ブログ日和。

映画と、『ER緊急救命室』『ザ・ホワイトハウス』などの海外ドラマと、世間に対してのツッコミを徒然に書いていきます。

『ジャーヘッド』

2006-02-16 22:34:15 | 映画
渋東シネタワーにて。日劇1系なのに2週で終了決定とは…。

海兵隊に入隊し、湾岸戦争に行ったスオフォード。超体育会系な扱いにはウンザリしながらも、狙撃兵として「敵」をぶっ放すことを期待している。出撃まで砂漠のベースキャンプで待ち続けるしかない訳なんだけど、やることと言ったら、「マスをかく」ことしか、ないらしい。悶々とした日々を送る。蛇の生殺しってやつ?

数十日後ついに進軍。味方の誤爆や、自分が殺したわけでもない「敵」の死体、油まみれを乗り越えて、ついに念願の瞬間が…!

湾岸戦争。小学生になるかならないかの頃、テレビに映し出される暗視カメラの緑色の映像が記憶に残ってる。ある意味では「テレビゲーム」のような可視化された戦争だったのかもしれないけれど、戦場の兵士にとっては、敵さえ見えず、殺したのかも分からない、不透明な戦争だったのかもしれない。一市民だった兵士は、混乱して錯綜して、使い捨てされ…。アメリカにとっての戦争は、虚しさばかり残る自慰行為のように感じてしまった。

どこかで見たことある顔が、と思ったら、『24』パーマー大統領だった。こんなところで奇遇ですな。