Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ある少年の告白

2024-06-24 20:41:35 | 映画
6/24(月)晴れ
西日本の長雨とは裏腹に関東は快晴。今年一番の夏日だそうで拙宅のある都下城西地区は35℃の最高気温を記録。酷暑の前触れを実感しつつ朝の散歩に出る。週明けのルーティン(不燃ゴミ出し、生協宅配受付、床清掃、庭掃除、一週間分の食料調達などなど)を淡々とこなす。夕方、早めに兄貴分との2度目の散歩を済ませて、リバーサードのカフェで一服。夜はネットフリックスで公開時(2019年)に見逃がしていた米国・インディー作品を視聴。実在する同性愛者の矯正施設を舞台とした社会派ドラマ。原作はモデルとなった自身の回顧録。自由の国アメリカでも各州に同様の施設があり70万人に及ぶ≪患者≫が【救済プログラム】を受けているという。監督(脚本)は渋い脇役が多いジョエル・エドガートン。本人も重要な役回りでキャスティングされている。悩める主人公をルーカス・ヘッジズ、厳格な神父にラッセル・クロウ、その妻にニコール・キッドマンという布陣。この三人のアンサンブルが素晴らしい。ほかに施設仲間にさりげなくグザヴィエ・ドランが出ていたりする。彼らとの交流も見所のひとつ。安直に神の存在を認めるのも否定するのも自由だと思ってはいけない。そこには決して相容れない苦悩と葛藤があるのだ。更には敬虔なクリスチャンにとって≪LGBTQ ≫は重篤な病なのである。ラストの余韻も解釈を観客に委ねて秀逸でありました。


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