに桑名川村が存在していた。
その頃からあるか、ないか分からないが古木となった満開の桜が観光列車の「おいこっと」から見える。
「おいこっと」とはTOKYOを反対から読んでいる。都会とは正反対を意味する観光列車名です。

撮影日 2023.04.09 10:40 桑名川~西大滝


咲き満ちて窓いっぱいの遅桜

2023-05-10 14:45:00 | 飯山線
「咲き満ちて窓いっぱいの遅桜」なんて一句詠んでみました。
季語・・・遅桜  北信濃では桜の咲くのは例年なら5月なのだが今年は早かった。飯山線に乗車すると車窓いっぱいに桜の花が広がる。

撮影日 2023.04.09 09:17 立ヶ花~上今井

駅標を見上げれば滝糸桜

2023-05-09 14:45:00 | 上田電鉄
「駅標を見上げれば滝糸桜」なんて一句詠んでみました。
季語…糸桜 ここは寺下駅。何ていう駅なのか駅標を見上げれば滝のように咲き誇る枝垂桜が咲いている。まるで駅ごと飲み込まれてしまうようだ。

撮影日 2023.04.06 12:23 寺下駅

弥陀の駅思わず降りたる紅枝垂れ

2023-05-08 14:45:00 | 上田電鉄

「弥陀の駅思わず降りたる紅枝垂れ」なんて一句詠んでみました。字余り…。 上田電鉄「寺下駅」は浄土宗の「寺誓寺」「超誓寺」の下にあるから寺下駅と言うらしい。この境内には紅枝垂桜が濃いピンクの花を咲かせる。ライトアップもされるが、この状況を見ると思わず降りたくなるような駅である。 ※お寺の名前を打ち間違えており「ふじた」さまよりご指摘がございました。訂正させていただきます。 撮影日 2023.04.06 12:12 寺下駅


寺下を発車するなり八重桜

2023-05-07 14:45:00 | 上田電鉄
「寺下を発車するなり八重桜」なんて一句詠んでみました。
上田電鉄の寺下駅(超誓寺という寺の直ぐ下にある駅)は桜で有名な駅だが、その駅を発車すると直ぐに八重桜が数本並んで咲いている。ちょっとした運動場があるのだが、年配者の方々がゲートボールを楽しんだ後に、お茶をして三々五々帰っていく場面に遭遇した。

撮影日 2023.04.06 11:29 寺下~神畑

花屑の踊るホームに電車着く

2023-05-06 14:45:00 | 上田電鉄



「花屑の踊るホームに電車着く」なんて一句詠んでみました。
季語・・・花屑(はなくず)散った桜の花のこと  花屑がホームで春の風に踊っているように舞い上がったり、くるくる回ったりしていた。そんな駅に電車が到着した。

撮影日 2023.04.06 11:09 舞田駅

無人駅ホームに佇む桜かな

2023-05-05 14:45:00 | 上田電鉄
「無人駅ホームに佇む桜かな」なんて一句詠んでみました。
桜を擬人化してしまいました。まるでホームで列車を待つかのごとく佇んでいるように見える桜の木。誰もいないはずなのに、賑やかに見える舞田駅。桜の駅と言われる所以だろう。

撮影日 2023.04.06 10:46 舞田~八木沢

電車ゆきいにしへ偲ぶ風車

2023-05-04 14:45:00 | 上田電鉄
「電車ゆきいにしへ偲ぶ風車」なんて一句詠んでみました。
でんしゃゆき いにしえしのぶ かざぐるま  季語・・・風車
田んぼは整地が終わって畦にはペットボトルで作った風車がいくつも立っていた。独鈷山からの風にガラガラと音をたてながら回っていた。真田の赤備えラッピングの電車が行くが、古の武者達もこの地を踏んでいたことだろう。

撮影日 2023.04.06 10:45 中野~舞田

桃の花塩田の郷行く赤備え

2023-05-03 14:45:00 | 上田電鉄
「桃の花塩田の郷行く赤備え」なんて一句詠んでみました。
もものはな しおだのさといく あかぞなえ
季語・・・桃の花  桜が咲いたと思えば、桃やリンゴも咲いてしまった今年の春。季節の移ろいが早すぎてついて行けない。桃の花が塩田平でも咲いたが、そこを「さなだどりーむ号」の赤備えラッピング車が行く。

撮影日 2023.04.06 10:45 中野~舞田

散る花や電車を待つ小一時間

2023-05-02 14:45:00 | 上田電鉄
「散る花や電車を待つ小一時間」なんて一句詠んでみました。
季語・・・散る花  アングル探しをしていると時折、強い春風が吹いている午前中だった。桜は蕾も残っているのにすでに散る桜の多いこと。もう散ってしまうのかと寂しい気持ちになったが次の電車が来るまでには小一時間もある田舎のローカル線を詠んだ。

撮影日 2023.04.06 10:32 舞田駅